2017夏ツーリング(前編)

 
□8月11日

さて、今夏も風まかせな、気まぐれツーリングにでかけよう。

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まずはシートをロング用の黒一色に付け替える。



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そしたら荷物を積んで、朝っぱらから走り出すのだが。

国道に出た瞬間、道がクソ混んでたので、とりあえず少しマシな16号の内回りへ。

このまま流れで秩父へでて、例のごとく299号で山の中へ行こうかね。



バカみてぇに暑いし(´・ω・`)



つわけで16号をぐるっと回って秩父に入り、一服しながらSNSに報告した後は。

夏に走るのは久しぶりの、299経由~長野岐阜コースを走り出す。

ずーっと混んでる国道をすり抜けしてきたので、気持ちが逸(はや)るったらない。

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空模様は残念だけど、夏のツーリングに出たんだなと、気分はひたすら高揚。



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曲がった道はすっ飛ばしてるので、写真はだいたいいつも通りこんな感じ。

やがて県道45号線との分岐、春先だといつも通行止めになってるあたりに差し掛かり。

「おぉ、さすがに夏は通行止め解除されてるな!」



喜びの雄たけびとともに、十国峠を目指して武州街道へ。


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もちろん、しこたま笑顔である(・∀・)



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天望山を越える十国峠はこんな感じの、いわゆるクソ峠。

120スピード上限くらいで、くねくねひらひら気持ちよく踊る、狭い山道だ。

リーンアウトのオフロード乗りで、モタードチックにタイトな曲道を駆ける。



やっぱり、楽しい(・∀・)



と。



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急に霧が出てきた。

「ぎゃははは! なんだ急に? あー見えません見えません!」

げらっげら笑いながら、「どうでしょうごっこ」をしつつしばらく走る。



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さすがにぶん回しすぎたのか、エンジン冷却ファンが回転を上げた。

ちょうど休憩所があったので、エンジンを冷ましがてらそこへ入る。

エンジンを切るとふぃーん!という冷却ファンの音が響く。



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待ってれば晴れるかも知れないが、気持ちが走りたくて仕方ない。

タバコを一本灰にして、写真を撮ったらとっとと出かけよう。

この辺からは下りっぽいから、霧も途中で晴れるだろう。






下りのクソ峠を満喫してると、やはり途中で霧が晴れてきた。

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それじゃあ、このままワインディングが切れるまで、がっちりすっ飛ばそうか。



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299は基本的にずーっとワインディングなので、しょっちゅう走るんだけど。

どれだけ走っても、飽きずに楽しめるいい道路だ。

もちろん単発の気持ちいいワインディングは、日本中にいいだけあるけど。



200キロメートル近くも、延々と曲がってる国道ってのは貴重だよね。



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ヘルメットの中は、ずーっとニヤけっぱなしのマイトガイ。



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どうやら山間部を抜けて、平地に出てきたようだ。


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上野村か佐久穂あたりかな? 「旅に出たぜ」って気分がマックスになる絵。



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299が国道141号とぶつかるT字路に、ちょっと面白い看板を見つける。

「元気が出る公園だと? よろしい、元気にしておらうじゃないか! ぎゃははは!」

ツーリングで走り続けると陥(おちい)る、ツアラーハイ状態な、かみさん47歳。



けたけた笑いながら、元気が出る公園を目指す。



で、到着してみると。
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普通の公園だった。要するに元気が出るのは子供という、そりゃそうだろう的な話。

残念ながら、47歳を元気にはしてくれないっぽいので、来た道を戻って国道へ。

まあ、こんな寄り道もとにかく楽しいのが、ツーリングのいいところ(・∀・)



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つーか案外、元気出てるっぽいね。

あいかわらず肩ごしのバックショットは下手くそだけどwww






そのまま141と299の並走区間を抜け、茅野の299終点から国道20号へ。

松本へ向かって混んでるフタケタ国道を進んでゆくのだが。

それまでがしこたまワインディングだったので、クルマの多い道が鬱陶しい。



「あー、なんか疲れたな。もう、今日はこの辺でテキトーに寝るか」



思っちゃったら仕方ないので、ちょっと早いけど通りがかった休憩所に入り。

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荷物をおろして、今日の宿泊場所を確保する。

思いついたら、その瞬間に寝場所ができる。

このためだけに、運動性を犠牲にしてテントや荷物を積んでいるのだ。



準備できたので、酒でも呑もうかと荷物をあさっていると。

ぽつり、ぽつり、雨が降り出した。

「おぉ、いいタイミングでテント張れたな」

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バイクの下あたりを見ると、雨降ったのが一目瞭然。

土砂降りってほどではなく、降ったりやんだりといった鬱陶しい感じだ。

しかも雨で涼しくなるかと思ったら、かえって湿気が多くなる始末。



「蒸してるなぁ。俺ぁシューマイじゃねぇんだぞ」



ぼそりと文句言っても、おてんとうさま相手に意味はない。

が、仕方ねぇかとあきらめた途端、面白いもんで風が吹き始めた。

少し涼しくなったので、バッグからジャックダニエルを引っ張り出す。

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もちろん、落として割らないように、ビンは地べたに直置きが基本。

大地への分け前に、テネシーウイスキーを数滴、地面へこぼしたら。

へへっ、今年もツーリングに出られたぞ(・∀・)/



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初日の夜は、そんな風にして更けていった。






□8月12日

あけて翌朝は、曇り空。

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まあ、そのぶん涼しいだろうと、テントから這い出して。



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おむすびひとつコッヘルへ放り込んだら、雑炊にしてお腹を満たす。

さて、朝の空いてるうちに松本市内を抜けて、大好きな野麦峠を走ろう。

つわけで、飯を食ったら荷物を仕舞い、意気揚々と走り出す。



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これは松本を抜けて、高山へ向かう158号へ乗ったあたりかな。



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日本アルプスの間を抜けながら、乗鞍の手前にある梓湖を目指す。



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梓湖についたところで、タバコに火をつけながら、湖の写真を撮り。

ここまで来る途中で、ちょっとハンドルの位置が気になったので、ついでにそれの対策。

いつものごとく道端で店を開く、かみさんとビューエルさん(ビューエルさんは無罪です)。


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工具を出してハンドルを緩め、ちょっと上げ気味のポジションへ。

峠を走る場合、低い方がよさそうな気がするだろうけど、それは空荷のときの話。

荷物があるときは、高い方が(俺は)コントロールしやすいのだ。



空荷なら低いハンドルで、股の下でひらひらやるのが面白いんだけど。






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つわけで準備が出来たら、野麦峠を目指してひた走る。



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こんな感じのクソ峠が延々とつづく、一部のマニアにはたまらない峠道。



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個人的に一番好きな場所。「野麦峠に来たなぁ感」を一番感じるポイント

最も好きなポイントが、峠の底辺の部分ってのもアレだけど、まあ、許せよ。

あと、ここから先が今までより更にタイトでハードになるので、その切り替えの意味もある。



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落石、山汁、砂、気を付けるポイントには事欠かない。

半分オフロードの気分で、タイトかつスリッピーな荒道を下ってゆく。

やがて野麦峠が終わり、いったん大きな道へ出るところで。



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ついに、空が泣き出した。

それもシクシク静かに泣くんじゃなく、絶叫とともに大泣きし始めたのだ。

さすがにマズイので、カッパを着たり、荷物にカバーをしたりと養生する。



それから恨めし気に空を眺め、ため息をついたら走り出そう。






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雨の中、国道361を北上し、高山の手前で国道41号へ乗り換え、下呂温泉あたりを目指す。

フラナガンと走った時もそうだったけど、下呂温泉に向かう時っていっつも雨だなぁ。

ってことは、これもフラナガンの呪いかなぁなどと、益体もないことを考えつつ。



土砂降りの中を走ってると、トンネルに入った。



「おぉ、冬といい雨といい、トンネルってのは単車乗りのオアシスだな」

雨に当たらず温かいトンネルの中で、そんなことをつぶやきながら。

やがて、トンネルの出口あたりに差し掛かった瞬間。



雨が、バカみたいに土砂降りはじめる。


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「あ、無理。トンネルで甘やかされたまま、こんな雨の中には出れない」

あきらめたので、試合終了。

危ないけど背に腹は代えられないので、路肩ギリギリにユリシーズを停め。



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カッパを脱いでタバコに火をつける。

ざんざんとヤケクソのように降る雨を見つめながら、ぼんやり一服しつつ。

「さーてこの先、どうすんべか」と、先のルートを考える。



「温泉入っても、また濡れるんだよなぁ」



俺はよしなし先生ほど温泉好きじゃないので、そこまで魅かれない。

なのでそのまま南下し、岐阜あたりから琵琶湖へ抜けようと決める。

決めるっても、あくまでぼんやりだから、何かあったらすぐ方針変更するけど。






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雨が少し小降りになったので、カッパを着て走りだす。

すでにブーツの中はぐちゃぐちゃ、カッパもあちこちから雨漏りし、気分は最悪。

でも、文句言ったってどうにもならないのが、ツーリングでもあるわけで。



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雨に心を折られ、仏のような面持ちでたんたんと走る47歳。

やがて、降ったり止んだりしてた雨が、すこし落ち着いた感じがしてきたので。

これ幸いと通りがかりのコンビニへ飛び込んだ。



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打って変わってギラギラ照り始めた太陽のもと。

コンビニの駐車場で荷物を広げ、まとめて乾かしにかかる。

ブーツはあきらめるとしても、他のものは少しでも乾かしたい。



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大雨に洗われて、チェーンとスプロケ周りがめっちゃきれいになった。

いや、だからってひとっつも嬉しくないけど(´・ω・`)






しばらく干してひととおり乾いたところで。

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雲は厚いけど向こうの方には青空が見えるから、それを希望に走り出そう。

とにかく「青空へ向かって」走ってたら、二回くらい道を見失ったりしたけど。

風まかせツーリングだから、別に迷ったわけじゃないんだよ?(・∀・)



見失いまくって、結局、恵那峡の方まで出ちゃったけど、迷ってないよ?

つーか「通りがかりのコンビニ」で干してるとか言ってるけど、あそこ、すでに恵那峡だよ。

放っておいたら、名古屋どころか静岡あたりまで戻りそうだったのは秘密だよ?



つわけで恵那から国道19号へ乗り、なんとか西の琵琶湖を目指す。





 

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by noreturnrydeen | 2017-08-11 12:53 | ソロツーリング | Trackback

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