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角渕山賊宴会 ~夢のかがり火~

 
 
こないだ強化したサイドバッグラックを、ビシっとセットして仕事へ向かい。

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真面目に仕事して、午後1時すぎころ、最後の患者さんを送り出したら。



そのままダッシュでバイクにまたがり、ニッコニコで走り出すかみさん46歳。

「だいぶん陽が長くなったことだし、少し遅くなっても、別の道を通ってみよう」

そう思ったので、ちょっとだけ遠回りのルートを取る。



えらいドまっすぐなので、普段はほとんど走らない道だ。


視界が開けてるから、これはこれで気持ちがいいね。



ウラ道を色々と走り回り、国道354へ出てたらあとは一直線、2時間半くらいで玉村町へ。

通り道のスーパーで、今日は野菜を多めに買い込み。

角渕キャンプ場へ到着。

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今日は珍しく他のキャンパーがたくさんいたので、山賊連中はいつもと別の場所に集合していた。

「やっぱ遠いよ、ここ」と笑いながら、先着してたeisukeさん、よしなし先生、しきの三人へ挨拶。

んで、荷物を降ろして準備をしていた俺の目に、衝撃的な先生の背中が飛び込んでくる。



「ぎゃはははは! よしなし、マジかそのパーカー! 本物が着るんじゃねぇよwww」



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背中に燦然と輝く「狩人」の文字が、イケメンすぎてシビレまくり。

思わず、俺も「骨接(ほねつぎ)」パーカー作ろうかな」とつぶやいたり。

けど、「骨折」と間違われたらヤだから、まあ、やめておこう。



出端から大笑いしつつ、キャンプの用意にとりかかる。

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「狩人」よしなしと「アホの子」しきは、しきのハヤブサを見ながら、なにやら談義中。

画面右端では、「灰色熊」eisukeさんが、ランタンの準備をしている。

俺もバイクのそばにテントを張って、エアマットだの何だのの準備をせねば。



エアマットは膨らますのに、時間かかるからね。

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今回も軽さと仕舞い寸法の小ささから、テントはソロドームを持ってきた。

この画を見ると、なんだかロングへ出たくなるね。

まあ、来月末あたりには行くけどね。



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ゆきやなぎ越しに、ハヤブサと先生とアホの子を撮ってみたが。

画にならないこと夥(おびただ)しい(´・ω・`)

やはり花越しの写真は、「ユリシーズと俺」じゃないとね(・∀・)





んで、そのアホの子しきが、ういーんと何かを膨らませていたので。

コレはナイスと、俺もそのエアポンプを借りてマットを膨らませる。

バカみたいにふーふー吹いた挙げ句、血管切って倒れるわけはゆかないのだ。

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素晴らしきかな、文明の利器。ソッコーで膨らまし終わった。

一瞬、俺も買おうかなぁと思ったけど、本末転倒なのでぐっとガマン。

「軽く小さくする」目的でエアマットを買ったのに、荷物を増やしちゃ意味無いからね。



一方、そんな文明の利器を貸してくれたしきは。

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アホの子の面目躍如とばかりに、エアガンを撃ちまくってた。

目的としては照準の修正だとか言ってたが、まあ、撃ちたかっただけだろう。

脳の構造が基本的に俺と変わらないから、やつの考えは良くわかる。



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そんなアホの子は放っておいて、早速、ツマミ(&晩飯)を作ろう。

小さいボトルが空に近かったので、スペアボトルからガソリンを移したら。

いつものように火達磨プレヒートして、準備は完了。



白菜1/4を刻んで投入したら、それだけでコッヘルが一杯になった。

なので買っておいた豚肉やカット野菜は保留し、インスタントの豚汁を三杯分くらい入れる。

俺は基本、「とりあえず白菜が煮えていればOK」なタイプだからね。

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つわけで、白菜たっぷり豚汁の完成。

後ろのオレンジ色っぽいものは、「お腹いっぱいになった後半戦」用のツマミ、ドライトマト。

自然な甘さのヤツは美味しいんだけど、これはちょっと甘すぎたかな。



で、豚汁の材料を買ったとき、精肉ゾーンで「無料」と書いてあったため、ふらふらと飛びつき。

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大量の「牛脂」をもらってきていた。ほら、赤い矢印の部分、値段が書いてないだろう?

無料でこのサイズだったら、そら、とりあえず飛びつくよ、実際。

たとえ「使い道にまったくアテがない」としても。




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しきはソロストーブに炭を入れて、なにやら焼き物を始める。

このストーブ&新兵器のスキレットは、あとで大活躍することになる。

もちろん、料理じゃない方向で(・∀・)



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先生は何種類かの魚を焼いていた。バカでかいブリカマなんかも焼いてたよ。

やっぱアレだよね。歳とると魚がウマいよね。あと野菜も。

つーかそんな事より先生が気になってるのは、間違いなく花粉なんだけどね。



俺とふたり、ずるずるくしゅんくしゅんやってたよ。



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そんな連中を見守る、山賊のお父さん役、グリズリーeisukeさん。

手元のスキレットで、サバの切り身を「熱燻(ねっくん)」している。

冷燻や温燻よりもすばやく出来るらしいのだが、この時はまだ、その威力を知らない他の面々。



やがて、「できたよ、おすそわけ」と、分けてもらったサバを食った瞬間。

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「うおぉ! なにコレ美味い! eisukeさん、めっちゃウマイっす!」

大騒ぎにも無理はなく、脂の乗ったサバに強めの燻製フレーバーがなんとも言えない後味を残す。

あまりに感動したので、何とかこの味を表現する言葉を捜したんだが、どうにも上手く表現できない。



「なに訳わかんないコト言ってんの、かみさん?」と言う評価だけが残った(´・ω・`)



そんなバカ美味い燻製を作ったeisukeさん、満足そうにうなずいて。

「モツ煮も、もう出来てるよ」

にっこりと笑う。

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「うさんくさい森の小人」みたいな帽子のしきが、早速モツ煮を食って「うまいうまい」と騒ぐ。

別にそれほどイカれた帽子でもないのに、ヤツが着こなすと何でムダに怪しいんだろう。

きっと内側から滲(にじ)み出るものなんだろうね、こういうのは。



一方、みんなに美味いものを食わせて、満足したグリズリーは。

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山賊宴会のメインディッシュ、焚き火を熾(おこ)しにかかっていた。

太陽が西に沈んでゆき、暖かいほどだった風に、少し冷気が混じってくる。

かといってクソ寒いと言うほどでもなく、風も焚き火も心地いい。



いよいよキャンプに最高の季節がやってきたね。






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炎を眺めながら、みんなとバカ話して笑ってる時。

ふと、最近よく見てる「アウトドア系の動画」を思い出し、同時に、ペグを忘れたことにも思い当たる。

となれば当然、「焚き火の前で木を削る」と言う、例のヤツをやってみたくなるのが人情。



幸い、材料になるマキは、eisukeさんがしこたま持ってきてくれている。

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愛用のベアさんハチェットを取り出して、薪ざっぽを削り始めるマイトガイ。






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無事に三本削りだして、ドヤ顔の46歳(・∀・)



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そんな俺を、しきが生暖かい目で嘲笑する。アホの子のクセにヽ(`Д´)ノ



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薪の他にも大量の道具を並べて、熊っつーより「ホームレスキング」みたいになってるeisukeさん。

まあ、基本的にこのヒトは燃費が悪いからね。

食材だけでも、軽く俺らの数倍は必要だし、仕方ないところだ(`・ω・´)



で、ペグを削ってるうち、「アウトドア魂」に火が付いたマイトガイ。

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薪ざっぽの先端をあぶりながら、「松明(たいまつ)っぽくなんねーかな」思ってるうちに。

くだらないことを思いつき、当然、その欲望に従う。

俺の人生は、心の声に逆らわないスタイルなのだ。

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薪のケツをさっきのように削って尖らせ、頭に切込みを入れたら。



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完璧にもてあましていた牛脂を挟み込んで、「牛脂松明」を製作する。



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んで、試しに点火してみると。



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牛脂が溶(と)けて松明っぽい炎を上げた……のだが、どうも地味で気に入らない。

そう、もちろんそのとおり。この段階で俺は、パーフェクトに酔っ払っている。

いや、俺だけじゃなく、山賊連中の全員が、だ。



調子に乗った俺は、さらに大量の牛脂を巻きつけて、本気と書いてマジの松明を作る。




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ぱっと見、ちょっともったいない感じもする。

が、冷静に考えて「牛脂」ってのはどうせ脂を出したら捨てちゃうんだからいいだろう。

なのでこの時の俺を責めていいのは、「牛脂は食う」ってスタイルのヒトだけだぞ?(・∀・)



つわけで、がっちり牛脂を巻き終えたら、早速、焚き火で点火してみる。


どうやら成功し、ムダに「やり遂げた感」を漂わせるマイトガイ。



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コレがキッチリと仕事をやり遂げた男の顔だ。

まあ、これっぱしも仕事じゃねぇんだけど。

むしろ遊んでて楽しいってだけの、ガキの顔なんだけど。



とまあ、ここで終わってれば、ある意味普通(?)なんだが、そうは問屋が卸さない山賊宴会。

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よしなし先生の見つけてきたボロボロのロープに、狂喜乱舞する俺としき。

俺はげらっげら笑いながら、ロープをぐるぐると松明へ巻きつけ。

しきはしきで、せっかく買った新しいスキレットに牛脂を放り込んで、ガンガン加熱する。



ほどなく、あたりに香ばしい焼肉臭がただよい、白い脂塊がみるみる透明になってゆく。



スキレットに溶け出した牛脂は、マキに巻いたロープへ注ぎかけられ。

ぴちぴちと油のはねる音を立てながら、ロープへ染み込んでゆく液体状の牛脂。

それを見てたら、さらにロクでもないことを思いついちゃった、暴走中年。



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牛脂の上からさらに、「秘密の液体」をしみこませて、燃焼効率のアップを狙う。

この画、まさにマーマレードスプーン。

ろろちゃんあたりから、「嫌な予感しかしない」とクレームが来そうだ。






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マーマレ的にはある意味いつも通り、安定した絵面に大笑いするバカども。

まあ、このときはeisukeさんがホースを用意し、消火の準備をしてくれてたんだけど。

かみはいつも、周りのヒトに生かされてるのである(胸を張らず反省しましょう)。






松明がみごとに燃えて、どうやら満足したマイトガイ。

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しきを「吊るし首」にしようとしたりしつつも、この後は比較的穏やかに呑んだ。

とは言え、テンションの上がってる酔っ払いだけに、バカ話は止まらない。

吊るし首からの連想でポポ教の話になり、くっだらない話で先生やしきとゲラゲラ笑ってる。



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そんな俺たちをニコニコと見守っていた、山賊の親父eisukeさん。



酔いと疲れが出たのだろうか、いつの間にか寝オチしていた。

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とたんに話の矛先は、「eisukeさんを狩る」という方向へ進み始める。



「今なら気づかれずに獲(と)れる。先生、狩ろう!」

「右手は傷つけるなよ、高く売れるから」

「ぎゃははは! はちみついっぱいー!」



ろくでもないことで異常に盛り上がりつつ、バカ話して酒盃を干す。



「いやぁ、松明おもしろかったなぁ。あの松明は『夢のかがり火』と名づけよう」

「なんすかそれwww」

「いや、ほら、かがり火つったらやっぱ、ベルセルクの『夢のかがり火』じゃん?」

「知らねぇwwwwww」



「あー面白れぇ。eisukeさんだとマジに狩れないから、タツヤ来ねぇかなぁ」

「そういえば昔、タツヤに呼び出されて山賊に来たら、寝てたことがあった」

「あー、あったあった。あいつホントダメ人間だよな」

「松明はもう要らないから燃やしちゃおう。燃え尽きたら名前を『タツヤのかがり火』に変更だ」

「ぎゃはははは!」



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こうして、いつものごとく楽しい夜が更けていった。









明けて翌朝、テントを出てみると、すでにみな半分ほども撤収を終えている。

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なので俺も、もたもたのんびりと撤収作業を開始した。

食い残した食材とか酒とか、持って帰る荷物が増えてたので。

リュックは背負わず、バイクの後へくくりつける方向で。



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準備が出来たら、いつも通りエンジンかかるのを見守ってもらう。

「いや、さすがにもう暖かいから、エンジンかかるっての」

ブーたれる俺に苦笑する面々。



そんな風に愛機を眺めながらダベってると、嫌なものが俺の目に入る。

最近、ゴロゴロ言ってた、ユリシーズの雑音の原因を見つけたのだ。

思わず大声を上げてしまう、哀しきマイトガイ。



「あぁ! アイドラースプロケットのベアリングが死んでる!」

「えー? ああ、ホントだ。言われてみればズレてる」

「こんなの、持ち主じゃなきゃ気づかないねぇ」



つわけで休み明けから、「アイドラースプロケット修理大会」の開催が決定した。

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もちろんそれ以外は問題なく、一発でエンジンスタート。

アイドラーの不具合を心配しつつ、帰路につくマイトガイ。

みんな楽しい時間をありがとう! またやろうね!






天気はいいけど、アイドラースプロケットがガロガロ言ってるので、おとなしく帰ろう。

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誰も居ないまーっすぐな354を、100~120スピードくらいで、気持ちよく流して走る。

飛ばさないと決めて走ると、ドコドコとエンジンの鼓動が、気分をゆったりとさせてくれる。

ホント、ビューエルさんは最高の相棒だ(・∀・)



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ヴァンヘイレンの「Feel so good」とか「Summer Time」あたりを、脳内再生しながら景色を眺め。

アクセルのオンオフを激しくすると、股の下がガロガロやかましいので、やさしくやさしく。

「気持ちいいなぁ」と独り言ちたところで、鼻から鼻水がたらり。



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花粉で鼻水や涙を垂れ流しながらも、気分はそれほど悪くない。

あと、帰路の写真はすべて、胸につけたビデオカメラで撮影してみた。

撮影は簡単なんだけど、景色が流れないから、ちょっと臨場感に欠けるかな。



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354の土手沿いに咲く「菜の花」を眺めながら、「春だねぇ」とつぶやいて橋を渡り。

「柏まであと30キロくらいかな。帰ったら風呂に入ろう」

俺は鼻水をすすりながら、アクセルをゆっくりと開けた。



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角渕山賊宴会 ~夢のかがり火~ /了



 
 
 
 


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by noreturnrydeen | 2016-03-26 19:52 | エンカイ | Trackback

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