2018夏ツーリング04

 
つわけで、朝になったら県道40号を走ってみようと決めたワケだが。



決めた途端に、ソワソワしだすおっさん。

目は冴えてるし、待ってられないし、うーん。

だったらいっそ、夜峠を走っちゃう?



ビューエルなら危ないかもだけど、まあ、カブだし(言い訳は終わりましたか?)。

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即断即決はかみさんの良いところであり、悪いところ。

野宿道具をソッコーで撤収し、あっという間にナイトランの準備完了。

そんじゃ、夜のワインディングをのんびりと走ろうか。



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ダムを後にして東側へ回り込み、県道40号の看板を右折。



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そのまま夜の40号を走り出した……のだが……写真のように街灯が一切ない。

いや、そんなことは判ってたけど、カブのライトの暗さをナメてた。

なかなかに緊張を強いられつつ、しばらく走ってギブアップ。



「カッコ悪りぃなぁ……でも、やらかすよりはいいか」



つわけで進路を西へ取り、国道4号線に出る。

もちろんガラガラだし、微妙な気温も走るには涼しい。つーか寒いくらい。

ま、国道で距離を稼ぎ、昼間になって暑くなったら、休みながら寄り道を考えよう。



セルフスタンドでガソリンを入れ、颯爽と走り出し、数秒もしないうちに。



事件は起きた。



今回は大丈夫、と安心してた俺を泣かし。



かつ、お前らを喜ばせる例のアレ。



そう、トラブルだ。



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急にリアが暴れ出し、べこんべこんとお馴染みの感触があった瞬間。

「うっそだろ! おいまてよ! ここでかよ!」

このセリフを、深夜の4号線の道端で叫んだよ、ガチで。



とは言えマーマレ的に言えば、パンクはトラブルのうちに入らん。



「中途半端なネタだなぁ。これじゃ『なんだパンクかよ』で終わりじゃねぇか」

などとボヤきながら、道ばたで店を広げようとして、ふと気づく。

ああ、そうだ。



エアポンプ忘れたんだった(´・ω・`)



実は初日の夜の段階で、ポンプ忘れに気づいてたんだが、「何とかなるべ」と流してた。

酔っぱらってたし。

しかたなし、さっきガスを入れたスタンドまで、カブを押して歩く。

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セルフなのでスタッフなんていないし、工場も電気が消えてる。

直してもらおうなんて楽な選択肢は、俺の守護霊も、マーマレの読者も許してくれない。

いいよいいよ、知ってるよ。いつもの事だもの。



ここで荷物を解き、パンク修理を始める。



最初は横着かまして、チューブを横から引っ張り出すだけで作業しようとしたんだが。

そんな横着は、神様もおまえらも許してはくれなかった。

バルブをホイールから外そうとして、嫌なものが目に入る。



俺は大きく溜息をつき、14と19のメガネレンチを手に取った。

それはすなわち、アクスルボルトとナットのサイズ。

ホイールを外さなきゃならんのだ。

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これだもの(´・ω・`)

ここはさすがにパッチじゃ直せないので、チューブを新しいのと交換する。

そのために、ホイールを車体から外さなきゃならない。



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なんで旅先で、「昼休みに職場のウラで撮ってるような写真」を撮ってるんだろうね、俺は。

車載工具だから多少は手こずりつつも、新品チューブと交換し。

元通りに組み付けたら、作業は終了。



さて行こうかと工具を仕舞い、汗だくになった額をぬぐって。

最後に、も一度エアを入れて調整しようとタイアを触った瞬間。

本日、二度目の「うそだろう?」



ちなみに本日はまだ、始まってから二時間くらいしか経ってねぇけどな(`Д´)



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これはあれだよ。

組んだときチューブをタイヤレバーで噛んだんだよ。



知ってるよ俺、これよくやってたもの。

だから「噛まないレバー」買ったんだもの。

さっきまでその「噛まないレバー」使ってたもの。



……あ、そういえば一か所、差し替えるのがめんどくさくて、もう一本のレバー使ったような……



思いっきり肩を落としつつ、リアタイアのうしろにしゃがみ込む。

5秒だけ自分を責めてから、もう一度、同じ作業に取り掛かった。

時刻は夜中の2:00ころ。すでに全身から滝のような汗が流れている。



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外してチェックすれば、やっぱりあったよ「レバーで噛んだ」跡。

もう、ここまで来るとちょっと笑えてきて、気持ちは楽になった。

いいよいいよ、ありがとう。これはさすがに、いいネタだよ。



これならまあ、ギリギリみんなも喜んでくれるよ。


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パッチを貼ってぎゅうぎゅうと押し付け、エアを入れて漏れがないか確認。

わっかんねぇけど、まあ大丈夫そうだ。

ふんすと気合を入れて、二度目のタイア組付け作業にかかる。



全てが終わって、もう一度だけ大きくため息をついたら。

さあ、もうどこにも寄らないで帰るぞ!

と言うわけで最後の気力を振り絞り。



俺は夜の4号線を走り出したのだった。












で、終わるとは思ってないだろう?

俺もまあ、多少は覚悟してたよ。

だって作業したのが俺だもの。



しかも、ちょっと焦り気味の。



しばらく走ってると、どうもリアの様子がおかしい。

「いや、これは気のせいだ。気にしてるから細かい挙動に違和感を……」

うん無理。これはさすがに自分をごまかせない。



明らかに、タイアのエアが減ってる。

パッチの接着が甘かったのか、それとも微小な穴が別にあったのか。

ほんの少しづつだけど、確実にエアがなくなってきてる。



カブを下りて、リアタイアを触ってみる。

数十分ほど前にエア入れたのに、柔らかい。

そしてタイア自体も、かなり熱を持ってる。



うん、これも知ってる。

低圧にしたタイアで速度を出すと、こういう熱の持ち方と減り方をすんだ。

ケモとかでエア抜いたまま忘れて飛ばすと、秒速でタイア無くなんだ。



とまあ、哀しむのはここまでにして。



またどこかのスタンドで作業をし直すか?

ノーだ、ナインだ、却下だ。

もうそんなガッツ、ひとしずくも残ってない。



それじゃあどうするかと言えば、答えは一つ。



秘技、だましだまし。



そこからは40~50キロくらいで走りつつ、セルフのスタンドがあるたびに入り。

エアを5~6キロぶちこんでパンパンにしたら、また走り出すの繰り返し。

夜の新4号なんてみんな100オーバーで走ってるのに、ひとりそーっとそんな作業の繰り返し。



命の危険とは言わないが、かなり神経を削りながら。

朝の8:45だったか。

何とか無事、柏へ帰宅したのだった。

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てな感じで、最後の最後にちょっとしたネタまで用意されてた、今回の夏ツーリング。

わかったことがいくつか。

とりあえず心配してたほど、カブでのロングはキツくなかった。



速度が出ないネガは、長く乗っても疲労が少ないことで相殺された。

航続距離もツーリングだとぐんと伸びて、スペアボトルの出番が一度もなかったほどだ。

疲労に関しては、スクリーンの恩恵も大きかったかな。



それと、諦めてたワインディングも意外に楽しめた。

登りこそ話にならなかったけど、下りは結構ひらひら気持ちよく走れたよ。

そのぶん、せっかくのカブなのに荷物を減らしたくなったけど。



そして最後に。



俺のロングツーリングで頻発する、毎度毎度のトラブルなんだが……

バイクじゃなくて、俺の星回りの問題なんじゃないだろうか?

買うべきはバイクじゃなくて、厄除けのお札だったのか?



そんな哀しい疑問を提示しつつ。

長かったレポートを終えよう。

読んでくれてありがとう。



いつか、どこかの空の下で!



2018夏ツーリング/了


 

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by noreturnrydeen | 2018-08-14 18:06 | ソロツーリング | Trackback