箱を外して大きめのバッグをベルト留め。
荷物が凝集して重心も下がるので、動きはよくなるんじゃないかな。
これでピンと来なければ、サイドバッグ的な感じで重心を下げるつもりだ。
んで、走り出してみると、全体的に箱より安定してるっぽい。
舗装路ではそれほど大きな差じゃないけど、ダートに入ると体感できる。
特に上下の動きに対しては、箱の時よりバタバタ感が少ない。
途中のスーパーで酒とつまみを買い、無事、大郷戸へ到着。
先着のeisukeさんは、お久しぶりのVTXで、すでに設営済み。
バイクもタープもテーブルも、とにかく全部デカい。
そもそも、本人が一番デカ……いや、結構やせちゃいましたねぇ(´・ω・`)
同じく先着のよしなし先生は、メイトさんで登場。
すでに準備を済ませて、ビールをひっかけてる。
俺も荷物をおろしてテントを建て、宴会の準備をしてゆく。
四人目、うわばん登場。
クロスカブで来てないのは、アホほど荷物を持ってきたから。
ちなみに写真は、フリーザー付きのクーラーボックスで、中にはアイスが満載www
今夜のeisukeさんは、エコグリルで料理をする。
要は木をえぐって炭を詰め込んだ、最後に丸ごと燃やせるコンロだ。
重量的に俺の選択肢には入らないけど、面白いコンセプトだとは思う。
朝の雨なんてなかったかのように、空は気持ちよく晴れ上がり。
適度に風も吹いて、実にキャンプ日和だ。
今回は珍しくデイキャンパーの若者たちが、バーベキューを楽しんでいた。
俺もおすそ分けをもらったり、キャンプが流行ってるってのが体感できる。
しっかし、似たようなことをしてても、こっちは華がないねぇwww
なんつってたら最後の参加者、「しき」がクルマでやってきた。
最初、しきを見たよしなし先生、「クルマだと? 許さん!」って叫んでたのに。
中から愛娘の「ナナ」を連れてきた瞬間、「許す」って笑ってた。
動物好きのおっさんたち、ナナの周りに群がるwww
しきも設営をし終えたところで、それじゃあ宴会を始めよう。
ナナは超ちっちゃくて超かわいい(*´ω`*)
買ってきた生鮭の切り身を、結局ほとんど
ナナにあげちゃった、かみさん49歳。
女の子には弱いのです(・∀・)
久しぶりの山賊宴会に、話すことはたくさん。
バカ話して、呑んだくれて、大声で笑って。
どんどん時間が過ぎてゆき、どんどん酒もすすむ。
やがていつも通り、
寝落ちするよしなし先生。
呑んで笑って喋って、ちょっと一息ついたところかな。
しきが食ってるのは、うわばんが取り出した「サクレ・コーラ味」。
夏のキャンプでこの時間にアイスとか、昔の「かつら」以外ありえなかったのに。
時代は進んでるねぇ。
氷をキープじゃなくて、凍らせるほどパワーがあるとか驚きだよ。
もちろんクーラーボックス重たいから、俺は買わないけど。
eisukeさんが使い終わったエコグリルを、焚き火台に乗せて火を点ける。
夜のお楽しみ、焚き火タイムだ。
寝落ちしてた先生も、気配(?)を感じ取り起きてくる。
明らかに
まだ目覚めてないが、ナナを抱っこすれば
ご満悦な動物好き。
おまけに目の前では焚き火が始まってるのだ。
無事に先生も復活して、山賊宴会は夜の部へと移行する。
eisukeさんはいつもの「エイスケベース」で充実装備( ・∀・)
そしてその後継者たるうわばんだが。
こちらは充実どころか、フリーザーボックスを筆頭にクレイジーな重装備。
何でも出てくる魔法の「うわ屋」、今回も「アレない?」にほぼすべて対応してた。
「うわ屋」恐ろしい店(;゜Д゜)
山賊のつーか野宴の醍醐味、焚き火の炎を眺めつつ。
みんなで火を囲んで呑んでると、それだけで幸せな気持ちになる。
炎が強くなると会話が止まり、その幻想的な躍りに見惚れる。
今回はよしなし先生が焚き火を仕切った。
炎柱の緩急が絶妙、かつ最大時はクレイジーな爆炎。
さすがリアルハンターである(関係ありません)。
ナナは我関せず。火を怖がりも逆にはしゃぎもしてない。
彼女のテンションを上げるのは、美味しいモノだけ。
クールな女である。
そんな感じで炎を囲んで呑んだくれ。
やがて、飲み物がアルコールからコーヒーやお茶になったあたりで。
それぞれ寝床へ戻り、夢の住人となった。
明けて翌朝、天気は快晴。
午後から雨だとは思えないほどの晴天だ。
もたもたと起き出すと、すでに皆は撤収を始めていた。
ふと見ると、クロスカブのミラー左右にトンボがとまってる。
驚かさないように、少しずつ近づきながら写真を撮った。
秋ですなぁ( ´ ▽ ` )
やがて一番に撤収の済んだeisukeさんが帰路につく。
「かみさん、カブだから見守らなくて大丈夫だね?」
ええ、ビューエルじゃないですからね。一発始動ですよ(・∀・)
つわけで始動性バツグンのカブエンジンを起動したら。
今回の山賊宴会も無事に終了。
ダチ、焚き火、美少女(四足)と、実に楽しい夜だった。
再宴を約しつつ皆と別れて走り出す。
この橋が車でいっぱいとか、大郷戸とは思えない大人気っぷり。
ほとんどが釣り人だったので、どっかで紹介でもされたのかね。
使用禁止にならないよう、綺麗に遊んでほしい。切に。
朝の茨城、ガラガラの県道を気持ちよく走ってゆく。
ワインディング、ダート、寄り道しながら挙動のチェック。
舗装路はこれでいい、むしろ小型なら箱でも大丈夫。
ダートは……もう少しだけ、重心を下げるか軽くするか。
考えてるうちに家へ到着したので、早速、バイクいじり。
ダートの振動なのかは知らんけど。
携帯ホルダーのUSBソケットがウンともスンとも言わなくなった。
修理か買い直しかはともかく、とりあえず取っ払う。
終わったら次は、朝露で濡れてたテントを展開して干す。
色々と使ってみて、結局、コクーンかコレが俺の使い方には合ってると分かった。
バンドック・ソロドーム、ひとりで使うなら最強のテントだ。
なお、新型はインナーテントがフルメッシュじゃないので、俺的には微妙。
テントが乾いたので取り込み、ツーリング装備のチョイスと積載方法を悩もう。
言っちゃえば悩むこと自体が楽しい趣味なので、これは至福の時間である。
なお、悩んで楽しいのはバイクとキャンプ関連だけな(´・ω・`)
左上:グランドシート。広げれば「その日の野宿場所」になる。安くて頑丈。
右上:サーマレストZライト。ベッドにも椅子にもなるマット。軽くて頑丈。
左1:ソロドームテント。インナーフルメッシュは夏に最適。軽くて小さい。
左2:車載工具。パンク修理とタイヤ交換くらいはできる。スペアチューブ入り。
左3:スペアガソリン(1L)。冬はストーブの燃料も兼ねる。
左4:野宿バッグ。その他こまかいモノ。
以上が走って野宿するだけの最低限の装備、基本セットだ。
夏のロングはこれだけで走ろうかなと、今の段階では思ってる。
こっちは見てわかるだろう、「キャンプ充実セット」だ。
コッヘルとか火器は、この中から選んで持っていく感じ。
こないだまでテーブルは基本セットに入ってたのだが、ついに外す決心がついた。
とまあ、こんな感じで帰ってからも、キャンプの余韻を楽しんだのだった。
さて、次回はどこでやろうかな。
大郷戸山賊宴会 ―秋の気配― /了