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KLX125 筋肉棒

 
力造マッスルバーという、ちょっと「兄貴ネーミング」なハンドルバーが届いた。

トライアル屋さんの作るハンドルで、俺が買ったのはイチバン高さのあるヤツ。

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ほかにプログリップと、オークションで落としたハンドガード。

写真はないけど、トライアルミラー(左)と、パワークラッチ、ショートブレーキレバーも。



んで昼休み、さっそく取り付けを始める。

……のだが。

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カワサキ、グリップボンドつけすぎヽ(`Д´)ノ

パークリ吹こうが、ドライバ突っ込もうが、ビタイチ外れやしない。

結局、カッターで地道に削った。



ついでに、スリーブのエンド部分も削った。

これなら、社外のスロットルスリーブ買ったほうが早かったよ。

これから交換を考えてる人は、社外のスリーブ買った方が、ぜってー間違いない。



んで、外したプロテーパと比較してみる。

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プロテーパはエンドを30mmくれぇ切り詰めてるので、本来の長さはそんなに変らないと思う。

どっちも800mmくらいだったはず。

マッスルバーの方が高さがない分、ケーブル類は今のままで行けそうなイキフン。




なんだかんだ調整に手間くったので、途中の写真はなし。



んで、取り付け完了。

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ハンドルは思ったより低めな印象だ。

が、実際にまたがって握ってみると、スタンディングがやり辛いということはなさそう。

さすがに考えられたカタチなんだなぁと感心させられる。



もちろん山へ行ったら、ここからもう少し、カチ上げてやるつもりだが。






クラッチレバーはホルダーごと、牧場で見つけたパワークラッチに変更。

ホルダーごとなので、クラッチセーフティスイッチがつけられない。

最近の単車は、スイッチをフリーで走ると、ガスをちゃんと噴かないと聞いた。



一瞬、「どーすんべ。このままだとよくないかなぁ」とも思ったのだが。

よく考えたら、コイツは「カワサキ」「125cc」だ。

ホンダじゃあるまいし、そんな小細工はしてないだろうと結論付ける。



つわけで、クラッチのセーフスイッチは、とりあえずフリーのまま様子見。



ブレーキレバーは、社外のショートタイプ。

最近流行の、やたらイカツいカッコイイヤツじゃなくて、純正っぽいやつ。

どうせ山で投げるから、そんなカッコいいのは要らない(`・ω・´)



あと、ハンドガードだが。

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今回初めて、バータイプのハンドガードを入れてみた。

確かに安心感はあるものの、ちょっと物々しいというか重い気がする。

ハンドル幅もずいぶん広がったし、これはもしかしたら変えるかも。





それから、歯医者さん行ったり、仕事用の買い出しに行ったりしたんだが。

走ってる途中で、ふと気づいた。



「そーか、ハンドル幅が広がってんだから、ミラーのマウント、普通で大丈夫じゃね?」



ミラー下出しは面白いんだけど、上向きよりも視線の移動量が多いから、ちょっと鬱陶しかったのだ。

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買い出し先のホームセンターで、マウントを上出しに戻す。


そんで走り出して、およそ1分。

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道端で、とっとと元に戻した。

やっぱ見えんもんは見えん( `д´)

腕がジャマにならないぶん、下出しのほうがマシだった。




舗装路を走ってみた感じは、まあ、まるっきし問題ない。

もっとも、このハンドルの真価は、ケモ道を走ってみないとわからない。

トライアル的に使うときの、適度な「しなり」が、マッスルの名の由来なのだ。



来月アタマの週末、大郷戸で山賊宴会があるので。

そのときにでも、山に入ってみようかと思う。

どんな感じになるのか、今から楽しみだ。




つーかユリシーズ、かれこれ半月も放りっぱなしなんだよなぁ(´・ω・`)
 
 
 
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by noreturnrydeen | 2013-08-28 18:37 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
 
こないだのガレ場でミラーを割ったから、ミラーを交換する。



「たしか、ランツァの時に買ったミラーが余ってたはずだが……」


つわけで昼休み、パーツ牧場をほっくり返し、トライアルミラーを探し出す。

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そろそろ、牧場の整理をしないとなぁ。


んで、とりあえずフツ-に装着。

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シンプルでいい感じなのだが、走ってみると、ほとんど後ろが見えない


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見た目は好みなんだけどなぁ。



なので、下向きに装着してみる。

ついでにミラー穴も、プラスチックファスナーでふさぐ。

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赤い丸がふさいだミラー穴。が下出しトライアルミラー。

ネットで見ると、トラ屋さんたちは、わりとみんな、この出し方をしてるね。

ま、ホントに本気のトラ屋さんはトランポで運ぶから、ミラーとか関係ねぇか(´▽`)



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ハンドルの上部分が、スッキリスカスカ。

つーか正直、俺はこの顔をあんまし気に入ってない

なのでもしかしたら、いずれ違う顔を入れるかも。



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バイクってのはミラーを外すと、とたんに精悍な印象になるね。





さて、ここでハンドル角度の問題が出てくる。



通勤やツーリングにあわせると、スタンディングしづらい。

スタンディングにあわせると、レバー類が下向きすぎる。

その辺のすりあわせが、なかなか悩ましいのだ。



で、俺のハンドルには、目盛りが振ってある。

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センターから、マイナス(手前に引く方)と、プラス(鬼ハン方向)へ、それぞれ2目盛り。

コレを上手く使えば、素早くハンドル角度の変更ができる。

それに気づいたので、レバー類の角度は、普通走行にあわせた。



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上が普通仕様(+-0) レバーが水平で、ハンドル角度はフォークと同じ。

下がケモ仕様(+1) 1目盛りでも、レバーとハンドルの角度がずいぶん違う。

これなら、10mmのレンチひとつ、ものの1分で仕様変更が可能だ。



と、ここまでやって、せっかくいい感じに仕上がったのだが……






さっき、酔っ払った勢いでトライアルハンドル買っちゃった(´▽`)



ばんちょさんオススメの、「力造マッスルハンドルバー」。

なので、ケーブルからナニから、ハンドルが来てからやり直しになる予定。

ま、メンドーな反面、楽しみでもあるんだけど。



そんな感じで、KLXのカスタムは、まだまだ続く。



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牧場をほっくり返してて、見つけたパーツもあるしね(´▽`)



 
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by noreturnrydeen | 2013-08-24 20:15 | メンテナンス・カスタム | Trackback

復活の日(3)

 
 
オフロード復活の感慨にひたりつつ。

しかし、ここは目的地じゃないし、その前にこれ以上は先へゆけない。

だったら、戻るしかないわけで、登ってきた道を下り始める。



そして、途中でスルーした支線らしき、荒れた山道へ。

藪の中をガシガシ登ってゆき、道が尽きると戻ってくる。

いわゆるピストンルートを取りながら、ひとつひとつ支線をつぶしてゆく。



そんな中、あるポイントが俺の目を引いた。

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「おや、ココは知ってるぞ? よしなしと来たことがある」

よしがガーミンぶっ壊した時、たしかココを通った覚えがある。

とは言え俺の記憶だから、あんましアテにはなんねーけど。



廃道ながらも、ギリギリ舗装と呼べる道を登ってゆくと。

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登りきった先が突然、急に下って、さらに石が転がってたり。



ランツァやSLの時なら、イキオイで行っちゃってた場所も、あえてゆっくりと抜けてみる。

勢いで行ってた時には、わからなかった難しさ。

ゆっくり走ることで逆に実感できた、自分の上達ぐあい。



いろんなことに気づかされながら、楽しく走ってゆく。



「それにしても俺、思ったより乗れてるんじゃね? むしろ、ちょっとスキルアップしてね?」

嬉しくなった俺は、みんなの期待どおり、キッチリと調子に乗り

スタンディングをサボって座ったまま、アクセルを開けノリノリで下ってゆく。



そして、これも、ご期待どおり






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下りのガレ石で、フロントをすっ飛ばす

こないだのロードで右をヤり、今回、キッチリ左をヤって。

これでKLXも、すっかり俺の相棒らしい姿となった(反省しましょう)。






下って、支線を見つけて、また登って。

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倒木に阻(はば)まれたので、停まって先を見に行ってみる。

すると、とんでもねぇトゲトゲの木に、あちこちを引っ掻かれた。

しかたなく、この先へゆくのを断念する。



Uターンしてまた下り、別の支線をまた登る。



何度か繰り返してるうちに、どうやら広めの林道へ出た。

「よーし、これなら一気にすっ飛ばせるぞ」

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狭いガレ道をさんざん走った後だから、こんな道でも気分はまるで高速道路

道なりにすっ飛ばしていくと、途中で見たことあるっぽい登りと合流する。



「あ、コレかな?」



おぼろげな記憶で状況を補完しつつ、そのまま登ってゆくと。

途中で、記憶の道と目の前の景色が、カンペキに合致した。

あとは一気に、峠の分岐まで駆け上がり。




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一本杉峠に到着。



わずかな日陰にすわりこみ、ペットボトルから水を飲んで、タバコを一本。

初めてここを走った時の記憶が、鮮明に浮かんでくる。

ヤんなるくらいクソ暑いし、いいだけ汗だくだし、そこそこ疲れてもいるけど。



やっぱりオフロードは楽しいね(´▽`)






さて、休憩が済んだら、今度は反対側へ降りようか。

稜線を走る、北筑波稜線林道の方が、断然走りやすいんだが、もちろん選ぶ気はない。

このまま218号を西へ下れば、ガレガレに荒れた道なのだから。



それに、廃道とは言えかつては使われてたから、ホンキの山ン中と比べれば、ちゃんと道である。

このくらいなら、下りの方が登りよりずっと楽だ。

ちなみに、ホンキの山ン中だと、登れても下れないなんて道もあったりする。



マジで絶望するんだよね、アレ。





つわけで、懐かしい入り口から、廃道を下り始める。

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昔よりもちょっと崩壊が進んだか。

基本的にこの先は、こんな感じの道が延々と続く。

さっきみたいに油断して、石にタイアを吹っ飛ばされなければ、それほど難しい道ではない。



もちろん、KLXのサスだと、ずーっとスタンディングで降りることになるんだけど。



ガレ坂を調子よく下ってゆくと、見覚えのある場所へ出た。

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正確には、ココがもう少し崩れてなかったころの姿を、見覚えていた。

前はもう少し道っぽかったのに、今じゃすっかり川になってる。

渓流下りっぽくて面白いけど、滑るから気をつけないと。



まずはゆっくりと、金属でできたフタの載った岩に下りてみる。

じわっと進んで、ストンとフロントを落とし、バランスを取りながらゆっくりリアを落とす。

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「お、今ちょっとトライアルっぽかったんじゃね?」

能天気なセリフが、静かな山の中に吸い込まれてゆく。



降りた場所でスタンドが効いたので、車体を残していったん向こう側へ。

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ここから水に下りて岩を躱(かわ)しながら、写真の左側スミへ抜けてゆく。

KLXは安心感が高いからか、前よりも見つけたルートをトレースしやすい

案外あっさりと、下ることが出来た。

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上の写真と、似たアングルで撮ってみた。

撮ってるときは「いい考えだ」と思ったんだけど……

こうやって見るとどーってことないね。





さて、このときはグッドアイディアと思ってた、写真の続き。

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コレは、上の写真と同じ状況を、反対側から写したところ。

今度は、川の真ん中に並んだ岩と、右のガケの間を抜けてゆく。

上手いヒトなら、左側のスペースからでも行けちゃうんだろうなぁ。



俺も、もっと練習しなくちゃ。

ストイックなトレーニングはすぐ飽きるから、俺らしく実戦で(´▽`)

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そしてこれが、この「川セクション(って程でもないけど)を、無事に抜けきったところ。

こうして連続して撮ったのを見ると、面白くないこともないけど、苦労のわりにはアレかなぁ。

やっぱ、オフ(ゲロ系)は、動画の方が面白い。



ただし、カメラは消耗品になるけど(´・ω・`)






さてあとは、延々とガレてっからメンドいだけで、スキル的には難しくない。

相変わらず、サボって座るとタイアを吹っ飛ばされる、チビすけKLXをあやしながら。

スタンディングで一気に駆け下りる。



結局、一本杉に登って降りるまで、ほとんど立ちっぱなしだった。

なーんとなくだけど、「立ったまま走るコツ」みたいなのもつかめたっぽい。

要するに、荷重のかけ方より、抜き方の方が重要なんだね。



いや、知らねーけど、たぶん。




下界に降り、販売機を見つけて停まる、オフロード・マイトガイ。

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コカコーラを飲みながら、ほっとため息をついたその顔は、おそらくニヤけていただろう。

リハビリとしてはまずますの、楽しいソロツーリングだった。

そしてなにより、コレは復活の狼煙(のろし)である。





長いこと眠ってたけれど、どうやら、また始められた。

山と、岩と、川と、泥と。

汗と、疲労と、転倒の世界へ。


俺は帰ってきたのだ。






俺がこうして復活できた、そのすべての原因と結果に。

そして、それを許してくれたヒトや、これから一緒に走ってくれるヒトに。

喜びの言葉と、心からの感謝をささげたい。

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ありがとう。


ただいま!




復活の日/了
文責/かみ


 
 
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by noreturnrydeen | 2013-08-19 17:32 | ソロツーリング | Trackback

復活の日(2)

 
 
茨城ののんびりした田園地帯を、風まかせに走りつつ。

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見覚えのあるところで、適当にルーティングして、霞ヶ浦へ。


やがて、霞ヶ浦にたどり着く。

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今日は、風がないから湖面が凪いでて、実に美しい景色だ。

湖つーとバカの一つ覚えで、左回りばかりしてる(左側通行だと湖が見やすい)から。

たまには右回りで走ってみよう。



トコトコゆっくりと、霞ヶ浦の南岸を、西に向かって走ってゆき。

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景色や空気、釣り人の姿なんかを楽しみつつ、土浦を目指す。

「筑波山を経由して、加波山(かばさん)の一本杉峠まで行ってみよう」

と思ったからだ。



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混雑する土浦の市街を抜け、パープルへ向かうルートで筑波を目指してると。


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いつの間にか、朝日トンネルが開通していた。

それじゃあ、せっかくだから峠はやめて、トンネルで山を越えよう。

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すると、ものすげぇあっという間に、筑波山の北側へ出た。

いやまあ、トンネルだから当たり前なんだが。

それにしてもこらぁ、フツーの人は便利になったねぇ。

つっても俺は、よっぽど急ぎじゃない限り、二度と走らないと思うけど。



トンネル、曲がってないからね(´▽`)






筑波の北側をごちゃごちゃ走って、県道64号へ出たら、あとは北上するだけ。

途中のコンビニで、mixiやfacebookに、「一本杉へ行く」とつぶやき。

地図や携帯を見ながら、県道218号の入り口を探す。



しばらく走って、ようやく「旧道入り口」を見つけた。

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ここから入って、一本杉峠を目指してゆくのだ。




が。



もちろん、そのまますんなりとは行かないのが、マーマレードクオリティ。

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上の写真だと、気持ちのいい舗装林道を、すんげぇ調子よく走っているが。

行けども行けども、よしなしと走ったあの道が見えてこない



それもそのはず、この時点ですでに道を間違っていたのだ。



そら、ナンボ走ったって見えてくるわきゃない。

入りっぱなのところで、適当な道をカンで選んだのが敗因。

スタートから違う道を走ってるとか、自分の天才っぷりに呆れる。

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それでも、久しぶりの林道に、歓声を上げながら進んでゆくマイトガイ。



やがて、道が登りはじめ。

ここらでようやっと、自分が初っ端から道を間違えてたことに気づいた。

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でもまあ、何とか行けそうだし、とりあえず走ってみるか。

「迷ったら行けるところまで行ってみる」のが、俺がmotoに教わったケモスタイルだし。

ま、このあたりはケモってより、「ちょっとガレた林道」って程度だけどね。



なーんて余裕こいてたら。



転がってる石のサイズが、段々でかくなってきた。

「ほほう、これは良いリハビリになるな。KLXがどこまでやれるか見てやろう」

ガレ石にハンドルを取られながら、スタンディングでガンガン登ってゆく。



道はますます荒れ、勾配もどんどんきつくなる。



やがて、転がってる石がいつの間にか、赤ん坊の頭より大きくなってきた。

「おー! シッティングじゃアレだけど、立ってりゃ全然やれんじゃん!」

と、相棒の実力に、歓声を上げて喜んでいた矢先。




ストン。




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エンジンストール。



もちろんKLXのせいじゃなくて、これは俺のウデのせい。

写真で見るとフラットぽいけど、すでにかなりの傾斜がついてるのだが。

勢いで登らず慎重に抜けようとして、大石を避けはぐって停まってしまったのだ。



ハマった石からフロントを逃がし、改めてセルを回す。



すると、エンジンが元気に再起動したので、そのままリカバリ作業に入る。

ここでKLXの小ささが、早速、役に立った。

リアに座ってトラクションをかけるのが、すんげぇやりやすいのだ。



ガレガレの急勾配を、なんなく脱出する相棒に、俺は思わず喝采を送る。

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そのあとも、こんな感じでケズれまくった急勾配が続く。

削れてないところは、特大の石……むしろ岩に近いのがゴロゴロ。

立ちっぱなし、ハンドル取られっぱなしで、ひいひい言いながら登ってゆく43歳。



降りて押すコトこそ、ほどんどなかったものの、かなりいい運動になった。






やがて道が尽き、ちょっとした広場に出る。

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「う~ん、見覚えがあるような、ないような……ま、いいか」

自分の頼りない記憶はとっとと見切って、純粋に到着を喜ぶことにした。

ま、到着つったって、カケラも目的地ではないんだけど。



むしろ現在、絶賛「迷い道」中なんだけど。



もっとも、迷子それ自体が、オフの楽しみでもあったりするわけで(意見が分かれる処です)。

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少なくとも、かみさん的には大満足の大ゴキゲン(´▽`)

ボタボタ汗をたらしながら、リュックを開けてペットボトルを取り出す。

もちろん、ここはあえてミネラルウォーターだ。



「ぷはぁ! やっぱり美味いっ!」



タバコを取り出して火をつけ、煙をゆっくりと吸い込む。

ただの水があきれるほど美味く、いつものタバコが深々と肺にしみわたる。

俺は山の中でたったひとり、地べたに座って水を飲みながら、ニヤリとつぶやいた。




「ああ、帰ってきたんだなぁ」

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四年以上の時を超えて。

俺はまた、この世界に帰ってきたのだ。

そんな実感に、ただただ、口元が緩んでゆく。



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by noreturnrydeen | 2013-08-19 17:29 | ソロツーリング | Trackback

復活の日(1)

 
 
夏休みも後半に入った月曜日。

世間様は仕事してるが、俺様はKLXでオフロードを走る。

長いこと休んでた、オフロードランの復活だ。



数日前、アスファルトですっ飛んだばかりだから気をつけながら。

それじゃあ、気の向くまま走り出してみよう。

つわけで朝9時ころ、バシっとフル装備して出発。

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手賀沼の脇を、つらつらっと適当に走り出すと。



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程よい天気と、トコトコ走る気持ちよさに、かみさんご満悦。



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イマイチ道がわかってない場所も、楽しみながら適当に走る。

なんだか、ロングツーリングの時みたいな気分になってきた。

あんまし遠くへ行っちゃうと、帰ってくるのが大変だから、ホドホドにな、俺。



やがて、見覚えのある場所へ出たので、そのまま見当をつけ。

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無事、利根水郷ラインへ合流。むこうに見える橋を渡って、茨城側へ出よう。



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茨城側の土手に出た。かみ語で言うところの「裏高速」だ。

このまますっ飛んでけば、霞ヶ浦から、鹿島灘や銚子の方まで出られる。

が、KLXは長いことボンヤリ乗るのが鬱陶しい。



土手沿いを走りながら、ちょっと遊べるところはないかな?



と、上にあがる道があったので、ひょいっと登ってみる。

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おぉ、フラットで優しいダートがあるじゃない。

ヨコロビのひまわりダンスを舞いつつ、トコトコ坂を降りてゆき、

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キレイなフラットダートを、キャッキャ言いながらすっ飛ばす。

う~む、久しぶりのオフで、ちょっとチカラが入るかなぁ。

意識して肩の力を抜いてるうちに、だんだん走り方を思い出す。



んで、また戻って土手の上。

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ここへくると会えるいつもの連中が、こっちを見ながらモシャモシャ口を動かしてる。

牛にアイサツして、また土手下を走ってゆくと。

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ソソる坂道を発見。

写真で見るより傾斜がきついけど、KLXはストレスなくたんたんと登ってゆける。

やるじゃん、10馬力(´▽`)



上がった先は、もちろんまたフラットダート。

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さっきより面白い場所だったので、張り切ってイロイロやる。

ただ、夏なので雑草(牧草?)がやたら長く、地べたがまるで見えない

調子に乗ってすっ飛ばしてたら。






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キッチリ曲げた(´・ω・`)

とりあえず軽く応急処置して、ココを脱出。

天気がいいから、気分に任せて好きに走ってみよう。




空にぽっかり浮かんだ雲を眺めつつ。

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夏の風に吹かれて、気持ちよく走っていると。

「歴史民族資料館」の看板が出てきた。

「こんな近くに、そんなのがあったんだ」と認識を改めながら、とりあえずソコを目指してみる。



すると、わりあい簡単に発見できた。

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が。


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残念ながら、今日は休館日のようだ。

仕方ないので、ここで一服つけながら、先ほどのペダルを修理。

ま、修理つっても持ってる工具は、車載と腕力だけなんだが。

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それでも、なんとか修理完了。



さて、せっかくだし、霞ヶ浦でも行ってみるか。




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by noreturnrydeen | 2013-08-19 17:27 | ソロツーリング | Trackback
 
 
永井食堂のモツ煮は、いわゆる関東のモツ煮である。

西のモツとちがい、脂っ気がまるでなく、九州モツ煮なんかとは別の食い物だ。

だが、食いなれてるのもあって、関東人はあんがい、脂の多いモツよりこちらを好む人も多い。

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そのモツを煮込んだ味噌で、うどんを煮ようというのだ。


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もちろん不味かろうはずもなく、eisukeさんのモツ鍋前には人だかりが起きるほど。

モツ煮うどんに舌鼓を打ちつつ、「美味い、美味い」と喰ってると。

横で喰ってた銀星が、すっくと立ち上がった。



「テント張らなくちゃ」

つぶやいて歩き出した銀星は、テントを持って組み立てにかかる。

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が、明らかに足元がおぼつかない

テントを組み慣れてないとかじゃなく、単純に酔っ払ってる、それも泥酔してるのだ。

組み立ては一向に進まず、ついにはすっ転げてしりもちをつく始末。



「あーも、見てらんねぇ」

立ち上がった俺は、銀星のテント張りを手伝った。

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つーか九割がた、俺が組み立てた。

組み立てながら銀に、「呑みすぎだ」とか、およそ俺とは思えないセッキョーをかます。

もちろん泥酔してる銀は、「ハイ(´▽`)」と、いい返事オンリーで、イッコも聞いちゃいない




一方、砂を食ってすっ飛びかけ、ロデオばりにシートから浮き上がったとき。

暴れた車体に、思いっきり脚をぶつけたマル。

思いのほか強くぶつけたようで、ふくらはぎがハデに腫れあがって来た。



酒が回って血行がよくなってきたせいだろう、「痛い痛い」とやかましい。

んなもん自業自得だし、さっき俺に謂われなきヌレギヌを着せた罪もある。

放っておいても構わないんだが、俺は仁星の運命(さだめ)に生まれた男だ。



仕方ないので、マルゾーの脚を診てやる。酔っ払ってってけど。






外傷の初期治療では、安静、冷却、圧迫、挙上、いわゆるRICE処置が大切だ。
<Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)>

だが患者はマル=基本的に言うことを聞かないバカである。

安静や挙上は早々にあきらめ、冷却と圧迫のみを施術する。

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eisukeさんに借りた大型保冷剤を、腫れあがった患部にぶち当て。

包帯代わりに、トラロープで固定するオトコマエ治療。

完璧すぎて目眩(めまい)がする(`・ω・´)


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(左) ER並みのカンペキな処置をやり遂げ、満足げな俺。
(中) 今ひとつ、納得いかない表情のマル。
(右) 大喜びのeisukeさん。



とまあ、バカやりながら騒いでるうちに。

朝から125ccで150キロも走った疲れや、コケたダメージ、呑みすぎた酒が効いて来たのだろう。

一気に眠気が襲ってきて、俺はここらでギブアップ。



焚き火のそばにコットを設置して、シュラフカバーをかぶったら。

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あっというまに夢の中へと落ちていった。








明けて翌朝。

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時刻は朝の4時半すぎ。

早寝のおかげで心地よく目覚めると、すでに何人か起きだしていた。

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「みんな早いなぁ」と思いながら、朝の挨拶をしてバカ話。

ところが、みんなの話を聞くうち、とんでもない事実が浮かび上がってきた。



泊まらないはずなのに泊まったマルは、朝イチで帰り、嫁にイイワケしなきゃならない。

当然、嫁が起きるはるか以前に帰ってないと、イロイロと具合が悪い。

だったらてめぇで起きりゃいいものを、クソマルのやつ、eisukeさんに甘えたセリフを吐いた。



「明日、4時半ころ、起こしてください



「おまえは王様か何かか?」と問いたいほどの暴言である。





もちろん、フルシカトしてしかるべき言葉なのだが、そこは気のいいeisukeさん。

アタリマエのように、「わかったー! 4時半ね?」と答えたつーのだ。

教育上、人道上、倫理上、とてもよろしくない行為である。



eisukeさんには、猛省を求めたい。





と、マルのワガママっぷり、ダメ人間っぷりを、朝から盛大に責め立てていると。

それを苦笑しながら聞いていた、eisukeさん、ろろちゃん、よしなしが口をそろえて。



「まあ、それを許せちゃうのが、マルさんの不思議なところだよなぁ」



などと、言語道断のセリフを吐く。

みんな、マルを甘やかしすぎ!

そーやって甘やかしてると、そのうち痛い目を見るんだからねっ!ヽ(`Д´)ノ



つわけで、そんな王様の帰還

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あいも変わらずバカ話しながら、マルの準備を待ち。

「んじゃよ」「またな」

で、マルは痛む脚をさすりながら、愛する嫁の元へ。



いいだけ怒られやがれ。








ぶおーん! とマルが帰ってゆき。

マルに引きずられるように、早い時間から撤収作業をすすめていると。

げろげろげろげっ!

とてつもなくお下品な排気音が、静かな湖畔に響きわたる。



えい 「あれ? マルちゃん戻ってきたのかな?」

かみ 「いや、マルよりさらに、お下品なこの排気音は……あっ!」

一同 「ロケットスリーだ! タツヤだっ!」



も、全員、大爆笑。

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昨晩、あまりに楽しくて、恒例の電話を忘れていたのが、よほど悔しかったのだろうか。

秩父のタンクトップ大魔神、タツヤがしれっとやってきた。

おーがが大爆笑しながら、「アホや! アホがおる!」と叫んでる。



もちろん、セリフの内容は正しい。



が、タツヤの扱いに慣れた、俺やよしなしは、ほぼフルシカト。

おーがみたいに反応すると、タツヤのドヤ顔を見せられるコトになるからね。

タツヤは基本的に、ドヤ顔よりヤラレ顔が似合うし、美しいのだ。






キャンプの朝、「まったりした空気」の中を、襲撃するはずだったのが。

こんな朝早くから、みんなとっとと撤収してるので、アテがはずれたのだろう。

バタバタするなか、ひとり座って哀しそうにサンドイッチをパクついていたタツヤは。

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いつものように怪しい紙巻を吸いながら、フテ寝を決め込む。

マル王が帰ったと思ったら、タツ王がやってきやがった。

どっちもメンドーで、ワガママで、手に負えない(´・ω・`)




早く始めた分、とっとと撤収を終わらせ、今日は夜勤のろろちゃんが帰る。

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ニッポンのあちこちを一緒に走ったF800Sは、これで本当にホントのラストラン。

次に買ってくれる人が、ろろちゃんみたいに大事にしてくれるといいね。

もしも俺みたいなヤツだったら……まあ、ご愁傷様。



ろろちゃんが、片手を挙げて去ってゆき。

俺もほとんど撤収を終えて、荷物をKLXへ積み込む。

それから、フテてるタツヤをからかって、eisukeさん、よしなし、銀星にアイサツし。



最後におーが。



おー 「んじゃ、またな。かみ、気ぃつけてな?」

かみ 「は? おめーナニ言ってんの? せっかくこっち来たんだし、柏に寄りゃいいじゃん」

おー 「……あ。そーか、おまえロングツーリングいかんのか! 柏に戻るん?」

かみ 「おう! 気をつけて来いよ! んじゃ、あとでな!」

おー 「ぎゃははは! お、おう! わかった。んじゃ、あとで」



つわけで、おーが一家をゲットした俺。

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150キロ彼方の柏へ向かい、意気揚々と走り出したところで。

俺の転倒、マルの怪我、銀星の光速酔い。

毎度のコトながら色々あった山賊宴会は、今回も無事、カーテンコール。



毎月毎月、あきもせずやるなぁと、思うかもしれないが。

毎月毎月、あきもせずいろんな事が起こるんだ。

そら、やめられるわけないよ。



つわけで来月もスラップスティックな、ドタバタ山賊宴会やるぜ(´▽`)

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スラップスティック・バンディッツ/了
文責/かみ



 
 
 
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by noreturnrydeen | 2013-08-14 16:19 | エンカイ | Trackback
 
 
ひと段楽したところで。

おーがと、ろろちゃんが、買い出しに行った。

その間に、俺は久しぶりのUKTと遊ぶ。

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湖に浸かってジャブジャブ遊びながら、UKTとちょっと話したり。

はじめて会ったとき、ゴーストライダーを延々と見続けてた2歳児は、もう五年生。

残念ながら単車に興味はないようだが、最近、柔道を始めたらしい。



これもまた、楽しみな話だ(´▽`)





一方、成長なんか1マイクロメートルたりともしない、マルゾー。



マル 「せっかくだから、温泉に入ってこよう」

えい 「マルちゃん、自転車持ってきたから、それに乗って行きなよ」



そう、今回はeisukeさん、移動用に自転車まで持ってきてくれたのだ。

当初からそれが気になってた、かみさん43歳。

マルのセリフに反応してわめく。



かみ 「まて、マル! 風呂に行ったら、しばらく向こうに置きっぱなしだろ?」

マル 「ああ、そらそうだ」

かみ 「じゃあ、俺が先だ! トイレ行ってくる!」

マル 「歩いて行けよ、そんくらい」



つわけで、eisukeさんの自転車を借り、またがるマイトガイ。

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何が嬉しいのか、満面の笑みで、トイレまでの数百メーターを走り出す。

ま、俺は基本的に、タイアふたつの乗り物はみんな好きなんだけど。



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「一緒に温泉へ入る」というUKTと共に、俺のトイレ終わりを待ってるマルゾー。

そして遠くには、トイレから帰ってきた、俺の姿が映っている。

やがて。





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「ダメだ! 死ぬ! 脚が痛てぇ! なんだ自転車って!

あさっての方向に半ギレしながら、かみさんが帰ってきた。

おっさんは、もう少し身体を鍛えようと、反省したとかしないとか。






UKTと一緒に温泉を堪能し、ゴキゲンで帰ってきたマル。

eisukeさんの貸してくれた、安楽イスに座ろうとすると。

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ソコには、すでに飼い主ちゃんが鎮座、むしろ寝転がっていた。

このイスは、山賊どもに「ダメ人間製造機」と呼ばれる逸品で、座ったら立てなくなる

案の定、飼い主ちゃんも、なかなか動けなくなってた(´▽`)



そして逆に、やたら元気な子供たち。

思いっきり振り回しすぎて、シャボン玉ステッキを壊してしまったNNKを見るなり。

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老眼鏡をかけて、サクサク直してあげる、優しいeisukeおじいちゃん

何度も壊され、何度も直して、それでもニコニコしてた。

可愛くて仕方ないんだろうね。




そのうち、買い出し組が帰ってくる。

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両手にヤマモリの買い出しのうち、半分くらいはスイーツ

子供たちより、飼い主ちゃんが歓声を上げて喜んでた。

安楽イスによって、すでにダメ人間へと置換されているようだ。






ろろ 「ほろよいカクテル、落っことして穴が開いちゃったよ」

かみ 「俺に任せなさい! むしろ呑ませて!」

つわけで、穴の開いた缶を受け取ったかみさん。

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横の穴から、松尾象山のごとく中身を呑む。

いや、さすがに缶をペコペコには出来なかったけんども。





ほろよい缶をやっつけて、すでにほろよいどころではないマイトガイ。

ゴキゲンで笑ってると、NNKが抱きついてくる。

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かみ 「こんなんしてくれんのも、あと数年だろうなぁ」

マル 「俺なんか、ふたり目も女の子なんだぞ! ウチは俺以外みんな女なんだ」

かみ 「ざまあ、そのうち『お父さんのパンツと一緒に洗わないで』とか言われんだぞ?」

マル 「甘めぇな。いずれ洗濯機を買い換えたら、古い洗濯機が俺のパンツ&雑巾用になるんだ」


ごめんマルちゃん、涙で君の顔が見えない





そんなこんなで、すっかりサッパリ帰る気のないマル。

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UKTと語らったり、俺とバカな掛け合いしたり。



そして銀星はと探してみれば。

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涼しくなってきて、いよいよ始めた焚き火のそばで、チビらに、ナニゴトか講釈たれてる。

いや、知らないけど画ぇ見た感じは。

実際はフツーに面倒見てるだけだろう、ヤツも子持ちになったし。



もっとも、焚き火と聞いて、ダメ人間どもが黙ってるはずもなく。

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わらわらと寄って来て、ガンガン燃やしてゆく。

とは言え今回は、eisukeさんの余り雑木を燃やすのが主旨だから、もちろん問題なし。

火の気がなくても死んじゃうほど寒くないしね。



カメラ向けられると、何かやらずに居られないのがろろちゃん。

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もっとも、それが何なのか伝わる頻度は、著しく低い。



このへんで、俺はすでにだいぶん酔っ払ってきた。

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座りっぷりのだらしなさが、俺の酔っ払い具合を伝えている。

立ち上がったおーがは、ジャガイモをホイルで巻いて、蒸し焼きの準備。



そしてeisukeさんも、永井食堂のモツ煮へ、うどんを投入し始めた。

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料理が始まるとすぐ、太陽が西の彼方へ隠れ、あたりに暗闇が訪れる。

とは言え、早くも総員の半分が泥酔している山賊たちは、相変わらず絶好調。

宴はまだまだ終わらない。



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by noreturnrydeen | 2013-08-14 12:27 | エンカイ | Trackback
 
 
哀しきスリップダウンの衝撃も覚めやらぬまま。

榛名湖に到着すると、結構なひとの出だ。

のんびり走りながらみんなを探すと、黄色いBMWのF800Sが停まってる。



「いやまて、ろろちゃんはエフハチ手放したはずだ」



驚異の記憶力を見せた俺は、そのままスルーして別の場所を探した。

ま、結局、まだ手放してなかった、ろろちゃんのBMだったんだけど。

相変わらず、アテにならない野生のカン。

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F800Sは、今日がラストラン。

この翌日、無事に下取りへと出され、次回からろろちゃんはスーパーテネレ1200になる。

つまり俺と同じビッグオフ仲間になったのだ(異論は受け付けません)。




今回もいつもどおり、前乗りしたeisukeさんが、ブルーシートでテントを作ってくれていた。

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前回の反省からゴムバンドで固定されたシートは、風に負けない強い子になってた。



荷物を降ろした俺は、早速、ふたりにご挨拶。

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BMラストランのろろちゃんは、涼しい湖畔の風に吹かれてゴキゲン。



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群馬の灰色熊eisukeさんは、山賊宴会が出来るってだけで、常にゴキゲン。



軽く一杯呑んだ俺は、コケた被害の後始末にかかる。

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アスファルトで擦れ破れたロンTは、どうせ捨てることになる。

愛刀のガーバー熊さんモデルを取り出すと、袖を掴んで刃を入れるかみさん。

もちろん、袖を切り飛ばして、Tシャツにしてやるのだ。



片方を切り飛ばしたところで、ろろちゃんから「タンクトップにしよう」とオーダが入った。

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んで、こうなった。イッコもタンクトップじゃねぇけんども。



コケた話をして呑みながら笑ってると、ヨシムラの排気音が聞こえてくる。

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栃木最強のダメ人間にして俺の朋友、マルゾーと、ヤツの愛機R1000である。



マル 「くっそ、いってぇ! かみ、おめーのせーだ!」

かみ 「まずはイロイロと落ち着け。イキナリ何の話だ?」

マル 「砂に乗っかって、ほとんど吹っ飛びかけた」

かみ 「にゃはは、コケたんけ?」


するとマル、首を横に振りながら。


マル 「んにゃ、横向いた車体が、吹っ飛んだ俺の脚にぶつかって、奇跡的に立て直した」

かみ 「なんだ、つまらん。俺はキッチリ、コケたぞ」

マル 「あ? マジか? おめ、自分がコケたから俺を呪ったのか!」


ひどい言い掛かりもあったもんである。




かみ 「んで、おめ。その軽装っぷりから察するに、今日は帰るんけ?」

マル 「おう、嫁さんに言って来てないからな」

かみ 「まあ、そりゃ構わんけど、おめ、ホントに帰れるんけ?」

マル 「あたりまえだ! 帰るに決まってるだろ」










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とても、そうは見えないんだが、気のせいかなマルちゃん?



マルと掛け合いながら、げらっげら笑ってたら。

フルフルフルッと優しい排気音をさせながら、次のメンツがやってくる。

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茨城の猪ハンターよしなし先生と、彼のBMW・R1200GSだ。

フルオーバーホール後だけに、よしなしのバイクらしからぬスムーズさ。

しっかしまあ、この男も良く走るよね。



最終的に、50万キロくらいは走るんだろうなぁ。






よしなしを加えて、呑んだくれながら、湖畔の優しい風に吹かれる。

下界のクソ暑さが冗談みたいに、サワヤカで心地よい風だ。

こらやっぱ、このままロングに出ちまおうかなぁなんて思いながら、杯を傾ける。



すると、三重からやってきた古いダチ、おーが一家が姿を見せた。

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嬉しくて、早速カラむ、マイトガイ(季語マイトガイ)。



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左から、長女NNK、愛妻「飼い主」ちゃん、長男UKT。おーがの宝物。

NNKの魔法スティック型シャボン玉と、UKTの水鉄砲は、eisukeさんのプレゼント

やたら気の回る彼らしい、やさしい心遣いだ。

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早速、シャボン玉バトンを振り回して大喜びのNNK。




とりあえず、メンツもそろった所で、まずはカンパイ!

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それぞれ、好き勝手に飲んだり喰ったりしながら、バカ話をして笑いあう。

ちなみにマルは、この段階ですでに帰宅をあきらめ、とっととビールを引っ掛けていた。

テッパンのダメ人間っぷり。





と、土手の上にクルマが一台やってきた。

「誰だ?」とみんなで注目していると、中から現れた男が、こちらを見てにっこり笑う

とたん、全員で大爆笑。

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久しぶりに、銀星がやってきたのだ。



「おめ、どんだけ持ってきてんだよ」

と突っ込まれつつ、ジャックダニエルと芋焼酎を次々と並べた銀は。

「お久しぶりでーす!」

ニコニコしながら酒杯をかかげ、俺たちも呆れながら笑いながら、返杯する。

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さあ、面白くなってきたぞ。




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by noreturnrydeen | 2013-08-14 12:26 | エンカイ | Trackback
 
 
今回の山賊宴会は、榛名湖

125ccで行くにはちと遠いんだが、やっぱりKLXに乗りたい。

なので腹をくくったかみさん、下道でトコトコ、群馬県を目指すことにする。



いつもなら休日ってだけで早起きできるのに、やはり疲れていたんだろうか。

ちんたら八時すぎに目を覚まし、「寝坊だ」としょんぼり肩を落とした俺は。

さっそく着替えて荷物を持ち、駐輪場へ向かう。

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今回はオフロードフル装備



ただ、フル装備は暑いので、それなりの対策を施す。

膝プロテクタつけてるから解りづらいけど、下半身は短パンなのだ。

涼しさMAXなのに、とっても安全(´▽`)




駐輪場で、KLXに荷物を積み込む。

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125へ積むということで、今回はだいぶん荷物を減らしたんだが、それでもこの始末。

リアタイアがやけに頼りなく見える(太線重要)。

さて、それじゃあイッパツ、出かけようか。



16号から、県道17号で折れ、関宿(せきやど)方面へ。

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関宿城を眺めながら、利根川を越える。



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利根川にかかる橋。名前は知らない



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いつも混んでるのに、今日は空いてたので、ミラー越しの撮影とかして遊ぶ。

橋を渡って、道の駅「さかい」のところから、国道354で利根川沿いへ。

2~30キロ走って、板倉バイパスの途中にあるコンビニで休憩。

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一時間ちょっと走っただけなのに、もう、ケツが痛くて仕方ない

さすが、「三角木馬」の異名を持つ、前期型シートである。

XR100Mも大概ヒドかったが、こいつも中々のツワモノだ(´・ω・`)



と、携帯にマルから着信が入っていた。



かみ 「もしもし、どした?」

マル 「おめ、荷物を湖に置いたら走り行くんだべ? 俺も行く」

かみ 「いーけど、俺KLXだぞ?」

マル 「あー? 125で群馬までか? そらご苦労様」



ケラケラといいだけ笑って、ブツっと切りやがった。

すっ飛ばさない俺に用はないらしい。非道い男である。

きっとヤツには、天罰が下るだろう(太線重要)




マルゾーを罵りながら、ようやく腰を上げて走り出すマイトガイ。

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道端(写真左)に見える、「男のDVD 333円」のカンバンに笑いつつ。

354から122号経由で50号へ出たら、広い三車線国道をすっ飛ばす。

とは言え、非力な125のKLXなりにだが。



長い直線で100スピードを見るくらいで、フツーに走れば出ても90スピード

下り坂参考記録で103スピードまでは見たけど、使い物にはならない。

逆に言えば、それ以下の国道なら、充分、クルマの流れをリードできる。






やがて、大好きな曲がり道、国道353号に入る。

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そして、曲がり始めたとたん、後悔に苛(さいな)まれる43歳。


「くっそ、やっぱビューエルさんで来ればよかった!」


後悔先に立たず。

とは言え、いつまで後悔しててもアレなので、気持ちを切り替え、KLXにムチを入れる。



トップ全開から、ブレーキングと共に一速落とし、同時にバンク。

サスをフルボトムさせながら、カーブをトレース。

とたんに足回りが負けて、ひよひよと車体が踊る。

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脱出速度を稼ぐために、はるか手前からアクセル全開。

非力なエンジンの一番パワーがあるところだけを使って、速度をなるべく殺さないように。

このへんでようやく、KLXの走らせ方がわかってきた(太線重要)



途中で出てきた、BMWのF800GSあたりと、楽しく追いかけっこしながら。

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途中の道の駅へ滑り込む。

すっかり太陽も上がり、気温がぐんぐん上昇してきた。

とっとと榛名へ行って、林道散策でもしよう。



353を走り抜け、17号をまたいで、県道33号線に入る。

榛名まで30キロくれぇのところで、コンビニに入って酒を買い込む。

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ビールとツマミをリュックに入れたら、さて、もう少しだ。





そして、その時がやってきた。



空いてる道をすっ飛ばしてゆくと、榛名まであと5~10キロくれぇのトコにある峠。

狭いバカ峠なので、クルマが詰まっている。

鬱陶しいなと思いながら、はじめこそクルマの後ろを走っていたのだが。



あまりの遅さに、辛抱しきれなくなったマイトガイ。



125ccのキャパを目一杯使って、クルマを抜き始める。

「バカ峠」「125cc」「満載の荷物」「オフタイア」

コレだけそろえば、もうカンペキ。



舞台が出来上がった。



構わず突っ込んでくうちに、走り方がユリシーズっぽくなってくる。

グリップのギリまでトラクションかけ過ぎ、KLXのキャパを超えてるんだが、もちろん気づいてない

荷物の存在を忘れ、細いリアタイアを忘れ、ブロックタイアのグリップの悪さを忘れ。



よし、この一台を抜いたら、先はしばらくクリアーだ。



短い直線でワンボックスをオーバーテイクし、そのままキツい右。

速度を殺したくないから、ほとんどブレーキをかけずにカットイン。

KLXはひよひよと頼りなく踊るが、構わずべったりとフルバンク




ガガガっ!



ステップを擦った瞬間、トラクションが抜けてケツが滑り始める。

あっという間に俺を追い越してゆく、リアタイアと荷物。

そのまま車体は完全に寝っ転がり、火花を上げながら目のまえを滑ってゆく。



スリップダウンだ。



滑ってったバイクが動きを止めると同時に、こちらも跳ね起きる。

フル装備が幸いして、動けないほどの怪我はない。

とっととKLXを起こしたところに、後続車が追いついてきた。




驚きに目を見張ってるドライバーに、「片手拝み」で詫びると。

起こした車体を、道の端へ寄せる。

クルマの列が過ぎるのを待って、少し上の広い場所へ移動したら。




改めて被害の検分だ。

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ブレーキペダルと、ステップ、タンデムステップが接地してるようだが、被害は軽微

振り分けバッグが緩衝材になったのだろう。

安心したところで、右手の薬指がズキズキと痛んでるのに気づく。

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最初に接地したのだろう、グローブを外してみると、ちょっと血が出てる。

このときは、大したことないと思ったが、帰宅して確認したらちっとアレな感じ。

血腫の色とか圧痛点から、ヒビくれぇは入ってるか知れん。

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装備的には、プロテクターがハツれたのと、服の肩の部分がちょっと破れたくらい。

ま、スリップダウンだから、被害もそれほどじゃなかった。

強いて言うなら、精神的被害が大きい。



いや、コケて凹んだとかじゃなく、後続車が来たせいで、

転倒した状態で、写真を取れなかった

のが、なにより悔やまれる(´・ω・`)




イロイロとと反省しつつ、気を取り直して榛名湖へ。

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「ま、とりあえず、ひとネタできたな」

アレな独り言をつぶやいて、俺はアクセルを開けた。



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by noreturnrydeen | 2013-08-14 12:22 | エンカイ | Trackback
 
 
ずいぶんと下がった気温に喜びつつ。

昨日に引き続き、昼休みにKLXをいじる。

本日のお品書きは。



1)クラッチケーブル引きなおし

2)車高アップの続き(フロント側)

3)スキッドプレートの取り付け



勇んでエリック牧場へ出ると、そばで大家さんの息子やっちゃんが作業中。

俺は趣味だが、向こうは仕事だから、邪魔できない。

なので、あんま写真も撮れず、とっとと終わらせる。



まずはトップブリッジのクランプボルトを緩め。

フォークのトップにあるボルトを緩めてから、フロントを浮かせ。

ボルトを外して延長キットと交換する。Oリングは使いまわし。



延長した分の20mmを、下へ突き下げれば。

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完成。

構造上、強度は落ちるが、このくらいなら問題ないだろう。



それからスキッドプレートの取り付け。


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デイトナ製のスキッドプレート。


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ボルト四本で、瞬時に取り付け完了。

苦戦したりレスキューしてた昨日と比べると、ダンチの早さ。

暑さもマシだったから、あっという間に終わった。

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またがってみると、さすがにキッチリ車高が上がり、カカトが少し浮く。

それでもユリシーズよりは低いし、なんたって車体が軽いから、まるっきし気にならない。

と、車高が上がってスキッドプレートもつけたので……



ようやく、本当にようやく。



ケモライド復活の準備が整った。




調べてみたら、実に四年ぶりの話で、なんだかドキドキしてくる。

久しぶりに、自分やよしなしのケモレポートを読み返してみたり。

今月はロングに出ず、ひたすら山の中を走ろうと思う。



そんなケモライフで(´▽`)
 



 
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by noreturnrydeen | 2013-08-13 21:15 | メンテナンス・カスタム | Trackback

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by かみ