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野宿旅 in 房総半島 2/2

<前編はこちら>





国道を離れ、フラワーラインを走り出す。

しばらくフラワーラインを走っていると、なんかステキな光景が目に入った。期待できそうなワインディングなので、フラワーを外れて右折し、そっちへ足を伸ばす。 気まぐれ旅のいいところだ。

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この先、200Mくらいで行き止まりだった。

俺だけじゃなく道も気まぐれでやんの。

 

ガッカリスと戯れながら引き返し、フラワーへ戻る。海風が冷たいが、車も少ないし、気持ちのいい道路だ。攻める気マンマンだと、ちっと物足りないだろうが、片目でトコトコ走るには、ちょうどいい感じ。

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曇天なのが惜しまれる。

つーか、いたるところに植えてある南国チックな樹木が逆に寒い

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冬の海は、冷たくて寂しい。


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走ってるうちに、だんだん自殺しそうな気分になるね。

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やがて房総半島の南端、白浜野島崎に着いた。
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ここで地図を広げてみると。

この先の灯台が、日本最古の八灯台のヒトツだと書いてあった。

なので、それじゃあと行ってみることにする。 フラワーに戻るとすぐ、それが見えてきた。

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近くまで行ったら、思いのほか車が多かったのでやめた。

だいたい、八灯台の残りの七つも良く知らないしね。




10キロほど走ると、またも道の駅のカンバン。

普段ならこんなペースでは絶対、休憩入れないんだが、寒いのと、のんびりツーリングなのとで、ここにも寄ってみる。ぶっちゃけ、おしっこが近くなったんだよねー だからしかたないじゃん?

道の駅「ちくら・潮風王国」

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そりゃあ寒いはずだよ。潮風の王国だもん。

民主国家日本の領土内で、堂々と王制を敷いてる小国でトイレを借りると、革ジャンのジッパーを引き上げて、冷たい海風の中を、また走り出す。ジーンズのすそから、寒風が吹き込んでくる。そんな中、俺は猛烈に後悔し始めていた。

海のにおい、街のにおいの変わり目が嗅ぎたくて、半ヘルかぶってきたことを。

つーか、冬の房総なんてけっこう来たことあるのに、なんでこんなナメたカッコしてんだ俺。



途中から、房総黒潮ラインに乗り、さらに北上する。

海沿いの心地よい道路を、エンジン音を低く響かせながら、そして海風を心地よく肌で感じながらえぇいっ! 寒いつーんだ! もうこれ以上、潮風なんか吹かんでいいから。少しおとなしくしててくれよ、風。

なんか雲行きが怪しいなぁと心配しつつ、黒潮ラインを淡たんと走る。

どこかでドラッグストアか眼鏡屋を探し、コンタクトを買おう。

買ったら、もうひとつ考えてた方のルートに行こうか。

なーんて思ってたのだが。

 
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見つけた店、全滅。

フツーの眼鏡屋が見つからない。しかたなく片目のまま鴨川、勝浦と抜けるうち、ビーチラインの手前に来てしまった。本当はこのまま九十九里を抜けて、銚子か鹿嶋から帰ろうと思っていたんだが、寒さと雲行きに心が折れる。片目だし。

折れたらあとは速攻だ。

九十九里ビーチラインには行かずに、そのまま128号を走る。

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考えていたもうひとつのルートというのは。

佐倉にある、『国立歴史民族博物館』を見学するコースだった。いちど行ってみたくて仕方なかった場所である。 大きくて、見るところがたくさんあるので、二三時間じゃ回りきれないと聞いていたから、一日かけてゆっくり見てみたかったのだ。

ちょうどいいから、博物館へ行こうと決心し、進路を佐倉へとる。



と。


うそ? ウソだよね? ママ、ウソだって言ってよ!

このタイミングなんて、ジョークとしか思えないよ!

 
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雨が降ってきやがった。

一宮のイレブンで休憩しつつ、上半身だけカッパを着ながら、なんで下半身持ってこなかったんだよーとわめいても、アフター・ザ・カーニバル。これで佐倉行きも中止だ。

覚悟を決めて、ざんざん降りの中を走り出す。

 
 

泣きながら茂原を抜け、県道13号(市原茂原線)から147号。

さらに県道14号(茂原街道)を北上し、ようやく国道16号に入るころには疲労が限界。

ま、片目ですり抜けとか、キチガイなことするからだけど。



しかし、あとは慣れた16号だ。

雨の中を必死の形相で、やっぱり片目ですり抜けつつ、木下街道入り口あたりだろうか。雨脚が弱まったなあと思ったら、あっという間に上がり、程なくしてあたりが明るくなってきた。陽光だ。ああ、なんて暖かく美しい光……顔、出すの遅すぎだ、バカ太陽

しかし今さら博物館に向かうのもダルいし、身体は雨で冷え切っている。

俺は大きくため息をつくと、家路を急いだ。

なんだかすっかり晴れちゃった国道を、こころもち、ヤケクソ気味に。

 

最後はちっと残念だったが、野宿と、酒と、気まぐれなソロツーリング。

なかなかステキな、自分への誕生プレゼントだったんじゃねーかな。

自分が、ものすごく野宿向きだってこともわかったし。

 

また、野宿しようっと。


 
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by noreturnrydeen | 2006-11-30 21:36 | ソロツーリング | Trackback

野宿旅 in 房総半島 1/2

野宿をしてる人のサイトを読んだら、野宿がしたくなった。

基本的に俺は、自分の心の声に逆らわない人生を目標に掲げてる。
なので、やりたいと思ったら即、行動するのだ。
幸い、誕生日休暇と称して翌日の30日を休診にしてあるから、なんの障害もない。

29日の午後、仕事を終えた俺はいちど家に帰り、出発準備をしていた。

するとそこへ、一本の電話。

携帯画面を見てみると、ダチのうわばんだ。

「ったくめんどくせーなーしょーがねーなー」とブツブツ言いながら電話に出る。



「もしもし? あんだ?」

「あ、かみさん。今、家にいます?」

「これから出かけるトコだ。キサマに割く時間はない」

「いや、俺もこれから仕事なんですけどね。誕生日プレゼントを持ってきたんですよ。これなら、かみさん間違いなく喜ぶと思うんですが」

「早く言え。早く来い」



『キサマに割く時間はない』と言う前言をコンマ二秒でひるがえすと、うわばんが来るのを待つ。
程なくやってきたヤツは、ジャックダニエルをぶら下げていた。
そう言うことなら、家に入れてやってもいいぞ。なんか飲むか?
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しばらく話してから、仕事へ行くと言うヤツと共に家を出ると。
俺はRocketIIIに荷物を積んで、 ひとり気まぐれツーリングに出発した。
時間は午後4時。程なく暗くなるだろうから、明るいうちに少しでも走っておきたい。

いや、暗くたって走るけど。

 

 

今回の目的は、野宿。

場所はどこでもいいし、極端、林道の道っぱた的な『イカにも野宿』って感じじゃなくてもいい
むしろ、家のすぐそばとかでもいいくらいだ。
とにかく野宿することそのものが目的。
要は単車のそばにシュラフで転がって、酒を飲みたいだけなのだ。

単車好きなら、わりと夢見る例のアレ。

さらに焚き火ができれば、最高にして完璧なのだが、時間も遅いし無理はすまい。

ちんたらトコトコ、夏のツーリングみたいにゆっくり走ろう。

 
 

16号を西から南へ、千葉北を越えるころには日が暮れ始める。

やがてすっかり暗くなり、野宿ポイント見つけづらいなぁ、どうしようかなぁと考えているところで、木更津の手前あたりにブックオフ発見。ちょいと寄り道し、トイレついでに、野宿用の本を仕入れよう。

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トイレを借りて、店内を物色しながら携帯を見ると。

おや? poitaさんからメールだ。

なんだろうと開いてみれば、どうやら例のクラッチの話。
荒っぽく使ってちょっと減ると滑り出したわけだが、それはつまり最初の調整段階で引きが強すぎたってコトらしい。なるほど。 ってなわけで返事をして、ブックオフの駐車場で、クラッチの調整。

ちなみに、買いこんだ本。

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極道兵器。タイトルで負けた。中身も最高にバカでおもしろい。

さて、クラッチを調整して、今回の趣旨には反するが、バカ開けしながら国道を走ってみる。
すると、おや? なんかいいんじゃね? 滑ってないんじゃね?
少なくとも高いギアですべることがなくなった。
一速全開だと、滑ってるかなぁ? って程度に症状が改善される。

「バーネットのクラッチ要らなかったかなぁ」

とも思ったが、まあ、俺とかpoitaさんみたいな使い方なら、どっちにしろ早晩、クラッチがいかれることは目に見えている。いずれパワーアップも目論んでいるのだし、強化クラッチは必要だろう。


と言うことで、この間のぐるぐるで待ち合わせたコンビに入り、poitaさんに電話する。

出なかったので留守電を残し、またも16号をひた走る。

よく考えたら、今日は平日なワケで、帰宅ラッシュどまんなか

調子の良くなったRIIIで、バシバシすり抜け大会。

どのクチが「のんびりトコトコ」とか言ってンだって話だ。

 
 

一気に南下して、道の駅「きょなん」に到着。

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ここで地図を確認しながらコーヒーを飲むも、心はだいぶアルコーリング。

アルコールがコーリングしてるのである。

こ~の声が聞こえ~るかい♪ なのである。

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少し下って、富浦あたりの道の駅で寝ることにする。

なぜなら、空が曇りで月に朧がかかっているため、満天の星が期待できないからだ。星がないなら、本でも読もう。そのためには明かりがあった方がいい。LEDライトって読みづらいんだよね。

「ナメた格好(半ヘル、ジーパン)のわりに寒くなかったなぁ」

と思いつつ、到着したのが道の駅『とみうら』。

ここ、すぐそばに高速の入り口から、スーパーから、スタンドから 、やたらとなんでもある。
全然、不自由がなくて、正直、俺のイメージしてた野宿っぽくはない。
っぽくはないが、しかし、そんなことよりも。

もう、俺の心が『バイクのそばで酒』を求めているのだ。

(アル)こ~(ル)の声が聞こえちゃってるのだ。

 

適当に駐車して。

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早速、荷物を広げて、大事なものを引っ張り出す。

 
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イエス!

コレさえあれば、後はどうにかなるさ。

そして会場を整備。

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準備完了。

エ~ンド。

イッツ・パーティ・タイム!
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これで、下が荒地なら完璧にマッドマックスワールドなわけで、なにも言うことないのだが。
ま、グランドシートを忘れてるから、今回は逆にちょうどいい。
夜露も少しはマシだろう。

いや、根拠は全然ねーんだけんども。

シュラフに半身を突っ込むと、俺は絶好調のひとり宴会を開始した。

 

冬の夜中に、単車のそばで飲むバーボンの、うまいことうまいこと。

ふと気付いて見上げると、夜空には朧がかって霞んだ月。
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こりゃやっぱ星空は無理だったな。

本を読んだり、酒を飲んだりしながら、気ままなひとりの時間を楽しむ。それに飽きれば、こんどは酔っ払ったアタマで、イロイロと思索にふけったり。まさにこれこそ、俺のやりたかったこと。

単車と酒の、最高の調和だ。

ふだん、こんなにじっくりと心ゆくまで愛機を眺める時間はない。
なにもしないで、ただぼーっと考え事をする機会もない。
ひたすらに呑んで、空を見て、読んで、単車を眺めて。至福の時間が、ゆっくりと過ぎてゆく。

やがて、さすがに寒くなってきた。

アタマまですっぽりとシュラフにもぐりこんで、冷たいアスファルトの上に転がる。

いつもなら考えられないほど早い時刻にも関わらず、俺は幸せな気持ちで眠りに落ちた。

 

 

驚くほどぐっすりと眠り。

爽快な気分で目を覚ます 。地べたで寝たにもかかわらず、なんだかビックリするほど身体が軽い。
けっこう呑んだのに、酒も全然残ってない。
あれ? 俺、もしかしてすげー野宿向きなのか? むしろ野宿側なのか?

そして、あたりはすっかり明るい。
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とっとと荷物を片付けて、さて、今日はどこを走ろうか。

と言っても、富浦に泊まった段階で、房総フラワーラインを走りたいに決まってるからで、当然、フラワー目指していくわけなのだが。
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朝起きて、トイレで顔を洗って、ぐいっとタオルでぬぐった瞬間。

とんでもないことが起こった。

前の晩から入れっぱなしだったコンタクトが、ずれて千切れたのだ。


だが、ご安心を。

俺のメディスンバッグには、スペアのコンタクトが入っている。
ほら、常備薬の入った袋を取り出して、なかからスペアを取り出して……うん、これじゃない。
これはジッポの着火石だ。
じゃなくて……え~と……



ヤーハー! スペアレンズ、忘れちったぜ! きゃっほうっ!



も、ホント信じられないウカツさ。

時刻はまだ、朝の8:30。もちろん店なんか開いてない。

さすがにどうしようもないので、とりあえず片目ポンコツのまま、のんびりと走り出す。
まあ、目ぇ三角にしてかっ飛ばすんじゃなければ、それほど支障はないようだ。
そのうち道端で、眼鏡屋かドラッグストアでも見つけたら、そこで買おう。

しょんぼりしたまま、俺は走り出した。



2/2へ続く


 
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by noreturnrydeen | 2006-11-29 21:22 | ソロツーリング | Trackback
今回のクレイジーマーマレードでっかいもん倶楽部は、いつもとかなり趣を異にする。

何が違うって、人数が多いのだ。

いや、一般的なツーリングとしては普通なんだろうが、普段はせいぜい三人がいいところの俺らとしては、非常に異質。もっとも、お初の三人を連れてくるのが、あの俺の知ってるダメ単車乗り最年長のpoitaさんだから、鬱陶しいことになる気遣いはない。

むしろ、ワクテカだ。




今日は面白いことになるぞと、楽しい気合を入れて家を出る。

時刻は朝の7:00。守谷に7:30なら楽勝だと、ニコニコしながら柏インターに向かう。16号への接続で信号待ちをしていると、目の前を『黄色い大きな物体』が通り過ぎる。単車もでかけりゃ、乗ってる人間もでかい。間違いなくpoitaさんだ。

信号が青に変わった瞬間、ロケットスタート。ロケットだけに(うまいこと言えてません)



結構、渋滞してるんだが、なにやら行けども行けどもpoita号に追いつかない。結局、柏インターに乗ってしまった。そのまま170~180くらいで流して走る。何しろ前夜の宴会がたたって二日酔いなのだ。余計なところで集中力を使い切るわけには行かない。

やがて守谷に到着すると、ちょうどpoitaさんも単車を止めるところだった。

横に並べて駐車すると、朝のご挨拶。寒いですねーなどとダベりつつ、連れの三人を消化してもらってるうちに、栄養にしてどうする、紹介してもらってるうちに、つむじ風Zも登場。と言っても今回は朝しか時間がないとのことで、顔見せに来ただけだ。

poitaさん&RocketIIIとZ&TZR250SPR。
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排気量、9倍の差。体重は……知らない。


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手前のカタナ、白いST1100パン・ヨーロピアン、黄色いニンジャが、poitaさんの友人3人。

ま、このヒトの友人だってだけで、かなりアレなヒトたちであることは間違いない。



守谷でしばらくダベりながら、今日、どうするかを話し合う。

とりあえずイチバン近い峠、筑波に行こうと話もまとまり、それじゃ土浦北でおりましょうとなるが早いか、Zがあっという間に飛び出してゆく。でかいのに比べると高速巡航が不利だから、先に行こうというのだ。つーか、顔見せだけじゃなかったのか?

そのあとしばらくしてから、残りの5人も走り出す。

ま、ST1100は置いておくとして(太線重要)、カタナ、ニンジャつったら気合の入った乗り手が多いだろう。だが、動力性能はともかく、足回りはさすがに時代物。イジってる風もないし、コレなら何とかなるかなぁ。と内心で思いながら走り出し、アクセルを開け始めるや否や。

びゅーんと飛んでくpoita号。お、相変らず飛ばすねこのヒトぁ……

って、えぇ?

なんと、その後ろからぶっ飛んできたのは、まったくノーマークのST1100だ。

なんだ、なんだ? パン・ヨーロピアンって、ゆったりクルージングツアラーじゃねーの? そんなバカっ速いワケねーよな? え? なんで?  あまりの出来事にアタマが混乱し、何が起こってるのかワケがわからないまま、俺はアクセルを開ける。



が。



poitaさんをかわして前に出たSTパンヨーロピアンは、そのままぐいぐいと前に出始める。

やっべー速ぇなぁと感心していると、おい、180でロール切りながら遊んでるよ、このヒト。なんだよ、poitaさんどころかそれ以上の変態じゃねーか!  早くもヘルメットの中で、顔がにやけてくる。そーだよな。タダモンなわけがねーよ。poitaさんのダチだもん。

こりゃがんばって付いていかなくちゃ!

と気合を入れるも、poitaさんとパンヨロさんの速いこと速いこと。こっちは時たま230に入れるくらいのものだったが、後で聞いた話じゃ、おたがい230に入れっぱなしだったようだ。言ってもツアラーとクルーザーだぞ?

「やべー、キチガイだー! さいこー! たーのしーっ!」

ヘルメットの中で、叫ぶ俺。

土浦北インターを降りるころ、俺の機嫌は絶好調に良くなっていた。いつの間にか、二日酔いもどっかに消し飛んでいる。ニンジャさんとカタナさんには、なんとか前を走らせてもらえたが、パンヨロさんとpoitaさんは影も形も見えなくなってしまった。

 


インターを降りて仕切りなおすと、今度は筑波までの道行だ。

Zとpoitaさんを前に見ながら、下道をそこそこのペースで流す。途中のカマボコで飛びかけ、ひやりとした場面もあったが、全員無事、パープル入り口へ到着。パンヨロさんの走りにシビれていた俺は、こりゃ前に出しておかなくちゃ彼にメイワクだと、ヘタレて道を譲る。

パープルを走り出して、コーナーいくつだろう。10はいかないと思う。

あっという間にTZRとST1100パン・ヨーロポアンの姿が見えなくなった。

やっぱし山も速いじゃん。手がつけられねーな、あのヒト

あと用事すっ飛ばして単車すっ飛ばしてるZも。



ミラーにはニンジャさんが写っている。

加速でこっち、バンク角で向こう、てなくらいのちょうどいい感じで、付かず離れず2台で流した。つーか正確には、俺の走りが危ないから距離をとってただけって話もある 。むしろそっちか。てな感じでパープルを走りきると、いつもの風返し峠の休憩所に入った。
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Zと俺はそのまま峠を走り出し、他のヒトは休憩を入れる。

やがてガスが心もとなくなってきた俺が走りやめたのと同時に、パンヨロさんが走り出した。期待マンマン、興味しんしんで見つめていると、あっという間に往復してきて、二本目に入る。
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と、そのときのUターンを見て、俺の身体に悪寒が走った。

うまっ! でも、なんだか見たくないっ!

考えるまでもなく、悪寒の理由はわかっている。白い車体に白いジェッペル、そしてUターンで足を出し、300kgオーバーのクソでかい車体を、一車線分くらいの狭い幅でクルっと取り回すあの姿。そう、パンヨロさんの姿は、ホワイトなアイツそっくりなのだ。

あとで聞いた話では、意識して似せてるそうで、なんて悪趣味なっ!

一緒に峠で遊んでたZも「わかってても気持ち悪いですよー」と苦笑いしてた。

うん、その気持ちよくわかる。タダでさえ速いくせに、なんてひどいヒトなんだ。

超おもしれー。




つーか、誰がかわいそうって、そのオマワリそっくりなバカでかい単車に、ありえない場所で追い掛け回されていた、走り屋っぽいZZR400(?)のお兄ちゃんだ。ムキになってがんばってたが、パンヨロさん、ずーっとテールトゥノーズ。

いじめ過ぎ。

まさかお兄ちゃんも、こんなタイトな峠でST1100に追い掛け回されるとは思ってなかっただろう。俺もこの眼で見なかったら、ウソだと笑い出していただろうから、彼の心中、察するに有り余る。きっと誰も信じてくれないよ、そんな話。

と、気楽にケタケタ笑いながらパンヨロさんの走りを見てたんだが。

ようやく帰ってきた彼、メットを脱いでニヤニヤしながら

「コケた」

えぇ~!?

言われて見てみると確かにコケ傷が。
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言わなきゃ絶対わからなかっただろうに、律儀なヒトだ。

しばらくして、クラッチが滑ってると言うpoitaさんも一本走って、休憩場所に帰ってくるなり、「何だここ、アクセル開けるところねーじゃん!」とブーたれてる。まぁ、確かに少なくともRocketIIIの走るところではないな、風返しは。

 


一般車が多くなってきたので、いったん山を降りる。

ガソリンを入れて、そのままいつもの道で帰ろうと走っていると、なにやらやたら警察がいる。なんだろうなぁといぶかしみながら、さらに進んでゆくと、右折したい道がふさがれていた。駅伝だなかんだかのイベントがあったようだ。

仕方ないので、そのまま県道をひた走る。

やがて目に付いたレストランの駐車場に入った。ここでZはタイムアップ。

んじゃまたなと挨拶を交わし、意気揚々とレストランに乗り込む 残りのキチガイ5人組。

「開店は11:00からです」

うん、みんなごめん。つーか、ダメだ俺を先頭にしちゃ。



また県道に出て、しばらく行った先のファミレスに入る。

ここで朝飯を食いながら、いろいろとダベる。poitaさんも言ってたが、俺もこういう時間が大好きだ。朝っぱらから走り倒してきたので、ここでようやく、この日はじめて会った人々と話をすることが出来た。

と、俺の対面に座ったカタナさん。ウエイトレスが下がった瞬間。



「乳がでかい」



なんてダメ人間だ。

同じくダメニンの俺もすかさず目で彼女の姿を追うが、確認できなかった。と、その隙にカタナさんは、ニンジャさんに向かって同じことを言っている。 するとニンジャさんはガッカリした顔で、大きくため息をつきながら

「まったく、なにを言い出すかと思えば、見てたんだ……」

お、どうやらこっちはマトモな……

「俺と同じところを」

とニヤリ。

うん、こいつもダメだ。

タダでさえ楽しいのに、こんなやり取りですっかり楽しくなった俺は、途中、二日酔いがぶり返してトイレでリバースったりもしたが、にっこにこでみんなとダベりつづける。そのまま延々話し込みそうになったが、時間を見ると11:00。アサイチの段階で

『休みの昼間ならけっこう空いてることがあるらしいから、首都高に繰り出そうか』

と話したのを思い出す。




そんじゃ行きますかと立ち上がり。

俺とカタナさんは同じテーブルだったので、会計で俺が払い、その場でカタナさんの分を清算。

オモテに出て、「寒いねー」なんて話しながら単車のところへ行くと。

すでに出ていたpoitaさんが、ニコニコしながら

「けっこう暖かくなってきたね」

ま、人それぞれってコトだ。

んで、出発準備をしてる俺に近づいてきたパンヨロさんとニンジャさん。

いきなり財布を取り出して



「いくらでした?」

「え? テーブルごとの会計ですよ」

「えぇ?」


なんて会話してるところへ、店の女の子がテケテケ駆けてきて。

「お客様ぁ、会計の方がまだ……」

苦笑しながら店内に戻る二人。やがて出てくると笑いながら

「食い逃げ扱いかよ。失礼な店だ。つーか、もう少しで、ただで食えたのに」

うん、それは立派な食い逃げだよ、パンヨロさん。




県道を東行して、桜土浦から常磐道に乗ると、本日二回目のハイラインバトル。

とは言え、バトルできてたのはpoitaさんとパンヨロさんだけで、俺はあっという間にミラーの点にされてしまった。三郷から首都高に入ると、あれ、道、けっこう混んでるじゃん。と、ここまでず~っとイイトコなしだった俺の頭の中で響く声がする。

「パンヨロは車幅がある。poitaさんもクラッチ滑ってる。ならば、イクのはここしかないだろう。環七の風と言われた(自己申告)俺のすり抜けを見せるのだ。つーか卑怯でも何でも、いちどは前を走らなくてはっ!」

ま、クラッチ滑ってるのは俺も一緒なんだが、かまわずアクセルオン。

ここは毎日乗ってる俺の方が、ちっとは有利だろうと勢い込んで走り出す。



ガンガンすり抜けて、湾岸まわりでいつもの芝浦へ。

芝浦で休憩タイム。みんな、すり抜けは疲れたようだ。
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キレイなラインだよねーカタナって。カタナさん、納車したばかりだってのに、こんなバカにつき合わせちゃって申し訳ないね。でも、すげえ楽しそうだったから、いいよね?


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ニンジャさんのニンジャは、なんと借り物であることが判明。なのに、借りといてボロクソ言ってるんだから、このヒトもおもしれぇなぁ。

んで、件(くだん)のパンヨロさんのパン・ヨーロピアン。
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正直、ナメてた。申し訳ない。

つーか、認識を改めたね。

乗るやつが乗れば、この手の単車、すげえオールラウンダーだ。何でも出来る。もっとも、パンヨロさんはモタードやエクストリーマーだつーから、マシン云々より腕なんだろう。この単車で、速いのをぶち抜くのがスキだってんだから、も、まるきし俺と同じ思考回路。

完全無欠のダメ人間。

最高だ、このヒト。

 

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芝浦でダベりながら、来る単車来る単車、みんなで値踏み。

 
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赤いジャケットのヒトは、通りすがり。単車、何だっけな。

 
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手前左、黒と紫のジャケットがニンジャさん。

奥のグレーのジャケットがパンヨロさん。

手前の黄色いヒトは、黄色い単車のヒト。黄色いヒトで見えないのが、カタナさん。

またイロイロ楽しく話しながら、さて、それじゃあ新環状でも流して、そのあとは流れ解散と行きますかなんて話してたところに、ふと叫び声が聞こえる。 ナニゴトかとそちらを見ればカタナさん とニンジャさんが天を仰いで絶望的な顔をしていた。
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「あ、雨ふってるよぅ!」

なにっ! っと飛び上がり、あわてて屋根のない場所へ行けば、確かにけっこういい調子で降り出してる。さすがに雨の中で首都高を攻めるのはいかがなものか? と言うことで、12thでっかいもん倶楽部は、残念ながらここでお開き。

もう少し走ったりダベったりしたかったが、まあ、これもまた単車。

なにより、コレだけ大バカがそろってるなら、また一緒に走ることになるのは必至。

ステップだの吸排気だのいじりなおして、なんとしてももう一回、会わなくちゃならんのである。


今度こそパンヨロさん喰うためにも(^_^)

 

なんかね、こういうヤツらに会えると、ホント思うよ。

単車乗っててよかったなぁって。

 

寒くなってきたけど、道路はまだまだ大丈夫。

さ、次はどこに行こうか?
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by noreturnrydeen | 2006-11-26 21:04 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
 


さて、今回のクレイジーマーマレード/でっかいもん倶楽部は。

山梨県の勝沼から、杣口(そばぐち)林道→川上牧丘林道と走って、大弛峠でUターン。

と言う、今月のミスターバイクに載ってたコースだ。



ここらは舗装されて車で行ける道としては、最も標高が高い。

イコール寒くなれば真っ先に凍って、もしくは雪が降って走れなくなる。

となれば今のうちに行かなくちゃとなるのは、至極当然な成り行きだろう。



問題は、中央道なので、渋滞する都内を抜けなくてはならないことと。

半日働いて、午後一時から出発すると言うことくらいか。

距離的には、半日で郡山近辺まで往復したのに比べりゃ、たったの半分だ。



ただ、日が短くなったので、その分楽しめる時間が少ない。

急がなくっちゃ。

 




国道6号から首都高に乗り、C1から新宿線で中央道へ。

かなりの渋滞で結構へこんでるところに、高井戸あたりでパラパラっときて、一瞬、肝を冷やす。

が、通り雨だったようだ。



んで、中央道へ乗った途端、工事渋滞。

一車線つぶされてるところを、ガンガンすり抜けて山梨へ向かう。

やがて工事区間を抜け、道が空いてきた。



すかさずサスを目いっぱい硬くして、180~200巡航でぶっ飛ばす。

勝沼インターを降りて、先乗りしてるZとマルに電話すると、道の駅「はなかげの郷・まきおか」にいると言う。

なので、そこへ向かう旨を告げると、Zたちも道の駅を出て走り出しておくと言う。



わずかに不安を感じつつも、了解する。

途中で給油し、不安もなんのその、あっさり140号から林道への道を発見。

「なんだよ、楽勝じゃん」

気を許したのがまずかった。






県道210号杣口林道へ向かうはずが、あっさり道を間違えて206号塩平窪平線へ。

ここがまた、なかなか気持ちのいい道だったので、サスを上げて攻めながら走る。

いい気なもんだ



延々走るうち、焼山林道入り口の標識に、おお、どうやら道を間違えたようだと気付く。

が、こっちからでも乙女高原経由で行けちゃうもんねーと、調子こいて登っていくと。



通行禁止。



そのうえ、ヤツラに連絡しようにも、パーフェクトに圏外

やっべー、完全に遅れちゃったなーとあせりながら、きた道を戻る。

と、近隣の地図看板があったので、停まって確認。

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戻るしかねーんだろうなーと地図を見てると、軽自動車に乗った女性が声をかけてきた。

年齢的には「おばさんとお姉さんの中間」と言ったところか。

人懐っこい笑顔で、どこへ行くんだと聞いてくる。



杣口林道だつーと、道を説明してくれるのだが、説明してるうちにまだるっこしくなったようだ。

先導するから付いて来いと言い放つ。

この段階で、俺の彼女への印象は、お姉さんへと大幅にシフト

や、大幅は失礼か。



とにかくお姉さまの先導で、フルーツラインを通るショートカットコース入り口まで。

お姉さまに手を上げて挨拶すると、フルーツラインをぶっ飛ばす。

なかなか面白い道だったが、サスがマシになった分、もっと根本的なところで不満が出てきた。



ステップだ。






大本の不満である「擦る」とかもそうなんだが。

バンク角が増えた分コーナリングスピードが上がってくると、さすがにフォアコンは厳しい。

気持ちよく走る程度なら面白い操作感も、攻め込んでいくとボロが出る。



「やっぱステップ位置変えようかなぁ。でも、負けた気がするんだよなぁ」



などとブツブツいいながら走 り、杣口林道へ入ることが出来た。

あとは、そのまま北上し、川上牧丘林道を目指せばいいだけだ。

いいだけ、のはずだった。



ところが、ここへ来て、ものすげえ凡ミスをやらかす。

何度か経由だの方面だの言ってるうちに。

頭の中に「乙女高原」がインプットされてしまったのだ。



今思い返しても、かなり悔しいが、 アフターザカーニバル。

 




真逆の道を通り、乙女高原を通り過ぎて、クリスタルラインへ。

この道、どれだけクリスタルかって言うと、だ。

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このくらい。



ものすご寂しい道を突き進むうちに、

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太陽はどんどん傾いてゆく。

ああ、クリスタル。



そのうえただでさえ道を間違ってるのに、ここでさらに横道へ入り込んでしまった。

なんとなく勘が働いて、最近、無視しつづけてる俺の野生のカン(正解率10%以下)に、

事もあろうに従ってしまったのだ。



やがて。

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当然の帰結。

バイバイ、アスファルト。ハロー、ダートロード。



ここまで無休憩で走ってきて、疲労はかなりたまってる。

こんな状態でダートを走るわけには行かない。

つーか、ダートがある段階で、「俺、完璧に道を間違えてるじゃん」と、ここでようやく気付いたのだ。



仕方なくUターン。

 




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ナニ林道って言うんだろう。気を取り直して走り出す。

が、周りの景色はこんなトコ。

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なにがどうクリスタルなのか、関係者を問い詰めたい光景。

最初から一人で走るなら、景色でも眺めたいところだ。

が、この段階ではまだ、もしかしたらマルやZに合流できるかもと思っていた。



つってもま、写真撮りまくってるってことは、半分以上あきらめていたんだが。

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そうこうするうち、日はますます翳ってくる。

 

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道もさらに、いや~ん度がグレードアップ。

 

ひたすら走ったその先に待っていたのは、工事関係のおじさんたちだ。



「この先、通れます?」

「通れることは通れるけど……」



言いながらおじさん、俺の単車を見て先を呑む。

ああ、なるほど。

そこで言いよどむということはアレなのね?

 この先は舗装されてないよってことね? ああ、わかりましたよ。

もういいですよ。

正直、この道もやっぱり違うんだろうなぁって思ってたところだったし。



結局、大明神林道の入り口(らしい)で、またも引き返す。






この時分になると、ライトがついていることを確認できてくる。

「あーこらヤバいだろ。こんな狭い崖の上で日が暮れたら、四国の悪夢どころの騒ぎじゃなくなるだろ。崖から落ちるとかより、わざわざ甲府の山の中まで行って、挙句の果てに凍死って、死に方的にかなりインパクトあるよな」

とか、自虐的な妄想をしながら、えっちらおっちら細くて暗くて寂しい道をくだる。



寒いのと、腹が減ったのと、疲れたのと、焦りとで、かなりブルーな気分。

そのうちすっかり日が落ちて真っ暗になり、むしろブラックな気分でひたすら道を戻る。

クリスタルラインの終点 (厳密には終点じゃないけど)で、ちょっとした休憩場所があった。

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暗い中、RocketIIIのライトで看板を照らし、現在位置と道を確認。

このあとまた、真っ暗な細い道、半分ダートみたいな道や、穴の開いた道を、半泣きになりながら下って。

延々くだるうちに、ようやく目の前に明かりが見えてきた。



街灯がこんなに頼もしいのは久しぶりだ。

道も広くなってきて、舗装もまともじゃないか。

よかった、よかった。



あとは塩山の街中を通って、勝沼から高速に乗るだけだ。

と、アクセルを開ける。

RocketIIIも、ぶおぉぉぉんとくぐもった排気音を響かせ。



夜の山梨路を小気味よく加速してゆガン、がらがらがらがらっ! ガラガラってなに?


 



ものすごく無視して帰りたかったんだけど、仕方ないので停まって確認。

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なにこれ?

つーかさ、AとBは、接続されてないとマズいんじゃないかな?
 
ま、昨日の昼休みに、やっつけ仕事で装着したのが敗因だろう。



絶望的な疲労感に襲われながら、工具を引っ張り出す。

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すっかり日の落ちた山里に響く、カンカンという寂しい音色。

ナニが悲しくて、出先でサイレンサーはずしてんだろ?

んでそれを、エキパイつーかジャバラパイプに突っ込んでんだろう?



しかも、さすがにハンマーだのは持って来てないからつーんで、

買ったばかりのマフラーを地べたに叩きつけて

ま、徹底的に自業自得なんだけど。

 




サイレンサーの傷。

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クチの部分の下側、大きく削れてるのが、外れたときに地面に擦った傷。

で、上側のはエキパイに突っ込むときに、路面に叩きつけた傷。

ホント、ダメなオーナーで申し訳ないね。



でも、おまえが重いのも原因のひとつだ。

固定が悪い? 聞こえないね。


 



なんとかサイレンサーを付け直し。

140号に出たところでコンビニの駐車場に入って、携帯の確認。

さすがにここまでくれば、携帯も入るようだ。



Zに電話するも、もちろん出ない。

マルゾーも帰っただろうなと思いながら電話すると。



「おー! どこだー?」

「あー、今日は悪かったな。迷っちまったよ。今、140号の塩山あたり」

「なんだ、俺も塩山にいるんだよ」



どうやら、結構、遅くまで待っててくれたようだ。

勝沼インター入り口で待ち合わせると、気合を入れて走り出す。

イロイロとあったあとで、マルと連絡が付いた。こんなときがイチバン、気が緩むのだ。



さすがに迷うことなく、勝沼インターに到着すると。

マルが待っててくれた。

そこで、一服つけながら少し話す。



まだ直接見たことのないマルに、エアサスのお披露目。

ういんういんぷしゅーと動かして見せ、マルが大笑いしたところで。

最初のサービスエリアで休憩しようと決めて、高速に乗る。



で、ここで喰らった






久々にマルゾー走りを目の当たりに見せ付けられて、正直、ドン凹み。

まあ、イイワケしようとすればいくらでもあるんだが、そんなもん、クソの役にも立たない。

SAに着くころには、すっかり負け犬君だ。

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ブラバの顔。


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クソマルの背中。

SAで飯を食い、poitaさんに負け犬宣言メール。

ガソリン入れたら出発だ。



鳥目気味で夜は怖いと言うマルと、凹まされた俺のふたりは。

140~180くらいで流しつつ、中央道を上る。

帰りもやっぱり、工事渋滞に捕まり、首都高に入るかなり手前から、雨まで降ってきた。



永福パーキングに飛び込むと、ここでしばらく雨宿り。

ちなみに俺が、この永福を「ながふく」と読んだのは、マーマレードスプーン最高機密だ。

決して口外しないように。
 





雨宿りしながら、用事があって先に帰ってたZに電話を入れて、わびる。

2~30分ほど待つと、雨が上がった。

あとは一気だ。



箱崎付近の渋滞を避けるために、C1から5号線→C2経由で帰る。

C2東北道分岐でマルと別れたところで。

第11回クレイジーマーマレード/でっかいもん倶楽部は、ここにその幕を閉じた。



迷ったせいで、8割方ひとりっきりで、8時間以上。

途中、マルと飯を食った以外は、ぶっ通しで走ってた。

めちゃくちゃ面白かった。






でも、それ以上に、不満や迷いを感じた。

せっかくマルが待っててくれたのに、ヤツが楽しめるほど高速を走れなかったし。

ワインディングで感じた不満なんかが、今、胸の中でくすぶってる。



むしろ、ふつふつと煮えたぎってる。

正直、速いのに乗り換えちまおうかとさえ思った。

でも、俺はやっぱりRocketIIIが好きだ。



というわけで近々、フォワードコントロール理論の呪縛を解こうと思う。

ある程度走れることは証明できたと思うし、何よりもう、置いて行かれるのはゴメンだ。

フォワコン理論ぶち上げたから頑張ってきたけど、もっと速く走りたいのだ。



俺は華麗に身を翻し、「ステップを後ろに下げる」ことをここに宣言する。

速く走りたいから。

でも、その前にサイレンサーを何とかしないとね。



あー、なんかへこむなぁ……

 
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by noreturnrydeen | 2006-11-15 21:03 | でっかいもん倶楽部 | Trackback
RocketIIIのインジェクションのセッティングを出すべく、首都高へ向かった。

いつも通り6号線を上り、環七でガスを入れ、加平から首都高に乗る。そのまま湾岸を抜け、レインボーブリッジで芝浦へ。10:40くらいだったろうか。いつもの場所にRIIIを停めた。 と、向こうで手を振る男がいる。

キャスタ君だ。
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もうひとり彼の友人もいて、三人でしばらくダベる。

や、写真の後ろのヤツは違うよ? ただの通りすがりの山田君。

名前なんかもちろん知らないけど、なんとなく山田っぽいから山田君。




単車乗りとダベる、こんな時間が俺は大好きだ。

だが、この調子で話しこんでると、すぐに時間がなくなってしまう。おまけに今日は平日。明日は朝から仕事がある。キャスタ君の連れのSS軍団が集まってきたのを機に、後ろ髪引かれながらもセッティング開始だ。


バイオ君を出して、パワコマの調整をする。

来るときに気になった、2~3000rpmあたりのアフターファイアを解消すべく、ファイルの中から、今の状態M510-004.djmファイルを選び、 気になった部分を微調整にかかる。

2~3000回転の、アクセル開度0の部分を5%ほど増やし、本体のキーをひねってPCとパワコマを通信させ、マップを読み込ませて準備完了。

キャスタ君とその友人に挨拶して、芝浦PAをでた。

 

 

C1外回りを走ってみると、さっきよりはアフターファイアも解消されてるっぽい。

しかし、はっきりとはわからない。なぜなら、C1が思ったよりも混んでいて、開けられないのだ。 ぐるっと廻って箱崎から9号深川線へ乗ろうとして、ふと、思い立ち、6号向島線を選んだ。来るときに、湾岸はそこそこ空いてたのを思い出したのだ。

6号から湾岸まわりで 、アクセル全開をくれてみる。

加速はいいが、やはりアフターファイアは出る。全閉の時だけだから、それほど心配はないだろうが、パンパンパンパンとにかくうるさい。こりゃ、ガスの濃淡より、点火を早くしなきゃだめかなぁ。もしかしてバタフライバルブを戻したら、もう少しマシになるかもしれない。

マップもバルブがある状態で、セッティングされてるんだろうし。

でも、バルブ戻すのは負けた気がするなぁ。



とにかく、軽くへこみながら、芝浦へ戻る。
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点火の早め方が良くわからないので、とりあえず先ほどよりさらに下を濃い目にした。

キャスタ君と少し話して、また、芝浦を出る。

同じようにC1外回りから、今度は9号深川線から芝浦に戻ろうとしたとき。


お~ん!


一台の単車が、ぶっ飛んでゆく。

車種は良くわからないが、SSかメガクルーザ系のシルエットだ。だが、今日はセッティングに来てるんだし、もう、すぐそこを左へ入って、芝浦PAに行かなくちゃならな


フォ~ン!

うるせえこのヤロウ!



シートカウルのとんがった単車を追いかけて、そのまま湾岸を下りだしてしまった。

あんまり速いヤツじゃないようで、RIIIでも何とかついていける。

メーターは200を超えても愚図らずにまわり、ほどなく振り切った。そこまで開けたのは一瞬だったが、それでも今までよりは、200から上の到達時間がずっと短いし、伸びもいい。しかし、夜なのでこれ以上は怖くなってくる。

ちょうど前の単車が出口へ向かったので、コレ幸いとアクセルを緩めるヘタレな俺。

そのまま160~200前後でクルージングしつつ、大黒パーキングへ。
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一服して、コーヒーを飲んだら、さて、東京へ向かおうか。

パーキングの出際、オマワリさんがいらっしゃる横を、おとな~しく走り、大黒線から羽田をぬけて首都高へ向かう。このK5って道がまた、ひどい道で、いや、大黒パーキングでちょっと車高を落としていたから、サスがやっこくてそう感じたのかもしれないが、ちょっと開けるとケツがぽんぽん持ってかれる。

走りながらエアを足し、車を縫いながら首都高へ。




なにやら混んだままのC1を抜け、また芝浦に戻った。

結局、アフターファイアは解消されないまま、眠くなってきたのと、キャスタ君が帰るというので、んじゃ、俺も帰るべとセッティングをM510-004.djmへ戻し、サスも低くして、キャスタ君と共に走り出す。

彼がRIIIの走りを見たいというので、C1を俺が先に走りつつ、すり抜け大会。

ハンドル換えたので、そこそこ車を縫うことは出来るが、混んでる道は気持ちよくない。ケツ踊るし。怖いし。それでもさっきまではひとりだったが、後ろにキャスタ君のライトが見えるのは、やっぱ楽しい。自然とヘルメットの中でニヤニヤしながら、車の群れを縫い続ける。

箱崎を抜けたところで、キャスタ君とはお別れだ。

 

 

後は一気に向島線を下り、三郷から国道6号線で柏まで。

こうして、セッティングと言うよりは、ただ首都高と横浜を走ってきただけの夜は終わった。ま、面白かったし、RIIIの戦闘力もそこそこわかったから、収穫はあったと言っていいだろう。

本日の走行距離、250キロ強。

最初と帰りで、ガソリン二回入れた。

こうやって改めて文章にすると、本気でバカだね。

でも、まだまだ走るぞ。
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by noreturnrydeen | 2006-11-09 21:11 | ちっちゃいもん倶楽部 | Trackback
 


タイトルはボブ・ディランも、ローリングストーンズも関係ない。ぐるぐるからの連想。



つわけで今回は、駐車場ぐるぐる大会と言う、変則的な催しとなった。

poitaさんが普段よく遊んでると言う駐車場で、サスやインジェクションのセッティングをしがてら。

埠頭をぐるぐる走って遊ぼうという趣旨である。



いい大人がバカな話だが、実に楽しみだ。






午前9:00に木更津のコンビニへ集合と言う話だった。

が、つむじ風小僧のZは、早起きが得意な元気っ子なので、そんなので「よし」とする訳がない。

案の定、前日、俺の家に来るなり、怪しげな錠剤を差し出す。



「睡眠導入剤です。コレ呑んで、早く寝てください」



早く寝て、明日は早起きして走るぞ、というわけだ。高滝ダムを走ることに、決定してるらしい。

言われるままに飲み干して、二三時間後には猛烈に眠くなってきて。

Zと入れ違いに遊びに来たダチをほっぽらかし、あっという間に寝入ってしまった。




 

あくる朝、はっと目を覚ますと、すでに朝の6:30。おまけにZからメールが入ってる。

「千葉北二輪館通過。このまま高速沿いの16号走ります。5:49」

こりゃいかんと、とっとと起きて走り出す。



千葉市あたりでガソリンを入れがてら携帯をチェックすると

「高滝、霧がひどいので木更津の方に降りていきます。7:09」

ありゃ、もう高滝ダムを走り終わってら。

んじゃ、ちっと早いけど、こっちは直接、集合場所に行っちまうか。

と決断し、そのまま16号をひたすら南下する。8:10くらいに、集合場所のローソンに到着。



そこでメールを見ると、Zはラーメン食ってから来ると言う。

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時間があったので、ビートルバッグからPCを取り出し。

パワーコマンダーにマップを読み込ませたり、コンビニで牛丼買って食ったりしてるうちに、Zがやってくる。

そこで約束の時間まで バカ話や単車の話をダベってると、poitaさんもやってきた。



富津の埠頭へ向かって走り出す。

途中Zが信号に引っかかって遅れるが、俺ならともかくZなら道の心配はない。

なので、そのままpoitaさんとランデブー走行だ。



poitaさんが減速したので、ひょいっと前に出る。

すると、クラクションを鳴らされたので、なんだろうと思いながら、しばらくのったり走っていると

……おぉ、オマワリだ。なるほど、ネズミ捕りだったのか。



おかげで店を広げてるオマワリをかわしつつ、港へ入る道を右折したところでpoitaさん

「Zさん、大丈夫ですかね?」

言うので、平気だと答えて、そのまま港の駐車場へ入った。

Zはレーダー持ってるから、大丈夫に決まってるのだ。



と思ったら、ここのネズミは電光管だそうで。

Zはたまたま引っかからなかったから良かったけど、俺なら絶対、追いかけっこになってるところだ。

つっても別に気をつける気はさらさらないけど。



すぐにZも合流して、ぐるぐる大会の始まりだ。

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なにやら仲良くイエローなpoitaさんとZ。


 
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そして、俺とpoitaさんのRocketIII。

とても、同じ単車とは思えないのは、気のせいだろうか(反省しましょう)。

 

poitaさんは俺と会うのが三回目。

Zとは二回目なはずなんだが、とてもそうは思えないような、お互いの気の使わなさ加減が心地いい。

ダメ人間同士、同じ匂いがするのだ。



いや、否定してもダメ。 俺に惚れてるのは知ってますよ、poitaさん。





んで、コンビニでダベってるときにZが

「マフラーのインナーバッフルを確認したい」

と言っていたので、ビートルバッグから工具袋を取り出す。



するとそれを見たpoitaさんが、

「かみさんのロケットのバタフライバルブをはずそう」と言い出した。

今きたばっかりなのに、なにをトンチキなことを言ってるんだろうねこのヒトは。



当然、そんなステキプランに、俺が乗らないわけがない。

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インナーバッフル、さくさく取り外し。

ついでに面白いので、このまま直キャブ(キャブじゃないけど)で乗りまわしててみた。

でも、期待したほど不具合も、トラブルもなく、案外普通に走ってしまったので、拍子抜け。



むしろ、このあとエアクリBOXを付け直す方が大変だった。

男三人で10分くらいだろうか? 四苦八苦して取り付ける。

つーか、ほとんどpoitaさんがつけてくれたようなもんだ。



俺ひとりなら確実に直キャブで走ってたね。

 




ここで俺とpoitaさんは、ぐるぐるをはじめる。Zは件のマフラーだ。

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しばらく走ってからZのトコに行くと。

なにやら不思議そうな顔で、はずしたサイレンサーやエキパイのエンドを覗き込んでいる。

どうしたんだと訪ねると、

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「いや、バッフルが見当たらないんですよ」

え~と、Z君。

排気の圧力で飛んだんだよ、それ。

「後ろで走ってたやつがいたら、さぞびっくりしただろうな」

と、大笑いしてから、こんどは三人でぐるぐるしたり、ダベったりする。





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俺はエアサスが思ったより使えるのがうれしくて、非常にご機嫌だった。

が、poita号の機嫌が今ひとつ。

アイドリングが異常に低いし、すぐにパスンとストールしてしまう。



みんなで、つーか主にpoitaさんとZが、原因を考えながら。

あーでもないこーでもないと意見を交換する。

俺はそれを横で見てて、思わす顔が緩んでくる。



スキモノ同士、こんな時間が、俺は大好きなのだ。

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歳も仕事も何もかも違うけど、すべて関係なく、単車が好き。

俺たちは多分、コレだけで充分なんだ。



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結局、6時間。ぐるぐる遊んだりダベったりした。

で、それじゃあ帰ろうかと、なるわけがないのがZ。

当然のごとく、これから走りに行こうという話になる。



サスが使えることはわかったので、ツイスティな道で試してみたい俺は、二つ返事でOK。

調子が悪いはずのpoitaさんも、当たり前の顔で準備を始めてる。

やっぱ、バカはいいねぇ。

 




連休の渋滞を避けて、国道127から県道92-93-32と抜け。

万田野林道→音信山林道→丹原林道を走って市原へ抜ける、

「おい、RIIIもFZもオフ車じゃねーんだぞ?」的、林道三昧コースに決定。



「むしろここを走り倒したいなぁ」



ってな気持ちのいい県道を抜け、いざ林道へ入るってーと、案の定、Zがいいペースで飛ばし始める。

となればこっちもガンガン開けなくてはならない。

ひととして当然の心づかいだ。



さきほど駐車場でぐるぐるやったのが、いいウォーミングアップになっていたようで、気持ちよく走れる。

正直、車一台くらいの狭い道を、いいペースで走り倒してゆく三台。

っても俺はZの後ろだから気持ちよく走れたが、俺の後ろのpoitaさんは、走りづらかったようだ。



俺はコーナリング手前で先に減速し、立ち上がりでトルクの差を生かしてZに追いつくという走り。

なので、ストレスがない。

しかしpoitaさんは、同じ単車なので、先に開けられると追いつきづらいのだ。

そのうえ俺のRIIIはスペシャルチューンが施してあるので、余計に俺が有利だった。



そりゃあそうだ。

なんったってフロントブレーキを握っても、ブレーキランプが付かないんだから。

後ろは走りづらいに決まってる。






 
丹原林道が閉鎖になってた。

なので、途中のひらけた……いや、ひらけてはいないが、対向車が来ても、かろうじてすれ違える程度の場所で、ルートの確認をするために、Zがとまる。

そこでタバコを一服つけながら、上記のような話をしていた。



と、poitaさんが大変な事実を指摘する。



「ここ、ちょっと道はずしたらヤバいでしょ? ほら、有刺鉄線」



おぉ、気付かなかった。

超ぉ怖ぇ! こりゃ、気をつけないとなぁと、全体の90%近くを走り終わってから思ったり。

さんざんぶっ飛ばしといて、すげえいまさら。






ここで俺とpoitaさんが順番を入れ替え、市原の道の駅まで。

と、poitaさん。

「いやー、Zさんの後ろは走りやすい。かみさんの後ろは……」

もちろん、交代して彼の後ろを走った俺も、まったくおなじ意見だった。



最終的に、「RocketIII同士で走るときは、先頭の取り合いになるだろう」ということで。

俺たちは意見の一致を見る。

う~ん、有意義(向こうはブレーキランプが怖かったんです)。

 




道の駅でZとpoitaさんは晩飯がわりのパンを食べ、俺はソフトクリームを食った。

んで、そのまま表のベンチで、単車の話、仕事の話、バカ話、まじめな話、えんえん話し込む。



2時間くらい話しただろうか?

あたりはすっかり日が落ち、気が付けば道の駅の売店も、店じまいをしている。

こりゃいかんと、ようやく腰を上げ。

家が近いというpoitaさんとは、ここでお別れ。



いつものツーリングと違い、ちょっと変則的だったけど、刺激的で面白い時間をすごせた。

poitaさんとZに、大感謝だ。

バカみたいに遠くまで走るのも楽しいが、こんなのもまた 最高に楽しい。



ふたりの笑顔から、俺と同じ気持ちなのがわかって、また楽しい。

走ったり、しゃべったり。

単車ってのは、何でこんなに楽しいんだろうな。

 




家に帰ってからZと一緒に、今日撮った動画を確認した。



poitaさんの後ろについてぐるぐる走ったとき。

その姿をフレームに入れるために内側を走ってたら、「きたねー!」と笑われたが、見てみてびっくり。

なかなか見られない、面白い動画に仕上がってた。



というわけで、俺は悪くないのだ(笑)>poitaさん



動画は上げられそうなやつを、そのうちアップする予定。

フルバンクしてる内側からの映像ってのは、すげえ新鮮だし、面白いと思う。

こんどはお互いにこうやって撮影しあおうと、Zとふたり、かたく誓い合ったくらいだ。



てなわけで10thマーマレードも、あいかわらず面白く終了。

次は、あなたも参加するといいよ。
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by noreturnrydeen | 2006-11-05 20:30 | でっかいもん倶楽部 | Trackback

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by かみ