仕事が終わったのが、午後一時。

そのまま6号線→298号(だっけ?)で、三郷から外環へ。

東北道に乗り継いで、佐野藤岡SAまで一気に北上する。

フライスクリーンの効果は、なかなかのもので、胸から下への風圧が、かなり軽減されている。

午後二時ちょうどに、佐野藤岡へ到着。



で、だ。

R3乗りなら、ここで

「へっへっへ、今この駐車場にいる単車で、俺のが一番でかいんだぜー」

くらい思っても罰は当たらないと思うのだ。

だって普段、「これ、なんしーしー?」みたいな鬱陶しいのを我慢してるんだから。

そう思うだろう?



ところがだ。ついてみれば脇のほうに鎮座してる大将。
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なんでここに、このタイミングで、Boss Hossなんだ? 普段でも、そう見られるものじゃないのに。 なんでちょっとした優越感くらい持たせてくれないんだ? なんか俺に恨みでもあるのか? それとも近くにBoss Hoss栃木があるからか?(そういうことです)

おかげで「俺が一番でっかいぜー!」気分だいなし。

いいよ、こっちのが速いから。ふんっ。



この人はなんかトラブってたらしく、ずっと携帯でしゃべってたから、会話は出来なかった。

「写真とっていいですか?」だけ。

結局、走って帰ってったから、何トラブってたかは不明。

アメ車のエンジンだからね、仕方ないと言えば仕方ないんだろう(他人事)。

 

んで、佐野に住んでるクソマルが俺より遅いんで、ブツブツ文句を言いながら、ひとり鑑賞会。

パーキングで、自分の単車眺めながら吸うタバコは、美味いね。
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15分ほどして、マルが来る。

コーヒー飲んで一服つけながら、駐車場にいた750SSのひとと、ちっと2サイクル談義したら。

それじゃあ、一発いきますか。マルちゃん、うれしそうだね?

「久しぶりだぁ。走るぞぉ」

や、そんな気合入れなくてもいいてばよ。

 



東北道を北上して、宇都宮インターまでが、一発目のハイラインバトル。

つってもR3じゃさすがにCBR1100XXには及ばない。

こっちが200~220でヒーヒー言いながら走ってる横を、ものずげ気持ちよさそうに、ぶち抜いてゆくマル。

抜かれたら抜かれたで、開けても開けても、豆粒みたいな姿は近寄ってこない。

そのまま、宇都宮で降りる。



「おめ、バカじゃねーの? なんでこっちが必死こいてん横を、鼻歌でぬいてくんだよ。つーかよ、クルーザ相手に本気出すんじゃねーよ。こっちぁ200ちょぼちょぼなんだから」

「あのさぁ……270出すと、さすがにちっとクるな?」

全開で走ってる俺の横を抜けた速度が、それか。あーなるほどー! 270で220を抜くつーと、止まってる横を、原付で抜いてく感じね。うんうん、わかるわかる……

も、いいから死んどけ、バカ。



なに言われても、満足気なクソマル。
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そのまま宇都宮日光道路に入り、路面がウエットなのにもかかわらず、200オーバーのバカ。

水しぶき上げて、俺の視界から消え去ろうとしやがる。仕方なくこっちも、ヘルメットの中で悪態をつきながら、 一生懸命に加速。車線変更で白線スリップかましながらも、なんとか離されずに無事日光へ。

「おめ、ウエットで200とか出すな。俺が死ぬから」

「270のあと減速しての200だから、ほっと一息ついてる感じなんだよな。つーかよ、そんなにシンドいなら、ハナからついてこなきゃいいべよ」

ま、それはそうなんだが。

 


いろは坂に入る前に、もう一度イップク。

マルと走ると、アベレージが高くて、そのぶん休憩が多い。

煙を吐きながら、そろそろ人生の半分を一緒にバカやってきた感慨なんかを、ガラにもなく話してみたり。



いろは坂は、Uターンと直線をつないだレイアウト。

R3がどこまで行けるかなぁと思ったけど、やっぱりしんどかった。

クルーザにしては旋回性が高いとはいえ、相手はブラックバード+マル。

ギャグか? ってくらい身体をインに入れて旋回してみたが、しょせん焼け石に水 。



突っ込んで旋回まではいいんだが、コーナー後半の部分は、頭が出口に向くまで、ひたすら我慢。

ステップ擦ろうが、フレーム擦ろうが、向きが変わるまでは我慢するしかない。

ドリフトの練習、したほうがいいかなぁ(反省の方向が間違ってます)。

 



いろはを越えて、そのまま国道120号を爆走し、金精峠に入る。

と、ここらから、ようやく乗れてきた。路面が良くないのと疲労とで、マルの速度がいくらか落ちたトコに持ってきて、こっちは操るコツがわかってきた。 気持ちよくマルのケツを突っつきながら、ハイペースですっ飛ばし、一路、赤城山へ向かう。

赤城到着。

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と、周りを見渡せば

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貸切状態。

ここで、持ってきたビデオカメラをセットし、マルの走りの撮影会だ。

もちろん、俺の頭の中では、マルを喰う宴(うたげ)の時間だ。



この辺の動画は、帰ったらいつものトコにアップしとく。

見れない人用に、これも帰ってからだけど、二三本編集して見れるようにもしよう。

がんばれ、明日の俺。

 




で、早速走り始めたんだが。

やべー、やっぱ速ぇわクソマル。気ぃ抜いたら、一瞬でミラーの点にされる。

だが、こっちも「覚悟しとけ」とか吹いちゃった手前、黙って離されるわけには行かない。

いろはでインに身体を入れるのがダメだったから、赤城ではオフ車っぽい乗り方で攻めてみる。



早めにマシンをバンクさせて、身体は起こす。

ダートラとかオートレースみたいな、いわゆるオフ車乗りをするほうが、絶対速度よりも安定感もしくは安心感が増すことで 精神的に余裕ができ、結果的にミスが少なく走れるようだ。

そんで遠心力に対抗するために、その状態から外脚を目一杯伸ばして、重心を内側へ入れる。



「脚がもう少し長かったら、旋回スピードも、もう少し上がるのかなぁ」と思いながら。

たまに内足を出して、オフ車みたいに擦ってみる。

つーか内側にあるものは、車体だろうがブーツだろうが、擦れまくる。

 




ま、最終的には、動画をアップした後、見た人それぞれに決めてもらうとしようか。

後半はクソマルに120制限かけて走ったので、なんとかフレームに収まってる。120縛りてのは、放っておくとクソマル、長めの直線でメータの針を200に放り込みやがるのだが、そんなもん、撮影できないから決めた上限速度だ。こっちはまだ、そこまでR3と仲良くなってない。

それでも、少しづつ、少しづつ、RocketIII の限界が見えてきた。

つーか、メッセージが聞こえてくるようになった。

ま、メッセージつーより悲鳴になったから、聞こえてきたてな話もある。詳細は後日。



赤城山を駆け上り、駆け下りながら、俺とマルの至福の時間が続く。

ああ、俺たちは、この時間のために生きてるんだなぁ。




 

やがて日も翳り、そろそろ終わりの時間だ。

今回は俺もマルも、自分の課題を得ることが出来た、いい走りだった。もちろん得ただけではない。この世は全て等価交換(参考:鋼の錬金術師)。得るものがあれば、失うものもある。マルの方は知らないが、俺の方には失ったものもいくつかあった。

新しいステップの一部と。
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ブーツのカカト。
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ついでに、ヒールスライダーと、それを留めるネジも。

 

帰路につき、しばらく走ったところで、おしっこがしたくなった。

マルにその旨を告げると「俺も」ってんで、見つけたコンビニに入る。



と、次の瞬間、土砂降り。



カウルについた虫の死骸を、きれいに洗い流していただけるのはありがたい。
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が、帰れないのはありがたくない。



雨が行くまでコンビニで時間をつぶし。

ようやく小降りになったので改めて出発する。

下道を群馬から栃木に向かって走ってると、しかし、だんだん雨脚が強くなる。

そのうち、本降りになってきた。信号待ちで停まったとき、 ついに俺の心は折れた。



「マルちゃ~ん」

「あ? あんだ?」

「今夜は帰りたくないの」

「……そうか、泊まっていけよ」



などと、恋愛ドラマ風ホモネタ遊びしたのが、まずかったのだろうか。

県道50号線をマル家目指して走るころには、雨の方も本腰入れてきやがった。

ザンザン降りで前も見えない状態。

それでもクソマルは、水煙を蹴立てつつ120~150で走る。

あのバカはハイドロプレーニングとか知ってるのかなぁ……

 

ほうほうの体でマルの家にたどり着き。

シャワーを浴びて酒を引っ掛けたら、今日、撮って来た動画の鑑賞会だ。

赤城山を走るキチガイCBRの姿を見ながら。

ここでヤバかっただの、ここはイイだの、くだらない話で盛り上がる。



結局、マルは6時間、俺は7時間走り続け。

総距離300キロのほとんどは高速かワインディングだったから、ツライってことはなかった。

だが、仕事の合間に半日で走るのは間違ってるかもね。

でも、おなか一杯になるまで、走り倒した。



明日にはまた、日常にもどらなくてはならない。

でも、こんな時間があるから、俺たちは単車を降りないんだと思うし、日常のこまごましたことに対抗しながら、何とかかんとか生きていけるんだと思う。とかカッコつけてても、その前に早起きしてもう100キロ走って帰らなきゃならないんだけど。

疲れたけど、最高の7th Marmaladeだった。

 

さて、次はいつにしようか?



 
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# by noreturnrydeen | 2006-05-25 19:57 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 
仕事を終え、柏インターを目指して走る。

柏から常磐道に乗り、一瞬、昨日までの流れのまま首都高を目指しかけながらも、一気に北上。

相変わらずの慣らし中のストレス速度で巡航しつつ、一路、福島を目指す。




R3もVTXと同じく、いや、それ以上に強風に強いようだ。

常磐道名物の強風をものともせず、半分(以下?)の力で、ぐいぐいと常磐道を下る。

でも、ホンキで走れないマルチシリンダほど面白くないものはないわけで。

いや、三春までの道中の長いこと長いこと。



 

いわきJCTの手前でマルに電話。

「もうすこじゃねーか、早く来いよ。気をつけてなー」

何も知らずに、のんきな声を出しやがって。いま、その顔をゆがめてやるからまってろよ。

と意地の悪い笑いを浮かべながら、昨日のアンコ抜きしたシートのせいで、ケツが痛くてしょうがないのに閉口しつつ、船引三春ICを目指してひた走り、やがて到着。駐車場で金を払い、どこかに出かけているというマルたちが来るのを待ちながら一服。

正直、樹齢千年の滝桜とか、も、どうでもいい。

とにかくマルの悔しい顔や、ガンボのびっくりする顔が見たい。

 


やがて、排気音が聞こえてきた。

赤いCBR1100XXを先頭に、ニンジャとFZ、三台の単車がやってくる。

R3は黒とメッキパーツのクルーザだから、一瞬見ただけではVTXと見分けがつかない

何事もなく横に停めた三人(まあ、Zは事情がわかってるから、実際はふたりなんだが)のうち。



真っ先に騒ぎ出したのは、予想通りガンボだ。

何度か『え?』って顔をし。

「なんで? なにがおこってるの?」と叫び。

ようやく事情を理解したのだろう、笑いながらおもむろに

「やられたっ! 」と叫ぶ。

俺、ニヤリ。




続いてマルが、

「何を騒いでるんだ?」

って顔をしながら、やつの脳内ではVTXなはずの単車をしげしげと眺め。

やがて理解すると、苦笑を浮かべて

「そうきたか!」

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もーね、我慢した甲斐があったよ。


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こいつらの驚いた顔だけで、ご飯三杯食えるね。




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そのあとは、R3購入のいきさつから、スペックやハンドリングの話を一通りして。

落ち着いたところで、みんなで滝桜を見に行った。

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ガンボとZは、俺がくるまでに行ってた「つくし取り」とか「花の撮影」の話をしてる。

マルがその後ろから

「美しいだの風流だのが、一番似合わない顔ぶれだよな」

言うと、Zやガンボが

「そういうマルさんが、花とか見るたびに『かわいー』とか『きれいだぁ』とか感動してたじゃないですか」

と切り替えす。


ところが。

本来ならそういうことを言われれば、照れるなり強がるなりごまかすなり、何らかの反応をするマルが、

「うるせー」

とか言ったきり。



ん? と思ってマルの顔を見ると。

俺の方を見ながら、ものすげえ複雑な笑顔を返しやがった。

なんのことはない。悔しいのだ。

いっやー! めちゃめちゃ気持ちいい!

この顔を見るためにR3を買ったといっても過言じゃないね。




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滝桜を鑑賞し(俺とマルは滝桜どころじゃなかったのだが)、駐車場にもどる。

俺とガンボは常磐道、Zはマルの家に行くと言うことで、ふたりは東北道。

ここでお別れかと思っていたらZが、天気の話でもするように淡々と


「ここからなら、ちょうど常磐と東北の間なので、途中まで下道で行きましょう」


つまり、せっかくだからワインディングを走ってから帰ろうと言うのだ。

もちろん、異存のあるような常識人は、 俺のダチの中には一人として存在しない。

あっというまにワインディング→高速ルートに決定した。



日も落ちかけた時間に、これから250キロくらい走って帰るってのに。

最高に楽しいヤツラだ。

 



R3の、ワインディングでの真価を試せるときが来た。

俺の苦手な中高速コーナが多いコースなので、逆にわかることも多いだろうし、VTXとの違いもはっきりするだはず。バンク角から言って、VTXよりは断然戦闘力が高いはずだし、上まで回せなくても、その実力の片鱗くらいはうかがえるはずだ。

そう思って走り出したのだが。



いや、正直驚いた。

まだ俺も乗れてないし、上までまわせもしないのだが、その段階ですでにVTXより速い

5年も乗って、ステップ2セット以上削り倒し、イロイロ妄言を吐けるほど扱えるようになったVTXよりもだ。

「これで、俺が乗れてきて、エンジンも全開で回せるようになったら、どこまでいけるんだろう?」

マルのケツを眺めて走りながら、俺はヘルメットの中でほくそえんだ。





と。

東北道組と別れるポイントの手前で、Zが停まった。

「上にあった自販機まで戻って休憩しましょう」

翻訳すると、「面白い道だったから、もう一回走ろう」と言うことだ。

これから、200キロ以上も走って帰らなきゃならないのに。

それでも『楽しかった』という理由のみで、あえてもう一度、同じ道を走る。

これぞまさにZRZクオリティ。

や、知らないけどたぶん。

 



今度はマルの前に出て、Zに引っ張ってもらいながら走る。

のぼりだから、さっきほどZに離される事もなく、自販機のところまで一気に戻った。

と、マルがヘルメットを脱ぎざま

「やべぇ、思ったより追いつけなかった」

俺にとっては、最高の賛辞である。

同時にR3の秘められたポテンシャルを思って、うれしくて仕方なくなった。



それからしばらく自販機のまえでダベる。

ニンジャ好きのマルが、ガンボのニンジャのセッティングの話で熱く(暑く)なる。

ガンボも熱心に聴いてたのだが、そのうち

「乗ってみる?」

マルが断るわけがない

ガンボのニンジャにまたがると、いま来た道を下りだした。



三人でダベってるうちに、オンオンと排気音が聞こえ、マルが姿を現す。

そのままこっちには来ないで、さらに上へと消えてゆく。

そのコーナリングの姿を見て、俺は初めてマルに会ったころを思い出した。

アップハンのニンジャでコーナーの向こう側に消えてゆく姿は、二十歳のころと何も変わらない。

その変わらなさがうれしくて、思わず、「懐かしいぃ!」と叫んでしまった。



ガンボニンジャのこれからの課題が決まったところで、あたりはだいぶん暗くなってくる。

残念だが、<第六回Crazy Marmalade でっかいもん倶楽部in滝桜>も、終わりの時間だ。

俺たちは分かれ道でホーンの挨拶をすると、それぞれの帰路についた。


 



って終わればカッコいいのだが、現実は甘くない。

現実つーか俺の方向音痴っぷりは甘くない。



同じく方向音痴の気があるガンボとふたり、きっちり道を間違え。

予定よりひとつ遠いICから常磐道に乗る羽目になった。

もちろん、当たり前のごとく堂々と 、いっそすがすがしく道を間違えたのは、俺だ。



ふたりで相談しながら、半分野生のカンで走ると高速入り口の看板が見えてきた。

こうやってたまになんとかなるから、覚えないんだなきっと。



ようやくたどり着いた高速の入り口で、ふたり、顔を見合わせるまえに叫んだ言葉は

「ションベンしてぇ」

寒さと振動で、尿意が促進されるのは、単車乗りだけが知る秘密。



男ふたり仲良く連れションしたあと、柏インターを目指して走り出した。

「マルとZは、今頃もう、家についてるかもしれないなぁ」

なんて思いを、頭によぎらせながら。




 
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# by noreturnrydeen | 2006-04-20 19:32 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 

水曜の午後になると、じっとしてられなくなる。

ダチのマル、Zと三人で走ることが多いからだ。

今日もZの「北茨城に、ちょっとおもしろいところがあるんですよ」のヒトコトで、あっという間に栃木から飛んできたマル。まあ、正確には昨日なんだが。とりあえずこれで、マルのCBR1100XX、ZのFZ、俺のVTXそろって、でっかいもん倶楽部の起動である。

俺は午前中仕事なので、二人は先に出た。

とは言え、マルは前日ゲーム三昧、Zはろくに寝ないでFZのタイアを交換してきたので、ヤツラが出たのが12時。後を追う俺は1時過ぎに出発。

 

柏インターから常磐道に乗るってーと、なんだこのバカみてえな強風は?

三車線の常磐道、車でさえ強風にあおられ足元がおぼつかないため、真ん中の車線ばかりやけに混んでる。当然俺はがらがらの追い越し車線を安全速度で走行。 しかし、ただでさえ強風で有名な常磐道だが、今日の風は輪をかけて半端じゃない。

160キープで走っていると、乾燥重量340㎏のVTXでさえ、酔っ払ったみたいにふらふら。

つーか、砂ぼこりで50メータ先の視界が効かないとか、どこのサハラだ?



自然、速度は120~140あたりをうろうろ。

これじゃあ追いつけないかなぁと、「一時間前に出発した相手に追いつくとか、どんだけケニーロバーツだオマエは」的セルフツッコミしつつ走っていると、後ろからフォン! と言う排気音とともに、マルがすっ飛んでゆく。
Zと合流してどっかのパーキングで話してたら、目の前を走ってく俺が見えたんだそうだ。

ゆっくり行ってくれてたおかげで、割合あっさり追いついた。

そのまま三人、日立中央SAで一回休憩を入れる。




こんどは単車を交換して高萩インターを目指す。

俺がマルのCBR、Zが俺のVTX、マルがZのFZつーラインナップだ。

つわけで、CBR乗った感想。



1)この強風下で、しかもフルカバードの癖にクソ安定

2)6速放り込んだままちょっと開けただけで、軽く190かよ

2)「あ、やべ」ってフロントブレーキなめただけで、カツンと効く



足、エンジン、ブレーキ、すべてが別次元。こりゃあ雨の東名であんなキチガイ技が出来るはずだよ。もっともこのリニアな特性とこのポジションで、三重まですっ飛んでくってのは、少なくとも俺は御免こうむりたい。クルーザが楽でいい。

それぞれほかのマシンの乗りにくさを思い知ったところで、高萩に到着。

料金所を出てマシンを乗り換える。

やっぱ誰がなんと言おうと、自分の単車が一番乗りやすいね。

 



ここから先は、峠に行くまでの道もふくめて、フルワインディング。

ものすげえ楽しい道が延々と続く。

俺自身は天気がいいからと装着してきたフルスモークのシールドが見づらかったり、だからってはずすと目ン玉が走行風で真っ赤になったり、完調とは言いがたいコンディションだった。だが、そんなことはイイワケにさえならない。

やっぱりマルとZは速い。

Zはこないだから乗り方を変えていて、フォーム改善の過渡期であるはずなのだが、それでも前よりは明らかに速くなってる。これ以上速くならなくていいのに。マルにいたってはCBRにもってこいの中高速コーナーが連続するワインディングだけに、そのZさえ突っつくほど。

もう、手がつけられない。

気持ちよく(?)走り倒して、峠のてっぺん。



そこからガソリンを入れるために一度反対側に降りる。

スタンドのおっちゃんとバカ話をして笑いあった後、満腹になった愛機とともに峠に戻り。

ふもと の販売機のところで休憩。ここらの一般的な休憩ポイントらしい。
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単車を降りると…………寒い。

そういえば山を登ってる間、ちらほらと雪が舞っていた。

もちろん、冠雪が風で吹き飛ばされたんだろうが、つまり、雪が溶け残ってるくらいには寒いわけだ。自販機でコーヒーを飲みながら、三人で震えつつ談笑。Zが「ダムを見に行く」とか言ってるんで、その間に俺とマルはもうひと走り。

片道3~4分の峠を上り下ってまた自販機の前。



マルが
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「寒いから走らん」

とかほざくので、俺はマルにヘルメットを借りてフルアタックしにもう一度山へ登った。やっぱりフルフェイスとクリアシールドは走りやすいね。これならもう少しマルやZの姿をビデオに納められたのに。とりあえずフルフェイスは買うことにしよう。

帰ってきたZと一緒にもう一往復して、そのまま帰路に着く。

「寒いし疲れたから、帰りは俺、100巡航するわ」

とかほざいた俺だが。

100でも150でも寒さは変わらないのに気づき、真っ先に裏切って高速をふっ飛ばし始める。



そして、そのまま流れ解散。

半日で300kmオーバーとか相変わらずバカっぷり絶好調な第五回でっかいもん倶楽部も、これにて幕。

マルなんぞ、昨日からの距離を考えたら三重に行けるってんだから、バカも極まってる。

途中のパーキングで三人一致した意見は。

 

「半日でも意外といけるじゃん」

 
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# by noreturnrydeen | 2006-03-30 19:22 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 


仕事をしていたら、整骨院にZがやってきた。


「じゃあ、先に行ってますから」

「えーと、『じゃあ』の意味が、まず、わからん」

「え? マルさんから聞いてません?」


無論、聞いてない。

が、Zが単車で現れた段階で、だいたい予想はつく。思ったとおり、筑波山に走りに行こうという話だった。俺やZとマルのちょうど中間に位置する筑波山は、突発的なちっちゃいもん倶楽部やでっかいもん倶楽部が行われる場所として有名である。

誰に有名なのかはともかく。



俺は仕事があるから、後から行くことになった。

俺ひとりで走るとなると、当然、迷子の心配が出てくるんだが。いくら千葉県随一の方向音痴を誇る俺でも、これだけ何度も行った筑波山なら迷うことはない。何より遅くなった分、走る時間がふたりより短くなるわけだから、そりゃ一生懸命、気合入れて走るってもんだ。

仕事が終わると同時にダッシュで帰ってくると、VTXにまたがって走り出した。

シオマネキ(SDR)じゃないのは現在、チャンバーに亀裂が入っているからだ。

それにマルもCBRで行くって言ってるらしいし、ZもFZ400で行った。

だから前前回に続いて今回の筑波山も、でっかいもん倶楽部だ。

 

てなわけで、かけらも迷うことなく筑波山に到着。

こないだと同じ場所で待ってるとほどなく、エグゾーストが聞こえてきた。

と、コーナーの向こうから、CBRとFZが姿を見せる。



休憩所に入ってくるなり、Zが肩をすくめて

「いやーマルさん速い」と笑う。

だからー! 例え思っても言っちゃダメなんだよそゆことは、調子にのるから。

なんて思いながらマルのツラをみれば、もう、憎らしいというのをヒト型にしたら、こういうのを言うんだろう的イキオイで、鼻高々な顔をしてやがる。 よりによってZにほめられてるんだから、そりゃあヤツの鼻も天を越えるって話だ。

ま、あ確かにクソマルはどこで何に乗っても速い。

もちろん例外もあるんだが、基本的にはオールラウンダーだ。

だがこのまま調子に乗らせては、彼の今後のためにもよくない。

そう思ったので、VTXに乗らせて、冷や汗かかせてやった。

もっとも俺もCBR借りて、ヤツの3倍くらいは冷や汗をかいたんだが。

 


その後、Zの提案で筑波サーキット近くのD'zというバイクのパーツショップに行く。

むかし上野にあった、結構有名な店だ。現在は上野のほうはつぶれてるらしいが。

途中でトッポい兄ちゃんが車で絡んできた。

俺らが信号待ちしている前に割り込んだので、気に入らなかったのだろう。赤信号のうちからじりじりと前に出て、左側のZやマルを行かせまいとしている。ちょっとカチンときたので、右から入り込んで真正面に停め、ケツを拝ませてやった。

案の定、青信号とともに、車はスキール音を響かせながらダッシュするクルマ。が、信号ダッシュでそこらの車が単車に勝てるわけはない。俺とZはあっという間に引き離し、前の車に追いついてのんびり走る。マルに至っては抜きもしないで後ろを走ってた。

たぶん嫌がらせだ。

途中、何度か信号で停まると、Zが後ろの車を指差して

「後ろの車、ゼロヨンやりたいんですかね?」

とか聞いてきた。うん、ありえないから。少なくともこの状況は、そんな友好的な話じゃないからね、Z君。と、Zが指差したのをナニヤラきな臭く勘違いしたのか、車はそれきりえらい車間距離をとって走るようになった。と……俺はそう思っていたのだが、Zは店に着くなり

「マルさん、ブロックされてたんですか?」と聞く。

まあ、ないこともないだろうが、そんなことをされてたらそのまま黙ってるマルじゃないし、きっとなんでもないはずだ。そう思いながらマルの返事を聞いていると

「え? あ、わかんね」

どうやら、それ以前の問題だったようである。

 


サーキットの目の前にあるため、普通の用品ではなく、「レース中にこわれたり減ったりしたのを補充する」という需要のせいだろう。明らかに一般とかけ離れた品揃えに、三人で笑いながら店の中を探索。白いヘルメットばっかりだったり、レーシングスタンドがずらりと並んでたり。

逆に一般的な用品は日焼けして変色してたり。

街中のショップじゃ絶対にありえないだろう。

サーキット近くに住んでるヒトには珍しくもない光景だろうが、俺は堪能させてもらった。

マルとZの目がらんらんと光り輝いてるのが、ちょっと怖かった。

 

ステップやカウルの効果もさっそく確かめられたし、マルとCBRが峠に強いこともわかった、実に有意義な、『突発的でっかいもん倶楽部』だった。今日のデータを元に、VTXのカスタムを進めることにしよう。

目指せ、ハイライン&峠最速クルーザー!
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# by noreturnrydeen | 2006-03-22 19:10 | でっかいもん倶楽部 | Trackback

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