XB12X エキパイとスタッドボルト セカンドシーズン(1)
2013年 10月 21日
話は、9月30日の月曜日までさかのぼる。
仕事を終えて、ユリシーズのエンジンをかけた、かみさん43歳。
ふと気づいて、小首をかしげる。
「エンジンから妙な音がするなぁ」
そう思ったときは、すでに手遅れだった。
異音の出所を探ろうと、エンジンに顔を近づけた瞬間。
ほほに当たる暖かい風……おなじみ排気ガスである。
「なるほどなるほど、そう来たか」
毎度のトラブルに、いつもの苦笑でそうつぶやいたら。
あたりはすでに真っ暗なので、この日はそのまま帰宅。
んで翌日、明るいところで確認すると。
バビっとエキパイにクラックが入ってる。
ま、クラックごとき、マーマレ的には軽いジャブ。大騒ぎするほどの話でもない。
言っても「一度やらかした場所」だ。
即座に原因の見当がついたので、エキパイの根元を覗き込む。
ほら、スタッドボルトが見当たらない(八ヶ月ぶり二回目の出場)。
ジャブどころか文句なしの右ストレート、「スタッドボルト折れ」にお久しぶりの再会である。
会いたくなかったけど(´・ω・`)
モンク言ってもバイクは直らないから、気を取り直して現状を把握する。
折れてない方のフランジナットを外し、フランジもどけて、改めてチェック。
うん、間違いない、前とおんなじ。
スタッドボルトが折れて、シリンダとツライチになってる。
さて、それじゃあこの先、どうしようかつー話なんだが。
(1)折れ飛んだスタッドボルト
これは前回と同じく、ドリルで揉んでから、新しいボルトを入れる。
ただし、スタッドボルトを使わず、普通の5/16インチ18山ボルトで留める方法を採る。
なぜなら、次に何かあったとき、スタッドボルトより作業や入手がイージーだから。
そう、俺はもう、「この先、何も起こらない」なんて夢を見るのはやめたのだ。
(2)エキパイのクラック
これはシンプルな二択で、クラックの補修か、パイプの購入だ。
補修のメリットは、あの面倒な「エンジン半降ろし」をしなくていいし、費用も安くすむコト。
購入のメリットは言うまでもないが、考えた結果、今回は補修してやることにした。
つわけで、それぞれの顛末を書いてゆく。
時系列ではなく、作業ごとの記事に分けてみた。
まずは、エキパイクラックの顛末から。