さて、いつもどおり唐突に決まった、ちっちゃいもん倶楽部。

だが、今回の俺は一味違う。

なぜなら、強力な味方が走りをサポートしてくれるからだ。

我がSDR最大の泣き所にして、正直、ものの役に立ってなかったブレーキ。この急所を克服するための、強力な新兵器が導入されたのだ。その名も、ブレンボ・キャスティング・キャリパー。イタリアブレンボ社の名品にして、ブレーキカスタムの代名詞。
e0086244_21391664.jpg

正直、「この金色はどうにかならないのか」とは、確かに思う。

もともと、今までブレンボを使ったことがなかったのだって、この金色が嫌いだからだ。

だが、これだけ大勢に支持されているモノである。使ってみれば、案外気に入るかもしれない。つーか、キャリパの選択がこれくらいしかないんだから、四の五の言ってられないわけで、仕事中、患者さんの切れた隙を見ては、午後に間に合うように、何とか取り付けた。

 

 

仕事が終わり、即、筑波山へ向かう。

走ってる途中で、パッドのあたりが出てきた。時々ブレーキをかけてやると、はじめのあいまいな印象が、だんだんはっきりとしてくる。カツンと効く感じではないが、「握ったら握ったぶんだけ」とインプレされる、まさにその通りの効き味だ。

こりゃあ、面白くなってきた。

小一時間ほどで、いつもの風返し峠に到着すると、誰も居ない。ヤツら、先乗りして、パープルラインでも走ってンのかな? そう思って電話をかけるが、なにやら圏外だ。何度かかけてみて、つながらないのであきらめる。


と。


おや、メールが着てる。開いてみると、Zからだ。

「入り口にパンダいるので、山頂パーキングに行ってます」

あんだ、先にこれ見りゃ良かった。

思っていると、なにやら上の方で2サイクルエンジンをふかす音が聞こえる。こりゃ、Zだなと、こっちもエンジンをかけて軽くレーシングで応えてから、山頂に向けて走り出した。

パープルラインや風返しの入り口ある交差点にでると、なるほど、確かに警察が居て、ビッグスクータのお兄ちゃんたちを捕まえてる。おぉ、俺が来たときは、居なくて良かったなぁ。 と思いながら登ろうとすると、そのとば口にZがいた。

「警察居るのに、風返しの方へ行っちゃうから、びっくりしましたよ」

居なかったんじゃなくて、気づかなかっただけらしい。

 
 

山頂パーキングにて、水分補給しながらマルを待ちつつダベる。
e0086244_2141159.jpg

 

やがて、マルがやってきた。
e0086244_21412515.jpg

クソマルのバカ、来るなり、暑いだの首が痛てぇだのうるさいので、軽くマッサージしてやって、とりあえず首の痛みをごまかしてやる。しかしまあ、確かに暑いので、少し休もうということになった。 そのまま三人で話をしているうちに、少し日が翳ってきて、いい頃合になる。

さて、ちっちゃいもん倶楽部、出撃しますか。

 

パープルラインにはパンダがいそうなので、風返しを攻める。

何本か走っては休み、先頭を入れ替えてまた走り、至福の時間が過ぎてゆく。特に俺の嬉しさは、マルやZの比じゃないだろう。もう、全身でニヤケっぱなしだ。だが、そりゃそうだろう?

RocketIIIもSDRも、とにかくブレーキで苦労してたのだ。なのに、今日のSDRは生まれ変わったかのごとく、ものすごい戦闘力を発揮している。ニヤケたくもなるって話だ。今までよりはるか奥まで突っ込んで、そのままリーン。フロントをナメ、リアをナメ、半クラあて、とにかく楽しい。

ビッグバイク的な乗り方を試したり、逆にコーナリングスピード重視で走ってみたり、わざとバンクさせないで走ってみたり、今まででイチバン、SDRと対話しながら走れた気がする。



が、実はそんなことさえ些事で。

今日はなんと、マルやZに後塵を浴びせることが出来たのだ。戦闘力的には、そりゃもちろんSDRがハナから一番、この峠には向いている。そんなことは重々承知の助で、それでも、バックミラーからマルやZが消えてゆくのは、最高の快感だ。

結構走りこんだ後、少し休憩しながら次のプランを話した。

ちょっとヘバってるマル。様子見ながらきちんと休むZ。
e0086244_21421798.jpg

 

そして、絶好調にご機嫌の俺。
e0086244_21423342.jpg

 

休憩中も、俺がマルのRZを借りて乗ってみたり、ZがSDRやRZを乗ってみて、イロイロと意見を述べ合う。ま、いくら述べたって、マルのやつは聞きゃあしないんだが。
e0086244_2142466.jpg

e0086244_21425414.jpg

 

やがて、それじゃあと走り出す。

パープルライン経由の、比較的ハイスピードコースだ。さすがにスピードレンジが上がってくると、マシンの差ではごまかしきれない腕の差が、徐々に現れだす。中高速コーナーとそのつなぎ、ひとつひとつの作業でちょっとづつボロを出し、徐々に離されてしまう。

前が詰まって追いつき、今度は何とかZに食いつく。

マシンの仕上がりの悪かったマルも、中高速コーナーになればその腕を発揮する。しかし、今までならかなりがんばらないと、ついてゆけなかった様な場所でも、ブレーキがよくなったおかげで、それほど無理しなくても付いていける。

これがまた嬉しい。

一度か二度、ちょっとしたミスもやらかしたが、そのリカバリも楽だ。

もう、道が尽きるまで走ってたい。

 
 

嬉しくていつまでも走っていたかったが、気づけば50号線。

給油してしばらく走り、岩瀬のガストで晩飯。だらだらしながら、一時間ぐらいダベったろうか。やがてさすがに帰ろうということで、表に出ると。

雨だ。

それほど強い雨じゃなかったので、そのまま流れ解散という話になった。50号の途中でマルと別れ、Zと一度、筑西つくば線で帰ろうとするも、雨が強まってくる。

と。

Zが単車を止め、一度戻って雨のなさそうな294回りで帰ろうと提案。もちろん俺に異存があるはずもなく、Uターンして50号まで戻り、294へ入ると柏に向けてぶっ飛ばし始めた。

 

しばらく走るうち、SDRの排気音が、だんだん大きくなってきた。

山を走ってるときから、マルに「排気もれしてんべ」言われてたのだが、ココへ来て、明らかに様子がおかしいくらい大きな音。珍走車なみの直管サウンドを響かせながら、それでも帰路を急いでいると、途中、トイレに立ち寄ったコンビニの駐車場で、Zが何気なくSDRのチャンバーに触れた。

とたんに、笑い出す。

「やべ、おかしい。揺れすぎですよこれ。はずれかかってる」

言われて触れば、確かにぐらぐら。こりゃヤバいってんで、LEDライトで、チャンバーの取り付け部を照らしてみると、取り付けナットが緩んでる。ライトを口にくわえ、Zから借りた工具で、各部の締め付け。危なかった。マルに続いてチャンバー飛ばすところだった。

 
無事に走り出してから、ふと思ったのだが。

ファミレスでダベってたとき東北ツーリングのツーレポの話になって、俺、言ったんだよね。

「ツーリングより、レポートのが大変だったよ。つーかさ、今日なんて誰も何にもやらかさないから、ツーレポ書くにも、オチつけるのが大変だ。やっぱネタがあって、それをオチにすえて書き出す方が楽なんだよ」

って。

今日はホントに楽しいだけで、何もトラブルがなかった。つまりツーレポを書くとき、コアになる話がない。強いて言えばSDRのブレーキくらいだが、そんな話、楽しいのは俺だけだ。だから、もしかしたら、俺の潜在意識がネタを作ろうとしたのかもしれない。

ま、ホントにそうだったら、

 

 

 

 

自分の潜在意識だろうがぶっ飛ばすけどね、マジで。

ホント、国道でチャンバー落とすとか、軽く寒気がしたよ。

つわけで皆様、走行前点検は忘れずに。

 
[PR]
# by noreturnrydeen | 2006-08-23 21:38 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
男、湖畔に立つ
 




深夜、家にたどり着いた俺は、そのまま倒れるように寝込んだ。

そして迎えた18日。起きてみれば、歯茎の腫れも痛みも、きれいさっぱり消えている。

一応、大事をとって一日休んだあとの、翌19日。

さて、ダチのツラを拝みに行くとするか。

近所のZやガンボ、栃木のマルあたりならいつでも会えるが、三重に住むおーがは、普段、ひょいとツラを見に行けない。それならおーがに会いに行こう。静岡のけいこのところで待ち合わせれば、二人まとめてツラが拝める。一石二鳥だ。

そう考えた俺は、二人に連絡する。


おーがもちょうど、うなぎが食いたいというので、静岡で待ち合わせようと言う話になった。

が。

遊びに来たZと話してるうちに、どうも東名はクソ暑いんじゃねーかつー話になる。ひたすら陽に焼かれてきたので、それを考えると、ちと気持ちが萎えた。それにほかの要因もあって、それじゃあ東名は避けて長野あたりにしようと決める。

ものすげえ勝手な話だが、俺の傍若無人をよく知ってるけいこは

「大丈夫だよーん。またそのうちにね。笑」

でカンベンしてくれた。

俺のダチってのは、こうやって俺を甘やかすのだ。

 
 

で、土曜の昼ごろ、またもやRocketをまたいで出発する。

待ち合わせは、諏訪湖だ。

おーがは仕事が終わってから来ると言うことなので、せっかくだから、このあいだマルとZが行きはぐったと言う、蓼科スカイラインを経由して走ろうと、関越を佐久で降りて、141号から蓼科スカイラインに入る。なんて書くと簡単に入ったようだが、入り口がわかりづらくて、一回Uターンした。


備忘録代わりに書いておくと、国道141を南下して、野沢西交差点を西へ折れ、そのまま県道を1キロほど進んで、片貝川つーちっちゃな川を越えた瞬間、南へ曲がってしばらく行けば蓼科スカイラインの入り口だ。


で、走ってみた感想だが。

全行程のうち三分の二は、確かに気持ちよく走れる。まさにスカイラインだ。それほどタイトなワインディングでもないし、攻めると言うよりは気持ちよく流した方が楽しめるだろう。のんびりツーリング向きってところかな。

問題なのは、佐久側から入ったとして、最後の三分の一。

地図にも、『このあたり路面が荒れている。走行注意』とか何とか書いてあるのだが……

その表現は、柔らかすぎ。


アスファルトが小さな無数のわだちでうねり、むしろ舗装してないほうが走りやすいんじゃないかとさえ思える。正直、「荒れてる」レヴェルじゃない。ツーリングマップルには猛省を促したい。今回の旅の中で一番、四国の悪夢が頭をよぎった。

途中に工事中のおじさんが居て、「この先、通れますか?」と聞いたら、一応うなずいてくれたので、何とか進む気になれたが、誰も居なかったら、先へ進むのがかなりためらわれる道である。

 
 

白樺湖を抜けて、ビーナスラインに入ると、しかし、そんな不満も吹っ飛んでしまった。

もっとも、今回俺が走ったところは、地図上でこそビーナスラインと呼ばれているが、本当のビーナスラインではなく、その前哨戦といったところらしい。ま、楽しみは、今度のでっかいもん倶楽部か、ちっちゃいもん倶楽部に取っておこうか。

途中の展望台で一休み。

e0086244_224011.jpg

それから県道との合流で折れて、甲州街道を目指す。

上諏訪あたりに宿を取って、本日の走行はこれまで。夜には飯を食ってから、この時期は毎日上がるつー花火を見た。わずか20分で1000発打ち上げると言うふれこみに違(たが)わず、非常に景気のいい上げっぷりだ。

20分と言うのも、飽きっぽい俺にはちょうど良かった。

ここいらは白樺湖や蓼科に客をとられてんのか、観光地観光地しきってなくて、俺はかなり気に入った。なんとなく朴訥な感じがして、居心地がいい。いや、マジで褒めてるんだぜ?

 
 

朝起きると、おーがからメール。

RocketIIIの写メが添付してあるとこ見ると、どうやら俺の居場所を見つけたようだ。

「近くのブンブン駐車場に居る」

というので、合流しに出る。ブンブン、ブンブンと、ちょっと弱い子みたいにつぶやきながら探していると、通り過ぎかけたコンビニの前に、見たことのある男が立っていた。その瞬間、俺はすべてを理解して、メットの中で大笑いする。


「ああ、そうか。ブンブンてな、セブンイレブンのことか」


Uターンして駐車場に単車を入れると、ニヤニヤしてる男に向かって、俺も笑顔で吼えた。

「おめ、ブンブンじゃわかんねーよ」

無事、再会を果たし、おーが一家と遊ぶ。

以下、その遊びっぷり。

 
 

間欠泉センターで、吹き上げる間欠泉を見る。

e0086244_22415559.jpg

こんな感じでぶくぶくきたあと、

 
e0086244_2242546.jpg

どっぱー! 一気に吹き上がる。わりと壮観。

でも、後で聞いたら、これは自然のものじゃなくてポンプで圧送してるらしい。

観光地も大変だ。

 
e0086244_22422765.jpg

なんか、でかい納豆を作ってた。(作ってません)


e0086244_2243889.jpg

彫刻を見たら、まねてみるのは、人として最低限の基本。


e0086244_22435293.jpg

基本なので、幼いうちに刷り込んでおく。

つーか、おーがのガキは俺やマルのせいで、きっと道を踏み外すことだろう。いや待て。基本的に道を踏み外した両親が、道の外から二人で手を引いてるんだから、俺らのせいじゃねーか。

 
e0086244_22445580.jpg

だんだん増殖するバカ。

 

さんざん遊んで充電した俺は、帰り際、ちっと雨に降られたりもしたが。

おおむね最高の気分で、旅の幕を閉じた。


総走行距離2800Km。

休息し、走り倒し、ダチの笑顔まで見れた、最高の一週間だった。

 

 

 

 

 

 

 
e0086244_22453030.jpg

タイアのワイヤー、出ちったけどなv(^0^)

 

危うく今回も、命がけになるところだったよ。

笑えねぇつの。

 
[PR]
# by noreturnrydeen | 2006-08-19 22:43 | ソロツーリング | Trackback
 

入道崎を出て101号を走り、途中でまた、7号線に入る。

と、10キロもいかずに101へ戻るはずが、空腹と暑さでぼうっとしていたのだろう。そのまま7号線を行ってしまう。かなり行き過ぎたところで、「どうやらおかしい」と気づき、二ツ井あたりの道の駅『ふたつい』で、地図を確認がてら昼食をとることにする。
e0086244_2218743.jpg

「おにぎり」の文字にすいっと吸い寄せられ、おむすびを食べながら地図を確認。

戻る途中に「能代山本広域農道」を見つけ、これ幸いとそっちのルートで北上することにする。なんたって、前回のでっかいもん倶楽部以来、広域農道の言葉に弱いのだ。リルートして無事101に合流しなおすと、そのままさらに進み、途中の道の駅『はちもり』で休憩。

この時点で、2:30だ。

携帯の電源がなくなってきたので、『はちもり』のあずまやで手回し充電器での充電を試みるが、あまりの暑さに汗だくになってきたので、断念。つーか、この辺になってくると、冷房のない施設が多いのが、どうにも厳しい。

如実に身体が弱ってくる。

クルマの連中は冷房で冷えた身体に、海風と自然の気温が心地いいかもしれないが、こっちはフルタイム脱水状態。俺なんかはドリンクホルダーつけて、お茶飲み飲み走ってるからまだしも、普通のバイクのヤツラはそんなことも出来ないんだから大変だろう。

フルフェイスでかっ飛ばす人間は、夏の東北には要注意だ。

 
 

さて、事前に地図を見ていたとき、日本キャニオンなる謎の地名を見つけていた。

キャニオンとか付いてる段階で、間違っても古いものではないだろう。場合によっては、石切り場か何かを、断崖だと言い張ってるかもしれない。そんな風に気になっていた日本キャニオンに、俺はついにたどり着いた。

正確には、その入り口に。

ここは、この更に北にある十三湖とは似ても似つかない、十二湖と呼ばれる小さな湖群があり、そこそこの観光名所らしい。つわけで、当然ながら混んでる。その上、途中で道が狭くなり、最終的にはクルマがすれ違う幅もなくなってくる。

ちょっとした酷道、険道だ。

おまけに、狭い道の途中で接触事故を起こして立ち往生してるバカが居たせいで、のぼりも下りも、どうにもならなくなっていた。その脇をすり抜けて、入り口までたどり着いてみれば……

そこで車を置いて歩いて見に行くというシステム

前回のツーリングで一生分歩いた俺に対して、日本キャニオンだろうが、グランドキャニオンだろうが、これ以上の徒歩を強制させる力はない。かみは歩かないのだ。料金所の前できびすを返すと、俺は日本キャニオンを後にした。

 
 

このあたりから、「陽のあるうちに竜飛岬まで行ってみたい」と思い始めていた。

それでも、あくまで海沿いルートを、淡々と走る。

大間越街道から、青森行きのトラックが増えてきた中を、鯵ヶ沢あたりで屏風山広域農道へ。気持ちよく快走しながらも、傾いてきた日差しに、少し気持ちが焦る。別にあせる必要もなく、ここらでキャンプして明日の朝、竜飛を目指したってかまわない。

だが、走りながら俺のアタマには、『陽のあるうちに竜飛を見てそのままキャンプ。

次の朝イチには青森経由で太平洋側へ出るか北海道へ』、なんてプランがよぎっていたのである。

広域農道で十三湖にたどり着き、

e0086244_22213462.jpg


e0086244_22214371.jpg

写真を取ったら一服するまもなく、そのままさらに北へ。

339号をたどってひた走る。

「どうやら陽のあるうちに竜飛に行けそうだ」と安心したところで。

神様は俺にステキなプレゼントを用意していてくれた。


339の竜飛へ出る少し前あたりが、ご機嫌なワインディングだったのだ。


ぐーっと登ってブラインドコーナーを抜けると、目の前に広がる蛇のような道。ジェットコ-スターのように、急激に下って右へ左へ。その先がうねりながら登っている様子が、上から一望できる。

そしてその道は、峡谷の合間を縫って、山の向こうに消えているのだ。


ダイナミックな光景に、俺はなまはげライン以来久しぶりに、アクセルを開け始めた。

しばし楽しんだ後、最初に出てきた展望台へRocketIIIを停める。

e0086244_22223796.jpg


e0086244_22224626.jpg


e0086244_2223434.jpg

ちなみに、ご機嫌なワインディングってのは、↑これじゃないよ。



カンカンとエンジンの冷える音を聞きながら、頭のほうもクールダウン。

「アレが北海道かなぁ」

とか、わからないなりに楽しみながら風景を見たあとは、さて、目的地の竜飛までは、もう一息だ。またゆっくりペースに戻って走っていると、ついに竜飛の文字が見えた。

e0086244_22234564.jpg

津軽半島の最北端に着いたのだ。

 
e0086244_2224965.jpg


e0086244_22241626.jpg

モニュメントのあるところに、バイクが一台停まっていたので、そばへ行って声をかけた。

名古屋から来たその若者は、北海道を走った後、ココから俺の来た道を逆にたどって帰るという。


「へえ、北海道かぁ。それもいいなぁ」

「ここからなら県道14号(から12号)で蟹田に出れば、そのまま下北半島へ行けますよ。フェリーのタイミングが合えば、北海道まですぐじゃないですか」

「あー、そういう悪い情報をくれるなよなぁ。行く気マンマンになってくるじゃんか」

「ははは。僕は今日、もう少し行ったらキャンプしますけど」

「へえ、俺はこの足で、今晩中に千葉まで帰るけどね」


冗談で言うと、彼は目を丸くして驚いた。


「マジすか? すげぇなぁ! 今朝は鳥海山に居たんですよね? それで竜飛まで来て、そのまま千葉に? さすがだなぁ」

「や、冗談だって」

「えー、マジなんじゃないですか?」


今知り合ったやつと、そんな他愛ない話で、笑いあう。

バイクの話、北海道の話、日本海の話。

同じようにぶらっと旅をするもの同士、話は尽きない。ステキな時間だ。

 
e0086244_2225954.jpg

竜飛からの景色と、彼のバイク。

 
e0086244_22252167.jpg

RocketIIIを撮る彼を、俺がさらに写す。

それから一緒に、階段国道を見物した。
e0086244_22254776.jpg

残念ながら、ココで俺の携帯のバッテリが切れ、表竜飛の景色は撮り損なってしまったが、それよりも彼と話が出来た方が、俺にとっては楽しかった。

e0086244_22255656.jpg

どうしても、国道と言い張るのか?

 

彼と別れ、竜飛を回って339号を青森方面に向かいながら、北海道に行こうか迷いつつ走る。実は佐渡を出て本州に戻ってからこっち、ずっと歯が痛い気がしてたのだが、どうやらココへ来て、歯茎がぷっくりと腫れている。

これは、肩こりなんかが酷くなったときに、よく見られる現象だ。

疲労がたまっているんだろう。

北海道も魅力的だし、せっかくだから太平洋側も下道で走ってみたい。しかし、これが出てきたってことは、実感している以上に疲労がたまっているはずだ。休めば治るのはわかってるが、旅はこれ以上なく楽しい。まだ、旅していたい。ずっとずっと走っていたい。

こんなに楽しいのに。こんなに面白いのに……


そのうち、ふと、気づいた。

(四国の時もそうだった。今回もそうだ。俺は景色より、どこまで行ったっていうトロフィーより、なにより人と会うのが楽しいんだ)

そう思ったら、なんだか無性にダチの顔が見たくなった。里心なのか、それはわからないけれど、何でもいい。ダチに会って話がしたい。そう思ったら、もう、行く先は決まっていた。県道の14~12号から、国道280号線を南下して、青森に入る。

そしてそのまま青森インターめざし。

夕方6:30、俺は東北道に乗った。

 
 

もちろん、途中で泊まる気はさらさらない。

竜飛で会った彼に宣言したように、今晩中に柏入りしてやる。

調子に乗って、ヘルメットの中でにやりと不敵な笑みを浮かべる。

だが、それでもいつものキチガイペースには戻さず、あくまでゆったり旅速度で、俺は南を目指し走り続けた。頭の中で大雑把に盛岡、仙台、宇都宮、みたいな区切りをつけて、どこで給油と休憩を入れようかなどと、自分では冷静なつもりで企画を立てる。


が、不敵な笑みは、すぐ半泣きに変わった。

行けども行けども、とにかく盛岡がやってこないのだ。

感覚的には、新潟~竜飛間よりも遠い。

 
 

やっと盛岡について、PAで給油する。

そのとき会ったSRのお兄ちゃんと、バイクの話をして、少し元気をもらう。グース350の倒立フォークを入れた、カフェレーサーカスタムのSRに乗るその兄ちゃんは、「これから宮城まで帰る」んだと言ってた。


「へぇ、宮城かぁ……いいなぁ」

「そんないい所でもないっすよ?」

「や、そうじゃ……うん、いや、へぇ、そうなの?」


さすがに、近くていいなぁと言い直すことは出来なかった。

 
 

ようやく盛岡を過ぎ、かなりへこみながらガスを入れて、花巻あたりで「これが花園ならなぁ」とか、ものすげえ現実逃避を始めたころ、泣きっ面にハチとばかりに、霧が出てくる。それも、赤城あたりの霧にキスしたくなるほど濃厚な、濃霧ってヤツだ。

これで巡航速度は100にダウン。

都市部に近いところはともかく、山間部に入ると暗い上に霧が出て、道がゼンゼン見えない。前のクルマのテールライトを頼りに、ヒイヒイ言いながら走る。すると、晴れ男の力もなくなったのか、雨まで降ってきた

まさに泣きっ面にインパチ

オーラスハコ下から、トドメに親ッパネへぶち込んだ気分で、しょぼしょぼになりながら、とにかく事故らないようにだけ気をつけて、左手でシールドをぬぐいぬぐい、山間部の霧と雨の中を走る。ツイスティな道が、これほど恨めしかったのは初めてだ。

 
 

意地を張らずに、どこかのPAで泊まればいい。

当然、それが当たり前の意見だろう。

恐怖のおかげで睡魔は襲ってこないものの、危ないことに変わりはない。だが、危ないと言うなら、キチガイ速度でぶっ飛ばすのも、危ないことに変わりはない。物分かり良く、効率よく生きたいなら、はるか昔に単車を降りてる。

危険、それも他者を巻き込む可能性さえある、傲慢な危険だ。

それは重々承知の上で、それでも俺は『今晩中に走りたい』と思ったから走る。自己中心的で、許しがたい考え方だろう。俺はいつだって、自分が事故らないように、他者を巻き込まないように、あくまでそのつもりで単車にまたがる。

しかし、意思はあっても結果が伴うとは限らない


それに対して、俺が持っている答えはひとつ。


覚悟だけだ。


無論、覚悟がない者だって路上にはいるし、そいつらに覚悟があるのかと問いただしたいわけではない。どっかのバカのように話を一般化して、大層に述べたいわけでもない。正直、一般論も、ほかのやつのことも、知ったことか。


経験則で、イケると思ったからいく。

イケなかったときは……言葉にしても虚しいだけだ。そうならないように生きてゆくのだし、そうなったときは腹をくくるしかない。そして、結果に対して結果で答える、行動で示すしかないのだ。誰がってことじゃなく、これはもちろん、俺が考える俺の場合だけの話だが。


とまあ、そんなことを考えながら。

もちろん、ビール飲みてぇとかくだらないことも一緒に考えながら。

俺はとにかく距離を稼ぐ。

あまり楽しい旅とは言えないが、これもまた俺の旅だ。

 
 

仙台を越え、福島あたりで先が渋滞してる表示が出た。

こりゃ、常磐道で行った方がマシかな?

と、今あらためて考えれば、「おめ、バカじゃねえの?」と怒鳴りつけたくなるような、悪魔のささやきが聞こえた。郡山で、進路を磐越道に取る。磐越に入ったら、とたんに車の数が減った。「大正解じゃん」と叫ぶまもなく、福島の霧は濃厚に絡み付いてくる。

雨もざんざんと音を立てて強くなってきた。


道が見えないから、前のクルマにつきたい。でも、車の巻き上げる水煙は食らいたくない。


そんな二律背反にさいなまれていると、磐越の道は一車線になる。そして、俺の前にはクロネコヤマトのトラック。ダブルタイヤで効率よく水をかきあげ、俺に向かって盛大に降り注いでくれる。

「んだよ、トラック。前、見えねぇじゃんよ!」

吼えてるうちに、悪口はトラックから天候、福島と、だんだん見境がなくなってくる。福島県民が聞いたら、全県裁判で死刑確定のアサッテな悪口をわめきながら、最後の方は50キロくらいまでスピードが落ちる。




常磐道にはいっても、状況はさして変わらなかった。

ただでさえ暗い常磐道に、こちらも霧と雨がさらにヒートアップ。俺の悪口もヒートアップし、最終的にはすべて茨城在住のダチ、「うわばん」のせいにしてわめきまくった。

「あーも、クソ茨城め。常磐道に明かりつけろってンだよ。だいたい、そんなのうわばんの仕事じゃねえか(違います)。あのヤロウ、今度ウチに来たら、どうやって責任取らせよう」

ひとりで騒ぎながら走っていると、ようやく雨がやんできた。



「ふん、やっぱり、うわばんのせいだったか」

つぶやく俺の横を、なんだか種類は知らないが、結構速いクルマがぶち抜いていった。その抜きっぷりが気に食わなかったつーか、世界中のすべてが気に食わない精神状態の俺は、ほとんど無意識のうちに右手をひねる。

ヘビーウエットの上に、暗い常磐道。

確かに危険である。

しかし、こんどは他者を巻き込む心配はない。

いや、そんな理屈より何より、とにかくその車が、癪(しゃく)なオーラを放っているのだ。

ズオーっと回っていたRocketのエンジンが、徐々に声を高め始める。一度小さな赤い点になってたテールランプが、だんだん近づいてきた。やがて迫ってきた俺のライトを見て、向こうのスイッチも入ったらしい。クルマが急に加速を始める。


「へ、やっぱコイツもバカだ」


嬉しくなった俺は、同時にアクセルをワイドオープンした。

状況が状況だけに、200を越えるような走りにはならなかったが、体感的にはそれ以上のシビレとともに、四輪と二輪は加速する。Rocketの実力的には、本来なら敵じゃないかも知れないが、悪条件と時々思い出したように降る雨が、コンディションを平らにしてくれる。

今までの鬱憤がウソのように、日立から柏までは一気だった。


旅もステキだが、これも捨てがたい。


結局、20時間ぶっ通し、1200キロ以上走った、五日目の話。
[PR]
# by noreturnrydeen | 2006-08-17 22:17 | ソロツーリング | Trackback
男の一番長い日
 




目を覚ますと、朝の6:30。

4時間弱、眠った計算になる。俺にとっては、充分なはずの睡眠時間だ。

さて早速、鳥海山を攻めてみよう。

荷物を積むと、今日も真夏日を連想させる、朝からやけに厳しい太陽に、ひと睨みくれて走り出した。さすがに早朝だけあって、鳥海ブルーラインはがらがら。しかも、太陽が低いので、陰になった涼しい道を走ることが出来る。

空いた道と、気持ちのいい天気。

単車に乗ってて、イチバン嬉しい瞬間だ。


ただ、いつもとちょっと違うのは、昨日からずっとのんびり走行していたせいなのか、あまりシャカリキになって飛ばそうと言う欲求がわいてこないことだ。

朝の空気。鳥の声。緑にはずむ陽光。

自分でも不思議な、なんだかくすぐったいような上機嫌で、俺はのんびりブルーラインを楽しむ。



頂上を抜けて7号線まで出たところで、一度Uターン。

取り立てて特別なワインディングでもないし、正直、この程度の道なら関東にだってある。だが、楽しくて楽しくて仕方がない。違ったのは、俺の精神状態の方なんだろう。そのうち、「おそらく今日は何度走っても攻める気がわいてこないだろう」という自分の心に気づく。

もう一度、今度はもっとゆっくり走りだし。

朝の空気とじゃれあいながら、途中の展望台に入った。



鳥海山の山側。

e0086244_222919.jpg


e0086244_2221959.jpg

 

同じく谷側。

e0086244_2224016.jpg


e0086244_2224016.jpg

 

景色もさることながら、それよりも自分自身の微妙な変化がくすぐったくて、俺はひとりでニヤニヤしていた。携帯を取り出して、展望台からの風景を撮る。

と。

指にトンボが止まった。
e0086244_2243644.jpg

もちろん激しく偶然に決まってるんだが、自分が穏やかな気持ちになっているときだったので、


「へぇ、虫にも俺の変化がわかるのかな?」


とか、今考えると相当に恥ずかしいセリフを、わりと真顔で吐いてみたりして。

今日はかけらもイラつかないで走れそうだと、不思議な期待に胸を膨らませながら、俺は展望台を後にし、鳥海山五合目にしてブルーラインの最高地点にあると言う、ビジターセンターの駐車場に入った。

 
e0086244_225080.jpg

鳥海山の五合目に位置するらしい。

 
e0086244_2251293.jpg


e0086244_2252582.jpg

山荘と名が付いているが、宿泊はできない不思議な山荘。

 
e0086244_2253635.jpg


e0086244_2254521.jpg



鳥海山を後にすると、次の目的に定めた、男鹿半島へと向かう。

もはや今回の旅の友と化した7号線上を、岩城にある道の駅で休憩を入れた以外は、飛ばさずあわてず、ゆっくりと北へ北へひた走る。その道の駅『岩城』でも、北海道帰りの夫婦にあった。男鹿半島へ向かう旨を話すと、夫の方は俺を見て


「どうせ、泊まるところなんか、どうでもいいんだろう?」

「ええ、考えてません。適当に」

「ははは。男鹿を回った後は、能代から海沿いかい?」

「そんな感じです」

「気をつけてな」

「ありがとう。そちらも、お道を」


上品な中年紳士と、真っ黒に日焼けしたバカ。ふだんなら接点のなさそうなふたりが、年齢も何も関係なく、『単車に乗ってる』ってだけの理由で、出会った瞬間から気さくに話すことができ、あまつさえ別れ際には、お互いの道中の安全を祈る

単車ってのは、本当にステキだ。
e0086244_2263176.jpg

上は岩城にあった、なんか出島みたいなヤツ。

 

101号に入ったところ、男鹿半島の入り口くらいから、急激に道が混み始めた。

工業地帯っぽい中を、太陽とアスファルトの照り返し、おまけにクソでかいエンジンからの放熱にさらされるうち、走ってるのがだんだんイヤになってくる。


んで、道の駅「てんのう」に飛び込んで、身体とエンジンを冷やす。

低い周りの建物の中で、妙に浮いていた「てんのう」のビルを写真に撮ってから、俺は喫煙所に向かった。喫煙所は便所の前。近年、タバコのみはだんだん圧迫されて、昔の単車乗りみたくなってるね。
e0086244_2272385.jpg

おとなしげなニンジャ乗りがいて、そばでは掃除のおばさんがトイレの前を掃除していた。

ニンジャ乗りに声をかけると、その声に反応しておばさんがこっちを向く。

俺はおばさんにも挨拶した。


「こんちわ」

「こんにちわ。暑いわねぇ」


これが呼び水になってしまったようだ。おばさんは掃除の手を休めると、オーバーアクションの身振り手振りで、俺とニンジャ乗り相手に、延々と話を始める。


「このへんはねぇ、ここらまで(手で高さを示しながら)雪が積もるんだよ。もうね、毎年雪かきが大変でね。去年の12月24日の大雪のときなんか、そりゃ大変だった」

「へぇ、そりゃクリスマスどころじゃなかったね」

「ホントよ。そうそう、それでね。そんな日に埼玉から来た夫婦がいてね。こっちが大汗かいて雪かきしてる横で、枯れ木に積もった雪を見ながら奥さんの方が、『あら、ステキ。冬ソナみたいねぇ』なんて言ってるのよ。アタマきちゃう」


まあ、話を聞いた瞬間、俺もその見たこともない『埼玉のおばさん』をぶっ飛ばしたくなったのは事実だから、彼女の気持ちも、確かにわからんでもない。だが、なにも真夏まで怒りを持ち越さなくてもいいだろうに。

 
 

おとなしいニンジャ乗りと三人でしばし談笑した後、彼もやはり男鹿半島を一周するという話を聞いて、俺の天邪鬼が首をもたげてきた。


「そーなんだ。やっぱ半島一周って、みんなやるんだね」

「まあ、そうでしょうね。さっき会った人たちも、みんなそれぞれ、回ってきたって言ってましたよ」


情報交換の後、道の駅てんのうを後にすると、渋滞の中を走りながら考える。

(暑い。飽きた。みんなやるんじゃツマラン)

ま、考えると言うよりは、本能に近いが。

そうこうするうちに、俺の目に道の看板が飛び込んできた。



寒風山



真夏のアスファルトの上で、目の前に続く車の列を見ながら、しかも股の下に2300ccのエンジンを抱えて、この文字に心揺れないヤツがいるとしたら、見てみたいもんだ。寒い風の山だぞ? 何をどう間違ったって、暑さとは無縁だろう? パラダイスだろう?

そりゃ、岩ガキだろうが切り立ったガケだろうが(どちらもこの先で予定していた)すべて振り切って、そっちへ向かうって話だ。一度入った県道59号を外れ、またも国道101号に戻ると、一路、寒風山を目指す。しばらく走ると、なまはげラインの文字が見えてきた。

「へぇ、なまはげラインねぇ。面白いのかなぁ……あぁっ!」

道に立ついろんな施設への看板の中、その看板は光り輝いていた。



なまはげ直売所



売ってるのかよ!

なまはげ、販売してるのかっ!

直売ってことは、獲りたてなのかっ!?

俺のUMAハンター心が、直売なまはげの魅力に、がっちりとつかまれてしまったとて、誰が責められよう。俺は直売所目指して、RocketIIIに鞭を入れた。今回の旅ではじめて、ワインディングを風のように駆け抜けた俺は、ついに謎の施設、『なまはげ直売所』の前に立った。

 

 

 

 

 

 
e0086244_22115923.jpg

普通の野菜の直売所なんだけどね。知ってたけどね。

淡い望みを絶たれた俺は、肩を落としてなまはげラインに戻ろうとし、そこでせっかくだからと、そのまま少し奥に入ってみた。神社がどうのと書いてあったので、もしかしたら作り物じゃないなまはげに会えるかもしれないと思ったのだ。

作り物じゃないなまはげってなんだ? と思う向きもあるだろう。

だが、この段階で、すでに俺の心の中のなまはげはUMAになっていたのである。中に人が入ってるのはウソモノ。本物のなまはげは、山の中に住んでて、時々里に下りてきたり、剣術を教えてくれたりするのだ(それは天狗です)。

生(いき)なまはげを求めてしばらく山道を行くと。

目の前に巨大な鳥居が見えてくる。


「ほれ見ろ。やっぱ、生なまはげ居るじゃんよ」


突っ込みどころ満載の独り言をつぶやきながら鳥居をくぐると……

ヤ~な感じに、道がダートになってきた。一瞬、四国の悪夢がよみがえる。

しかし、これは逆にチャンスだ。このダートを制し、はるか山の奥深くで、天狗の親戚である(違います)なまはげを捕まえれば、九州で追った精神的な傷も克服できるだろう。意を決した俺は、武者震いを抑えつつ、山の中に乗り出した。

と。

モノの数十秒で、神社の境内が見えてくる。

そこが行き止まり。

山道は一瞬で終わり、俺のリハビリも一瞬で終わった。

 


なまはげラインまで戻り、男鹿半島の反対側へ出ると、半島の西北端、入道崎に向かう。

e0086244_22154679.jpg

さすがに観光地観光地しているが、景色は抜群にきれいだった。

 

続く
[PR]
# by noreturnrydeen | 2006-08-17 21:59 | ソロツーリング | Trackback

アーカイブ


by かみ