ビーフライン探検 1/3
2007年 07月 08日
起きてみれば、曇天ながらも雨の匂いはしない。
となれば、昨日つけたマルチステップを試してみたくなるのが、人情と言うもの。走りにいくべ、と半ヘルを持ち、Tシャツで家を出る。すると、なんだか嫌な気持ちになったので、戻ってフルフェイスとサマージャケットに替えた。
科学的ではないかもしれないが、経験上、こういうのは無視しない方がいい。
北柏から6号線に乗り、利根川を越えたところで左に入る。
常総ふれあい道路を、すぐ左に折れて、目指すは利根川の土手。
始まりはいつも、ダートロード。
フラットダートはなんとなく旅気分が出るから。理由はそんだけ。
利根川から入っても、こっちの土手を進むと、川は程なく鬼怒川になる。
滝下橋あたりから県道58号に乗り、252号、136号と県道をつないで北上し、結城あたりの、県道20号と国道125号のぶつかった交差点にあるセブンイレブンで、トイレ休憩を取りながら 改めて地図を確認。
横のクルマのおっちゃんが、ナンシーだった。
お得意のフレーズ「これ、なんシーシー?」に、メンドウなのでぶっきらぼうに「1800」つったら、「ぬ"ぁっ!」ってホーマー・シンプソンみたいな声を出してた。核施設が近かったのかもね。顔は黄色くなかったけど。
このまま国道125号を東行して筑波に行ってもよかったのだが、地図を見ると、近くによさ気なルートがある。なので、イレブンから20号を少しだけ北上し、すぐに右へ入った。もちろん、ツーリングマップルで黄色く書かれた道=広域農道だ 。
グリーンライン。
快走路ではあるが、それほどツイストしてるわけでもない。ちょっと曲がってるところなんかで、わざとバンクさせてステップを試してみるが、とりあえず擦る気配はない。よしよしとご機嫌になりながら、グリーンラインを走破。
T字にぶつかった県道357を左へ折れ、国道294と平行して北上する。国道をまたいで、しもだて駅周辺を抜け、国道50号に乗る。そのまましばらく50号を走り、岩瀬あたりで左へ。こないだろろちゃんと走った道が、実は気になってたのだ。
県道41号つくば益子線を北上し、富谷観音の入り口を入る。相変わらず反対側から入ってしまい、アホかっつーくらい林道チックな道を、不安な気持ちで(ガケが見えるから)、しかしぐいいぐいと登ってゆく。
途中の休憩所。
休憩所から、来た道を振り返る。
この辺は、コケもないし水も出てないから、比較的マシ。
林道チックな道を登りきり、左へ折れる。
駐車場にて、一旦休憩だ。
と。
なにやら、でかいアンテナを立ててるヒトがいる。
何をやっているのかはわからないが、あんまり褒められるような事はしてなさそうだ。いや、ホントに何してんのかカイモクわからないんだけど、横の人物のかもし出すフレーバー的に、そんな気がしただけ。超イイガカリの可能性も充分あり。
でまあ、怪しげな人物の動向に後ろ髪ひかれつつ愛機へ戻ると。
おい、キャリパーカバーはどこに行った?
なるほど、道理でダートを走ってるときに、カラカランって妙な音がしたと思った。(そう言うときは停まるべきです)まあ、仕方ないと言えば仕方ないだろう。あれ、両面テープで貼り付けるだけの簡単マウントだったから。
や、めんどくさがったんじゃなくて、それがデフォなんだよ。
俺のほかにドカが一台と、バリオスかなんか250のマルチが一台、走りに来てた。そこそこツイストした峠道っぽいところだから、練習に来てるんだろう。俺も彼らに混ざって、二本ほど峠を攻めてみる。ステップの真価やイカに?
つーか、イカもタコもステップについては、評価がでた。これでOKつーか、バンク角に関する限りは、これ以上、なにをしてもまったく意味がない。もうすでに、ステップはほぼ完全に擦らない状態になった。
ただ残念ながら、それはつまり
マフラーやフレーム、サイドスタンドの付け根なんかを擦るようになった
だけで、基本的な問題は、ほとんど解決してないのだが。
むしろ擦る時は、ゴガンッ! 言いながら車体ごと持っていかれるので、けっこう恐い。右コーナーはマフラーだからそれでもまだマシで、左コーナーのときはサイドスタンドの付け根からイクから、かなりご機嫌にラインが吹っ飛ぶ。
気をつけなくちゃ。
いや、ホンキで。
2/3に続く