<   2015年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

 
 
エアを抜いて獣道の走破性を上げられたり、パンクしてもある程度は自走できたり。

いろんなメリットはあるが、それら以前に。

とにかく欲しくなった、つけてみたくなったので、ビードストッパーを買った。

e0086244_14521357.jpg
ダンロップのラバーロングタイプ。

金属タイプじゃないのは、二つ付けるから強度より軽さを優先したため。



パワーのないKLX125なのに二つ買ったのは、もちろん、あれをやってみたいからだ。

「空気圧=大気圧」 いわゆるリアタイアの大気開放を(・∀・)

0.5kg程度でもあんなに地面を食ったんだから、なんかどこでも登れそうじゃん?(勘違いです)



空模様が怪しげな昼休み、月末月初の書類仕事を放り出して、エリック牧場(職場ウラ)へ。

e0086244_14522626.jpg
ジャッキアップしてリアタイアを外したら、早速、ホイールの加工に移る。



e0086244_14523390.jpg
ビードストッパーのねじ外径は8mmだったが、そのサイズのドリルを切らしてたので、10mmであける。

チューブタイアだからエアが漏るわけじゃないし、多少の誤差は問題ないだろう。

あってもまあ、自己責任だし、命までなくすほどのものじゃないしね。



e0086244_14524082.jpg
タッピングスプレーを吹きながら、エアバルブより120°くらいずれたところへ二つ穴をあける。

「エアバルブの側とその180°反対側」っていう開け方もあるみたいだが、俺はこっちを選んだ。

バランスとか考えたわけじゃなくて、なんとなくタイア交換がやりやすそうだと思ったから。



e0086244_14525013.jpg
取り付け完了。

これでリムにタイアが固定され、タイア(と中のチューブ)がずれてしまう可能性が少なくなった。

KLXのパワーの少なさを考えれば、エアがゼロ近くても、たぶんずれることはないだろう。

つっても、このタイアは残り少ないから、次のケモん時は新しいタイア履き替えないとだめだろうけどね。



e0086244_14530462.jpg
テストランしてみると、思ったよりバランスは気にならなかった。

俺のKLXはファイナルがショートだから、トップ90キロくらいしか出ないしね。

通勤用にエアは規定値なんで実感はできないけど、気分的な安心感が素晴らしいwww



だいぶん涼しくなってきたし、そろそろまた山の中を走りたいね。



そんな感じで、ごきげんよう(・∀・)


 


[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-31 20:51 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
 
ユリシーズの方は、バッテリを純正に交換したが、すぐに上がって。

どうやら、充電されてない=レギュがコイルじゃねぇか? ってトコロ。

正直、ちょっと「やる気が失せた」ので、しばらく放置する。



んで、今日はKLXのチェーンローラーを交換した。

これはボルト外して交換するだけの、簡単作業だしね。

つーかコレだけ涼しいと、バイクいじる気になるよね。


e0086244_13374809.jpg
社外のローラー。純正より精度がいいらしい。



e0086244_13380208.jpg
外してみると、純正のローラー(回らない)は、だいぶ偏磨耗してる。

交換は、ウラ側のナットが共回りするので、それを抑えるのが位置的にちょっとメンドー。

それ以外はまったく手間のかからない、簡単な作業だ。


e0086244_13385027.jpg
新しいのと比較。

純正のは回転しないゴムブッシュみたいなもん。一方、社外はくるくる回る。

ボルト穴のサイズ、社外の方が小さいけど、これでジャストサイズだった。



e0086244_13414618.jpg
作業終了。10分かからないくらいかな?

特筆するような困難さも注意点も特にない、ホントに楽な作業。

通りがかった患者さんに、寝転がってんのを見られたのが恥ずかしかったくらい。



んで、帰り道に具合をチェック。

確かに走行時のガラついた音がなくなって、しゃらーっという連続音になった。

ま、体感できる変化はそのくらいかな。消耗品の交換だしね。



そんな感じで。



 
 

[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-27 12:49 | メンテナンス・カスタム | Trackback

アホほど暑い空の下で

 
 
だらだら降ってた雨が、ようやく小休止したようで。

そんじゃ、ちょろっとそこらへんを流してこようか。

つわけで、KLXにまたがり、走り出すかみさん。



何も考えずに16号へ乗って、クルマの列を縫ってゆく。

当初は「キャンプ道具でも見に行こうかな」と思ってたのだが。

空があんまり青いので、なんとなく川沿いを走りたくなった。



ひょいと左折して、途中ちょろちょろ寄り道しながら、利根川沿いの土手へ。

e0086244_21284693.jpg


e0086244_21290449.jpg


おさんぽ動画(1分24秒)



クソ暑さに辟易しつつも、青空が嬉しくてニコニコ走ってたのだが。

三時間ほど経ったところで、やっぱりケツ痛がひどくなってくる。

つくづく長時間の走行には向かないシートだ。



「あーも、痛てぇなくそ。も、戻ってユリシーズ乗んべ!ヽ(`Д´)ノ」



苦行に耐えながら走って、エリック牧場(職場ウラ)へ。







一週間か十日ぶりくらいだろう、ユリシーズを引っ張り出す。

e0086244_21291607.jpg
「ほったらかしててゴメンな? さあ、気持ちよく走ろうぜ」

つぶやきながら愛機へまたがり、エンジン始動、一速に入れて、リアブレーキを踏み……踏み……

「うそだろ? なんでよ?」



踏んでも踏んでも、手ごたえ(足ごたえ)がないのだ(´・ω・`)



「あーも、めんどくせぇな。ま、いいや。パッドなかったはずだから、ついでに交換しよ」



ブツクサ言いながら、ユリシーズを牧場へ戻し。

直射日光で熱を持たないよう、メットとリュック、プロテクターを院内へ。

それから、ストックしてあったパッドを引っ張り出して、工具やケミカルをそろえる。

e0086244_21292812.jpg
パッドのついでにフルードも交換し、エア抜きしたら手ごたえが戻った。



e0086244_21300091.jpg
リザーバの中だいぶん汚れてたけど、前に交換したの何時だっけか?

とにかく、ばっちり戻ったので、こんどこそ、意気揚々と走り出す。



5分くらい走ってコンビニへゆき、タバコのカートンを買い込んで。

「そうだ、先に晩メシの買い物を済ませて、それから走りに出よう」

いつもの通勤路を、いつものようにすっ飛ばしてもどる。






「今日は……よし、この『もやしマーボー』ってのにしてみよう」

バイクで5分くらいのスーパーへゆき、いろいろと買い込んだら、ユリシーズの元へ。

「荷物を置いたら、どこへ走りに出ようかなぁ」と妄想しいしい、セルを回した瞬間。



がぎょっ! ががぎょ! カタカタカタカタ……



うん、知ってる。これよく知ってる。

ついこないだも、この音を聞いたばっか

バッテリー端子が緩んでるか、バッテリーが足んねーときの音な。



「ちょっと放っておいたからってスネやがって。だが、お前のワガママには付き合わねぇぞ?」

e0086244_21301144.jpg
このあいだ買ったばかりのコンパクトスタータを取り出す。

「ふふん、ざまあみたらし団子。こんなときのために、新兵器があるんだよ!」

自分のバイクに、ドヤ顔で毒づきながら、セルスイッチをオン!



かしゅっ……かたたたた…………かしゅ。



「ちょ待てよ!」



スーパーの駐車場で、キムタクのセリフを吐くマイトガイ。






そこからは、バッテリ休ませようが端子を締め込み直そうがノーリアクション。

情けない悲鳴を上げるだけで、ひとっつも掛かる気配のないユリシーズ。

これはダメだと諦めがつくまで、15分くらいは頑張ったろうか。



「くっそ、バカシーズ! おめぇなんか、ぜってー売っ払ってやっかんなヽ(`Д´)ノ」



愛機へ向かって捨てゼリフを吐いたら、心なしか重く感じるリュックを背負い。

スーパーの袋をぶら提げて、とぼとぼと歩き出す46歳。

キチガイ沙汰の暑さに意識朦朧としながら、なんとか家まで帰りつく。






シャワーを浴び、ひと心地ついたところで、ユウヒに電話してスタータを借りる算段をする。

仕事帰りのナオミに受け取ってもらって、帰ってきたらタンデムでスーパーへ。

借りてきたスタータを繋ぎ、おそるおそるセルを回してみると。

e0086244_21302206.jpg
がしゅっ! ぶろろろろん!



一発始動。



「おぉ、すげぇなこのスタータ」

同じモノをユウヒんとこで購入すると心に決めた俺は。

機嫌を直した愛機にまたがって、柏の街を走り出したのだった。





くっそ、マジで増車してやっかな(`・ω・´)
 
 
 
 
 

[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-22 23:25 | 雑記 | Trackback

KLX125 リアチューブ交換

 


つわけで、リアタイアのチューブを交換する。

せっかくなので、「ツーリング中のトラブル」を想定して作業してみよう。

なお今回はろろちゃんが「写真係」をやってくれた(・∀・)



まずは「ツーリング中」設定によって、ジャッキや箱はつかわず。

e0086244_12131953.jpg
その場にバイクを寝かせる。

寝っころがった愛機に、「おぉ、それっぽいwww」とテンションが上がってきた。

んで、作業しようとして……苦笑しながらろろちゃんと顔を見合わせる。



「こっちに倒したら、アクスルシャフト抜けないよね」

e0086244_12132604.jpg
反対に倒して、あらためて作業開始。



e0086244_12133293.jpg
アクスルを抜いてタイアを外す。


e0086244_12134011.jpg
エア抜けたまま延々走って来たので、すでにビードは落ちてる。

チューブ噛み込みに気を使う必要もないので、レバー突っ込んでガンガン外そう。

暑いからとっとと終わらせなちゃ。



e0086244_12134577.jpg
新しいチューブを用意したら、作業しやすいように、携帯ハンドポンプでちょっとだけ膨らませる。

が、携帯ハンドポンプでエアを入れるのは、とてもしんどいしメンドい。

「やれなくはないとわかったから、あとは大きいポンプを使おう」と、早速ヘタレるマイトガイ。



と、ろろちゃんが「かみさん、おもらししてるよ」と笑う。



e0086244_12134952.jpg
ま、そらそうだよねwww

とりあえず車体を起こし、スイングアームを利用して立てておく。

危なっかしいので、ろろちゃんが抑えてくれててた(・∀・)



e0086244_12135672.jpg
新しいチューブにシリコンスプレーを吹いて突っ込んだら。



e0086244_12140488.jpg
チューブを噛まないよう慎重に、ホイールへ組み込む。

小さくてやわらかいタイアなので、ほとんど素手ではめ込める。

最後の10センチくらいだけ、レバーを使って突っ込んだ。



e0086244_12141434.jpg
ヘタレかみさん、大きい方のハンドポンプで、エアを入れてゆく。

チューブタイアだとビードなんか上がんなくても大丈夫。

そのまま走ってれば、そのうち勝手に上がるから。



さて、あとは逆の作業で組み込んでいくだけだ。

e0086244_12141995.jpg

e0086244_12143241.jpg
この状態でホイールを組むのは初めてだったから(たぶん)、思ったより苦戦した。

特にホイールのカラーが落っこちちゃって、キャリパーサポートと位置あわせが大変。

ビューエルさんなら、カラーなんてないから楽なんだろうけどね。



ビューエル「寝っ転がしてタイア交換する状況」なら、レッカー呼ぶけどね。






そして、アクスルを差し込む作業といえば……

e0086244_12142760.jpg
やっぱりこうなるwww



ようやくアクスルを締め込んで、これで終わりだとチェーンを掛けようとしたら。

こないだ調整したばかりだったので、チェーンが突っ張ってはまらない

しばらく虚しい戦いを続け、繰り返し失敗するのを、横で見てたろろちゃん。



「かみさん、急がば回れだよ」

「……そだね」



いったん家の中に戻って水を飲んだら、軽く熱中症だったことに気づいた。

e0086244_12143633.jpg
とにかく、夏は水分補給が本当に大切だ。



涼んで元気になったら、あとは戻ってアクスルを緩め、チェーンを張りなおして終了。

キーオンしてエンジンをかけ、近所を軽く走ってテストも終わり。

e0086244_12144101.jpg
<移動三角木馬> KLX125が復活した。

つっても明日は雨っぽいから、たぶん家でだらだらしてるけどね。

そんな感じで(・∀・)



 
 

[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-19 12:53 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 

さあ、夏の休みはKLX125で「東北トコトコ林道ツーリング」だ。

まずは榛名で山賊宴会に参加して、翌日からそのままガッチリ北上し。

林道を探して走りながら、のんびり南下してこよう。



そのために、林道マップもブックマークしておいたしね。



林道を走るなら、できるだけ軽い状態でアタックしたいのが人情だろう。

つわけでKLXに積む荷物もかなり減らし、今回はコットも持っていかない。

いつも数冊持ってくる地図も、今回は携帯に任せることにした。



並々ならぬ決意を胸に、それじゃあ早速、出発しようか!






走り出してすぐ、あまりの暑さで早々に音を上げつつ。

最短距離で榛名へ向かうはずが、ほとんど無意識に道を外れて利根川沿いへ。

土手まであと少しってところで、ようやく道を間違えたことに気づくマイトガイ。

e0086244_11030098.jpg
スタート30分でルートミスとか、早くも暗雲が立ち込める。



「ま、せっかくだからダートを走ってから行こうか」

気を取り直して、利根川沿いの土手道をすっ飛ばしてゆく。

おっと、車体が振られてハンドルが取られた。まだ荷物が重いのか。

e0086244_13305560.jpg
感覚的には、「車体の後ろ半分が遅れて付いてくる」感じに、少し鬱陶しさを感じつつ。

「でも、これで慣れておかないとな。アチコチの林道を走るんだから」

わざと蛇行したりして、挙動を確かめながら、ダートゾーンを通過。



川を越えて国道354号へ乗ったら、あとは群馬まで一直線。



と言いたいところだが、もうすでに限界が近い。

なんのってケツの。

「三角木馬」の異名を持つ前期型KLX125のシートが、俺のケツを容赦なく蝕(むしば)む。



「うっわ、マジかこれ。こんなんで何日もツーリングできるんかなぁ」



ケツ痛と腰痛にさいなまれながら、弱気なせりふをつぶやくマイトガイ。



e0086244_11034156.jpg
お約束どおり、高崎市外で軽く迷子になりながら、県道28号を見つけ。

悪魔的にちんたら走る観光ドライバーに泣かされつつ、なんとかお山を越えて榛名湖畔へ。

同じく観光客でごった返す南岸を抜けて、無事、榛名湖北岸のキャンプ地へ到着。



「ケ、ケツが割れる……」



バイクから降りるのもひと苦労だ(´・ω・`)






キャンプ地にはすでに、eisukeさんが到着していた。

アイサツしつつバイクを停めて、早速、荷物をおろし始める。

そのとたん、俺の頭にポツリとぶつかる水滴……

e0086244_11034816.jpg
あっという間に、景気よく雨が降り始めた。土砂降りだ。

もっとも、こっちは4時間ものあいだ、延々と太陽に照らされて熱中症気味。

突然の雨で一気に下がった気温が、かえってありがたいくらい。



e0086244_11035408.jpg
eisukeさんが「濡れるから車に乗ってれば?」言ってくれるのを、かたくなに固辞する。

いや、ほんとに雨が気持ちよくて、ちょっと当たっていたかったのだ。

それから「テント代わりの蚊帳」を張って、荷物を中に突っ込み、買い物袋からビールを引っ張り出す。

e0086244_11040339.jpg
容赦なくざんざん降ってる雨音をBGMに、それじゃあまずはいただきます!






到着をSNSで報告したり、のんびりと雨見酒を決め込んでいると。

どうやら、少し雨足が弱まったようだ。

カメラを首にぶら下げ、片手に缶ビールを持ったまま、ふらふらと歩き出す。

e0086244_11041016.jpg
榛名湖から蒸気が上がり、全体的にぼんやりと曇った景色を眺めてると。

eisukeさんもクルマから出てきたので、「とりあえず荷物を移そうか」という話になる。

本当に狙ってた場所にはデイキャンパーらしき人々がいるので、暫定的に場所を決めた。

e0086244_11043445.jpg
前にダチの「しき」が愛犬を連れてやってきたとき、最初に宴会場とした場所だ。

写真の奥、人が群れてるあたりが、本当に狙ってた場所。

ま、結局デイキャンパーはデイキャンではなかったので、宴会場は別んとこになっちゃったけど。





イスに座ってビールを飲みながら、eisukeさんとのんびりすごしてると。

ぶろろろろっ! っとバイクのエンジン音がして、目の前を通り過ぎる。

何気なく眺めてたら、そのバイクがUターンして戻ってきた。



「あれ? 参加者かな? だれだろ? あんなモタード持ってるヤツいたっけ?」



e0086244_11045982.jpg
やってきたのは、瞬殺の酒飲み(殺すのは自分)こと、銀星だ。

パパになり、ますます時間が取れなくなったヤツは、それでもやはり単車乗り。

いつの間にか買ってたXR250モタードから降りて、ニコニコにながらヘルメットを脱ぐ。



かみ 「おぉ、銀じゃねぇか、久しぶり! なんだ、買ったんけ」

ぎん 「はい、買っちゃいました!」

かみ 「モタード、面白いよな」

ぎん 「はい、ひらひら走れて、めっちゃ面白いです!」



久しぶりの再会にニヤついていると、向こうから低いエンジン音が聞こえてくる。

e0086244_11051546.jpg
茨城からBMWをすっ飛ばしてきたのは、おなじみ、よしなし先生だ。



よし 「かみさん! 何してくれてんすか!」

かみ 「なにがだよ」

よし 「高速おりて、ワインディングだーって思ったら、入り口からフルウエットじゃん!」

かみ 「ぎゃははは、知らねーよ!」



すっかり、「雨はかみのせい」が定着してしまっている(´・ω・`)






しばらく湖畔でバカ話してたら、先述したように少し広い場所へ宴会場を移す。

e0086244_11052510.jpg
eisukeさんによって焚き火台やランタンがセットされ、今宵の宴会場所ができあがった。



e0086244_11053297.jpg
バカ呑みして速攻酔っ払うスピードドランカー銀星は、前回の教訓から酔う前にテントを準備。

その銀に、「フライシートなんか要らねーよ。今日は雨なんか降んねーから。暑くて死ぬぞ」とアドバイス。

天気予報は降らないって言ってるからね。やさしいよね、かみさん。



一方、旅のエキスパート、よしなし先生の方は。

e0086244_11053823.jpg
シュラフとコットのみで、蚊帳さえ使わない、男らしいセッティング。

潔(いさぎよ)く「DEET100%の強力虫除けを信じる」コトにしたらしい。

ま一応、シュラフにバグネットは付いてるらしいけど。



かみ 「なんか先生、誰かを狙撃するみてぇだな。緑にカモフラージュされてて」

よし 「撃ちますよ」

ホント、いろいろと男らしい人である(・∀・)



それぞれ準備したり酒を呑んだり、いつもの調子で好き勝手にやっていると。

e0086244_11055003.jpg
ろろちゃんが、クロスカブでやってきた。



かみ 「おー、ろろちゃんも、ちっちゃいので来たんだ?」

ろろ 「暑ぢぃよー! テネレ様バッテリーあがっちゃったよー!」

かみ 「ぎゃははは! なんでよ?」

ろろ 「この前のキャンプのあと、キーをポジションにしたまま放置してたみたい」



自業自得である。






全員がそろったところで、改めて乾杯したら、さあ、いつもの楽しい山賊宴会だ。



と、こないだ買った保冷缶ホルダーを、早速、忘れてきたことに気づく。

んで、使わないガソリンストーブの方を持ってきちゃってたり。

ろろちゃんは、出る間際のトラブルでイスを積み忘れてるし。



どうもこの日は、自業自得のファンタ(うっかりミス)が多かった

e0086244_11120921.jpg
ろろ 「かみさんは、明日からツーリングかい?」

かみ 「そだよ。東北の林道を走ってくる」

ろろ 「やめな、やめな! 家で冷房に入ってた方がいいよ! 暑いしつらいし死んじゃうよ」

かみ 「ぎゃははは! なるほど、自分が熱中症気味でつらいんだね?」



バカ話しながら酒を呑んで、湖畔の景色を眺めて。

雨のおかげで、吹く風も涼しく心地いい……のだが、どうも具合がよろしくない。

ろろちゃんを笑ってたが、俺も熱中症気味のようだ。



「うーむ、何だろう。連日の疲労が出たのかなぁ」



休み前の仕事がクソ忙しかったからか、はたまた原付で長いこと太陽に炙られたからか。

すっきりしない感じで、それでも意地汚くビールを引っ掛けながら、ダチとの会話を楽しむ。

どうせそのうち楽になるだろう。



ならなかったら、わかんなくなっちゃうくらい呑むだけだ(・∀・)



e0086244_11121615.jpg
イスを忘れてレジャーシートの上に腰掛けるろろちゃん。

1.5時間で到着のはずが、3時間オーバーも陽に焼かれ、熱中症と疲労ですっかり沈みがち

そんな俺とろろちゃんの「元気ないっぷり」を、先生が笑ってからかう。先生なりの気遣いだ。



妙に気を使われるより、俺はこう言う方が好きだし、性に合う



e0086244_11122247.jpg
相変わらずハイペースで呑んだくれる銀はニコニコと笑い、eisukeさんは鍋でモツ煮込みを準備してる。

「いつものとは別だ」というモツ煮込みは、ほろほろに煮込まれてて実に美味しい。

ふりかける七味も、青海苔の入った上州名物らしく、風味がモツにぴったり。



俺とろろちゃんは、いつものより、こっちのが好きかも。



と、疲労のせいか熱中症のせいか、不意に胸がむかついてきた。

eisukeさんには申し訳ないが、トイレ行くついでに、食ったものを吐いてしまおう。

ところが吐こうとしても、嘔吐(えず)くばかりで出てこない。



「まいったな、本格的に体調が悪い」



むかつきの残る胸を押さえつつ、戻るついでにちょっと写真。

e0086244_11131323.jpg
左から銀のXR、俺のKLX、ろろちゃんのハンターカブ。



眺めながら、この段階ですでに、ちょっとロングを続けるのがイヤになってきていた。

「遠くに行きたい」「知らない道を走りたい」気持ちより、「ケツが痛い」が先立ってるのだ。

それに何より、トコトコ「だけ」なのが、とんでもなく精神的にしんどい。



KLXでトコトコ長く走れたのは、「宴会やケモが待ってて、しかも一日二日だったから」のようだ。

気づいてから冷静に考えたら、ユリシーズでトコトコとか言ってるときも、100は出てた。

そう、「いざとなったら飛ばせる」から、トコトコなんて余裕があったんで、



トコトコオンリーは、俺の心が耐えられないみたい。





「ま、今は体調も悪いしな。明日になれば、元気も出てくるだろう」



ちいさく独り言ちて、湖畔へ降りてゆく。

e0086244_11172437.jpg
風は気持ちいいんだけど、空には厚い雲がかかって、ちょっと不穏な空気






なんとなく元気がないのを見透かされたのだろうか。

宴会場所へ戻ってみると、eisukeさんが焚き火の準備を始めている。

親の敵(かたき)のごとく着火剤を積み上げ、その上に炭起こしへ入れたマキを載せたら。

e0086244_11173195.jpg
あっという間に炎が上がり、あたりを優しく照らし上げる。

現金なもんで、炎を見た瞬間、一気にテンションが上がってきた。

やっぱ山賊には、焚き火が必須なんだなぁ(・∀・)



銀星も久しぶりの焚き火に、ニコニコと嬉しそうな表情を浮かべる。

e0086244_11173705.jpg
俺は痛んだケツを暖めながら、優しい暖かさが背中へしみこむのを堪能。

炎があたりを照らし、同じく沈みがちだったろろちゃんも元気になってきた。

相変わらずの爆笑トークで、みんなの笑いを掻っ攫(さら)う。



と。


ふいに表情を曇らせたろろちゃん。

「これ、なんの音? 電車?」

みんながポカンとしてるのを尻目に、しばらく考えたろろちゃん。



突然、大声を上げて立ち上がる。



「雨だよ! 湖の向こうで降ってる雨音だよこれ!」



そして、地獄が始まった。









驚いて立ち上がった俺たちは、やってくるだろう雨に備えて、散り散りになる。

テントの中へ荷物を仕舞ったり、間に合わないものは「雨の養生」をしたり。

俺も荷物を蚊帳テントまで運び、それからeisukeさんへ向かって叫んだ。



「eisukeさん、すみません! ブルーシート貸してください!」



それから同じくテントなし、小さなシートをかぶって雨をしのごうとしてる先生へ。

「いや、ぜってー無理だから。よしも一緒に、雨をしのぐ屋根を作ろう!」

つわけで、先生とふたり、どうにかブルーシートで即席のテントを作ってる途中……



ざーっ!



まさにバケツ、いや、風呂桶をひっくり返したような豪雨が降りだした。



ずぶぬれになりながら、なんとか仮宿を作った俺たちは。

e0086244_11174483.jpg
中へ逃げ込んで、ほっとため息をつく。奥に写ってるのは、クマモンのあぐらイスと先生の姿。

「先生、悪いね、着替えるよ。横でケツ出されんのヤだろうが、俺も好んで着替えるわけじゃねぇのだ」

と、先生の失笑を買いながら、すべてを着替えて、やっとひと心地。



そのタイミングで、先生に電話がかかってきた。

で、先生が電話を切るや否や、今度は俺に掛かってる。

相手はもちろん、数十メーター向こうでテントの中にいる、ろろちゃんだ。



かみ 「ぎゃははは! もしもーし!」

ろろ 「なにしてくれてんだよ!」

かみ 「またかwww 俺かんけーねぇwwwww」

ろろ 「50万よこせ! ツーリングセロー俺に買え!」

e0086244_11175022.jpg
ろろちゃんの傍若無人なイイガカリに大笑いする、かみさん。

赤いアロハにオレンジカモのハーパンという、ちょっとしたキチガイっぽいスタイルだが。

組み合わせや色使いなんかより今は、「濡れてない服」が最強なの(`・ω・´)



言ってもこれだけ土砂降りなら、きっと30分くらいで止むだろう。



そう確信した俺たちは、「まあ、まだ8時だしね」と余裕の笑顔で雨宿りライフを満喫し始める。

ネットで天気図を確認してみれば、雨雲があるのは本当にピンポイントでこのあたりだけ

長く見積もっても一時間くらいだろうし、それまでなんとか「仮設テント」で凌(しの)ごう……






降りも降ったり、二時間後。俺と先生が、「このまま一晩中ザーザーなのか?」と疑い始めたころ。



ブルーシートに当たる雨音が、本当にようやく、少し小さくなったような気がする。

「先生、ちょっと出てみっか?」「そっすね」

つわけで、じわーっとオモテに出てみた。

e0086244_11175671.jpg
ぱらぱらと小雨は降ってるものの、とりあえず大丈夫そう。

つーか、俺らの仮設テント、明らかに「ホームをレスした人々のアレ」っぽいね(´・ω・`)

それでも、あの狂ったような豪雨を凌いだんだから、やっぱブルーシートってすげぇや。



時刻は夜の10時。雨はだいぶん小降りになっている。



が、こんなもん絶対まるっきし完ぺきに信用できないので、今のうちにとっととトイレを済ませる。

それから置き去りにしてた水やビール、食料を引っつかんで仮設テントの中へ。

戻ってしばらくしたら、ばらばらばらっ! っと雨音が強くなってきた。



ほら、やっぱりな。



先生と顔を見合わせて(蚊帳のネットでよく見えないけど)、あきらめのため息とともに苦笑い。

それでも「11時には止むだろう」「日付変わるころにはきっと」などと、甘い夢を語りあう。

もちろん、今回のピンポイント爆撃は、そんなヌルいモノじゃなかったんだけど。



e0086244_11180294.jpg
0時を越えたあたりで、ようやく諦めのついた俺たちは。

「んじゃ、先生おやすみ」「おやすみなさーい」

雨音を聞きながら、深い眠りへと落ちていった。









翌朝、先生の声がする。

「かみさん、残念ながら今日も雨です」

「マジかよ、へこむなぁ」

e0086244_11181636.jpg
のこのこと起きだしてみると、小降りながらも雨は続いていた。

銀星はすでに帰宅し、他のみんなも軽く魂が抜けたような状態だ。

俺もぼんやりとしながら、ちんたら撤収を始める。



e0086244_11182695.jpg
クルマのeisukeさんは、みんなのゴミを持っていったり、撤収を手伝ってくれた。

ホント、いつもありがとうございます。

決して「クルマで来るのは反則」などではないと、奥様にお伝え下さいwww



e0086244_11183321.jpg
昨夜、俺と先生を守ってくれた英雄、eisukeさんのブルーシート。

重量はあってかさばるが、それだけに防水力はハンパない。

俺の人生で、ブルーシートにあれほどの頼りがいを感じたのは初めてだ(・∀・)



やがてeisukeさんが帰ってゆき、先生もGSに乗って去ってゆく。

「昼まで残って雨が完全に止んでから帰る」というろろちゃんにアイサツしたら。

俺も荷物満載のKLXへまたがって、のんびりと走り出した。



そして向かう先は、自宅だ。



どうにもケツは痛いし、蚊帳の小さな屋根ではわずかな雨でも凌げないと、思い知らされた。

そして天気予報を見ると、この先、ずっと雨が続く

ならば不快な思いで旅を続けるより、いったん帰って仕切りなおそうじゃないか。






片ケツだけシートにあずける曲芸みたいな乗り方をしつつ、榛名を降りて高崎を抜ける。

千葉茨城へまっすぐ続く国道354号へ乗って、ほっと一息ついたところで。

またもや、ヤケクソのような豪雨が襲ってきた。

e0086244_11194284.jpg
もちろんカッパは着てたので、「判断、正しかったな」と負け惜しみを言いながら走る。

偶然なんだろうが、ランダム再生してる音楽も、やけに哀しさをあおる曲が多いようだ。

ブルーズやメタルバラードを聴きながら、雨の中を淡々と走ってゆく。



やがて、利根川沿いまで出たところで。

「やっぱオフ車なんだから、オフロードを走ろう。トコトコじゃなくぶん回そう」

脳内会議での前向きな意見を採用し、利根川の土手沿いへ出るマイトガイ。

e0086244_11194624.jpg
その選択が「淤加美神(おかみのかみ:水神)」に評価されたのか、空もすっかり晴れてきた。



e0086244_11195857.jpg
土手の下に単車を停めて、カッパを脱ぐ。

「荷物のせいで挙動は少し不安定だが、せっかくだからガッチリ走ろう」

晴天とダートに、先ほどまでの気落ちっぷりも忘れ、すっかりご陽気なマイトガイ。



走り出しながら、大声で独り言ちる。



「あー、帰ったらみんなに謝ろう。ホントごめんなさい、自分を解ってませんでした。

俺に原付トコトコツーリングは無理でしたって。

山賊へ向かう半日が限界でしたって」






つわけで、土手沿いを景気よくすっ飛ばし始めた……のだが。

俺の不幸は、まだ、終わってなかった(´・ω・`)

神様が評価したとか、どの口が言ってんだって話だ。

(動画:約2分)



e0086244_11200415.jpg

e0086244_11201034.jpg
というわけで、すっかり意気消沈したマイトガイ。

車体をちょっと倒すたびヌルっと滑るリアタイアに、精神と体力を削られまくりながら。

時速30キロ以下、「強制的なトコトコ」で、柏へ向かって走ったのだった。





最後はともかく、途中のトラブルのほとんどは、ファンタ(うっかりミス)な準備不足。

旅慣れたせいだろう、いろいろとナメた結果の、自業自得だ。

反省し、初心に戻って、残りの夏休みを満喫しようと思う。



つわけで、とりあえずテント買ってみたよ(・∀・)b



e0086244_11201695.jpg



榛名山賊宴会 自業自得ファンタジスタ/了


 
 
 


[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-15 11:21 | エンカイ | Trackback
 

午前中の診察を終えて、さあ、いよいよ「待望の夏休み」に突入だ。

が、しかし、この段階になっても俺は、まだ決められないでいた。

Buell XB12X Ulysses<ユリシーズ> と、 Kawasaki KLX125。

e0086244_15545525.jpg
二台の愛機のどちらに乗って、夏のツーリングへ出発するのか? をだ。



どちらにしろ、「出発するのは明日」なので、今日は久しぶりに、二台のメンテナンスをしてやろう。

そう決めたマイトガイ、Tシャツを脱いで上半身裸、いつものカッコでエリック牧場(治療院ウラ)へ出る。

うぉ、今日も相変わらず、クソ暑いねぇ(´・ω・`)



んじゃ、まずはユリシーズのメンテナンス。

減ってきているフロントのブレーキパッドを交換してやろう。

まだ、使えなくはないけど、ブレーキとタイアはケチると命に関わるからね。

e0086244_15551279.jpg
アクスルを抜いてホイールを外し、キャリパーも外したらパッドを取り出して、まずは掃除。

ピストンを出してクリーナで掃除したら、今回はいつものグリスじゃなく、ナスカルブを吹いてみた。

それからピストンを揉んで、スムーズに動くようになったら準備完了。



e0086244_15551764.jpg
買い込んでおいたフェロードのパッドを取り出して、組みつけてゆく。



e0086244_15552308.jpg
キャリパーボルトやパッドピンも、綺麗に掃除してから、ナスカルブを吹いて組み付け。

あ、いや、キャリパーボルトだけは、カッパーコンパウンド塗ったけど。

さすがにココは、ね(・∀・)



e0086244_15552919.jpg
パッドが付いたら、ブレーキオイルもついでに交換する。

ココ最近はずっと同じ、最強のブレーキオイル「ワコーズSP-R」だ。

エア抜きして手ごたえがカチッとしたところで、ブレーキメンテナンスは終了。



e0086244_15553588.jpg
ホイールのベアリンググリスも、今回はナスカルブで統一。

それからレバー類の注油をし、動きを確認したところで「やる気エンジン」に火が入る。

フロントフリーにしたついでだと、フォークのクランプをいったん緩めて、全部まとめて締めなおし



それから、さらにイキオイで、外装を白い「まろやかフェイス」へ換える。



ハンドル周りがするすると気持ちよく動くようになったら、あとは元に組み戻すだけ。

組みあがったら、今度はタイアのエアをチェックして、ついでにチェーンへ注油。

何だかんだ、二時間以上かけて、じっくりとメンテナンスしてやった。

e0086244_15554138.jpg
ここまでやった段階で、ユリシーズで出かけようって方向へ、気持ちが傾いてきた。



e0086244_15555139.jpg
変わり映えしないけど、峠道をひらひら走るのは、やっぱり楽しいからね。


e0086244_15561120.jpg
エンジンをかけて車体がぶるぶると震えるのを見たら、もう、走りたくて仕方なくなる。

と。

ちょうどその時、俺のガンメンへ、ぽつりと水滴が落ちてくきた。



「うっわ、マジでか!」



叫びつつ、仕方ないのでユリシーズにスタンドとカバーをかけてやる。

カバーをかけながら、急速に気持ちがしおれてくる。

そういえば、ろろちゃんも「金曜から雨だよ」つってたっけ……



「こらぁ、KLXで出た方がよさそうだなぁ」



ま、こいつで行くかどうかはともかく、とりあえずメンテナンスはしようか。

つってもこちらは、特にやることもないので、各部の注油と消耗品のチェック。

さらにワイヤー類のチェックをして、どうやら大丈夫だと確認できたところで。



「こいつで出るなら、工具を用意しなくちゃならない」ことを思い出した。



こないだ片づけをしてて見つけた、カドヤのミルスペック・ヒップバッグ。

e0086244_15560111.jpg
これに工具やスペアパーツを放り込んで、KLX用のツーリング工具バッグにする。

それから、荷物をたくさん積むことになる=リアタイアに掛かる重量が増えるので、その養生。

準備しながら、だんだん、「ユリシーズへのあきらめ」が付き、同時にKLXで出る期待が膨らんでくる。



「ま、これはきっと、神様がそうしろって言ってるんだな」


e0086244_15560615.jpg
「二人乗り用」の標準値である、2.5キロまでエアを上げて、ぱんぱんになったリアタイアを眺めつつ。

工具やケミカルをぜんぶ仕舞って、ようやくメンテナンスを終えたところで、午後三時。

完全に気持ちが切り替わり、俺は口元を緩めながら、125ccの小さな相棒を眺めた。



つわけで今回は、KLX125で東北方面を走るコトに決めた。



細かい予定は決めてないが、とりあえず「ある程度、一気に北上」してみる。

んで戻りながら、各地の林道を検索しつつ、走ったことのない道を走ってこようと思う。

俺の人生で初の、「小型バイクで下道ロングツーリング」だ。



さーて、何が起こるかなぁ(・∀・)



そんな感じで。



 
 

[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-12 16:57 | メンテナンス・カスタム | Trackback


川の中をバイクで走り、草っぱらで格闘技をやり。

ダメなおっさん三人は、ご機嫌で笑い転げながら、最高に楽しく呑んだくれる。

バカな連中とバカやりながら呑む酒の、なんと旨いことよ。



と。



宴会ポイントの脇の道に、トラックが一台、ぴたりと横付けされた。

次の瞬間、ひずんだエレキギターの音があたりに響く。

ジャジャッ、ジャジャジャッ! ジャジャッ、ジャジャジャッ!



その曲が、「ターミネーターのアレ」だと気づいた、まさにそのとき。

e0086244_21570103.jpg
トラックの荷台から、顔に仮面をかぶった男たちが、つぎつぎと飛び出してきた。

正体に気づいた俺たちは、「ぎゃははははは!」とげらっげら笑いながら立ち上がる。

男たちのひとりが水鉄砲を抱えてるのを見て、俺はすかさず、虫除けスプレーを手に取った。



e0086244_21571201.jpg
そして始まる、銃撃戦wwwwww





やってきたのはもちろん、ココ房総半島でも一部の人間には有名な、ダメ人間たち。

e0086244_21572085.jpg
変態ケモ魔人にして、ハードロックから演歌までこなすギタリスト、トモゾー。

最初仮面だと思ったそれは、模様つきの「美顔パック」だそうだwww

仮面の代わりにパックとか、くだらないことだけ天才的に頭の回る変態はもちろん……

e0086244_21572787.jpg
房総の知性派おちんちん、ばんちょさん(左)だ。

そして、後ろから飛び出してきてげらっげら笑ってるのは、この面子に負けず劣らずのキチガイ、イロハ。

来るだろうとは思っていたが、まさかこんな楽しい襲撃方法だとは思わず、迎えたこちらもテンションアップ。



e0086244_21573435.jpg
房総の変態三人を加えて、あらためて乾杯!

「あ、かみさん、お土産があるんだよ」

と、差し出されたのは……

e0086244_21574299.jpg
「ぎゃはははは! 要らねぇwwwww つーか、よくこんなもん見つけてくるなぁ」

ヒトクチ飲んで吐き出しかけた俺はろろちゃんへ。同じくヒトクチで顔をしかめたろろちゃんはpoitaさんへ。

地獄の回し飲みは結局、poitaさんが残りをやっつけた。



アレぜんぶ飲めるとか、完全、味覚障害だあのひとwwwwww






房総組は基本的に、房総半島からほとんど外へ出ない。

なので、山賊が誇る天才エンターテイナー、ろろちゃんと「お初の御挨拶」を交わしている。

ま、俺のレポを読んでる人は、「だいたい皆、ろろちゃんに会いたがる」のがデフォルトだからね。



ろろちゃんも、相変わらずの軽妙かつ意表をつくトークで、三人を笑わせている。

e0086244_21574934.jpg
トモゾーはミニアンプを繋いだギターを抱えたまま話に興じ、気が向くとつらつらギターを弾く。

ハードロック、ビートロック、パンク、昭和の歌謡曲、節操なく弾きまくり、知ってる曲はみなで歌ったり。

バイク、音楽、友達、バカ話は幾らでも続く(・∀・)



e0086244_21580002.jpg
俺ももちろん大ゴキゲンの絶好調で、ビール3リッターやっつけたあとは、ツマミもナシでジャックダニエルへ。

飲んで、騒いで、歌って、笑って。

そんな俺たちのほほを、すっかり日が暮れて涼しくなった風が、優しく撫でてゆく。



生きてるなぁ(・∀・)








と、遠くから小さなエンジン音が聞こえてきた。

やってきたのはトリッカーに乗ったpoitaさんの愛妻、Y子ちゃんだ。

俺は実に7~8年ほどの、超おひさしぶりである。


e0086244_21580884.jpg
スーパーお久しぶりのY子ちゃんは、しかし、ちょっとびっくりするくらい、以前と変わってない。

きっと中身が変わらずに若いから、なんだろうね。

荒木飛呂彦先生ばりに歳を取らないY子ちゃんは、みんなにアイスを買って来てくれた。



e0086244_21581700.jpg
poitaさん大好きY子ちゃんの相手をしてるクレイジープーさんを尻目に、俺たちは更に呑んだくれてバカ話。

いや、俺たちたってトモゾーやイロハは帰るから、飲んでないんだけどね。

まあ、ふたりともシラフで酔っ払った俺よりハイテンションだから、宴的には阿鼻叫喚なんだけどね。



e0086244_22012527.jpg
房総組の山賊参加は、俺の長年の夢つーか懸案だったので、今回それが叶って、実に嬉しい。

みんなそれぞれ、大笑いして楽しんでくれてたが、いちばん喜んでたのは間違いなく、俺だと思う。

これを機にみな「房総半島限定免許」を限定解除して、ガンガン山賊へ参加して欲しいものだ。



e0086244_21582612.jpg
Y子ちゃんの乗ってきたトリッカーを囲んで、山賊恒例のバイク吟味大会。

そのうち、どういう話の流れだったか、Y子ちゃんがトリッカーを手放す話になった。

売値を聞いて欲しくなっちゃったかみさん、早速、携帯電話を取り出してナオミへコール。



「と、トリッカー買いませんか? かなりお手ごろ価格なん……」

「要らない」

「だ、ダメだ。ろろちゃん! 代わりに説得してくれ!」

「あーナオミちゃん? あのですね、実は今回、お客様だけに特別、いいお話があるんで……」

「要らない」



残念ながら鉄壁の牙城は、ヒビさえ入らなかった(´・ω・`)

e0086244_21583599.jpg
結局、トモゾーが引き取るんだか、誰か買い手がいるだか、よくわからないうちに話が進んでゆき。

時間もあれなので、明日朝早いトモゾーは、そのままpoitaさん夫婦をつれて家へ帰っていった。

つーかこの辺でもう、俺はいいだけ酔っ払ってたので、あんま細かいこと詳しいことは覚えてない。



覚えてるのは、ふと夜の川へ目を転じたときに見た、ありえない光景だけ。



夜風に吹かれようと、なんとなく川の方へ歩いていったとき。

こちら岸から対岸へ向かって、ゆっくりと泳いでゆく、「黒く大きな影」の姿。

そう、俺はついに出会ったのだ!



2006年以来あれほど熱望しつつ、一度も見ることが叶わなかったUMA(未確認生物)に。



「ば、ばんちょさん! あそこ、なんか泳いでますよね!」

「え~そんなわけ……うお! いる! なんか泳いでる! ってかデカくねぇ?」

「やっべ、なにあれ! すげぇ、なんだよあれ!」

「おー、マジだ。マジでなんか泳いでる!」



おっさんふたり興奮して、ナニ言ってるかわかんない状態。

結局、これがなんだかは判明しなかったのだが、しかし、俺の心を決めるには充分だった。

今夏こそ、久しぶりにUMAハンター、UMA人(ゆまんちゅ)として、走り出そう!



いやまあ、夏休みに入って、「覚えてれば」ねwww






やがて、こちらも朝が早いイロハが立ち上がり、帰り支度を始めた。

e0086244_21584336.jpg
相変わらずサワヤカな笑顔と変態なバカ話で、楽しい時間をありがとうな、イロハ。

なんかいろいろと忙しくて大変な時期みたいだけど、落ち着いたらまた、呑んだり走ったりしよう。

こん時はもう泥酔しててロクにアイサツできなかったから、今ここに書いておく(・∀・)



やがてトモゾーと出てたpoitaさん夫婦が帰ってきて、Y子ちゃんがトリッカーで家に帰るのを見送ったら。

poitaさん、ばんちょさん、ろろちゃん、俺の四人で、しばらくまったりと話をする。

が、ここんとこ忙しかったところへ持ってきて、昼間っから全力で遊んだツケが回ってきたのだろう。



どうにも眠くて目を開けてられなくなり、みんなに挨拶して寝床へ引っ込んだ。

e0086244_21585346.jpg
男たちの話し声を子守唄に、俺は幸せな気分で眠りに落ちていった。









翌朝、目を覚ますと、すでにろろちゃんが帰り支度を終えていた。

こりゃいかんと慌てて起きあがった瞬間、俺を襲う猛烈な不快感

これほどのは何時ぶりだろう、立ち上がるのさえ苦痛なほどの、圧倒的な二日酔いだ(´・ω・`)

e0086244_21585930.jpg
ふらふらしながら、帰ってゆくろろちゃんに挨拶をして見送り。

そのまま土手のふちまであるいていって、胃袋に残ったものをすべて吐き戻す。

ノドを焼く液体に涙を流しつつ、吐き終えたあともしばらく動けない45歳。



ようやくモタモタ動き出し、かたつむり並みの速度で撤収作業に掛かった。

e0086244_21590719.jpg
地元のpoitaさんがゴミを集めてくれたので、すげぇ助かったのだが、そのお礼さえ出てこない。

立ってるだけでシンドいほどの、猛烈な二日酔いに苛(さいな)まれながら、ただただ、帰る準備をする。

口をつくのはもちろん、何度となく繰り返したあのせりふ。



「もう、酒やめたヽ(`Д´)ノ」



ようやく準備ができたところで、poitaさんにアイサツしたマイトガイ。

e0086244_21591341.jpg
125ccの、ビューエルに比べれば存在しないといってもいい小さな振動にさえ、胃袋を突き上げられながら。

そろ~りと、まるで「ウイリーを警戒するカブ乗り」のように走り出した。

気温は刻一刻と上がってゆき、それに比して俺の不快感も増大してゆく。



「だ、ダメだ!」



力なく叫んでコンビニへ飛び込み。

e0086244_21592779.jpg
ウコンとソルマックを買い、胃袋へ流し込んだところで。

今回の山賊宴会も、無事(?)に終了。

川走り、格闘、そして房総組の参加と、いつも以上に全力で楽しかった山賊宴会を反芻しながら。



薬でいくらか楽になった胃袋を抱えて、俺はのんびりと走り出したのだった。



次回は15日に榛名湖の湖畔で、恒例の夏山賊。

くっだらねぇけど最高に楽しいから、ヒマなら参加してみるといいよ。

んじゃみんな、またね!

e0086244_21593622.jpg

房総山賊宴会 全力中年/了




 

[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-01 21:56 | エンカイ | Trackback


半日仕事を終えて、荷物満載のKLX125にまたがると、俺はのんびりと走り出した。

最初の戦いは、この路上で勃発する。

いや、125のそれもローギアード化したオフ車だぞ? ストリートバトルなんかじゃもちろんない。



上昇する体温との戦いだ。



何が面白くないんだか、じりじりギラギラ照りつける太陽。

その光線を反射しつつ蓄熱し、容赦なく温度を上げるアスファルト。

ひたすらぶん回されて、早くも盛大に熱を発し始めたエンジン。



ビューエルよりマシだとは言え、それらが絶好調に俺を蒸し焼いてゆく。

八千代あたりですでにへこみ始め、294へ入ったころには、朦朧とし始める。

途中でテネレに乗ったライダーを見るも、「ジャケット以下フル装備」なのを見て、



「ああ、ろろちゃんじゃねぇな」



と横をスルーし、陽炎が立ち上る真夏のアスファルトの上を、ひたすらすり抜けてゆく。

「ダメだ、さすがにこのまま走ったら倒れる」

ギブアップして、294沿いの新装開店したローソンへ飛び込むマイトガイ。

e0086244_21534160.jpg
店内で涼をとりつつウーロン茶を買って、オモテで一服してると。

ガロガロと、さっきのテネレがやってきた。

「あれ? ろろちゃんだ」

冷静によく見れば、朋友ろろちゃん以外の何者でもないのだが、このときはもう熱中症寸前だったのだ。



アイサツしつつ、お互い暑さにボーっとして、なにやら話もかみ合わない。

ここから更にスーパーへ寄って買い物するのも面倒なので、ローソンで酒や食料を調達する。

適当に買い物したら、ろろちゃんの先導で走り出す。

e0086244_21535856.jpg
誰かと走るのは久しぶりだったので、なんかちょっと新鮮だった(・∀・)

お約束のとおりちょっと道に迷いつつ。

しかし、そのおかげで迷いこんだ綺麗な景色の中を、ろろちゃんとトコトコ走ってゆく。


e0086244_21542176.jpg
畑の中の一本道に、緑と青。「夏なんだな」と改めて実感しつつ。



初めての野宴ポイントへ到着。

e0086244_21542742.jpg
ポイントにはすでに、今回、この場所を教えてくれたpoitaさんが待っていてくれた。

一面、緑に覆われた川沿いの広場は、川面からの優しい風が吹きぬける快適な場所だった。

「こりゃ、いい場所ですねぇ」と喜びながら、荷物を降ろして野宴の準備。



e0086244_21543368.jpg
俺は前回から活躍してる蚊帳をテント代わりに、コットのみシュラフなしの、ロンツースタイル。

木陰があったので、そこへイスを並べたら、これがえらい涼しくて助かった。

こんな程度の影でも、あるのとないのじゃ天地の差なんだねぇ(・∀・)



poitaさん、買ったはいいけどデカすぎてバイクで運べなかった、「コットテント」を初投入。

e0086244_21544093.jpg
カメラ向けたらアホな格好をしたので。

そのまましばらくシャッター切らないで、「羞恥プレイ」したった(・∀・)

さらにコットテント初使用が嬉しくて、タープまでかけはじめる。

e0086244_21544832.jpg
「そんなん、ぜってー要らねーですよ、このクソ暑いのにwww」

「いいんだよ! 面白いからやってみたいだけなんだ」

ま確かに、山賊連中の行動原理は、基本的にみんなそれですけどね。



準備ができたら、それぞれビールやコーラを掲げて乾杯!



呑んだ瞬間、ぶわっと汗が噴き出してくるが、そこへ吹いてくる川面からの風が、とても心地いい。

仕事の疲れや、冷房で溜まった老廃物が、デトックスされてゆく。

デトックスを動詞として使うのが正しいのかは知らない。



と、こないだ買ったものの存在を思い出すマイトガイ。

e0086244_21545378.jpg
DEET30%の強力虫除けだ。

吹き付けてみると、日本の虫除けスプレーとは違って、えらいアブラギッシュ

まあ、おかげでひとっつも蒸発せず、効果が長くて助かった。



今回は夏の野宴で初めてだろう、一箇所も虫に食われなかったよ(・∀・)






しばらく呑んだくれてバカ話したら、ろろちゃんとpoitaさんが立ち上がり、川を見に歩き出す。

e0086244_21545926.jpg
歩かないかみさんも、このふたりが行くなら、否やのあるはずもなく。

後ろにくっついて写真を撮りながら、心地よい風に吹かれる。

時間的には、午後のいちばんクソ暑い時刻なのだが、風が気持ちいいから、それほど気にならない。



んで、水があるといえば、やはりこの季節、入ってみたくなるのは人情。

e0086244_21550516.jpg
つわけで、そろそろと川の中へ入ってみると、柵のこちら側はせいぜい足首の上程度の浅い川だった。

「かみさん、バイクで走ってみようよ」

「やですよ、めんどくさい。やるわけないじゃないですか」









e0086244_21551186.jpg
ま、やるよね。すっげぇ嬉しそうな顔してるね。



e0086244_21551912.jpg
やっぱ水の中走るのって楽しいよね。



e0086244_21552846.jpg
そら、この人もやるよね。いくつか年上だけど、精神構造とか精神年齢は、ほとんど俺と同じだからね。



e0086244_21553453.jpg
俺より更に、嬉しそうな顔してるよね。全力で楽しんじゃってるよね。



e0086244_21554419.jpg
さんざ川の中を走って、満足したバカふたり。

さあ、それじゃあ落ち着いて呑もうか……なんて話になるわけないのは、山賊宴会のいいところ。

芦原空手経験者のpoitaさんと、極真経験者のろろちゃんで、空手談義に花を咲かせてるうち。



e0086244_21555125.jpg
肉体言語で語り合い始める。キーワードはもちろん、「捌(さば)き」。



e0086244_21555879.jpg
ふたりとも、「足が上がらねぇ!」「身体が思ったように動かない!」と歓声を上げつつ。

実に楽しそうに組み手をしている。

となると、見てるうちに段々ウラヤマシくなってくるのは、仕方ないだろう?



フィスト・オア・ツイスト(打撃か組技か)は、格闘技好き永遠のテーマつわけで。

e0086244_21560477.jpg
ろろちゃんとグラウンドバトルをはじめる。

テイクダウンからサイドを取って袈裟固めに入りつつ、ロックを甘くして暴れる余地を作り。

ろろちゃんの動きに合わせて、頭の方へ移動。

e0086244_21561333.jpg
上四方固めに入りつつも、右膝を立てたままにして、次のアクションへの準備。

ろろちゃんの動きを誘い、左手が俺の胴体に回った瞬間、左脇を締めてろろちゃんの左腕をロック。

そのまま仰向けに転がって、変形の腕ひしぎへ移行するのは、俺の現役時代の得意技のひとつ。

e0086244_21561975.jpg
一般的な十字固めより、深くきつく極まるのは、ごらんのとおり。



もっとも柔道の試合であれば、せっかく押さえ込みに極めたのを、わざわざ関節技に持ち込むのはよくない。

押さえ込みなら時間がたてばポイントになるけど、関節技はギブアップ取らない限りポイントにならないからね。

俺は柔道家としてはチビなので、でかすぎて押さえ込みきれないと思った相手の時だけ、この技を使った。



とまあ、好きなヤツってのは「格闘技の話になると止まらない」という、これは好例(・∀・)





 
 
 
 

[PR]
by noreturnrydeen | 2015-08-01 21:53 | エンカイ | Trackback

アーカイブ


by かみ