さて、本来のステージ、オフロードでの使い勝手。
いくらロードがよくても、こっちが悪くちゃ意味がないわけで。
エア圧を、フロント・リアともに0.5kg/cm2前後まで下げたうえで。
丸一日、山の中を走ってみた結論としては。
上記レポートでも触れているように、とてもよく出来たタイアだ。
ラウンドした形状も、エアを抜けばしっかりつぶれて、トラらしい扁平になる。
その「ラウンドしてた分の余り」が利くのだろうか、リムを打ったりパンクしたりもなかった。
ただし、さすがにリムロックなしだと、駆動輪(リア)のチューブずれは起きた。
ま、もっともこれは、タイアのせいじゃないけどね(・∀・)
ブロックの腰が硬めなのに、しっかりと食いつくのは、ベースの方が柔らかいからかな?
入れ替えたときは、そんなに柔らかく感じなかったけど。
なんにせよ、小さくて非力なKLX125だけに、感じる走破性の違いは劇的だった。
低速登坂でのグリップなんて、走り出してすぐ、大笑いしたほどだ。
もちろん、他のトライアルタイアと比べて優れているってほどではないだろう。
一応、公道走行可能のタイアだから、コンペタイアなんかとは比べられない。
だけど、サイズのないF19・R16のホイール用って事を考えると。
正直、ケモ使いなら最強レヴェルと言っていいと思う。
ロードでは、他のオンロード用に引けはとらない。
コンパウンドの硬さから言って、ライフ(持ち)もそこそこだろう。
ラウンドした形状なので、ハンドリングも自然。
そしてオフロードでは、値段と硬さからは意外なほど、充分なグリップ。
少なくとも俺にとっては、かなり理想に近いタイアだ。
通勤とケモノ道、両方で使えるってことは「ロングケモツーリング」の可能性も出てきたし。
このサイズのホイール履いてるひとには、迷うことなくお勧めできるタイアだと思う。
たとえペットネームが、ちょっとアレだとしても。
しっかし……「ゴールデンボーイ」はねぇだろう(´・ω・`)