仕事をしていたら、整骨院にZがやってきた。


「じゃあ、先に行ってますから」

「えーと、『じゃあ』の意味が、まず、わからん」

「え? マルさんから聞いてません?」


無論、聞いてない。

が、Zが単車で現れた段階で、だいたい予想はつく。思ったとおり、筑波山に走りに行こうという話だった。俺やZとマルのちょうど中間に位置する筑波山は、突発的なちっちゃいもん倶楽部やでっかいもん倶楽部が行われる場所として有名である。

誰に有名なのかはともかく。



俺は仕事があるから、後から行くことになった。

俺ひとりで走るとなると、当然、迷子の心配が出てくるんだが。いくら千葉県随一の方向音痴を誇る俺でも、これだけ何度も行った筑波山なら迷うことはない。何より遅くなった分、走る時間がふたりより短くなるわけだから、そりゃ一生懸命、気合入れて走るってもんだ。

仕事が終わると同時にダッシュで帰ってくると、VTXにまたがって走り出した。

シオマネキ(SDR)じゃないのは現在、チャンバーに亀裂が入っているからだ。

それにマルもCBRで行くって言ってるらしいし、ZもFZ400で行った。

だから前前回に続いて今回の筑波山も、でっかいもん倶楽部だ。

 

てなわけで、かけらも迷うことなく筑波山に到着。

こないだと同じ場所で待ってるとほどなく、エグゾーストが聞こえてきた。

と、コーナーの向こうから、CBRとFZが姿を見せる。



休憩所に入ってくるなり、Zが肩をすくめて

「いやーマルさん速い」と笑う。

だからー! 例え思っても言っちゃダメなんだよそゆことは、調子にのるから。

なんて思いながらマルのツラをみれば、もう、憎らしいというのをヒト型にしたら、こういうのを言うんだろう的イキオイで、鼻高々な顔をしてやがる。 よりによってZにほめられてるんだから、そりゃあヤツの鼻も天を越えるって話だ。

ま、あ確かにクソマルはどこで何に乗っても速い。

もちろん例外もあるんだが、基本的にはオールラウンダーだ。

だがこのまま調子に乗らせては、彼の今後のためにもよくない。

そう思ったので、VTXに乗らせて、冷や汗かかせてやった。

もっとも俺もCBR借りて、ヤツの3倍くらいは冷や汗をかいたんだが。

 


その後、Zの提案で筑波サーキット近くのD'zというバイクのパーツショップに行く。

むかし上野にあった、結構有名な店だ。現在は上野のほうはつぶれてるらしいが。

途中でトッポい兄ちゃんが車で絡んできた。

俺らが信号待ちしている前に割り込んだので、気に入らなかったのだろう。赤信号のうちからじりじりと前に出て、左側のZやマルを行かせまいとしている。ちょっとカチンときたので、右から入り込んで真正面に停め、ケツを拝ませてやった。

案の定、青信号とともに、車はスキール音を響かせながらダッシュするクルマ。が、信号ダッシュでそこらの車が単車に勝てるわけはない。俺とZはあっという間に引き離し、前の車に追いついてのんびり走る。マルに至っては抜きもしないで後ろを走ってた。

たぶん嫌がらせだ。

途中、何度か信号で停まると、Zが後ろの車を指差して

「後ろの車、ゼロヨンやりたいんですかね?」

とか聞いてきた。うん、ありえないから。少なくともこの状況は、そんな友好的な話じゃないからね、Z君。と、Zが指差したのをナニヤラきな臭く勘違いしたのか、車はそれきりえらい車間距離をとって走るようになった。と……俺はそう思っていたのだが、Zは店に着くなり

「マルさん、ブロックされてたんですか?」と聞く。

まあ、ないこともないだろうが、そんなことをされてたらそのまま黙ってるマルじゃないし、きっとなんでもないはずだ。そう思いながらマルの返事を聞いていると

「え? あ、わかんね」

どうやら、それ以前の問題だったようである。

 


サーキットの目の前にあるため、普通の用品ではなく、「レース中にこわれたり減ったりしたのを補充する」という需要のせいだろう。明らかに一般とかけ離れた品揃えに、三人で笑いながら店の中を探索。白いヘルメットばっかりだったり、レーシングスタンドがずらりと並んでたり。

逆に一般的な用品は日焼けして変色してたり。

街中のショップじゃ絶対にありえないだろう。

サーキット近くに住んでるヒトには珍しくもない光景だろうが、俺は堪能させてもらった。

マルとZの目がらんらんと光り輝いてるのが、ちょっと怖かった。

 

ステップやカウルの効果もさっそく確かめられたし、マルとCBRが峠に強いこともわかった、実に有意義な、『突発的でっかいもん倶楽部』だった。今日のデータを元に、VTXのカスタムを進めることにしよう。

目指せ、ハイライン&峠最速クルーザー!
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# by noreturnrydeen | 2006-03-22 19:10 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
1日目

5月の連休に、ダチのおーがが三重から遊びに来るという話になってる。

で、その前に一発、急に訪ねて脅かしてやろうと思って、結構前から、三重行きをたくらんでいた。3月の20日を休診にして19~21日を連休にしたのも、そういう意図があったからだ。つわけで18日の午後、仕事が終わると同時に、速攻で家に帰る。

家ではマルが待っているので、そこで合流して三重に向かうのだ。

と、家の前に見慣れない単車が停まっている。
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CBR1100スーパーブラックバード。

やられた。

コイツがマルの手元に帰ってきたのは知っていたが、車検通す金も時間もないなんてほざいていたのを、鵜呑みにしていたのだ。後で聞いた話では、今月の生活費をつぎ込んだそうで、やっぱバカだこいつ。『くそマルめ、狙ってやがったな』うめきながら家に入る。

と、マルのヤロウがものすげぇ憎たらしい顔で笑ってる。

異常に悔しい。

だいたいこの顔は俺がマルに向かってするもので、されるものじゃないのだ。

「いやー、ほら。三重までぶっ飛ばすのに、足を引っ張ったら悪いじゃん? だから少しでも、かみくんの迷惑にならないようにだな……」

悔しいので、みなまで言わせず、ちゃっちゃと出かける。

 


柏インターから常磐道を登り、地獄の首都高渋滞を抜ける。

東名高速で一路三重県四日市へ。なにやらいつものとおりいつものごとく、大雨が降ってきたので、海老名SAで合羽を着る。そこに居たバルカン800の兄ちゃんと缶コーヒーを飲みながら、単車や雨について軽く話し、友好を深めたり。

その後、神戸へ向かう彼に別れを告げ、クソ雨の中を走り出した。

前日の段階でインジェクションのセッティングを終えているVTXは、ご機嫌な中間加速+心地よい高速域の伸びを見せつつ、ぐいぐいと加速してゆく。ここまで気持ちよく加速してくれるのに、こっちがヘタレてるわけにはゆかないので、マルのケツをにらみながら、じりじりアクセルを開ける。

が、さすがに雨の東名は、びりびりと神経にくる。



右ルートを取り高速としてはかなりタイトな、300、400Rのコーナーが続くなか、雨で手ごたえのない路面の上を170を超えてぶっ飛んでゆくマルの後ろを、飛び出す心臓を押さえながらついてゆく。短い直線でトルクを生かし、雨で全開しきれないCBRを抜く。

しかし道が左右に振れはじめると。

必死こいてる横をクソマルが信じられない速度でかわしてゆく。こっちだって水しぶきの中を160オーバーで突っ込んでいるのに、である。こういうキチ○イを野放しにしてるという事実が、静岡県警の怠慢ややる気のなさを如実にあらわしている。

世界中のCBRが逮捕されちまえば良いのに。




SAで給油と休憩をするたびに

「バカじゃねーの? 雨だぞ? ケツ、滑ってるじゃねーか」

とやさしく諭してやるのだが、クソマルには馬の耳に念仏。

いくらか雨が弱まってきたので、静岡を過ぎたあたりでカッパを脱ぎ、身軽になって本腰を入れる。まだ雲行きは怪しいし、雨は一日降るという予報だったが、今晴れてるならカッパを脱ぐのが男の子。

相変わらずバカ丸出し200オーバーでぶっ飛んでゆくマルのテールをにらみながら、大台超えるとひよひよと怪しくなるハンドルを押さえ込んで、振られるたびに大声を上げながら、それでもとにかくアクセルを開ける。

おとなしく走りゃ、怖くないのにね。

豊田ジャンクションを越え、伊勢湾岸に入ったところで最後の休憩。


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結局、雨も振り出した中、おーが宅へ向かってもう一息だ。

30分後、おーがんちの近所のインターから自宅へ向かい、迷うこともなく到着。

俺ひとりならあちこち迷って、もうひとつくらいトラブルなりネタを作れただろう。

が、人間ナビゲータのマルと、ホンダ車2台じゃトラブりようもない。

 

裏の駐車場へ単車を入れたところで、窓が開いておーがが顔を出した。

「あぁっはっはっはっはっ! アホや。アホがきよった」

とりあえず喜んでいるようで、サプライズは大成功。

風呂を借りてさっぱりしたあと、焼肉屋でしこたま飲み食いし、帰り際のコンビニで酒を酒を買い込んで、おーが家に戻って宴会。まあ、それほど飲んだくれるまもなく、あっという間につぶれて寝た。

 

二日目の話は単車関係ないので、こっちに書く。



3日目

で、三日目だ。

前の日、というよりその日の朝までおーがと喋っていて、寝たのが朝の8時。

起きたのが朝10:30。

だが爆睡したのがよかったのか、はたまたおーがやマルと居るから楽しいのか、寝不足でつらいといった感覚はない。休みの日は早起きな、俺の子供メンタルの勝利と言えよう。



帰る前にどこか走っていこうということで、おーがの家の近くにあるという峠に向かった。

ハイエースの後ろでマルと二人、ロールを切ったり身体を伸ばしたりしながら、ひたすら峠に備える。

やがて、ようやく峠の情報看板が見えた。

 

冬季閉鎖中

 

はい、終了。

上がってたテンションは一気に奈落の底へ。まあ、閉鎖ってんだから仕方がない。

そのまま近くのジャス○へ行き、昼飯を食うことになった。

こっちの人間で30以上なら懐かしいだろう、スガキヤのラーメンを食いにいくのだ。



平日のジャ○コのお食事ゾーンは、お母さんと子供でいっぱい。

そんなほのぼの風景の中に、突如現れた、「革ジャンの怪しい子連れおーが」&「上下革に丸坊主+ピアスの俺」&「目つきの悪いマル」のイカツくも間の抜けた姿。いきなり世紀末救世主伝説フレーバー漂う、三重ジ○スコの店内

すると。

飼い主様がニヤニヤしながら、「ここだけ明らかに浮いとるな」とつぶやく。

残念ながら彼女は、浮いてるのをおもしろがって周りのひとびとの「異物を見る視線」を楽しんでる段階で、自分も同じ側の人間なんだってことに気づいてないようだ。

かわいそうな子である。

 



ラーメンが来るまでの間さびしいので、たこ焼きを買ってきて喰いながら、おーがの愛息UKTとふたり、周りの女の子を食い入るようにガン見した。UKTは子供担当で、俺はお母さん担当だ。その様子を見たマルが笑いながら

「UKT、女の子見てるんだろー」

と、からかうと

「マル、女の子見てるとか言うな!」

とか怒られてた。

俺はその様子を見て笑いながら、自分も若いお母さんたちを、特に露出の激しいかわいいお母さんを、視線で子供生ませるくらいのイキオイで全力ガン見してたことに関しては完璧にほっかむりして、なかったことにした。UKT、裏切ってごめんな?

でも、これがかみなのだよ。

 

スガキヤを堪能し。
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ラーメン食ったら、さて、帰ろうか。

おーがたちと再会の約束をすると、彼らの思い出の地ジ○スコをでて、マルとふたり一路、関東平野へ。楽しいイベントの最後に必ず行われるべき儀式を、マルとふたりで厳かに執行する。

「さみしーよー!」

「遠足おわっちゃったよー!」

「かえりたくねーよー!」

などと奇声を上げながら、高速までの道をすり抜け大会だ。




風は強いが天気は良い。

高速に乗った瞬間、今までの楽しかった思い出は自動的に頭の隅へ仕舞われ、バトルモードに入る。

インラインフォーの官能的な排気音と共にかっとんで行くCBRを追いかけ、俺もアクセルを開けた。



が、とにかく横風がすごい。

湾岸線だから当たり前なんだが、前をゆくマルのバイクが直線なのにバンクしながら走っている。つーか、バンクしちゃうくらいなら速度ゆるめりゃいいのに。もっともVTXは重いからそこまでバンクしないだけで、俺も開けっ放しだったのは変わらないのだが。

ゆっくり走ったって、どうせトラックの風であおられちゃうしね。



そのうち、前が空いたのを見てマルがさらに開ける。

おいてかれまいと俺も開けると、強い風にスクリーンを取られ、いつもより早い段階でフロントがひよひよと頼りなくゆれだす。普段なら「関係あるかっ!」と腕力で抑えながら開けるのだが、いくらなんでも180やそこらで振れるのはまずい。

これがニンジャやV-maxなら当たり前だけど。

 

給油に寄ったSAでスクリーンを確認すると、どうやら固定ネジがぶっ飛んでる。

どうにかごまかしてやろうと苦心するのだが、いかんせん出先。

サイドケースをまさぐっても、ネジのあまりなど一本もない。



そこへ隣の悪魔から、ちゃちゃが入った。

「めんどくせーから、はずせよ」

まあ、めんどくせーからというのは非常に同意できる意見だったので、潔くカウルを取っ払い、久しぶりにネイキッド状態で走り出した。もちろん、悪魔のクソマルがスピードをゆるめるなんてぬるい事をするわけがない。

今度は、速度+αの風圧をモロに喰らいながら、気合と勢いだけで突っ走る。



それでも邪魔な抵抗のなくなったハンドリングはそこそこの安定を見せ、さっきよりはだいぶんカッチリと、路面の手ごたえを感じながら走れるようになった。ステアリングが振られる不安に比べれば、空気の壁なんてハナクソだ。

心持ちパワー不足な気がするのは、風の抵抗のせいだろう。

なんて思いながら一生懸命マルについてゆく。



クソマルは完調のCBRの走りが、よほど楽しいのだろう。

そして俺をいじめるのが、その数倍楽しいのだろう。

ぶち抜いちゃ減速、ぶち抜いちゃ減速、繰り返して俺をいじめる。



俺もムキになってわずかな直線で抜き返すが、ちょっと前が詰まって減速すると、そこを狙ってクソマルがぶち抜いてゆく。こっちの減速にあわせるのは、よりスピード差を感じさせて、焦燥と絶望を味あわせるためだろうか。考えすぎかもしれないけど、そうに決まってる。

クソマルめ。

 



そんな風に追いかけっこしてるうちに、いつの間にか渋滞が始まった。

そこから先はもう、ただの苦行だ。

東名→首都高とすり抜け続け、へろへろになりながら小菅ジャンクションでマルと別れると、常磐道をまたも延々とすり抜け、高速出口から16号、家までの道行き「すべて渋滞」のまま。帰り着いたときには、青息吐息の状態だった。

それでも早速おーがに電話して、無事帰宅を知らせる。

やがてほどなく、マルからも電話。

これにて第三回クレイジーマーマレードは終わった。



俺が往復800キロ。マルが往復1000キロ。



そんな距離を、身体はともかく精神的にはまったく感じない、楽しい旅だった。
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# by noreturnrydeen | 2006-03-18 18:58 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 
今日こそ、VTXにタコメータをつけようと、仕事中から目論んでいたのだが。

ちょうど仕事が終わるころに、ふらりとやってきた悪友Zがヒトコト。

「えぇっ! この天気に走らないんですか?」

タイミングよく、ダチのガンボことガンボーイがGPZ900Rニンジャで遊びに(治療に)来ていたので、そんじゃま走りに行こうかという話になったわけだ。んで、そういう話になって知らせないと、後になってものすごくうるさい男が居る。

もちろん俺の朋友、マルだ。

俺は、携帯を取り出すとヤツに電話した。


 

「あ、マル? これから筑波山集合な。そんじゃ」

「まて、今日は用事があるんだよ」

「あそ。そりゃ残念だ。またなー」




さくっと切って、とっとと出発だ。

6号→県道19号と一時間ほど走れば、筑波山はもう目の前。ふもとのコンビニで一服入れていると、オンオンとやかましい排気音が聞こえてくる。もちろん誰だかは、言うまでもないだろう。結局、大事な用事とやらと折り合いをつけてきた、栃木のバカだ。

 

「きやがった。やーい、ばーかばーか」

「うるせー、ばーかばーか」

二人合わせて70歳超える、大人の男ふたりの会話だってんだから、情けない限りではある。

ほかの昭和44年組、ホントすまん。



バカ四人勢ぞろいしたところで、いざ筑波山風返し峠へ。

筑波を登り始めると、なにやらすげぇ違和感。

いつもSDRで見てる背中を、今日はVTXで追っているからだ。

普段よりも速いテンポで、ひとコーナごとにじりじりと離される。いや、そりゃ当たり前の話で、R1-Zで峠走っててクルーザに追いつかれたら、Zの方がショックで立ち直れないわけなんだが、こっちにしてみりゃ何がどうだろうと離されるってのはおもしろくない

つってムキになって追いかけると、タイトコーナでアウトいっぱいまではらみ、心臓が飛び出しそうになる。

そりゃ、そういう単車じゃないってのは承知の上なんだが、置いてかれるってなやっぱ悔しいもんだ。

途中からマルとガンボを先に行かせて、三人の姿をカメラに収める。

相当いい感じで敏腕カメラマンの予定が、こないだ0-100を撮ったときのマクロモードのままだったもんだから、バリバリのピンボケになってしまった。

ホント毎回やっちまうので、今度こそしっかり反省(当社比)。

 



筑波のてっぺんまで来て、そこから風返し峠に入る。

区間的には非常に短いところを、みんなでぐるぐる走り回るという、いわゆるローリングだ。

よい子はまねしないように。



風返し峠はタイトなコーナが連続する、スピードレンジの低いワインディングだ。

SDRで来たら、時間を忘れて延々とローリングしてしまう非常に美味しい峠道だが、VTXにはちと荷が重い。早春の風返し峠に、ステップの削れる音が延々と響く。ステップが勢いよく細くなってゆくさまは、まさに大根おろしとおろし金。粉塵災害指定は間違いなしの、走る公害。

そしてVTXは環境だけじゃなく、俺にも厳しい。

アタマに思い描いたラインの、平気で30センチくらい外側を走って行くフロントタイアと格闘しながら走るうち、途中からフレームまで削り始めてしまった。ステップはまだしも、そこはさすがに消耗品じゃないぞ、俺? お高いから気をつけろ。

 

走ったりだべったりしてるうちに、あっという間に時間がなくなる。

マルがそろそろタイムアップだってんで、最後にみんなで一本。

そのままの勢いで混んできた筑波山をくだる。

ふもとのコンビニで一服入れたら、ちぇ、もう解散の時刻だ。筑波ふもとでマルと別れ、Z、ガンボと三人で帰路に着く。途中で道沿いのホームセンターに寄り、タコメータ用のステーを買ったら一路我が家へ。すり抜け大会なら、R1-Zやニンジャともなんとか勝負になる。

いや、勝負しようって方が間違ってるなんてな百も承知だ。

 



俺の家に到着すると。

Zはバイオ君の修理。キッチリ直しちまう。

俺は動画の確認。アップ用にわかりやすい題名をつける。

ガンボはTVゲームでぷよぷよ。なにやってんだおまえわ。

 

やがてZが家に帰り、俺はガンボとビックカメラへ行って、おそろいのマウスを買って帰ってきた。なにやってんだ、ホント。でも使いやすいからいいのだ。んで、ガンボも家に帰って、降ってわいた突然のクレイジーマーマレードはここに終結。

偶然みんなの予定が合った(中には強引なやつもいたけど)小春日和。

 

神様にプレゼントをもらった気分だ。
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# by noreturnrydeen | 2006-03-08 18:45 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 
 
朝イチ、マルから電話がある。



「かみ、悲しいお知らせがある」

「なんだ?」

「RZ、直ったよぉ~~んだ!」

「あ、そう」



前日、『RZがイカれてるから修理するが、直るかわからない』などと泣き言をほざいていた。

そこで、『悲しいお知らせ』の言葉で、俺を驚かせようとしたのだろう。

俺が、『お前これなきゃ一人でも走るから』って宣言したのを、きれいさっぱり忘れてやがる。



朝から小学生レヴェルのジョークに付き合う義理はない。

なのでとっとと黙殺すると、電話を切って朝飯を食い、上下レザーを着込んで出発。

俺の絶望的な方向音痴は有名だが、今回は下準備のほかに、ものすげ心強い相棒がいる。



ez助手席ナビ

これね、も、すげえの一言だよ。これあったら、マジでナビいらない。いや、要らないは言い過ぎか。

でも、とにかくかなりの性能だと言っていいと思うよ。

なんたって多少の紆余曲折はあったものの無事にマルと合流できたんだから。



俺的にはワリと快挙なのだよ、これ。

 




筑波山は、ド紅葉まっさかりの大渋滞。

しばらくがんばるも、さすがに嫌になってきた俺とマル。

一気に下ってふもとのコンビニでトイレを済ました後、新たにルート検索。



つーか、マルが言い出した「加波山」つーマイナーな山へ 向かう。



ここでも大活躍のezナビ。思いっきり大迂回させられた。

ダメだこれ(身を翻すのが早すぎます)。

ま、それでも地図を検索して、何とか到着。



ところがその入り口ってのがもう絶望的にショボショボ。

どう見ても車の通る道じゃない。

むしろ裏山か冥界の入り口につながっていることは明白。



それでもせっかく来たからと走り始めた。


が。


ただでさえ狭い道が、落ち葉で両脇をふさがれて、実質2メータかそこらしか使えない。

そんな狭い道なのに、対向車は来るわ、水溜りがあるわ、山汁でてるわ。

紅葉どころかコケ真っ盛りで、まともに走れない。



渋滞でたまったストレスをさらに増加させつつ。

貧乏性の俺らは、せっかく来たのにもったいないと、それでも走り続けた。

とっととUターンして、ほかの山に行けばいいのに、そういう機敏さがないのだ。



軽い苦行をこなしながら走っていると。

目の前がぱぁっと開き。

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「飛んでる……」

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実はこの山、頂上にハングライダーの発着場があったのだ。(画像は加波山サイト)

ものすげえ気持ちよさそうなその様子を見てると、なんだかやけに悔しくなった。

俺ら、ちっとも気持ちよくないのに、ってなただのヤキモチだ。



しばらく飛んでる姿を見ていたが、俺らは単車。

そこから飛んで帰るわけには行かない。

なのでしょうがなく帰路に着く。



んで、そのままくだりは流して走りながら、ふとコーナーを曲がった瞬間。

いぬぅうおぉぉぉぉ!

ひょいと飛び出した野良犬が、俺のほうをきょとんとした表情で見てる。



心臓が止まるかと思った。


 
ふもとでマルとカツ丼セットを食い、これにて第四回ちっちゃいもん倶楽部は終了。

だいぶん寒くなってきたけど、年内にもう一回くらい、走りたいなぁ。



 
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# by noreturnrydeen | 2005-11-25 21:21 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback

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by かみ