お天気の連休なのに、RocketIIIが帰ってこない。

となれば当然、SDRで走りに行くわけだ。

朝、5:00ちょっとまえ。
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まだ月が煌々と照ってるって言うのに、ヘルメットかぶってどこに向かうかと言えば、SDRのホームコース、筑波山に決まってる。ダチのZが「R1-Zの乗り納め 」に行ってるはずなので、この時間に行けば会えるだろう。

と、いつもどおり朝っぱらですいてる道を飛ばすと、程なく筑波山。

途中のコンビニでZと合流し、そのまま筑波山を上がって、風返し峠へ。

このころにはすでに、周りはすっかり明るくなって、「しばらく休んだ分、やってやるぜ!」とやる気マンマンの太陽が顔を出している。
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到着すると、日曜の朝だってのに誰もいない。

「あれー、何で誰もいないんだ? なんか不安だなぁ」

といぶかしむZに

「連休だからじゃねーの?」

と、答えになってるんだかなってないんだかの返事をする俺。
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感覚的には真横から差し込んでくる太陽

風返しは両脇に木が生えてて陰になるから良いけれど、逆光になる道は、まともに走れそうもない。 そうもないつーか、すげえ走り辛いのを実感するんだが、それは後ほど。


さて、と走り出す。

道路状況を見ながら、一本目の往復を軽く流したあとは、がっちり攻め込んでみよう。今日は二箇所ほど、攻め方を考えてきた場所がある。走り方も、少しやってみたいことがある。

 

車載カメラの動画

SDR車載カメラ:筑波山くだり


SDR車載カメラ:筑波山のぼり


いろいろ試しながら走っていると、ようやく何台かやってきた。
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でも、日曜の風返しにNチビ(NSR50)一台ってのは、確かに不思議な感じだ。 ちなみに手前のガンマは、俺が小僧時代に乗ってたのと同じ’91だと思う。テールカウルの形が’90とちょっとだけ違うんだよね。左はNチビ、奥のはCBR400だと思った。

 

走りこむうちに、結構、乗れてくる。

反対に、ここんとこTZRでばかり走ってたZは、少し調子を崩したようで、さかんに「怖い」を連発してた。確かに、後ろで見てても、なんだかいつもと違う気がする。

「う~ん、何が違うかわからないけど、なんか違うね。あとで動画見て、解析しよう」

と、あとで反省会やるのを決めてから、も少し走る。

途中でZはSDRに乗り換えて走った。

こっちの方が怖くないと言ってたが、その理由が乗り方なのかマシンなのかは、この時点ではわからない。
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結局、のぼり20本、くだり20本の、計40本走った。すげえバカ。

 

それからパープルラインに入る。

ここで先ほど言った逆光の恐怖がやってきた。パープルくだりはちょうど東に向かうので、いい具合に逆光になる。コーナー入り口が見え辛くて、ちょっと怖かった。でも、あとで動画を見返してみたらカメラは結構しっかり撮れてやんの。

俺の目も、このくらい性能がいいと助かるんだけどなぁ。


Uターンしてパープルを上り、頂上付近からもと来た道を戻って、ふもとのコンビニで一服入れる。Zは精神的疲労でヘロヘロ、俺は肉体的疲労でヘロヘロだった。久しぶりに、太ももの筋肉が張ったよ。

「んじゃ、あとで俺ん家で動画見ようぜ」

「その前にライコ(ライコランド:バイクパーツ屋)行く用事があるんです」

「んじゃ、ライコに行く前にメールくれ。俺も行く」

てな調子でこの後の予定を決めて、さて帰ろうかつわけで、いつもの道を帰りつつ、途中で新しくできた道があることを思い出した。前に一度通って、今までより少しショートカットだったのを思い出し、いっちょ行ってみるかと右折する。

と、Zはまっすぐ行ってしまった。

「なんだよー、せっかく俺が新しい道を教えてやろうと思ったのに」

メットの中でぼやきながら、さくさくと進んでいくと……あれ? こんなところあったっけ? おや、こんな風景は見たことないぞ? あれあれ? ここはどこだ?



久しぶりに、迷った。

新しいと言うか、作ってる途中の道なので、工事が進んで迂回路が変われば、そりゃあ当然、風景も変わるわけだ。ホント、どの口が「ついて来い」とかいってるんだって話だよ。Z、まっすぐ帰ってくれてよかった。

とは言え、もう、昔の俺じゃない。

かつての俺の武器、ナチュラルマインドスーパーナビゲーション「野生の勘(正解率10%以下)」は封印してあるので、とりあえず太陽の位置を見て、南の方へ向かう。筑波から柏だから、心持ち東よりに走れば良いのか。

程なくリルート完了し、6号線を上って、無事帰宅。

野生の勘、封印して正解だホント。



自宅に帰り、動画を見ながらZに電話。当然、先に帰り着いてたので、迷った経緯をちょっと話して、このレポを書き始めた。しばらくするとメール。「今から出ます」の内容に、ライコへ向かった。ライコでいろいろと買い込み、表でZと話し込む。

「あ、そう言えばさ、ウチの掲示板に来てるキャスタさんが首都高誘ってくれたんだけど」

「行きます。あ、俺、明日は朝から用事があるな。う~ん……ま、いいか」

もちろん、「……」の部分、悩んでる風には見えなかった

つーわけで、首都高編に続く。

 
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# by noreturnrydeen | 2006-10-08 21:52 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback

予告ナシで急に決まった、ちっちゃいもん倶楽部。

なんせ昨日の土曜日、突然ダチのZから電話があり、

「明日、走りに行きません?」

「筑波? いいよ」

「RIIIで行きます? SDRなら俺、TZRで行きますけど」

「SDRで行く」

正味、2分くらいで決まった上に、そのとき俺はちょうどブックオフで大量に買い込んだマンガの山を前にしていたので、更新するのも忘れてた。ま、早朝だし、時間も短いから、いいでしょ。

 

てなわけで、朝4:30起きで整骨院へ向かう。

船取線から高柳へ入るところで、こっちに向かってきたTZRとすれ違った。

「お、もう行くのか、俺も早いトコSDRに乗り換えなくちゃ」

思って整骨院へつくと、程なく2サイクルの排気音。

TZRにのったZが、Uターンしてきたようだ。
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「どした?」

「国道から、県道19号曲がるところで、俺、別の道行ってみますから、先生はいつもどおり行ってください。競争じゃなくて、どっちの道が早くつけるか確認したいんです」

てなわけで、矢田部あたりまで一人で走る。

さすがに朝5時だと、いつもはそこそこ混んでる県道19号もガラガラだ。

これじゃあ、Zより早くついちゃうんじゃないか? ってくらい信号のつながりもいい。



矢田部インターのところで、Zがまってた。

「早いね」

「いや、思ったほど差がつきませんでした」

「でも、こっちは100巡航近くで、信号も一回しか捕まらなかったから」

「ま、帰りにもう一回通ってみましょう」

てな感じで、近道検証を終え、筑波まで走る。途中の信号待ちで、TZRに乗せてもらったのだが、「あれ、こんなに振動ないんだっけ?」「あれ、こんなにトルクあるんだっけ?」と、驚くことばかりだ。とくに、120越えたあたりからの安定感は、SDRとは比べ物にならない。

「高速コーナーだと、曲がってる気がしませんよ」

と言うZの感想も、もっともだと思った。

 

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コンビニで朝飯を食ったら、もう、峠は目の前。

気合を入れつつ、身体の方を慣らしてゆく。やがて、風返しに到着すると、へへっ、いるいる。

日曜の朝っぱらから、トランポまで持ち込んで、走りまくってる馬鹿がいっぱいだ。

そのまま、地元のNSR50軍団の合間を縫って、走り始めた。



のだが。

やっべー! Nチビはっえー! 無駄な減速は一切せず、まるでサーキットの如くきれいなラインで駆け抜けてゆく、NSR50たち。下りなんかだと、コーナー二つで見えなくなる。なんだあれ、ワープしてんじゃねーか? ってなもんで悪魔的に速い。

こっちがラジコンだとしたら、向こうはスロットレーシング。

突っ込んで、コーナリングして、立ち上がって、とやってる前を、すすすっとバンクしてその姿勢のまま、さーっと鮮やかに消えてゆく。必死こいて追いつこうとするんだが、まるきし歯が立たない。テクだマシンだの前に、コーナー二つで消えられては、心が折られる。

だが、それがまた、気持ちいい。

 


躍起になってついていくうちに、ラインだの、ブレーキングのポイントだの、イロイロと盗んで真似てみる。もっとも、マシンが違うから、まるきし同じようには行かないわけだが、参考になる部分はいっぱいあった。

自分でも、明らかにスピードが上がり、乗れてきてるのがわかる。ちょっとスピードの高いコーナーだと、つま先をすりっぱなしになる。とくに、登りは結構攻め込めた。つーか、登りで離されるわけにも行かないだろうって気持ちがあるから、余計にがんばったとも言う。

普段はくだりが得意だなんて思ってたんだけど、NチビやNSR250、それにバカ速いR-1(YZF)が、くだりでもがんがんNチビをつついてたりして、俺なんかまだまだだなぁと、いい意味で落ち込む

 

何本か走って一服。
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Zがトイレに行ってる間に、ひとりで攻め込んでみる。

ちょうど、地元連中が休んでたので、R-1やNSR250にくっついて、少しでも何かを盗んでやろうとがんばった。が、こいつらも速い速い。 ま、Nチビ追い込むようなNSR250についていけるわけもないんだが、それでもNチビとは違ったところで、参考になる。

R-1はさすがに、どうにも参考にしようがないけどね。



そのうちトイレから帰って来たZと、俺、NSRの3台で、しばし風返しを占領。

NSRに付いていく事は出来なかったが、引っ張ってもらったおかげで、ココを攻める際のキモみたいなものは、いくつか得られたと思う。

やがて一般車も出てきた7:00過ぎ、へとへとになった俺とZは、帰路についた。

「NSRとかR-1がNチビ追い込めるってコトは、俺らのバイクでもやれるってことですよね。腕だなぁ……」

信号待ちでつぶやいたZの言葉にうなずいた後 、俺はヘルメットの中で、ずっとにやけっぱなしだった。もちろん、俺もおんなじ思いだったからだ。ちっちゃいもんは、鍛えればもっと速くなる。もっと速くなれるんだ。

やっぱ、単車って楽しい。
 
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# by noreturnrydeen | 2006-08-27 21:46 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
 

さて、いつもどおり唐突に決まった、ちっちゃいもん倶楽部。

だが、今回の俺は一味違う。

なぜなら、強力な味方が走りをサポートしてくれるからだ。

我がSDR最大の泣き所にして、正直、ものの役に立ってなかったブレーキ。この急所を克服するための、強力な新兵器が導入されたのだ。その名も、ブレンボ・キャスティング・キャリパー。イタリアブレンボ社の名品にして、ブレーキカスタムの代名詞。
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正直、「この金色はどうにかならないのか」とは、確かに思う。

もともと、今までブレンボを使ったことがなかったのだって、この金色が嫌いだからだ。

だが、これだけ大勢に支持されているモノである。使ってみれば、案外気に入るかもしれない。つーか、キャリパの選択がこれくらいしかないんだから、四の五の言ってられないわけで、仕事中、患者さんの切れた隙を見ては、午後に間に合うように、何とか取り付けた。

 

 

仕事が終わり、即、筑波山へ向かう。

走ってる途中で、パッドのあたりが出てきた。時々ブレーキをかけてやると、はじめのあいまいな印象が、だんだんはっきりとしてくる。カツンと効く感じではないが、「握ったら握ったぶんだけ」とインプレされる、まさにその通りの効き味だ。

こりゃあ、面白くなってきた。

小一時間ほどで、いつもの風返し峠に到着すると、誰も居ない。ヤツら、先乗りして、パープルラインでも走ってンのかな? そう思って電話をかけるが、なにやら圏外だ。何度かかけてみて、つながらないのであきらめる。


と。


おや、メールが着てる。開いてみると、Zからだ。

「入り口にパンダいるので、山頂パーキングに行ってます」

あんだ、先にこれ見りゃ良かった。

思っていると、なにやら上の方で2サイクルエンジンをふかす音が聞こえる。こりゃ、Zだなと、こっちもエンジンをかけて軽くレーシングで応えてから、山頂に向けて走り出した。

パープルラインや風返しの入り口ある交差点にでると、なるほど、確かに警察が居て、ビッグスクータのお兄ちゃんたちを捕まえてる。おぉ、俺が来たときは、居なくて良かったなぁ。 と思いながら登ろうとすると、そのとば口にZがいた。

「警察居るのに、風返しの方へ行っちゃうから、びっくりしましたよ」

居なかったんじゃなくて、気づかなかっただけらしい。

 
 

山頂パーキングにて、水分補給しながらマルを待ちつつダベる。
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やがて、マルがやってきた。
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クソマルのバカ、来るなり、暑いだの首が痛てぇだのうるさいので、軽くマッサージしてやって、とりあえず首の痛みをごまかしてやる。しかしまあ、確かに暑いので、少し休もうということになった。 そのまま三人で話をしているうちに、少し日が翳ってきて、いい頃合になる。

さて、ちっちゃいもん倶楽部、出撃しますか。

 

パープルラインにはパンダがいそうなので、風返しを攻める。

何本か走っては休み、先頭を入れ替えてまた走り、至福の時間が過ぎてゆく。特に俺の嬉しさは、マルやZの比じゃないだろう。もう、全身でニヤケっぱなしだ。だが、そりゃそうだろう?

RocketIIIもSDRも、とにかくブレーキで苦労してたのだ。なのに、今日のSDRは生まれ変わったかのごとく、ものすごい戦闘力を発揮している。ニヤケたくもなるって話だ。今までよりはるか奥まで突っ込んで、そのままリーン。フロントをナメ、リアをナメ、半クラあて、とにかく楽しい。

ビッグバイク的な乗り方を試したり、逆にコーナリングスピード重視で走ってみたり、わざとバンクさせないで走ってみたり、今まででイチバン、SDRと対話しながら走れた気がする。



が、実はそんなことさえ些事で。

今日はなんと、マルやZに後塵を浴びせることが出来たのだ。戦闘力的には、そりゃもちろんSDRがハナから一番、この峠には向いている。そんなことは重々承知の助で、それでも、バックミラーからマルやZが消えてゆくのは、最高の快感だ。

結構走りこんだ後、少し休憩しながら次のプランを話した。

ちょっとヘバってるマル。様子見ながらきちんと休むZ。
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そして、絶好調にご機嫌の俺。
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休憩中も、俺がマルのRZを借りて乗ってみたり、ZがSDRやRZを乗ってみて、イロイロと意見を述べ合う。ま、いくら述べたって、マルのやつは聞きゃあしないんだが。
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やがて、それじゃあと走り出す。

パープルライン経由の、比較的ハイスピードコースだ。さすがにスピードレンジが上がってくると、マシンの差ではごまかしきれない腕の差が、徐々に現れだす。中高速コーナーとそのつなぎ、ひとつひとつの作業でちょっとづつボロを出し、徐々に離されてしまう。

前が詰まって追いつき、今度は何とかZに食いつく。

マシンの仕上がりの悪かったマルも、中高速コーナーになればその腕を発揮する。しかし、今までならかなりがんばらないと、ついてゆけなかった様な場所でも、ブレーキがよくなったおかげで、それほど無理しなくても付いていける。

これがまた嬉しい。

一度か二度、ちょっとしたミスもやらかしたが、そのリカバリも楽だ。

もう、道が尽きるまで走ってたい。

 
 

嬉しくていつまでも走っていたかったが、気づけば50号線。

給油してしばらく走り、岩瀬のガストで晩飯。だらだらしながら、一時間ぐらいダベったろうか。やがてさすがに帰ろうということで、表に出ると。

雨だ。

それほど強い雨じゃなかったので、そのまま流れ解散という話になった。50号の途中でマルと別れ、Zと一度、筑西つくば線で帰ろうとするも、雨が強まってくる。

と。

Zが単車を止め、一度戻って雨のなさそうな294回りで帰ろうと提案。もちろん俺に異存があるはずもなく、Uターンして50号まで戻り、294へ入ると柏に向けてぶっ飛ばし始めた。

 

しばらく走るうち、SDRの排気音が、だんだん大きくなってきた。

山を走ってるときから、マルに「排気もれしてんべ」言われてたのだが、ココへ来て、明らかに様子がおかしいくらい大きな音。珍走車なみの直管サウンドを響かせながら、それでも帰路を急いでいると、途中、トイレに立ち寄ったコンビニの駐車場で、Zが何気なくSDRのチャンバーに触れた。

とたんに、笑い出す。

「やべ、おかしい。揺れすぎですよこれ。はずれかかってる」

言われて触れば、確かにぐらぐら。こりゃヤバいってんで、LEDライトで、チャンバーの取り付け部を照らしてみると、取り付けナットが緩んでる。ライトを口にくわえ、Zから借りた工具で、各部の締め付け。危なかった。マルに続いてチャンバー飛ばすところだった。

 
無事に走り出してから、ふと思ったのだが。

ファミレスでダベってたとき東北ツーリングのツーレポの話になって、俺、言ったんだよね。

「ツーリングより、レポートのが大変だったよ。つーかさ、今日なんて誰も何にもやらかさないから、ツーレポ書くにも、オチつけるのが大変だ。やっぱネタがあって、それをオチにすえて書き出す方が楽なんだよ」

って。

今日はホントに楽しいだけで、何もトラブルがなかった。つまりツーレポを書くとき、コアになる話がない。強いて言えばSDRのブレーキくらいだが、そんな話、楽しいのは俺だけだ。だから、もしかしたら、俺の潜在意識がネタを作ろうとしたのかもしれない。

ま、ホントにそうだったら、

 

 

 

 

自分の潜在意識だろうがぶっ飛ばすけどね、マジで。

ホント、国道でチャンバー落とすとか、軽く寒気がしたよ。

つわけで皆様、走行前点検は忘れずに。

 
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# by noreturnrydeen | 2006-08-23 21:38 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
男、湖畔に立つ
 




深夜、家にたどり着いた俺は、そのまま倒れるように寝込んだ。

そして迎えた18日。起きてみれば、歯茎の腫れも痛みも、きれいさっぱり消えている。

一応、大事をとって一日休んだあとの、翌19日。

さて、ダチのツラを拝みに行くとするか。

近所のZやガンボ、栃木のマルあたりならいつでも会えるが、三重に住むおーがは、普段、ひょいとツラを見に行けない。それならおーがに会いに行こう。静岡のけいこのところで待ち合わせれば、二人まとめてツラが拝める。一石二鳥だ。

そう考えた俺は、二人に連絡する。


おーがもちょうど、うなぎが食いたいというので、静岡で待ち合わせようと言う話になった。

が。

遊びに来たZと話してるうちに、どうも東名はクソ暑いんじゃねーかつー話になる。ひたすら陽に焼かれてきたので、それを考えると、ちと気持ちが萎えた。それにほかの要因もあって、それじゃあ東名は避けて長野あたりにしようと決める。

ものすげえ勝手な話だが、俺の傍若無人をよく知ってるけいこは

「大丈夫だよーん。またそのうちにね。笑」

でカンベンしてくれた。

俺のダチってのは、こうやって俺を甘やかすのだ。

 
 

で、土曜の昼ごろ、またもやRocketをまたいで出発する。

待ち合わせは、諏訪湖だ。

おーがは仕事が終わってから来ると言うことなので、せっかくだから、このあいだマルとZが行きはぐったと言う、蓼科スカイラインを経由して走ろうと、関越を佐久で降りて、141号から蓼科スカイラインに入る。なんて書くと簡単に入ったようだが、入り口がわかりづらくて、一回Uターンした。


備忘録代わりに書いておくと、国道141を南下して、野沢西交差点を西へ折れ、そのまま県道を1キロほど進んで、片貝川つーちっちゃな川を越えた瞬間、南へ曲がってしばらく行けば蓼科スカイラインの入り口だ。


で、走ってみた感想だが。

全行程のうち三分の二は、確かに気持ちよく走れる。まさにスカイラインだ。それほどタイトなワインディングでもないし、攻めると言うよりは気持ちよく流した方が楽しめるだろう。のんびりツーリング向きってところかな。

問題なのは、佐久側から入ったとして、最後の三分の一。

地図にも、『このあたり路面が荒れている。走行注意』とか何とか書いてあるのだが……

その表現は、柔らかすぎ。


アスファルトが小さな無数のわだちでうねり、むしろ舗装してないほうが走りやすいんじゃないかとさえ思える。正直、「荒れてる」レヴェルじゃない。ツーリングマップルには猛省を促したい。今回の旅の中で一番、四国の悪夢が頭をよぎった。

途中に工事中のおじさんが居て、「この先、通れますか?」と聞いたら、一応うなずいてくれたので、何とか進む気になれたが、誰も居なかったら、先へ進むのがかなりためらわれる道である。

 
 

白樺湖を抜けて、ビーナスラインに入ると、しかし、そんな不満も吹っ飛んでしまった。

もっとも、今回俺が走ったところは、地図上でこそビーナスラインと呼ばれているが、本当のビーナスラインではなく、その前哨戦といったところらしい。ま、楽しみは、今度のでっかいもん倶楽部か、ちっちゃいもん倶楽部に取っておこうか。

途中の展望台で一休み。

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それから県道との合流で折れて、甲州街道を目指す。

上諏訪あたりに宿を取って、本日の走行はこれまで。夜には飯を食ってから、この時期は毎日上がるつー花火を見た。わずか20分で1000発打ち上げると言うふれこみに違(たが)わず、非常に景気のいい上げっぷりだ。

20分と言うのも、飽きっぽい俺にはちょうど良かった。

ここいらは白樺湖や蓼科に客をとられてんのか、観光地観光地しきってなくて、俺はかなり気に入った。なんとなく朴訥な感じがして、居心地がいい。いや、マジで褒めてるんだぜ?

 
 

朝起きると、おーがからメール。

RocketIIIの写メが添付してあるとこ見ると、どうやら俺の居場所を見つけたようだ。

「近くのブンブン駐車場に居る」

というので、合流しに出る。ブンブン、ブンブンと、ちょっと弱い子みたいにつぶやきながら探していると、通り過ぎかけたコンビニの前に、見たことのある男が立っていた。その瞬間、俺はすべてを理解して、メットの中で大笑いする。


「ああ、そうか。ブンブンてな、セブンイレブンのことか」


Uターンして駐車場に単車を入れると、ニヤニヤしてる男に向かって、俺も笑顔で吼えた。

「おめ、ブンブンじゃわかんねーよ」

無事、再会を果たし、おーが一家と遊ぶ。

以下、その遊びっぷり。

 
 

間欠泉センターで、吹き上げる間欠泉を見る。

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こんな感じでぶくぶくきたあと、

 
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どっぱー! 一気に吹き上がる。わりと壮観。

でも、後で聞いたら、これは自然のものじゃなくてポンプで圧送してるらしい。

観光地も大変だ。

 
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なんか、でかい納豆を作ってた。(作ってません)


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彫刻を見たら、まねてみるのは、人として最低限の基本。


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基本なので、幼いうちに刷り込んでおく。

つーか、おーがのガキは俺やマルのせいで、きっと道を踏み外すことだろう。いや待て。基本的に道を踏み外した両親が、道の外から二人で手を引いてるんだから、俺らのせいじゃねーか。

 
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だんだん増殖するバカ。

 

さんざん遊んで充電した俺は、帰り際、ちっと雨に降られたりもしたが。

おおむね最高の気分で、旅の幕を閉じた。


総走行距離2800Km。

休息し、走り倒し、ダチの笑顔まで見れた、最高の一週間だった。

 

 

 

 

 

 

 
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タイアのワイヤー、出ちったけどなv(^0^)

 

危うく今回も、命がけになるところだったよ。

笑えねぇつの。

 
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# by noreturnrydeen | 2006-08-19 22:43 | ソロツーリング | Trackback

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by かみ