ふとユリシーズを見ると、ライトケースがおっ外れてた。
こないだ、下げたリアに合わせて、ライトの角度を調整したのだが。
そのせいで、バルブのケツがフレームに当るようになったのだ。
さすがに、「走りながらライトを落っことす」なんてのは笑えない。
なので、ちょうどいい機会だと、前から気になってたアレを買ってみた。
一般的なケツの方じゃなく、頭の方にクーリングファンが付いた、LEDバルブだ。
みんな正直、気になってただろ? 大丈夫、かみさんはみんなの人柱だから。
ロクでもなさそうで、かつ、面白そうなパーツは、ビシっと使ってみるから(・∀・)
なお、「だったら車高を戻しゃいいじゃん」という、至極もっともなご意見は。
「なるほど、貴重なご意見、ありがとうございます」と言わせていただいたあと、謹んで却下する。
それじゃ、つまんないじゃんヽ(`Д´)ノ
昨日の夜に頼んだら、今朝にはもう着荷した、フロントファン型LEDバルブ25W×2本。
こんな風に、ケツ側(手で持ってるところ)は、普通のハロゲンと同じ形。
矢印に部分に、
クーリングファンが入ってるので、全長が短いライトケースだと、ちょっとしんどいかも。
つっても、俺の100Φケースでも平気なんだから、原付でもない限り、たぶん大丈夫。
ちなみに光量は2800ルーメンなので、今までのよりちょっと暗いっぽい。
つっても中華バルブはどっちにしたって、うたい文句どおりの光量なんて出てないけどね。
ケースにセットしてみると、見た目はずいぶんと変わる。
だからって性能にはビタイチ関係ないんだけど、なんとなくうれしい。
あとは、夜の走りに支障ないくらい、明るければいいんだけどなぁ。
後から見ると、ハロゲンバルブと区別がつかない。
これは、ライト後ろ側のスペースが少ない車両には、えらいありがたい。
ホント、いろいろと考えるやつがいるよなぁ。
点灯してみると、
構造的にあたりまえなんだが、下半分がまったく光らない。
そのこと自体は、別にどうでもいいのだが、よろしくないことがひとつ。
俺のビューエルさんは、バイザーの取り付け位置を下げてあるので、その光る部分にかぶさってる。
これはさすがに、明るさが足りないだろう。
つわけで、バイザーの位置をもう少し上げてやることにする。
まあ、穴自体は以前あけてあるから、そんなに手間でもない。
と思ったら。
一回作ってみたところ、プレートをバイザーに固定するネジのケツが、マウントの邪魔になることが判明。
がっかりしながら、もう1セット作り直しする、かみさん46歳。
直射日光にあぶられてクソ暑い中、ひたすらプラ板を切り出し穴あけて、取り付け完了。
今までの位置とノーマル位置の、
ちょうど中間くらいの取り付け位置。
見た目は今までのより若干まぬけだが、まあ、問題ないレベルかな。
ま、見た目に関しては、俺以外、どーでもいい話だろうけど(´・ω・`)
肝心の明かりに関しては、隠れてたライトがそこそこ現れたので、まあ大丈夫だろう。
ハイビーム。なかなか力強い輝きに、「早く暗くならないかなぁ」とつぶやくマイトガイ。
それから、気になってたけど実用には問題なかったので放っておいた、リアブレーキランプの修理。
油圧スイッチはどうしても壊れるよね。
つって機械式にするのめんどくさいし、これで2年も持ってくれれば充分かな。
壊れても、バイクが止まったり俺が死んだりしないパーツは、正直、あんま燃えない。
取り付け完了したら、エア抜きして手ごたえを出す。
今回は、キャリパーごと外してエア抜きしなくても、この位置ですぐに終わった。
フルードはいつも通り、ワコーズのSP-Rだ。
それから、タイアのエア圧を計って、ちょっと足してやる。
もちろん、いつもどおりメーカー規定値だ。
俺の走り方とビューエルさんの速度なら、エアを下げる意味があまりないからね。
最後にハンドル位置を下げて「戦闘ポジション」にしてやる。
のんびり走るためにアップしてたんだけど、この足のセットだと下げた方がいいような気がしたのだ。
ま、ダメならまたアップすればいいだけだしね。
つわけで帰り道、ライトとハンドル位置のテスト&調整。
ロービーム。夕方なので夜ほどはっきりはしないけど、照らす範囲とか光軸はよさそう。
ハイビーム。だいたい真っすぐで、
ほんの気持ち上向きってのが、カンペキ。
ブレーキングの時に、突っ込んでく先が見やすいから。
完全に真っすぐだと、ノーズダイブで下向きになるから、ブレーキングの時ちょっと見づらいんだよね。
まあ、「そんな速度で走らなきゃいい」って正論は置いといて。
んで走り出してみると、思った通りライトの方はいい感じ。
今までのと比較して、特に暗いってこともないし、これなら問題ない。
が、そんなことよりなにより、もっと大変なことが起った。
いつもどおりテキトーに下げたハンドル位置が、異常なまでにジャストフィットしたのだ。
シートの角度、足周り、エンジンの調子、そのすべてがかみ合った奇跡的な状態。
ちょっとした曲がりひとつで、頭の先からタイアまで、きれいに「乗る」のが感じられる。
車体の真下に30センチくらいのスケート刃を付け、氷の上でエッジを立て、「その刃だけで曲がってく」ような。
毎日乗ってても、「一年に何度あるか」っていうくらい、めちゃめちゃ思い通りに走れる。
「やっべぇ、めっちゃ気持ちいい! 峠いきてー!」
それもできるならば、伊豆スカやターンパイクじゃなく、ツバキとか筑波みたいなクソ曲がり道へ。
そんな感じでウルトラご機嫌のまま、後半はライトのことなんかほとんど忘れてすっ飛ばした。
いやまあ、忘れてるってことは、「違和感がなくて見やすい」ってことなんだろうけど。
単車ってのは、メンタル含めた乗り手の調子に左右されやすい。
だから明日になれば、今日ほどの感動的なマッチングにはならないんだろうけど。
とりあえず、
「今のハンドル位置はマーキングしておこう」と心に誓った。
そんなワクワクした夏の夜(・∀・)