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カテゴリ:ソロツーリング( 102 )

 
夏ツーリングのまとめ。長いの読んでられないって人は、四日目だけ読めばオチだよ(・∀・)

by noreturnrydeen | 2018-08-18 12:18 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング04

 
つわけで、朝になったら県道40号を走ってみようと決めたワケだが。



決めた途端に、ソワソワしだすおっさん。

目は冴えてるし、待ってられないし、うーん。

だったらいっそ、夜峠を走っちゃう?



ビューエルなら危ないかもだけど、まあ、カブだし(言い訳は終わりましたか?)。

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即断即決はかみさんの良いところであり、悪いところ。

野宿道具をソッコーで撤収し、あっという間にナイトランの準備完了。

そんじゃ、夜のワインディングをのんびりと走ろうか。



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ダムを後にして東側へ回り込み、県道40号の看板を右折。



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そのまま夜の40号を走り出した……のだが……写真のように街灯が一切ない。

いや、そんなことは判ってたけど、カブのライトの暗さをナメてた。

なかなかに緊張を強いられつつ、しばらく走ってギブアップ。



「カッコ悪りぃなぁ……でも、やらかすよりはいいか」



つわけで進路を西へ取り、国道4号線に出る。

もちろんガラガラだし、微妙な気温も走るには涼しい。つーか寒いくらい。

ま、国道で距離を稼ぎ、昼間になって暑くなったら、休みながら寄り道を考えよう。



セルフスタンドでガソリンを入れ、颯爽と走り出し、数秒もしないうちに。



事件は起きた。



今回は大丈夫、と安心してた俺を泣かし。



かつ、お前らを喜ばせる例のアレ。



そう、トラブルだ。



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急にリアが暴れ出し、べこんべこんとお馴染みの感触があった瞬間。

「うっそだろ! おいまてよ! ここでかよ!」

このセリフを、深夜の4号線の道端で叫んだよ、ガチで。



とは言えマーマレ的に言えば、パンクはトラブルのうちに入らん。



「中途半端なネタだなぁ。これじゃ『なんだパンクかよ』で終わりじゃねぇか」

などとボヤきながら、道ばたで店を広げようとして、ふと気づく。

ああ、そうだ。



エアポンプ忘れたんだった(´・ω・`)



実は初日の夜の段階で、ポンプ忘れに気づいてたんだが、「何とかなるべ」と流してた。

酔っぱらってたし。

しかたなし、さっきガスを入れたスタンドまで、カブを押して歩く。

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セルフなのでスタッフなんていないし、工場も電気が消えてる。

直してもらおうなんて楽な選択肢は、俺の守護霊も、マーマレの読者も許してくれない。

いいよいいよ、知ってるよ。いつもの事だもの。



ここで荷物を解き、パンク修理を始める。



最初は横着かまして、チューブを横から引っ張り出すだけで作業しようとしたんだが。

そんな横着は、神様もおまえらも許してはくれなかった。

バルブをホイールから外そうとして、嫌なものが目に入る。



俺は大きく溜息をつき、14と19のメガネレンチを手に取った。

それはすなわち、アクスルボルトとナットのサイズ。

ホイールを外さなきゃならんのだ。

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これだもの(´・ω・`)

ここはさすがにパッチじゃ直せないので、チューブを新しいのと交換する。

そのために、ホイールを車体から外さなきゃならない。



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なんで旅先で、「昼休みに職場のウラで撮ってるような写真」を撮ってるんだろうね、俺は。

車載工具だから多少は手こずりつつも、新品チューブと交換し。

元通りに組み付けたら、作業は終了。



さて行こうかと工具を仕舞い、汗だくになった額をぬぐって。

最後に、も一度エアを入れて調整しようとタイアを触った瞬間。

本日、二度目の「うそだろう?」



ちなみに本日はまだ、始まってから二時間くらいしか経ってねぇけどな(`Д´)



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これはあれだよ。

組んだときチューブをタイヤレバーで噛んだんだよ。



知ってるよ俺、これよくやってたもの。

だから「噛まないレバー」買ったんだもの。

さっきまでその「噛まないレバー」使ってたもの。



……あ、そういえば一か所、差し替えるのがめんどくさくて、もう一本のレバー使ったような……



思いっきり肩を落としつつ、リアタイアのうしろにしゃがみ込む。

5秒だけ自分を責めてから、もう一度、同じ作業に取り掛かった。

時刻は夜中の2:00ころ。すでに全身から滝のような汗が流れている。



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外してチェックすれば、やっぱりあったよ「レバーで噛んだ」跡。

もう、ここまで来るとちょっと笑えてきて、気持ちは楽になった。

いいよいいよ、ありがとう。これはさすがに、いいネタだよ。



これならまあ、ギリギリみんなも喜んでくれるよ。


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パッチを貼ってぎゅうぎゅうと押し付け、エアを入れて漏れがないか確認。

わっかんねぇけど、まあ大丈夫そうだ。

ふんすと気合を入れて、二度目のタイア組付け作業にかかる。



全てが終わって、もう一度だけ大きくため息をついたら。

さあ、もうどこにも寄らないで帰るぞ!

と言うわけで最後の気力を振り絞り。



俺は夜の4号線を走り出したのだった。












で、終わるとは思ってないだろう?

俺もまあ、多少は覚悟してたよ。

だって作業したのが俺だもの。



しかも、ちょっと焦り気味の。



しばらく走ってると、どうもリアの様子がおかしい。

「いや、これは気のせいだ。気にしてるから細かい挙動に違和感を……」

うん無理。これはさすがに自分をごまかせない。



明らかに、タイアのエアが減ってる。

パッチの接着が甘かったのか、それとも微小な穴が別にあったのか。

ほんの少しづつだけど、確実にエアがなくなってきてる。



カブを下りて、リアタイアを触ってみる。

数十分ほど前にエア入れたのに、柔らかい。

そしてタイア自体も、かなり熱を持ってる。



うん、これも知ってる。

低圧にしたタイアで速度を出すと、こういう熱の持ち方と減り方をすんだ。

ケモとかでエア抜いたまま忘れて飛ばすと、秒速でタイア無くなんだ。



とまあ、哀しむのはここまでにして。



またどこかのスタンドで作業をし直すか?

ノーだ、ナインだ、却下だ。

もうそんなガッツ、ひとしずくも残ってない。



それじゃあどうするかと言えば、答えは一つ。



秘技、だましだまし。



そこからは40~50キロくらいで走りつつ、セルフのスタンドがあるたびに入り。

エアを5~6キロぶちこんでパンパンにしたら、また走り出すの繰り返し。

夜の新4号なんてみんな100オーバーで走ってるのに、ひとりそーっとそんな作業の繰り返し。



命の危険とは言わないが、かなり神経を削りながら。

朝の8:45だったか。

何とか無事、柏へ帰宅したのだった。

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てな感じで、最後の最後にちょっとしたネタまで用意されてた、今回の夏ツーリング。

わかったことがいくつか。

とりあえず心配してたほど、カブでのロングはキツくなかった。



速度が出ないネガは、長く乗っても疲労が少ないことで相殺された。

航続距離もツーリングだとぐんと伸びて、スペアボトルの出番が一度もなかったほどだ。

疲労に関しては、スクリーンの恩恵も大きかったかな。



それと、諦めてたワインディングも意外に楽しめた。

登りこそ話にならなかったけど、下りは結構ひらひら気持ちよく走れたよ。

そのぶん、せっかくのカブなのに荷物を減らしたくなったけど。



そして最後に。



俺のロングツーリングで頻発する、毎度毎度のトラブルなんだが……

バイクじゃなくて、俺の星回りの問題なんじゃないだろうか?

買うべきはバイクじゃなくて、厄除けのお札だったのか?



そんな哀しい疑問を提示しつつ。

長かったレポートを終えよう。

読んでくれてありがとう。



いつか、どこかの空の下で!



2018夏ツーリング/了


 

by noreturnrydeen | 2018-08-14 18:06 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング03

 
昨日は夕方のうちに寝たので、夜中の2:00ころ目覚める。

「風呂に入りたいな。この時間でやってるトコあるかな」

つわけでググマップると、前の夏ツーでも行った風呂が24時間営業だった。



「おお、にしめ湯っ娘ランド! おや、朝風呂があるぞ?」



今からだと深夜料金で720円が、朝5時からだと360円だという。

にしめまで戻って1時間くらい。

だったら、2時間ほどして出れば半額、カブなら「タンク半分以上のガス代」だ。

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つわけで、まったりネット見たり、ゆっくり撤収しながら時間をつぶし。



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4:00ころ走り出す。

走り出してすぐは、こんな感じで暗かったけど、さすがは夏の朝。

みるみる空が明るくなってきた。



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少し肌寒いくらいな早朝の峠道を、相棒と一緒にトコトコ下ってゆく。



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竜馬山を下り切って平地へ出るころには、すっかり明るくなってきた。



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ド直線の道に、すととととっ! と歯切れのいいエンジン音が響く。

クロスカブ用のアップマフラーにしてから、高さのぶん音がよく聞こえるようになった。

ろろちゃん、ありがとー♪(・∀・)



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湯っ娘ランドへ到着し、朝風呂を気持ちよく満喫した。

歳のせいか最近は長湯できるようになったのだ。

それじゃ昨日決めたように、東へ向かって走ろうか。



陽はまだだいぶんナナメってるし、まだ長そでは着なくていいかな?

よし、ジャージは荷掛けゴムに挟んでおこう。

も少し陽が出てきてから着ればいいや。



ああ、そうだ。



これが間違いだった(´・ω・`)

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スタンドへ寄って、相変わらずな給油量の少なさに感動しつつ、太陽へ向かって走るかみさん。



が。



たぶんもう、このあたりでコトは起こっていた。

風に舞うジャージが、いつの間にかゴムから外れて、姿を消していたのだ。

走りながら、ふとミラーを見た瞬間。



「えぇー! マジか!?」



かみさんの時間が停止する。

あわててバイクも停止させ、うしろを見てみれば。

100均のタオルは2枚とも無事なのに、ジャージだけ影も形もない。



「……マジかよ、せめてタオルにしてくれよ……」



MP3プレイヤーに続き、「今夏2回目」のなくしもの(´・ω・`)



とまあ、凹んでても仕方ない。

気を取り直して、せっかくの朝走りを楽しむことにする。

……つーかどっかで長そで買わないとなぁ。



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靄(もや)のかかった、朝の山々を眺めつつ走れば、ジャージのことは割とすぐ忘れる。

異音がしたりエンジンが止まったりする、かまってちゃんなビューエルさんと違い。

カブさんはまったく変化のないクールビューティ。



いや、俺が変化に気付かないニブチンだってのは知ってるから放っとけ。



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またまたワイド写真。

車体と、横の景色だけじゃなく、来た道まで写るのが楽しい。

次回はもっといろんな機能を試してみよう。



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国道107号で東へ向かい。



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途中で南に分かれる398号へ乗った。

湯沢を経由して宮城へ向かうこの道は、山間部を抜けるツイスト区間が楽しい。

いやまあ、東北あたりで東西に走る道は、どれも山越えだけどさ。



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朝イチだし、空いてるし、涼しいしで、漫然と走るだけでも表情が緩んでしまう。



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海岸線から青森へのルートも、ちょっと未練はあったけど。

こうやって走ってしまえば、やっぱり山ン中がいいや。

カブでもなんでも、結局、俺は峠道を走ってれば満足なんだな。



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398沿い湯沢の手前あたり、「道の駅うご」でちょっと休憩を入れる。



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これから先、こういう道の駅が増えていくのかなぁ。

喫煙者としては寂しい限りだけど、これも時代の流れなのかもね。

俺はまあ、基本的に誰もいない山の中ばかりだから、それほど関係ないけど。



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山間部を抜けたので、まっすぐな道が増えてくる。


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ってことは平地なわけで、当然、気温の方もだんだんと厳しくなってきた。

と。

カンバンが目についたので、カブさんを停車する。

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「稲庭だ! ここが稲庭うどんの稲庭か!」

いや、言うほど稲庭うどんに思い入れはないんだけどさ。

まあ、聞いたことも食ったこともある名前だからね。



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ついでにここでもワイド写真を撮る、今夏はワイドお気に入りのかみさん。

さて充分に稲庭ったところで、それじゃあ旅を続けよう。

道はこの辺からまた、徐々に山間部へと入ってゆく。



そこでまた、かみさんの琴線に触れるカンバン。

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「とことん山てwww とことん山を走るってか。とことん山が好きってか。いいねぇ、付き合うよ」

バカなことをつぶやきながら、すれ違うバイクたちに手を振る。

今回は、なぜかやけに手を振り返してくれるバイクが多かった。



荷物満載カブの方が、ビューエルさんより返事しやすいのかなぁ。

そんな厳ついバイクじゃないんだけど……あ、そうか。

単純にすれ違う速度と時間の話か。



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これはたぶん、皆瀬ダム湖じゃないかな。



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ダム湖のあとは南東に直線道路が続き、そのあと、山間部へ入る。



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ツーリング中に川を撮るのも、なぜか好き

たぶん絵的に涼しいからだろうね。

撮ってる時はそんなこと考えてないんだけど。




と、道が一気にツイストし始める。

ほらきたワインディングだ、それも結構くねくねしてんぞ。

喜びながら、なかなか登ってゆかないカブさんを叱咤していると。



突然、目のまえが開けた。
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思わずカブを路肩へ寄せて停まる。



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こう言うところで停まって写真を撮るなんて、昔は考えられなかった。

間違いなく「うひょひょ!」と笑いながら、カーブの奥へ向かって突っ込んでたはずだから。

カブだからなのか、歳食ったからなのか、その両方なのか。



わかんねーけど、楽しいからこれはこれでいい。

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ちなみに場所はたぶん、こんな感じのところ。

左上から走ってきて、下へ抜けてゆくルートだ。

てなわけで、もういい加減にしろと思うだろうが、もう一回。

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同じ場所をワイド写真で(・∀・)



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ド直線に出てるってことは、ワインディングを抜けた後だね。

ふと我に返って、レポートのために道の看板を撮るのは、俺のロングの風物詩。

つっても、撮った写真がその道のどのあたりなのか、いつもわかんなくなってたんだけど。



今回は、グーグルマップさんのタイムラインが、とてもいい仕事をしてくれた(・∀・)



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そういや横からの写真が少ないなぁと思って、停まって撮った写真。



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同じ場所を後方から。

うねってゆく道がたまらなくセクシーでやる気スイッチが入る。

まあ、スイッチ入っても満載カブさんだから、トコトコ行くしかねぇんだけど。



せめて下ってればひらひら走れんだけど、登りはさすがにね。



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国道398号・湯浜峠。



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これはたぶん、宮城白糸の滝の下流あたりの橋。

つーか宮城に白糸の滝があったのを寡聞にして知らなんだ。

まだまだ日本中に知らないところがあるんだなと思うと、ワクワクするよね。



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ワインディングとド直線を交互に楽しみながら、南東へ向かって走ってゆく。

このまま行くと398は三陸の方まで行ってしまう。

せっかく日本海から逃げてきたのに、太平洋へ出ちゃ話にならん。



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途中で山間道へ折れなくちゃならんので、コンビニで休憩を入れつつiPadで地図を確認。

457あたりから県道をつなぎ、宮城の山の中へゆこうと考えた。

下手に仙台をかすめるルートで、万が一混んでたらヤだかんね。



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なんていろいろ考えてたんだが。

どうやら俺は、自身の能力を見誤っていたようだ。

自分が持つルートロスト能力の、人知を超えた凄まじさを。



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いやま、要するに457の分岐を見逃したんだけどね。

いつもの迷い道くねくねだね。

いや、おかしいなぁとは思ったんだよ。



いつまで経っても標識から「三陸」の文字が消えないから。




あわててリルートし、結局、おもいっクソ混んでる日本三景、「松島」へ。

もっともカブだから、渋滞の横を抜けて前に進めたので、そこまで厳しくもなかった。

ビューエルさんなら確実に死ぬほどファンが回って、休憩する羽目になっただろう。



ところで、カブは確かに渋滞に強い。

だが、俺のドタマはそうじゃない。

宮城市街を抜けるうちにぼーっとして、流れのまま4号に乗ってた。



さらにほとんど反射で6号線に乗り、しばらく南下したところで気づく。



「まって、まだ帰らないから。蔵王も、安達太良も、磐梯もあるから」



県道14号に入って西行し、も少し内陸を走る国道349へ乗る。

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この交差点を、右へ行けば蔵王、左へ行けば伊達経由で安達太良。

そうと決めなくても、とにかく山のある方へは行ける。

ほっとひと息ついたところで、「次の課題」を片付けなくちゃならない。



さすがにもう、タンクトップはダメだ(出発前から判ってたことです)。



つわけで、きょろきょろしながら走り、目的の店を発見する。

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みんな大好き、ファッションセンターしまむら(´・ω・`)←しまむらくん

特大コーナーで、薄手のスポーツパーカー(5L)を買い。

店の前で着込んだら、出発しよう。



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349を南下しながら、伊達あたりで西へ向かおう。



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阿武隈川を横目に調子よく走る、俺とカブさん。

んで、伊達あたりで軽く道を見失い、ごちゃごちゃ走ってたら。

目の前に大好物がぶら下げられた。



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どこを走ってても、「広域農道」の文字ってのは輝いて見えるね。

天気も曇り始めて、走るにはいい感じになってきてるし。

まあ、本気で曇ったらしまむらパーカー無駄になるけどな(`Д´)



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広域農道は思ったほど曲がってなくて、ちょっと不発気味だった。

んで、ごちゃごちゃ迷ってまた349に出たので。

どーすんべかなぁと、この先のルートを考えながら走る。



これもまた、行き当たりばったりな俺のソロツーリングの楽しみだ。



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カメラ目線なのは、お前らに向かって「おい、ちょっと見てくれよアレ」とボヤいてるから。



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かろうじて降ってはいないものの、ついさっきまで降ってたであろう路面。

この段階でもう、いろいろとやる気がなくなった。

残ってるのはもちろん、「呑んだくれる」と言う選択肢だけだ(だけではありません)。



通りがかりのコンビニで、酒と氷とサラダを買い込み。

ついでに「ダム」のキーワードでググマップると、近くに飯野堰堤公園という場所があった。

阿武隈川にかかる蓬莱ダムのまわりにある公園らしい。



「あんんまり観光地フレーバー満載なトコだと、野宿しづれぇなぁ」



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と思いつつ訪れてみると、確かに観光的な看板はある。

あるもののしかし、人が多いわけでもなく、野宿するには絶好のダムだ。

おお、程よく寂れていい感じだなどと、蓬莱ダム関係者に怒られそうなセリフを吐きつつ。

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ダムの周りを走りつつ、野宿ポイントを探索する。



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良さ気な場所でささっと設営。



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昨晩、ぶよにヤラれてたらしく、しっかり腫れ上がってる足首。



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太ましくなった足関節を氷で冷やしながら、トマトサラダをツマミに呑んだくれる。

ぶよに関しては薬もいいけど、氷で冷やすのがイチバン効果的だと、個人的には思う。

2,3日ほど痒さを感じた時だけガンガン冷やすと、だいたい楽になるよ。



ま、「俺は」って話だから、眉に唾を付けながらテキトーに試してみて。



あと、「日焼けに化粧水でも塗ろうと」思ったらえらい高いので。

かわりに万能薬ニベアを買ってきた。

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ニベアとオロナインは昔から熱狂的、むしろ狂信的な信者がいる良薬だ。

顔といい腕といい塗りたくったら、翌日、けっこう楽だった。

やるじゃん、ニベア(・∀・)



ここは標高がさほど高くないので、昨日ほどは涼しくない。

訊かれたら、「暑くはないかな」と答える程度の気温だ。

日焼けで熱を持ってるぶん、ちょっとダルい感じで、しかもケツがかゆい



ずーっとカブに乗ってたので、あせもができたようだ。



ほんの僅かに不快感を感じつつ、呑んだくれて眠りにつき。

起きたら夜中の0:00くらい。6時間ほどは寝たか。

目が冴えたので、しばらく地図を見ながらぼんやりする。



「明日は帰る方向に走るかね。お、面白そうな曲り道があるじゃん」



つわけで明日は見つけた県道、40号線を走ろうと決めた。



そんな三日目の深夜、つーか四日目の早朝。


 

by noreturnrydeen | 2018-08-13 13:06 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング02

 
鳥の鳴き声で、二日目の朝を迎える。

時刻は6:30と、早く寝た割には思ったほど早く起きられなかった。

それほど疲れてる感じはしないけど、日焼けのせいかなぁ、などと考えつつ撤収。

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ゆっくり片付けて7:00ころ、北へ向かって走り出す。



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途中にあった鳥居の前で停まり、軽くご挨拶しつつ、早朝なので柏手は控える。



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121号を米沢の方へ向かって、朝の澄んだ空気を一杯に吸い込みながら、ゴキゲンの笑顔で走る。



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今のところ空は適度に曇ってるので、単車で走るにはとても快適だ。



と。



「おや、お仲間ですなぁ」



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米沢の手前くらいだったかで行き会った、カブ2台としばらく一緒に走る。

前はJA07、後はクロスカブだったかな確か。

興味しんしんで観察しながら後ろを走り、国道287号あたりで2台と別れる。



彼らはたぶん国道13号、俺はも少し山に近い道を行くのだ。



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確実に混んでるだろう国道を避けたのは正解で、前後にクルマのいない気持ちのいい朝走り。

MP3プレイヤーから流れてくる音楽も、ちょうどいいタイミングで穏やかな曲。

穏やかつってもアニソンとかメタルバラードだったりすんだけど。



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この辺はたぶん287の前半、まだ山に入らないあたり。

いやまあ、このあたり全部がすでに山っちゃ山なんだけど。

マーマレードスプーン的には、山=峠なのである(・∀・)



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で、山に入ったあたり。

こんな感じで、気持ちよくワインディングを走る。

ロングツーリング中の朝からいきなりワインディングってのも、俺の大好きな時間だ。



大好きすぎて、曲がった道へ曲がった道へとゆくうち。

いつも通り道を間違え、いつの間にか国道348へ。

この道もぐねぐね景気よく曲がってるので、そのままけらけら笑いながら走ってたら。

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出たくなかった国道13号へ、いつの間にやらミラクルアクセス。



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さほど混んでなかったので、そのまま13号を北上してゆく。

なんなら天童あたりに寄って、将棋グッズでも買って行こうか。

藤井君エフェクトで、天童もバカ混みだったりすんのかなぁ。



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ただ13号は基本的にまっすぐで、しかも暑いのでずっとは乗っていたくない。

「どっかでまた、山の方に行かなくちゃなぁ」

なんてつぶやきつつ、どっかん直線になるたび停まって。

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「直線とカブ」を撮ったりしつつ、楽しく走ってゆく。

と、ここらへ来た時のお約束、「真室川」の文字を見て進路変更。

真室の文字を見たら、俺は行かねばならんのだ。



佐藤先生は亡くなっちゃったけど。

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県道319号へ入り、そのまま西へ向かって真室川を目指す。



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何度か訪れているため、なんとなく見覚えのある道をトコトコ進んでゆく。


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好きな作品中に出てくる川と同じ名前ってだけなんだけど。

それでも、ここらへ来るとついつい寄ってしまうんだよね、真室川。

この先、決して続きが出ない「皇国の守護者」最初のハイライト、撤退戦の舞台。



ある意味、聖地巡礼……なのかな?


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佐藤大輔先生のご冥福をお祈りしつつ。

「帰ったら、皇国の守護者1巻から読もう」

と、つぶやいてみたりなんかして。



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リアル真室川は、釣り師が魚釣りに勤(いそ)しむ、おだやかで美しい川だ。



さて、真室川撤退戦を終えたら、また元気に走りだそう。

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県道から川沿いを走る国道344に乗って、またも山の中へ向かう。


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344は山越えのワインディングで、こういう広いところと、クソ峠になるところがある。

もちろん、どっちも楽しい。

と、そのクソ峠セクションを走ってるとき、目の前に滝が見えた。

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カブを停めて、写真撮影。



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こんな何てことない絵でも、峠の途中にあると、やけに気をひかれる。

気分が高揚してるから、敏感になってるのかもしれない。

いや単純に滝のそばは涼しいからかも(・∀・)



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国道345とぶつかったところをまっすぐ来、すぐに停車して振り向いたところ。

交差点の奥が、今走ってきた344だ。

これを左(北)へ行って酒田市を躱(かわ)しながら、日本海へ出る。



で、そんなことよりもだ。



おそらくこの時に、MP3プレイヤーを落とした(´・ω・`)

正確にはこの時に外したまま、装着するのを忘れて走り出した。

なのでもし酒田市近辺で白いプレイヤーを拾ったら、拾った人にあげるので大事にしろ。



ただし、プレイヤーの内容だが。

ハードロックと、パンクと、アニソンが入り混じってるコトは秘密にしろ。

オフスプリングの次に「1/6の夢旅人2002」が続くのもナイショだ、いいな?(`Д´)



つわけで無事(?)に国道7号線に乗った。

そのまましばらく走ってると、見慣れた「鳥海ブルーライン」の文字が見える。

「ああ、鳥海山か。いや、今回はいいかな。カブ、坂ぁ登らねぇし」

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つわけで鳥海ブルーラインはスルーし、そのまま海沿いに北上。



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海が見えてきたら、そんなに感慨がなくても「海だ! やったー!」と叫ぶ。

これはカブに乗ってる以上、必ずしなくてはいけない、むしろ様式美である。

あと、工事信号でカウントした後、そろ~りと走り出すのも。



んでまた、しばらく7号を走ってたんだが……



如何(いかん)せん、道が混んでる上にクソ暑い。

まあ、シーズンに国道を走ってるんだから仕方ない。

仕方ないんだが、それでも、しんどいものはしんどい。



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前の夏ツーでも来たことのある、「道の駅にしめ」へカブを滑り込ませる。

ここでSNSに、現在地を報告(生きてるよコール)しつつ、海から離れることを決めた。

もうちょい走りゃ青森なんだが、しんどいから山の中で酒呑もう。



とりあえずカブで青森は、それほどキツくないとわかれば充分だ。



そう決めて地図を見ると、西へ向かう107号から、山の中を走る県道を見つける。

「おお、良さげなワインディングだ。竜馬山って名前もいいじゃん。今日はこの山の中で野宿だな」

と方針が決まったので走り出し、コンビニで酒とつまみを買い、竜馬山を目指す。

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県道49号へ入って、しばらく走ったあたり。

ふいに立ってる鳥居の絵が好きで、思わず写真を撮った。

緑の中の赤い鳥居っていいよねぇ。



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竜馬山の、たぶん道路的に最高到達地点

この手前に登山道の入口があったからね。

で、そんなことより野宿場所だ。



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資源林らしく豪快に伐採した跡が散見される。

「ここでもいいかな。とりあえず候補その1だ」

と、よさげな場所をチェックしいしい、山の中を進んでゆく。



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「ここは涼しいね。でも、そのぶん虫が多いや。いちおう、候補その2かなぁ」

などと危ない人みたいにブツブツ言いながら進んでゆくと。

ゴキゲンにステキな看板が、目の前に現れる。



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燦然と輝く、小友(おとも)林道の文字!



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「林道ってもクルマの跡あるし、そんなキビシイ感じじゃなさそうだ」

いろいろと言い訳が出来たら、それじゃあレッツ林道カブ!

ま、荷物も満載だから、慎重にのんびりとね。



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入りこんでしばらく行くと、よさげな第一候補ポイントを発見。

え? 「さっきまでの、候補その1その2は?」って?

いや、林道があった段階で、もう、さっきのはキャンセル決定でしょ。




つわけで、さらに先へ行ってみる。
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「おお、崩落してる。いいねぇ、やっぱ林道はこうじゃないと」

国土交通省に聞かれたら怒られそうな歓声を上げつつ。

トコトコと先へ進んでゆく、気分はケモ道探索のかみさん。



最近、ケモ行けてねぇなぁ(´・ω・`)



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第二候補ポイントは、やはり涼しい=虫が多いので、微妙なところ。

んで、その先までしばらく走ったのだが、なにやらどんどん行けそうで逆に怖い。

こういう流れで図に乗って走ってるうちに、「いきなりやらかす」のが俺だ。



なので、適当なところでUターンし、第一候補までもどる。

「ああ、KLXがここにあれば」と何度も何度もつぶやきながら。

実際にKLXでここまで来るガッツの持ち合わせはねーんだけど。



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第一候補ポイントに荷物を広げ、テントを組み上げて準備完了。

日が当たる場所はまだ少し暑いので、スペアのグランドシートを出して日影へ。

そっちで呑みながら、陽が陰るまでゆっくりしよう。



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今日も今日とて、酒とサラダ。

といっても別にダイエットとかじゃなく。

ツーリングでテンション上がってて、食いたくないので。



酒はともかく、飯は楽しいと食わなくても平気なんだよ、おじさん。



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今日は長そでのオフロードジャージを着て走ってた。

なので、日焼けの被害は昨日とほぼ変わらない。

顔が赤いのは酒かと思ったけど、どうやら日焼けみたいだ。



ソロツー&ソロキャン楽しいから、日焼けでもなんでもいいか。



まったりと呑みながらSNSで生きてるコールをしてると。



「ああうぅ! やあぁだよおぉう!」



ものすげぇ気持ち悪い叫び声が聞こえてきた。



「ぬおっ! ナニゴト? つーかダレっ?」



ビビりながら周りを見回す、へなちょこかみさん。

鳥の声、セミの声、それ以外の妙な音は聞こえない。

しばらく耳をすましてるうち、悲鳴をあげたヤツの正体に気付く。



「カラスかよ! つーかカラスってあんな鳴き方すんのかよ」



面白かったので、SNSで報告したら。

あとはお決まりの呑んだくれコース。

自然をツマミに酒杯を干し、今日の走りを反芻して味わう。

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そんなツーリング二日目。




 

by noreturnrydeen | 2018-08-12 12:59 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング01

 
8月11日(土)

7:49 カブに荷物を積み込んだら。

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近所へタバコ買いに行くみたいなナメたカッコで出発。

下はハーパンに、こないだ買ったアクアサンダルだ。

県道7号から国道294へ出たら、あとはひたすら北上する。



なお、この「国道〇〇線」てな道路の表記は、読み飛ばし推奨。

俺の覚書つーか、後日検索するときのタグみたいなもんなんで。

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出発から50キロ、筑西あたりまできたところで。

コンビニに入ってタバコ休憩。

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今夏のツーリングはあえてマップルを廃し、地図は携帯とiPadを使う。

さすがに何冊ものマップルは、重たいし場所をとるんだよね。

電波のないところでも、オフラインで使う練習をしたので大丈夫。



まあ、読む楽しさに関してだと、マップルの圧勝だけど。



筑西から294をさらに北上。

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雲が多いけど、青空も見えてるし、気分良く走っていける。

ま、もちろん天気がいいぶん、くっそ暑いんだけど。

そこから408とつないで、少し混んできたところで、鬼怒川を渡り県道158へ。

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ここからは県道を走って山の中、少しは涼しい感じになってきた。



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雲が出てきて陽が陰ることも多くなり、おっさんの身体も一息つく感じ。

ビューエルさんだとファンが回り出し、「一服しようよ」って言いだすころだが。

もちろん頑丈なカブさんは、この程度の酷暑などものともせず。



「国産バイクは、みんなそうだよ」なんて笑われそうだけど。



今回のツーリング、とにかく「バイクからのギブアップ情報」が皆無なので。

停まるのは基本的に、俺がしんどくなるか、道がわからなくなった時だけ。

なので速度は遅いのにペースが速いという、実に興味深いツーリングとなった。

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この辺は158だったか、それとももう62号へ入ってるんだったか。



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まっすぐな道で我に返り、あわてて写真を撮るのはいつもどおり。

遅いカブで、しかも荷物満載だから大丈夫かと思ってたんだが……

やっぱ曲がった道は楽しくて駄目だ。



峠道の写真、ちっとも撮ってやしない(・∀・)



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時たま停まって写真を撮る以外、ひたすらワインディングを楽しむ。



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つってもカブは非力で登りはちっとも登らないから、下りの時にひらひら遊ぶだけ。

登ってる時、ビューエルさんが恋しくて仕方なかったよ。

やっぱ今回の車検はしっかり通して、いつでも乗れるようにしておこう(`・ω・´)



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これは間違いなく県道63号だねwww

基本、クソ峠なんだけど、走ってて楽しい道だった。

ビューエルさんでも来てみたいな、と思ったよ。



過去ログひっくり返したら、1回や2回は走ってるかもしれないけど。



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ま、カブなんでトコトコ走りつつ、途中で目についた景色の写真を撮る。

もちろんテーマがあったり、考えて撮ってるわけじゃない

なので当然、何のメッセージも、込められた意味もないスナップだけど。



俺には大切な宝物なんだ。



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途中、フェラーリ2台とポルシェ2台が走ってたんだけど、まあ、ひたすらやかましかった。

クオーン! って言うレーシーなサウンドは嫌いじゃないんだけど、何台もいるとね。

フェラーリがやかましすぎて、ポルシェの音はいまひとつわかりづらかった。



そして俺はやっぱりVツインのドコドコって音が好き。



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121号「栃木の道・横川パーキング」で休憩。

この121号もくねくねしてて面白い道だったよ。

バイクもいっぱい走ってて、みんな楽しそうだった。



俺? もちろん最高に楽しんでるさ(・∀・)



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途中、曇り気味だった空が、またカッチリ晴れてきた。



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何度も書いてるけど、ご存知、俺の大好きな夏のトリコロール

青い空、木々の緑、灰色のアスファルト。

もう死ぬまでこれを愛しながら走るんだと思う。



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奇岩的な景色だったので、携帯のワイド機能で撮ってみた。

見返してみるとどーってことないんだけど、この時はやけに気に入っちゃって。

これから先も、やたらワイドで撮ることが多くなる。



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山が雲をかぶってるのが気になったんだろうね、この時の俺は。

いや、これっぱかしも覚えてないけど。

だいたいいつもそんな感じだから、今回もたぶんそう。


ちなみにこれもワイド写真。



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走り出して5~6時間くらい、たぶん南会津あたり。

暑さもだいぶんマシになってきて、もちろんカブも絶好調。

このへんで確か、確信したんだった。



カブでロング、全然まるっきし問題ないって。



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会津若松の市街はさすがに混んでたので、クルマと一緒に走りながら、停まったときにパチリ。

道路を挟んでこの反対側が、確か鶴ヶ城だったと思う。

せっかく今までと違う形のツーリングなので、一瞬、見学していこうかとも思ったんだが。



やっぱ暑い街中でうろつくより、山の中を走ってる方が楽しいのでスルー。

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ほら、楽しそうなワイド自撮り(・∀・)



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ま、ここは山ン中じゃないけど。

山ン中は楽しくて写真忘れちゃうんだよ。

そしてやっぱりワイド写真(・∀・)



喜多方あたりまで来たところで、ちと早いけど今夜の寝床を決める。



コンビニに入って酒とサラダを買ったら、121号を適当に流して。

ダムの入り口を見つけたので、そのまま入り込んでゆく。

ダムと言えば河原と並んで、野宿ポイントの基本だ(俺限定)。

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日中ダム。

性懲りもなくまたワイド写真

なんでこんなに気に入ってたんだろうと思うが、明日以降もちょいちょいワイドだよ。



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ダム周辺の道をゆっくりと探索しつつ走ってゆく。



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普通に「名所」だの「観光地」探してたら、ぜってー来ないからね、こんなとこ。

いや、そういう旅が悪いってんじゃなく。

俺はこういう「行き当たりばったり」な出会いが好きって話だ。



ま、だから後で場所がわからなくなったりしてたんだけど。

今はほら、グーグルさんがいるから。

便利になったもんだ。



今なら「ガケ落ちポイント」も苦労しないで見つけられるんだろうなぁwww



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余計なことを考えながら走ってくと、「通行止」のカンバン。



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同じ場所を逆から見ると、奥の方に行けそうな道が続いてる。

もちろん行くさ。

それがしたくて千葉から走ってきてるんだもの。



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多少の未舗装路なら、カブさんの敵じゃない。

いや荷物満載だから、ムチャすっと荷崩れ起こすけど。

まあ、ゆっくり走れば大丈夫だよ。



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と、ここで道が途切れる。

ケモ的に言えば、むしろこっから「美味しい道」が始まるんだけど。

さすがに荷物満載のカブさんで、これ以上は俺のテクニック的に限界。



でも悔しいので、もう少し先まで、歩いて行ってみる。



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ね、良さそうな道が続いてるでしょ?

めっちゃKLXが恋しくなった瞬間。

まあ、ヤツで自走だと、ここまで来る間にケツが4つに割れちゃうけど。



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ここが終点なので、戻りつつ野宿ポイントを探そう。

探そうつーか、ここまで来るあいだに見繕(みつくろ)った場所があるので、そこから選ぼう。

つわけでUターンし、来た道を戻りつつ野宿ポイントを選定。



選定基準は、暑くなく、でも涼しすぎないこと。

涼しすぎると、陽が落ちてから一気に寒くなるから。

長そではオフロードジャージ一枚しか持ってきてないからね。

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ちと日は当たるけど、ここらがよさそうだ。

日陰の方が快適に思えるかもしれないけど、そういう場所は「虫にとっても快適」なんだよね。

蚊柱の立つ場所で、呑んだり寝たりはしたくないよ、さすがに(・∀・)



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荷物をほどいてテントを組み上げたら、今夜の宿が完成。



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あとはゴキゲンに呑んだくれるだけ(・∀・)



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ツマミはペッパービーフと豆のサラダ。

大地に神様のぶんの酒を少しこぼしたら。

さあ、今日の走りを思い返しながら呑もうか。


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めちゃめちゃ日当たりがいいので、太陽が顔を出すと、まだちょっと暑い。



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そんなときは秘密兵器の登場だ。

けっこう強く叩かないと冷えないので、最初、期限切れで使えないのかと思って焦った。

つっても思ったほど冷えないので、次回からは買わないかな。



むしろクーラーボックスでも買おうか。



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同じ「緑・青・灰」でも、こっちのトリコロールはオフロード魂に響くね。

「カブでキャリア引いて、KLXを積むとか面白いかもなぁ」などと益体もないことをつぶやきつつ。

あっという間に買ってきた2本の缶を空にしてしまう。



「う~む、もしもの時にと買ったのに、初日から使うことになるとは」



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スペアガソリン(人間用)。

野宿で酒が切れた時ほど悲しいものはないので、念のために買っておいたのだが。

まさか1日目から活躍することになるとは、予想外だった。



すべては夏のせい(`・ω・´)



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空と山を眺めながら呑む酒。

単車の横に座って呑む酒。

やっぱり最高に旨い。



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おじさん、ごきげんで自分撮り。

いや、どんくらい日焼けしたのか確認しようと思ったんだよ。

顔はもう日焼けなのか酒で赤いのかわかんねーけど。



と、何となく気分が乗って歌い始める。

酔っ払って、「愛のメモリー」を高らかに歌い上げるおじさん。

歌い終えてしばらくしてから、ふいに愛のメモリーだった理由に思い当たる。



「ああ、日焼けしたからか。すげえな、しげる」



松崎さんは何も悪くない。

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ようやく山の向こうに陽が沈み、時刻は7時ちょっと前くらい。



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バッタがいたので撮影。

飛蝗(ばった)って漢字で書くとカッコいいよね。

虫の皇だもの。皇っぽくないけど。



むしろやられキャラっぽい。



と、虫で思い出した。

テントのメッシュに穴が開いてたんだっけ。

修理するヤツ持ってきてたんだった。

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つわけでメッシュの修理。



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完成。

つっても翌日には剥がれちゃってたんだけどね。

こないだ買ったテープの方、持ってくればよかったな。



そんな夏ツーリング一日目。


 

by noreturnrydeen | 2018-08-11 08:37 | ソロツーリング | Trackback
 
5月の連休は、珍しく途中の平日に仕事をし。

ロングには出かけず、日帰りで秩父と一泊で群馬へ行ってきた。

それを何で今更ながら書いてるのか(現在6月9日)は……



ま、リアルで会ったときにでも話そうか(・∀・)






Facebookでタツヤが重大なニュースをつぶやいていた。

曰く「ひつじや閉店」とのこと。

肉の中で羊が一番好きな、かみさん48歳に激震が走る。



「んじゃ、ラストひつじや行ってみるか」


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天気のいい4月30日の朝7時半ころ。

カブをまたいで走り出す。

それなりに混んでる16号を、ひらひらとすり抜けながら。



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ビューエルさんなら一気に行っちゃう距離(100キロ)でも、カブさんは休憩を一発。

秩父だと大体、2時間走って休み、もう一時間で到着って感じかな。




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299に入ってからは、それほどクレイジーな混み方もせず。



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綺麗な緑を眺めつつ、のんびりトコトコと走る。

景色が良くなってからの「カブのイライラしなさ」は驚異的。

市街地だとすり抜けちゃうんだけどね(・∀・)




んで結局、2時間半くらいで「ひつじや」に到着。

すると……


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ラムもマトンもホルモンも、全部まとめて売り切れwww

ま、「もうすぐ閉店」つってんだから、考えたらあたりまえだ。

それでも、今までお世話になった店だから、最後に来れてよかった。



つわけで折り返し帰路へつく。



初めて食ったのは、タツヤがお土産で買ってきてくれたラムとホルモン。

「mio肉」の名で呼ばれたそれは、多くのダメ人間を魅了した。

なんだかんだ思い出深いなぁと思いつつ、すっ飛ばして自宅へ……



戻らずに、近所のスーパーへ飛び込み。

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冷凍ラムを買って羊祭りを行ったのは、ここだけの秘密だ(・∀・)

つわけで数時間後には5月4日の群馬キャンプの話をアップする。

あー忙しいwww



そんな感じで。



 

by noreturnrydeen | 2018-04-30 14:46 | ソロツーリング | Trackback
 
ユリシーズでロングに出ないと決め、代わりに「壊れない単車」を買った。

世界最強にしてホンダの代名詞、スーパーカブだ。

しかも毀誉褒貶、非難轟轟、七転八倒で名高い「中華カブ」ことJA10だ。

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最初は、新型はダメみたいな話を鵜呑みにしてたが、調べてみると賛否両論が激しい。

ならば自分で確かめてみるしかないだろう。

結局、単車の評価なんて乗った人間の数だけあるんだから。



なにより型式がいいよね。

JA10……10……ヒトマル……そう、こいつはヒトマル式なのだよ。

そら燃えるだろ(スルー推奨)。






納車日は、たまたま治療に来たゴーに、タクんとこまで送ってもらったので。

そのまま家でゴーを相手に呑んでたら、うわばんもやって来て宴会。

酔いつぶれて早寝しちゃったので、乗る暇はなかった。



明けて翌朝、昨日の早寝(早つぶれ)がきいて早起きした47歳は。

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肘と膝にプロテクターを装備して、半ヘルにゴーグルで準備を整え。



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朝っぱらからウキウキで走り出した。



手賀沼南岸を西へ走り、適当なスタンドで給油。

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納車の時に2リッター入れてくれてたので、もう2リッターくらいしか入らないんだが。

一応、満タンからどんな感じで減っていくのかを知りたかったのだ。

さて、それじゃあ、がっちり走ってカブと仲良くなろうか。



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つわけでまずは、目についたダートへ。

フラットダートを走ると、グリップ任せや力づくじゃない部分がわかるので、俺の定番。

旅先でダートだからとあきらめないためにも必須だ。



もちろんこのくらいのダートは、軽くこなすカブさん。

それは購入前からわかってたけど、思いの外だったのが「スタンディング」のやりやすさ。

カブのサスはお世辞にも最高とは言えないから、ヒザが使いやすいのはありがたい。






ダートを堪能したら、そのまま利根川へ出て水郷ラインへ。

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適当なところで茨城側へ出て、いつもの道をトコトコと走る。



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ゴーストップがまるっきし苦じゃないので、停まって写真を撮るのが楽しい。

トコトコ走ったり、アタックしてみたりしながら、カブさんと順調に仲良くなってゆく。

慣らし運転? 知らんな(`・ω・´)キリッ



楽しく走ってると、大利根東公園が見えてきた。

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滑り込んで写真を撮り、タバコを一本点ける。

SNSにアップしたら、「女の子か」とか「後ろにユニックwww」とツッコまれたが、ニコニコの47歳には馬耳東風。

早くも気に入ってきたカブさんを眺めつつ、ニヤニヤしてた(・∀・)






公園を出て北へ進路をとり、昔、銀星と会った通称「銀星イレブン」で朝飯を食う。

おむすびをふたつ食ったら、ひょいとまたいで走り出そう。

この手軽さ、たまらんよね。



慣れたルートで、さらっと霞ケ浦へ到着。

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ここから時計と反対回りに、湖岸を半周してゆこう。

釣りをする人や、デイキャンプBBQファミリーを横目に、湖を眺めて走る。

風は涼しいつーか軽く寒いくらいで、走るのにはちょうどいい。



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青空の方が写真的にはいいんだけど、この天気だと人間と空冷エンジンには優しいね。



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こんな場所も多いので、当然、それなりに性能チェックをしてみたり。

走り出した時より各部がなじんできたのか、80スピードまでは充分、常用に耐える。

加速や伸びは旧型のJA07には及ばないが、安定性はこちらが上のようだ。



つまり、峠ひらひらは07に軍配、ロングトコトコは10って感じかな?






道の駅たまつくりあたりで、路肩へ停めて休憩。

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いやまあ、写真撮りまくってるから、何度も停まってはいるんだけど。



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上と同じ場所を別角度から。

後ろにある橋が、霞ケ浦のくびれを横断する、霞ケ浦大橋。

ここから北側が、霞ケ浦の上1/4にあたる。



一服したら、またひょいとまたがって、残りの部分を走ろう。

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さっきと似たような絵だが、これは霞ケ浦北端の、とんがった部分を渡る橋。

この橋を渡って、反対側の東岸をゆくのだが、せっかくなので行けるところまで行ってから。

舗装は途切れてるが、来るときにダート走行は確認済みなので問題ない。



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さっきのダートよりは凹凸が激しく、いくぶんハードになるけど、まあ大丈夫だろう。

つわけで走り出し、ちょっと自信が出てきた分、平均速度を上げる。

ときどき穴に足を取られて暴れるも、このサイズと車重なので、大騒ぎするほどのこともなく。



スタンディングのまま、げらげら笑いつつ進んでゆくと。

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行き止まりになったので、ここでUターン。

小さな車体は、ここでも抜群の取り回しをみせる。

ツーリング先で迷っても、これなら全然怖くないね(・∀・)



戻って橋を渡り、東岸に出たところで、また走り出す。

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これは霞ケ浦大橋のさっきと反対側を越えたところ。

あとは湖沿いに東へ走って、土浦あたりから帰るだけ。

どうせ俺のことだから、帰り道はすっ飛ばすので、せめて東岸はトコトコ行こうか。






クルマに追いついても、アクセルを緩めてのんびりと走る。

普段はわりと難しいことが、カブさんだと簡単なのがうれしくて楽しくて。

ゴキゲンで歌いながら走ってたら、危なく、飛んできた虫が口に入るところだった。



半ヘル怖い(´・ω・`)




結局、土浦を越えてもう少し回り込み、125号を走っていると。

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「予科練平和記念館」の看板を見つけ、Uターンして入ってゆく。

ホント、この機動性つーか小回りのよさは、ツーリングには最強の武器になるだろう。

今から、遠出するのが楽しみで仕方ない(・∀・)



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記念館の外に展示してあった、零式の二一型と一緒に記念撮影。

車体が軽くて取り回しがいいから、なんでもひょいひょいできて楽しい。

うっわ、はやく夏休みにならないかなぁ(12ヵ月ほど我慢しましょう)。



すっかり次のロングを楽しみにしつつ、あとは適当に道をつないで帰路に就く。



迷うつーか現在位置を見失っても、ひょいと路肩へ停めて携帯でチェック。

ああ、このへんかと理解したら、また適当に方角だけ定めて走る。

まさに俺の大好きな気まぐれツーリングに最高の相棒だ。






自宅近くでふと思い出し、スーパーによって昼飯の買い出し。

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買った袋をフックに引っ掛けたら、ツーリング帰りのはずが、どう見てもただの買い物帰り

「なはは、やるなぁカブさん。無敵じゃないか」

べた褒めしながらニヤニヤとまたがり、家に向かってアクセルをあけた。



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ほんの200kmほどだが、カブの実力の片りんは拝めたような気がする。

1リッターのガソリンボトルを2つも持てば、航続距離も充分だろう。

ケツはすこーし痛いくらいで、KLX125と比べれば天国みたいなもんだ。



次はもう少し長く走って、カブさんとの距離をさらに詰めていこうと思う。


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そんな感じで。

 


by noreturnrydeen | 2017-08-27 12:30 | ソロツーリング | Trackback
 



□8月12日(承前)

琵琶湖に向けて、国道19号を西へ。

途中でガスを入れようと、通りがかりのスタンドへ入り。

ガスを入れてからエンジンをかけようとすると。

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はい、かかりません。



だが、これは慣れたタイプのエンジンストップなので大丈夫。

このパターンの時は、一回キーオフにしてしばらく休んでると、だいたい復活する。

たぶん、熱でなんか誤作動したんだろう。知らんけど。

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毎度のことだと、道っぱたでタバコを一服しつつ、回復を待つ。

テキトーに休んだあとキーオンすると、ほら、さっき消えてたインジケータが点灯してる。

セルを回せば無事にエンジンが回りだし、それじゃ、ツーリングの続きだ。



ワインディングはないものの、代わりにどっかん直線と青空

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夏のツーリングらしい風景を堪能しつつ、ドコドコ気持ちよく走ってゆく。

すっ飛ばす時のひらひらと、直線のんびりドコドコ感の、完全な両立

やっぱり俺はビューエルが好きだなぁ(・∀・)






やがて瑞浪市か土岐市あたりだったか、ホームセンターを発見するマイトガイ。

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迷わず駐車場に滑り込んだ。

なぜならもう、だいぶん前から気持ち悪さが限界だったのだ。

冷房の効いたホームセンターに入り、目的のモノを500円で買ってくる。



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ぐちゃぐちゃのブーツを履くのはここまで。

これからブーツが乾くまでは、この新しい旅の相棒、「サンダル500」に活躍してもらう。

ちなみに「サンダル」の部分は「ガンダム」と同じイントネーションで読んでもらえれば幸い。



足の指の間を通るさわやかな風に、すっかりごきげんのかみさん。

「暑くても、やっぱ晴れてる方が気持ちいいよねー♪」

サンダルを落とさないように気を付けながら、ニコニコで国道を走っていると。



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性懲りもなく、また雨が降ってくる。



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悟り切った表情で遠くを眺めながら、静かに走る47歳。

「ま、空は青いし、すぐ止むだろ」

誰にでもない、自分自身に言い聞かせつつ、アクセルをあける。



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ありがたいことに、雨はすぐにやみ、青空が顔を出してくれる。

もちろん、ギラギラクソ暑くはあるんだが、「これでブーツが乾くぜ」と心を元気づけ。

21号線を西へ西へ。






名古屋市街を通る21号線は、クソ混んではいるものの、とにかく道幅が広い

三車線なんか当たり前、四車線あるところも珍しくない……つまりすり抜けしやすい

実は日本一荒っぽいんじゃないかと思われる、愛知の車列を左右に縫いながら。



今ツーリング初めての、鬼すりぬけ大会だ。



琵琶湖までの辛抱だと、全力で集中しながら、俺と同じくらい乱暴な運転の連中を抜き去る。

前と車の動きとミラーしか見てないので、景色なんぞひとっつも記憶に残らない

「昔は、『出発から帰宅までずーっとこれ』だったんだよなぁ、アホだなぁ」



くすっと笑ったら、関ヶ原あたりで、そろそろ道が空いてきた。






さて、それじゃ切り替えてのんびり行こうか。

コンビニで休憩がてら、SNSに現在地と目的地を書き。

熱でグスるエンジンをだましだまし、琵琶湖の東岸へ出る。

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「おぉ、やっぱりきれいだなぁ。それに風が気持ちいいや」

あとは東岸をさらっと南下すれば、湖岸緑地はすぐそこだ。

……と思ってた時期が、ボクにもありました(´・ω・`)



もね、琵琶湖のデカさをナメてたね、俺は。



行けども行けども、湖岸緑地がやってこない。

あまりに遠いので、だんだん疑心暗鬼になってくる。

「あれ? どっかで見逃した? いや、まだまだのはずだ」



記憶にあるランドマークを探しつつ、一本道をひたすら南下。






アホほど混んでる渋滞の車列の横を、えっちらおっちら抜けてゆき。

ようやく、本当にようやく、見覚えのあるランドマークが見え始める。

結局、彦根からかなりの時間を費やして、ようやく湖岸緑地へ到着。



ユリシーズを停めて荷物をおろし、湖岸緑地の草原の上にぶちまけ。

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「ふいー、なんとかたどり着いたなぁ」

ため息を吐き出しながら、シートを敷き、テントを組み立て、SNSへ投稿し。

全部終わったところで、ようやく、ジャックダニエルのキャップをあける。



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関ヶ原のコンビニで買ってきたブロックアイスを放り込み、冷えたミネラルウォーターで割ったら。

いつも通り大地の分け前をこぼしてから、グラス(プラスチック製だけど)を太陽へ掲げ。

「お疲れっした! いただきます!」



湖面から涼しくて優しい風が吹いてきた。

今夜は気持ちよく眠れそうだなと、湖を眺めつつ酒杯を傾ける。

琵琶湖の夜は、旅の気分をさらに盛り上げてくれたのだった。






□8月13日

明けて翌朝、快晴とまでは行かないが、気持ちのいい青空が広がる。

「これなら今日中にブーツも乾きそうだ」

つわけでサンダル500をつっかけ、荷物を単車に積み込んだら。



さあ、今日はどっちへ行こうか。



しばらく地図を見ていると、京都を抜けた先に国道372号線という道を見つける。

山間部を通って姫路へ向かうその道が、どうやら面白そうだ。

「姫路まで出てから、四国へ渡るか山口へ行くか決めよう」



大雑把なルートが決まったので、フロントホイールを南から西へ向ける。






朝イチまだそれほど混んでない京都市街を抜けて、無事372号へ出た俺は。

ここで自分の選択がとんでもなく大正解だったことを知る。

この372がとにかく楽しい道だったのだ。



単純にワインディングオンリーってわけでもなく、かといって混んでる国道でも当然なく。

ワインディングと平地の絶景が、絶妙のバランスで混在している(京都側半分)。

朝からごきげんにツイスティな道でひらひら踊り、抜けた先には青空と緑。

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デジカメの電池が切れたので、ここから先は停まってる写真だけなのが実に残念だ。

「携帯ホルダーでもつけて、走りながら撮れるようにしようかなぁ」

まあ、走ってる途中で落とす未来しか見えないけど(・∀・)



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山(曲道)と、直線(景色)を充分に堪能しつつ、斜めから射す朝日を背に受け、ひた走る。

R1000やフューリィ、ハヤブサやロケットスリー、今まで乗ってきたいろんなバイクを思い出し。

「うん、やっぱりビューエルは俺のバイク人生の集大成なんだよな。これからもよろしくな」



改めて実感し、バリ伝のグンちゃんの真似をして、タンク(カバー)にそっと手を添える。



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国道372は、今回のツーリングで一番楽しかった道だ、と言っていいかもしれない。

姫路側になると、そこまでビックリするほどじゃないんだけどね。

とまあ、そんな感じで走ってる最中に写真を撮ることもなくなり、走りに集中して没頭し。



「混んできたなぁ、市街地だなぁ」

と思ったら、姫路に到着していた。

せっかくなので、最も美しいと名高い「姫路城」を見にゆく。



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市街地をすり抜けながら走って、案内看板の示すまま進んでゆくと、お城についた。



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近くだとかえってよく見えなかったので、少し離れたところから写真を撮る。

現地でも思ったし、写真を見返しても実感するけど、本当に美しい城だ。

あの時代に生まれてたらおそらく雑兵だったろう俺でも、「この城を守るんだ」と思える。






姫路城をあとにしたら、通りがかりのコンビニへ入り。

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ようやくサンダル500をぬぎ、ブーツを履きなおす。

つーか372号が楽しくて、サンダル500のまま割と攻めちゃったのはここだけの秘密だ。

ステップ擦ったとき「ぬおっ!」とか変な声が出た(・∀・)



ブーツに履き替えたら気分も新たに、国道2号線を西行しよう。






2号線は高速道路みたいな無料バイパス区間が多いから、距離を稼ぎやすい。

とりあえず岡山あたりまで何も考えずに走り、そこから四国へ渡るか決めよう。

ま、尾道あたりでもう一回、四国への分岐はあるし、テキトーに行こうか。

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どこだか忘れちゃったけど、2号線のバイパス区間。

バイパスに乗った瞬間、この景色に迎えられて、思わず路肩へ停めて写真を撮った。

透明感と奥行きが、どうにも堪(たま)らなかったのだ(・∀・)



とまあ気持ちよく走りだしたのだが。



如何せん走りやすいバイパスばかりがあるわけじゃなく。

基本的に混んでる2号線は、すり抜けしなくちゃならない区間もたくさんある(すり抜けはマストじゃありません)。

気合を入れて集中し、すり抜けをしまくっていると、周りが見えない。



バイパス区間ではいろいろ考えてたのに、結局、岡山も尾道もすっ飛ばしていた。

「ま、いいや。山口に向かって、帰りに四国へ渡ろう」

風まかせらしい結論が出たところで、あとはひたすら2号線をすっ飛ばすだけ。



そんな状態なので、このへんから現在地の確認がかなり怪しい。

一本道だと油断するよね。

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どこかのバイパス区間の途中にある、パーキングとか道の駅みたいなところへ入った。



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瀬戸内の美しい海に、しばし目を奪われる。




と、パーキングの柵のあたりに、やたら敷物が敷き詰められている。

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なんだろうと思いつつ、写真のお尻を向けてる男性に近寄ってゆくかみさん。

「こんちは! 今日ってなんかあるんですか?」

「ええ、花火大会があるんですよ」



なるほど、それで敷物を敷いてるのかと思いつつ。

俺の興味は敷物や花火大会から離れ、件(くだん)の男性そのものへシフトしていた。

なぜなら、彼の耳が俺より激しい「柔道耳」だったからだ。



かみ 「失礼ですが、その耳って……何かやってらっしゃいます?」

男性 「そちらも、何かやってらっしゃるんですか?」

かみ 「柔道です」

男性 「私も柔道です」



お互いにニヤっと笑い、柔道家同士うちとけて話をする。

やがて彼の知り合いがやってきたところで、「それじゃ」とあいさつをし。

やけに楽しい気分で、ユリシーズにまたがった。






いつもより長い休憩時間だったせいで、エンジンの方もいくらか機嫌を直したようだ。

それからは特に目立ったトラブルもなく、鼻歌を歌いながら2号線を駆け抜ける。

やがて、姫路から走ること6時間、目的地に到着した。



山口と言えばもちろん、山口のハーレィ乗りドルフィの家だ。



珍しく、迷うことなく到着し、ドル家の前でエンジンを切ると。

「ははははは! 早かったっすね」

ドルと嫁のJちゃんが、笑顔で迎えてくれた。



なんのアポも入れず突然やってきて、いきなし「風呂かせ」とか言ってるキチガイを。

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嫌な顔ひとつせず気持ちよく迎えてくれる、おひとよしな夫婦である。



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愛犬のカイくんだけは、突然やってきた不審者に、警戒心マックスでレッドアラート爆鳴り中。

まあ冷静に考えて、カイくんの対応がいちばんまともつーか正しい。

ドル夫婦は俺を甘やかしすぎだ(・∀・)



ドル 「かみさん、俺らちょっと用事があるけえ、留守番しとってもらえます?」

かみ 「おう、もちろんだ。突然きちゃって悪りいな」

ドル 「いえいえ、来てもらってうれしいですから」



などと俺を甘やかすドルは、立ち上がって台所へ行くと、なにやらやり始める。

驚く俺の前に、次々と酒瓶が並べられてゆき。

「かみさん、帰ってくるまで、好きなの呑んで待っとってください」



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待つよ、待つとも、待たいでか! なんなら一週間くらい留守番できるよ俺。

とまあ、すっかりご機嫌でドル夫婦を送り出し、オシャレな家でお留守番をする。

時々、庭に出てタバコを吸いつつ、警戒するカイくんを懐柔するも、和解には至らず



数時間後、帰ってきたドル夫婦と、呑んだくれて楽しく過ごす。

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ドルのおすすめ「殿様しょうゆ」は、旨口つーか甘めの醤油で、めちゃめちゃ旨かった。

だから後で買おうと思って、こうして写真撮ってたんだってことを、今、これを書きながら思い出した。

あとで通販サイトさがさなくちゃ(・∀・)



ドル嫁のJちゃんをマッサージし、すっかりふにゃふにゃ骨抜きにしたら。

ドルとふたりで呑んだくれつつ、いろんな話をした。

仕事や嫁、バイクにダチ、久しぶりに会ったダチと話すことはいくらでもある。



なんだかんだ遅い時間まで、楽しい夜を過ごせた。






□8月14日

翌朝、そーっと出発しようとしてるところを、ドルに取り押さえられる。



「かみさんのことだから、早出すると思ってましたよ。朝飯くらい食ってってください」



ありがたい申し出に、家へ戻って朝食をいただく。

しばらくまったりした時間を過ごし、それじゃあと腰を上げたら。

ドルとJちゃんに見送られつつ、「またな」と笑ってセルを回す



きゅるるる……きゅるるる……



はい、お疲れ様です。エンジンかかりません



電圧計は6とか8とかありえない数値を表示している。

苦笑いしながら荷物を降ろし、シートを外してバッテリをむきだしたら。

「ドル、わりい。ジャンプコード持ってない?」

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ジャンプしてもらって、エンジンをかけたら。

アクセルを煽ってみると、どうやら充電はされてるようだ。

「ふむ、レギュレータが逝ったわけじゃなさそうだ」



だとしたら、エンジンさえかかれば充電できるだろう。

なんで突然、バッテリが空になったのかはわからんけど。

レギュでもオルタネータでもないとすると、やっぱバッテリの寿命かなぁ。



ドル 「今日、休みなんで、なんかあったら連絡ください」

かみ 「おう、ありがとう! ま、だましだまし行ってみるよ」

何の根拠もなく、何の解決にもなってないセリフを吐いたマイトガイ。



今度こそ二人に別れを告げて、東へ向かって走り出した。






走り出してすぐ、さっきまで12とか13だった電圧計が、いきなし6になったまま動かなくなる。

「あれ、充電されてない。なんでだ? さっきまで動いてたやんけ。今度こそレギュか?」

首を傾げつつ、さすがに充電されない状態じゃアレなので、ドル家へ戻りかける。



と、戻ってる途中でいきなり電圧が復活し、アクセルに追従して電圧が上がるようになった。



「わけわからん。電圧計そのものの表示がおかしいのか……いや、実際にバッテリ空になってるしな」



とりあえずレギュが逝ったわけじゃなさそうだし、なら、ジャンプすれば家まで戻れるか。

じゃあ、ジャンプコードがあるであろうガソリンスタンドを繋いで行けばいいんじゃね?

あれ、俺って天才じゃね?



つわけで、「停まるのはガソリンスタンド」という縛りの元、とりあえず千葉に向かって走り出す。






ところがこの作戦、俺とバッテリ的には正しかったのだが。

空冷エンジンにとっては、ハードでやり切れない作戦だったようだ。

とにかく150~200㎞走り続けるって条件だからね(´・ω・`)



エンジンチェックランプが付き、空冷OHVが悲鳴を上げるころ、一発目の給油。

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2号線のどこだか、ガソリンスタンドのすぐそばの道っぱた。

スタンドの販売機で買った水を、景気よくエンジンにぶっかけて冷ましながら。

自分も冷たいドリンクを飲んで、身体と頭を冷やしてやる。



今のところは、なんとかエンジンもかかるけど、このまま千葉は厳しいかなぁ。




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原因を考えたり、この先の対処を考えたりしながら、たんたんと進んで二回目の休憩。

画面の奥、左側にガソリンスタンドが見える。

「給油しなくても、スタンドの近くで休憩すればいい」ことに、ようやく気づいたうっかりかみさんだった。



暑くてぼーっとしてた、ってコトにしといてくれたまえ。






そのあと、大阪あたりで道に迷ったり。

そんな絶妙のタイミングで大阪のムラタから「大丈夫?」なんて連絡が入ったり。

それに返事しつつ、大阪市街の地図を何度も確認したり。



それでも、やっぱり道に迷ったりしつつ。



なんとか大阪市街を抜けたところで、コンビニ休憩をとる。

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もちろんスタンドのそば。

ここで今日中に千葉へ行くことをあきらめたマイトガイ、三重のおーがへ連絡を入れる。

「泊めてくれ」「かまわんぞ」と、これまたいつも通り。



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急ぐ必要がなくなったので、余裕ができたのか、タイアの減りなんか気にしてるようだ。

さすがにこれは、帰ったら交換してやらないとなぁと思いつつ。

三重のおーが家へ向かって、のんびりと走り出した。






国道25号のうねうねゾーンを楽しんだり、高速みてぇな平均速度に笑いつつ。

夕方くらいだったか、無事、三重のおーが家に到着した。

すっかり大きくなった、おーがの愛娘にして俺の愛娘、NNKが笑顔で迎えてくれる。

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来年は五年生、高学年になるNNKが、俺に懐いてくれるのも、これが最後かもしれない。

感慨深く思いながら、おーが家で歓待を受ける。

つーか居心地よすぎて忘れてたよ。



この家に初めて来たんだってことをwww



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最近のおーが家は、この二匹を中心とした封建社会が築かれている。

手前が「きなこ(♀)」で、奥が「わさび(♂)」という、この家の暴君たちは、警戒心が緩かった。

少なくともドルん家のカイくんほどは警戒されなかったよ(・∀・)



バカ話して呑んだくれて笑って、正月以来のおーが一家と団らんし。



途中で帰ってきた長男UKTとも、軽く話をしたりしつつ。

さて、明日もだましだまし走って、なんとか千葉へ帰り着こう。

楽しい時間の余韻を楽しみながら、心地よい眠りについた。






□8月15日

「かみ、ちょっと見てみ」



いつもどおり静かに出てゆこうとする俺を、おーがが呼び止める。

続けて、おーが嫁の飼い主ちゃんが、「ウチの娘を泣かさんでくれる?」とニヤニヤ。

何のことだ? と、ふたりのそばにいるNNKを見た瞬間、俺の時間が停まった



NNKの瞳から、はらはらと涙が流れていたのだ。



あ…ありのまま今起こった事を話すぜ。

47歳のおっさんが家に帰ると言ったら、小学四年生の女の子が涙を流していた。

何を言ってるかわからねぇだ(ry



そんなもん、「勝てる方程式」が見当たらねぇわけで、俺の連泊が決定した。






つわけで、「ラーメン喰いたい」とわがままを言い出した、千葉のおっさんの意見が通り。

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みんなで「ラーメンぐんじ」へ向かった。



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さっぱりとしてるのに、出汁が濃くておいしいラーメンだった。

サービスで付いてくるネギ油を入れると味が変わり、見た目より多いのに飽きずに食える。

チャーシュー丼は残念ながら、俺には甘すぎたけど。



ラーメンを食ったら家に戻り、だらだらと過ごす。

ホント、家にいるのとほとんど変わらない感じで、このまま休み明けまで過ごしそうなイキオイだ。

でも、明日はちゃんと帰らないとね。
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□8月16日

翌朝、4:30に起きだした俺は。



みなを起こさないようにそーっとおーが家を出る。

ちょっと小雨が降ってるけど、これくらいなら問題ないだろう。

キーオンすると、おぉ、バッテリも13ボルト以上出てるじゃん(・∀・)b



祈るようにセルを回すと、すぐにエンジンが起きた。



そのまま前の坂道をそーっとくだり、とにかく住宅街を抜ける。

あとは千葉へ向かって走りだけなのだが……このまま下道をゆくのは、正直しんどい。

走り自体は退屈だけど、仕方ない、高速道路で帰ろうか。






つわけで高速に乗ったマイトガイ、涼しいつーか寒いくらいの朝の道を走ってると。

ぽつりぽつりときた次の瞬間。

やけくそのような土砂降りに襲われたのだった(´・ω・`)



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スタンドで給油したあと、濡れた服を脱いでカッパを着こむ。

さあ、あとは200kmごとに給油しつつ、まっすぐ千葉まで帰ろう。

雨だからエンジンも熱くなりすぎないだろうし、ま、行けんだろ。



頼むぜ相棒、家まで何とか持ってくれよな?












日本平(静岡)までだった(´・ω・`)



そこへ至るまでに、もちろん兆候はあった

走ってるうちに突然、充電しなくなり、電圧計が12.11.10.9……と下がり始める。

こらぁいよいよヤバいかと思ってると、突然、電圧が13ボルト付近まで回復



そんなのを繰り返すため、高速を降りるタイミングを計りかねていた。



でもまあ、なんとか行けんじゃねぇか? と根拠のない結論で走ってると。

不意にメーターが落ち、スピード、タコメータともどもビタイチ動かなくなる

「いよいよ速度に距離さえわかんなくなったか。もう、厳しいかな。いや、行ける!」



ダメな47歳がダメな中二病を発揮した結果。



またメータが動き出したり、電圧が戻ったり、もう何が何だかわからん状態。

そしてついに、日本平の手前でエンジンが息継ぎを始めた。

アクセルをあけてもガス欠みたいに反応がとぎれとぎれ。



さすがにダメだと、車体をガクンガクンさせながら日本平パーキングに入り。

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バイクパーキングに入れたちょうどそのタイミングで、エンジンが止まった。

しばらく休ませてから、キーオンするも電圧計は6ボルトを表示。

ここで完全にあきらめつつ、念のためにセルを回してみると、やはりピクリともしない。



天を仰いで大きく息を吐きだす、マイトガイことかみさん47歳。



携帯を取り出したら、かけ慣れた電話番号に連絡を入れる。

保険会社のスタッフに現状を伝え、レッカーの手配をお願いしたら。

迎えが来るまでパーキングでゆっくりと休もうか。






SNSに「停まった」旨を書き込み、のんびりとウェブ小説なんぞを読んでると。

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一時間ほどで、レッカーがやってきた。

レッカーに積まれてるユリシーズの高速料金を、納得いかない気持ちで支払い。

一番近いレッドバロン清水店へ送ってもらう。



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バイクを降ろして帰ってゆくレッカー屋さんを見送ったら。

バロンのスタッフにタクの店へ移送してもらう旨をお願いし、ついでにタクへも連絡しておく。

それからタクシーを呼んでもらって、最寄り駅まで。



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静岡駅から新幹線に乗って、無事(?)、柏まで帰ってきたのだった。






楽しかったこと、前フリになってたこと、いろいろとあったけど。

総じて面白いツーリングだったことは間違いない。

が、さすがに何度も新幹線で帰るのは、いろいろと切ないので。



今回限り、ユリシーズでのロングツーリングはやめようと思う。



もちろん、通勤や近場へのツーリングには行くけど、新幹線レベルの距離は出かけない。

これからは大切に、熱を持ったらすぐ停まるくらいの感じで、穏やかに付き合っていこうと思う。

何度トラブっても、帰ってこれなくなっても、俺はやっぱりビューエルが好きだから。



んで、もちろん「ロングツーリングに出ない」って選択肢は、俺の人生にはありえないので。



ロング用に新しいマシンを、それもぜってー壊れないのを、買うことにした。

つーかこれを書いてる段階で、もう発注済み納車待ちだったりする。

買ったのは世界最強の単車、スーパーカブ110だ。



さて、カブでいったいドコまで行けるかなぁ(・∀・)

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2017夏ツーリング/了



by noreturnrydeen | 2017-08-12 12:58 | ソロツーリング | Trackback
 
□8月11日

さて、今夏も風まかせな、気まぐれツーリングにでかけよう。

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まずはシートをロング用の黒一色に付け替える。



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そしたら荷物を積んで、朝っぱらから走り出すのだが。

国道に出た瞬間、道がクソ混んでたので、とりあえず少しマシな16号の内回りへ。

このまま流れで秩父へでて、例のごとく299号で山の中へ行こうかね。



バカみてぇに暑いし(´・ω・`)



つわけで16号をぐるっと回って秩父に入り、一服しながらSNSに報告した後は。

夏に走るのは久しぶりの、299経由~長野岐阜コースを走り出す。

ずーっと混んでる国道をすり抜けしてきたので、気持ちが逸(はや)るったらない。

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空模様は残念だけど、夏のツーリングに出たんだなと、気分はひたすら高揚。



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曲がった道はすっ飛ばしてるので、写真はだいたいいつも通りこんな感じ。

やがて県道45号線との分岐、春先だといつも通行止めになってるあたりに差し掛かり。

「おぉ、さすがに夏は通行止め解除されてるな!」



喜びの雄たけびとともに、十国峠を目指して武州街道へ。


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もちろん、しこたま笑顔である(・∀・)



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天望山を越える十国峠はこんな感じの、いわゆるクソ峠。

120スピード上限くらいで、くねくねひらひら気持ちよく踊る、狭い山道だ。

リーンアウトのオフロード乗りで、モタードチックにタイトな曲道を駆ける。



やっぱり、楽しい(・∀・)



と。



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急に霧が出てきた。

「ぎゃははは! なんだ急に? あー見えません見えません!」

げらっげら笑いながら、「どうでしょうごっこ」をしつつしばらく走る。



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さすがにぶん回しすぎたのか、エンジン冷却ファンが回転を上げた。

ちょうど休憩所があったので、エンジンを冷ましがてらそこへ入る。

エンジンを切るとふぃーん!という冷却ファンの音が響く。



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待ってれば晴れるかも知れないが、気持ちが走りたくて仕方ない。

タバコを一本灰にして、写真を撮ったらとっとと出かけよう。

この辺からは下りっぽいから、霧も途中で晴れるだろう。






下りのクソ峠を満喫してると、やはり途中で霧が晴れてきた。

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それじゃあ、このままワインディングが切れるまで、がっちりすっ飛ばそうか。



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299は基本的にずーっとワインディングなので、しょっちゅう走るんだけど。

どれだけ走っても、飽きずに楽しめるいい道路だ。

もちろん単発の気持ちいいワインディングは、日本中にいいだけあるけど。



200キロメートル近くも、延々と曲がってる国道ってのは貴重だよね。



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ヘルメットの中は、ずーっとニヤけっぱなしのマイトガイ。



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どうやら山間部を抜けて、平地に出てきたようだ。


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上野村か佐久穂あたりかな? 「旅に出たぜ」って気分がマックスになる絵。



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299が国道141号とぶつかるT字路に、ちょっと面白い看板を見つける。

「元気が出る公園だと? よろしい、元気にしておらうじゃないか! ぎゃははは!」

ツーリングで走り続けると陥(おちい)る、ツアラーハイ状態な、かみさん47歳。



けたけた笑いながら、元気が出る公園を目指す。



で、到着してみると。
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普通の公園だった。要するに元気が出るのは子供という、そりゃそうだろう的な話。

残念ながら、47歳を元気にはしてくれないっぽいので、来た道を戻って国道へ。

まあ、こんな寄り道もとにかく楽しいのが、ツーリングのいいところ(・∀・)



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つーか案外、元気出てるっぽいね。

あいかわらず肩ごしのバックショットは下手くそだけどwww






そのまま141と299の並走区間を抜け、茅野の299終点から国道20号へ。

松本へ向かって混んでるフタケタ国道を進んでゆくのだが。

それまでがしこたまワインディングだったので、クルマの多い道が鬱陶しい。



「あー、なんか疲れたな。もう、今日はこの辺でテキトーに寝るか」



思っちゃったら仕方ないので、ちょっと早いけど通りがかった休憩所に入り。

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荷物をおろして、今日の宿泊場所を確保する。

思いついたら、その瞬間に寝場所ができる。

このためだけに、運動性を犠牲にしてテントや荷物を積んでいるのだ。



準備できたので、酒でも呑もうかと荷物をあさっていると。

ぽつり、ぽつり、雨が降り出した。

「おぉ、いいタイミングでテント張れたな」

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バイクの下あたりを見ると、雨降ったのが一目瞭然。

土砂降りってほどではなく、降ったりやんだりといった鬱陶しい感じだ。

しかも雨で涼しくなるかと思ったら、かえって湿気が多くなる始末。



「蒸してるなぁ。俺ぁシューマイじゃねぇんだぞ」



ぼそりと文句言っても、おてんとうさま相手に意味はない。

が、仕方ねぇかとあきらめた途端、面白いもんで風が吹き始めた。

少し涼しくなったので、バッグからジャックダニエルを引っ張り出す。

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もちろん、落として割らないように、ビンは地べたに直置きが基本。

大地への分け前に、テネシーウイスキーを数滴、地面へこぼしたら。

へへっ、今年もツーリングに出られたぞ(・∀・)/



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初日の夜は、そんな風にして更けていった。






□8月12日

あけて翌朝は、曇り空。

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まあ、そのぶん涼しいだろうと、テントから這い出して。



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おむすびひとつコッヘルへ放り込んだら、雑炊にしてお腹を満たす。

さて、朝の空いてるうちに松本市内を抜けて、大好きな野麦峠を走ろう。

つわけで、飯を食ったら荷物を仕舞い、意気揚々と走り出す。



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これは松本を抜けて、高山へ向かう158号へ乗ったあたりかな。



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日本アルプスの間を抜けながら、乗鞍の手前にある梓湖を目指す。



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梓湖についたところで、タバコに火をつけながら、湖の写真を撮り。

ここまで来る途中で、ちょっとハンドルの位置が気になったので、ついでにそれの対策。

いつものごとく道端で店を開く、かみさんとビューエルさん(ビューエルさんは無罪です)。


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工具を出してハンドルを緩め、ちょっと上げ気味のポジションへ。

峠を走る場合、低い方がよさそうな気がするだろうけど、それは空荷のときの話。

荷物があるときは、高い方が(俺は)コントロールしやすいのだ。



空荷なら低いハンドルで、股の下でひらひらやるのが面白いんだけど。






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つわけで準備が出来たら、野麦峠を目指してひた走る。



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こんな感じのクソ峠が延々とつづく、一部のマニアにはたまらない峠道。



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個人的に一番好きな場所。「野麦峠に来たなぁ感」を一番感じるポイント

最も好きなポイントが、峠の底辺の部分ってのもアレだけど、まあ、許せよ。

あと、ここから先が今までより更にタイトでハードになるので、その切り替えの意味もある。



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落石、山汁、砂、気を付けるポイントには事欠かない。

半分オフロードの気分で、タイトかつスリッピーな荒道を下ってゆく。

やがて野麦峠が終わり、いったん大きな道へ出るところで。



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ついに、空が泣き出した。

それもシクシク静かに泣くんじゃなく、絶叫とともに大泣きし始めたのだ。

さすがにマズイので、カッパを着たり、荷物にカバーをしたりと養生する。



それから恨めし気に空を眺め、ため息をついたら走り出そう。






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雨の中、国道361を北上し、高山の手前で国道41号へ乗り換え、下呂温泉あたりを目指す。

フラナガンと走った時もそうだったけど、下呂温泉に向かう時っていっつも雨だなぁ。

ってことは、これもフラナガンの呪いかなぁなどと、益体もないことを考えつつ。



土砂降りの中を走ってると、トンネルに入った。



「おぉ、冬といい雨といい、トンネルってのは単車乗りのオアシスだな」

雨に当たらず温かいトンネルの中で、そんなことをつぶやきながら。

やがて、トンネルの出口あたりに差し掛かった瞬間。



雨が、バカみたいに土砂降りはじめる。


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「あ、無理。トンネルで甘やかされたまま、こんな雨の中には出れない」

あきらめたので、試合終了。

危ないけど背に腹は代えられないので、路肩ギリギリにユリシーズを停め。



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カッパを脱いでタバコに火をつける。

ざんざんとヤケクソのように降る雨を見つめながら、ぼんやり一服しつつ。

「さーてこの先、どうすんべか」と、先のルートを考える。



「温泉入っても、また濡れるんだよなぁ」



俺はよしなし先生ほど温泉好きじゃないので、そこまで魅かれない。

なのでそのまま南下し、岐阜あたりから琵琶湖へ抜けようと決める。

決めるっても、あくまでぼんやりだから、何かあったらすぐ方針変更するけど。






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雨が少し小降りになったので、カッパを着て走りだす。

すでにブーツの中はぐちゃぐちゃ、カッパもあちこちから雨漏りし、気分は最悪。

でも、文句言ったってどうにもならないのが、ツーリングでもあるわけで。



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雨に心を折られ、仏のような面持ちでたんたんと走る47歳。

やがて、降ったり止んだりしてた雨が、すこし落ち着いた感じがしてきたので。

これ幸いと通りがかりのコンビニへ飛び込んだ。



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打って変わってギラギラ照り始めた太陽のもと。

コンビニの駐車場で荷物を広げ、まとめて乾かしにかかる。

ブーツはあきらめるとしても、他のものは少しでも乾かしたい。



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大雨に洗われて、チェーンとスプロケ周りがめっちゃきれいになった。

いや、だからってひとっつも嬉しくないけど(´・ω・`)






しばらく干してひととおり乾いたところで。

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雲は厚いけど向こうの方には青空が見えるから、それを希望に走り出そう。

とにかく「青空へ向かって」走ってたら、二回くらい道を見失ったりしたけど。

風まかせツーリングだから、別に迷ったわけじゃないんだよ?(・∀・)



見失いまくって、結局、恵那峡の方まで出ちゃったけど、迷ってないよ?

つーか「通りがかりのコンビニ」で干してるとか言ってるけど、あそこ、すでに恵那峡だよ。

放っておいたら、名古屋どころか静岡あたりまで戻りそうだったのは秘密だよ?



つわけで恵那から国道19号へ乗り、なんとか西の琵琶湖を目指す。





 

by noreturnrydeen | 2017-08-11 12:53 | ソロツーリング | Trackback

ノスタルジック・ラン

 
いっきしなし暖かくなり、空は雲ひとつない晴天。

色々やろうと思ってたことはあったんだが、この天気で走らないって手はない

前から気になってた、「オートパーラーシオヤ」へ行ってみよう。



つわけで仕事がハネるなり、単車をユリシーズからKLXに入れ替えて走りだす。

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昔よくテストランで走ってた、白井あたりのツイスト。

今はもう全然なんで、ここを走るのはすげぇ久しぶり。

言っても二種原付のKLXだし、のんびり気持ちよく走ろう。



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向かっているオートパーラーシオヤってのは、いわゆる自動販売機コーナー。

俺と同年代くらいなら知ってるだろう、昔よく見かけた例のアレ。

ハンバーガーとかカップ麺の自販機がおいてあるだけの、ミニドライブインみたいなもんだ。



昔のPAなんかも、そんな感じだったよね。



こないだ通勤してる時、ちょっと思いついてしまった。

poitaさんがやってた、しゃべりながら走る動画、最近の言い方だとモトブログ

あれの感じで、しゃべりを撮ってみたくなったので、やってみる。



前に一度、やろうと思って失敗してるんだが、あの時はユリだった。

KLXならエンジン音も風切音も静かだし、行けるんじゃないかと。

つわけで早速、走りながらしゃべってみる。






エンジン音はともかく、風切音が大きくてはっきり聞こえないので、これは却下。

マイク部分にテープ貼ってみたんだけど、焼石ウォーターだったみたい。

いっそ音声と動画を別々に撮ってみようかなぁ。



ちなみにモトブログってのは、モト・ビデオ・ログの略で、走行動画にしゃべりを加えたもの。

詳しいことは「モトブログ」でググりゃナンボでも出てくるからそっちで。

しゃべるのに危ないから、わざわざKLX乗ってきたのになぁ(´・ω・`)






と、いったんモトブログにあきらめがついたところで。

それじゃあ、オートパーラーへ向かって走ろう!

元気に走り出した46歳を祝福するような青空に、なんとなくもったいなくなって。

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まっすぐ向かわずに、近所の道をあれこれ探索がてら走ってみる。

日本中、あちこち行ってるんだけど、意外と近場は走ってないからね。

いい機会だし、いろいろと寄り道して、脳内地図をつなげていこう。



125ccの二種原付で、トコトコと晴天の元を走る。

ただそれだけで、なんだがほっぺたが緩んでくるのは、もう、仕方なしあきらめてる。

俺は、つーか単車乗りってのはもう、そういう生き物なのだ。



適当に走ってると、やがて16号へ出た。

そこからちょっと南下して、木下(きおろし)街道とぶつかったところで。

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左に折れて、今度は利根川を目指す。

木下あたりで一回、ちょっと道に迷ったくらいで。

基本的にはほとんど澱(よど)みなく、利根川の南岸あたりまでやってきた。



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ちょっと休憩しながら、今回初めての地図チェック

利根川の南岸へ出て、あとはいつもの利根水郷ライン。

いつも通り川を渡って茨城側を走ろうかと思ったけど、まあ、そう急ぐ必要もないか。



つわけで久しぶりに水郷ラインをそのまま進む。

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コンビニでタバコを買い、一服しながらSNSに写真をアップ。

あとはまず、迷うこともないだろう。

まっすぐ走って常総大橋まで行き、1.5キロほど南下すれば、見つかるはずだ。



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空と、緑と、道路と、川。

のんびり景色を眺めながら、久しぶりのKLXを楽しむ。

だいぶんヤレてきたから、そろそろスプロケやチェーン、タイアなんかを交換してやらなくちゃ。



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時々立ち上がって走りながら、身体をひねって周りの写真を撮ってみたり。

でも単車って身体をねじると、まっすぐ走れないんだよね。

対抗車にぶつかってもバカらしいから、適当なところでやめる。



やがて常総大橋から南へ折れて、しばらく走っていると。

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見つけた! オートパーラーシオヤだ!

つわけで、ここまでの動画をまとめてみた。

いつも通り、長いわりに見どころはないから、まあテキトーに流して見て(・∀・)b






じゃ、あらためてシオヤを見てみよう。

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外観からもう、雰囲気たっぷりで懐かしさがこみあげてくる。

色、佇(たたず)まい、カンバンのフォントまで、カンペキなラインナップだ。

死んだ親父が、中でマイルドセブンを吸ってそうで、思わずニヤっとしてしまう。



俺的には、カペラかルーチェ(親父のクルマ)が停まってれば最高だったな(・∀・)



しばらく外を眺めたあと、中に入ってみる。

先客の単車乗りが一人いたんだが、写真撮ったり一服してるうちに出てしまった。

もちろん人見知りなんかしないんだけど、余りのノスタルジーにそれどころじゃなかったのだ。



話しかければよかったなぁ。



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中はこんな風に、今どきのジュースの自販機と並んで、懐かしい自販機が並んでいる。



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と、カップヌードルの自販機の横にある、お菓子の自販機に張り紙があった。



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修理代のせいなのか、そもそも製造中止で部品の調達ができないのか。

こうやって少しづつ、古いものが失われてゆくんだね。

もちろんそれは新しいものへ場所を譲るわけで、一概に悪いとは言えない。



でも、なんだか少しだけ、寂しいね。



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イスの修理も、なかなか豪快。

きょうび俺だって、もう少しはキレイに直す。

けど、でも、ここにあると「これはこれでいい」んだよなぁ。



家族で出かけたことなんて、それもクルマに乗ってなんて、ほとんどなかった。

親父は自営業で、日曜日も働いてたし、そもそも俺が車酔いするから。

だけどほんの少し、だいぶんヤレてきた脳みそに、欠片だけ引っかかってる記憶。



そんなのが急に浮かんできたりして、どうにも居心地がいい



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飲んだジュースのペットボトルを捨てようとして、ゴミ箱をのぞくと。

ビン、缶、ペット、燃えるゴミ、燃えないゴミ、きちんと分別してあるのが確認できる。



「ここを使う人たちみんな、ちゃんとルールやマナーを守ってるんだな」



また少しうれしくなって、店内でひとりニヤニヤしてしまう、変質者イーシャンテンの46歳。

おっと、だいぶ陽が陰ってきた。そろそろ帰ろう。

バッグを背負って表に出ると、店の前の洗面所が目に入った。

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「石鹸を入れるのはミカンの網」と、こんなところまでノスタルジーにあふれ、またまたニヤッ(^~^)



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出る前に、裏へまわってみると、ガケと森が見えた。

「落ちねぇし、ケモらねぇよ」

と、誰に言うでもなく、ひとりツッコミしたら、さあ帰ろう。



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帰りは常総大橋を渡って、茨城県側の北岸を走る。



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地元民に「裏高速」と呼ばれる(要出典)、クルマの少ない道を、逆光に目を細めながら。

「興味本位だったけど、来てよかったな」

小さくつぶやいて、俺は太陽へ向かってアクセルをあけた。



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そんな水曜日の午後。




ノスタルジック・ラン/了
 



by noreturnrydeen | 2016-10-26 21:25 | ソロツーリング | Trackback