「あーも、確定申告ヤだ! バイクいじりすっぞ!」
つわけで書類仕事の疲労を吹っ飛ばすべく、昼休みに牧場(パーツ置き場)へ。
ああてもないこうでもないと頭をひねりながら、どうにか取り付けを完了する。

赤丸で囲った部品を取り付けたのだ。
コレが何かつーと、長いお付き合いのマーマレ読者にはおなじみ。
マネキ製作所製、「サイクルトレーラーTX-1」のマウントである。

「あ、どうも皆さん、お久しぶりです。サイクルトレーラTX-1です(・∀・)」
スペアホイールや荷物を積んで、山まで走るために買った「例のブツ」が、お久しぶりの復活。
つっても、近々(きんきん)に使う予定があるわけじゃなく。
「気晴らしにバイクをいじりたいけど、やることないからやってみた」
ってだけの、「単なるストレス解消」だ。
キャンプ道具もずいぶんコンパクトになったから、出番はないんだよね。
スペアホイールでも買ったら、また使うこともあるかもしれないけど。
つわけで、写真を撮って満足したら。

とっとと外して、元々置いてあった場所へTX-1を格納し、ストレス解消は終了。
取り付けも外しも、メガネレンチ数本で、1分あればできる優れもの。
タイアのバルブがチャリンコ用だから、エアを入れるのに(牧場だと)苦労するけどw
今月いっぱい~来週アタマぐらいまで、も少し忙しいけど。
そのあとはまた、色々とやらかしてくよー!(・∀・)
そんな感じで。
三日ほど乗ってみたら、自作オイラーにちょっと不具合が出てきた。
何度調整しても、気づくと「ノズルがそっぽを向いてる」のだ。
振動でずれるほどゆるいワケでもないので、なんだろうと思ってたら。

ここのクリアランスが足りなかったようだ。
チェーンってのは走行中、思ったよりずっと激しくうねる。
そのうねったチェーンに、「ノズルが蹴っ飛ばされて」たのだ。
「クリアランスを多く取るついでに、吐出量も絞ってやろうかな」
つわけで、ノズルを100均の注射針へと置き換える。

差し込んだだけでも結構ガッチリなんだが、念のためタイラップを追加。
それから針の穴を潰さないよう、慎重にまげてやる。
あと、ホースも短いやつにした。

取り付けはスイッチケーブルクランプに差し込んでカシメるだけ。
重量がアホほど軽いからコレで充分なのは、この三日間で実証済み。
オイル吐出量が減ったので、ホース(兼タンク)もこの長さで充分だろう。

この写真だとひとっつも判らんけど、クリアランスはだいぶん大きくなった。
これにチェーンが触れるようなら、チェーン調整か交換が必要(`・ω・´)
つわけで、KLX用の自作オイラーは、これで終了かな。
使用してみた感想だが、劇的な変化はない。
もともとチェーンにエンジンオイルを使ってたから、体感が乏しいのは仕方ないだろう。
だが、半ヘルで買い物に行ったとき、チェーンノイズが減ってるのは感じた。
あとはチェーンとスプロケの寿命が延びてくれれば、言うことなしだ(・∀・)
そんな感じで。
昨日、ユリシーズ用の簡易オイラーを作ったわけだが。
ご存知のとおり、俺は基本的に気が短い。
なので仕事中もついつい、「早くKLX用も作りたいな」と思ってしまう。
思っちゃったら仕方ないので、「仕事がはねてから作ろう」と決め。
患者さんが途切れた隙に、ちょこまか給油ノズルを作ってたのだが。
「あれ? もしかしてコレでよくね?」

とりあえず、手近にあったキャップをはめてみたら、いい感じ。
のちのち「テキトーなタンク」をつけるとしても、とりあえずコレで用は足りるだろう。
つわけで仕事がはねるなり、早速、マウントしてみる。

キャップは特にきっちりハマってるわけでもないので、オイルを留める効果はない、ただのゴミよけ。
チューブもノズルも出来るだけ水平に近くして、ゆっくりオイルがたれるようにしてみた。
それじゃ早速、オイルを入れてみよう。

オートオイラーの場合「チェーンソー用のオイル」が、粘度がゆるいのに飛散しづらくていいらしい。
だが、もちろんそんな気の利いたものはないので、チェーンオイル代わりに使ってたエンジンオイル。
テキトーに注油して、キャップをしてから様子を見てると。

じわーっとオイルが出てきたので、それじゃあ試走してみよう。

リュックに予備のオイルボトルを挿して、レッツゴー!
信号に引っかかったときになんかにチェックしながら。
家へは帰らず、そのまま手賀沼の周辺を走って、我孫子の方へ。
我孫子駅の近くにダイソーと、スーパー兼ホームセンターみたいなのがあったので。

ちょっと寄ってみる。
ここでオイラーの様子をチェックしてみると。

オイルはほとんど減ってない。つーかチェーンも「乾いたまま」の感じ。
なので、ノズルの曲がり方向を「下へ向け」て、も少しオイルが出るようにする。
基本、ぜんぶ差し込んであるだけ&タイラップ留めなので、どうにでもなるのだ。

今度はしっかり、スプロケに沿ってオイルがにじんできた。
それじゃあ、もう少し走ってみよう。
適当に遠回りしつつ、わざとギャップに乗ったり、クルマ止めを乗り越えてみたり。
いつものスーパーへ晩メシの材料を買い出しにゆき、そこでまたまたチェック。

「お、今度はちゃんとオイルが来てるな」
赤で囲った部分にオイルが飛散しているのを見て、満足の笑みを浮かべるマイトガイ。
しかし、チェーンの方をチェックしてみると……

当然といえば当然なんだが、オイラーがある外側にしか注油されてない。
つーかシールチェーンのこの部分は、それほどオイルをさす必要がない。
数μmの皮膜で充分なんだから、欲しいのは「ローラーの中」への油なのだ。
いや、理論的にはこのままでも、やがてじんわりオイルが浸透してゆく。
だからこれでOKなのだが、しかし、なんとなくぴんと来ない。
この、「なんとなくぴんと来ない」ってのは、俺の人生において、とても「大事な判断材料」なので。
家に帰ってきてから、KLXを眺めつつ考えていると。
「おや、こんなところにジャストなクランプがあるぞ?」
サイドスタンドスイッチ用のケーブルクランプが遊んでるのを見て、思いついちゃったマイトガイ。

早速、こないだ買ったはさみでタイラップを切り飛ばして、オイラーを移動。
チューブをクランプにセットしてみると、あつらえたようにジャストフィット。
プライヤでクランプをつまんで、外れないようにしてやる。

こんな風に、チェーンのセンターへオイルをさせるようになった。
さらにこの場所は、チェーンの下に「チェーンスライダー」が存在する。
つまり、たれたオイルがスライダーのトコに溜まり、「もう一回、チェーンに塗られる」のだ。
「こぼれたオイルを再利用とは、効率がいいな(・∀・)」
ステキな偶然に喜んだら。
KLX用のオイラーは、コレでほとんど出来上がり。
あとは今日、ダイソーで買ってきたボトルを使って、リザーブタンクを作るくらいかな?

見た目にも、最初のマウントより、ずっと目立たなくなった。
ぱっと見、サスペンションのリザーブタンクに見えなくもない……か?(・∀・)
様子を見つつ、なんか面白いアイディアが浮かんだら、この辺はまたいじる予定。
そんな感じで。
前から気になってたんだが、なかなか導入に踏み切れなかった。
なにをって、「オートマチックオイラー」をだ。
市販品だと「スコットオイラー」が有名な、自動チェーン給油システムである。

詳細はスコットオイラーでググれば判るが、コレがなかなか心ひかれるブツなのだ。
チェーンオイルってのは、差してから最初の走りで、半分以上が飛んでしまうらしい。
ところが常時給油ならその心配がない上に、フリクションロスも大幅に減らせる。
さらにチェーンやスプロケの寿命が、場合によっては「2倍近く伸びる」というのだ。
そんなもん、やってみたいに決まってる。
チェーン周辺が「汚れやすくなる」のがデメリットだが。
もともと、汚れとか気にしない俺には、ビタイチ関係ない。
つわけで、いつか自作したいなぁと思っていた。

で、自作の場合、「給油の吐出タイミング」をどうするかが、イチバン問題になる。
スコットなら「負圧と連動」してるので、エンジンを切ればオイルの吐出は停まる。
だが自作するには、このシステムの煩雑さは、大変めんどくさい。
なので一般的に自作者たちは、バルブをつけて手動で開閉し、オイルの吐出を制御する。

だが、バルブ開閉システムの場合、とても「危険な弊害」がある。
「バルブを締め忘れ」て、「チェーンオイルが駄々もれ」になるのだ。
自慢じゃないが、俺がこのシステムを採用したらヒャクパー、バルブ閉め忘れる。
朝起きたら、バイクの下が油まみれとか、絶対確実に「やる予感」しかしない。
とは言え、思い立ってしまった以上、「あきらめる」という選択肢は、最後の手段だ。
自作してる人の情報や、海外情報、海外製品を学びつつ考えて。
どうやら「イケそう」な感じなので、実行してみることにした。
それじゃあ、マーマレードスタイル・オートマチックオイラーを自作してみよう。

まずは牧場(パーツ置き場)で遊んでた、ブレンボのラジアルクラッチマスターを引っ張り出し。
リザーブタンクを外して、ホースも取っ払う。
今回使うのは、このリザーブタンクだけ。

それから、十年近く牧場の肥やしだった、「ケッテンマックス」のホースを取り出す。
こういうことがあるから、「コレはもうぜってー要らない」と思っても、なかなか捨てられないんだよね。
で、ホースとその先のプラ部品のうち、いちばん穴の小さいのを選んで。

そこへシリコンスプレーのプラホースを刺し、さらに穴径をしぼる。
本当はここへ、さらに100均の注射針でも刺したいところだが。
とりあえず、テストなのでこのまま行く。
あとは、適当な場所へ固定して、オイルホースの位置を決めるだけ。

できた。
「これじゃあ、オイル駄々もれじゃん」
と思われる向きもあるだろうが、「オイルタンクに使ったモノ」を思い出して欲しい。
マスターのリザーバタンクには、ゴムの内蓋が入ってるから、軽い負圧になる。
だからこのままだと、オイルが一滴も出て来ないのだ。
そこで、マスターのフタをちょっと緩めると。

こんな風に、オイルが出てくるので、適当なところでふたを閉めなおす。
すると、透明ホースの中に、「必要な分だけが残る」ことになるのだ。
コレなら走ってるうちに出きってしまえば、あとはオイルを吐かない。
雨の後や気が向いたときにでも、ちょっとフタを緩めて、オイルをホースに出すだけ。
もし、そのまま忘れてしまっても、ホースに出た以上のオイルは出てこない。
当然、「車体の下がオイルまみれになる」と言う悲劇も、カンペキに防げるのだ。
思いついた瞬間、自分の天才っぷりにめまいがしたね、俺は。
自作オイラー界に、一石を投じたと自負してる(`・ω・´)キリッ
ま、そんな「界」があるかどーか知らんけど。

見た目は、「リアブレーキのリザーバタンクにしか見えない」のも売り。
いや、リザーバタンク使ってるんだから、当たり前なんだけど。
ちなみにシート下のが、本物のリアブレーキリザーバタンク。
しばらく使ってみてから、不具合を調整して、問題が無いようなら。
KLXの方にも、作ってみようかなと思ってる。
そんなかんじで(・∀・)
まだ正月休み中なのだが。
周りはみんな働いてるので、それなりに用事を済ませる。
書類の提出とか、バイクのメンテナンスとか。
まずは昨日の日曜日。カブのメンテを頼まれたのだが。
工具をエリック牧場(職場のウラ)へ置きっぱなしなので、ホームセンターへ。
いい機会だから、「家用の工具」を買っておこうと思ったのだ。
「家でやるのは緊急的な処置だから、ま、安いやつでよかろう」
そう思いながら買い出しに出て。

気づいたら、ウラ道へ入り込んでた。

川沿いの土手が、ちょっと走れそうだったから。

ちょろっとだけ不正地を楽しんでから、ホームセンターで工具を買い。
戻ってきたら、スーパーカブ110のチェーン調整。
だいぶん異音が出てたので、「オイルかな?」と思ったらチェーンだった。

調整自体は、19、14、12、10mmのコンビネーションがあればできる簡単なお仕事。
日曜日は、コレで終了。
んで、今朝テキトーに起きたら、KLXをまたいで職場へ向かい。
途中のコンビニで、書類をポストへ投函し、エリック牧場へ。
まずは、KLXの「吸気を少し多く」してやる作業。

KLX125乗りには有名な、KLX150用の吸気ダクト、通称「ブタ鼻」。

対してノーマルは、「ゾウ鼻」と呼ばれる。
確かに吸気量は少なそうだが、この長い鼻がトルクつーか、「エンジンの粘り」を出してる可能性もある。
なので、交換しようかずいぶん考えたんだが、結局、やってみることにした。
やってみてから考えるのが、かみさんのいいところ(・∀・)

左のゾウ鼻を切り飛ばし、残ったベース部分にブタ鼻を埋め込むだけ。
切って、ブタ鼻を当ててマジックで位置を書き、切り取ってブタ鼻を押し込む。
厚い部分はダンボールカッター、薄いところはカッターで切るのが楽だった。

完成したブタ鼻。

エアクリーナボックスの上部にマウントして終了。

あとはエンジンをかけて、スロットルに触らないよう、しばらく放っておく。
ホンダあたりは、それでインジェクションのコンピュータが学習したけど、果たしてカワサキは?
アイドリングが落ち着いたところで、エンジンを切っていったん終了。
お次はユリシーズのオイル交換だ。
今回は久しぶりに、いつもと違うオイルを使う。
ネットを徘徊してて見つけたオイルだ。

ベルレイのハーレィ用、鉱物オイル。エンジン4L&プライマリ1L。
回転が低くオイルの漏れやすい、HD系の空冷ツイン専用なので、ま、悪いことはないだろう。
もちろん、エンジンオイルもプライマリーオイルも、スポーツスター用。
到着してから書いておいた書類をもって、投函がてら走り出す。
適当にエンジンを温めてから、戻ってきて前後のスタンドをかけ。
エンジンとプライマリのオイルを抜いて。

いつも通り、リアスタンドを外し、プライマリを完全に抜く。
抜けたらドレンボルトを締めてから、前に回って、今度はフィルターだ。
コレもいつものように、素手で力いっぱいまわせば、フィルターは外れる。

新しいフィルター(ヴィッツ用)にオイルを注いで、手で締めこんだら。
あとはプライマリーオイルとエンジンオイルを入れて終わり……なのだが。
いっや、ちょっと驚いた。
ベルレイのエンジンオイル、めっちゃめちゃ硬いわ。
ジョッキに入れて流し込もうとしたら、なっかなか落ちてこない。
今までのどのオイルよりも硬くて、入れるのに時間がかかった。
始動性や抵抗から考えたらよくないんだろうけど、エンジンは守ってくれそうwww
最後にエンジンをかけてオイルを回し、充分に暖めたら交換終了。
一瞬、ユリに乗っていこうかと迷ったが、KLXのブタ鼻が気になったので。
ユリシーズを仕舞って、KLXをまたぐ。

少し遠回りして、いろいろ走りながらチェックしてみると。
確かに、回転の上がりはよくなったかな。
ふけ上がりの抵抗が減った感じはする。
平地での加速はよくなった。
けどそれは、パワーアップというより、開けやすくなったからだろう。
当然、燃費は落ちると思われる。
悩んだ一番の理由、「低回転での粘り」については。
高いギヤで低回転からあけたときも、特に悪い感じはなかった。
が、これは平地でよくても山でダメじゃ意味がないので、今のところ保留。
いずれ山に行ってみた時、実感できるだろう。
とりあえず、「通勤は楽しくなった」から、無駄な作業ではなかったかな?
なんにせよ、その程度の小さな変化だ。
大差はないけどパーツは安いから、やりたかったらやってみたら? くらいの感じ。
てなわけで、本年もmarmalade spoon&かみをよろしくお願いします。

あと、こいつらもね(・∀・)
そんな感じで。