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夏ツーリング・まとめ

# by noreturnrydeen | 2019-08-22 15:24 | ソロツーリング | Trackback
 
呑んでないから余計に、だろうけど。

めちゃめちゃ爽やかに目覚めた俺は、素早く寝床を撤収する。

来たときより綺麗にしたら、それじゃあ今日からは復路だ。



のんびり安全運転で、帰る方向へ走りだそう。

電波の悪かったみくまりダムを出て、朝の涼しい空気の中を、麓(ふもと)まで下ってゆく。

山麓まで出たところで、ホルダーの携帯に目をやれば、アンテナはバッチリ立ちまくってる。



おはようございます、Google先輩。

朝メシにしましょう、コンビニとスタンド見つけてください。

数分ほど走って、近くのコンビニへと到着する。

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朝メシついでにSNSで「生きてる報告」をし、東へ向かって走りだす。

と、すぐに雨が降ってきた。

ちょっと迷ったが、道端に停まってカッパを着込む。



カッパを着て走り出し、ものの30秒



お察しの通り、バキッと雨が上がった。

空が晴れてきて、アホほど蒸してくる。

このままだと走るサウナ、痩せるか倒れるかどっちかだ。



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仕方なくまた停まって、脱いだカッパを荷物へくくる。



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ガソリンが心もとなかったので、スタンドが開くまで待とう。

15分ほど待って、スタンドが開店したら給油。

ぶん回してもリッター60、のんびりだと70走る白カブさん。



「この燃費って地味だけど、ツーリングでは最強の武器だよな」



俺(おむすび)も、白カブさん(ガソリン)も満腹になったら、今度こそ東へガンガン進もう。



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無理です。

雨が降ったり止んだり忙しすぎる。

ここから先、とにかくこの「降ったり止んだり」に、混老(ホンロー)、もとい、翻弄された。



蒸し暑くて、カッパを着っぱなしに出来ないのが痛い。



空はとにかく「ほーら、降らすでー!」と煽(あお)ってくる。

ざけんな、どうせ止むならもう着ねぇ! 濡れてもすぐ乾くしな。

なんて開き直ると、狂ったように土砂降って、パンツまでびしょ濡れ。



昨日からパンツの受難が続きますなぁ(自業自得です)。



気まぐれな天気に振り回されるが、お天道様に文句を言っても始まらない。

頑張って走りましょう。

道案内のGoogle先輩、いいルート探してください。


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案内された道は、国道162号。

京都から小浜へ抜ける、実に楽しいワインディングだ。

さすがGoogle先輩、俺の好みをカンペキに理解してらっしゃる。



その調子で、クソ峠とか曲がった道を見つけて下さいぬ。

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国道162は、ここいら屈指の人気ルート

休日ともなれば、たくさんのバイクに出会える道だ。

俺も最初から、その覚悟で走り出したのだが……



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「台風が近づいてる雨の平日」に走ってるバカは、俺くらいしか居なかった。

前後に誰もいない状態で162とか、すげえゼータクだよなぁ。

貸切状態の162を、白カブなりに気持ちよくすっ飛ばし。



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あっという間に、敦賀へ向かう国道27号線へ出る。

混んでることが多い道なんだが、ここも警戒したほどじゃなかった。

ほとんど停まらずにここを抜けたのって、もしかしたら初めてかも知れん。



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27号の道の駅、若狭熊川宿へ入って休憩をとる。

時刻は8:10くらい。道が空いてたから、まだまだ早い。

明日に余裕を持ちたいから、今日は出来るだけ距離を稼いでおこう。



急いでるって程じゃないけど、それなりに先へ進みたい。

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そんな時ほど、くそ長いトンネル信号に引っ掛かったり。

長っげぇなぁ待たせ過ぎだろ、とブツブツ言いながら、やっと信号が変わって走り出す。

真っ暗で、クソ狭くて、水がガンガン流れてる、なかなかタフなトンネルだった。



千葉の素掘りトンネルのが、短いぶん走りやすいかな。



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琵琶湖の北を抜けて、たぶん長浜あたり。

ここまで来る間もずっと、雨の「降ったり止んだり攻撃」に辟易(へきえき)としている。

文句を言っても仕方ないとは言え、ストレスであることは間違いない。



何か対策をとらないと、精神的な疲れがハンパない。

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つわけで最終的に「ガラスの仮面・北島マヤ作戦」を採用する。

これには非常に高度な精神操作と、強力な自己暗示が必要となる。

素人にはお薦めできない、危険な技術だ。



方法はシンプル。以下のセリフをつぶやき、自己暗示をかけるだけ。



「私はモデル。カッパのモデル。だから脱いだり着たりするのは当たり前、ちっとも苦にならないの」



こうして心の安寧を得た俺は、改めて帰路を進む。



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と思ったら鬼のような土砂降りとか、明らかに悪意を感じる。



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しかも「カッパモデルだから平気っ!」と独り言ちつつカッパ着たら。



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直後に雨が止むと言う、煽ってるとしか思えない鬼畜っぷり。



でも、大丈夫。

世界トップクラスのカッパモデルだから。

いつか世界のカッパモデルのあこがれ、紅(くれない)イージスを着る運命だから。



雨なんてガンガン降ってくれていいからね?

台風も連れて来てくれて、一向に構わないよ?

なんならカッパの連続早着替えだって見せるよ?



てな感じで、悟りの境地に達したまま走れば。

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ほら、晴れた。

どうせこのあとも降るんだろうけど、ノープロブレム。

紅イージスを目指す俺に死角はないのだ。



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相変わらず、琴線に触れた景色は貪欲に撮影してゆくスタイル。



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この、普段は水面下なのだろう岩ゴツゴツと、その上の緑とのコントラストとか、たまんなく良いよね。

わかんないよね。

いいや、自己完結しとくから。



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もう何度目だろう、これは今からカッパを着るところかな。



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そして脱いだ後の写真。後ろの青空で判断できる。





道はいつの間にか長野県に入った。

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いつの間にかつーか、木曽あたりからは行きと風景が変わらないから、撮らずに走りを優先した。

何より、木曽に入った段階で「今日中に帰り着こう」と言う欲が出たのだ。

明日まるまる一日を休みに充てられるのは、正直とっても魅力的。



長野のどこだっけか、狭ッ苦しいクソ峠を駆ける白カブさん。

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写真のために停まる場所を探したので、ここはそこそこ道幅がある。

でも基本的には、狭くてうねうねと曲がるワインディングが続くので楽しい。

下りに入って攻め始めると、ウエット路面どころか顔に当たる雨さえも気にならない。



速度を殺さないよう注意を払いつつ、次々と迫る曲がり道を抜けてゆく。

ロードレースってよりは、オートレースに近いイメージかな。

いや、本物とは天地の差だって、俺がいちばん解ってるからツッコミは要らないよ。



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アンダーパワーが効を奏し、アクセルをガンガン開けられるのが楽しすぎ。

ゲラっゲラ笑いながら、下まで一気に駆け抜けた。

めっちゃ面白かった。



街中へ出たのでスイッチを切り替え、のんびりモードで走っていると。

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おおっ! 虹だっ! 綺麗だぁ!



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最後に、こんなご褒美がもらえるなんて最高だなぁ。



なんて、この時は呑気に表情を弛(ゆる)ませていた。

「これが最後だって、誰が言った?」

神様、いや、Google先輩の声なき声など、想像することもできずに。



さあ、あとは慣れた関東の道だ。

油断しないで走れば、今晩のうちに家へ着け……

まてよ。



いつもどおり帰るのは、面白くねぇんじゃねえか



悪い癖が出た。

人生の判断基準が「面白いかどうか」と言う生き方に後悔はないけど。

つわけでここから先、家までのルートをお任せしてみる事にした。



誰にってもちろん、今回の主役・Google先輩にだ。



「んじゃ先輩、お願いしま……おおう、イキナリそっちっすか? 暴れん坊だなぁwww」



俺ならまず選ばない、国道254メインのルートを選ぶ先輩に苦笑しつつ。

決めたことはやろうと、案内どおり走り出す。

この段階で「今日中に帰るのを諦める」と言う選択肢を用意した。



混んでるだろうし、群馬経由になるから寄り道したくなる可能性もあるからだ。



んで、相変わらず降ったり止んだりの中を走ってると。

「ぎゃははは! やるじゃん、先輩っ!」

先輩が表示する画面を見て、俺はひとり爆笑する。



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何この節操のない曲がり道www

こんなの楽しくないわけないじゃん!

OK先輩、こうなりゃトコトン付き合うよ!



長野あたりの254が、こんなステキ道だとは知らなかったよ。

先入観で「いつも混んでるつまんない道」としか思ってなかった。

いやぁ、反省と同時に先輩には感謝だね。



暗いウェットの峠道、しかもほとんど初見のルート。

なのに次のコーナーの曲がり方がわかってる。

雨が上がって霧が出てきても、それは変わらない。



「すげー! 霧なのにいいペース作れてる! ラリーみてぇじゃん! なんだこれクソ楽しい!」



すると、先輩が「5分早く着くルートあるぜ」おっしゃる。

もちろん行きますよ、どうせバカな道でしょ?

俺はもう、先輩を完全に信頼してますリスペクトです。



「んじゃ、こっち行ってみな」



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(四)_e0086244_15473480.png
ぎゃははは! そうそう、そう言うことなんですよ!

なんすか先輩、俺に嬉ションさせたいんすか?

でたらめに御機嫌の49歳、ナビに笑いかけながらひた走る。





群馬に入っても先輩の暴走は止まらない。

「そこ右、500メートルで左、すぐにもう一回左で700メートルな」

もう一度と言われても絶対無理な複雑ルートを、Google先輩に言われるがまま、ニコニコで走ってゆく。



「群馬は何回も来てるけど、こんな道知らねえ!」



そら、こんな住宅街を通るルーティング、ぜってーしねえものフツーは。

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5割はこんな感じの場所を走り。

残りは住宅街とか、街灯もない高速の下とか。

もうね、最後の最後で完全にGoogle先輩のファンですよ。



後で確認してみたら驚くことに、ルートとしては確かに最短つーか真っ直ぐ帰ってきてた。

それを見て俺は、また大笑いする。

先輩、これからも一緒に走ろうね!



結局、夜中には自宅へたどり着き。

今回の夏ツーリングも、無事に終えることができた。

いや、今回のツーリング「は」か。



んじゃ最後、エンドロール代わりに後日談を。

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目論(もくろ)みどおり、丸一日の休みができたので、仕事へゆくナオミさんを見送ったあと。



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ギシギシしてたテントポールに注油したり。

今回使った道具の、手入れとか修理とかして過ごす。

そんで翌日、仕事へ行った昼休みには。



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頑張った相棒のオイル交換をしてやった。



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オイルはいつもの「バイク板推奨油」AZだ。



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タンクパッドはいつの間にかなくなってたので、代わりに肉球パッドを貼ってみた。

特に可もなく不可もなく。





つわけでムダに長いレポート、付き合ってくれてありがとう。



スーパーカブでわかってた以上に、クロスカブはやれる子だったよ。

つーかここまで楽しく走れるバイクとは思わなかった。

ポジションとか、ちょっとしたギアの特性の違いなんだろうけど、こいつは侮れないや。



あと、想像を遥かに越えて、Googleマップのナビゲーションは「俺向き」だった事を特筆したい。

確かに「目的地へ行く」ことを主眼にするとダメな子かも知れない。

だが、「俺にとっては」道中を楽しめる最高のツールだった。



願わくは、このまま暴れん坊ナビであり続けて欲しい。

作ってる人と、改良を待ってる人には悪いけど。



てな感じで、とりあえず。クロスカブ最高(・∀・)

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4日半・2000キロ、トラブルなし。

お疲れ様でした。

さて、来年に向けて、明日は何から始めようか?





2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~ /了


 

# by noreturnrydeen | 2019-08-15 15:21 | ソロツーリング | Trackback
 
翌朝、目覚めてみると。

思った以上に気持ちのいいロケーションだった。

ちょっと驚いたあと、しばし景色を眺める。

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朝から爽やかな気持ちになったところで。

テントを片付けたら、大山(だいせん)に向かって走り出そう。



ところで気づいただろうか?

おーがと呑んだとき以外、酒の写真が上がってない事に。

実は今回のツーリングだけじゃなく、最近は酒を呑んでない



別に禁酒とかではなく、なんとなく呑んでないだけだ。



ダチが来れば普通に呑むし、やめる気もさらさらない。

呑まなくて平気な時は呑まない。呑みたかったら呑む。

ここ最近は、そんな風に酒と付き合ってる。



閑話休題、先を急ごう。

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ちょっと走ったところで、佐治川のダム湖があったので写真。



そのあとは、昨日からの目的である辰巳峠を堪能する。

つっても登りは白カブさんが頑張るしかないんだけど。

俺は音楽を聴きながら、景色を眺めるだけ。



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(三)_e0086244_15145161.jpg
辰巳峠の看板が出てるから、こっから先は下りかな。

今度は色んな乗り方を試しながら、白カブさんと一緒に楽しく曲がる。

白カブさんのハンドリングは、ちょっとフロント寄りに感じる。



下りってせいもあるだろうけど、フロントで曲がる落ち着きのない感じ。

そしてそれは、あのディメンションが狂ったビューエルさんに通じる、俺の好きな感覚だ。

慣れた感覚、と言ってもいいかも知れない。



「JA10よりリアを固めたって話だから、その辺が影響してんのかな?」



ちらっとそんなことを考え、「いや、今は走りに集中しよう」と思い直す。

なんたって登りは暇だから、考える時間はしこたまある。

登りで考えて、降りで実践なんて、ちょっと面白いじゃないか。



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この黄色い数字、なんなのかと思ってたけど、ギアの守備範囲なんだね。

「この辺の速度なら、このギアを使え」的な目安が表記してあるようだ。

ま、4速の110キロは盛りすぎだと思うけどwww



ただ、色々やってみてわかったのは。

ショートだと言われてるギア比が、実はドンピシャだってこと。

少なくとも俺は、スプロケの交換はしないと思う。



4速なら60~80スピード、加減速時のスロットルレスポンス。

アクセルオンで感じる絶妙なトルク感は、失うにはちょっと勿体ない

ショートにするならアリかなとも思ったが、それだと上が無さすぎになる。



クロスカブ、まさか走りのことで楽しく悩めるとは思わなかった。

これで登りにパワーがあれば……ってのは言うだけ野暮ってもの。

下りが楽しいことを喜ぼう。



鳥取と岡山の県境あたりを走り続け、大山手前の道の駅へ入る。

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道の駅「風の家」の駐車場へ着くと、カスタムカブが停まってた。

メットを取りつつ「おはようございます」と挨拶し、トイレに向かう。

フルカスタムのめっちゃカッコいいカブだった。



トイレを済ませたら、そのまますぐに出発。

快晴で見た目は気持ちいいが、体感的にはひたすら暑いだけ。

そんな炎天下を、峠でだいぶん仲良くなった白カブさんと走る。



やがて大山が見えてきた。

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前に見たときと同じ孤高の美しさに、しばらく目を奪われる。

何でかわからんけど、鳥取や島根の景色とか空気が、俺は好きだ。

好きだつーか、やたらと肌に合うのだ。



おい、貧乏かみと呼ぶのはやめろと言っただろ!



うっきうきで大山を登り始めた49歳。

しばらくして、ちょっとガッカリしてしまう。

いや、当たり前だし仕方ないんだが、観光のクルマがいっぱいだったのだ。



早々に気持ちを切り替えて、のんびりモードへ移行する。

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大山の頂上付近、後ろに見える建物はモンベルの大山店

前回は一周回ることにばかり頭がいってて、存在に気付かなかった。

つっても、今はキャンプ道具に用がないね、悪いけど。



道具を増やすより、むしろ箱ごと外したい気分だからね。



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橋の上から見た景色。



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モンベル側から広角で橋と白カブさんを撮ってみる。



そのあとここで、Google先輩と行き先どーする会議を開いた。

大山を回るのは、このクルマの量だとつまらんだろう。

走りがダメなら、今日は観光に特化してみようか。



明日からは帰路で、そしたら後は走り倒すだけ。

なら、今日は観光にウエイトを置くのも面白いかもしれない。

そうと決まれば、もう少しだけ西に向かおう。



米子を目的地にセットして、俺と先輩は走り出した。

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米子に向かって北西に走ってる最中の写真。

もちろん気温はバカ暑いんだけど、この風景の前には些細な問題だ。

その些細な問題で、何回か倒れかけてるけどな。



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ワインディングも楽しいけど、向こうへ向かってドカンと続く直線も気持ちいい。

歩くとしたら絶望的な絵なのに、単車の上から見ると幸せな気持ちになる。

不思議だね(歩くのが嫌いなだけです)。



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こういうロケーションにいる時、夏ツーリングしてんだなぁって感じられる。

何度も、何度でも言うけど、生きてる実感が得られるんだよ。

幸せだなぁって、心から感じる瞬間だ。



ま、一番は曲がってる時だけど(・∀・)



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さあ、米子まではもうひと息、のんびりトコトコ走ろうぜ相棒。



途中のコンビニでセットし直した目的地は「米子城跡」なんだが。

Google先輩の言うがままに進んで行くと、何故か行き止まる

あれ? と思って見回すと、あら、通りすぎちゃったのか。

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通り過ぎたつっても数十メートルの話なので、戻りがてら小さな祠をパチリ。



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米子城跡の入り口に到着した。



それじゃあ見学しようかなと歩き出し、気付いてダッシュで戻る

何って炎天下の守護神、ジャングルハットを忘れてたのだ。

改めて城跡の中へ乗り込んでゆく、小太りジャングルハット。



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階段の脇に生えた大木の迫力に、「おお、すげぇ!」と驚き。

その全部を写真に収めたくて、携帯を構えながらバックしてゆくジャングルハット。

実際に全部を収めてみたら、驚くほど迫力がなくなった(´・ω・`)



坂道を撮る時も思うけど、写真って難しいね。



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悔しいので、ぶっとい幹と根を撮ったった。



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気を取り直して、城跡を見学しながら進むJH(ジャングルハット)。



この時は直射日光が痛いくらいの天気だったのだが、最強JHのお陰でノープロ。

前からかぶってるのに、今回に限って何でこんなに実感できるんだろう?

俺の身体が経年劣化で弱くなったからかな?



新しい経験が出来たんだから、経年劣化も悪くないかもね。



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この長屋門は米子城のものじゃなく、あとから移築されたモノだそうだ。



城跡を見学し終えたら、暑いけど海側へ出よう。

ここまで来て海を見ないって選択肢は、俺にはないよ。

つわけで今回は先輩の出番なく、海へ向かって走り出す。



やがて、海が見えてきた。

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「海だぁ、やったー!」は他の機会にさんざんやり尽くしたから、もうやらない。

好きな景色だったので、ここで停まって写真を撮ったあと。

マップ先輩、出番です。いいトコねぇですか?



すぐ先に「鳴り石の浜」ってのがあるみたいなので、ちろっと走ろう。

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鳴り石の浜はすぐに見つかった。

せっかくの展望なので、白カブさんを降りて長めの休憩をいれる。

停まるとすぐに、太陽から強烈な攻撃が飛んできた。



ふん、ジャングルハット使いの俺には蚊ほども効かんわ!



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「ごろた石」つー丸っこい石が、この先の海岸に転がってるんだと。

んで、海の荒れた日にそれが波でぶつかり合って音がするから、鳴り石の浜なんだそうだ。

ご覧のように、今日の天気では確実に聞けないけど。



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海をバックに自撮りする49歳。

ジャングルハット被ってないのは、このあとすぐに出発するから。

ひまわり畑もあるらしいけど、昨日も見たからもういいや。

そこまで、ひまわりに思い入れはないし。



さて、それじゃあ先輩、やっちゃって下さい!



え? 名探偵コナン? 米花商店街?

ああ、そうか。

前に鳥取砂丘へ行ったとき、確かコナン空港とかあったな。



鳥取はコナン推しだったっけ。行ってみようか。

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なるほどなるほど、こんな感じか。

うん、なんか人が多いしもういいや。

とりあえず、もう少し海岸沿いをのんびり流そう。



途中、コンビニのイートインで休憩をとりつつ。

Google先輩、暑いから海岸から離れて、山に行きませんか?

え、魚見台? んじゃそこ見てから山に行きましょうよ。



つわけで魚見台を目指す。



この海沿いは基本的に国道9号線なんだが、いろんな道が入り組んでる。

例の「はわい」あたりでクロスし、ごちゃついてるので、先輩の道案内がありがたい。

Google先輩、一生ついていきますよ、たぶん。



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なんやかや、魚見台に到着した。



雄大な景色にしばし見入ってから。

写真を撮ったり、設置された碑に書かれた「貝殻節」の歌詞を読んだり。

んでまた空と海のコントラストを楽しんだり。



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数キロ先に龍見台ってのがあって、そっちは昔、行ったことがある。

趣(おもむき)的には、そこと変わらない感じだ。同じ海岸線だしね。

結局、龍と魚の違いがなんなのか、俺にはわからなかった。



魚見台で休みつつ、Google先輩と相談すること数分。



先輩、山に行きましょうよ、暑いっすよ。

あ、竹田城は知ってるっす! 天空の城でしょ?

この時間にこの天気じゃ雲海は望めないでしょうけど、いいっすね。行ってみましょうか。




竹田城跡へ向かって走りだし、交差点で信号待ちしてると。

どこからか、ちりんちりんと涼しい音が聞こえてくる。

カタカナのチリンチリンではなく、平仮名のちりんちりんだ。



「何の音だろう……あ、あれか!」

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緑のアーチにぶら下げられた風鈴が、風に吹かれて鳴っていた。

その音が、交差点まで届いていたのだ。

そう、つまり風が強くなっていたのである。



「あー、台風が来てるんだっけ。喰らいたくねぇなぁ」



涼やかな風鈴の音色を聴きながら、即物的なセリフが野暮ったい。



風鈴の音色をあとに、元気よく竹田城へ向かう、白カブさんと俺。

山越え、いつもどおり登坂車線に入ったところで、リアに違和感

なんぞ? と後ろを確認した次の瞬間、急いで休憩スペースへ滑り込む。

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積んだカッパがズレて、ほんの少しバランスがおかしかったのだ。



「マジか、よく気づいたな俺。いや、白カブさんの手柄か?」

何にせよカッパを無くさなくて良かった。

これから台風が来るつってんのにカッパなしとか、ただの拷問だよね。

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カッパを積み直し、荷掛ベルトを強く締める。

「サーマレスト(キャンプマット)が凹んだらやだなぁ」と言う貧乏くさい思い。

それが、ベルトの締め付けを甘くしてたようだ。



貧乏かみは、心を鬼にしてぎゅっと締め込んでやった。



竹田城跡まであと少しと言うところで、道路に立ってるおっさんが数人。

なんぞ? 思ってると、ナビの示すルートにロープが張られて通行止め。

おっさんの誘導で竹田城の麓にある、山城の郷という施設へ案内された。

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どうやらここは竹田城じゃない、と言うことに、バイクを停めてようやく気付く

いや、ここに来るまで山道を登ってきたから、もう城が近いと思って……

くっそ、わかったよ、認めるよ。



俺はウカツなんだよ(´・ω・`)



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案内看板によると、ここから40分ほど歩くか、くっそ混んでるバスに乗れと。

そして、着いた先からまた20分歩くか、バスもしくはタクシーを使えと。

オーケーオーケー、よくわかった。



案内看板を見て1分で結論が出たよ、ありがとう。



真実はいつもひとつ、かみは歩かない。

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つわけで山城の郷の駐車場から、俺の琴線に触れた道を撮ったり。



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施設内にある、資料展示を眺めたりした。

つーか暑いのでしばらく外に出たくなかったのだ。

いや、資料展示フツーに面白かったけど。



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竹田城跡の模型。

見てたら千葉の佐倉にある歴史民族博物館に行きたくなった。

もしくは東武ワールドスクウェア。



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写真撮影用の背景が置いてあった。

さすがに、ここで独り自撮りするハートの持ち合わせは、俺にはない。

「撮りましょうか?」言われても切ないしね。





さて、竹田城を後にして、この先のルートを決めるんだが。

海沿いは暑いからなし、このまま山の中を進むとして……おぉ、そうか!

そっち方面に行くなら、あのセリフが言えるじゃん!



「そうだ、京都へ行こう」(ガチで言いました)



脳内に「My Favorite Things」が流れる中、とりあえず京都方面をセット。

もちろん京都市内なんて死ぬほど暑いので、中まで入る気はない。

途中で野宿するのに、この山ン中コースこそいちばん都合がいいのだ。



要するに「ダム」で検索したら、こっち方面に一番ピンが立ったって話。



俺にとって、ダムは宿泊施設(`・ω・´)キリッ





とりあえず暑いし、方針が決まったらとっとと出発しよう。



先輩の先導で9号まで出たら、福知山へ向かって東行。

連休中のヒトケタ国道なので混雑も覚悟していたが、拍子抜けするほど空いてた。

特筆すべこともなく、たんたんと50キロほど走り。



福知山三和のコンビニで休憩しつつ、先輩、そろそろダム探しましょう。

へえ、ここから20キロくらい南に、みくまりダムってのがあるんすか。

んじゃ、そこにしましょう。



あ、みくまりを「みまくり」とソラ目してたのは秘密でお願いします。

ダム見まくりとか、ただのマニアですよねwww

ちなみに、みくまりは「水(み)配(くま)り」で、水分神(みくまりのかみ)のこと。



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俺の単独じゃあ見つけられないだろう狭い道を、何度も曲がってダムに到着。



Google先輩のルートは、「最短を行こう」って意志がとても強い。

そのため、それ以外を無視しすぎる傾向にある。

離合に苦労する狭い道とか、ツイストしまくる裏道なんて、普通は嫌だろう。



「なるほど、Googleナビの評価が低い理由はこれか」

俺にとっては、むしろナイスチョイスとしか言えないルーティングだけど。

さすがGoogle先輩、一生ついていきます、おそらく。


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ダムの周りを回ってると、舗装が途切れてダートになる。

ダム湖に沿って一周したいから、左の道を行こうか。

ちっと足元が悪いけど、頑張ってくれよ相棒。



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パッと見は普通のフラットダートだけど、砂利が思ったよりも深い。

ふかふか砂利の怖さは、単車乗りなら知ってる人は多いだろう。

ここへ入ったとたん、荷台の箱が存在をアピールし始める。



帰ったら箱を外してオフロード走りやすくしよう。

いや、でも便利なんだよなぁ箱。悩む。



軽く冷や汗をかきながら湖周りを回っていると、良さそうな場所を見つけた。

トコトコと入って白カブさんを停めたら、荷物をほどいて野宿の準備だ。

管理棟が真正面に見えるから、問題があれば言ってくるだろう。

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今日も呑まないので、出てけと言われれば、いつでも出てゆける(`・ω・´)キリッ



と、近ごろ多用してる広角での自撮りをしたあと、ふと気になった。

「これ、どこまで近づいて撮れるんだろう」

気になったらやってみるのがマーマレードスタイル。



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これ、傍から見るとかなり近づいて撮ってる。

画面のゆがみが気にならないなら、広角は自撮りしやすいね。

女の子とかイケメンは、顔がゆがむからやめた方がいいけど。



俺は大して変らないしね、放っとけ(`Д´)



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いつものノリで、なんとなくクルミ&フルーツなんて買ってみた。

けど、この手の食い物は呑まないとそんなに食えないね。

あと、後ろに映ってる昨日の虫よけは、このあとすげぇ大活躍した。



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大活躍と言えば、これも活躍したシートハミガキ。

調子に乗ってベロまで磨いたら、おぇってなったけど。


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ダム湖の上流から流れ込む小川は、魚がたくさん泳いでた。

捕まえても、料理道具は一式まるごと送り返しちゃったから、焼けないね。

その前に捕まえるスキルがないけどね。



何より、食えるか見分ける知識がない(´・ω・)



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広角で、白カブさんと青空を撮る。

日陰で涼しい風が吹いてるから、めちゃくちゃ心地よい。

なんかだんだん眠くなってきたなぁ。



のんびりしたいから、ズボンを脱いでパンツになろう。



リラックスするにはやっぱパンイチだよね。

パンツ一丁じゃないから、厳密にはパンイチじゃねぇけど。

パンイチの段階で、厳密もクソもねぇけど。



つわけでハーフパンツを脱ぎ、タンクトップとパンイチになる49歳。

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パンイチかみさん、あと3秒でオチます。

3、2、1……

じゃねえよ、その前にやっとく事があんべな。



ガバッと起き上がって、愛機のもとへ歩いてゆく。

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箱の中から工具を引っ張り出し、チェーン調整を始めよう。

ここまでで千キロなんぞ、とっくに超えてる。

少し前から、加減速の時ガチャつくようになってた。



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ダウンマフラーなので前のカブより少し、アクスルナットにアクセスしづらかった。

つってもまあ、大騒ぎするほどじゃないけど。

むしろパンイチで作業してる絵の方が、よっぽど大騒ぎって話だ。



チェーンいじって手が汚れたので。

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例のハンドクリーナーを使って綺麗にする。

これホント便利なので、出来ればデカいチューブで欲しいところだ。

まあ、「使うような状況」には、ならない方がいいんだけどね。



と、彼方からカン高い2stサウンドが聞こえてきた。

おぉ、いいねぇ、やっぱ2stだよねぇ。なんて聞き惚れてると。

あれ? 少しずつ近づいてくる?



やべぇ、俺パンイチじゃねえか!

タンクトップにパンイチで寝そべるとか、そっち系の男優にしか見えねぇぞ。

電光石火でハーフパンツを履き終えた、次の瞬間。


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パインッ! ばるるるるるるっ!

けたたましいサウンドを響かせ、オフロードバイクが駆け抜ける。

しれっと手を上げてライダーに挨拶する、3秒前までパンイチ



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【ホモ以外】オフ車でダムに行ったらホモに手を振られた【帰ってくれないか】

とか某掲示板にスレが建つところだったぜ。

ホッと胸を撫で下ろしたら、「やっとく事」の続きをしよう。



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給油履歴をアプリに記録なんて、実は初めての経験だったり。

もっとも先述したように、このあと飽きて削除しちゃったけど。

まーやっぱ、俺には向いてないね、こう言うのは。



雰囲気とノリと勘で、人生の辻褄を合わせて行こう(・∀・)



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昨日、川で水遊びしたあと、虫に喰われた右手をアイシング。

最強DEET30%の虫除けも、川の水で洗い流されちゃ実力は発揮できない。

つーか虫除け持ってきたなら、虫刺されの薬も持ってこいよ俺。



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ちょっとリアが頼りない感じがしたので、エア圧をチェックしてみた。

うん、足りてないな、荷物を積んでるし多めに入れるか。

箱からハンドポンプを取り出して、エアを足してやる。



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太めでそこそこ容量があるとは言え、所詮はこのサイズだ。

1ストロークで入るエアの量なんて、高が知れてる。

きゅっこきゅっこ頑張ってエアを足してやり。



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荷物の重さも考慮して、こんな感じでいいだろ。

とまあ「やるべき事」をひととおり終わらせると。

空もいい感じに黄昏(たそがれ)てきた。

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美しい眺めに、ほうっとため息をつく。

と、先に見える池から、ポツポツと泡が湧いているのが見えた。

なんだ? もしかして池の主か? それともUMAか?



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釣りキチ三平チックな気分で、ワクワクしながら近づいてゆくと、

向こうの小川でも見た、小さな魚が泳いでるだけだった。

愕然と立ち尽くす俺を、夕闇がゆっくりと包んでゆく。



池の主もUMAも釣りキチ三平も、夕日と一緒に消えてゆき。

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夜の帳(とばり)が降りる頃には、やけに明るい月が顔を出した。

「月が明るいなら、帳は降りてないじゃん」

なんて野暮なツッコミはやめようね、かみさん泣くから。



夜の帳とか、使ってみたかったんだよ、見逃せよ(`ω´ )



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今度こそ、かみさんオチる1秒前。

今日はGoogleマップ先輩と楽しく走って、珍しく観光までできた。

楽しい一日だったよ、ありがとう。



おやすみなさい。





【追伸】

〈Sky View〉ってアプリで、夜空の星座を確認してみたり。

北斗七星とかメジャーなヤツ以外は知らないんだけど。

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Google先輩もそうだし、他に「植物の名前がわかるアプリ」も入れてる。

カメラ越しに現実とデジタルが重なるのって、なんかワクワクするよね。


  

# by noreturnrydeen | 2019-08-13 14:36 | ソロツーリング | Trackback
 
明けて翌朝。



昨日、クロスカブの走り(下り限定)に気をよくした俺は。

「どうにか、もう少し動きを良くしたい」と考えた。

そして俺の知る限り、バイクの挙動を底上げするのに軽量化より効率のいい方法はない。



つわけで持ってきた荷物から、さらに要らないものを選び出した。



ローテーブル、コッヘル、バーナー、OD缶、アルスト。



つまり「自炊するのに必要なもの」一式を、すっぱりと諦める。

これらはあくまで、俺が旅する雰囲気を楽しむために持ってきたモノ。

だから、とりあえず無くても困らない。



現代の日本では、およそどこでも24時間、食い物が手に入るのだ。



さらに熱でSIMを読めなくなったiPad、昨日まで着てた服など。

とにかく、これから先のツーリングに要らないモノをまとめて。

すべてを小さい方のホムセン箱に詰めこむ。



んでおーがに、箱ごと俺んちへ送ってくれと頼んでおいた。

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小さい方の箱、まるまるひとつ分の軽量化に成功した俺は。

おーが一家へ出発の挨拶をし、絶好調にご機嫌で走り出す。

もちろん道案内はGoogleマップ先輩にお願い済みだ。





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こないだ朋友ろろちゃんが、岡山の話を聞かせてくれた。

なのでとりあえず岡山あたりを目指そうか。

桃太郎さんでも歌いながら。



デスボイスで桃太郎を歌いながら、朝からテンション高く走ってると。

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空が曇ってきたと思ったら、あっという間に雨が振りだした。

1分ほど様子を見ながら走ってたのだが、どうもさらに強くなり始めたので。

道端に白カブさんを停めて、今回初めてのカッパタイム。



「雨なんぞ慣れてらぁ! えっ、雨が降るの?」

独りバカをやって、下がったテンションを強引に上げてると。

道が狭っ苦しくなってきた。

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「25号? あれ、聞いたことあるな、この国道」

何だっけ? と考えてると目の前が開けたり。



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また、狭くなったりと忙しい。

そして雨とカッパのせいだから仕方ないんだが、いいだけ蒸し暑い



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これは関とかそのへんかな?

PCなら確認できるんだけど、この文章は携帯で書いてるので確かめづらいつーか面倒くさい。

撮った時も「あ、湖っぽい」と脊髄反射で撮影しただけだし、ま、気にしなくてもいいか。



Google先輩に連れられて25号をすっ飛ばしてると。

高速道路の入り口チックな交差点へ出る。

そこで先輩の案内に沿って進んでゆくと……

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明らかに、原付は行っちゃいけないイキフン。

「ああ、思い出した! 25号ってあの高速みたいな国道か!」

R1000-K6(ケーロク)やビューエルさんで、散々すっ飛ばした名阪国道である。



残念ながら現在の相棒は走らせてもらえないようだ。



が、こんな時こそ頼りになる先輩に、別ルートを探してもらう。

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すぐに違う道を見つけてくれたGoogle先輩に感謝しながら、

「ホントにこんな辺鄙(へんぴ)な道で大丈夫なんすか?」

と言う疑問を、心の奥に仕舞い込んで、走り始めた。



いや待てよ。

よく考えたら、名阪国道まで連れて来たの先輩じゃん!

この状況の犯人って、どー考えてもGoogle先輩じゃん!ヽ(`Д´)ノ



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空模様は不安定で、晴れたり曇ったりを繰り返している。



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京都、奈良、大阪。三都市のちょうど間っこくらいんとこかな?



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晴れて最高に気持ちいい、どっかん直線。心が沸き立つ。


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写真を撮る時だけ停まって、気持ちよくすっ飛ばして、3時間くらいかな?

写真タイムの時だけ休憩ってのが続き、さすがにちと疲れた。

目についたイレブンで休憩し、白カブのエンジンと俺のドタマを冷やしたら。



ここらで先輩に、何か面白スポットを探してもらおうか。

さっき名阪国道で、俺に哀しい想いをさせた償いだ。

Googleさんひとっつも悪くないけど賠償だ<`∀´>



つわけで先輩が見つけてくれた候補の中から、10キロほど先にある「ひまわりの丘公園」へ行ってみることにした。

俺らしくないのはわかってるが、まあ、アレだよ。

数日前にSNSで、ばんちょさんがシェアしてた



この記事が、俺の判断に影響した可能性は否定しないよ。



10キロほど走って、ひまわりの丘公園に到着。

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混んでたらヤだなと思ってたが、わりと空いてた。

そんで、おじいさんの運転するクルマに轢(ひ)かれかけた。

俺の代わりにカラーコーンが思いっクソ轢かれてた。



免許返納する気はないんだろうなぁきっと(´・ω・`)



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休憩所にピザ窯らしきモノがあった。

なお、これが現役なのか、引退済みなのか、最初からただのオブジェなのかは知らない。

俺のピザ窯の知識なんて「銀の匙」オンリーだからね。



この休憩所の横を抜けて歩いていくと、すぐにひまわり畑が見えてきた。

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見渡す限り、と言うほど規模は大きくないが、充分に見応えのある美しい畑だ。

女の子ふたり組が正面のポイントで自撮りしてるので、俺はそーっとその奥で撮影。

君子危うきに近寄らず(`・ω・´)キリッ



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なんて思いつつ広角で撮ったら、その女の子たちが写り込んだ。

「こんなんでも、盗撮って言われちゃうのかなぁ」

とりあえずワイセツなんちゃらで捕まって、おまえらの期待に応える気はない。



「女子には興味ないです。花を撮ってるんです」



というイメージを演出しつつ、ひまわり畑の奥へ逃げる。

いや、確かに花が好きそうな外見はしてないけど。

演出つーか花を撮ってるのはホントだ。



女子に興味ないってのはウソだけど(・ω・)



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少し涼んだら、次の目的地を決めよう。

つーかここで強力に思い知ったんだけど、ジャングルハットの威力がすげぇ。

持ってったジャングルハットをかぶったら、それだけで体感温度がちょっと下がった。



いや、ボウズだからそう感じる、とかではなくて。



ま、とりあえずハットはともかく。

この時間は(午後1時ころ)やっぱ暑いので、山の方へ行こうか。

高い所か水のそばなら、それなりに涼しく過ごせるだろ。

つわけで地図を眺めると……大山(だいせん)の文字。



おお、そうか大山が近いのか!(近くないです)。

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大山を目的地にセットしたら、昼下がりの暴力的な日差しの下を走り出す。

バイクの色も、パーツの色も、乗るときの装備も。

俺がここ数年とにかく白を好んでるのは、ひとえにこの時のためだ。



この時期の直射日光下では、色の違いってすごく重要なのだ。



黒いバイクに黒いウエア、荷物まで黒バッグだったりしたら、ガチで倒れる。

いつの間にか、気温40度と聞いても驚かなくなった昨今。

気付けば日本は亜熱帯になってました。



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雲の立体感とコントラストが心に響いたので、停まって写真を撮る。

このあと5時間くらい、写真で停まって、そのついでにスポットを探して、を繰り返した。

これが検索&ナビを使った上での、俺なりのツーリング。



つまりサーチ&デストロイである(デストロイは違法です)。



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福崎町は姫路の北にある。

中国自動車道と播但(ばんたん)連絡道路の交差するあたり。

ま、白カブさんだと高速道路は乗れないんだけど。



つーかGoogle先輩、ガチでこういう裏道ばっか指定してくんだよ。おかしいよ彼。



ちなみにこの町は、柳田國男の生まれ故郷だそうだ。

調べるとき混乱したんだけど、柳田國男と柳田邦男と柳田邦夫がいるのな。

もちろん「遠野物語」を書いた柳田國男しか知らなかった。



そして覚える気は全くないから、今後も俺は柳田國男しか知らない(`・ω・´)



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つわけで大山方面に向かって西行、あるいは北上してゆく。

姫路付近では混んでた道も、鳥取へ向かうようになると空いてくる。

これから山を越えようってルートだから、そら避けるよな。



自分が好きだから勘違いしやすいけど、峠道って普通は嫌われるんだよね。



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相変わらず迫力のある、空と雲の立体感。

夏ツーリングしてるなぁ感で幸せな気持ちになる。

が、それはそれとして暑い(´・ω・`)



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通りがかった涼しそうな、木陰になってる駐車スペースで一服。

「あー暑ちぃ、Google先輩、どっか涼しいトコねぇっすか?」

ほう、「音水渓谷」ですか。渓谷はいいですなぁ。



んじゃ、次は音水渓谷まで行ってみよう。

超、近けぇし。

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一服しながら、色々とわかってきた愛機を眺める。

正直、キャンプ装備を足すより、箱さえ取っ払って走りやすくしたい。

でも、そこまでするなら250オフでも買った方がいいかも知れない。



悩ましくて楽しい(・∀・)



ちょろっと走って、先輩の指示どおり渓谷へ向かう横道へ。

しばらく舗装林道っぽい上り坂を登ってゆくと。
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先輩。アスファルトが途切れてます。ダートです。

ありがとうございます!

ニッコニコでダートに突入する。



ギャップを踏んだ途端に、白カブのケツがよれる。



「おお、さすがにダートだと、荷物の重さを感じるなぁ」

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道自体はしっかり固くて、足を取られたりすることはない。

ただ、山道なので、例の「ゴム板を埋め込んだ段差」が多かった。

そのギャップを拾う時、ケツの重量のせいで振られるのだ。


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写真だとフラットだけど、途中のルートはもう少しガレてた。

俺の心に、何回目だろう「箱、やっぱ外そうか」という思いが湧く。

普段は付けておき、ツーリングの時は外すか。それとも着脱式にするか。



やっぱり悩ましい。でも、それも楽しい。



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登り切ったところで、通行止めの看板。



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小さな祠(ほこら)があって、なにやらお供えされている。



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通行止めを背に、振り返った位置から見える景色。

手前の草から奥の森、そして雲、空へと続く立体感に驚嘆する。

この写真じゃこれっぱかしも伝わらないけど。



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と、どうやら道っぽいものがある。



下り始めた瞬間、崖の下の方から声が聞こえてきた。

いや、怖い話じゃなくて、若者の嬌声だ。

男の子と女の子のキャッキャうふふな、むしろエロい話フレーバー。



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どうやら下の渓流で、水遊びをしているらしい。

1.カメラを手に 2.水着の若者の遊んでる 3.そばへ近寄る

そんなガッツなど、俺には持ち合わせがない。



三つそろって大三元、役満だよ(´・ω・`)



なのでとっとと来た道を戻ることにした。

後で確認したら、音水渓谷ってめっちゃ綺麗なとこだった。

役満ぶちこみ覚悟で、下まで行ってみりゃ良かったよ。



いやまあ俺は歩くの嫌いだから、若者がいなくても降りたか怪しいけど。



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渓谷を辞して走り出し、すぐそばの音水湖のほとりで写真を撮る。

先輩に現在地を確認してもらうと……おや、道沿いに川ですなぁ。

この湖の上流、水源に当たる川ですなぁ…………



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少し先まで走り、いい塩梅のところに休憩スペースを見つけ。

白カブを停めて、ガードレールの切れ目から、下の方へ降ってみる

ま、降る前から水音が聞こえてきてたので、確信はしてたんだが。



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やはり水のすごく綺麗な川が流れている。



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気温は高いんだが、水に冷やされた風が心地よく吹き、あまり暑さが気にならない。



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この透明感、おもわず飲みたくなるよね。もう大人だから飲まないけど。

その代りって言うのもなんだけど入ってみるよね。

ここまで来て水に入らないとか有り得ないよね。



幸いというか、俺の足元は常にマリンシューズだし(`・ω・´)



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「くっそ冷たい! めっちゃ気持ちいい! やっべ身体ごと入りてぇ」

泊まる泊まらないは別にして、ここは長めに休憩しよう。

つわけで白カブさんから荷物をおろして、ここまで運んでくる。



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なんで休憩なのにメッシュテントとか、大げさなコトになるのかってぇと。

場所的にわかるだろうが、ここは涼しい代わりに、虫の天国でもあるのだ。

つーか涼しくて気持ちいいから、虫も寄ってくるんだろうけど。



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虫対策が出来たら、お待ちかねの水遊びタイム

つーかこの写真SNSにアップしたら、えらい勢いで「志村けん」言われた。

光栄だと喜べばいいのか、「なにをう!」と怒ればいいのか。



そんなことより、水浴びだ水浴び!



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ひゃほう! くっそ気持ちいい! 疲れも火照りもあっという間に消えていくぜ。



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そのまま見上げれば、こんな感じで木々の隙間から空が見える。

当然のように俺の口から「あああぁぁぁ!」と声が出る。

この瞬間、次回の夏ツーリングから水着を持ってくることが決まった。



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広角で俺の足からテントまでの絵を撮る。

なんで撮ったのか理由は覚えてない

この時のことで覚えてるのは「水、冷たくて気持ちいい」だけ(´・ω・`)



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水から上がって着替えたら(同じ服じゃねえよ、色が変わってるだろ!)少し昼寝。

このまま寝ちゃってもいいかと思ったんだが、河原で野宿ってほら。

雨の時に怖いからね。予報も五分五分くらいみたいだし。



俺の星回りで五分五分とか、もう確実に鉄砲水くらうレベルだ。



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夕方、暑さも落ち着いたところで、もう少し先へ行こう。



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おっと、「心に響いたらマメに停まって写真」は忘れるな。



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こんな感じの明るさのうちに、見かけたスーパーへと入り。

出てきたらもう、真っ暗になってた。

気温もそこまで暑くはないし、どこでも寝られそうではあるんだが。



さて、マップ先輩、どうしますか?



先輩がこの先に「辰巳峠」ってのがあるよって言うので。

その麓(ふもと)あたりで泊れば、「朝から峠」って言うステキプラン。

そういう方向で決まり、スーパーからしばらく走る。



暗い中を走りながら、ふと気づいた。



これって、ケーロクとかビューエルさん乗ってる時の思考だ。

去年の東北ではここまでワインディングや峠に固執してなかった。

やっぱポジションなのかな。それともディメンション?



考えながら走るうち、良さ気な場所を見かけたので飛び込む。

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SNSに「ここをキャンプ地とする」というお約束を上げたら。

ゆるゆるとだが風はあるので、メッシュテントのみを張ろう。

慣れた手順でさくさく準備したら、テントに潜り込む。



明日は火曜日、五日間ある夏休みのちょうど中間だ。



残り二日で帰るとして、明日はどこまで行けるだろう。

大山から出雲大社くらいはと思ったが、SNSで凸に「混んでますよ」と指摘され。

それなら無理に遠くへ行かず、先輩に聞いてここらをめぐるか。



大体の方針が決まったところで。

俺は大あくびをして、まぶたを閉じた。





【追伸】
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スーパーで買った虫よけは、なんとDEET30だ。

前は輸入品しかなかったのに、時代はどんどん先へ進むね。

虫よけのハード化と時代に、因果関係があるのかは知らんけど。



 

# by noreturnrydeen | 2019-08-12 14:09 | ソロツーリング | Trackback