XB12X チェーンドライブコンバート (5) チェーンライン確認 (追記あり)
2013年 04月 01日
XBの二次ドライブで厄介なのが、ドライブスプロケットの取り外しだと言う。
1.サイズが無駄にデカく、バカみたいにデカい工具がいる。
2.しかも、ドライブが右側についてるから、緩まないように逆ネジになってる。
3.おまけに、そのネジが赤ロックタイトで固めてあり、狂ったように固い。
まるっきしやる気の出ない三重苦なのだが、コレを外さないと先に進めない。
なので、まずはソケットとハンドを買った。
ソケットは1と7/8インチ(47.6mm)つー、あきれるアホサイズ。
回り止めを取っ払い、ソケットを差し込む。
差込口3/4インチ(19mm)なんぞ、もちろん持ってないので、ハンドルも買った。
鉄の棒に4000円が高いか安いかは、各人の価値観だろう。
で。
とりあえず準備は出来たので、いざ、パワーオン!
回らない。ビタイチ動かない。
「ええい、このやろう!」
思いっきり力を入れたら、一速に入ってるのに車体が動いた。
しかも逆ネジだから、普通なら締める方に回すので、心理的に力が入れづらい。
ベルトやトランスミッションへの負荷も、かなりのモノだと思われる。
「こら、だめだ」
とっとと心折れた俺は、タクの店に飛んでゆく。
タクんとこでも、ロングハンドルや延長して力を掛けたがダメ。
結局、工場長にエアインパクトで外してもらった。
お忙しいところ、ありがとうございました。
戻ってきたら、早速、緩んだスプロケットを外す。
左がノーマルプーリーで、右がスポスタ用スプロケット。
おそるおそるはめ込んでみると。
ジャストフィット。
とりあえず、ドライブスプロケットは加工しなくて済みそうだ。
スプロケットがつくことを確認できたら、お次はもひとつ確認するポイントがある。
チェーンラインだ。
ベルトは厚みがあるが、プーリーのスポーク(?)は、センターに寄っている。
なので、ドリブンは普通につけても、プーリーの時とセンターが変らない。
だが、ドライブは構造上、センターより内側に寄ってしまう。
スプライン(ギザギザ)が見えてるところの分、4.5mmほど外側に出してやる必要があるのだ。
ま、この辺のカラーは、どーにでもなるだろうから、そんな心配してないけど。
念のため、各部の採寸をしてから、元通りに組み立てた。
コンバート作業、まだ先は長いんだけど。
スプロケが付いた絵を見ると、なんとなく嬉しくなってくるね。
なにやらイロイロと感慨深い。
「ああ、チェーンドライブになるんだなぁ」
とか。
もしくは。
「ああ、馬鹿なことやってるなぁ」
とかね。
まあ、楽しいからいいけど(´▽`)
とりあえず。
次回はたぶん、ドリブンスプロケットの加工。
いよいよ、イチバンの難所に差し掛かる。
そんな感じで。
<追記>
ブランクスプロケットの存在を、今の今まで忘れてた。
前にハヤブサかなんかで調べた時、知ってたのに。
実にウカツ(´・ω・`)
自作加工に失敗したら、ブランクスプロケット買って加工する。
/了