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XB12X 灼熱のタイア&ディスク交換

 
梅雨が明けたとたん、狂ったような真夏日

タイア交換をしなくちゃならないんだが、暑いからすげぇやりたくない。

と、SNSでぶーたれてたら、ガンちゃんに「一時間くらいじゃん」言われて、「それもそうだ」と思いなおし。



仕事が終わった1時ころ、のそのそと整骨院ウラ、エリック牧場へ出るマイトガイ。

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フロントタイアはまだいくらか残ってるので、これはパンク用スペアかなんかに取っておく。



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リアはスリップサインが出てるので、さすがに捨てる。

よしなし先生なら、こっからさらに数百キロは乗るだろうけど。

俺は雨の日が怖いから、スリップサインが出たらすぐ交換するのだ。



んで、今回はいつものパイロットロード3じゃなくて、お久しぶりのピレリ。

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最初に履いてたスコーピオン・シンク以来5年ぶりくらいのピレリは、「エンジェルST」にしてみた。

最初は新型の「エンジェルGT」にしようかと思ってたんだが、安いセットがあったので値段に負けた。

数年前、パイロットロードと最後まで迷ったタイアだから、どんな感じなのか楽しみだ(・∀・)






さて、そんじゃタイア交換しますか。

言っても慣れた作業だから、まあ、1時間もあれば前後とも交換できるだろう。

つわけで、ジャッキアップして、手間のかかるリアの方から外してやる。



んで、外してるとき指がリアのブレーキディスクに触った瞬間、大事なことを思い出した。

「あ、そうだ! ずいぶん前に交換しようとして、ネジをなめたっきりだった!」

触ったディスクは、冗談みたいに思いっきり削れていた(´・ω・`)



つわけで急きょ、リアブレーキディスクの交換作業に取り掛かる。

6本の取り付けボルトのうち、一本をカンペキに、もう一本をかるーくナメてるので。

まずは慎重にボルトを外し、最後の思いっきりナメてる一本を、得意のドリルアウト。

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もはや親友と呼ぶにやぶさかでない、俺の強力なパートナー、ドリルバービットを取り付ける。


なんど助けられただろう、強力な相棒の切削力で、ネジをガリガリ削ってゆく。

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飽きた。



「つーかアレじゃん? ディスク再利用しないんだから、アタマをグラインダで飛ばしちゃえばいいじゃん!」

前向き、かつ、俺ごのみの方針が立ったところで、親友にはとっとと退場していただき。

代わりにディスクグラインダを引っ張り出してくる。



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飛ばした。

ウラからプラハンで、プラハンでコンコンたたいてディスクを外す。



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取れた。

残ったネジを慎重に削り飛ばして、ドリルバービットを当てたところで、頭がくらくらしてきた。

どうやら熱中症っぽいので、いったん冷房をきかせた院内へ戻り、ドタマをクールダウン。



「つーかさ、リアブレーキなんて、ネジ一本くらいなくても大丈夫じゃね?」



そんな天啓が降りてきたので、ドリルアウト作業を放棄することにした(ちっともクールダウンしてません)。

そうと決まれば、話は早い。

新しい……つっても中古6000キロくらいのディスクを、牧場から引っ張り出してくる。



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今までのに比べたら、ほぼ新品と言っていいディスクを、カッパーグリスを塗ったネジで取り付ける。

つーか、たぶん年内に6万キロ超えるはずのビューエルさんにとって、1万キロ以下のパーツはすべて新品(・∀・)

牧場から「ナメてないきれいなネジ」を数本みつくろって、なんとかディスク交換を終えた。



まあ、本来の作業は、まだ始まってもいねぇんだけどな(´・ω・`)



つっても、あとはそれこそ先に言ったように、慣れたいつもの作業。

とっとと終わらせちまおうと、気合いれて交換し始めた……のだが。

ここでまた、思わぬ伏兵にジャマされる。



「まじか、ピレリ! クソ硬ってぇ!」



パイロットロード3と比べて、エンジェルSTはえらいゴムが硬い(´・ω・`)

上手い人なら気にならないのかもしれないが、俺みたいに腕がないのをチカラでごまかすタイプだと。

最後のハメる段階で、かなりのパワーを必要とする。



えらい四苦八苦して、大汗かきながら、なんとかかんとか交換終了。

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ドリルアウト、グラインダパーティ、硬いゴムと、いろいろな障害があったため。

1時間どころか、結局、2時間以上かかってしまった。

終わったときには、脱水症状でヘロヘロだ。



やっぱ次回はミシュランにしよう(そういう問題じゃありません)。






エアを既定値に入れたら、早速、テストライドしてみる。

んで、最初の角を曲がったところで、思わず「うおっ!」っと声を上げてしまった。

リアのアクスルを締め忘れたのかと思ったくらい、思いっきり「リアタイアが逃げる」みたいな挙動。



なんだろうと思って、もう一度、慎重に曲がってみる。



そんな感じでしばらく乗ってたら、なるほど分かった。

減ったタイアから新しいタイアになって、新しいぶんプロファイルが尖ってるんだろう。

リアのバンキングスピードが速くなり、それが「逃げてるように感じた」みたいだ。



「そうだ、尖ったタイアだとコイツ、4WSみたいに曲がるんだっけ」



イメージ的には、回転半径が大幅に小さくなった感じで。

くるんと曲がる、薄気味悪いほどクイックなハンドリングが帰ってきた。

つーか、これだったら長いリアサスに戻して、もっと狂ったような「小回りくん」にしたいかな(・∀・)

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暑さでやられてるくせに、遠回りして曲がった道を踊りながら、楽しく帰ってきた。

来週は書類仕事で忙しいけど、それが終われば夏休み

ライトバルブ、タイア&ディスク、必要な消耗品を交換し終え、準備万端ととのったところで。



ひさしぶりに、遠くまでツーリングしてこよう。



そんな感じで。



 


by noreturnrydeen | 2016-07-30 18:19 | メンテナンス・カスタム

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