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カテゴリ:ソロツーリング( 108 )

9ヵ月ぶりのおでかけ

 
去年の誕生日に山賊宴会して以来、実に9ヵ月ぶりのキャンプ。

コロナはまだまだ予断を許さないが、さすがにもう限界。

「ソロ」で「キャンプ場じゃない山の中」なら行ってもいいよね?



久しぶりなので、どうせだからガッツリ荷物を積んでいこう。

走りよりも山の中で呑むことをメインにするのだ。

いつものソロではありえないほど荷物を積んでレッツ大郷戸。



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大荷物にフラフラしながら、3時間ほど走って大郷戸に到着。

遠くに釣り客は居るが、こっちは誰もいない貸し切り状態だ。

空もすっかり夏模様で、じりじりと太陽が照り付ける。



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普段ならソロでは使わないタープを、強風に苦労しながら張る。

今考えたら、この時すでに俺は間違っていた。

日光を避けるため木陰に入ったので、場所が林に近すぎたのだ。



どうせタープ張るならド真ん中でよかったのに(´・ω・`)


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ソロ宴会場ができたので、荷物をほどいて準備してゆく。

今日は魚介系をツマミに買ってきたので、ゆっくり呑もう。

いや、もちろん肉類もちゃんと買ってきたけどね。



むしろ買いすぎたけどね。



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まずは炭熾(すみおこ)し。

オガ備長炭は火付きが悪いので、チャコスタでしっかり熾す。

つーか夏のソロキャンでグリルとチャコスタ持ってきてるのが珍しい。



こいつら俺のキャンプ道具の中でもトップクラスに重いからね。



んで、炭が熾きるまでの間、呑みながらゆっくり待つわけだが。

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これこれ、これがやりたくてホタテを買って、その流れで魚介なんだ今日は。

ガスバーナーで直にホタテをあぶり、口を開いたところで醤油をたらす。

醤油の焦げるいい香りがあたりに流れ出し、俺のよだれも流れ出す。



こんなの不味いわけないじゃんヽ(`∀´)ノ



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炭が熾きたら、続いてのツマミは鮭の皮ぎしの脂たっぷりの部分。

脂っこくて臭みのある部分なんだが、そんなもの炭火と醤油の敵ではない。

カリカリになるまでしっかり焼いて醤油を垂らせば、焼酎にパーフェクトフィット。



「んめぇ、幸せ」とわめきながら空を見上げれば、さわやかな晴天。

吹き抜ける涼しい風に、「ああ、帰ってきたなぁ」と頬を緩める50歳。

色々アレでダウン味だった心が、一発ですっきり軽くなる。



ウイルスごときに負けてらんねぇよな。



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見た目はこ汚ねェが、酒の肴には最高だ。ホタテの小皿も雰囲気を盛り上げる。



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ホタテ・鮭に続いて、魚介系最後のツマミはアジ。

これも炭火でじっくり焼いて、しょうゆでいただく。

当然の帰結として、酒がえらい勢いで消えてゆく。



なはは、楽しいねぇ(・∀・)



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いつもなら持ってこないスコップやナイフなんかも持ってきた。

特に必要なわけじゃないんだけど、久しぶりのキャンプで舞い上がってたのだ。

無駄にナイフで魚のパックを切り開いたり、意味もなく穴を掘ったり。



身体はおっさん、頭脳は中二、人呼んで柏のオークかドワーフか。



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お次は豚タンを焼いてゆく。歯ごたえが強く噛み切りづらいが、それも味の一部。



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超久しぶりに、鉄板へも火を入れた。

この辺で備長炭がホンゴシ入ってきたんで、すぐチンチンに熱くなる。

とは言えもう、お腹の方がいっぱいだ。おっさんは昔ほど食えない(´・ω・`)



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鶏皮をちょっと焼いたくらいで鉄板の役目は終わり。

あと冷めちゃった豚タンを温める程度。

迷ったけど、焼きそばとか買ってこなくてよかった。ぜってー持て余したわ。



まあ、バッグにはすでに「持ち帰り」の決まった白モツがあったりするんだけど。



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炭を入れてた段ボールを燃やしつつ、たき火を眺めて一杯…………

暑いわボケ! も少し暗くなってからやれよバカ。

つわけでこの暑さに焚き火は必要ないことを改めて確認したら。




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炭をチャコスタに戻して、燃え尽きるまで放置する。

つっても、この位置だと思った以上に放射熱がハンパなかったので。

結局、少し遠くにおいて燃え尽きるのを待った。次回はも少し炭を少なめに。



食って呑んでひと息ついたら、あとはひたすらまったりタイム。

少しマイナス思考気味だった心を、ゆっくりリハビリしてやる。

もちろん、飛んでくる虫と戦いながらだ(`・ω・´)キリッ



林に近い所へ設営したため、寄ってくる虫の数が多い。

地面への虫よけも、自分への虫よけもタップリ撒いたんだけどね。

ヤツラのやる気の前では、焼け石に水だったよ。



今、食われまくった足をボリボリ掻きながら、この文章を書いてる(´・ω・`)



久しぶりの時間をじっくり堪能していると、タープがぽつぽつ音を立てた。

面倒くさくてテント張ってないので、一瞬、雨音にガッカリする。

が、まあ大雨じゃなかろうと、のんびり雨見酒としゃれこんだ。



案の定、雨はすぐにやみ、気温もさらに下がって過ごしやすくなる。

いいだけ酔っぱらって気分も上々、ソロキャンプやっぱ楽しいなぁ。

笑いながら、俺はシーツシュラフに潜り込んだ。



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寝たのが早かったので、翌朝は5時前に目覚める。

二日酔いもなく、天気も気持ちよく、そして足はひたすら痒い(´・ω・`)

「完璧に油断したなぁ」と笑いながら撤収して、来た時と同じ状態へ戻したら。



今回のソロキャンプは無事に終了。



朝露に曇ったゴーグルを外して首にかけ、静かな山間をゆっくり走り出す。

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おっとガソリンが空だったと、途中でスペアタンクから給油したら。

「夏休みを取らないぶん、週末ごとにキャンプしちゃうかな」

自粛警察に知られたら怒られそうなセリフをつぶやきつつ。



涼しくて気持ちいい早朝の道を、柏に向かって走り出したのだった。


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9ヵ月ぶりのおでかけ/了

 

by noreturnrydeen | 2020-08-01 08:16 | ソロツーリング | Trackback

夏ツーリング・まとめ

by noreturnrydeen | 2019-08-22 15:24 | ソロツーリング | Trackback
 
呑んでないから余計に、だろうけど。

めちゃめちゃ爽やかに目覚めた俺は、素早く寝床を撤収する。

来たときより綺麗にしたら、それじゃあ今日からは復路だ。



のんびり安全運転で、帰る方向へ走りだそう。

電波の悪かったみくまりダムを出て、朝の涼しい空気の中を、麓(ふもと)まで下ってゆく。

山麓まで出たところで、ホルダーの携帯に目をやれば、アンテナはバッチリ立ちまくってる。



おはようございます、Google先輩。

朝メシにしましょう、コンビニとスタンド見つけてください。

数分ほど走って、近くのコンビニへと到着する。

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朝メシついでにSNSで「生きてる報告」をし、東へ向かって走りだす。

と、すぐに雨が降ってきた。

ちょっと迷ったが、道端に停まってカッパを着込む。



カッパを着て走り出し、ものの30秒



お察しの通り、バキッと雨が上がった。

空が晴れてきて、アホほど蒸してくる。

このままだと走るサウナ、痩せるか倒れるかどっちかだ。



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仕方なくまた停まって、脱いだカッパを荷物へくくる。



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ガソリンが心もとなかったので、スタンドが開くまで待とう。

15分ほど待って、スタンドが開店したら給油。

ぶん回してもリッター60、のんびりだと70走る白カブさん。



「この燃費って地味だけど、ツーリングでは最強の武器だよな」



俺(おむすび)も、白カブさん(ガソリン)も満腹になったら、今度こそ東へガンガン進もう。



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無理です。

雨が降ったり止んだり忙しすぎる。

ここから先、とにかくこの「降ったり止んだり」に、混老(ホンロー)、もとい、翻弄された。



蒸し暑くて、カッパを着っぱなしに出来ないのが痛い。



空はとにかく「ほーら、降らすでー!」と煽(あお)ってくる。

ざけんな、どうせ止むならもう着ねぇ! 濡れてもすぐ乾くしな。

なんて開き直ると、狂ったように土砂降って、パンツまでびしょ濡れ。



昨日からパンツの受難が続きますなぁ(自業自得です)。



気まぐれな天気に振り回されるが、お天道様に文句を言っても始まらない。

頑張って走りましょう。

道案内のGoogle先輩、いいルート探してください。


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案内された道は、国道162号。

京都から小浜へ抜ける、実に楽しいワインディングだ。

さすがGoogle先輩、俺の好みをカンペキに理解してらっしゃる。



その調子で、クソ峠とか曲がった道を見つけて下さいぬ。

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国道162は、ここいら屈指の人気ルート

休日ともなれば、たくさんのバイクに出会える道だ。

俺も最初から、その覚悟で走り出したのだが……



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「台風が近づいてる雨の平日」に走ってるバカは、俺くらいしか居なかった。

前後に誰もいない状態で162とか、すげえゼータクだよなぁ。

貸切状態の162を、白カブなりに気持ちよくすっ飛ばし。



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あっという間に、敦賀へ向かう国道27号線へ出る。

混んでることが多い道なんだが、ここも警戒したほどじゃなかった。

ほとんど停まらずにここを抜けたのって、もしかしたら初めてかも知れん。



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27号の道の駅、若狭熊川宿へ入って休憩をとる。

時刻は8:10くらい。道が空いてたから、まだまだ早い。

明日に余裕を持ちたいから、今日は出来るだけ距離を稼いでおこう。



急いでるって程じゃないけど、それなりに先へ進みたい。

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そんな時ほど、くそ長いトンネル信号に引っ掛かったり。

長っげぇなぁ待たせ過ぎだろ、とブツブツ言いながら、やっと信号が変わって走り出す。

真っ暗で、クソ狭くて、水がガンガン流れてる、なかなかタフなトンネルだった。



千葉の素掘りトンネルのが、短いぶん走りやすいかな。



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琵琶湖の北を抜けて、たぶん長浜あたり。

ここまで来る間もずっと、雨の「降ったり止んだり攻撃」に辟易(へきえき)としている。

文句を言っても仕方ないとは言え、ストレスであることは間違いない。



何か対策をとらないと、精神的な疲れがハンパない。

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つわけで最終的に「ガラスの仮面・北島マヤ作戦」を採用する。

これには非常に高度な精神操作と、強力な自己暗示が必要となる。

素人にはお薦めできない、危険な技術だ。



方法はシンプル。以下のセリフをつぶやき、自己暗示をかけるだけ。



「私はモデル。カッパのモデル。だから脱いだり着たりするのは当たり前、ちっとも苦にならないの」



こうして心の安寧を得た俺は、改めて帰路を進む。



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と思ったら鬼のような土砂降りとか、明らかに悪意を感じる。



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しかも「カッパモデルだから平気っ!」と独り言ちつつカッパ着たら。



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直後に雨が止むと言う、煽ってるとしか思えない鬼畜っぷり。



でも、大丈夫。

世界トップクラスのカッパモデルだから。

いつか世界のカッパモデルのあこがれ、紅(くれない)イージスを着る運命だから。



雨なんてガンガン降ってくれていいからね?

台風も連れて来てくれて、一向に構わないよ?

なんならカッパの連続早着替えだって見せるよ?



てな感じで、悟りの境地に達したまま走れば。

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ほら、晴れた。

どうせこのあとも降るんだろうけど、ノープロブレム。

紅イージスを目指す俺に死角はないのだ。



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相変わらず、琴線に触れた景色は貪欲に撮影してゆくスタイル。



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この、普段は水面下なのだろう岩ゴツゴツと、その上の緑とのコントラストとか、たまんなく良いよね。

わかんないよね。

いいや、自己完結しとくから。



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もう何度目だろう、これは今からカッパを着るところかな。



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そして脱いだ後の写真。後ろの青空で判断できる。





道はいつの間にか長野県に入った。

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いつの間にかつーか、木曽あたりからは行きと風景が変わらないから、撮らずに走りを優先した。

何より、木曽に入った段階で「今日中に帰り着こう」と言う欲が出たのだ。

明日まるまる一日を休みに充てられるのは、正直とっても魅力的。



長野のどこだっけか、狭ッ苦しいクソ峠を駆ける白カブさん。

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写真のために停まる場所を探したので、ここはそこそこ道幅がある。

でも基本的には、狭くてうねうねと曲がるワインディングが続くので楽しい。

下りに入って攻め始めると、ウエット路面どころか顔に当たる雨さえも気にならない。



速度を殺さないよう注意を払いつつ、次々と迫る曲がり道を抜けてゆく。

ロードレースってよりは、オートレースに近いイメージかな。

いや、本物とは天地の差だって、俺がいちばん解ってるからツッコミは要らないよ。



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アンダーパワーが効を奏し、アクセルをガンガン開けられるのが楽しすぎ。

ゲラっゲラ笑いながら、下まで一気に駆け抜けた。

めっちゃ面白かった。



街中へ出たのでスイッチを切り替え、のんびりモードで走っていると。

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おおっ! 虹だっ! 綺麗だぁ!



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最後に、こんなご褒美がもらえるなんて最高だなぁ。



なんて、この時は呑気に表情を弛(ゆる)ませていた。

「これが最後だって、誰が言った?」

神様、いや、Google先輩の声なき声など、想像することもできずに。



さあ、あとは慣れた関東の道だ。

油断しないで走れば、今晩のうちに家へ着け……

まてよ。



いつもどおり帰るのは、面白くねぇんじゃねえか



悪い癖が出た。

人生の判断基準が「面白いかどうか」と言う生き方に後悔はないけど。

つわけでここから先、家までのルートをお任せしてみる事にした。



誰にってもちろん、今回の主役・Google先輩にだ。



「んじゃ先輩、お願いしま……おおう、イキナリそっちっすか? 暴れん坊だなぁwww」



俺ならまず選ばない、国道254メインのルートを選ぶ先輩に苦笑しつつ。

決めたことはやろうと、案内どおり走り出す。

この段階で「今日中に帰るのを諦める」と言う選択肢を用意した。



混んでるだろうし、群馬経由になるから寄り道したくなる可能性もあるからだ。



んで、相変わらず降ったり止んだりの中を走ってると。

「ぎゃははは! やるじゃん、先輩っ!」

先輩が表示する画面を見て、俺はひとり爆笑する。



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何この節操のない曲がり道www

こんなの楽しくないわけないじゃん!

OK先輩、こうなりゃトコトン付き合うよ!



長野あたりの254が、こんなステキ道だとは知らなかったよ。

先入観で「いつも混んでるつまんない道」としか思ってなかった。

いやぁ、反省と同時に先輩には感謝だね。



暗いウェットの峠道、しかもほとんど初見のルート。

なのに次のコーナーの曲がり方がわかってる。

雨が上がって霧が出てきても、それは変わらない。



「すげー! 霧なのにいいペース作れてる! ラリーみてぇじゃん! なんだこれクソ楽しい!」



すると、先輩が「5分早く着くルートあるぜ」おっしゃる。

もちろん行きますよ、どうせバカな道でしょ?

俺はもう、先輩を完全に信頼してますリスペクトです。



「んじゃ、こっち行ってみな」



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(四)_e0086244_15473480.png
ぎゃははは! そうそう、そう言うことなんですよ!

なんすか先輩、俺に嬉ションさせたいんすか?

でたらめに御機嫌の49歳、ナビに笑いかけながらひた走る。





群馬に入っても先輩の暴走は止まらない。

「そこ右、500メートルで左、すぐにもう一回左で700メートルな」

もう一度と言われても絶対無理な複雑ルートを、Google先輩に言われるがまま、ニコニコで走ってゆく。



「群馬は何回も来てるけど、こんな道知らねえ!」



そら、こんな住宅街を通るルーティング、ぜってーしねえものフツーは。

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5割はこんな感じの場所を走り。

残りは住宅街とか、街灯もない高速の下とか。

もうね、最後の最後で完全にGoogle先輩のファンですよ。



後で確認してみたら驚くことに、ルートとしては確かに最短つーか真っ直ぐ帰ってきてた。

それを見て俺は、また大笑いする。

先輩、これからも一緒に走ろうね!



結局、夜中には自宅へたどり着き。

今回の夏ツーリングも、無事に終えることができた。

いや、今回のツーリング「は」か。



んじゃ最後、エンドロール代わりに後日談を。

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目論(もくろ)みどおり、丸一日の休みができたので、仕事へゆくナオミさんを見送ったあと。



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ギシギシしてたテントポールに注油したり。

今回使った道具の、手入れとか修理とかして過ごす。

そんで翌日、仕事へ行った昼休みには。



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頑張った相棒のオイル交換をしてやった。



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オイルはいつもの「バイク板推奨油」AZだ。



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タンクパッドはいつの間にかなくなってたので、代わりに肉球パッドを貼ってみた。

特に可もなく不可もなく。





つわけでムダに長いレポート、付き合ってくれてありがとう。



スーパーカブでわかってた以上に、クロスカブはやれる子だったよ。

つーかここまで楽しく走れるバイクとは思わなかった。

ポジションとか、ちょっとしたギアの特性の違いなんだろうけど、こいつは侮れないや。



あと、想像を遥かに越えて、Googleマップのナビゲーションは「俺向き」だった事を特筆したい。

確かに「目的地へ行く」ことを主眼にするとダメな子かも知れない。

だが、「俺にとっては」道中を楽しめる最高のツールだった。



願わくは、このまま暴れん坊ナビであり続けて欲しい。

作ってる人と、改良を待ってる人には悪いけど。



てな感じで、とりあえず。クロスカブ最高(・∀・)

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4日半・2000キロ、トラブルなし。

お疲れ様でした。

さて、来年に向けて、明日は何から始めようか?





2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~ /了


 

by noreturnrydeen | 2019-08-15 15:21 | ソロツーリング | Trackback
 
翌朝、目覚めてみると。

思った以上に気持ちのいいロケーションだった。

ちょっと驚いたあと、しばし景色を眺める。

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朝から爽やかな気持ちになったところで。

テントを片付けたら、大山(だいせん)に向かって走り出そう。



ところで気づいただろうか?

おーがと呑んだとき以外、酒の写真が上がってない事に。

実は今回のツーリングだけじゃなく、最近は酒を呑んでない



別に禁酒とかではなく、なんとなく呑んでないだけだ。



ダチが来れば普通に呑むし、やめる気もさらさらない。

呑まなくて平気な時は呑まない。呑みたかったら呑む。

ここ最近は、そんな風に酒と付き合ってる。



閑話休題、先を急ごう。

2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(三)_e0086244_15145154.jpg
ちょっと走ったところで、佐治川のダム湖があったので写真。



そのあとは、昨日からの目的である辰巳峠を堪能する。

つっても登りは白カブさんが頑張るしかないんだけど。

俺は音楽を聴きながら、景色を眺めるだけ。



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(三)_e0086244_15145161.jpg
辰巳峠の看板が出てるから、こっから先は下りかな。

今度は色んな乗り方を試しながら、白カブさんと一緒に楽しく曲がる。

白カブさんのハンドリングは、ちょっとフロント寄りに感じる。



下りってせいもあるだろうけど、フロントで曲がる落ち着きのない感じ。

そしてそれは、あのディメンションが狂ったビューエルさんに通じる、俺の好きな感覚だ。

慣れた感覚、と言ってもいいかも知れない。



「JA10よりリアを固めたって話だから、その辺が影響してんのかな?」



ちらっとそんなことを考え、「いや、今は走りに集中しよう」と思い直す。

なんたって登りは暇だから、考える時間はしこたまある。

登りで考えて、降りで実践なんて、ちょっと面白いじゃないか。



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(三)_e0086244_15145255.jpg
この黄色い数字、なんなのかと思ってたけど、ギアの守備範囲なんだね。

「この辺の速度なら、このギアを使え」的な目安が表記してあるようだ。

ま、4速の110キロは盛りすぎだと思うけどwww



ただ、色々やってみてわかったのは。

ショートだと言われてるギア比が、実はドンピシャだってこと。

少なくとも俺は、スプロケの交換はしないと思う。



4速なら60~80スピード、加減速時のスロットルレスポンス。

アクセルオンで感じる絶妙なトルク感は、失うにはちょっと勿体ない

ショートにするならアリかなとも思ったが、それだと上が無さすぎになる。



クロスカブ、まさか走りのことで楽しく悩めるとは思わなかった。

これで登りにパワーがあれば……ってのは言うだけ野暮ってもの。

下りが楽しいことを喜ぼう。



鳥取と岡山の県境あたりを走り続け、大山手前の道の駅へ入る。

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道の駅「風の家」の駐車場へ着くと、カスタムカブが停まってた。

メットを取りつつ「おはようございます」と挨拶し、トイレに向かう。

フルカスタムのめっちゃカッコいいカブだった。



トイレを済ませたら、そのまますぐに出発。

快晴で見た目は気持ちいいが、体感的にはひたすら暑いだけ。

そんな炎天下を、峠でだいぶん仲良くなった白カブさんと走る。



やがて大山が見えてきた。

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前に見たときと同じ孤高の美しさに、しばらく目を奪われる。

何でかわからんけど、鳥取や島根の景色とか空気が、俺は好きだ。

好きだつーか、やたらと肌に合うのだ。



おい、貧乏かみと呼ぶのはやめろと言っただろ!



うっきうきで大山を登り始めた49歳。

しばらくして、ちょっとガッカリしてしまう。

いや、当たり前だし仕方ないんだが、観光のクルマがいっぱいだったのだ。



早々に気持ちを切り替えて、のんびりモードへ移行する。

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大山の頂上付近、後ろに見える建物はモンベルの大山店

前回は一周回ることにばかり頭がいってて、存在に気付かなかった。

つっても、今はキャンプ道具に用がないね、悪いけど。



道具を増やすより、むしろ箱ごと外したい気分だからね。



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橋の上から見た景色。



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モンベル側から広角で橋と白カブさんを撮ってみる。



そのあとここで、Google先輩と行き先どーする会議を開いた。

大山を回るのは、このクルマの量だとつまらんだろう。

走りがダメなら、今日は観光に特化してみようか。



明日からは帰路で、そしたら後は走り倒すだけ。

なら、今日は観光にウエイトを置くのも面白いかもしれない。

そうと決まれば、もう少しだけ西に向かおう。



米子を目的地にセットして、俺と先輩は走り出した。

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米子に向かって北西に走ってる最中の写真。

もちろん気温はバカ暑いんだけど、この風景の前には些細な問題だ。

その些細な問題で、何回か倒れかけてるけどな。



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ワインディングも楽しいけど、向こうへ向かってドカンと続く直線も気持ちいい。

歩くとしたら絶望的な絵なのに、単車の上から見ると幸せな気持ちになる。

不思議だね(歩くのが嫌いなだけです)。



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こういうロケーションにいる時、夏ツーリングしてんだなぁって感じられる。

何度も、何度でも言うけど、生きてる実感が得られるんだよ。

幸せだなぁって、心から感じる瞬間だ。



ま、一番は曲がってる時だけど(・∀・)



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さあ、米子まではもうひと息、のんびりトコトコ走ろうぜ相棒。



途中のコンビニでセットし直した目的地は「米子城跡」なんだが。

Google先輩の言うがままに進んで行くと、何故か行き止まる

あれ? と思って見回すと、あら、通りすぎちゃったのか。

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通り過ぎたつっても数十メートルの話なので、戻りがてら小さな祠をパチリ。



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米子城跡の入り口に到着した。



それじゃあ見学しようかなと歩き出し、気付いてダッシュで戻る

何って炎天下の守護神、ジャングルハットを忘れてたのだ。

改めて城跡の中へ乗り込んでゆく、小太りジャングルハット。



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階段の脇に生えた大木の迫力に、「おお、すげぇ!」と驚き。

その全部を写真に収めたくて、携帯を構えながらバックしてゆくジャングルハット。

実際に全部を収めてみたら、驚くほど迫力がなくなった(´・ω・`)



坂道を撮る時も思うけど、写真って難しいね。



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悔しいので、ぶっとい幹と根を撮ったった。



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気を取り直して、城跡を見学しながら進むJH(ジャングルハット)。



この時は直射日光が痛いくらいの天気だったのだが、最強JHのお陰でノープロ。

前からかぶってるのに、今回に限って何でこんなに実感できるんだろう?

俺の身体が経年劣化で弱くなったからかな?



新しい経験が出来たんだから、経年劣化も悪くないかもね。



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この長屋門は米子城のものじゃなく、あとから移築されたモノだそうだ。



城跡を見学し終えたら、暑いけど海側へ出よう。

ここまで来て海を見ないって選択肢は、俺にはないよ。

つわけで今回は先輩の出番なく、海へ向かって走り出す。



やがて、海が見えてきた。

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「海だぁ、やったー!」は他の機会にさんざんやり尽くしたから、もうやらない。

好きな景色だったので、ここで停まって写真を撮ったあと。

マップ先輩、出番です。いいトコねぇですか?



すぐ先に「鳴り石の浜」ってのがあるみたいなので、ちろっと走ろう。

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鳴り石の浜はすぐに見つかった。

せっかくの展望なので、白カブさんを降りて長めの休憩をいれる。

停まるとすぐに、太陽から強烈な攻撃が飛んできた。



ふん、ジャングルハット使いの俺には蚊ほども効かんわ!



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「ごろた石」つー丸っこい石が、この先の海岸に転がってるんだと。

んで、海の荒れた日にそれが波でぶつかり合って音がするから、鳴り石の浜なんだそうだ。

ご覧のように、今日の天気では確実に聞けないけど。



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海をバックに自撮りする49歳。

ジャングルハット被ってないのは、このあとすぐに出発するから。

ひまわり畑もあるらしいけど、昨日も見たからもういいや。

そこまで、ひまわりに思い入れはないし。



さて、それじゃあ先輩、やっちゃって下さい!



え? 名探偵コナン? 米花商店街?

ああ、そうか。

前に鳥取砂丘へ行ったとき、確かコナン空港とかあったな。



鳥取はコナン推しだったっけ。行ってみようか。

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なるほどなるほど、こんな感じか。

うん、なんか人が多いしもういいや。

とりあえず、もう少し海岸沿いをのんびり流そう。



途中、コンビニのイートインで休憩をとりつつ。

Google先輩、暑いから海岸から離れて、山に行きませんか?

え、魚見台? んじゃそこ見てから山に行きましょうよ。



つわけで魚見台を目指す。



この海沿いは基本的に国道9号線なんだが、いろんな道が入り組んでる。

例の「はわい」あたりでクロスし、ごちゃついてるので、先輩の道案内がありがたい。

Google先輩、一生ついていきますよ、たぶん。



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なんやかや、魚見台に到着した。



雄大な景色にしばし見入ってから。

写真を撮ったり、設置された碑に書かれた「貝殻節」の歌詞を読んだり。

んでまた空と海のコントラストを楽しんだり。



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数キロ先に龍見台ってのがあって、そっちは昔、行ったことがある。

趣(おもむき)的には、そこと変わらない感じだ。同じ海岸線だしね。

結局、龍と魚の違いがなんなのか、俺にはわからなかった。



魚見台で休みつつ、Google先輩と相談すること数分。



先輩、山に行きましょうよ、暑いっすよ。

あ、竹田城は知ってるっす! 天空の城でしょ?

この時間にこの天気じゃ雲海は望めないでしょうけど、いいっすね。行ってみましょうか。




竹田城跡へ向かって走りだし、交差点で信号待ちしてると。

どこからか、ちりんちりんと涼しい音が聞こえてくる。

カタカナのチリンチリンではなく、平仮名のちりんちりんだ。



「何の音だろう……あ、あれか!」

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緑のアーチにぶら下げられた風鈴が、風に吹かれて鳴っていた。

その音が、交差点まで届いていたのだ。

そう、つまり風が強くなっていたのである。



「あー、台風が来てるんだっけ。喰らいたくねぇなぁ」



涼やかな風鈴の音色を聴きながら、即物的なセリフが野暮ったい。



風鈴の音色をあとに、元気よく竹田城へ向かう、白カブさんと俺。

山越え、いつもどおり登坂車線に入ったところで、リアに違和感

なんぞ? と後ろを確認した次の瞬間、急いで休憩スペースへ滑り込む。

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積んだカッパがズレて、ほんの少しバランスがおかしかったのだ。



「マジか、よく気づいたな俺。いや、白カブさんの手柄か?」

何にせよカッパを無くさなくて良かった。

これから台風が来るつってんのにカッパなしとか、ただの拷問だよね。

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カッパを積み直し、荷掛ベルトを強く締める。

「サーマレスト(キャンプマット)が凹んだらやだなぁ」と言う貧乏くさい思い。

それが、ベルトの締め付けを甘くしてたようだ。



貧乏かみは、心を鬼にしてぎゅっと締め込んでやった。



竹田城跡まであと少しと言うところで、道路に立ってるおっさんが数人。

なんぞ? 思ってると、ナビの示すルートにロープが張られて通行止め。

おっさんの誘導で竹田城の麓にある、山城の郷という施設へ案内された。

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どうやらここは竹田城じゃない、と言うことに、バイクを停めてようやく気付く

いや、ここに来るまで山道を登ってきたから、もう城が近いと思って……

くっそ、わかったよ、認めるよ。



俺はウカツなんだよ(´・ω・`)



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案内看板によると、ここから40分ほど歩くか、くっそ混んでるバスに乗れと。

そして、着いた先からまた20分歩くか、バスもしくはタクシーを使えと。

オーケーオーケー、よくわかった。



案内看板を見て1分で結論が出たよ、ありがとう。



真実はいつもひとつ、かみは歩かない。

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つわけで山城の郷の駐車場から、俺の琴線に触れた道を撮ったり。



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施設内にある、資料展示を眺めたりした。

つーか暑いのでしばらく外に出たくなかったのだ。

いや、資料展示フツーに面白かったけど。



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竹田城跡の模型。

見てたら千葉の佐倉にある歴史民族博物館に行きたくなった。

もしくは東武ワールドスクウェア。



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写真撮影用の背景が置いてあった。

さすがに、ここで独り自撮りするハートの持ち合わせは、俺にはない。

「撮りましょうか?」言われても切ないしね。





さて、竹田城を後にして、この先のルートを決めるんだが。

海沿いは暑いからなし、このまま山の中を進むとして……おぉ、そうか!

そっち方面に行くなら、あのセリフが言えるじゃん!



「そうだ、京都へ行こう」(ガチで言いました)



脳内に「My Favorite Things」が流れる中、とりあえず京都方面をセット。

もちろん京都市内なんて死ぬほど暑いので、中まで入る気はない。

途中で野宿するのに、この山ン中コースこそいちばん都合がいいのだ。



要するに「ダム」で検索したら、こっち方面に一番ピンが立ったって話。



俺にとって、ダムは宿泊施設(`・ω・´)キリッ





とりあえず暑いし、方針が決まったらとっとと出発しよう。



先輩の先導で9号まで出たら、福知山へ向かって東行。

連休中のヒトケタ国道なので混雑も覚悟していたが、拍子抜けするほど空いてた。

特筆すべこともなく、たんたんと50キロほど走り。



福知山三和のコンビニで休憩しつつ、先輩、そろそろダム探しましょう。

へえ、ここから20キロくらい南に、みくまりダムってのがあるんすか。

んじゃ、そこにしましょう。



あ、みくまりを「みまくり」とソラ目してたのは秘密でお願いします。

ダム見まくりとか、ただのマニアですよねwww

ちなみに、みくまりは「水(み)配(くま)り」で、水分神(みくまりのかみ)のこと。



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俺の単独じゃあ見つけられないだろう狭い道を、何度も曲がってダムに到着。



Google先輩のルートは、「最短を行こう」って意志がとても強い。

そのため、それ以外を無視しすぎる傾向にある。

離合に苦労する狭い道とか、ツイストしまくる裏道なんて、普通は嫌だろう。



「なるほど、Googleナビの評価が低い理由はこれか」

俺にとっては、むしろナイスチョイスとしか言えないルーティングだけど。

さすがGoogle先輩、一生ついていきます、おそらく。


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ダムの周りを回ってると、舗装が途切れてダートになる。

ダム湖に沿って一周したいから、左の道を行こうか。

ちっと足元が悪いけど、頑張ってくれよ相棒。



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パッと見は普通のフラットダートだけど、砂利が思ったよりも深い。

ふかふか砂利の怖さは、単車乗りなら知ってる人は多いだろう。

ここへ入ったとたん、荷台の箱が存在をアピールし始める。



帰ったら箱を外してオフロード走りやすくしよう。

いや、でも便利なんだよなぁ箱。悩む。



軽く冷や汗をかきながら湖周りを回っていると、良さそうな場所を見つけた。

トコトコと入って白カブさんを停めたら、荷物をほどいて野宿の準備だ。

管理棟が真正面に見えるから、問題があれば言ってくるだろう。

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今日も呑まないので、出てけと言われれば、いつでも出てゆける(`・ω・´)キリッ



と、近ごろ多用してる広角での自撮りをしたあと、ふと気になった。

「これ、どこまで近づいて撮れるんだろう」

気になったらやってみるのがマーマレードスタイル。



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これ、傍から見るとかなり近づいて撮ってる。

画面のゆがみが気にならないなら、広角は自撮りしやすいね。

女の子とかイケメンは、顔がゆがむからやめた方がいいけど。



俺は大して変らないしね、放っとけ(`Д´)



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いつものノリで、なんとなくクルミ&フルーツなんて買ってみた。

けど、この手の食い物は呑まないとそんなに食えないね。

あと、後ろに映ってる昨日の虫よけは、このあとすげぇ大活躍した。



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大活躍と言えば、これも活躍したシートハミガキ。

調子に乗ってベロまで磨いたら、おぇってなったけど。


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ダム湖の上流から流れ込む小川は、魚がたくさん泳いでた。

捕まえても、料理道具は一式まるごと送り返しちゃったから、焼けないね。

その前に捕まえるスキルがないけどね。



何より、食えるか見分ける知識がない(´・ω・)



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広角で、白カブさんと青空を撮る。

日陰で涼しい風が吹いてるから、めちゃくちゃ心地よい。

なんかだんだん眠くなってきたなぁ。



のんびりしたいから、ズボンを脱いでパンツになろう。



リラックスするにはやっぱパンイチだよね。

パンツ一丁じゃないから、厳密にはパンイチじゃねぇけど。

パンイチの段階で、厳密もクソもねぇけど。



つわけでハーフパンツを脱ぎ、タンクトップとパンイチになる49歳。

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パンイチかみさん、あと3秒でオチます。

3、2、1……

じゃねえよ、その前にやっとく事があんべな。



ガバッと起き上がって、愛機のもとへ歩いてゆく。

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箱の中から工具を引っ張り出し、チェーン調整を始めよう。

ここまでで千キロなんぞ、とっくに超えてる。

少し前から、加減速の時ガチャつくようになってた。



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ダウンマフラーなので前のカブより少し、アクスルナットにアクセスしづらかった。

つってもまあ、大騒ぎするほどじゃないけど。

むしろパンイチで作業してる絵の方が、よっぽど大騒ぎって話だ。



チェーンいじって手が汚れたので。

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例のハンドクリーナーを使って綺麗にする。

これホント便利なので、出来ればデカいチューブで欲しいところだ。

まあ、「使うような状況」には、ならない方がいいんだけどね。



と、彼方からカン高い2stサウンドが聞こえてきた。

おぉ、いいねぇ、やっぱ2stだよねぇ。なんて聞き惚れてると。

あれ? 少しずつ近づいてくる?



やべぇ、俺パンイチじゃねえか!

タンクトップにパンイチで寝そべるとか、そっち系の男優にしか見えねぇぞ。

電光石火でハーフパンツを履き終えた、次の瞬間。


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パインッ! ばるるるるるるっ!

けたたましいサウンドを響かせ、オフロードバイクが駆け抜ける。

しれっと手を上げてライダーに挨拶する、3秒前までパンイチ



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【ホモ以外】オフ車でダムに行ったらホモに手を振られた【帰ってくれないか】

とか某掲示板にスレが建つところだったぜ。

ホッと胸を撫で下ろしたら、「やっとく事」の続きをしよう。



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給油履歴をアプリに記録なんて、実は初めての経験だったり。

もっとも先述したように、このあと飽きて削除しちゃったけど。

まーやっぱ、俺には向いてないね、こう言うのは。



雰囲気とノリと勘で、人生の辻褄を合わせて行こう(・∀・)



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昨日、川で水遊びしたあと、虫に喰われた右手をアイシング。

最強DEET30%の虫除けも、川の水で洗い流されちゃ実力は発揮できない。

つーか虫除け持ってきたなら、虫刺されの薬も持ってこいよ俺。



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ちょっとリアが頼りない感じがしたので、エア圧をチェックしてみた。

うん、足りてないな、荷物を積んでるし多めに入れるか。

箱からハンドポンプを取り出して、エアを足してやる。



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太めでそこそこ容量があるとは言え、所詮はこのサイズだ。

1ストロークで入るエアの量なんて、高が知れてる。

きゅっこきゅっこ頑張ってエアを足してやり。



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荷物の重さも考慮して、こんな感じでいいだろ。

とまあ「やるべき事」をひととおり終わらせると。

空もいい感じに黄昏(たそがれ)てきた。

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美しい眺めに、ほうっとため息をつく。

と、先に見える池から、ポツポツと泡が湧いているのが見えた。

なんだ? もしかして池の主か? それともUMAか?



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釣りキチ三平チックな気分で、ワクワクしながら近づいてゆくと、

向こうの小川でも見た、小さな魚が泳いでるだけだった。

愕然と立ち尽くす俺を、夕闇がゆっくりと包んでゆく。



池の主もUMAも釣りキチ三平も、夕日と一緒に消えてゆき。

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夜の帳(とばり)が降りる頃には、やけに明るい月が顔を出した。

「月が明るいなら、帳は降りてないじゃん」

なんて野暮なツッコミはやめようね、かみさん泣くから。



夜の帳とか、使ってみたかったんだよ、見逃せよ(`ω´ )



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今度こそ、かみさんオチる1秒前。

今日はGoogleマップ先輩と楽しく走って、珍しく観光までできた。

楽しい一日だったよ、ありがとう。



おやすみなさい。





【追伸】

〈Sky View〉ってアプリで、夜空の星座を確認してみたり。

北斗七星とかメジャーなヤツ以外は知らないんだけど。

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Google先輩もそうだし、他に「植物の名前がわかるアプリ」も入れてる。

カメラ越しに現実とデジタルが重なるのって、なんかワクワクするよね。


  

by noreturnrydeen | 2019-08-13 14:36 | ソロツーリング | Trackback
 
明けて翌朝。



昨日、クロスカブの走り(下り限定)に気をよくした俺は。

「どうにか、もう少し動きを良くしたい」と考えた。

そして俺の知る限り、バイクの挙動を底上げするのに軽量化より効率のいい方法はない。



つわけで持ってきた荷物から、さらに要らないものを選び出した。



ローテーブル、コッヘル、バーナー、OD缶、アルスト。



つまり「自炊するのに必要なもの」一式を、すっぱりと諦める。

これらはあくまで、俺が旅する雰囲気を楽しむために持ってきたモノ。

だから、とりあえず無くても困らない。



現代の日本では、およそどこでも24時間、食い物が手に入るのだ。



さらに熱でSIMを読めなくなったiPad、昨日まで着てた服など。

とにかく、これから先のツーリングに要らないモノをまとめて。

すべてを小さい方のホムセン箱に詰めこむ。



んでおーがに、箱ごと俺んちへ送ってくれと頼んでおいた。

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小さい方の箱、まるまるひとつ分の軽量化に成功した俺は。

おーが一家へ出発の挨拶をし、絶好調にご機嫌で走り出す。

もちろん道案内はGoogleマップ先輩にお願い済みだ。





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こないだ朋友ろろちゃんが、岡山の話を聞かせてくれた。

なのでとりあえず岡山あたりを目指そうか。

桃太郎さんでも歌いながら。



デスボイスで桃太郎を歌いながら、朝からテンション高く走ってると。

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空が曇ってきたと思ったら、あっという間に雨が振りだした。

1分ほど様子を見ながら走ってたのだが、どうもさらに強くなり始めたので。

道端に白カブさんを停めて、今回初めてのカッパタイム。



「雨なんぞ慣れてらぁ! えっ、雨が降るの?」

独りバカをやって、下がったテンションを強引に上げてると。

道が狭っ苦しくなってきた。

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「25号? あれ、聞いたことあるな、この国道」

何だっけ? と考えてると目の前が開けたり。



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また、狭くなったりと忙しい。

そして雨とカッパのせいだから仕方ないんだが、いいだけ蒸し暑い



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これは関とかそのへんかな?

PCなら確認できるんだけど、この文章は携帯で書いてるので確かめづらいつーか面倒くさい。

撮った時も「あ、湖っぽい」と脊髄反射で撮影しただけだし、ま、気にしなくてもいいか。



Google先輩に連れられて25号をすっ飛ばしてると。

高速道路の入り口チックな交差点へ出る。

そこで先輩の案内に沿って進んでゆくと……

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明らかに、原付は行っちゃいけないイキフン。

「ああ、思い出した! 25号ってあの高速みたいな国道か!」

R1000-K6(ケーロク)やビューエルさんで、散々すっ飛ばした名阪国道である。



残念ながら現在の相棒は走らせてもらえないようだ。



が、こんな時こそ頼りになる先輩に、別ルートを探してもらう。

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すぐに違う道を見つけてくれたGoogle先輩に感謝しながら、

「ホントにこんな辺鄙(へんぴ)な道で大丈夫なんすか?」

と言う疑問を、心の奥に仕舞い込んで、走り始めた。



いや待てよ。

よく考えたら、名阪国道まで連れて来たの先輩じゃん!

この状況の犯人って、どー考えてもGoogle先輩じゃん!ヽ(`Д´)ノ



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空模様は不安定で、晴れたり曇ったりを繰り返している。



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京都、奈良、大阪。三都市のちょうど間っこくらいんとこかな?



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晴れて最高に気持ちいい、どっかん直線。心が沸き立つ。


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写真を撮る時だけ停まって、気持ちよくすっ飛ばして、3時間くらいかな?

写真タイムの時だけ休憩ってのが続き、さすがにちと疲れた。

目についたイレブンで休憩し、白カブのエンジンと俺のドタマを冷やしたら。



ここらで先輩に、何か面白スポットを探してもらおうか。

さっき名阪国道で、俺に哀しい想いをさせた償いだ。

Googleさんひとっつも悪くないけど賠償だ<`∀´>



つわけで先輩が見つけてくれた候補の中から、10キロほど先にある「ひまわりの丘公園」へ行ってみることにした。

俺らしくないのはわかってるが、まあ、アレだよ。

数日前にSNSで、ばんちょさんがシェアしてた



この記事が、俺の判断に影響した可能性は否定しないよ。



10キロほど走って、ひまわりの丘公園に到着。

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混んでたらヤだなと思ってたが、わりと空いてた。

そんで、おじいさんの運転するクルマに轢(ひ)かれかけた。

俺の代わりにカラーコーンが思いっクソ轢かれてた。



免許返納する気はないんだろうなぁきっと(´・ω・`)



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休憩所にピザ窯らしきモノがあった。

なお、これが現役なのか、引退済みなのか、最初からただのオブジェなのかは知らない。

俺のピザ窯の知識なんて「銀の匙」オンリーだからね。



この休憩所の横を抜けて歩いていくと、すぐにひまわり畑が見えてきた。

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見渡す限り、と言うほど規模は大きくないが、充分に見応えのある美しい畑だ。

女の子ふたり組が正面のポイントで自撮りしてるので、俺はそーっとその奥で撮影。

君子危うきに近寄らず(`・ω・´)キリッ



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なんて思いつつ広角で撮ったら、その女の子たちが写り込んだ。

「こんなんでも、盗撮って言われちゃうのかなぁ」

とりあえずワイセツなんちゃらで捕まって、おまえらの期待に応える気はない。



「女子には興味ないです。花を撮ってるんです」



というイメージを演出しつつ、ひまわり畑の奥へ逃げる。

いや、確かに花が好きそうな外見はしてないけど。

演出つーか花を撮ってるのはホントだ。



女子に興味ないってのはウソだけど(・ω・)



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少し涼んだら、次の目的地を決めよう。

つーかここで強力に思い知ったんだけど、ジャングルハットの威力がすげぇ。

持ってったジャングルハットをかぶったら、それだけで体感温度がちょっと下がった。



いや、ボウズだからそう感じる、とかではなくて。



ま、とりあえずハットはともかく。

この時間は(午後1時ころ)やっぱ暑いので、山の方へ行こうか。

高い所か水のそばなら、それなりに涼しく過ごせるだろ。

つわけで地図を眺めると……大山(だいせん)の文字。



おお、そうか大山が近いのか!(近くないです)。

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大山を目的地にセットしたら、昼下がりの暴力的な日差しの下を走り出す。

バイクの色も、パーツの色も、乗るときの装備も。

俺がここ数年とにかく白を好んでるのは、ひとえにこの時のためだ。



この時期の直射日光下では、色の違いってすごく重要なのだ。



黒いバイクに黒いウエア、荷物まで黒バッグだったりしたら、ガチで倒れる。

いつの間にか、気温40度と聞いても驚かなくなった昨今。

気付けば日本は亜熱帯になってました。



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(二)_e0086244_14323203.jpg
雲の立体感とコントラストが心に響いたので、停まって写真を撮る。

このあと5時間くらい、写真で停まって、そのついでにスポットを探して、を繰り返した。

これが検索&ナビを使った上での、俺なりのツーリング。



つまりサーチ&デストロイである(デストロイは違法です)。



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(二)_e0086244_14323231.jpg
福崎町は姫路の北にある。

中国自動車道と播但(ばんたん)連絡道路の交差するあたり。

ま、白カブさんだと高速道路は乗れないんだけど。



つーかGoogle先輩、ガチでこういう裏道ばっか指定してくんだよ。おかしいよ彼。



ちなみにこの町は、柳田國男の生まれ故郷だそうだ。

調べるとき混乱したんだけど、柳田國男と柳田邦男と柳田邦夫がいるのな。

もちろん「遠野物語」を書いた柳田國男しか知らなかった。



そして覚える気は全くないから、今後も俺は柳田國男しか知らない(`・ω・´)



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(二)_e0086244_14323398.jpg
つわけで大山方面に向かって西行、あるいは北上してゆく。

姫路付近では混んでた道も、鳥取へ向かうようになると空いてくる。

これから山を越えようってルートだから、そら避けるよな。



自分が好きだから勘違いしやすいけど、峠道って普通は嫌われるんだよね。



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相変わらず迫力のある、空と雲の立体感。

夏ツーリングしてるなぁ感で幸せな気持ちになる。

が、それはそれとして暑い(´・ω・`)



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通りがかった涼しそうな、木陰になってる駐車スペースで一服。

「あー暑ちぃ、Google先輩、どっか涼しいトコねぇっすか?」

ほう、「音水渓谷」ですか。渓谷はいいですなぁ。



んじゃ、次は音水渓谷まで行ってみよう。

超、近けぇし。

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一服しながら、色々とわかってきた愛機を眺める。

正直、キャンプ装備を足すより、箱さえ取っ払って走りやすくしたい。

でも、そこまでするなら250オフでも買った方がいいかも知れない。



悩ましくて楽しい(・∀・)



ちょろっと走って、先輩の指示どおり渓谷へ向かう横道へ。

しばらく舗装林道っぽい上り坂を登ってゆくと。
2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(二)_e0086244_14325941.jpg
先輩。アスファルトが途切れてます。ダートです。

ありがとうございます!

ニッコニコでダートに突入する。



ギャップを踏んだ途端に、白カブのケツがよれる。



「おお、さすがにダートだと、荷物の重さを感じるなぁ」

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道自体はしっかり固くて、足を取られたりすることはない。

ただ、山道なので、例の「ゴム板を埋め込んだ段差」が多かった。

そのギャップを拾う時、ケツの重量のせいで振られるのだ。


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写真だとフラットだけど、途中のルートはもう少しガレてた。

俺の心に、何回目だろう「箱、やっぱ外そうか」という思いが湧く。

普段は付けておき、ツーリングの時は外すか。それとも着脱式にするか。



やっぱり悩ましい。でも、それも楽しい。



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登り切ったところで、通行止めの看板。



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小さな祠(ほこら)があって、なにやらお供えされている。



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通行止めを背に、振り返った位置から見える景色。

手前の草から奥の森、そして雲、空へと続く立体感に驚嘆する。

この写真じゃこれっぱかしも伝わらないけど。



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と、どうやら道っぽいものがある。



下り始めた瞬間、崖の下の方から声が聞こえてきた。

いや、怖い話じゃなくて、若者の嬌声だ。

男の子と女の子のキャッキャうふふな、むしろエロい話フレーバー。



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どうやら下の渓流で、水遊びをしているらしい。

1.カメラを手に 2.水着の若者の遊んでる 3.そばへ近寄る

そんなガッツなど、俺には持ち合わせがない。



三つそろって大三元、役満だよ(´・ω・`)



なのでとっとと来た道を戻ることにした。

後で確認したら、音水渓谷ってめっちゃ綺麗なとこだった。

役満ぶちこみ覚悟で、下まで行ってみりゃ良かったよ。



いやまあ俺は歩くの嫌いだから、若者がいなくても降りたか怪しいけど。



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渓谷を辞して走り出し、すぐそばの音水湖のほとりで写真を撮る。

先輩に現在地を確認してもらうと……おや、道沿いに川ですなぁ。

この湖の上流、水源に当たる川ですなぁ…………



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少し先まで走り、いい塩梅のところに休憩スペースを見つけ。

白カブを停めて、ガードレールの切れ目から、下の方へ降ってみる

ま、降る前から水音が聞こえてきてたので、確信はしてたんだが。



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やはり水のすごく綺麗な川が流れている。



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気温は高いんだが、水に冷やされた風が心地よく吹き、あまり暑さが気にならない。



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この透明感、おもわず飲みたくなるよね。もう大人だから飲まないけど。

その代りって言うのもなんだけど入ってみるよね。

ここまで来て水に入らないとか有り得ないよね。



幸いというか、俺の足元は常にマリンシューズだし(`・ω・´)



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「くっそ冷たい! めっちゃ気持ちいい! やっべ身体ごと入りてぇ」

泊まる泊まらないは別にして、ここは長めに休憩しよう。

つわけで白カブさんから荷物をおろして、ここまで運んでくる。



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なんで休憩なのにメッシュテントとか、大げさなコトになるのかってぇと。

場所的にわかるだろうが、ここは涼しい代わりに、虫の天国でもあるのだ。

つーか涼しくて気持ちいいから、虫も寄ってくるんだろうけど。



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虫対策が出来たら、お待ちかねの水遊びタイム

つーかこの写真SNSにアップしたら、えらい勢いで「志村けん」言われた。

光栄だと喜べばいいのか、「なにをう!」と怒ればいいのか。



そんなことより、水浴びだ水浴び!



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ひゃほう! くっそ気持ちいい! 疲れも火照りもあっという間に消えていくぜ。



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そのまま見上げれば、こんな感じで木々の隙間から空が見える。

当然のように俺の口から「あああぁぁぁ!」と声が出る。

この瞬間、次回の夏ツーリングから水着を持ってくることが決まった。



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広角で俺の足からテントまでの絵を撮る。

なんで撮ったのか理由は覚えてない

この時のことで覚えてるのは「水、冷たくて気持ちいい」だけ(´・ω・`)



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水から上がって着替えたら(同じ服じゃねえよ、色が変わってるだろ!)少し昼寝。

このまま寝ちゃってもいいかと思ったんだが、河原で野宿ってほら。

雨の時に怖いからね。予報も五分五分くらいみたいだし。



俺の星回りで五分五分とか、もう確実に鉄砲水くらうレベルだ。



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夕方、暑さも落ち着いたところで、もう少し先へ行こう。



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おっと、「心に響いたらマメに停まって写真」は忘れるな。



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こんな感じの明るさのうちに、見かけたスーパーへと入り。

出てきたらもう、真っ暗になってた。

気温もそこまで暑くはないし、どこでも寝られそうではあるんだが。



さて、マップ先輩、どうしますか?



先輩がこの先に「辰巳峠」ってのがあるよって言うので。

その麓(ふもと)あたりで泊れば、「朝から峠」って言うステキプラン。

そういう方向で決まり、スーパーからしばらく走る。



暗い中を走りながら、ふと気づいた。



これって、ケーロクとかビューエルさん乗ってる時の思考だ。

去年の東北ではここまでワインディングや峠に固執してなかった。

やっぱポジションなのかな。それともディメンション?



考えながら走るうち、良さ気な場所を見かけたので飛び込む。

2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(二)_e0086244_14351493.jpg
SNSに「ここをキャンプ地とする」というお約束を上げたら。

ゆるゆるとだが風はあるので、メッシュテントのみを張ろう。

慣れた手順でさくさく準備したら、テントに潜り込む。



明日は火曜日、五日間ある夏休みのちょうど中間だ。



残り二日で帰るとして、明日はどこまで行けるだろう。

大山から出雲大社くらいはと思ったが、SNSで凸に「混んでますよ」と指摘され。

それなら無理に遠くへ行かず、先輩に聞いてここらをめぐるか。



大体の方針が決まったところで。

俺は大あくびをして、まぶたを閉じた。





【追伸】
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スーパーで買った虫よけは、なんとDEET30だ。

前は輸入品しかなかったのに、時代はどんどん先へ進むね。

虫よけのハード化と時代に、因果関係があるのかは知らんけど。



 

by noreturnrydeen | 2019-08-12 14:09 | ソロツーリング | Trackback
 
夏ツーリングの時が来た……のだが。



走ったことない道、見たことない景色。

そんなワクワクするシチュエーションならともかく。

ただただ狂ったように暑い中、クソ混んでる16号を走る?



「今すぐ出発はねぇな。夕方、涼しくなったら出よう」



つわけで冷房の効いた自宅で、がっちり引きこもり。

午後5時ころだったか、少し涼しくなってきたので。

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クロスカブに荷物を積みこみ、ようやく夏ツーリングへと出発した。

なお新調したメットは思ったより顔面へのダメージがあったので留守番。

普段の通勤で使うことにした。



あれ、ロンツーには向かないね(あたりまえです)。





「秩父の河原で一泊し、299で西へゆく」



何となくそこまでは決めてたので、とりあえず秩父目指して走る。

10日ほど乗ったクロスカブは、もうすっかり身体も慣れて絶好調だ。

言ってもカブはカブなので、それほど劇的に乗り味が違うわけでもないしね。



と、この時までは思っていた。

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後ろについたギャラリーのために、カンペキな遵法運転を見せてあげつつ。



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秩父の河原に8時前ころ到着し、てきぱき野宿の支度を。

暑いって程じゃないけど少し蒸し気味なので、テントのインナーメッシュだけを張る。

ここは朝方、冷えて結露しやすいので、あまったフライシートは荷物へかぶせ。



さあ、それじゃあ今日はとっとと寝よう。



寝れねぇよ。



秩父らしいヤンキー的な人たちが、ドンツクドンツク大音量で到着。

そのまま、俺のいるところよりさらに奥の河原へ降りて行ったと思ったら。

問答無用で絶好調の宴会をスタート。



まあ、俺らもやってることだから、特に文句はないけど。

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ちゃんと寝るための装備は持ってきてるしね。

耳栓を押し込んだ俺は、それでも漏れ聞こえる喧騒を、心地よいBGMにしながら。

河原の風に吹かれて、静かに目を閉じた。



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そんな、今年の夏の走りはじめ。






明けて翌朝、すっきりさっぱり目を覚まし。

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朝6時前には撤収を終わらせ、西へ向かって229号を走り出した。



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秩父橋だったかな? なんか通りがかったらいい感じだったんで撮った。

今夏もいつもどおり基準やポリシーなど皆無、ただただピンと来た絵を撮るつもりだ。

なお、キミにはピンと来なくても、見逃すのが優しさだぞ?



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6時13分、蒔田(まいた)のイレブンで朝食がてら休憩。

ちなみに最近のレポは、Googleマップのタイムラインで確認しながら書いてるので、時間も場所も比較的正確なはず。

ほんと、どんどん便利になっていくね。



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朝の涼しい空気の中、新しい相棒といっしょにトコトコ走ってゆく。



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ここらは朝もやが多いから、雲海とまではいかなくても、結構いろんなタイミングで幻想的な絵を見れる。

俺はそんな秩父の朝っぱらの風景が好きだ。

ここを起点に走り出すことが多いのは、東西南北どこへも行きやすいだけじゃなく。

この朝の空気、雰囲気が好きってのも、実は確かにあるのだ。



てなかんじで秩父の風景を楽しみながら走っていると。

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はい、いつものお約束ポイントで、いつもどおりに通行止め。

慣れたもんなので、そのまま北へ上がって県道93号へ迂回する。

ここ、まともに抜けられたの、俺はまだ一回しかないからね。



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迂回路で行き会ったハーレィ軍団。

ビューエルさんの鼓動を懐かしく思いつつ、のんびりと後ろへついて走る。

やがて分かれ道、彼らは左へ、俺は右へ。

93号のワインディングで車体も左へ右へ。



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ワインディングは登りがシンドく、下りはひらひら楽しい。

当たり前だが、そこはスーパーカブと同じだ。

ただクロスカブはポジションがカブらしくないので、そこでちょっと違和感を感じる。



いや、違和感と言っても悪い意味じゃなく。

ハンドルが少し高くて広く開いてるのは、俺の好きなオフロードっぽいポジションなんだが。

そのちょっと違いで、下りの峠が劇的に楽しい。



カブだってことを忘れて「くっそ、も少しパワー欲しい」と思っちゃうくらい。



もちろん、その代わりというか当然のキックバックはあって。

登りを我慢してる時間が、カブより更につらいんだけど。

この葛藤は、今回のツーリング中ずーっとあった。



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峠部分を抜けてド真っすぐな道へ出ると、体感温度が上がる。

とは言えこの段階だと、暑さもツラくは感じない。

山の中をずーっと走ってきて身体が冷えてるので、むしろ暖かくて心地よい。



しばらくすれば、すぐに「暑い」って文句を言いだすんだけど。



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泣き出しそうだった空が、どうやら機嫌よく晴れ始めた。

そして案の定、身体の方もすっかり暖まり、むしろ暑くなってくる。

まあ、8月だしな。



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青・緑・灰でできた夏のトリコロールを見て、ツーリングに出られたことを感謝する。



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嬉しいとか、楽しいとか、暑いとか、色々と混ざり合った表情だ。

断じて何かにキマってるわけではない。

走ることに酔っぱらってるのは、まあ、今さらの話だ。



単車に乗れる間は、乗って走ってるだろう。



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去年スーパーカブで走った、東北ツーリングは楽しかった。

けど、「走りそのものを楽しむ」って意味では、大満足とは言い難かったかも知れない。

それに対して、クロスカブで走るワインディング(もちろん下りの話だ)は、カブの時よりもえらい楽しく感じる。



あの時と車体スペックはさほど変わらないのに、この違いは何だろう。



そんなことを考えつつ、曲がった道を(下りのみ)ひらひらと走る。

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正確には、曲がった下り道は走りを楽しみ、登りとド直線でいろいろ考える感じ。



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152号は個人的にハッピールートと呼んでる道。

機会があれば、なるべく走るようにしてる。

どうしてかは俺と会った時にでも訊いてくれ(・∀・)




この辺まではいつも通り、その場その場で面白そうな道を選んで走ってた。

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んで、いいなと思った景色を写真に撮っては、また楽しそうな道を探す、の繰り返し。



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ところがここで何の電波をキャッチしちゃったのか、ふと

「そう言えばGoogleってゼンリンと別れてから、ナビがひどいって聞いたな」

友達の誰か、もしくはオンライン上の誰かに聞いた話を思い出した。



Google単体になってからのナビは、そういえば使ったことがなかった。

マップ自体は使ってたけど、あくまで「地図として」の使い方だ。

んじゃまあいい機会だし、ナビゲーション機能を使ってみようか。



となれば、まずは目的地を決めないといけない。

そしてGoogleマップには、それに適した機能がある。

周辺スポットの探索機能だ(ドヤ顔で言うほどのことではありません)。


2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(一)_e0086244_11160598.jpg

周辺のスポットを検索してみると……「御嶽山(おんたけさん)」があるじゃん。

ルート的にも御嶽山の向こうへ出れば、効率よく西へ進める。

まあ地図上だと頂上から先は、明らかに道がないっぽい表記だけど。



なきゃ無いで戻ってくりゃいいだけの話なので、早速、ナビへ御嶽山をセットし走り出す。

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御嶽山のふもと、御嶽湖あたりの休憩所。

ナビ使ってるから当たり前なんだが、全く迷わず一直線に来れた。



ルートの事なんて一切気にせず、ただ走ることだけを楽しめる。

昔バイクに乗り始めたころ、先輩に連れてってもらったツーリングを思い出す。

もしくはゴー隊長が先導してくれるツーリング(・∀・)



「こらあ楽でいいや。ナビって目的地を決めなきゃならんのが性に合わんと思ってたけど、こうやってその場その場で、『短期の目的地』を気ままに決めればいいのか。これなら、いつものツーリングとそんな変わんねぇな」



冷静に考えれば当たり前だろ、と突っ込まれそうな独り言をつぶやいて納得しつつ。

今回のツーリングは、このスタイルで走ろうと決める。

ルートを気にしなくていいってのは、長く走るときは楽だからね。



あとナビの画面で、道の先の曲がり具合を確認できるんだが。

これがラリーっぽくて楽しいって理由も確かにある。

なんならルートより何より、むしろこっちがメイン。



初見のブラインドコーナーで、その先の曲り具合をリアルタイムで確認できる……

天国かよ( ´ ▽ ` )

かったるいはずの登りを、そんな風にご機嫌で走ってると。

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いい雰囲気の鳥居と渓流が目に入ったので停まる。



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ヤレた感じが雰囲気あって、個人的にとても好きな絵だ。

この先、ここ以外にもっと立派な鳥居はたくさんあった。

けど、俺はここが一番ピンときたつーか気に入った。



派手なのとか立派なのは、苦手だし腰が引けるんだよ。

おい、貧乏かみとか言うのやめろ。

知ってるから(´・ω・`)

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心がちょっと洗われるような景色を楽しんだら。

また相棒にまたがって退屈な登りを走り出す。

登ってる間に、カブとハンドリングが違う理由でも考えようか。



やがて勾配がキツくなり、舗装も若干、荒れ始める。

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途中で青空が顔を出し、色を取り戻した景色を眺めながら走れば。

先程までの退屈はどこへやら、ウキウキと心が沸き立ってくる。

基本的に俺のドタマはシンプルだ。



シンプルだから頑丈で壊れにくいんだ(すでに壊れている説もあります)。



御嶽山の頂上付近で、あまり見たくない看板が目に入る。

「頂上で道がロータリーのように回って、来た道へ戻る」

と言う事が図解入りで説明してあった。



つまりGoogleさんの地図は正しかった。

御嶽山から向こう側へ抜けることは出来ないってわけだ。

「ま、そーだろーとは思ってたけどな」


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じんわり負け惜しみをつぶやきつつ。

お盆休みだってのにあまり混んでない駐車場へ、クロスカブを突っ込む。

あれだけ晴れてたくせに、ここまで来たら雲で景色なんぞ見えない



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晴れてりゃ絶景……なんだろうけど残念ながら今日は曇り。

退屈な登りを我慢して走ってくれば、景色はビミョーだし、反対側には抜けられないしで、踏んだり蹴ったりな状況。

の、はずなんだが、ナビでのラリーごっこが楽しかったので、実はそこそこ機嫌がいい。



「お天道様じゃしゃーねーな。んじゃ戻るか」



来た道を戻って、10キロほど御嶽山を降りてくると。

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行きにスルーした御嶽山資料館。

営業してないっぽいので写真だけ撮ったら、また西へ向けて走り出そ……じゃねえよ!

ナビにテキトーな目的地をセットすんだった。



えーと、このエリアで手頃な場所……うん、一本道だったなそう言えば。

んじゃとりあえず、下った先……このへんの道の駅でいいか。

目的地をセットし終わったら、



「一本道ってAVがあったな」



益体(やくたい)もない事を考えつつ、御嶽湖の脇を抜けて国道19号へ。

混んでたら脇道のワインディングで遊ぼうと思ってたが。

思いの外ガラガラなので、そのまま19号を南下する。

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木曽川の雄大な流れを横目に、気持ちよく走って70キロほど。



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これ以上ないほど道の駅だと強烈にアピールしている道の駅があった。

目的地である「五木(ごぼく)のやかた・かわうえ」だ。

まあ、分かりやすいのはイイコトだよね。



「道の駅」としか書いてないから、情報量はゼロに等しいけど。



つわけでクロスカブ……白カブさんを置いたら、道の駅に入ってみようか。


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建物へ入る前に、ありがたいミストシャワーのお出迎え。

たま~に夏の道の駅で見かける、これ。

単車乗りには、本当にありがたい心づかいである。



クルマの中で冷房ガンガンかけて冷えてる連中には、決して実感できないだろう快感なのだ!(ムダに攻撃的なのは暑いから)

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たぶん近隣の道の駅であろう名前を書いた、鉄道チックな駅看板。

こう言うのは楽しくていいね。



汗まみれのボウズ頭は、ニコニコしながら冷房の効いた駅内に入り、ほっとひと息つく。

思ってたよりも熱を持ってたんだな。

熱中症になるメカニズムを実感しながら休憩。



携帯でSNSをチェックしていると、朋友おーがの書き込みが目につく。

そーいや正月以来か。三重ってこっからどんくらいだ?

ツーリングを先導してくれるGoogle先輩に訊いてみる。



「3時間半っすか。あるっちゃあるけど、そんなもんったらそんなもん、って感じっすねぇ」



頼りになる先輩に、ビシっと敬語で答えつつ、三重行きを決めたら。

あとはひたすら3時間、19号を南下。

庄内川沿いに名古屋の西側を回り込み、みんな大好き国道23号で三重へと走る。



ご存知のように、名古屋あたりは道幅がアホほど広い

つまり、すり抜けがとてもイージー。

普段抜けてる16号より、さらに一車線追加されてるから、抜けるルートが選び放題だ。



ウインカー付けない車線変更とか、名古屋らしい地元ルールはある。

けど、気を付ける基本は同じだし、感覚的には首都高のすり抜けよりずっとやり易い。

あそこはハードモード通り越してルナティックモードだからね(´・ω・`)



2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(一)_e0086244_11170200.jpg
3時間後、無事におーが家へ到着した。

家主のおーがは、まだ仕事から帰ってきてないが。

嫁の飼い主ちゃんやUKT、NNKのふたりも元気だった。



UKTはそろそろ大学受験のことを考え出してるそうだ。

クレイジーバイク動画に食い入ってた二歳児が、今や大学受験の話ですよ。

そら俺の腹も出っぱって来ますよ。仕方ないですよ(言いがかりです)。



やがて帰宅したおーがと五人で、焼き肉を食いに出る。

2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(一)_e0086244_11171975.jpg
バカ話しながら笑い、呑んで食ってまた大笑い。

UKTの将来やりたい事とか、NNKに出来るだろう彼氏の話。

おーが&飼い主ちゃんの仕事や友人の話。



あっという間に2時間が過ぎてしまった。



コンビニで追加の酒やアイスを買って帰ったら。

も少しバカ話しつつ、酒を呑みきったあたりで。

いつの間にか俺のスイッチが切れてた。



一日中、ラリーごっこしながら楽しく走って。

夜はダチの家族と笑い合って。

幸せな日だったな( ´ ▽ ` )





【追伸】

2019夏ツーリング ~西へ、先輩と~(一)_e0086244_11173230.png
なかなか納車されない白カブさんに焦れてたころ。

こんなアプリとか入れてみた、ハイテンションかみさん。

燃費計算で最高69キロなんて出たよ。



ま、もう飽きたので削除しちゃったけどね(`・ω・´)ゞ

 



by noreturnrydeen | 2019-08-11 11:13 | ソロツーリング
 
夏ツーリングのまとめ。長いの読んでられないって人は、四日目だけ読めばオチだよ(・∀・)

by noreturnrydeen | 2018-08-18 12:18 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング04

 
つわけで、朝になったら県道40号を走ってみようと決めたワケだが。



決めた途端に、ソワソワしだすおっさん。

目は冴えてるし、待ってられないし、うーん。

だったらいっそ、夜峠を走っちゃう?



ビューエルなら危ないかもだけど、まあ、カブだし(言い訳は終わりましたか?)。

2018夏ツーリング04_e0086244_13384675.jpg
即断即決はかみさんの良いところであり、悪いところ。

野宿道具をソッコーで撤収し、あっという間にナイトランの準備完了。

そんじゃ、夜のワインディングをのんびりと走ろうか。



2018夏ツーリング04_e0086244_13385531.jpg
ダムを後にして東側へ回り込み、県道40号の看板を右折。



2018夏ツーリング04_e0086244_13385640.jpg
そのまま夜の40号を走り出した……のだが……写真のように街灯が一切ない。

いや、そんなことは判ってたけど、カブのライトの暗さをナメてた。

なかなかに緊張を強いられつつ、しばらく走ってギブアップ。



「カッコ悪りぃなぁ……でも、やらかすよりはいいか」



つわけで進路を西へ取り、国道4号線に出る。

もちろんガラガラだし、微妙な気温も走るには涼しい。つーか寒いくらい。

ま、国道で距離を稼ぎ、昼間になって暑くなったら、休みながら寄り道を考えよう。



セルフスタンドでガソリンを入れ、颯爽と走り出し、数秒もしないうちに。



事件は起きた。



今回は大丈夫、と安心してた俺を泣かし。



かつ、お前らを喜ばせる例のアレ。



そう、トラブルだ。



2018夏ツーリング04_e0086244_13385612.jpg
急にリアが暴れ出し、べこんべこんとお馴染みの感触があった瞬間。

「うっそだろ! おいまてよ! ここでかよ!」

このセリフを、深夜の4号線の道端で叫んだよ、ガチで。



とは言えマーマレ的に言えば、パンクはトラブルのうちに入らん。



「中途半端なネタだなぁ。これじゃ『なんだパンクかよ』で終わりじゃねぇか」

などとボヤきながら、道ばたで店を広げようとして、ふと気づく。

ああ、そうだ。



エアポンプ忘れたんだった(´・ω・`)



実は初日の夜の段階で、ポンプ忘れに気づいてたんだが、「何とかなるべ」と流してた。

酔っぱらってたし。

しかたなし、さっきガスを入れたスタンドまで、カブを押して歩く。

2018夏ツーリング04_e0086244_13385605.jpg
セルフなのでスタッフなんていないし、工場も電気が消えてる。

直してもらおうなんて楽な選択肢は、俺の守護霊も、マーマレの読者も許してくれない。

いいよいいよ、知ってるよ。いつもの事だもの。



ここで荷物を解き、パンク修理を始める。



最初は横着かまして、チューブを横から引っ張り出すだけで作業しようとしたんだが。

そんな横着は、神様もおまえらも許してはくれなかった。

バルブをホイールから外そうとして、嫌なものが目に入る。



俺は大きく溜息をつき、14と19のメガネレンチを手に取った。

それはすなわち、アクスルボルトとナットのサイズ。

ホイールを外さなきゃならんのだ。

2018夏ツーリング04_e0086244_13391492.jpg
これだもの(´・ω・`)

ここはさすがにパッチじゃ直せないので、チューブを新しいのと交換する。

そのために、ホイールを車体から外さなきゃならない。



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なんで旅先で、「昼休みに職場のウラで撮ってるような写真」を撮ってるんだろうね、俺は。

車載工具だから多少は手こずりつつも、新品チューブと交換し。

元通りに組み付けたら、作業は終了。



さて行こうかと工具を仕舞い、汗だくになった額をぬぐって。

最後に、も一度エアを入れて調整しようとタイアを触った瞬間。

本日、二度目の「うそだろう?」



ちなみに本日はまだ、始まってから二時間くらいしか経ってねぇけどな(`Д´)



2018夏ツーリング04_e0086244_13391446.jpg
これはあれだよ。

組んだときチューブをタイヤレバーで噛んだんだよ。



知ってるよ俺、これよくやってたもの。

だから「噛まないレバー」買ったんだもの。

さっきまでその「噛まないレバー」使ってたもの。



……あ、そういえば一か所、差し替えるのがめんどくさくて、もう一本のレバー使ったような……



思いっきり肩を落としつつ、リアタイアのうしろにしゃがみ込む。

5秒だけ自分を責めてから、もう一度、同じ作業に取り掛かった。

時刻は夜中の2:00ころ。すでに全身から滝のような汗が流れている。



2018夏ツーリング04_e0086244_13391566.jpg
外してチェックすれば、やっぱりあったよ「レバーで噛んだ」跡。

もう、ここまで来るとちょっと笑えてきて、気持ちは楽になった。

いいよいいよ、ありがとう。これはさすがに、いいネタだよ。



これならまあ、ギリギリみんなも喜んでくれるよ。


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パッチを貼ってぎゅうぎゅうと押し付け、エアを入れて漏れがないか確認。

わっかんねぇけど、まあ大丈夫そうだ。

ふんすと気合を入れて、二度目のタイア組付け作業にかかる。



全てが終わって、もう一度だけ大きくため息をついたら。

さあ、もうどこにも寄らないで帰るぞ!

と言うわけで最後の気力を振り絞り。



俺は夜の4号線を走り出したのだった。












で、終わるとは思ってないだろう?

俺もまあ、多少は覚悟してたよ。

だって作業したのが俺だもの。



しかも、ちょっと焦り気味の。



しばらく走ってると、どうもリアの様子がおかしい。

「いや、これは気のせいだ。気にしてるから細かい挙動に違和感を……」

うん無理。これはさすがに自分をごまかせない。



明らかに、タイアのエアが減ってる。

パッチの接着が甘かったのか、それとも微小な穴が別にあったのか。

ほんの少しづつだけど、確実にエアがなくなってきてる。



カブを下りて、リアタイアを触ってみる。

数十分ほど前にエア入れたのに、柔らかい。

そしてタイア自体も、かなり熱を持ってる。



うん、これも知ってる。

低圧にしたタイアで速度を出すと、こういう熱の持ち方と減り方をすんだ。

ケモとかでエア抜いたまま忘れて飛ばすと、秒速でタイア無くなんだ。



とまあ、哀しむのはここまでにして。



またどこかのスタンドで作業をし直すか?

ノーだ、ナインだ、却下だ。

もうそんなガッツ、ひとしずくも残ってない。



それじゃあどうするかと言えば、答えは一つ。



秘技、だましだまし。



そこからは40~50キロくらいで走りつつ、セルフのスタンドがあるたびに入り。

エアを5~6キロぶちこんでパンパンにしたら、また走り出すの繰り返し。

夜の新4号なんてみんな100オーバーで走ってるのに、ひとりそーっとそんな作業の繰り返し。



命の危険とは言わないが、かなり神経を削りながら。

朝の8:45だったか。

何とか無事、柏へ帰宅したのだった。

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てな感じで、最後の最後にちょっとしたネタまで用意されてた、今回の夏ツーリング。

わかったことがいくつか。

とりあえず心配してたほど、カブでのロングはキツくなかった。



速度が出ないネガは、長く乗っても疲労が少ないことで相殺された。

航続距離もツーリングだとぐんと伸びて、スペアボトルの出番が一度もなかったほどだ。

疲労に関しては、スクリーンの恩恵も大きかったかな。



それと、諦めてたワインディングも意外に楽しめた。

登りこそ話にならなかったけど、下りは結構ひらひら気持ちよく走れたよ。

そのぶん、せっかくのカブなのに荷物を減らしたくなったけど。



そして最後に。



俺のロングツーリングで頻発する、毎度毎度のトラブルなんだが……

バイクじゃなくて、俺の星回りの問題なんじゃないだろうか?

買うべきはバイクじゃなくて、厄除けのお札だったのか?



そんな哀しい疑問を提示しつつ。

長かったレポートを終えよう。

読んでくれてありがとう。



いつか、どこかの空の下で!



2018夏ツーリング/了


 

by noreturnrydeen | 2018-08-14 18:06 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング03

 
昨日は夕方のうちに寝たので、夜中の2:00ころ目覚める。

「風呂に入りたいな。この時間でやってるトコあるかな」

つわけでググマップると、前の夏ツーでも行った風呂が24時間営業だった。



「おお、にしめ湯っ娘ランド! おや、朝風呂があるぞ?」



今からだと深夜料金で720円が、朝5時からだと360円だという。

にしめまで戻って1時間くらい。

だったら、2時間ほどして出れば半額、カブなら「タンク半分以上のガス代」だ。

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つわけで、まったりネット見たり、ゆっくり撤収しながら時間をつぶし。



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4:00ころ走り出す。

走り出してすぐは、こんな感じで暗かったけど、さすがは夏の朝。

みるみる空が明るくなってきた。



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少し肌寒いくらいな早朝の峠道を、相棒と一緒にトコトコ下ってゆく。



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竜馬山を下り切って平地へ出るころには、すっかり明るくなってきた。



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ド直線の道に、すととととっ! と歯切れのいいエンジン音が響く。

クロスカブ用のアップマフラーにしてから、高さのぶん音がよく聞こえるようになった。

ろろちゃん、ありがとー♪(・∀・)



2018夏ツーリング03_e0086244_13072969.jpg
湯っ娘ランドへ到着し、朝風呂を気持ちよく満喫した。

歳のせいか最近は長湯できるようになったのだ。

それじゃ昨日決めたように、東へ向かって走ろうか。



陽はまだだいぶんナナメってるし、まだ長そでは着なくていいかな?

よし、ジャージは荷掛けゴムに挟んでおこう。

も少し陽が出てきてから着ればいいや。



ああ、そうだ。



これが間違いだった(´・ω・`)

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スタンドへ寄って、相変わらずな給油量の少なさに感動しつつ、太陽へ向かって走るかみさん。



が。



たぶんもう、このあたりでコトは起こっていた。

風に舞うジャージが、いつの間にかゴムから外れて、姿を消していたのだ。

走りながら、ふとミラーを見た瞬間。



「えぇー! マジか!?」



かみさんの時間が停止する。

あわててバイクも停止させ、うしろを見てみれば。

100均のタオルは2枚とも無事なのに、ジャージだけ影も形もない。



「……マジかよ、せめてタオルにしてくれよ……」



MP3プレイヤーに続き、「今夏2回目」のなくしもの(´・ω・`)



とまあ、凹んでても仕方ない。

気を取り直して、せっかくの朝走りを楽しむことにする。

……つーかどっかで長そで買わないとなぁ。



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靄(もや)のかかった、朝の山々を眺めつつ走れば、ジャージのことは割とすぐ忘れる。

異音がしたりエンジンが止まったりする、かまってちゃんなビューエルさんと違い。

カブさんはまったく変化のないクールビューティ。



いや、俺が変化に気付かないニブチンだってのは知ってるから放っとけ。



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またまたワイド写真。

車体と、横の景色だけじゃなく、来た道まで写るのが楽しい。

次回はもっといろんな機能を試してみよう。



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国道107号で東へ向かい。



2018夏ツーリング03_e0086244_13275756.jpg
途中で南に分かれる398号へ乗った。

湯沢を経由して宮城へ向かうこの道は、山間部を抜けるツイスト区間が楽しい。

いやまあ、東北あたりで東西に走る道は、どれも山越えだけどさ。



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朝イチだし、空いてるし、涼しいしで、漫然と走るだけでも表情が緩んでしまう。



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海岸線から青森へのルートも、ちょっと未練はあったけど。

こうやって走ってしまえば、やっぱり山ン中がいいや。

カブでもなんでも、結局、俺は峠道を走ってれば満足なんだな。



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398沿い湯沢の手前あたり、「道の駅うご」でちょっと休憩を入れる。



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これから先、こういう道の駅が増えていくのかなぁ。

喫煙者としては寂しい限りだけど、これも時代の流れなのかもね。

俺はまあ、基本的に誰もいない山の中ばかりだから、それほど関係ないけど。



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山間部を抜けたので、まっすぐな道が増えてくる。


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ってことは平地なわけで、当然、気温の方もだんだんと厳しくなってきた。

と。

カンバンが目についたので、カブさんを停車する。

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「稲庭だ! ここが稲庭うどんの稲庭か!」

いや、言うほど稲庭うどんに思い入れはないんだけどさ。

まあ、聞いたことも食ったこともある名前だからね。



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ついでにここでもワイド写真を撮る、今夏はワイドお気に入りのかみさん。

さて充分に稲庭ったところで、それじゃあ旅を続けよう。

道はこの辺からまた、徐々に山間部へと入ってゆく。



そこでまた、かみさんの琴線に触れるカンバン。

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「とことん山てwww とことん山を走るってか。とことん山が好きってか。いいねぇ、付き合うよ」

バカなことをつぶやきながら、すれ違うバイクたちに手を振る。

今回は、なぜかやけに手を振り返してくれるバイクが多かった。



荷物満載カブの方が、ビューエルさんより返事しやすいのかなぁ。

そんな厳ついバイクじゃないんだけど……あ、そうか。

単純にすれ違う速度と時間の話か。



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これはたぶん、皆瀬ダム湖じゃないかな。



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ダム湖のあとは南東に直線道路が続き、そのあと、山間部へ入る。



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ツーリング中に川を撮るのも、なぜか好き

たぶん絵的に涼しいからだろうね。

撮ってる時はそんなこと考えてないんだけど。




と、道が一気にツイストし始める。

ほらきたワインディングだ、それも結構くねくねしてんぞ。

喜びながら、なかなか登ってゆかないカブさんを叱咤していると。



突然、目のまえが開けた。
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思わずカブを路肩へ寄せて停まる。



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こう言うところで停まって写真を撮るなんて、昔は考えられなかった。

間違いなく「うひょひょ!」と笑いながら、カーブの奥へ向かって突っ込んでたはずだから。

カブだからなのか、歳食ったからなのか、その両方なのか。



わかんねーけど、楽しいからこれはこれでいい。

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ちなみに場所はたぶん、こんな感じのところ。

左上から走ってきて、下へ抜けてゆくルートだ。

てなわけで、もういい加減にしろと思うだろうが、もう一回。

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同じ場所をワイド写真で(・∀・)



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ド直線に出てるってことは、ワインディングを抜けた後だね。

ふと我に返って、レポートのために道の看板を撮るのは、俺のロングの風物詩。

つっても、撮った写真がその道のどのあたりなのか、いつもわかんなくなってたんだけど。



今回は、グーグルマップさんのタイムラインが、とてもいい仕事をしてくれた(・∀・)



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そういや横からの写真が少ないなぁと思って、停まって撮った写真。



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同じ場所を後方から。

うねってゆく道がたまらなくセクシーでやる気スイッチが入る。

まあ、スイッチ入っても満載カブさんだから、トコトコ行くしかねぇんだけど。



せめて下ってればひらひら走れんだけど、登りはさすがにね。



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国道398号・湯浜峠。



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これはたぶん、宮城白糸の滝の下流あたりの橋。

つーか宮城に白糸の滝があったのを寡聞にして知らなんだ。

まだまだ日本中に知らないところがあるんだなと思うと、ワクワクするよね。



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ワインディングとド直線を交互に楽しみながら、南東へ向かって走ってゆく。

このまま行くと398は三陸の方まで行ってしまう。

せっかく日本海から逃げてきたのに、太平洋へ出ちゃ話にならん。



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途中で山間道へ折れなくちゃならんので、コンビニで休憩を入れつつiPadで地図を確認。

457あたりから県道をつなぎ、宮城の山の中へゆこうと考えた。

下手に仙台をかすめるルートで、万が一混んでたらヤだかんね。



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なんていろいろ考えてたんだが。

どうやら俺は、自身の能力を見誤っていたようだ。

自分が持つルートロスト能力の、人知を超えた凄まじさを。



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いやま、要するに457の分岐を見逃したんだけどね。

いつもの迷い道くねくねだね。

いや、おかしいなぁとは思ったんだよ。



いつまで経っても標識から「三陸」の文字が消えないから。




あわててリルートし、結局、おもいっクソ混んでる日本三景、「松島」へ。

もっともカブだから、渋滞の横を抜けて前に進めたので、そこまで厳しくもなかった。

ビューエルさんなら確実に死ぬほどファンが回って、休憩する羽目になっただろう。



ところで、カブは確かに渋滞に強い。

だが、俺のドタマはそうじゃない。

宮城市街を抜けるうちにぼーっとして、流れのまま4号に乗ってた。



さらにほとんど反射で6号線に乗り、しばらく南下したところで気づく。



「まって、まだ帰らないから。蔵王も、安達太良も、磐梯もあるから」



県道14号に入って西行し、も少し内陸を走る国道349へ乗る。

2018夏ツーリング03_e0086244_13304659.jpg
この交差点を、右へ行けば蔵王、左へ行けば伊達経由で安達太良。

そうと決めなくても、とにかく山のある方へは行ける。

ほっとひと息ついたところで、「次の課題」を片付けなくちゃならない。



さすがにもう、タンクトップはダメだ(出発前から判ってたことです)。



つわけで、きょろきょろしながら走り、目的の店を発見する。

2018夏ツーリング03_e0086244_13304629.jpg
みんな大好き、ファッションセンターしまむら(´・ω・`)←しまむらくん

特大コーナーで、薄手のスポーツパーカー(5L)を買い。

店の前で着込んだら、出発しよう。



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349を南下しながら、伊達あたりで西へ向かおう。



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阿武隈川を横目に調子よく走る、俺とカブさん。

んで、伊達あたりで軽く道を見失い、ごちゃごちゃ走ってたら。

目の前に大好物がぶら下げられた。



2018夏ツーリング03_e0086244_13310699.jpg
どこを走ってても、「広域農道」の文字ってのは輝いて見えるね。

天気も曇り始めて、走るにはいい感じになってきてるし。

まあ、本気で曇ったらしまむらパーカー無駄になるけどな(`Д´)



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広域農道は思ったほど曲がってなくて、ちょっと不発気味だった。

んで、ごちゃごちゃ迷ってまた349に出たので。

どーすんべかなぁと、この先のルートを考えながら走る。



これもまた、行き当たりばったりな俺のソロツーリングの楽しみだ。



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カメラ目線なのは、お前らに向かって「おい、ちょっと見てくれよアレ」とボヤいてるから。



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かろうじて降ってはいないものの、ついさっきまで降ってたであろう路面。

この段階でもう、いろいろとやる気がなくなった。

残ってるのはもちろん、「呑んだくれる」と言う選択肢だけだ(だけではありません)。



通りがかりのコンビニで、酒と氷とサラダを買い込み。

ついでに「ダム」のキーワードでググマップると、近くに飯野堰堤公園という場所があった。

阿武隈川にかかる蓬莱ダムのまわりにある公園らしい。



「あんんまり観光地フレーバー満載なトコだと、野宿しづれぇなぁ」



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と思いつつ訪れてみると、確かに観光的な看板はある。

あるもののしかし、人が多いわけでもなく、野宿するには絶好のダムだ。

おお、程よく寂れていい感じだなどと、蓬莱ダム関係者に怒られそうなセリフを吐きつつ。

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ダムの周りを走りつつ、野宿ポイントを探索する。



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良さ気な場所でささっと設営。



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昨晩、ぶよにヤラれてたらしく、しっかり腫れ上がってる足首。



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太ましくなった足関節を氷で冷やしながら、トマトサラダをツマミに呑んだくれる。

ぶよに関しては薬もいいけど、氷で冷やすのがイチバン効果的だと、個人的には思う。

2,3日ほど痒さを感じた時だけガンガン冷やすと、だいたい楽になるよ。



ま、「俺は」って話だから、眉に唾を付けながらテキトーに試してみて。



あと、「日焼けに化粧水でも塗ろうと」思ったらえらい高いので。

かわりに万能薬ニベアを買ってきた。

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ニベアとオロナインは昔から熱狂的、むしろ狂信的な信者がいる良薬だ。

顔といい腕といい塗りたくったら、翌日、けっこう楽だった。

やるじゃん、ニベア(・∀・)



ここは標高がさほど高くないので、昨日ほどは涼しくない。

訊かれたら、「暑くはないかな」と答える程度の気温だ。

日焼けで熱を持ってるぶん、ちょっとダルい感じで、しかもケツがかゆい



ずーっとカブに乗ってたので、あせもができたようだ。



ほんの僅かに不快感を感じつつ、呑んだくれて眠りにつき。

起きたら夜中の0:00くらい。6時間ほどは寝たか。

目が冴えたので、しばらく地図を見ながらぼんやりする。



「明日は帰る方向に走るかね。お、面白そうな曲り道があるじゃん」



つわけで明日は見つけた県道、40号線を走ろうと決めた。



そんな三日目の深夜、つーか四日目の早朝。


 

by noreturnrydeen | 2018-08-13 13:06 | ソロツーリング | Trackback

2018夏ツーリング02

 
鳥の鳴き声で、二日目の朝を迎える。

時刻は6:30と、早く寝た割には思ったほど早く起きられなかった。

それほど疲れてる感じはしないけど、日焼けのせいかなぁ、などと考えつつ撤収。

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ゆっくり片付けて7:00ころ、北へ向かって走り出す。



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途中にあった鳥居の前で停まり、軽くご挨拶しつつ、早朝なので柏手は控える。



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121号を米沢の方へ向かって、朝の澄んだ空気を一杯に吸い込みながら、ゴキゲンの笑顔で走る。



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今のところ空は適度に曇ってるので、単車で走るにはとても快適だ。



と。



「おや、お仲間ですなぁ」



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米沢の手前くらいだったかで行き会った、カブ2台としばらく一緒に走る。

前はJA07、後はクロスカブだったかな確か。

興味しんしんで観察しながら後ろを走り、国道287号あたりで2台と別れる。



彼らはたぶん国道13号、俺はも少し山に近い道を行くのだ。



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確実に混んでるだろう国道を避けたのは正解で、前後にクルマのいない気持ちのいい朝走り。

MP3プレイヤーから流れてくる音楽も、ちょうどいいタイミングで穏やかな曲。

穏やかつってもアニソンとかメタルバラードだったりすんだけど。



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この辺はたぶん287の前半、まだ山に入らないあたり。

いやまあ、このあたり全部がすでに山っちゃ山なんだけど。

マーマレードスプーン的には、山=峠なのである(・∀・)



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で、山に入ったあたり。

こんな感じで、気持ちよくワインディングを走る。

ロングツーリング中の朝からいきなりワインディングってのも、俺の大好きな時間だ。



大好きすぎて、曲がった道へ曲がった道へとゆくうち。

いつも通り道を間違え、いつの間にか国道348へ。

この道もぐねぐね景気よく曲がってるので、そのままけらけら笑いながら走ってたら。

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出たくなかった国道13号へ、いつの間にやらミラクルアクセス。



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さほど混んでなかったので、そのまま13号を北上してゆく。

なんなら天童あたりに寄って、将棋グッズでも買って行こうか。

藤井君エフェクトで、天童もバカ混みだったりすんのかなぁ。



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ただ13号は基本的にまっすぐで、しかも暑いのでずっとは乗っていたくない。

「どっかでまた、山の方に行かなくちゃなぁ」

なんてつぶやきつつ、どっかん直線になるたび停まって。

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「直線とカブ」を撮ったりしつつ、楽しく走ってゆく。

と、ここらへ来た時のお約束、「真室川」の文字を見て進路変更。

真室の文字を見たら、俺は行かねばならんのだ。



佐藤先生は亡くなっちゃったけど。

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県道319号へ入り、そのまま西へ向かって真室川を目指す。



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何度か訪れているため、なんとなく見覚えのある道をトコトコ進んでゆく。


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好きな作品中に出てくる川と同じ名前ってだけなんだけど。

それでも、ここらへ来るとついつい寄ってしまうんだよね、真室川。

この先、決して続きが出ない「皇国の守護者」最初のハイライト、撤退戦の舞台。



ある意味、聖地巡礼……なのかな?


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佐藤大輔先生のご冥福をお祈りしつつ。

「帰ったら、皇国の守護者1巻から読もう」

と、つぶやいてみたりなんかして。



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リアル真室川は、釣り師が魚釣りに勤(いそ)しむ、おだやかで美しい川だ。



さて、真室川撤退戦を終えたら、また元気に走りだそう。

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県道から川沿いを走る国道344に乗って、またも山の中へ向かう。


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344は山越えのワインディングで、こういう広いところと、クソ峠になるところがある。

もちろん、どっちも楽しい。

と、そのクソ峠セクションを走ってるとき、目の前に滝が見えた。

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カブを停めて、写真撮影。



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こんな何てことない絵でも、峠の途中にあると、やけに気をひかれる。

気分が高揚してるから、敏感になってるのかもしれない。

いや単純に滝のそばは涼しいからかも(・∀・)



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国道345とぶつかったところをまっすぐ来、すぐに停車して振り向いたところ。

交差点の奥が、今走ってきた344だ。

これを左(北)へ行って酒田市を躱(かわ)しながら、日本海へ出る。



で、そんなことよりもだ。



おそらくこの時に、MP3プレイヤーを落とした(´・ω・`)

正確にはこの時に外したまま、装着するのを忘れて走り出した。

なのでもし酒田市近辺で白いプレイヤーを拾ったら、拾った人にあげるので大事にしろ。



ただし、プレイヤーの内容だが。

ハードロックと、パンクと、アニソンが入り混じってるコトは秘密にしろ。

オフスプリングの次に「1/6の夢旅人2002」が続くのもナイショだ、いいな?(`Д´)



つわけで無事(?)に国道7号線に乗った。

そのまましばらく走ってると、見慣れた「鳥海ブルーライン」の文字が見える。

「ああ、鳥海山か。いや、今回はいいかな。カブ、坂ぁ登らねぇし」

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つわけで鳥海ブルーラインはスルーし、そのまま海沿いに北上。



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海が見えてきたら、そんなに感慨がなくても「海だ! やったー!」と叫ぶ。

これはカブに乗ってる以上、必ずしなくてはいけない、むしろ様式美である。

あと、工事信号でカウントした後、そろ~りと走り出すのも。



んでまた、しばらく7号を走ってたんだが……



如何(いかん)せん、道が混んでる上にクソ暑い。

まあ、シーズンに国道を走ってるんだから仕方ない。

仕方ないんだが、それでも、しんどいものはしんどい。



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前の夏ツーでも来たことのある、「道の駅にしめ」へカブを滑り込ませる。

ここでSNSに、現在地を報告(生きてるよコール)しつつ、海から離れることを決めた。

もうちょい走りゃ青森なんだが、しんどいから山の中で酒呑もう。



とりあえずカブで青森は、それほどキツくないとわかれば充分だ。



そう決めて地図を見ると、西へ向かう107号から、山の中を走る県道を見つける。

「おお、良さげなワインディングだ。竜馬山って名前もいいじゃん。今日はこの山の中で野宿だな」

と方針が決まったので走り出し、コンビニで酒とつまみを買い、竜馬山を目指す。

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県道49号へ入って、しばらく走ったあたり。

ふいに立ってる鳥居の絵が好きで、思わず写真を撮った。

緑の中の赤い鳥居っていいよねぇ。



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竜馬山の、たぶん道路的に最高到達地点

この手前に登山道の入口があったからね。

で、そんなことより野宿場所だ。



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資源林らしく豪快に伐採した跡が散見される。

「ここでもいいかな。とりあえず候補その1だ」

と、よさげな場所をチェックしいしい、山の中を進んでゆく。



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「ここは涼しいね。でも、そのぶん虫が多いや。いちおう、候補その2かなぁ」

などと危ない人みたいにブツブツ言いながら進んでゆくと。

ゴキゲンにステキな看板が、目の前に現れる。



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燦然と輝く、小友(おとも)林道の文字!



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「林道ってもクルマの跡あるし、そんなキビシイ感じじゃなさそうだ」

いろいろと言い訳が出来たら、それじゃあレッツ林道カブ!

ま、荷物も満載だから、慎重にのんびりとね。



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入りこんでしばらく行くと、よさげな第一候補ポイントを発見。

え? 「さっきまでの、候補その1その2は?」って?

いや、林道があった段階で、もう、さっきのはキャンセル決定でしょ。




つわけで、さらに先へ行ってみる。
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「おお、崩落してる。いいねぇ、やっぱ林道はこうじゃないと」

国土交通省に聞かれたら怒られそうな歓声を上げつつ。

トコトコと先へ進んでゆく、気分はケモ道探索のかみさん。



最近、ケモ行けてねぇなぁ(´・ω・`)



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第二候補ポイントは、やはり涼しい=虫が多いので、微妙なところ。

んで、その先までしばらく走ったのだが、なにやらどんどん行けそうで逆に怖い。

こういう流れで図に乗って走ってるうちに、「いきなりやらかす」のが俺だ。



なので、適当なところでUターンし、第一候補までもどる。

「ああ、KLXがここにあれば」と何度も何度もつぶやきながら。

実際にKLXでここまで来るガッツの持ち合わせはねーんだけど。



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第一候補ポイントに荷物を広げ、テントを組み上げて準備完了。

日が当たる場所はまだ少し暑いので、スペアのグランドシートを出して日影へ。

そっちで呑みながら、陽が陰るまでゆっくりしよう。



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今日も今日とて、酒とサラダ。

といっても別にダイエットとかじゃなく。

ツーリングでテンション上がってて、食いたくないので。



酒はともかく、飯は楽しいと食わなくても平気なんだよ、おじさん。



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今日は長そでのオフロードジャージを着て走ってた。

なので、日焼けの被害は昨日とほぼ変わらない。

顔が赤いのは酒かと思ったけど、どうやら日焼けみたいだ。



ソロツー&ソロキャン楽しいから、日焼けでもなんでもいいか。



まったりと呑みながらSNSで生きてるコールをしてると。



「ああうぅ! やあぁだよおぉう!」



ものすげぇ気持ち悪い叫び声が聞こえてきた。



「ぬおっ! ナニゴト? つーかダレっ?」



ビビりながら周りを見回す、へなちょこかみさん。

鳥の声、セミの声、それ以外の妙な音は聞こえない。

しばらく耳をすましてるうち、悲鳴をあげたヤツの正体に気付く。



「カラスかよ! つーかカラスってあんな鳴き方すんのかよ」



面白かったので、SNSで報告したら。

あとはお決まりの呑んだくれコース。

自然をツマミに酒杯を干し、今日の走りを反芻して味わう。

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そんなツーリング二日目。




 

by noreturnrydeen | 2018-08-12 12:59 | ソロツーリング | Trackback