今日こそ、VTXにタコメータをつけようと、仕事中から目論んでいたのだが。

ちょうど仕事が終わるころに、ふらりとやってきた悪友Zがヒトコト。

「えぇっ! この天気に走らないんですか?」

タイミングよく、ダチのガンボことガンボーイがGPZ900Rニンジャで遊びに(治療に)来ていたので、そんじゃま走りに行こうかという話になったわけだ。んで、そういう話になって知らせないと、後になってものすごくうるさい男が居る。

もちろん俺の朋友、マルだ。

俺は、携帯を取り出すとヤツに電話した。


 

「あ、マル? これから筑波山集合な。そんじゃ」

「まて、今日は用事があるんだよ」

「あそ。そりゃ残念だ。またなー」




さくっと切って、とっとと出発だ。

6号→県道19号と一時間ほど走れば、筑波山はもう目の前。ふもとのコンビニで一服入れていると、オンオンとやかましい排気音が聞こえてくる。もちろん誰だかは、言うまでもないだろう。結局、大事な用事とやらと折り合いをつけてきた、栃木のバカだ。

 

「きやがった。やーい、ばーかばーか」

「うるせー、ばーかばーか」

二人合わせて70歳超える、大人の男ふたりの会話だってんだから、情けない限りではある。

ほかの昭和44年組、ホントすまん。



バカ四人勢ぞろいしたところで、いざ筑波山風返し峠へ。

筑波を登り始めると、なにやらすげぇ違和感。

いつもSDRで見てる背中を、今日はVTXで追っているからだ。

普段よりも速いテンポで、ひとコーナごとにじりじりと離される。いや、そりゃ当たり前の話で、R1-Zで峠走っててクルーザに追いつかれたら、Zの方がショックで立ち直れないわけなんだが、こっちにしてみりゃ何がどうだろうと離されるってのはおもしろくない

つってムキになって追いかけると、タイトコーナでアウトいっぱいまではらみ、心臓が飛び出しそうになる。

そりゃ、そういう単車じゃないってのは承知の上なんだが、置いてかれるってなやっぱ悔しいもんだ。

途中からマルとガンボを先に行かせて、三人の姿をカメラに収める。

相当いい感じで敏腕カメラマンの予定が、こないだ0-100を撮ったときのマクロモードのままだったもんだから、バリバリのピンボケになってしまった。

ホント毎回やっちまうので、今度こそしっかり反省(当社比)。

 



筑波のてっぺんまで来て、そこから風返し峠に入る。

区間的には非常に短いところを、みんなでぐるぐる走り回るという、いわゆるローリングだ。

よい子はまねしないように。



風返し峠はタイトなコーナが連続する、スピードレンジの低いワインディングだ。

SDRで来たら、時間を忘れて延々とローリングしてしまう非常に美味しい峠道だが、VTXにはちと荷が重い。早春の風返し峠に、ステップの削れる音が延々と響く。ステップが勢いよく細くなってゆくさまは、まさに大根おろしとおろし金。粉塵災害指定は間違いなしの、走る公害。

そしてVTXは環境だけじゃなく、俺にも厳しい。

アタマに思い描いたラインの、平気で30センチくらい外側を走って行くフロントタイアと格闘しながら走るうち、途中からフレームまで削り始めてしまった。ステップはまだしも、そこはさすがに消耗品じゃないぞ、俺? お高いから気をつけろ。

 

走ったりだべったりしてるうちに、あっという間に時間がなくなる。

マルがそろそろタイムアップだってんで、最後にみんなで一本。

そのままの勢いで混んできた筑波山をくだる。

ふもとのコンビニで一服入れたら、ちぇ、もう解散の時刻だ。筑波ふもとでマルと別れ、Z、ガンボと三人で帰路に着く。途中で道沿いのホームセンターに寄り、タコメータ用のステーを買ったら一路我が家へ。すり抜け大会なら、R1-Zやニンジャともなんとか勝負になる。

いや、勝負しようって方が間違ってるなんてな百も承知だ。

 



俺の家に到着すると。

Zはバイオ君の修理。キッチリ直しちまう。

俺は動画の確認。アップ用にわかりやすい題名をつける。

ガンボはTVゲームでぷよぷよ。なにやってんだおまえわ。

 

やがてZが家に帰り、俺はガンボとビックカメラへ行って、おそろいのマウスを買って帰ってきた。なにやってんだ、ホント。でも使いやすいからいいのだ。んで、ガンボも家に帰って、降ってわいた突然のクレイジーマーマレードはここに終結。

偶然みんなの予定が合った(中には強引なやつもいたけど)小春日和。

 

神様にプレゼントをもらった気分だ。
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# by noreturnrydeen | 2006-03-08 18:45 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 
 
朝イチ、マルから電話がある。



「かみ、悲しいお知らせがある」

「なんだ?」

「RZ、直ったよぉ~~んだ!」

「あ、そう」



前日、『RZがイカれてるから修理するが、直るかわからない』などと泣き言をほざいていた。

そこで、『悲しいお知らせ』の言葉で、俺を驚かせようとしたのだろう。

俺が、『お前これなきゃ一人でも走るから』って宣言したのを、きれいさっぱり忘れてやがる。



朝から小学生レヴェルのジョークに付き合う義理はない。

なのでとっとと黙殺すると、電話を切って朝飯を食い、上下レザーを着込んで出発。

俺の絶望的な方向音痴は有名だが、今回は下準備のほかに、ものすげ心強い相棒がいる。



ez助手席ナビ

これね、も、すげえの一言だよ。これあったら、マジでナビいらない。いや、要らないは言い過ぎか。

でも、とにかくかなりの性能だと言っていいと思うよ。

なんたって多少の紆余曲折はあったものの無事にマルと合流できたんだから。



俺的にはワリと快挙なのだよ、これ。

 




筑波山は、ド紅葉まっさかりの大渋滞。

しばらくがんばるも、さすがに嫌になってきた俺とマル。

一気に下ってふもとのコンビニでトイレを済ました後、新たにルート検索。



つーか、マルが言い出した「加波山」つーマイナーな山へ 向かう。



ここでも大活躍のezナビ。思いっきり大迂回させられた。

ダメだこれ(身を翻すのが早すぎます)。

ま、それでも地図を検索して、何とか到着。



ところがその入り口ってのがもう絶望的にショボショボ。

どう見ても車の通る道じゃない。

むしろ裏山か冥界の入り口につながっていることは明白。



それでもせっかく来たからと走り始めた。


が。


ただでさえ狭い道が、落ち葉で両脇をふさがれて、実質2メータかそこらしか使えない。

そんな狭い道なのに、対向車は来るわ、水溜りがあるわ、山汁でてるわ。

紅葉どころかコケ真っ盛りで、まともに走れない。



渋滞でたまったストレスをさらに増加させつつ。

貧乏性の俺らは、せっかく来たのにもったいないと、それでも走り続けた。

とっととUターンして、ほかの山に行けばいいのに、そういう機敏さがないのだ。



軽い苦行をこなしながら走っていると。

目の前がぱぁっと開き。

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「飛んでる……」

e0086244_21253866.jpg

実はこの山、頂上にハングライダーの発着場があったのだ。(画像は加波山サイト)

ものすげえ気持ちよさそうなその様子を見てると、なんだかやけに悔しくなった。

俺ら、ちっとも気持ちよくないのに、ってなただのヤキモチだ。



しばらく飛んでる姿を見ていたが、俺らは単車。

そこから飛んで帰るわけには行かない。

なのでしょうがなく帰路に着く。



んで、そのままくだりは流して走りながら、ふとコーナーを曲がった瞬間。

いぬぅうおぉぉぉぉ!

ひょいと飛び出した野良犬が、俺のほうをきょとんとした表情で見てる。



心臓が止まるかと思った。


 
ふもとでマルとカツ丼セットを食い、これにて第四回ちっちゃいもん倶楽部は終了。

だいぶん寒くなってきたけど、年内にもう一回くらい、走りたいなぁ。



 
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# by noreturnrydeen | 2005-11-25 21:21 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
 

まず、話はツーリング前日に戻る。

前回の更新で言ったように、俺はマルの家で晩飯を食って宴会するために、前日入りの準備をした。

そして、パーフェクトセッティングで家を出る と、ご機嫌に走り出す。



愛機SDRは俺の想いを受け止めたのか、気持ちよく吹け上がり、小気味よく加速してゆ……



バ~ン!

……ガルルルッ!

ガシュン!

ガガガガガっ!



チェーンが、ぶっ外れやがった。

(くっそ……いきなりかよ。ちっとも受け止めてないじゃん、俺の気持ち)

はずれたチェーンが噛み込んで後輪がロック。

出てすぐだったからよかったものの、これが国道を飛ばしてるときだったらと思うと血の気が引いた。



しかしまあ、そこは生来の楽天家。

事故らなくてよかったと、家に戻って翌日合流予定だったダチのZに電話。



「あ、Z? 今日さぁ、時間ある? チェーンがはずれてひん曲がっちゃったんだよ」



と明らかにメンテナンス不足を露呈するSOSをして。

Zが俺を車で迎えに来るまでに(整骨院でSDRに乗り換えた俺には、他に足がなかった)調べ物。

自宅PCでSDRのチェーンサイズ、ドライブスプロケットのサイズやメーカを調べた。



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やがてやってきたZと一緒に、近所のパーツ屋ライコランドへ。

428の132コマなんて特殊で長いヤツは、安くて簡単取り付けのスプリントチェーンだと在庫なし。

仕方ないので、140コマの428シールチェーン(スプリントの三倍くらい高い)とチェーンリベッタを購入し。

ライコでチェーンをカットしてもらう。



あとはZに整骨院まで送ってもらおう。

と思ったら、このまま俺の家で修理を手伝ってくれるという。

そりゃありがたいと一緒に俺の家へゆき、チェーンの取り付けをする。



SDRはなにやら妙なパーツの取り付け方やレイアウトが多いので、少々苦戦したものの、

作業は比較的順調に終わり、今度こそ準備万端。

明日の朝に合流すると言うZに別れを告げ、俺は一路、栃木へ向かって走り出した。

 



 

国道16号を突っ走り、4号で右折すると、そのまま全開で北上。

途中、黒くて丸い、車種はわからないけど外車っぽい、やけに速い車が突っかかってくる。

いや、ちっちゃい単車だからナメたのかわからないけど、えらい危ない抜き方をしやがった。



まあ、こっちも普段、お世辞にも安全運転とは言いがたいから、それはお互い様。

腹が立つわけじゃない。

けど、それとは別に、ちっちゃいからってナメてると驚くぞ?的な気分になるのは、仕方ないことだろう。



トラックが多くて風も強く、いいとこ100と2、30くらいの速度だからSDRには充分なステージ。

だから、意外にそこそこヤれる。

逆に言うと、これ以上速ければ諦めつくわけなんだが。



とまあ、楽しく追いかけっこをしているうちに、道はだんだん寂しくなり、車が目に見えて少なくなってくる。

そうなれば、さすがに200ccのSDRじゃぁ手に負えない。

前が開けた らゴオっとぶち抜かれて、ジ・エンド。

 



 

まあ、面白かったなぁ。

つーか、これだけ走るとさすがに寒くなってきたなぁ……

なんて軽くネを上げながら走っていると、どうにも奇妙な現象が発生する。



国道の標識から、いつの間にか「宇都宮まで○○㌔」の文字がなくなったのだ。

つーか福島って書いてあるじゃないか。

うん、気づいたら宇都宮市内だった。




路肩に停めて、タバコを一本。このままUターンも癪なので、マルに電話。



「といりあえず、あいつの家までショートカットできる道があったら、それを教えてもらおう……もしもし? あ、マル? あのさぁ、俺、なにやら宇都宮にいるんだけど。これは一体、何が起こってるんだろう? つーかUターンやだから、そこまでの近道教えてくれよ」

「(しばらくの沈黙)あのよぉ、どうやったら30キロも過ぎるまで気づかねえでいられるんだよ? いいからUターンしてもどってこい 。どうせ方向音痴なんだから、近道教えてもまた迷うに決まってるだろうが。イチバン簡単でわかりやすい道で帰って来いっ!」



なんか、怒られた。いや、苦笑(わら)ってた。

 


 

そんなこんなで、ようやくマル家に到着。

Zに『ついたよ』って電話すると。

「で、どこまで行っちゃってたんですか?」



クソマル、知らん振りして向こうを向いたまま、ニヤニヤ笑ってる。

俺が宇都宮で『迷った電話』するなり、きっと大笑いしながら、Zにチクりの連絡を入れたに違いない。

おしゃべりなヤツだ。



と、ムクれつつもマルの家で風呂を借り、身も心もさっぱりしたところで。

おっしゃ、それじゃあビールでももらおうか。マル、ビールよこせ。

なに? ない? おめーって男は、なんだってそう使えな……



え? バーボン? バーボンあるの?

マル、大好き。

つーわけで、一杯目からバーボン引っ掛けつつ。

俺の持ってきた東京モーターショーDVDの鑑賞会をおっぱじめる。


なんだ、こりゃ。

うっわ、こりゃまたすげえデザインだなぁ。

こんなの誰が乗るんだ?



などと、ワイワイ言いながら、楽しく飲んだくれていると。



「あれ? マル? マルちゃん? どうしたの?」



急に固まってしまったマルちゃん。しばらくすると、やけに真剣な顔で。



「かみ。ここ、もう一回見ていい?」

「どーせ、見るんだろ? 何回でも、好きなところを見ろよ」



言ってから、後悔したね。

紹介ビデオなんて3分もないくらいなのに、延々20分、ずっと同じところを見せられた。

e0086244_18414110.jpg

カワサキ ZZR1400



「なんだ、マル。おめ、もうカワサキ乗らないんじゃねーの?」

「あ? なにが?」

「ホンダのつくりの精密さを、実感したんだろう?」

「あ? ホンダ?…………クソだな」



クソは、キサマのドタマだ。



つわけで、どうやらZZR1400に一目ぼれしたらしいマル。

そのあとのVなんか見ちゃいない。俺、見たかったのに。



さんざんぱら大騒ぎして、高いだの買えないだの、最後はおれに買えとかまで言い出し。

その挙句、帰ってきた彼女に

「次から、おむすび持って仕事に行く」

つー妙な宣言までする始末。



でもまあ、とりあえず貯金する気みたいだ。

一応、『借金してまで買う』と言う選択肢は、棄てたようだ。

マルにしてはなかなか現実的な決断である。



これも彼女の、日々の教育の賜物(たまもの)だろう。 いや、ホントにそうかはカイモク。

でもさ、マル。

そのまえに結婚資金を貯めれ。

 




次の日の早朝、Zと合流して、さて赤城山へ。

地図を見ると、佐野→赤城って結構、いい距離があるのな。

いつも、これから攻めるぞーって気持ちとか、Zやマルと走る楽しさで気づかなかったけど。



このことは、あとで関係して来るんだが、それはともかく、三人で赤城山まで突っ走る。

今回は南側から上がっていて、いつもの北面を走り回る予定。

つまり、いつもと違う道筋で赤城入りするわけだ。



と。前の日に俺の宇都宮入りをいじめた罰だろう、マルが道を間違えた

もちろん優しい俺は、それをいじめたりはしない。

何にも気にしない振りして、 「あー、大丈夫、大丈夫、気にするな」とか笑顔で許してやるふりをしながら、



こうやってツーレポに書いてやるのだ。ざまみれ。






でっかい鳥居をくぐり、無事、赤城山に入ると、麓(ふもと)からずっと車の列。

考えてみれば、世間様的には、紅葉真っ盛り。

日光いろは坂だって、記録的な渋滞だったらしいから、赤城山だって混んでない訳がないのだ。



じりじりしながら、赤城山を登りきる。

このときマルが調子に乗って、走りながらくだらないことをやってるから、その動画はそのうちアップしよう。

そのうちアップ言っといて、前回の写真もまだ上げてないけど。



ま、そんなどうでもいいつーか俺に不利な話は置いといて、さあ、赤城北面だ。

全開走行、レッツゴー!!!

 

……ついていけない。ヤバい、簡単に離される。



マルのRZはこれまでにないほど、絶好調。Zはいつもどおり絶好調。

俺も体調は寝不足以外万全なんだけど、とにかく身体が美味く動かない。

SDRを上手に操りきれない。なんでだろうと考えながら走るうちに、Zの言葉で原因に思い当たる。



「なんか、動画撮る方に気ィ取られて、ヤバい場面、何回かありましたよ」



おぉ、なるほど、そう言うことか。

いや、たぶん単純に俺が乗れてないだけなんだろうけど、そう言うことにしておこう。

今日乗れてないのは、手元のカメラを意識したせいなのだっ! Z、エラいぞっ!



てなわけで、イイワケが見つかったとたん、心が軽くなったんだろう。

登りはともかく、くだりなら二人に置いていかれることはなくなった。

俺らしい話ではあるが、しかし現金なもんだ。



いや、本当は『登りだとパワー不足』ってのもイイワケっちゃイイワケなんだけどね。



実際ンところ、俺の体重がいくら重いと言っても、Zとの差は10キロ程度

もちろん、俺の方が重い(書く必要ありません)。

対してR1-ZとSDRの重量差は30キロ近くSDRのが軽い。



だから、登りがきついってのもマシンには関係ない、単純に腕の差ってわけだ。

ショボン(・ω・`)




 


まあ、どっちが速いとかはおいといても、マルやZと走るのは、凄く楽しい。

それにだいぶ乗れてきた。これならくだりはいい勝負が出来るはずだ。

ってやっぱり勝ち負けなんじゃン。



まぁそれはさて置き、そろそろ動画取るのも飽きてきた。

なので、そっちを気にしないで 一発、真剣にくだってみようか。

と赤城北面の下り坂を、全開で走り出す。



お、今いい走りが出来たぞ。

お、今のカッチリ決まったんじゃね?

やべえ、乗れてきた。面白れぇ。



長い直線に入って一息つきながらミラーを見ると、マルもZも見当たらない。

俺、そんなに速く走った……ワケねえよな。まさか、コケたのか? コケたとしたらマルだろうな。

なんて思いつつ坂を下りきり、下の休憩場所で一服つけるも、一向にヤツラの下ってくる気配がない。



こりゃさすがにおかしいってンで、いまきた道をまた登ってゆく。






しばらく上ると……あ、やっぱな。

途中の休憩ゾーンで、マルとZがなんかやってる。

もちろん、なんかされてるのはマルの単車だ。



ま~たトラブりやがったか。しょうがねえなぁ。

と半分あきれ、半分笑いながら休憩所に入って。

なんかやってるマルを尻目に、事情を知るだろうZへ話しかける。



「どうしたン? こないから、飛んでる(転んでる)のかと思った」

「いや、まあ、ある意味、飛んだんですけどね」

その言葉に、なに? とマルの単車を覗き込む。

 

左のチャンバー(排気管)がない?

 

いや、俺ももう人生の半分以上、単車に乗ってるけどね。

つーかこの手の話も、確かに話には何度か聞いたことあるけどね。



走ってる最中に、ホントに排気管が落っこちたのとか、初めて見たよ、マルちゃん。



ま、正確には見てはいないんだけど。



うるせー! いいながら、マルは落っこちたチャンバーをカンカン引っ叩いて直す。

目撃者のZによれば、走ってる最中にカランカランと、いきなりチャンバーが落っこちたんだとか。

んで、落っこちたチャンバーを自分で踏んずけて、ぶっ飛ばしたんだと。



いや、笑ってるけどZ、それ、笑い事じゃないから。

後ろ走ってたんだろ?

飛んできたチャンバーがぶつかる可能性って、凄く高かったんじゃないのか?



「あー、惜しかったなー。ちょうど十秒くらい前に録画やめた直後だったんだよなー。もう少し撮っとけばマルさんのチャンバーがぶっ飛んでいくシーン、 動画で録画出来たのに。残念だなぁ。すげぇ悔しいっ! 俺、報道カメラマンの才能ないなぁ」

ないかもしれんが、そのキモの太さなら、人生的には何の問題もないと思う。

 




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その後、温泉につかってメシくって昼寝しようと、この間行ったスーパー銭湯みたいな温泉に繰り出した。

が、当然のことながら、ここも紅葉客でごった返している。

案の定、飯は食えても昼寝する場所はない。



じゃあマルんちまで帰って、撮ったビデオでも見るか。それともこのまま家に帰る?

Zはマルんトコ寄ると、「晩飯に間に合わないなぁ」なんて言ってる。

俺もだりーから帰るかなぁ、なんて言いながら、温泉場の外に出るってえと。

 

雨。

 

全員、思わず脱力だ。むしろ魂が抜けた呆け面だ。

つーか、今日は大丈夫で、明日降るって言ってなかったか、天気予報?

と気象予報士に悪口雑言を浴びせながら(主に俺が)。



こうなったら高速に乗って帰ろうと言うことで、沼田インターから関越道に乗る。

小排気量車で、雨の中走るってのは、非常に体力を使う。

おまけに三人とも時代物の単車。



濡れた高速道路で、雨に視界を奪われながら。

俺なんかはメットの中でヒーヒー悲鳴を上げながら。

走る、走る、走る。



雨で冷え、風で冷え、身体ががちがちに固まってくるのが、良くわかる。

固まってるなぁと思って脚を伸ばそうとすると、すでに伸ばせないくらい固まってる。

まさに苦行。



こんなの続けたら、俺、きっといい僧侶になれるだろうね。(なれません)







いつの間にか、マルやZともはぐれ、三芳SAで給油した以外は、わき目も振らずにひたすら走る。

歯を食いしばって、淡々と距離をつぶす。

んで、やっと、ようやく、ほうほうの体で高速を降りた。



明日も雨だって予報だったから、SDRで通勤するのはイヤだなと思った俺は。

自宅じゃなく整骨院に帰って、そこでVTXに乗り換える。

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なんだかんだで、今回は、帰りの道中が一番キツかった。



「あーやっと楽できるなぁ……って、デカっ! 重っ! なんだこれ」



なんだこれって俺の単車なんだけど。

一日、SDRに乗りっぱなしで、しかも高速で長いこと雨風にさらされて身体が固まっちゃったのだろう。

VTXに乗った瞬間、なんともいえない違和感を感じる。



いや俺、普段ひどい単車に乗ってるんだね。

重すぎだ、これ。

でかいし、取り回し悪いし。



ま、SDRと比べたら、たいていの単車はそうなんだけど。

VTXは特にでかいのが売りみたいなところもあるから、余計に重く感じた。

こんな重たい単車乗ってるのは間違いなくキチガイだ。

つって30メーターも走ったら慣れたけど。



やっぱでかいのは楽だ。どっちだよ。




 

てな感じで、第三回ちっちゃいもん倶楽部はこれにて終了。



動画はそのうちアップする。

けど、俺の『そのうち』なんざ待っちゃいらんねーてな短気の貴兄に於かれましては、

Zのサイトに上がってるから見てみるといいと思う。



俺の夜逃げ姿が見られるから。



もうすぐ冬になるけど、ちっちゃいもん倶楽部もでっかいもん倶楽部も、まだこれから。

路面凍結するか、雪が降るまで、走るのだ。

雪が降ったら、スキーだねv(^。^)

 
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# by noreturnrydeen | 2005-11-04 18:34 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
 
 
(前編はこちら)


「広れぇ! きれいー! 気持ちいいー!」



伊勢湾岸に入るなり、俺はメットの中で吼えた。

一車線がだだっ広いのに、それが三車線。

そして、ガラガラなのだ。


地元のおーがに言わせると、「使い勝手はいいんだが、高い」らしいが、

東名で火のついた俺らには、金よりもこの広さと空きっぷりがご機嫌。

笑うくらい広い道、三車線を目いっぱい使って突っ走る。



最高だなぁ。

気持ちいいなぁ。

みんなもっとぶっ飛ばせばいいのに、もったいないなぁ……



って、おやおや、なんだよ。生きのいいのがいるじゃねえか。

ハイビームくれながら、小生意気につっかってきやがる。

よ~し、見てろよ? 今、その生意気なハイビームを後悔させてやるからな?



ついでに、その派手な赤いランプも。



赤いランプも……

 

 

赤いランプ?

 

 

ふと見りゃ、マルのやつはとっくに気付いて、さっさと速度を落としてやがる。

相も変わらずのスーパー裏切りモノ。



しっかし……こりゃ、ヤべえなぁ。

180以上は間違いなく出てたもんなぁ。

くっそ、参ったなぁ……とハンパに迷ってるから、車速が落ちない。



後ろの車は、なんだかスピーカーと身振りでいろいろ言いながら、バシバシパッシング。

そのうち業を煮やしたのだろう。

追い越し車線からぶっ飛んできて、俺の前に入った。



車窓から水色の長袖を見せながら、横柄な態度で横に寄せろといいやがる。

(んだよ、偉そうに。つーか、どーせメントリは確実なんだよな……)

メントリ(メンソールトリートメント)確実=これ以上マイナスはないということなワケで。






俺が決断を下すまで、およそコンマ二秒。

ぼるるるる……と回転の落ちていたエンジンが、突然、

ばるばるばるばるばるっ! っと爆音を上げ始めた。



今度は、マルと遊んでる時の比じゃない。

なんたってメントリ(面前焼鳥)を賭けた賞金レースなのだ。



勝っても賞金でないのに、負けると賞金払えってんだぞ?

そりゃ、負けるわけにはゆかなかろう?



つわけで、アクセルも千切れよとばかりに、俺はひたすらかっ飛ばす。

200を越えたあたりから、ヒヨヒヨ頼りなくなってくるフロントの手ごたえ。

めげずに、さらにアクセルを全開に固定。






そのうちハンドルがふるふる震えだした。

これ以上続けると確実に飛ぶ、その寸前のところでバランスしながら、ひたすら開ける。

が、彼らは驚くほどしつこい。



こうなってくると、道が広くて空いてるのが、逆に大きく仇となってくる。



どこのフライデーですか? ってくらいパシパシとパパラッチのパッシングを浴びつづけ。

前の車にどんどん道を開けてもらいながら。

まるで緋色の絨毯をゆく王族のごとき俺の神々しい姿。



うん、言い過ぎた。そんなたいしたものじゃない。



 


そのうちあきらめたのか、それ以上出せないのかわからんが、

彼らの姿が、ようやく見えなくなった。

まさに、機は熟したわけだ。



俺はすばやく車線変更すると、四日市の文字を見つけて、そのインターからさっさと降りる。

後で確認したら、『みえ川越IC』とかそのあたりだったようだ。



後ろを確認しながらインターを降り、一般道へ出る。

路肩に単車を停めて、一服しながらおーがに電話。

「もう近いから、そのまま走って来い」と、道順を教わる。



ところで、俺は自他共に認める、天才的な方向音痴で、

その上、己の下した決断に、無駄に巨大な自信を持つ性癖がある。

それを知っているおーがは、『道、わかったか? 大丈夫か?』と心配そうに、何度も確認する。



そう言われ続けると、なんだか逆に自信がなくなってくる、メンタルの弱いかみさん。

「わかった……かなぁ」などと微妙な返事をしながら、言われたとおりに走った。

んで、しばらく走って指定されたホームセンターの駐車場で、無事におーがと再会。



しばらくすると、はぐれた薄情者のマルもやってきた。






三人で酒を買い込んだ後は、おーがの家へ。

そこでナオミやおーがの嫁さん飼い主様、その愛息UKTと合流し、昼飯を食いに出る。



亀八食堂は、鈴鹿へ来るレース関係者なら、みんな知っているという有名な食堂……

とは名ばかりの、ごった煮みそ焼き肉屋だ。

と言われても、よくわからんだろうが、心配ない。

俺も詳しいことはよくわからんから。



大量の野菜を、ふちのある鉄板の上にぶちまけて、その上に注文した肉を全種類、一気に載せる。

そこへ、甘めだがすごくうまみの深い味噌をどかっと盛る。

あとは、野菜から水が出てきたら、すべてをがつがつと味噌に絡めて、肉に火が通ったら食うだけ。



基本的にはこれだけのことなんだが、も、驚くほど美味い。



どのくらい美味いかというと、俺とマルが二人して、

「また亀(かめ)っちゃおーぜ?」だの、「思い立ったら突然ココに来て、八(はち)っちゃう?」だの、

新しい動詞を作っちゃったくらい。



って改めて書くと、悲しくなるくらいバカだね、俺とマル。

 




腹いっぱいになったところで、鈴鹿サーキットへ。

おーががF1のチケットを持っていたので、みんなでF1の走りと爆音を楽しむ。

すんごく不思議なチケットだったけど、それについては誰かが書くと思うので割愛。



そのあと、走行動画用のビデオを、ハンドルに固定するための部品を買いに、南海部品へいく。

ウチの地元のライコランドとまではいかないが、それでも充実した品揃えだった。

だが、ハンドルにカメラを固定する、商品名『写助』は取り扱ってないということで、ここで動画撮影を断念。



あっさり帰ることにした。

いや、ほかのパーツを使うとか、ホームセンターに行くとかの意見も出るには出たんだが。

当の本人、つまり俺の心はすでに『酒』なわけで。



もう写助も佐助もどうでもいい。






おーがん家の近所の酒屋で、三重の地酒と焼酎を買い込み。

レッツ宴会!

……のはずが、いざ行ってみれば、動かない単車を見つけて、ごそごそと動き出す俺とマル。

当然、おーがも乗っかって、三人でおーがの持ってた不動のスクータ、「パル」の分解修理に取り掛かった。



そのうちマシン好きの飼い主様もやってきて、ああでもない、こうでもないと、いじくりまわす。

だが、パルのやつはうんともすんとも言わない。

飼い主様の愛車KPのヘッドライトで手元を照らしながら、いろいろとやってみたのだが、よくわからん。



なので、入れ違いにおーが家を訪れるZRZにすべてを託し、とっとと切り上げる。

つーか、何でもかんでもZに託しすぎだ俺ら。






よし、それじゃ今度こそ、宴会っ!

と、またまたその前に、飼い主様の作ってくれたカレーを食わなくちゃならん。

なんたって今回の三重行きの、もうひとつの大イベントといっても過言ではないのだから。



コレを食わずに、帰れるものかっ(帰れます)。



おーが、俺、マル、UKTの四人の子供は、カレーのスプーンを持って待機。

(UKTにはカレーは辛すぎるので、彼だけは別のものだったが)

準備ができたら、いざ、出陣。

しばらくは、バクバクとカレーを食う音だけが、おーがの家にこだまする。



ぱくぱく、もぐもぐ。



飼い主様いわく、「下手すりゃ戦前から使われているお皿」に、これでもかと盛られたカレー。

マルのが普通盛りで、俺とおーがのが大盛り……

らしいのだが、マル用の『普通』がすでに一般的な大盛り



俺とおーがの皿にいたっては、何とか盛りじゃなくて、普通に二杯分。



飼い主さま、わかってる。

で、激ウマのカレーを動けなくなるまで食ってから、ようやく宴会に突入。

つってもお腹いっぱいだから、そんなに酔っ払うわけじゃないけど。







「酒を飲むのは、(前回会った)ゴールデンウィーク以来やわ」

と言うおーがと飼い主様はちょっと赤くなっていたが、俺、マル、ナオミ、UKTはほぼシラフ。

や、UKTはもちろん完全にシラフなんだが、テンション的には一番酔っ払ってた。



飲みながら、スキーの話で盛り上がる。



俺は五年、マルもそのくらいやってない。

が、スキーはどっちかっていうと得意な方なので(スピードを出すのが)、

「どこに行こう?」とか、大いに盛り上がりを見せる。



約一名、乗り気じゃないヒト(N)もいたが、まあ、日本は民主国家なので、特に問題なし。

冬にはスキーオフをやろうと話は決まり、さすがに眠くなってきたので、みんなで雑魚寝した。

こうして、二日目の夜は過ぎていったのである。

 

 



三日目、月曜日

マルとおーがは寝起きが悪い。

マルは昔、俺のアパートに転がり込んで住み着いてたときも、前の晩、「明日仕事の面接に行く」言ってたはずが、朝、俺が起こしてやってから仕事に行き、昼休みに帰ってくると、まだ同じ場所で、同じ姿勢で寝てたりしたくらいのダメ人間。



そしておーがは、起こしに来てくれた弟や妹に傷を負わせ、

「お兄ちゃんを起こすの、もういやだ」

とまで言わしめた、キチガイ。



ちなみに俺はイメージほど寝起きは悪くない。

むしろ休みの日は、無駄に早起きな小学生メンタルの持ち主だ。






でまぁそんな寝起きの悪いバカどもだが、前の晩楽しかったせいか、比較的、素直に起きる。

もちろん、一番早かったのは、UKT二歳バイク好き男子。



みんなで布団を片付けた後は、飼い主様の入れてくれたコーヒーを飲む。

飼い主様に、『コーヒー飲む?』と聞かれて、若干一名、『カレーを飲んでコーヒーを食う』とかほざいた、

ちょっと可哀想なヒトがいたおかげで、二日目のカレーもいただくことができた。



可哀想なヒト、もとい、この家の主人を筆頭に、またもがつがつとカレーを食う。

言っても二日目のカレーだからね。不味いわけがない。

危なくお代わりしそうになる、もう一人の自分と戦いながら、朝から元気にヒートアップ。



今日は帰らなきゃならないから、おーがや飼い主様ともう少し話したり、UKTと遊んどかなくちゃ。

てなわけで、体力のカタマリ、UKTと遊ぶ。

 

と、なにやらやけに、隣の部屋が静かだ。

なんだ? と思って見てみると、なにこの電脳家族。

ナオミはDSやってるわ、マルとおーがはPS2で空中戦してるわ。



んで、その様子を呆れながら眺めつつ、ふと振り返れば、

UKTはUKTでバイクのビデオを見ながら、うれしそうに、

「ぶ~ん、ぶぅ~ん!」

と叫んでいる。


彼は基本的には奇声を発したりしない。

子供嫌いの俺が珍しく好きなくらい大人しい子なのに、バイクの話になると人格が変わるのだ。

非常に将来有望な若者であることは、間違いない。若者つーか二歳児だけど。







やがて、その二歳児とメンタル的には同級生のマルが、



「あー! 帰りたくねーよ!」



などと吼え始めたので、おや、もうそんな時間か、と顔を上げ、そろそろ帰る準備をすることになった。

帰るとなれば心配なのは天気だが、俺の脳内お天気レーダーでは、雨は降らないはず。

なんだが、みんなが降る降ると力説するので、雨の準備をして、単車にまたがる。



と。



ぱらぱらぱらぱら……

とたんに雨が降り始めた。

頼りにならないレーダーもあったものである。

 

「マルよー! 帰りはゆっくり帰ろうな? 雨だし、危ないから」

「おめーが言うな! クソかみ。おめーが雨の中で馬鹿みたいにすっ飛ばすとか、いつも先にやり始めるんだろうが! 俺はやんねーよ。雨降ってんだから、こえーもん」



などと、ウイットに富んだフレンチジョークのやり取りをしつつ、別れのときが来る。

おーがと再会を約束し、マルと「安全運転で帰ろうな?」と約束して帰路へ。



今度は320キログラムの鉄塊の押しすぎで、貧血起こさなくていいよう、高速に乗る前にガソリンを入れ。



準備万端、後はさくっと明るいうちにできるだけ距離を稼ぎ、帰るだけ。



「遠足が終わっちゃったよー! 帰りたくねーよー!」

などと吼えるバカとともに、『みえ川越』から思い出の伊勢湾岸道路に乗る。

とたん。



フォォ~~~~ン!

消える、マル。

何が『雨だからこえーだ』バカ。



ま、ああ言う大法螺ふきのキチガイは放っておいて、俺はあくまで安全運転に徹しよう。

楽しかったこの三日間の思い出を堪能しながクォ~~~~ン! 堪能させろよっ!

くそ、もうアッタマきたっ!



幸い、雨もほとんど降っていない。

場所によっては乾いているところさえある。

俺とマルは半乾きの伊勢湾岸道路を、全開でぶっ飛ばす。






しばらく走って、豊田ジャンクションから東名に乗ると、突然、降ってきた。

雨ざんざん、単車に身体に突き刺さる中。

リアタイアから真っ白い水しぶきを上げて、俺とマルは東名を走る。



そのうち、連休帰りの車が混みだし、そこそこ多くなってきた。

「ま、しょうがねえよな」

幸い、みんな100キロから120キロのペースで走ってる。

だから、それほどストレスもないし、車の流れと一緒に走ってもそれほどフォォォォォォン!



流れに乗るとか、学べよクソマル!

メットの中で突っ込んではみたものの、行かれれば行きたくなる悲しいサガ。

結局、雨だからとか『さっき散々言ってた話』は全部フォーマット。



再インストール後のまっさらな俺とマルは、基本的には『死なないよう』に、多少は押さえ気味で走った。

つっても、いつも通りいつものごとく、俺が休もうとするとマルが、マルが休もうとすると俺が。

前に出て引っ張るもんだから、結局、牧之原SAまで、あっさり到着してしまった。






牧之原でおーがに連絡を入れ、ガソリンを入れる。

一向にやむ気配のない雨の中を、今度は足柄まで一気に走り。

最後のガソリンを入れて、あとは家までノンストップ。



と言うところで、ついに渋滞につかまった

ここは先に飛ばし始めたマルが責任を取るべきだと、誰もが思うところだろう。

当然、俺もそう決定を下し、マルを前に行かせる。



渋滞時のすりぬけは神経を使うので、前と後ろじゃ、疲れ方が違う。

心のどこかに、俺よりもマルの方は70キロくらい遠いんだよなぁ、とか俺らしい優しいさが浮かんでくる。

が、ここは鬼に徹する。



なぜなら俺には帰ってから、ツーレポと言う重労働が控えているからだ。



海老名SAあたりで一度渋滞が途切れる。

だが、その後もそこそこの混みっぷりは、さすが東名→首都高のゴールデンコンビ。

早く外環と東名、つないでくれよ、マジで。



首都高をすり抜けるころにはマルも結構キレてて、『行けんのか? 行けますよ』的にガンガンすっ飛ぶ。

当然、俺も、それほど疲れてないのをいいことに、マルのラインをトレース。

首都高、ご近所迷惑物語。



東北と常磐の分岐でマルと別れ、加平PAで小便をした後は、ホントに本気のノンストップ。

一気に帰ってきて、風呂に入り、おーがに電話して、今、ようやく現在に追いついた

走るのより、ツーレポの方が疲れた。



 



てなわけで、マーマレードスプーンイン三重もこれにて終了。

楽しくて、熱いツーリングだったよ。

最後に〆として、さっき電話でしゃべった、マルとの結論を記しておこう。

 

「なんだ。近いじゃん、三重県」

 

道路が凍る前に、さて、次はどこへ行こうか?





 
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# by noreturnrydeen | 2005-10-11 18:41 | でっかいもん倶楽部 | Trackback

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