最初は、新型はダメみたいな話を鵜呑みにしてたが、調べてみると
賛否両論が激しい。
ならば自分で確かめてみるしかないだろう。
結局、単車の評価なんて乗った人間の数だけあるんだから。
なにより型式がいいよね。
JA10……10……ヒトマル……そう、こいつはヒトマル式なのだよ。
そら燃えるだろ(スルー推奨)。
納車日は、たまたま治療に来たゴーに、タクんとこまで送ってもらったので。
そのまま家でゴーを相手に呑んでたら、うわばんもやって来て宴会。
酔いつぶれて早寝しちゃったので、乗る暇はなかった。
明けて翌朝、昨日の早寝(早つぶれ)がきいて早起きした47歳は。
肘と膝にプロテクターを装備して、半ヘルにゴーグルで準備を整え。
朝っぱらからウキウキで走り出した。
手賀沼南岸を西へ走り、適当なスタンドで給油。
納車の時に2リッター入れてくれてたので、もう2リッターくらいしか入らないんだが。
一応、満タンからどんな感じで減っていくのかを知りたかったのだ。
さて、それじゃあ、がっちり走ってカブと仲良くなろうか。
つわけでまずは、
目についたダートへ。
フラットダートを走ると、グリップ任せや力づくじゃない部分がわかるので、俺の定番。
旅先でダートだからとあきらめないためにも必須だ。
もちろんこのくらいのダートは、軽くこなすカブさん。
それは購入前からわかってたけど、思いの外だったのが「スタンディング」のやりやすさ。
カブのサスはお世辞にも最高とは言えないから、ヒザが使いやすいのはありがたい。
ダートを堪能したら、そのまま利根川へ出て水郷ラインへ。
適当なところで茨城側へ出て、いつもの道をトコトコと走る。
ゴーストップがまるっきし苦じゃないので、停まって写真を撮るのが楽しい。
トコトコ走ったり、アタックしてみたりしながら、カブさんと順調に仲良くなってゆく。
慣らし運転? 知らんな(`・ω・´)キリッ
楽しく走ってると、大利根東公園が見えてきた。
滑り込んで写真を撮り、タバコを一本点ける。
SNSにアップしたら、「女の子か」とか「後ろにユニックwww」とツッコまれたが、ニコニコの47歳には馬耳東風。
早くも気に入ってきたカブさんを眺めつつ、ニヤニヤしてた(・∀・)
公園を出て北へ進路をとり、昔、銀星と会った通称「銀星イレブン」で朝飯を食う。
おむすびをふたつ食ったら、ひょいとまたいで走り出そう。
この手軽さ、たまらんよね。
慣れたルートで、さらっと霞ケ浦へ到着。
ここから時計と反対回りに、湖岸を半周してゆこう。
釣りをする人や、デイキャンプBBQファミリーを横目に、湖を眺めて走る。
風は涼しいつーか軽く寒いくらいで、走るのにはちょうどいい。
青空の方が写真的にはいいんだけど、この天気だと
人間と空冷エンジンには優しいね。
こんな場所も多いので、当然、それなりに性能チェックをしてみたり。
走り出した時より各部がなじんできたのか、80スピードまでは充分、常用に耐える。
加速や伸びは旧型のJA07には及ばないが、安定性はこちらが上のようだ。
つまり、峠ひらひらは07に軍配、ロングトコトコは10って感じかな?
道の駅たまつくりあたりで、路肩へ停めて休憩。
いやまあ、写真撮りまくってるから、何度も停まってはいるんだけど。
上と
同じ場所を別角度から。
後ろにある橋が、霞ケ浦のくびれを横断する、霞ケ浦大橋。
ここから北側が、霞ケ浦の上1/4にあたる。
一服したら、またひょいとまたがって、残りの部分を走ろう。
さっきと似たような絵だが、これは霞ケ浦北端の、
とんがった部分を渡る橋。
この橋を渡って、反対側の東岸をゆくのだが、せっかくなので行けるところまで行ってから。
舗装は途切れてるが、来るときにダート走行は確認済みなので問題ない。
さっきのダートよりは凹凸が激しく、
いくぶんハードになるけど、まあ大丈夫だろう。
つわけで走り出し、ちょっと自信が出てきた分、平均速度を上げる。
ときどき穴に足を取られて暴れるも、このサイズと車重なので、大騒ぎするほどのこともなく。
スタンディングのまま、げらげら笑いつつ進んでゆくと。
行き止まりになったので、ここでUターン。
小さな車体は、ここでも抜群の取り回しをみせる。
ツーリング先で迷っても、これなら全然怖くないね(・∀・)
戻って橋を渡り、東岸に出たところで、また走り出す。
これは霞ケ浦大橋の
さっきと反対側を越えたところ。
あとは湖沿いに東へ走って、土浦あたりから帰るだけ。
どうせ俺のことだから、帰り道はすっ飛ばすので、せめて東岸はトコトコ行こうか。
クルマに追いついても、アクセルを緩めてのんびりと走る。
普段はわりと難しいことが、カブさんだと簡単なのがうれしくて楽しくて。
ゴキゲンで歌いながら走ってたら、危なく、飛んできた虫が口に入るところだった。
半ヘル怖い(´・ω・`)
結局、土浦を越えてもう少し回り込み、125号を走っていると。
「予科練平和記念館」の看板を見つけ、Uターンして入ってゆく。
ホント、この機動性つーか小回りのよさは、ツーリングには最強の武器になるだろう。
今から、遠出するのが楽しみで仕方ない(・∀・)
記念館の外に展示してあった、
零式の二一型と一緒に記念撮影。
車体が軽くて取り回しがいいから、なんでもひょいひょいできて楽しい。
うっわ、はやく夏休みにならないかなぁ(12ヵ月ほど我慢しましょう)。
すっかり次のロングを楽しみにしつつ、あとは適当に道をつないで帰路に就く。
迷うつーか現在位置を見失っても、ひょいと路肩へ停めて携帯でチェック。
ああ、このへんかと理解したら、また適当に方角だけ定めて走る。
まさに俺の大好きな気まぐれツーリングに最高の相棒だ。
自宅近くでふと思い出し、スーパーによって昼飯の買い出し。
買った袋をフックに引っ掛けたら、ツーリング帰りのはずが、どう見ても
ただの買い物帰り。
「なはは、やるなぁカブさん。無敵じゃないか」
べた褒めしながらニヤニヤとまたがり、家に向かってアクセルをあけた。
ほんの200kmほどだが、
カブの実力の片りんは拝めたような気がする。
1リッターのガソリンボトルを2つも持てば、航続距離も充分だろう。
ケツはすこーし痛いくらいで、KLX125と比べれば天国みたいなもんだ。
次はもう少し長く走って、カブさんとの距離をさらに詰めていこうと思う。
そんな感じで。