<   2014年 04月 ( 9 )   > この月の画像一覧

 
 
あけて、二日目の朝。

こんなときばかり、ムダによく当たる天気予報どおり、キッチリ朝から降ってる。

ガッカリしつつ、とりあえず朝食をとろうか。

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コンビニで買っておいた、サラダと、トマトと、おむずび。

それに、アルストでお湯を沸かして、コーヒーを飲もう。



つわけで朝食用に、アサルトベストリュックから、カトラリーを引っ張り出す。

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ま、カトラリーつーか、100均で買ったハシだけど。

なんでハシなんぞ持ち歩いてるかつーと、チタンフォークをなくしたから。

身につけとけばまず失くさないし、万が一失くしても痛くないからね。



超ぉ、カンペキ(完璧な人は、最初から失くしません)。






サラダとおむすびを食べ、デザートにトマトを食ってると、どうやら湯が沸いた。

ダチのみっちょんにもらった、スタバのドリップで、モーニングコーヒーを入れる。

早朝のサワヤカな空気に、香ばしいコーヒーの香りが漂った。

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景観を眺めながら呑むコーヒーは、もちろんむちゃくちゃ美味い。

同時に、「今日はもう、ここで景色を眺めて雨宿りしようかな」という気になってくる。

前にアンプくんと会った時やってたことを、初日にやるってわけだ。






と言いつつも、まだ出るかどうか決めかねていると。

東屋の横に、クルマが一台、停まった。

中からカメラを持った男性が出てきたので、急いで東屋の中を片付ける。

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やがて、こちらへやってきた男性に、まだ散らかってるコトを謝った。



かみ 「ごめんなさい、雨を凌いでたもんで、散らかしちゃってまして」

男性 「いやいや、大丈夫ですよ。私もバイクに乗るんで、気持ちはよくわかります」

かみ 「おぉ、そうなんですか! ありがとうございます」

男性 「東屋の中にテント張ると、片付けが楽ですよね」



どうやら、単車乗りでキャンパーらしい男性は、気さくに話しかけてくれる。

となれば、生まれてから人見知りをしたことがない44歳、あっという間に笑顔。

雨の武甲山を眺めながら、色んな話をした。

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男性 「ビューエル、面白いですよね。友人が乗ってて、借りたことあるんですけど、驚きました」

かみ 「ええ、最高に気に入ってます。ところで、バイクはナニ乗ってらっしゃるんですか?」

男性 「KTMの200DUKEですよ。古いBMWに乗ってたんですけど、5年ほど車検が切れたまま放置してたら、嫁さんに手放せって言われましてね。仕方なく手放したんですけど、ないとなるとダメですね。もう寂しくて寂しくて、半年しないうちにKTM買いました。車検があるのはダメって言われて」

かみ 「あはは、俺は16から単車が手元になかったことがないんでわかりませんが、奥さんにバイク売られちゃうとか、よくありますよね。あと、単車って一度手放すと、手に入れるの大変ですよね。一度、オフ車を手放してから、また買うのにえらい時間がかかりました」

とまあ、お互い単車好き同士、あっという間に話が弾む。



やがて、男性はホンダ(四輪)で、エンジンの設計をやってると聞かせてくれた。

さらに、二輪の方とも交流があるという話を聞いて、かみさん、一気にテンションアップ。

業界の裏話や、エンジンと吸排気の話など、色んなことを聞きまくった。



曰く、VT系のエンジンはずっと同じようで、実は仕様書に書ききれないくらい、中身を何度も仕様変更しているだとか。二輪組はエンジンは得意だけど、吸排気に無頓着で、男性が211V(レーサー)の吸気にダメ出ししたら、212Vの時は変わっていたとか。はたまた、四輪の馬力表記の裏話だとか。

二輪の話はもちろん四輪の話も面白く、興味がない俺でさえ、「えぇ?」と何度も声を上げるほど。



さらに、バイクの乗り方、乗ったことのあるバイクの感想、タイアの銘柄と進化、キャンプツーリング。

話はとどまることを知らず、たぶん一時間くらいの間、まるで女性のように立ち話を続ける。

男性が帰ってゆく後ろ姿を見ながら、俺は、友人と別れるような一抹の寂しさを感じた。






すっかり話に夢中になってしまい、男性が帰ったあと、ふと気づくと。

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雨脚が若干、弱まっていた。

これはチャンスだと、財布を握り締めたマイトガイ。

近所のホームセンターへ向かって、ユリシーズを走らせる。



一時間後、強くなった雨脚にビクともせず、ニコニコで戻ってくると。

東屋の中で、早速、買ってきたものを広げる。

もっとも、そのうちのひとつは、すでに着用してるんだけど。

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着用してるのは、もちろん、いの一番に買い込んだ1980円のカッパ。

クソ重たい代わりに、引き裂き強度が高いらしい。

とりあえずこれで、今日、出発すると言う選択肢が出来た。



出る出ないはともかく、制限されるのが好きじゃないのだよ、俺は(´▽`)



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似合わんかも知れんが、俺は最近、化粧水を愛用している。

バイクのメット、特にオフロードメットは、通気性がいい分、やたら肌が乾く

おまけにもう、いい年なので、肌をケアしてやらないと、すぐボロボロになるのだ。



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買い出ししたものを検証、収納したら、買い物で濡れたズボンを乾かす。

テントの中に入れてやれば、少しはマシだろうと考えたのだが、これはあんま意味がなかった。

そのうち寒くなってきたので、結局、またズボンを履きなおしたり。



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なんで自撮りしたんだっけ? と思ったらアレだ。

化粧水の効果を、記録しておこうと思ったらしいね、この時の俺は。

ま、ご覧のとおり、効果なんぞビタイチわかんねーけんども(´・ω・`)






そうこうするうち、お昼になった。

普段は、朝も昼も食べないんだけど、ツーリング、しかも雨宿り中となれば話は別だ。

他にやることもねぇし、どうせ夜は呑んじゃうから、今のうちに何かしら入れておこう。



つわけで、買いこんであった俺のソウルフード、「ペヤング」を喰うことにする。

ただし、やはり栄養バランスを考えて、野菜も入れた方がいいだろう。

うん、ウソだ。思いついたから、やってみたくなっただけだ。

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1.ガソリンストーブをプレヒートして、料理の準備
2.コッヘルにもやしを一袋ぶちこんで、水を入れて火にかける
3.モヤシを、茹でたお湯ごとペヤングに投入して、フタをする
4.三分後、完成

もやしペヤングは、思ったよりずっと美味かった。

もっとも、俺の場合「ペヤング信者」なので、その辺の欲目は割り引いておいて欲しい。






飯を食ったら、完璧に出かける気がなくなったんで、酒盛りすることにする。

昨日、スーパーで買っておいた赤ワインを引っ張り出し、「さて呑むか」となったところで。

お約束と言うかド定番、ワインオープナーを忘れてることに気づく。

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左/ラジオペンチでコルクを抜こうとして、結局、中に押し込むのは、基本中の基本
右/だが、こんなこともあろうかと、さっきホームセンターで、布巾を買っておいた
※なお、それを予想できたなら、オープナ買っときゃいいじゃんてツッコミはナシだ(`・ω・´)

布巾で漉(こ)したワインをシェラカップに注いで、景色を見ながら至福のひと時



至福のひと時は、あっという間に飽きたので、いろいろと動き出すマイトガイ。

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1.ガソリンストーブで、濡れたズボンを乾かす
2.ヘルメットも、遠火であぶって乾かす
3.チタンシェラカップをカラ焼きして、チタンの焼き色をつける
4.いい色になってきたのを眺めて、ご満悦でワインを飲む

ちょっと寒かったのが、火遊びしながら呑んでたら、いい具合に温まってきた。



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靄(もや)に霞む山の姿を、写真に収めてみたりしながら。

雨の音、鳥の声、山の姿、秩父の街並み。

のんびりと贅沢な時間を楽しむ。






やがて、夕方になったころ、ストトトトッとエンジン音が聞こえてきた。

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秩父のエロ神様、タツヤが仕事を終えて遊びに来てくれたのだ。

穏やかで優しい時間は終わりを告げ、やかましくてバカバカしい、別の贅沢な時間が始まる。

タツヤは相変わらず、バカでエロだった。



合言葉は、「ドラえもん」なので、次回の宴会では、皆も問い詰めてみるといい(´▽`)



そうこうするうち陽が落ちて、あたりが暗くなる。

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夜景モードで、愛機の写真を撮ってみた。

「いつも苦労をかけるなぁ」と、なんとなく労(ねぎら)いの言葉が出てくる。

もっとも、そんな甘ちょろい感傷など、ガン無視のメリケンバイク、ビューエルさん。



後日、ものすげぇ勢いで、やり返されたけど(伏線)



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同じく夜景モードで、秩父の夜景。

低い雲に反射した町の光が、なんだかちょっと幻想的だった。

もちろん、情緒とは無縁のふたりだから、夜景を眺めながら立ちションしてたけど。



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月をバックに、写真を一枚。タイトルは「夜のタツヤ」。

「夜の女王」とかより100倍くらい、いかがわしい響きがあるね。

しかも、今日、雨を降らせたのは、絶対コイツだしね。



昼間、職場から俺のいる東屋の方を見ては、呪いをかけてたらしいから。



許せないよね、ドラえもんのくせに。



とまあこんなカンジで、二日目の夜は、にぎやかに暮れていったのだった。





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by noreturnrydeen | 2014-04-30 11:11 | ソロツーリング | Trackback
 
 
さて、春のおなじみ、風まかせソロツーリング。

すべての準備が整って、出る瞬間になっても、北か南かさえ決めてない

とりあえず16号を、空いてる方へ向かってみようか。

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大型スクリーンと荷物てんこ盛り、本来のユリシーズスタイル。

それでも毎回毎回、前より「荷物が少なくなってる」のは、パッキングのウデが上がったのだろう。

と、このときは、呑気に考えていた。



16号を埼玉方面に走っていると、GPzの400かな? に追いつく。

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けっこう開けるヒトなんだけど、すりぬけが得意じゃないのかな?

150~60スピード(1/2時速)くらいまで出すのが、すり抜けになると120~30まで落ちる

なので、適当なところを見繕(つくろ)ってブレーキを遅らせ、車列に入りつつ前に出た。



こうなると、チンタラ走るわけにはゆかない。

それなりの速度でガシガシすり抜け、ミラーから消し。

追いつくのを待って、また消しと、しばらく繰り返す。



やがて完全に見えなくなる頃には、とっくに春日部を超えていた。






そのままダラダラと走って、川越あたりだったろうか。

突然、バラバラと大粒の雨が降ってきた。

あーカッパ着なくちゃなぁ、と思った瞬間、とんでもないことに思い当たるマイトガイ。

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「うわっ! 俺、カッパ忘れてるじゃん!」

道理で、荷物が少なくなったはずである。

パッキングのウデとか、ビタイチ関係なかった(´・ω・`)






16号を外れ、目に付いた「川越運動公園」へ、寝床を探して行ってみると。

あきらかに、ココで野宿しちゃいけないオーラが出てる、普通の運動公園だった。

仕方ないので16号へ戻って、そのまま西へ。



延々とすり抜けて走るうち、メンドくさくなった俺は。

県道15号を折れて、いつものように秩父を目指す。

秩父なら、ヒャクパー寝られる場所があるからね。

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299に入ってからは一気通貫、リーヅモで4000オール。

クルマも少なめだったので、ウエットなりにすっ飛ばし。

ポツポツしたり止んだりと、落ち着かない天気を睨みつつ、芦ヶ久保まで駆け抜ける。



道の駅「あしがくぼ」で、タバコを一本吸いながら、mixiで秩父泊をつぶやく。

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んで、グローブとメットをして、キーを差し込んだところで。

赤いSSに乗った、すげぇかわいい女の子が、俺の横にバイクを停めた。

とは言え、あらためてメットを脱ぐのは、さすがにあからさま過ぎる



「こんにちはー!」とだけ声をかけて、素敵な微笑みに癒されたら。

「タバコ、もう一本くらい、吸っときゃよかったな」

と、ため息をつきつつ、バイクをまたいで走り出す。






スーパーで晩酌を買い込み、いつもの川原を目指してると。

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赤と白の花を咲かせて、交互に並んだ街路樹が見えてくる。

「おぉ、きれー! やるじゃん、秩父!」

秩父はきっと喜ばないだろう賞賛を浴びせながら、ヘリポート近くの川原へ。



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さて、それじゃあ、とっととテントを張って、雨に備えよう。

ワンタッチテントは、こんなとき本当に重宝する。

と、このときは呑気に構えていた。



トトトトッ!



シングルエンジンの排気音に顔を上げると。

秩父のエロモンスター、タツヤがセローでやってきた。

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かみ 「おー、どうした? おめーも呑(や)るんけ?」

タツ 「かみさん、ココより上の東屋がいいですよ。雨、少しは防げるし」

かみ 「お? そんなトコがあるのか。んじゃ、そこへ行こう」



つわけで、荷物を片付けて積みなおしたら、タツヤに続いて走り出す。

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「ぎゃははは、あいつトラタイアなくなっちゃうんじゃねぇか?」

タツヤの走りを眺めながら笑いつつ、そのまま浦山ダムへ。

ダムへのワインディングを、ちょろっと駆け上ったら。



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タツヤおすすめの、東屋に到着。



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高台にあるので、360度すばらしい景観が楽しめる。



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さっそく、荷物をほどいて準備し、ノンアルビールを買ってきたタツヤと乾杯。



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やがて陽が落ちると、秩父の夜景が見渡せる。

これがまた、なかなかに気分のいい眺めだった。

少し寒いけど、酒がすすむったらない。






さて、タツヤが帰ったら、ここからはひとり酒。

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地図をツマミに、明日からの行程を考える。

とは言え、翌日は一日雨の予報だ。

最悪、この場で「まる一日待機」という線も考えておこう。



と、風が少し強くなり、雨が吹き込んでくるようになった。

こりゃイカンと、あわててテントを引っ張り出す。

収納バッグから出して、紐を引っ張って、一分未満で組み立て完了。

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「ワンタッチテント、買って正解だったなぁ」

このセリフが、先々への前フリになっていることなど。

この時の俺には、知るよしもなかった。






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by noreturnrydeen | 2014-04-29 11:08 | ソロツーリング | Trackback
 
 
連休二日目の朝起きると、昨日の目の痛みはだいぶん楽。

なので、洗いものや風呂掃除など、おうちの用事をやっつけ。

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用意をして、KLX125の洗車、修理に向かう。

まずは洗車場へ行って、前日のケモの汚れを洗う。

洗うつーか、高圧洗浄機でふっ飛ばす。

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すっ転びまくったので、ホイールやフェンダーだけじゃなく、アチコチがドロだらけ。



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300円で3分間のショートコースで水洗いすれば、泥はほとんど落ちる。

あとはエリック牧場(職場の裏)へ行って、メンテナンスと修理だ。

つわけで、曇り空の下を走り出す。







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柏は田舎なので、駅前からちょっと離れると、とたんにツーリング臭がしてくる。



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「緑が気持ちいなぁ」と眺めながら、ぼんやりとエリック牧場へ。



牧場に到着したら、まずは工具の入れ替えをする。

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ケモ用に持ってったツールバッグから、工具を引っ張り出していつものバッグへ。



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そのあと、KLXの外装をばらして、壊れたテールランプを外しにかかる

ついでに、外装も出来るだけ綺麗に磨いてやる。

パークリで磨きまくったら、なんか「マットホワイト」になっちゃった(´・ω・`)



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壊れたのは、テールランプのステー。

ナンバーと一緒に思いっきりひん曲がって、付け根が折れた。

ケモの現場だと日常なんだけど、帰ってくるとちょっと唖然とするね。



修理自体は、特に苦労もなく。

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牧場に転がってた、みんな大好きエーモンステーで、適当に装着。

ちとクリアランスがおかしかったり、バランスがイマヒトツだが、当面はこれで。

次回のケモでぶっ壊れたら、次の構想は、もうすでにできてる。






修理が終わったら、KLXを仕舞い、代わりにユリシーズを引っ張り出す。

こいつもちょっと汚れてるので、洗車場へもって行こう。

つーか正確には、さっきブーツを洗うの忘れたんで、ブーツのついでに洗う。

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今度は500円6分間の水洗いコースで、しっかりキッチリ洗ってやる。



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もちろん、今度は忘れずに、ブーツも洗ってやる。



んで、最後に注油してやるのだが、今回はツーリング用に考えたコトがある。

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このチェーンオイルの粘度がすごく気に入ったので、他の部分にも使おうと思うのだ。

すると、これ一本持ってくだけで、チェーン含めた可動部をすべて賄(まかな)えるステキプラン。

ツーリングの荷物を減らし、かつ、メンテナンスも出来るんだから、やっぱ俺天才だわ(`・ω・´)



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連休二日目は、バイクと身体のメンテナンスに費やした。

そして三日目は、こうして日記を書いてるわけだが、目はほとんど痛まない。

つわけで、そろそろ。

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もとい、家でグダグダしてる場合じゃねぇってなカンジで。

これ書き終わったら、ちょっくら走りに行ってくる。

日帰りもいいかなと思ったんだが、やっぱアチコチ走りたいので。



荷物を積んで、風に吹かれてくるよ(´▽`)




 
 
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by noreturnrydeen | 2014-04-28 22:46 | 雑記 | Trackback
 
 
スーパーVの手前で、イロハがつぶやいた。

「なんでVって言う迂回路があるのに、みんな、あんなトコ登るんですかね」

彼が指差した先には、タイア痕の残る急斜面があった。



かみ 「ああ、ホントだ。ショートカットしてる痕跡があるね。ま、俺は迂回路で行くけどね」

ばん 「ナニ言ってんだい? トラの連中はこっちを行くんだよ?(アサッテを指差しながら)

かみ 「マジすか? 走るところないですけど?」

ばん 「ホントだって。ほら、そこに水色のテープがあるだろ? コースのしるしだよ」

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確かに、水色の紐が巻いてあるには、巻いてあるけど……

俺は、徒歩だって登れそうもない坂を見つめながら、トラ屋の変態さに息を呑んだ。

ホント、トライアラーってのは、人間じゃねぇ(´・ω・`)






もちろん、俺達はこんな場所なんぞ、ヒャクパー登れないので。

スーパーVを走ってゆくことになるのだが……

残念ながら、俺の同行者はふたりともバカだった。



イロハもばんちょさんも、当たり前のようにショートカットを行こうとする。

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写真、左へゆくと迂回路のスーパーVで、右はショートカットの登り。

左の道は、この先でぐるっと右へ曲がり、上の方でショートカットと合流する。

崩落で、深かったVの溝が埋まっているので、そっちを行けば簡単に登れるってわけだ。



当然、左へ行きたい、つーか行くべきところだが、俺の横では……

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残念なふたりが、やる気マンマンでこっちを見ている。

どちらの顔からも、迂回しようなんて気持ちが、1mgもないことが伝わってくる。

そして、自分が行きたい以上、かみさんも行きたいに違いないと、決めてかかっている。



十秒ほど、彼らの顔を眺めたあと。



「んじゃ、登るか」

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俺は小さくつぶやいて、天を仰いだ。






つわけで、まずはイロハがヒルクライムに挑む。

バイクをまたいだまま、コースをイメージしてる姿が、兄貴にそっくりだなと思ってると。

意を決したイロハは、勢いよく走り出した。



そしてそのまま、一気に急坂を駆け上り、見事、イッパツで登頂に成功する。

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右上、坂の上でポーズを決めるイロハ。

この写真だと、ホントどってことない坂に見えるね。

悔しいなぁ(´・ω・`)



イロ 「かみさん、動画撮りますよ。バイクを置いてくるんで、待っててください」

かみ 「おー、わかった! ……ありゃ、じゃあイロハの登板も、撮っといてやりゃよかったな」



イロハを待つ間、ばんちょさんと話をする。



ばん 「気持ちいいねー! 最高だね!」

かみ 「ですねー! ちょっとのガソリン代だけで、こんな遊べるんだから最高ですね」

ばん 「いやホントだよ。装備さえそろえれば、あとはこんな楽しくて、金もかからなくて」

かみ 「自然の中で過ごしてると、心を洗われますよ」



オフロードバイクの楽しさを、ふたりで力説しあってると。

やがてイロハが戻ってきて、カメラを受け取ってくれる。

さて、それじゃあイッパツ、登りますか。



ビシっとテレマークを決めたところで、いったん下って、ばんちょさんと交代。





さすが、ばんちょさんはイッパツで登りきった。



んで、そのあと俺は、じわーっと走ってって。



キッチリ迂回路へ逃げてやった(`・ω・´)






スーパーVで大笑いしたら、さあ、それじゃあ先へ進もう。

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知ってる場所が、知らない顔になってたり。



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ハードばかりじゃなく、こんなカンジの楽しいルートも。

ところが、こんな何でもないところを走ってるうち、やけに疲労が溜まってることに気づく。

何でだろうと考えてたら、思い当たった。



小径ホイールと軟弱なサスのせいだろうか、ずっと修正舵をアテなきゃならないからだ。



フルサイズならボーっと走れる場所でも、ひっきりなしに暴れるタイアを押さえ込み。

感覚で「行ける」と思った段差は、19インチには大きすぎて、思いがけなくハンドルを取られ。

働かないサスの代わりに、両脚の膝を使って車体を駆る。



思ったよりずっと、疲れてきているみたいだ。

つっても、このバイクを選んだのは俺だし、ナキゴトを言ってもはじまらない。

ヘロヘロのシッティング、ギャップで単車ごとはじかれ、ケツを飛ばされたりしながら。



俺はムキになって、前をゆくイロハを追った。






見覚えのある場所へ出た。

かつて、よしなしが落ちかけた急坂、あの下りへ差し掛かったのだ。

ここで俺は、急激な不安に襲われる。



うん、ここは覚えてるし、確かに前から、かなりの急坂だった。

しかし、今、俺の目の前にある、ほとんど壁みたいな坂はなんだ?

これ、バイクで下っていい坂なのか?



鼻白んでいると、イロハが躊躇(ちゅうちょ)なく下り始める。

なんとか下りきったが、その先で、大きくバランスを崩した。

コケこそしないものの、急激な下りが生むその強烈な勢いに、俺の心はひるむ。






意を決して、そろそろと下り出したのだが。



案の定、途中でフロントタイアがハマり、そのまま盛大にすっ転んだ。

それを見ていたばんちょさんは、バイクを降りて下ってくる。

なるほど、それでいいんじゃん。なんで気づかないんだよ、俺。



そんなことにも気づけないほど、俺はすでに、疲労困憊していたのだ。

アタマが回らず、身体も付いてこず、簡単なことさえできなくなってきていた。

経験者なら知ってるだろう、あの、「負の連鎖」が、俺を襲い始めたのだ。






と。



降りた先でイロハが、「み、道がありません」と、途方に暮れた声を上げる。

道を間違えたと言うよりは、いつもの道が、たくさんの倒木でふさがっていたのだ。

どこかに迂回路があったのかも知れないが、今日のD山は、いわば初めての道と同じだ。



イロハに落ち度があったわけじゃなく、これがこの日のD山だった、というだけのことである。



三人で軽くあたりを見回しつつ、あっちか、いやこっちかと、ルートを検証。

んで、俺が先頭になり、次々と現れる倒木を超えながら、道なき道を探してゆく。

大した距離ではないのだが、探しながら山の中を走るのは、なかなか大変だ。



どうやら、知ってるっぽいところに出たかな、ってあたりで。

イージーな斜面を登りそこない、エンストしてしまう。

そしてこのとき、KLXのエンジンと一緒に、俺の体力もエンストした。






一旦、下って、もう一度アタックするのだが。

目に見えてる簡単な坂を、なんども何度も失敗する。

数度目のリカバリーで、精根尽き果てた俺は、息を荒げたまま車上に突っ伏す。



見かねたイロハとばんちょさんが、「休もう」と言ってくれた。

だが、休憩を入れても、回復力そのものが衰えている44歳。

その先を進むのに、つまんないところで何度も引っかかり、急速にしぼんでゆく。



「やー、申し訳ない。ちっと休ませて」

「ごめんねー、俺のせいで全然すすめなくて」



体力を失い、それに伴って、急速に精神力を失ってゆき。

上手くできない自分にいらだち、待たせてるふたりに申し訳なく

そうやって焦るから、簡単なことも失敗し、失敗した分、さらに体力を削られ。



抜け殻のようになりながら、とにもかくにも、休憩場所までたどり着いた。






休憩場所は、いつもの水呑場だ。

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呑みきってしまったポカリスエットのペットに、冷たい清水を注ぎ込んで。

そのまま、湧き水で顔やアタマを洗って、冷やしてやる。

アタマを冷やしたら、急速に疲れが取れて、すごく楽になった。



どうやら、負の連鎖から脱出できたようだ。



昼過ぎだったので、昼食をとろうということになる。

何度も転げてぶっ潰したリュックから、買っておいたおにぎりを引っ張り出すと。

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いつものごとく、「成分はおにぎりと共通の何か」へと、すでに変貌を遂げていた。



ここで飯を食いいながら、バカ話をして笑い。

真夏のように感じられる蒼天の元で、ちょっとアカデミックな話もしたり。

もっとも、途中で「ガラにもない、アカデミックな話になってる」と気づいたので。



おっぱいと、おしりと、女の子の話に方向転換したけど(`・ω・´)






ゆっくり休んで、(ふたりは元気だったので、主に俺が)元気を取り戻したら。



山が様変わりしてたためと、俺がヘタレたために、思いのほか時間がかかってたので。

今回は、いわゆる「畳屋ルート」をとって、その先で終わろうという話になった。

おそらくイロハが俺の疲労を見て、早めに切り上げようと思ってくれたのだろう。

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これまでの山中、何度もばんちょさんを足止めしちゃってたので、先に行ってもらい。

イロハ、ばんちょさん、俺の順番で走ってゆく。



休憩と食事が効いたのか、完全に「負の連鎖」を脱出した俺は。

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ばんちょさんの後から、元気にダートロードを駆け抜けてゆく。

さっきまで、何度も引っかかった倒木越えも、膝を使って一発クリア。

なんでこんな簡単なことが出来なかったんだろうと、悔しく思いながら走る。



もっともそれが、それこそがケモライドであり、だからこそ楽しいんだけど。

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元気にさえなってしまえば、19インチのネガも、「やりがいがある」と言うポジに変わる

ウキウキワクワクしながら、坂を下り、登り、川を越え、倒木を越える。

さっきまで泣きが入ってた44歳は、すっかりご陽気に、ハナウタ交じりでケモライドを楽しんだ。



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ばんちょさんとランドネ。

倒木にピタリとタイアを当ててからの、ふわっと浮き上がるフロントリフトが美しい。

でも、中身はダメ人間(´▽`)



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イロハとセロー。

この日、イロハはめちゃ乗れてて、フロントリフトからヒルクライムから、すべてバッチリだった。

でも、結局はダメ人間(´▽`)






なんつって、皆で楽しく山の中を走っていると。

好事魔多し。

イロハが、ちょっとしたミスをして、ガケから半分落っこちた。

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写真奥、下の方に流れてる川から、ガケの角度と高さを、推察していただければ幸い。

ゲラゲラ笑って、からかって、写真を撮って。

それから、イロハのセローを救出にかかる。



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救出完了。

イロハがぜぇぜぇ言ってるのが、写真からも見て取れる。

何でか知らないけど、人の救出は平気なのに、自分のリカバリーだと疲れるよね。






救出作業が終わって、走り出す前に。

イロハが、「うおーっ!」っと叫び声をあげた。

ここで気を抜くと、「負の連鎖」に飲み込まれるから、気合を入れたのだ。



とは言え、この先のルートは、それほど難所もなく。

ほとんど一気に駆け抜けて、無事に里へ降りることが出来た。

そこでバイクを止め、休憩をしつつ、各自好きなことをする。

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変態オヤジ、ばんちょさんは元気をもてあまし、そこらをブンブンと駆け回っている。



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イロハも、ばんちょさんにアテられて、立ち木スラロームの練習をしてた。



んで、俺はといえば、イロハにアオられて、ちょっとジャンプしたりもしてたんだが。

それとは別に、やっておくことがあった。

ブチ折れたナンバーステーの養生だ。

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各部のネジを締めなおし、万が一、緩んだ時のためハリガネでナンバーを縛る。

すると、イロハがそれを見ながら、ゲラッゲラ笑いつつ叫んだ。

イロ 「市営住宅みたいwww」

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後日イロハから送られてきた、彼のイメージする市営住宅

くっそ、反論できねぇ(´▽`)






まったりしながら、心地よい疲れを楽しみつつ。

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山の中を協力して走ったダチと、最高の時間をすごす。



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人生でもトップクラスの幸せな時間に、ご満悦のマイトガイ。



んじゃ、荷物をロッカーに預けてあるので、駅まで戻って、そこで解散しようか。

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最後は、房総のワインディングを、景色を楽しみながら走る。



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青い空、心地よい風、前を走るダチの姿に、俺はもう、めちゃめちゃに気分がいい。

信号で停まった時、「ロードに乗り換えて、ツーリングしたいなぁ!」と叫んだら。

ふたりは、「ワインディング、気持ちいいもんねぇ」と答えていたが。



違うんだ。

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場所や道じゃないんだよ。

おまえらと走ってるこの瞬間が、この上もなく楽しいから。

この青空の下を、CB750と、Z1000と、ビューエルで走りたい、って思ったんだよ(´▽`)



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ふと通りがかった民家の花に気を引かれ、写真を撮ったりするのも。



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目のまえに、この画があるからなんだよな、と笑いながら。



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養老渓谷駅までの道のりを、俺は心ゆくまで楽しんだ。






最後に、ノンアルコールビールを、ばんちょさんにご馳走していただいて。

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三人とも、満面の笑みでカンパイしたら。

本日のCrazy Marmaladeちっちゃいもん倶楽部は、最高の幕引きを迎える。

たった十数キロを、押したり引いたりコケたりしながら、三人で大笑いして走り回った。



最高の一日だった。



ばんちょさん、イロハ、ふたりとも、本当にありがとう。






クソ暑くなって、いよいよケモにはキビシイ季節だけど。

これからもタイミング合ったら、ガンガン走りに行こう!

そして、汗だくになって、息切れしながら、腹の底から大笑いしよう!

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房総ケモライド ―D山お色直し― /了


 
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by noreturnrydeen | 2014-04-27 14:51 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
 
 
さて、春の連休初日は、前回中止になった、房総ケモライドへゆく。

前夜、実弟と呑んだくれつつも、比較的早めに就寝したマイトガイ。

ビシっと早起きし、むくんだ顔でオフロード装備を身につけたら。

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6:30ころ、柏を出発する。



晴天のもと、気持ちよく国道16号をすっ飛ばし。

297号「大多喜街道」へ入ったところで、コンビニへ。

朝食をとって、スポーツドリンクやタバコを買ったら。

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工具を引っ張り出して、ちょっと緩んでたミラーを締めなおす。

最高速近くまで出したら、風圧と振動で緩んできたのだ。

ま、現場に着いたらどうせ外しちゃうんだけどね(´▽`)



途中のスタンドで、単車とスペアタンクに給油する。

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スペアタンクに入れるとき、こぼしちゃったのは、まあ、いつものこと。



だんだん視界が開けて、房総らしい風景になってきたところで。

キレーなお姉さんが、道端に単車を停めて、カメラを構えている。

「何の写真を撮るのかな?」と思ったら、向こうから可愛らしい電車が走ってきた。

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急いでカメラを向けたんだが、時、すでに遅し。

この土手っぽいトコロの上を、二両編成くらいのカワイイ電車が走ってたのだ。

ま、言っても俺が興味あったのは、電車じゃなくてお姉さんの方だけんども。



と、今度は横の道から、救急車が出てきた。

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朝っぱらから、やかましいサイレンに先導してもらいつつ。

「こんだけガラガラなら、サイレン鳴らさなくてもよさそうだけどな」

などと、どうでもいいことを考えたり。



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なんだかんだ、柏から約二時間で、目的地の養老渓谷駅に到着。






一服しながら、mixiに写真を上げたりしてると、バイクがやってきた。

イロハかな? と思ったのだが、車種が違う。

「ああ、そうか。イロハが、誰か友達を誘ったのかな?」

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そう思いながら、白いセローに乗った人物へ、片手を挙げてご挨拶。

すると、乗り手が「おはよーございます!」と言いながらメットを取った。

下から現れたのは、イロハの嬉しそうな顔だった。



かみ 「あ? なんでだ? おめ、CRFはよ?」

イロ 「ありますよ。まだ売れないんです。値段が爆下がりで」

かみ 「いやいや、そうじゃなくて。なにこのセロー? 買ったんけ?」

イロ 「買いました。CRFでケモったら、死ぬかと思ったんで」



いつの間にか、さらっとセローを買っていたイロハは、ニヤニヤと笑っている。

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かみ 「ちょ、おめ! トラタイアじゃねぇか! 卑怯だぞ!」

イロ 「へへへ~!」

かみ 「シュラウドもケモ用に小さくてカッコいいな」

イロ 「そうですか? 僕は大きい方がいいんですけどね」

かみ 「うるせぇ卑怯者め。シュラウドよりタイアだ、問題は!」



俺が、何を騒いでるのかというと。



セローにトライアルタイアを履かせた機体は、ケモ界では最強の組み合わせなのだ。

言うなれば、例えば草レースで、俺がネイキッドバイクとツーリングタイアなのに、

イロハがスーパースポーツとハイグリップタイアでやってきたようなもんなのである。



つっても、もちろんホンキで、「卑怯だ」と怒ってるわけじゃない。

トラタイアを履いてきたら、こうやって罵(ののし)るのが、ケモの礼儀なのだ(´▽`)

最終的には、乗り手に依存する世界だしね。






イロハをひととおりイジメたら。

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一服しながらばんちょさんを待つのだが、この日は登山客が多く、リュック背負ったひとがたくさん。

そこへ通りがかった若い夫婦が、イロハを「すいません」と呼び止めてる。

どうやら写真を撮って欲しかったようで、人のいいイロハは、快諾して写真を撮ってた。



ちなみに俺は、こういう声のかけられ方を、した事がない(´・ω・`)






ケモライドは、山の中ですっ転びまくり、バイクを投げ倒す。

なので極力、身軽なカッコで行きたいのが人情だ。

それに、汚れたり壊れたりすると困るものは、持って行きたくない。

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つわけで、上着など持って行かないモノを、駅のコインロッカーへ仕舞う。

俺の場合はここでバックミラーも外してしまうから、それも一緒にロッカーへ。



かみ 「イロハも上着とか仕舞うか?」

イロ 「はい、お願いします。あ、お金払いますよ」

かみ 「いーよ、100円くれぇのもん……うお、300円かよ! 高いな!」

イロ 「すいません。千葉県民はガメツいんですよ」



いちおう突っ込んでおくと、俺も千葉県民だよ、イロハ。






んで、トイレを済ましたり、タバコを吸ったりしていると。

約束の9時をちょこっと過ぎたあたりで、ぶろろろろっ! っとエンジン音。

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房総の変態、ばんちょさんが、愛機ガスガス・ランドネに乗ってやってきた。



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ガスガス製の125cc、ランドネ「匠スペシャル」は、あの「成田匠」モデル。

ただでさえ「ほとんどトライアル車」なのに、リアオーリンズやフロントマルゾッキ(でしたっけ?)。

ケモ走るのは最強つーか、「鬼畜」と言ってもいい単車だ。



さっきの例で言えば、草レースにmotoGPのレーサー持ってきた感じ。



と、その鬼畜ばんちょさん、来るなり「うぉ! カブった!」とか騒いでる。

「ホモみてーじゃん!」などと、意味不明の供述をしており。

「なに騒いでんだ、このおっさん?」と思ってたら、なるほどそういうことか。

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デザインもカラーも全く同じジャージ

確かに「アッー!」な匂いがする(´・ω・`)






それじゃあ、楽しく山の中を走ろう!

つわけでトコトコ、山の中へ向かっていると、さっきイロハに写真を頼んだ若夫婦が歩いていた。

俺たちの姿を見て、笑いながら片手を挙げてくれる。

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ロードバイクだとあんまりないことだけど、オフはこんな風に歩行者と挨拶することが多い。

それを持ってオフの方が上とか、認められてるなどと思うわけじゃなく。

ロードでも、こんな風にひととの距離を縮められたら、より走りやすくなる気がする。



少なくとも、「俺はアウトローだぜ!」みたいなのよりは、チカラ抜けてて俺は好きだ。

いやまあ、かつてはその急先鋒だったんだけんども。

ひとってのは、年月と共に変わっていくもんさね。






ぱっと見にはわかりづらい、頭の悪い「入り口」から、山へ入ってゆく。

大雪や大雨の影響で、崩落したり荒れてたり、だいぶん様子が変わってるとのウワサだった。

そして、走り出してすぐ、それが大げさじゃないことを思い知らされた。

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入りっぱな数百メーターで、すでに覚えてる道と全然ちがう

なんとなく覚えてるルートのすべてに、あらためて泥をかぶせなおしたような。

その上に枯れ草だの倒木を、しこたま敷き詰めたような。



他の単車の通った痕跡が、極端に薄いのである。



D山は、カンペキにお色直しを済ませて、俺たちを迎えてくれた。



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下っていく前のところで、イロハが一度、単車を停めた。

いきなり、結構ちがう道の様子に、心なしか嬉しそうだ。

こらぁ期待できるつーか、先が思いやられるつーか……



おなじみ「川渡り」も、ちょっと難易度が上がってる。

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もっとも、ここいらまでは難易度が上がったことを、「楽しい」「嬉しい」と思える程度だ。

なんつっても、たった15kmに数時間かかる、D山はまだ始まったばかり。

久しぶりのケモライドに、胸がわくわくと踊りだす。






と。



先の方で、オフ車が渋滞していた。

ケモではわりとよくあることなんだが、ちょっとばかり雰囲気がおかしい。

三台で近づいてゆくと、向こうからも、ライダーが近づいてきた。

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どうやら、イロハの既知だったらしく、「お久しぶりです」などと話している。

そして、彼らの情報によると、この先が崩落しているらしい。

もちろん迂回路もあるのだが、その迂回路が結構な「難所」らしいのだ。



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単車を停め、歩いて近づいてゆくと、結構な大人数のケモツーだった。

話を聞き、それじゃあまずは見てみようと、歩いて先へゆく。

すると目の前に、かつてルートだった部分が崩落しているのが見えた。



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崩れてきた土によって、ルートが埋まり、倒木が阻んでいる。

これはさすがに、通ることは出来ないだろう。

つわけで、この下の方から迂回してゆくのだが、その先が「難所」になってるという。






難所までは距離があるので、いったん下へ降りて、集団が先へ行くのを見送る。

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降りた先には、川が流れている。



イロ 「かみさん、懐かしいでしょ。この水、のんでましたよね」

ばん 「俺もそのレポート読んだ。甘露だとか言ってたよね。このひとバカだなぁと思ったよ」

かみ 「なにをう! ホントに美味かったんですよ」

イロ 「あの時は、ハラを壊すより、優先するものがあったんですよね」

かみ 「そうそう、ヘロヘロで、腹とかどうでもよかったんだ」



バカ話して笑いながら、渋滞が緩和するのを待ち。

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やがて先頭が進んだので、こちらも難所の手前まで走ってゆく。

そして、ここに単車を停め、歩いて見に行った先で。

俺達は、絶望的な光景を目にした。






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写真ではビタイチ伝わらないが、かなりの急斜面が、俺達を待ち構えていたのである。

削れた土の上に水が流れ出し、ただでさえ登れそうもない斜面を、滑りやすくしている。

写真のひとは何とか立っているが、気を抜いたらそのまま滑り落ちてくるほどだ。



かみ 「イロハくん、これは『迂回路』とは言わないんじゃね? 迂回ってもう少し楽なものだろ?」

イロ 「ええ、これは『セクション』だと思います」

ばん 「こりゃまた、なかなかハードだねぇ」



呆然とたたずむ我々の前で、先行者のアタックが始まった。

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坂の中腹まで何とか駆け上がり、そこでわざとバイクを倒して斜面にとどめる。

すると、人がわらわらと集まり、ロープをかけて引っ張りあげてゆく。

結局、この集団でも、ノーヘルプで超えたのは一台だけだった。



その一台、フサベルが駆け上がった瞬間、俺は思わず拍手をしてしまった。

もちろん、他の人からも、歓声や拍手が沸きあがる。

この場所のMVPが決定した瞬間だ。



駆け上がったバイクが、中腹ですっ転んだり、フロントをサオ立ちさせて捲(まく)れたり。

そのたびに、見てる連中からゲラゲラと爆笑がわきおこる。

ケモライドでは見慣れた、実に楽しい光景だ。



そのあと、「次は自分だ」と気づいて、ちょっとブルーになるところまで。






先の集団が全員、難所を越えたところで。

準備している俺達に、ひとりが「ヘルプしましょうか?」と、声をかけてくれた。

ありがたい申し出に、お礼を言って助けてもらうことにする。



まずはイロハが、気合一閃、一気に登りだした。

そしてそのまま、ぐいぐいと傾斜を駆け上がり、なんと、ほとんど頂上まで登りきる

とたんに、見てる全員から「おぉ!」と歓声が上がった。



「うわ、イロハ上手くなったなぁ」



感心しつつ、次は俺の番だ。

非力なKLXで登れるのか、という不安を飲み込んで、気合を入れて走り出す。

と、加速中にリアがすべり、なんとか中腹まで行ったところでスリップダウン。



先集団の皆さんに、ロープで引っ張りあげてもらった。



最後にばんちょさん。

ランドネはするするっと登ってきたが、やはり濡れた土に脚を取られ。

俺より少し上の辺りで、ばんちょさんも撃沈。

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引っ張りあげてもらうとき、皆が、「軽いね」と言ってたのが印象的だった。






先集団の皆さんにお礼を言って、俺達はそのまま少し休憩。

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倒木を見ながら、どうやって超えていこうかと考えをめぐらしていると。

先の方で、また、騒ぎが起きている。

なんだろうと、三人で見に行くと、一見、何でもなさそうな場所で、みなが引っかかっていた。

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二方向からアプローチできる、斜面と木の間を抜けるルート。

ところが、どっちから行っても、木の手前の斜面でリアを取られ、登れないのだ。

そう、ココにも自然の洗礼、水の流れるツルツルの斜面があったのである。






しばらく見てたが、あまりにも大変なので、俺たち三人もヘルプに入った。

崩落した柔らかい土と、流れる水のコンビネーションが、急斜面を覆っている。

ヘルプへゆくにも、歩いてさえたどり着けず、たどり着いても足が踏ん張れない



何人もが、ルートを変えたり、アプローチ速度を変えたりしつつ。

それでも、斜面にとどまれず、ロープをかけて、引いて、押して。

俺もヘルプに入っては、足を滑らせて斜面を転がり落ちたりした。



まさに、ディス・イズ・ケモライド






全員が渡り終えたあと、俺達ははあはあと息を荒げ、汗だくになっていた。

そこへ、また「ありがとう。そちらも手伝いますか?」と声がかかる。

が、足場がなく、三人ほどで押し上げるスペースしかない、のはわかってたので。



「いや、大丈夫です。これは、さっきの坂越えのお礼ですから」



と、ヘルプを断った。



さて、それじゃあ、今度は俺たち三人の番だ。

バイクの元へ戻り、倒木を乗り越えて、難所の前に立つ。

それから、三人がかりで、押したり引いたりしながら、難所を越えた。



さっき、ヘルプを断った自分を、軽くぶっ飛ばしてやりたくなった。






ここで、かなり体力を使ってしまい、ヘロヘロになりながら先へ進む。

やがて眼前に、なんとなく見たことあるような光景が広がった。

あれ? もしかして? と思っていると、横でイロハが、その通りの事を言った。



「スーパーVの前、アプローチのところですよ」



やっぱりそうか、と思いながら、気合を入れて走り出す。

ところがココでは、崩落で埋められたことが、逆にいい方へ働いたようだ。

前はアレほど苦労したVへのアプローチが、ほとんど何も考えずにクリアできた。



同時に、KLXの登板力つーか、エンジンの粘りに感心した。

俺みたいに腕のない人間には、「一速固定アクセルのみ」っつー125は、いいかも知れん。

あまりに急坂は失速するけど、失速さえしなければ、結構ねばってスルスル登ってくれる。



「やるじゃん、KLX」


と、このときはまだ、呑気に構えていた。






後編に続く



 
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by noreturnrydeen | 2014-04-27 14:47 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback

連休の予定

 
 
あさっての日曜日から、10連休する。

もちろんロングツーリングは、いつものとおり風まかせで走るんだが。

今回はその前にいくつか予定が入ったので、ついでに軽い予定を。





明日の26日(土)は、書類仕事を全力でやっつけ。

夕方から遊びに来る、実弟トムと鍋を突っついて呑んだくれる。

日付が変わる頃には就寝する予定だが、ヒマな人は一緒に呑もうか。



明けて27日は、早朝から房総へ出かけてケモライド。

D山で、イロハやばんちょさんと山の中、いわゆるゲロアタックを楽しんでくる。

んで、帰ってきてから、たぶんまた弟と呑む。





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さて本番、28日(月)からは、風に吹かれてふらふらと。

まだ寒いから、たぶん北には行かないと思うんだけど、わからない。

高速は使わないから、長野の方から岐阜を抜けるか、静岡から太平洋側を行くか。



ま、もしかしたら、思いっきり福島の方に行ってたりするかも知らんけど。



3日(土)には、何人か琵琶湖へ集まるみたいだから、タイミングが合えば顔を出せるかな。

道の具合とか調子がよければ、四国か山陰あたりも、久しぶりに行きたい。

いやでも、そう言えば雪の回廊もシーズンっちゃシーズンなんだよな。



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なんにせよ、まずは明日の書類仕事をがんばろう(´▽`)



そんな感じで。



 
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by noreturnrydeen | 2014-04-25 20:35 | 雑記 | Trackback
 
 
無事、宴会場の移動を済ませた我々は。

ようやく、クソ寒い寒風から逃れることが出来、ほっとひと息ついた。

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移動先の東屋から見た、さっきまでの宴会場。

黄色い花がいっぱいに咲き、岩場には小川が流れ、その向こうに桜と山。

ちょっとした庭園のような風景は、とても目に楽しい。



と、ここらでようやく。



トータル3時間ほどで、ついに、タカシの備長炭へ火が入った

と言ってもさすがに、付け焼刃の火おこしは、思ったように上手くゆかなかった。

最終的に、よしなしのネイチャーストーブで着火させる。



もっとも、これでタカシの「炭おこしスキル」は、かなり上がっただろう。

ネットや本の知識と違い、自分のアタマと身体に、3時間かけて刻んだ知識と経験だ。

「身になり具合」が、まるっきし桁違いだからね。



「おぉ! 肉が焼けてきた! …………うめぇ! マジでうめぇ!」

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そら、どんな高級店の最高級肉より、美味いに決まってるさ(・∀・)






それで、だ。



こうして腰が落ち着くと、気になってくるのが、「あの男」である。

初めて秩父山賊に参加したとき、たった数分の道のりに一時間をかけた天才。

シャコタン&ビートルバッグのハヤブサに乗る変態、「しき」だ。



ほんの数分前、マルがいた時にみんなとした会話が、俺の頭をよぎる。



かみ 「しき、来るなんて言ってたけど、本当に来れるンかなぁ?」

よし 「ここ、判りづらいですからねぇ。電波もほぼ入らないし」

マル 「あ~? いくらなんでも、来れるだろ?」

タカ 「俺、しきさんに地図を教えたから大丈夫ですよ、たぶん」



かみ 「つーか俺は、たどり着けなくて、どっかで野宿すると思うね」

マル 「バカ、あんなでっかく、『大郷戸』ってカンバン出てんだぞ?」

かみ 「おめーこそ、ナメるなよ? しきだぞ? 本当に大丈夫だと言い切れるか?」

マル 「……むぅ……そうか……」



あの時、俺たちは、しきが到着する可能性を、50%以下に設定していた。






しきのは、方向音痴とか、地図が読めないとか、そういう迷い方じゃないのだ。

確認がメンドーとか、野生の勘をムダに信じるとか、ノリで曲がるとか。

そう、つまり昔の俺とまったく同じ、「テキトーな性格に起因する迷子」なのである。



そこへ、難所「死神の大腸」から、エンジン音が聞こえてきた。



全員の視線が注目する中、現れた現れたバイクは白いハヤブサだった。

そう、迷子の天才、しきが無事に到着したのである。

みんなは五分五分、俺は7:3で無理だと思ってた偉業を、ヤツは成し遂げたのだ。

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ま、山賊じゃ若手とは言え、しきも、いい歳したオッサン。

冷静に考えりゃ、偉業でもなんでもねぇんだけど。






さあ、最大の懸案、しきも無事にやってきたところで、後半戦と行こうじゃないか。



と、景気よく始めたはいいのだが、如何せん、アタマがやたら寒い。

東屋の壁が低いので、身体への風は防げても、頭上は素通りなのである。

タカシやしきはともかく、風邪っぴきの俺と先生には、これがなかなかに堪(こた)える。



「まさか、帽子が要るとは思わなかったなぁ」



そうつぶやきながら、タオルをかぶる、よしなし先生。

俺も真似しようと、荷物をほっくり返してみるのだが、今日に限ってタオルを忘れてる。

むう、他に何か使えるモノはないだろうか、と探してると、ふと目に付いた。



とりあえず、アタマに巻いてみる。



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デニムの半パンは残念ながら、思ったほどの戦力にならなかった

「んだよ、くっそ。使えねぇな!」

もちろん、リーバイストラウスには、なんの落ち度もない。






やがて、しきも宴会の準備を整えて……

しき 「あれ、テーブルの脚がない!」

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(写真下、テーブルの角度に注目)

そんなもん、なんでどっか行っちゃうんだよ! と大笑いしたが。

公平に見て、「そういう紛失」は俺もオハコなので、あんま言えた義理じゃない。

するとタカシが、バッグからヤツの大好きなコカコーラを引っ張り出す。



「しきさん、これ、脚になりませんかね?」



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なった…………けど、かなりデンジャーな香りが漂ってる。

とは言え、タカシの機転で、とりあえずテーブルの水平を保つことに成功した、しき。

もっとも、このあとコーラの近くで、「ストーブを使われてる」のを見るなり、慌てたタカシ。



水のペットボトルを取り出して、コーラのと入れ替えてた。






やがて、夕闇が訪れた。

あれほど強かった風は、太陽が落ちると同時に、だいぶん勢力を弱めている。

しかし、ここは低いとはいえ山の中、陽が落ちれば寒さが増してくる。



んじゃ、焚きますか。

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組み上げられた焚き木から、炎が燃え上がったとたん、この抜群の安定感

暖かい放射熱に、ほうっとため息を漏らすと、なんだか身体も少し楽になった気がする。

ほぼ同時に、よしなしも、「あれ、風邪が楽になった気がする」と笑う。



焚き火には、本当にいろいろなチカラがあるようだ(買いかぶり、むしろ言いがかりです)。






元気な若手ふたりに加え、おっさんふたりも焚き火パワーで充電され。

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いつもどおり、喰って呑んで笑う、最高のひととき。

しきが持ってきた、「萌え梅酒」という、よくわからんジャンルの酒にゲラゲラ笑い。

バクバクと嬉しそうに喰うタカシの姿を見て、ほっこりと笑い。



俺たちはキャンプの夜を満喫する。






と、闇の中に、ふたつのヘッドライトが浮かび上がる。

同時に俺たちは、やってきた人間の見当が付いた。

みなで顔を見合わせ、ニヤリと共犯者の笑いを浮かべる。

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オレンジ色のFJクルーザーにのって、我らがリーダー、POPOさんがやってきたのだ。



プラスチックのカゴふたつに、いいだけキャンプ道具を詰め込んだリーダー。

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いつものように、手早く準備を済ませ、とっととワインの栓を開ける。

カンパイして、しばらくリーダーをイジってれば、これまたいつものお約束。

ソッコーでワインを一本カラにして、どうやら「肩が温まった」のだろう。



途中参戦とは思えない全力投球を始めるリーダー。



アレがほしい、これが嫌いと、誰も聞いてねぇのに大騒ぎをはじめ。

何かを思い出しては、次の瞬間には忘れ

人の話は聞いてるようでビタイチ聞いてない、いつものPOPOさん全開だ。






リーダーが、最近お気にいりの「灯油ランタン」に火を入れると。

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焚き火と共に、とても雰囲気のいい光が、東屋の中を照らし出す。

風も凪ぎ、桜の花びらが舞い、酒とダチの笑顔。

至高にして究極の、俺の愛する山賊宴会の夜…………なのだが。



どうやら焚き火じゃ、風邪を制することは出来ないらしい(あたりまえです)。



一瞬、楽になった分だろうか、先ほどに倍する悪寒とセキが俺を襲う。

それでも、せっかくタカシの初炭火&しきの初大郷戸だから、も少し騒ぎたい。

しばらくがんばったんだが、どうやら、いよいよギブアップ。



「わり、俺もう寝るわ」



力ない宣言をして、俺はしぶしぶと、焚き火の前から腰を上げた。

テントに入って、シュラフにもぐりこみ、みんなの嬌声を聞きながら。

ゴホゴホとしばらく咳き込んだあと、泥のような眠りに落ちたのだった。









明けて、翌朝の払暁。

鈍い腹痛で、目を覚ます。

胃と腸の中間、ちょうどヘソの真裏あたりが、しくしくと痛い。



「うっわ、最悪。なんか馴染みのねぇ痛みだぞ?」



しばらくそのまま様子をみるが、なかなか痛みが治まらない。

こらぁ、「何かしらの対策」が必要だと、仕方なく起き上がる。

そして痛みに腰をかがめたまま、老人のように東屋へ向かった。






ペットボトルの水をコッヘルに注いで、ろろちゃんにもらったガスストーブで湯を沸かす。

イスに座り、腹をかかえて前かがみのまま、お湯が沸くのを待っていると。

がさごそと音がして、しきが起きてきた。



「おはよー!」

「おはようございます、ははは! マジで弱ってるじゃないすか」

「うむ、腹が痛いから、湯を呑むのだ」

「俺も、火をおこそう」



しきが愛用のソロストーブに、焚き木やワリバシを詰めて燃やし始める。

それを見ながら、気を紛らわすために話をした。

ソロストーブの使い勝手とか、キャンプ道具の話をしてると、やっとお湯が沸く。



ずずずっとゆっくりお湯を呑むと、少しだが、楽になった気がした。






しばらく白湯を飲みながら話し込んで、それでも痛みが完全には引かない。

俺はしきへ断りを入れ、また、テントに戻って横になる。

そのまま、うつらうつら半醒半睡で、ひたすら回復に努めた。



次に目を覚ますと、すでにみんな起きている。



東屋へ行って、おはようと挨拶をし、またお湯を沸かす。

そして今度は、しきにもらった「サトウのごはん」で、おかゆを作り始めた。

おかゆさえ食えば、こんな腹痛など、一瞬で消えてなくなるに違いない。



「ぎゃははは! なんでそんな、おかゆに全幅の信頼を置いてるんすか」



よしなしにツッコまれつつ、おかゆを作って平らげる。

が、もちろん大方の予想通り、ひとっつも改善しない。

みんなに、「俺は寝てくから、先帰ってくれ」と頼んで、また、コットに転がった。






やがてタカシが、「かみさん、先に帰りますね」と断りを入れると。

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生まれ変わった相棒にまたがって、ゆっくりと帰ってゆき。



よしなしとバカ写真を撮ってたしきも、それに続いて帰り支度を整え。

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颯爽と帰ってゆく。

手前に転がってるのが、おなかをかかえた腹痛マイトガイ。

見るもの全員が涙を禁じえないだろう、この、可哀想な姿といったらもう。



そして、先生やリーダーも、順次、帰路につく。



誰も居なくなった大郷戸で、俺は腹を抱えながら天を仰ぐ。

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見えるものは、空と枝だけ。

目のまえをアリが這い、地さな羽虫が飛んできて止まる。

大地に伏し、自然に包まれて、俺は何度もため息を吐く。






やがて、痛みがヘソの裏から下の方へ移動すると言う、好機が訪れる。

「今だ! ココを逃したら帰れないぞ!」と叫んで起き上がった俺は。

よぼよぼ歩きながら林の奥へ行き、移動した痛みをそのまま排出する。



出したことで一気に回復した機を逃さず、テキパキと荷物を片付け。



あわただしく、ユリシーズにまたがった。






空が、哀しいほどに蒼(あお)かった。









風邪を引いたときは、キャンプはしない方がいい(´・ω・`)

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大郷戸山賊宴会 コールド・バンディッツ/了




 
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by noreturnrydeen | 2014-04-13 11:53 | エンカイ | Trackback
 
 
前日の金曜日から、その兆候はあった。

くしゃみ・鼻水・鼻づまり・微熱……

いや、ちがう。花粉症じゃなくて、風邪だ。



そんでもキャンプ行きたいもんだから、「山賊に行けば治る」などと吹いてたかみさん。

微熱でボーっとしつつも、せっせと荷物を詰め込んで、ワクワクしながらベッドに入った。

しかし翌朝になって、明らかに身体の重さを自覚し、ちょっとだけ妥協する。



「タカシ来ねぇみてぇだから、のんびり仕様でいいや」



バイクのカスタムが間に合わなかったのだろう、タカシからの連絡がなかった。

本当なら上下レザー、久しぶりの「やる気仕様」で行こうと思ってたのだが。

ひとりで行くならのんびりモードだと、オフロード装備にする。






仕事をしていると、あと1時間で終わりという時刻になって。

がぼぼぼぼっ! ウォン!

インラインフォアの爆音を聞いて、俺は思わずニヤリとしてしまう。



「なはは、なんだ。間に合ったんじゃねぇか」



タカシが、カスタム&メンテナンスを終えたR750に、荷物を満載して現れた。

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ワンオフのアップハンに、ツータイア(ロード4)履いた、一見ナメられ仕様。

フルオーバーホールしたサスペンションには、低抵抗オイルシール。

高速域を削り、ワインディングスペシャルに生まれ変わったR750、いい雰囲気だ。



「ぎゃははは! なんだ、間に合ったんけ!」

「昨日、帰ってきたんですよ! そんで早速、上にあがって……」

「ふむふむ、なるほどNさんに見てもらったのか。んで、どうよ?」

「いいです! 上でも下でも! めっちゃ楽しいです!」



目ぇキラキラ、表情ワクワク、見てるこっちまで楽しくなる。

そのまま、ふたりでジリジリしつつ、受付終了時間まで待ってから……

いや、ちょっとフライング気味に仕事を終え、大郷戸へ向けて走り出した。






コンビニのドリンク剤で栄養を補給したら、北へ向かってすっ飛ばす。



俺はボーっとしてるし、タカシははしゃいでる。そしてふたりとも、荷物は満載。

やらかす要素は満タンなので、気をつけながら県道8号をすり抜け、国道6号へ。

車線と道幅が増え、流れもよくなってきたので、スピードを上げてすり抜ける。



もちろん、R750は後ろにべったりだ。



県道19に入ると、道は狭くクルマもそこそこ、すこーしだけツイスティになる。

今回は、トップエンド150スピード(1/2時速)くらいに抑えて走った。

それ以上だと、オフロードメットが風圧で浮いてくるのだ。



つっても、まろやか仕様だから、どの道、上の方は使えないんだけど。






そんな速度だと、もちろん、タカシの方はちょうど楽しく遊べるスピードレンジ。

ミラーで見てても、全身から楽しさがあふれてて、こっちのハンドリングまで軽くなる。

体感的にはいつもよりずーっと早く、50号のスーパーに到着した。

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「さあ、メシと酒を買って、山賊宴会だ!」

「俺は肉を食いますよ、かみさん。肉を!」



はしゃいでるタカシを見ながら、俺は心の中でほくそ笑む。



(喜んでるのも、今のうちだぞタカシ。最後の数百メートルはダートだからな)



荷物満載でやってきて、あと少しというとところで、ぐねぐねと左右にうねるダート。

「デイモンズ・テイル(悪魔の尻尾)」

と呼ばれる、大郷戸でもっとも恐ろしい、ロードバイク殺しの難関だ。



もちろん、今、思いついた設定だけど。






最後の難関、「ドラゴン・ファング(龍の牙)」を、なんとか超えて。

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俺とタカシは、大郷戸へたどり着いた(さらっと難関の名前が変わってます)。



すると、そこにはすでに、よしなし先生が到着していた。

俺たちは先生の愛機、R1200GSの側へと、単車を滑り込ませる。

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桜の木の下には、骸(むくろ)が埋まっていると言う。

そしてその骸は、花見るものを、狂気へと誘(いざな)う。

古(いにしえ)の言葉どおり、咲き誇る桜の下には、すでに「向こう側」へ渡りかけている先生。



「よ、よしなし! おめ、顔、真っ赤じゃねぇか!」



先生は、此岸(しがん)と彼岸(ひがん)の、挟間(はざま)にいた。

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つーかまぁ、要するに、この男も俺と同じく、思いっきり風邪を引いてるのだ。

なのに、それを無視して、のこのことキャンプへやってきた。

んで、体調が悪いのに呑んじゃったもんだから、あっという間に酔いが回っているのである。



ふと昨夜、mixiでかわした言葉が思い出される。



かみ 「くっそ、このタイミングで風邪ひいたwww」

よし 「マジすかwww 俺ものどが痛いですよwww」

かみ 「キャンプやれば治るよなwww」

よし 「あたりまえじゃないですかwww」



俺とよしなしは、この時すでに、昨夜のセリフを後悔し始めていた(´・ω・`)






とは言えもちろん、ここで帰るなんて選択肢はない。

とっととプロテクターを外して荷物を降ろし、テントの設営と宴会の準備に掛かる。

んで、タカシが強風にあおられて、テント設営に四苦八苦してるのを見た俺は。

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ニヤニヤ笑いながら、ワンタッチテントを目の前で広げてやる。

「くっそー! 俺はぜってー買いませんからね! ワンタッチテントなんて!」

タカシの悲鳴が、熱でボーっとしたアタマに心地よく響く。



ひととおり準備が出来たら、今日は風が強いから、ガソリンストーブで料理をしよう。

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買って来たウインナーなんかを焼きながら、まずはビールでカンパイ。

やがて設営を終えたタカシもやってきて、炭の火熾しにかかった。

が、これがまた、そう簡単な話ではないのである。



なぜなら、やつが買って来たのは、炭の王様「備長炭」なのだから。






ご存知の向きも多いだろうが、備長炭ってのはとても火持ちがいい。

そしてその代わり、火を熾すのがものすげぇ難しいつーかめんどくさい。

うまい人でも20分やそこらは、平気でかかるのが普通だ。



そしてタカシは、初心者なのである。


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もっとも、自分で調べて「難しいのは充分わかった上で」、買って来たようだ。

熾し方を調べてきたようで、なにやら色々と細工をして頑張っている。

ならば、ここで余計な口を挟むのは、山賊の流儀じゃない。



俺とよしなしはアイコンタクトしてニヤっと笑うと、呑みながらタカシの火熾しを見守った。






火熾しを眺め、桜を眺め、青い空を眺めながら、酒を呑む。

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気分はいいんだが、風が強いのがジャマ臭い。

一度、半パンにTシャツで呑(や)りはじめたんだが、すぐに上下を着込む羽目になった。

くっそ、こんな寒いんじゃ、やってられねぇなと口を尖らせていると。



「かみさん、焼けましたよ」



よしなし先生が、炭火で焼きたての焼き鳥をくれた。

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名古屋のボス、ともっちさんが送ってくれた、名古屋コーチンの焼き鳥だ。

グルメなともっちさんがくれて、先生がじっくり焼き、軽く塩を振ったヤキトリ。

んなもん、美味いに決まってるんだが、食った瞬間、思わずうなり声が出る。



想像してたより、さらにワンランク上の美味さだったのだ。



「うおっ! こりゃうめぇ! なんぞこれ!」

「いやー、ホント美味いっすねぇ。はい、タカシくんもこれ」

「うっめぇ! マジ美味めぇ! こんな美味いヤキトリ、生まれてはじめて食いました!」



タカシのセリフも、それほど大げさなわけじゃない。

そのくらい、ともっちヤキトリはバカ美味だった。

ともっちさん、ありがとうございました!






寒風に吹かれつつ、ヤキトリのうまさに大騒ぎしていると。

フォンフォンと並列四気筒の排気音が聞こえてくる。

見ればスーパースポーツが一台、こちらに向かってやってくるところだ。



難所、「大蛇(おろち)の背」を超えて来るSSなんぞ、関係者に決まってる。

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やってきたのは朋友マルと、ヤツの愛機GSX‐R1000<K6>だった。



ニヤニヤしながらメットを脱いだマルは、焚き木にドカリと腰掛ける。

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「おうマル、あんだおめ、荷物がすくねぇな。今日は泊まんねーんけ?」

「ああ、今日は帰る。つーかこの寒いのにキャンプとか、バカだねぇおまえらは」

「マルさん、これ、ともっちさんからの差し入れのヤキトリ」

「お、さんきゅー先生。もぐもぐ、うお、うめぇ。うめぇなコレ」



ヤキトリ食ったら、バカ話したり、みんなの単車を眺めたり。

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自分の単車の写真を撮ったりと、忙しいマルゾー。





一方、俺の方はと言えば、のんびりと宴会を楽しんでいる場合ではなかった。

とにかく、風が強くて寒いったらないのだ。

いやもちろん、風邪ひいて熱があるから、余計に寒く感じるんだろうけど。



んで、とにかくこの状況を打破しようと、トンチをめぐらせるマイトガイ。

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コットやテントを単車に立てかけ、「即席の防風シェルター」を作ってみる。

多少マシにはなったものの、やはり、背中にゾクゾクと寒気が走る。

セキは出るわ、くしゃみは出るわ、鼻水は止まらないわ、散々の状態だ。



「どっかに、風をよけられる場所はないかなぁ。東屋は……壁がないからダメだよなぁ」



ぶつぶつ言いながら、ふらふら徘徊していると。

おや、どうやら向こうの東屋には、小さいけど壁があるじゃないか。

試しに中へ入ってみると、わりと風が防げるカンジだ。



戻ってきた俺は、よしなしとタカシの前に立ち。

「悪りぃけど、寒いからあっちの東屋に移動しようぜ」

満面の笑みを浮かべて、高らかに宣言した。






と、ここでマルがタイムアップ。



マル 「んじゃよ」

かみ 「ああ、またな。今度、走りに行こうぜ」

マル 「あーよ」

よし 「気をつけてー!」

タカ 「まるさん、お疲れっす!」

マル 「先生、タカシも、またなー!」

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マルゾーがあわただしく帰っていったところで。

こちらも、荷物を担いで大移動を始めた。

太陽は山の向こうへ静かに沈んでゆき。



そろそろ、炎が欲しくなってくる時間である。




後編に続く



 
 
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by noreturnrydeen | 2014-04-12 11:49 | エンカイ | Trackback
 
 
小学生の傍若無人な扱いを、ノーメンテで6年間耐えるランドセルとは違い。

バイクは、マメなメンテナンスが必要。

特に俺は、一年中ムダに走り回るので、扱いで言えば小学生のランドセルとタメだ。



そこへもってきて、今週末はタカシと一緒に山賊宴会へゆく。

普段の山賊なら、ひとりだからチンタラ走るが、タカシが一緒だとそうもゆかない。

間違いなく、行き帰りでアホほどすっ飛ばすハメになるだろう。



つわけで今日は、週末に向けてのメンテナンス大会。






まずは、エンジンオイルの交換。

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ビューエルは、エンジンとミッションのオイルが別なので、暖めるのが楽でいい。

普通はミッションのオイルも暖めるべく、多少は乗ってやるとこを、アイドリングだけですむのだ。

いやまあ、本当はちゃんと乗って暖めたほうがいいんだろうけど。



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オイルが抜けたら、ドレンボルトのOリングを交換してやる。

んでお次は、エンジンオイルフィルタの交換だ。

上の写真に写ってる赤い箱の中身、トヨタヴィッツ用フィルタを交換してやる。



アメ車のくせに、フィルタは日本の四輪用ってのが、面白いやらありがたいやら。

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もちろんいつも通り、素手でチカラ任せ。



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外れたら、新しいフィルタにエンジンオイルを注ぎ込んで、また素手で締めこんでやる。

「素手で組み込むなんて、大丈夫なのか?」って質問を、ふたりほどしてきたのだが。

俺の経験では、今まで緩んだり外れたことはないから大丈夫だと思う。



ま、その辺は、自己責任でヨロシク(´▽`)

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あとは新しいオイルを注ぎ込んで、オイル交換は終わり。






つづいて、ブレーキパッド交換。

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キャリパーを外すんだが、ものすげぇナチュラルにフロントホイールを外し。

外したところで、自分がすっかり、ビューエルに侵されてることに気づく。

フロントホイールを外す程度は、洗車より面倒じゃなくなってるんだよね。



正直もう、「エンジンの中」とか「電気コンピュータ系」以外は、そんなオオゴトの気がしない。



パッドを外して、新しいのと交換する。

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シムがキレイなのは、磨いてから写真とったから。



キャリパーを掃除して、ピストンを押し出し、クリーナで洗浄してからグリスアップ。

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さらっと書いてるけど、実はこのあたりが一番、時間を食った

六個のピストンをひとつづつ押し出して、磨いて、グリスアップして、押し込む。

全部やったら、何度か押し出してみて、ある程度バラつきがなくなるまで揉み出し。



あとはついでに、フロントホイールのベアリングをチェックして、グリスアップ。






フロント周りを組み上げたら、今度はフルードの交換だ。

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フロントのフルード交換をさっさと終わらせたら、お次はリアの交換。

なんだかんだ、年に一回は交換してるから、そんなに汚れてはいない。

でも、やった後はやっぱり、タッチがカチっと気持ちよくなる。



メンテナンスの醍醐味だ(´▽`)

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フルードはもちろん、いつものワコーズSP‐Rだ。

これはタカシとシェアしてるんだが、俺ばっかり使ってるので、だいぶん残りがなくなった。

新しいの買っておくから、タカシはロングの前後で交換しに来るように(´▽`)






んで、最後はチェーンのグリスアップ。

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最近愛用の、「バイクレース用潤滑剤 AZチェーンルブ ロングライフ」を、ちょいちょいっと。

2chで知って、試しに買ってみて、使った最初は「ま、こんなもんか」だったんだけど。

ユリシーズとKLX、両方で使ってるうちに、だいぶん気に入ってきた。



普通のルブよりやわらかく、エンジンオイルより固い。

ただそれだけのオイルなんだけど、そのバランスがめちゃめちゃ絶妙なのだ。

最初は、「エンジンオイルでいいじゃん」と思ってたのに、今はすっかり気に入ってしまってる。



たぶん、次回もこれを買うんじゃないかな。






つわけで、メンテナンスはひと通り終了。

タイア、ブレーキ、オイルという、重要な消耗品がすべて新品になった。

これでまた、心置きなくすっ飛ばせるよ。



とりあえず、今週末の山賊宴会へゆく道程で。

アップハンにしたR750のタカシと、ガシガシやってくる。

山賊だけでも楽しいのに、さらに行き帰りで、ダチとツイスト遊びだからね。



とりあえず、とっとと週末になってくれることを(´▽`)



 
 
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by noreturnrydeen | 2014-04-09 19:00 | メンテナンス・カスタム | Trackback

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