カテゴリ:メンテナンス・カスタム( 223 )

 
 
XBの二次ドライブで厄介なのが、ドライブスプロケットの取り外しだと言う。


1.サイズが無駄にデカく、バカみたいにデカい工具がいる。

2.しかも、ドライブが右側についてるから、緩まないように逆ネジになってる。

3.おまけに、そのネジが赤ロックタイトで固めてあり、狂ったように固い



まるっきしやる気の出ない三重苦なのだが、コレを外さないと先に進めない。

なので、まずはソケットとハンドを買った。

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ソケットは1と7/8インチ(47.6mm)つー、あきれるアホサイズ。


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回り止めを取っ払い、ソケットを差し込む。


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差込口3/4インチ(19mm)なんぞ、もちろん持ってないので、ハンドルも買った。

鉄の棒に4000円が高いか安いかは、各人の価値観だろう。

で。

とりあえず準備は出来たので、いざ、パワーオン!





 






回らない。ビタイチ動かない。


「ええい、このやろう!」


思いっきり力を入れたら、一速に入ってるのに車体が動いた

しかも逆ネジだから、普通なら締める方に回すので、心理的に力が入れづらい

ベルトやトランスミッションへの負荷も、かなりのモノだと思われる。



「こら、だめだ」

とっとと心折れた俺は、タクの店に飛んでゆく。

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タクんとこでも、ロングハンドルや延長して力を掛けたがダメ。

結局、工場長にエアインパクトで外してもらった。

お忙しいところ、ありがとうございました。




戻ってきたら、早速、緩んだスプロケットを外す。

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左がノーマルプーリーで、右がスポスタ用スプロケット。

おそるおそるはめ込んでみると。

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ジャストフィット

とりあえず、ドライブスプロケットは加工しなくて済みそうだ。




スプロケットがつくことを確認できたら、お次はもひとつ確認するポイントがある。

チェーンラインだ。

ベルトは厚みがあるが、プーリーのスポーク(?)は、センターに寄っている。

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なので、ドリブンは普通につけても、プーリーの時とセンターが変らない


だが、ドライブは構造上、センターより内側に寄ってしまう。

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スプライン(ギザギザ)が見えてるところの分、4.5mmほど外側に出してやる必要があるのだ。

ま、この辺のカラーは、どーにでもなるだろうから、そんな心配してないけど。

念のため、各部の採寸をしてから、元通りに組み立てた。




コンバート作業、まだ先は長いんだけど。

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スプロケが付いた絵を見ると、なんとなく嬉しくなってくるね。

なにやらイロイロと感慨深い。


「ああ、チェーンドライブになるんだなぁ」


とか。

もしくは。


「ああ、馬鹿なことやってるなぁ」


とかね。


まあ、楽しいからいいけど(´▽`)




とりあえず。

次回はたぶん、ドリブンスプロケットの加工。

いよいよ、イチバンの難所に差し掛かる。



そんな感じで。






<追記>

ブランクスプロケットの存在を、今の今まで忘れてた。

前にハヤブサかなんかで調べた時、知ってたのに。

実にウカツ(´・ω・`)



自作加工に失敗したら、ブランクスプロケット買って加工する。



/了


 
 
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by noreturnrydeen | 2013-04-01 21:42 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
 
さて、<自作チェーンコンバート作業>に入るわけだが。

とにもかくにも、まずはスプロケットがなくちゃ話にならない。

なのでまず、調べた感じでいけそうなパーツを発注した。


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92スポーツスターの純正ドライブスプロケット21Tと、リアスプロケット51T。

この組み合わせだと、減速比が2.43:1になる。

ビューエルXBの最終減速比は2.41:1なので、落としどころだろう。





スポーツスターは5穴で、XBは6穴なので、思いっきり加工が必要になる。

わかってるのに、じゃあ、なんで6穴を買わないかつーと。

6穴……つーか普通のスプロケは取り付けるのがムリっぽいから。



理由はホイールの構造にある。

普通のスプロケは、ハブダンパーの外に付くため、中心の穴が大きすぎるのだ。

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牧場にあった、<ハヤブサ用ヴォルテクス>と比較してみれば、一目瞭然。

センターの穴のサイズがアホほど違う。

ない場所に穴は開けられないので、5穴だろうが中心穴の小さいスプロケを使うしかない。

スポーツスター用なら、まあ、普通に国内で入手できるってメリットもあるしね。





半日仕事がハネたら、早速、作業開始。

本日のメニューは、<採寸>大会

ドライブスプロケットがどのくらい違うかをチェックしいしい、細かい寸法を測る。



リアホイールを外して、買ったスプロケと比べてみる。

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買った方はセンターホールが50mmΦで、ノーマルプーリは68mmΦ。

わかってたことだが、コレをつけるとなると、かなりの加工が必要になる。

ま、加工するか、別のを買うか、どちらにしてもノーマルのサイズは測らなきゃならん。


「めんどくせぇけど、やるか!」




つわけで、ホイールからプーリを外し、採寸を開始する。

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100均で買ったコンパスや透明プラシートの出番だ。


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透明のプラシートにコンパスで68Φの円を書き、それにあわせてホイールにシートを固定。

それからネジ穴を書き込み、シートを外して、買ったスプロケにあわせてみる。

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新しいスプロケと比べると、コレだけ違う。

この段階で、スプロケを加工するガッツが、かなり削られた。

せめて内径の合うスプロケにして、ネジ穴加工だけで済ませたいものだ。


国内にあるといいなぁ、そんな都合のいいスプロケット。ヴォルテクス海外通販しちゃおうかな。




それから、アイドラープーリも外して、ブラケットの採寸。

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測った数字は、ダンボールにマジックで記入してゆく。

ひと通り必要な寸法が採れたので、元のとおりに組み上げて、今日は終了。



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マジックで数字が書き込まれた、ただの汚いダンボールだが、今の俺には宝物。

そういや書くの忘れてたけど、写真のとおりニーグリップパッドをつけた。

モノはSR用の社外品。



今日の作業で採れた寸法を元に、スプロケやオフセットカラーを探す。

しばらくは地味な検索作業が続くので、更新はするかわからん。

気が向いたらフロントスプロケット付けてみるかも。



そんな感じで。



/了
 
 
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by noreturnrydeen | 2013-03-30 18:01 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
 
二週間のところを三週間待って、ようやく返事が来た。

なにってチェーンコンバートキットだ。

予定から一週間遅れだし、「さすがにもう、海の上にいるか」と思っていたんだが。



まだ、イタリアで製造中だった。



年間5セットくらいしか出ないので、受注生産だと言うことらしい。

ま、無理もない話だが、それじゃあゴールデンウイークに間に合わない。

「待ってくれれば必ず作るけど、どうする?」つーメールが来て、悩むかみさん。



待つこと自体は、海外通販なら、結構ある話なので、構わないっちゃ構わない。

相手はイタリア人だし、GWはベルトで走って、夏までにゆっくり仕上げてもいい。

だが、チェーンコンバートについて調べてるうちに、いつの間にか興味を持ってしまった。



自力コンバートと言う厄介ごとに。



なので、先方に発注取り消しのメールを入れる。

正直、メールを書き上げてから発信するまで、何度かためらった。

だが、取り消してしまった以上、後には引けない






つわけで今日からココは、自作(自力)チェーンコンバートの記事を書いてゆく。

ま、キット装着よりは、もしかしたら需要があるかもね。

調べた結果や、あったトラブルを隠す気はないから、気になる人は読んでみて。



んじゃ、まずは必要なものを書き出してゆこう。

1.ドライブスプロケット

2.ドリブンスプロケット

3.アイドラースプロケット

4.ドライブチェーン

5.チェーンガイド(スイングアームの削れ防止)

こんなところだろう。



チェーンサイズは530、525、520のいずれか。

本来なら、強度、ライフ、重量などで決める部分だが、今回はそうも行かない。

まず、取り付けられるパーツを手に入れ、それに合わせてサイズを決めることになる。



1.ドライブスプロケット

これは高年式のスポーツスター用がつかえるらしい。

オフセットカラーも豊富そうだし、値段も安いから失敗しても痛くない。



2.ドリブンスプロケット

ヴォルテクスのならポンづけのがあるらしいのだが、日本では見つからない。

調べ疲れて、「しゃーねぇ、海外通販で買うか」と思ってたら。

今日、ちょうどベガスのSくんが治療に来たので、相談に乗ってもらった。


「ドリブンなら、穴あければ、わりと何でも付くじゃないすか」


実に彼らしく、かつ、俺の好みの回答が面白かったので、その方向で。



3.アイドラースプロケット

海外の連中も、コレがイチバン悩みのタネらしい。

だが、我々日本人には、強い味方<モノタロウ>がいる。

調べてみたら、合いそうなスプロケがたくさんあった。


ブラケットは今のを加工して使い、サイズの合いそうなスプロケをモノタロウで探す予定。



4.ドライブチェーン

基本的には、強度が高くライフの長い、530サイズで。

まあ、ドリブンスプロケット次第だが。



5.チェーンガイド

現物あわせで、当たる部分に樹脂のブロックでも貼っときゃよかろう。




キット装着で悩まなくていいはずが。

「やってみたい」つー誘惑にかられて、めんどくさい方を選んでしまった。

もちろん、後悔してないどころか、むしろワクワクしてるんだが。



さて、それじゃあしばらく、モノや情報を探しに、ネット世界へ潜ろうかな(´▽`)




/了

 
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by noreturnrydeen | 2013-03-28 13:09 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
 
ところで、一部の方から指摘され、心配されていることがある。

エンジンブレーキ時の、衝撃の問題だ。

ベルト駆動にはハブダンパーないけど、チェーン駆動には普通、ハブダンパーが要るのである。



今回のキットは、ダイレクトマウントだ。



名前はカッコいいが要するに、リアホイールにハブダンパーなしで、スプロケットを直付け

なんともアメリカっぽい、男らしくてアホなスタイルなのである。

いや、このチェーンキットはイタリア製品だけど。



ただ、ホンキでまるっきりダイレクトなのかと言うと、厳密にはちょっと違う。



ハーレィやビューエルは、一次減速をチェーンで行なう。

エンジン→トランスミッション間の伝達が、ギアじゃなくてチェーンなのだ。

俺のXBにもクランクケースの左側に、チェーンが三本並んで入ってる。



そして、このドライブ側、つまりクランクシャフトに、ちょっとした仕掛けがある。

コンペンセイティング・スプロケットつーのがそれ。

これは下図のように、ちょっとだけダンパー的な動きをする機構だ。
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(画像/「変態バイクビューエルのページへようこそ」様より拝借、問題あればこちらへご指摘ください


もちろん、コレがあるからって、エンブレをガンガン使えるわけじゃない。

だが、リジットなマウントよりは、エンジンやトランスミッションにかかる負担は小さいはず。

それでもダメならスリッパークラッチだが……あれ、高いからなぁ(´・ω・`)



ただでさえ、チェーンコンバートキットはいい値段がする。

そのため今回、せっかく余剰分から地味に貯めてた、オフ車の購入資金に手をつける。

単車のための金は=命の値段みたいなトコもあるから、惜しむつもりはない。



だが、オフバイクも欲しい。

なので、多少手間はかかっても、も少し金のかからない方法を探しておこう。

少しでも、<オフバイク購入資金>を目減りさせないために(`・ω・´)





だいたいの見当をつけて検索すると、欲しかった情報が見つかった。

後付けハブダンパーの情報だ。

簡単に言えば、マウントボルトとスプロケの間に、ゴム管を入れてやるのである。



ちょっと聞くと「大丈夫なのか?」と思えるだろう。

俺も、オフ車や小排気量車では聞いたことあったが、「デカい単車であるのか?」と思ってた。

だがドカティなんかは、コレにかなり近い方法のダンパーを採用してる。



ま、案の定と言うか、ハブダンパーの寿命は短いようだが(´▽`)



これ、スポーツスター用には社外パーツとして出てるのだが。

残念ながらXBとはマウントボルトの数が違うので、すくなくともそのままは使えない。

なので、やるとしたら自作になるだろう。




つわけで、とりあえずダイレクトマウントで走ってみて。

あまりに負担が大きいと感じるようなら、自作でハブダンパーを後付けする。

そんな方向でゆこう考えてるところだ。





ああ、そうだよ。

モノがまだ、イタリアから到着しないから、こんな妄想するしかないないんだよ。

俺は待つのが苦手なんだと、あらためて実感してる今日この頃(´・ω・`)



/了

 
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by noreturnrydeen | 2013-03-25 11:33 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
 
2012年1月と、2013年3月の二度に亘(わた)って

なんの予兆もなく、突然、ドライブベルトが切れた。

「切れづらい」と言われている新型ベルトだが、少なくとも俺の使い方ではダメのようだ。



交換コストは思ったより安いし、メンテナンスは楽なベルトドライブだが。

イキナリ切れると出先から帰ってこられないのが、とにかく困る。

それならいっそ、チェーンドライブにコンバートしてやろう。



XBのチェーン化には、デメリットが伴うことを承知した上で、俺の出した結論だ。



つわけで、フリースピリッツ製品の輸入販売をされてる、daz_movementさん。

何度かお世話になったこのショップへ、チェーンドライブキットを発注する。

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本来なら、あとは入荷の連絡を待つだけなのだが。

着荷するまでの間に、やっておくべきことがある。

キットにはチェーンが同梱されてないので、必要なチェーンの長さを調べるのだ。



コイツは元々、XB12R用の製品で、使用チェーンが520の120リンク

しかし俺の12Xは、12Rよりホイールベースで50mmほど長い。

そして残念ながら、フリースピリッツのサイトに12Xのデータはなかった。



「じゃ、現物を測ればよかんべ」



つわけで早速、コンベックスを直アテして測ってみた。

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するとベルト外周で、およそ1910mm。

520チェーンのチェーンピッチは15.875mmだから。

1910÷15.875=120.314。

チェーンは2リンクで1単位なので、120の次は122リンク。



ベルトと同じ長さのチェーンを使うとして、ユリシーズのチェーン長は122リンクとなる。



大雑把な計算だし、ベルト同じ長さのチェーンを使うかもわからん。

ただ、キットの説明に「ノーマルのベルトの状態と、ギア比(ドライブ比)は同じです」とある。

だからまあ、それほど的外れな数字じゃないはずだ。



「XB12Rと、2リンクしか変んねーのけ? 32mmっぱかし長いだけ?」

と、思わないでもないが、実測し、計算して出た結果なのだから、受け入れるしかないだろう。

「122リンクで大丈夫なはず……だと思うんだけどなぁ」



やっぱり、ちょっと不安を感じずにはいられない。

俺の計算力のなさとウカツさは、決してナメちゃいけないのだ。

保険として長めの124リンクを買っておくとしよう。





それでもちょっと気になるかみさん。

確信を得るため、海外サイトをめぐって、他のコンバート例を探す。

すると、さすがアメリカ、ユリシーズのチェーンコンバート例を見つけた。



この人は流用自作でやってるツワモノ。

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フロントスプロケットが、90‐92スポーツスター用。


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リアがヴォルテクス827‐49。



そして、気になるチェーンサイズは、530で112リンクだと言う。

530は520とチェーンピッチが同じなのに、チェーンが俺の計算より10リンク短い

10リンクったら158mm違うわけで、これは大変な話だ。



動揺を隠しつつ、「スプロケットサイズが違うからか?」と思って調べてみる。



今回のキットがF21歯、R50歯なのに対して、上記のメリケン人は20と49=3歯の差。

キットをノーマルとして<チェーンコマ数計算サイト>で計算する。

と、後者の適正コマ数は119リンクだった。



コマ数に奇数はありえないから、一コマ足して120リンク……あれ?

スプロケットの組み合わせ的には、コマ数の差がない?

コマ数に差がなく、しかもスイングアームが長いユリシーズなのに、この人は112リンク?



となればコレは、プーリー部分の押し込みの差差だろうか?

わけがわからなくなり、眼前に暗雲が立ち込める

しかしまあ、不安に思ったからってどうなるもんでもないのは事実。



「とりあえず、モノが来てから現物あわせだな。124リンクなら、足りんことはねえだろう」



つわけでチェーンの長さ問題は、結局いつものノリで解決(?)したことにする。


そんなおっさんの平穏な自己欺瞞(©よしなし先生)




/了

 
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by noreturnrydeen | 2013-03-21 13:46 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
ついに、<最終回>のタイトルを書けた。

「いつまでこのネタで引っ張る気だ」と思ってたヒトは嬉しいだろう。

俺もようやく修理が終わって実に嬉しい。

んじゃ、ざっと作業の流れを。



最終回とは言え、イチバン神経を使うドリルアウトは終わってるから、難易度は低い。

要するに、間違えないで組み立てればいいのだが、しかし。

俺にとって、その「間違えない」というのが難問。実に難問。



まずは強風の中、マフラーに耐熱ブラックを塗る。

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塗装としての見た目がどうでも、サビなきゃいいので気楽な作業だ。

いったん塗って、他の作業の途中でもう一度、計二回の重ね塗りをした。



んで、途中の作業ってのが、ステッププレートの交換。

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エキパイを探してる時、つい入札かけたら、普段の半分くらいの値で落ちた。

元のヤツはフレームの色と違ってたから、これはまあドレスアップ的な交換だ。


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いやまあ、ドレスアップになってるかどうかは、正直、自信ないけど。



そしてココからは、ほとんど作業写真ナシ。

なんでって、夕方ろろちゃんが遊びに来るので、時間的に余裕が無かったのだ。

ステップつけたり細々した作業をしてるうちに乾いたマフラーを、エキパイに取り付ける。

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コレは慎重さとか正確さより、パワーと大胆さが必要な作業なので、わりと得意分野だ。

マフラーを差し込んで、三本のマフラーバンドで止めるだけ。

純正マフラーが重くて大きく、作業場所が車体の下なので、やりづらさはあるけど、難しくはない。




それから、マフラーの排気バルブを動かすワイヤーや、それを動かすサーボモータの電線など、ワイヤーケーブル類を、可動部に注油しながら繋いでゆく。これも、もちろん難しくはないのだが、ここがもっとも間違えやすいつーか、忘れモノをしやすい作業なのだ。

一般的にってんじゃなく、忘れモノ大王のかみさん43歳的に。

案の定、マフラーつけちゃってから、排気バルブのワイヤーの存在を思い出し、あわててつけようとするも、場所が車体の下だけにつけるのが難しく、結局、思いっきり寝転んだ状態で、ピックツールを駆使して取り付けるハメになった。

いや、まあ、自業自得なんだけど。



これは、ワイヤー作業より少し前。

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あけたついでにスロットルバルブの掃除をしたところ。

ここで一度、どうしても気になったので、試しにエンジンを掛けてみた。



「大丈夫かなぁ、かかるかなぁ」とドキドキしながらセルを回してみると。

きょきょきょきょきょきょきょきょきょ……

「うっわ、やっぱかかんねーか?」

きょきょきょぼぼぼきょきょぼぼぼっ……ぼるるん!



無事、エンジン始動に成功。

心配してた排気もれの音もナシ

よかったぁと、胸をなでおろした瞬間だ。



つーか、二十日以上放っておいたのに、セルが力強いったらない。

ブースターケーブル繋いでンのか? ってくらいのイキオイ。

放電に強いと言われているリフェバッテリの実力を、改めて思い知ったね。





エンジンを切って満足したら、あとは外装を取り付けてゆくだけ。

メンドーだし細かいけど、何度もやってる慣れた作業なので、サクサク進んでゆく。



そして、本日の作業開始から、ちょうど4時間。

最初の作業日から、総日数24日間、実働7日間。

ようやくスタッドボルトとエキパイの修理が完了

長いような、短いような、しかし、いい経験になった楽しい修理だった。



e0086244_18355543.jpg

この写真だとわかりづらいけど、エキパイにはガッチリ溶接痕が入った。

ブラックジャックみたいで、俺の中の中学二年生が刺激され、個人的には気に入ってる。

ま、鏡面仕上げよりは俺っぽいよね。


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片付けて帰り支度をし、ろろちゃんの待つ自宅へ向かって走り出す。

走り出してしばらくは、「うわ、こんなだったっけ?」と違和感を感じた。

が、XRやカブで通勤してる間に、全開にするクセがついてただけと判明。

そら、狭い道でガバ開けしながら走ってたら怖いよ。



帰宅ツイストコースを走れば、身体はすぐにユリシーズの走りを思い出す。

修理してる間は、正直、他の単車に心惹かれたりもしたが。

いざ乗っちゃえば、やっぱ、俺の相棒は最高のマシンだった(´▽`)



「修理が終わったよって、ろろちゃんに自慢しよう」

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ビタイチ自慢にならない、むしろ誰ひとり羨ましがらないだろうコトを考えながら。

俺は自宅へ向かってアクセルを開けた。

さて、相棒も帰ってきたことだし、来週は走るぞー!



ろろちゃんとの宴会へ

/了
 
 
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by noreturnrydeen | 2013-03-03 19:51 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
外注してたエキパイが帰ってきた。

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割れたトコがガッチリ溶接してあるので、これを取り付けてゆく。

まずは外してあったO2センサーを取り付け、それからエキパイを車体へ。

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新品のガスケットに、同じく新品のフランジナット。右の黒いのは古いナット。

ガスケットをつっこみ、リアバンクの方にエキパイをあわせて差し込む。

軽くボルトで留めたら、こんだフロントバンクなんだが。




ここで、問題発生。


エキパイが溶接の熱でゆがんだらしく、どうにもこうにも差し込めない。

最後にはバールまで使って合わせたのだが、ガスケットがボロボロになっても入らない。

ついにキレちゃったマイトガイ。



「もういい! 液ガスだ」



ノーマルガスケットを取っ払い、液体ガスケットを塗って差し込む。

そのまま強引にフランジナットを閉めこんで、なんとか取り付け完了(?)した。

リアバンクのナットも締めこんで、あとは来た道を戻るだけ。

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とりあえず、下ろしてあったエンジンが元の位置へ戻った。

エキパイの取り付けに思いのほか手間取ったので、今日はこれで終了。

明日、半日仕事がハネてから、ろろちゃんが遊びに来るまでの間に残りをやる。



さて、もうひと息で終わりだ。

がんばるぞ!(書類の山を眺めながら)




 
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by noreturnrydeen | 2013-03-01 14:26 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
溶接に出したエキパイが帰ってくるまでに、細々(こまごま)やる。

やるのはマフラーのサビ落としと、アルマイトの剥離だ。


まずはサビ落とし。

塗装しようと思ってるので、パーツクリーナで脱脂しつつ。

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スクレッパ、ステンブラシ、金属たわしなんかでサビを落とすのだが。

「落ちる気がしねぇ。こら文明の利器に頼るべきだな」

早々にヘタれて、電ドリとフラップホイール(ドリルの先につける紙ヤスリ)を取り出す。

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フラップホイールは40番。


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このへんで飽きてきたので、今日はここまで。




んで、サビ落としと同時進行でやってた、アルマイトの剥離の方だが。



こないだ、ほぼ唯一赤かったパーツの、ベルトテンショナを板乗りに売った。

そしたら、残ったハンドルブレスのクランプの赤が気に入らない。

「んじゃ、新しいのを買おうか」ってとこで、思い出したマイトガイ。


「そういや、こないだ読んだ記事で、自分でアルマイト剥がしてたのがあったな」


つわけで<自分で剥離>に挑戦してみる。

e0086244_20513280.jpg

使うのはパイプユニッシュ。


e0086244_20513839.jpg

ものの数分で反応が出始める。

サビ落とし作業をしながら様子を見るため、オモテに置いたからか、反応は緩慢(かんまん)。

暖かい室内だと、もっと早く反応が出るらしい。


e0086244_20514580.jpg

それでも、しばらくしたらブクブク泡立ってアルマイトが剥がれだす。


しばらくしてから、水で洗い流し、金属たわしで磨いた。

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だがまだ残ってるので、もっかい漬け込んでやる。


e0086244_20521090.jpg

漬け込んだところを、下から見た画。

こんだ室内なので、反応が早い

と、ここで患者さんが来たので、仕事に戻ったかみさん43歳。



そのまま綺麗さっぱりコイツの存在を忘れ去り、しばらくして思い出した。


「あぁ! やべぇ、漬け込んだままだ!」


あわてて近寄ってみると、なにやらあたりがプールくさい

おそるおそる覗き込んでみると。

「おぉう! こいつぁ景気がいいや」

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反応して吹き出した泡が、景気よくあふれていらっしゃる。



取り出して、洗ってみると。

e0086244_20522455.jpg

それでも、まだカスみたいなのが残ってる。

「こらぁ、この先はフラップホイールかな」

つわけでドリルとホイールを持ってきて磨いてみた。

e0086244_20524244.jpg

なんかイマイチ。

「うん、もう少しだけ漬け込んでみるか」

毒をくらわば皿までの心境で、再度パイプユニッシュに漬け込み。






そのまま、忘れて帰ってきちゃった。



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神さま、どうか明日、大変なことになってませんように(´・ω・`)





 
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by noreturnrydeen | 2013-02-26 21:26 | メンテナンス・カスタム | Trackback
 
着荷した左ドリルが、思ってたのと違った。

細すぎるし短すぎたのだ。

通販の落とし穴つーか、酔っ払った俺の掘った落とし穴。



仕方ないので左ドリル作戦はあきらめ、フツーにドリルアウトする。

が、前回の記事で書いたように、残ったスタッドボルトの周りはスペースがない

なので、ロングドリルを発注し、それが着荷した。

e0086244_13264869.jpg

左が鉄鋼用ロングドリル、右が小ネジバイス。



ネジザウルスと言う、サンデーメカニックなら一度はココロ惹かれたはずの工具がある。

ユウヒも褒めてたので、俺も買おう買おうと思いつつ、なんとなくタイミングを逸してた。

それが、ドリルを探してるときに、この<小ネジバイス>を見つけた。

要するに、ネジザウルスのバイスプライヤー版だ。

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丸い断面のモノを縦につかめるってだけのシロモノ。

だが、この<縦につかめる>ってのが、どれほど重宝するか、機械いじりが好きなら解るだろう。

いや、まあ、今回は使わないんだけど。




と、なんでネジザウルスの話なんぞしてるかと言えば。

前回と同じ作業=段取りが出来上がってて、あっという間に終わったから書く事がないの。

ドリルアウトして、タップでミゾをサラって。

e0086244_13265946.jpg

カッパーコンパウンドを塗ったスタッドボルトをねじ込む。

前回の三分の一くらいの時間で終わった。

e0086244_1327456.jpg

すこーしアライメントが狂ってるっぽいが、ま、許容範囲だろう。

要するに8~10N・mでエキパイが締められればいいわけだし。



とにかく、これでようやくスタッドボルトの補修が終わった。

作業としてはまだ折り返しだが、難易度はずっと下がる。

あとは外注してるエキパイを待って、順番に組み立てるだけ。



今週末か来週あたりには、ユリシーズ復活となる予定。

早いトコすっ飛ばしたいなぁ(´・ω・`)


 
 
/了
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by noreturnrydeen | 2013-02-25 13:51 | メンテナンス・カスタム | Trackback
土曜日、近所のホームセンターへ工具の買い出しに。

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我らのユニディ。強いぞユニディ。

でも、イチバン欲しかったものは売ってなかった(´・ω・`)



帰って来て、買ったものを確認。

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左から、サイズゲージ(ボルトの大きさを確認するゲージ)。インチボルトは見てもピンと来ない。

次がピッチゲージ(ボルトのピッチ測るゲージ)。インチボルトやナットは、ピッチのサイズがネジ山の間の長さじゃなく、「一インチに何山」で決まるから、慣れないとめんどくさい。

あとはピックに、タップハンドルに、9.3sqのエクステンション。

そして後ろの箱が、コーナードリルドライバー。狭いトコで使える電動工具だ。




日曜日は先週と同じく、読書大会。

シリーズモノを18時間、ひたすら読み続けて過ごす。




んで、今日の昼休みにタッピング作業。

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と思ったら、雨が降ってきた。

しかし読書大会のせいで、軽く中二病を患ってるマイトガイ。

「ここで引いたら俺は負け犬だ!」

ムダな気合を入れて、雨の中、作業を始める。




タッピングで大切なのは、最初の数回転

慎重にまっすぐ差し込んで、<ゆっくりと切りながら戻す>を繰り返す。

切って三分の一ほど戻し、切って三分の一ほど戻し。

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どうやら完了。

もっとも、元から切ってある溝を均して起こすだけだから、言うほど難しくはない。



終わったら切りクズを掃除して。

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カジり止めのカッパーコンパウンドを塗ってねじ込む。

ねじ込んだら、ダブルナットを外して。

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ようやく、一本目のスタッドボルトが交換できた。



続いて二本目と行きたいところだが、せっかくした苦労を生かさない手はない。

今度はドリルアウトの段階から、左ドリル(逆ドリル)を使うのだ。

その左ドリルがユニディに売ってなかったので、今日はココまで。

また、工具が来るまで待つことになる。



ちなみに、コーナードリルを買った理由。

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赤い線が折れたスタッドボルトのセンター。青い線がシリンダーフィン。

赤と青の間が狭いので、普通のドリルだとまっすぐ穴を開けられない。

そこで、ドリルセンター(黄色)と、ドリルの背(紫色)距離が近いドリルが要るのだ。


とまあ、それは詭弁。

狭いなら、長いドリル使えばいいわけで。

要するに小さいドリルが欲しかっただけなんだけど。



つわけで次の作業は、またドリルアウト。

もしくは確定申告(´・ω・`)
 
 
/了



  
 
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by noreturnrydeen | 2013-02-18 13:45 | メンテナンス・カスタム | Trackback

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