続・水曜の午後は出たくない

 

確定申告書の提出を終え、本当のホントに心が軽くなった、水曜日の午後。

現金なもんで、心に引っ掛かりがあるうちは出不精だったのに。

憂いがなくなったとたん、晴天にそわそわしだすマイトガイ。



「やっぱ、行くでしょ」



つわけで、お出かけの準備。

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上下とも革の、「バトルモードで出撃」ってのも考えたが、寒かったら困るので。

いつもの上着にアンダーパンツ&ジーンズ、プロテクターを着込み。

愛機ユリシーズにまたがって、意気揚々と出発する。


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さあ、天気は最高だし、どこへ行こうか?

そうだな……とりあえず、まず最初に……



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銀行だ。

遅ればせながら、住所変更の手続きをして、事業主としての仕事は終了。

今度こそフリータイムだ、すっ飛ばすぜ!






空いてる道を選んで走りつつ、なんとなく北上。

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国道6号に乗って北へ向かえば、見えてくるのは県道19号線。

筑波山へ向かう、いつもの裏道だ。

そういえば、筑波山なんてずいぶん走ってなかったなぁ。



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県道19号は、入りっぱなこそこんな風に空いていたが。

走り出してしばらくすると、嫌になるくらい、工事、工事、工事。

年度末なんだねぇと、改めて実感しつつ、車列を縫ってひた走る。



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やがて、筑波山が見えてきた。

ワクワクする気持ちを抑えながら、スナッチで車を抜き去りつつ、ふもとへ。

山のふもとで、いつものコンビニへ滑り込む。



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ここで一服するのは、「こっちルート」の時のお約束。

「コケないように気をつけて、でも、ガッチリ走ろうぜ、相棒!」

ゴキゲンで愛機へ話しかける45歳。



もっとも、それで大人しくしてるような相棒ではないんだけど(´・ω・`)






筑波山を駆け上がりながら、観光のクルマをパスしてゆく。

さすがに平日、神社を超えたあたりから、まるっきし車影がなくなり、貸しきり状態。

当然、テンションも上がってゆく。



「おぉ、やっぱこのマスターシリンダー、正解だったな!」



コントローラブルなブレーキのタッチに気をよくしながら、登りのタイトコーナーを攻める。

エンブレを使いすぎず、速度を殺さないように、短いホイールベースを使って、くるり。

つんのめったフロント寄りの重心も、柔らかい脚のおかげで、しっかりとリアに乗り。



ぎゅーん!



「カハッ! 気ン持ちいいー!」



書類との格闘で溜まってた澱(おり)が、排気音とともにすっ飛ばされる。

曲がってゆく道の向こうには、青空と山の緑。

降りそそぐ春の太陽は、やけに機嫌よく、道とバイクと俺を暖めてくれる。



生きてるなぁ(・∀・)






上りきったところで、そのまま迷わず右折。

今日の気分だと、風返しより不動峠を走りたい。

昔の料金所を抜けたら、そのままアクセル全開。



最初の左を景気よく曲がったら目の前に広がる、筑波の木々と青空。



軽い下り、アクセルを開けながら、元気に突っ込んでゆく。

スパっと右が決まったところで、おっと、路面が濡れてやがる。

リーンアウトで抜けながら、横目に見る「凍結注意」のカンバン。



「さすがに、この天気と気温なら、濡れてても凍ってるってことはなかろうよ」



それでも一応、凍結の可能性を念頭に置きつつ、しかし、逸(はや)る心は抑えられない。

登ったり下ったり、節操なく上下左右へ曲がる道を、ニコニコしながらトレース。

久しぶりの割には、それほど遅いこともなく、怖さもまったくない。



いい脚だよなぁ、相棒(・∀・)







だらだらと長く曲がりこむ右、リーンアウトで飛び込んで、ステップでバンク角の調整。

パーシャルからちょい開けで曲がりつつ、出口が見えたらアクセルオン。

リアが食うのを感じながら、身体を反対側へ移動しつつ、次の左へ。



ああ、もう。何だってこんなに楽しいんだ。



ブラインドコーナーの向こうで、クルマが三台停まっていた。

もちろんリーンアウトのまま、ひらりとかわしつつ、抜きざまに眺める。

事故かな? 山菜取りかな?



その先で、今度は工事の車線規制。

工事中のおっさんが一人、こっちを見ながら握りこぶしを上げて「こらー」っとやりつつ笑ってる。

それに左手を上げて応えながら、工事現場をかわして、先へ、先へ、先へ。



こうなったら、もう、止まらない(・∀・)






展望台で折り返し、来た道をまた攻める。

路面の状況がわかってる二本目は、更にアベレージを上げつつ。

工事の場所、事故の場所、ぬれてる場所だけゆっくりと抜けて。



あっという間に走りきる。



「風返しは……もう一往復してからかな」

つわけで二往復目、頭文字D的に言えば3本目へ、ノンストップで突入。

もう、このままずーっと走ってたい。



「税金も保険請求も終わったし、すこしくらい遅くなってもいいよな?」



そんな風に思いながら、気持ちよく走っていた3本目の途中。

ギャップを乗り越えた瞬間、ガゴン! と変な音がする。

「なんだ?」と思いながらアクセルを開けると、明らかにガロガロと変な音。



「この音って……もしかして……」



嫌な予感にさいなまれながら、クラッチを握ってアクセルをレーシング。

ぶろろん! という排気音へ追従するように、ガロガロっと異音が混ざる。

まるで違法トラックのようなその音質は、俺にとって馴染み深い音だ。

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展望所へバイクを滑り込ませ、音のする下回りを確認。

すると……

「ああ、これか」






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マフラーバンドが緩んでいる。

ただ緩むわけなぞ、間違ってもありえない。

肩越しに覗き込む失望の妖精、ガッカリスの存在を感じながら、反対側へ回ると。



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まあ、そうだろうね。どっかでぶち切れてなきゃ、こんなに緩むわけないもんね。

ってコトはアレだね?

今、このクソ重いマフラーは半分、スプリングだけで留まってるんだね?



そら、あちこち緩んで、排気モレもするよね(´・ω・`)






リュックを探れど、入れたはずの針金が見つからず。

仕方ないので、このままそーっと「だましだまし」行くことにする。

もちろん、そんなことすれば、症状が悪化するだけなのは解ってるんだけど。

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たらたら下って筑波山を降り、そのまま下道で帰路につく、傷心のマイトガイ。



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でも、やっぱりガマンできなくて、ちょっと寄り道してみたり。

だってこんなに天気がいいのに、もったいないじゃん?(修理代の方がもったいないです)

晴天の下をのんびりと流していると、落ちた気分も回復して……



ガロガロガロガロ!



音が明らかに大きくなってる。

アイドリングでの音が、不整脈みたいに不安定化してきた。



さらに進むと、信号待ちのたびに、どんどんどんどん音が大きくなる。

当然、息継ぎもし始め、まるで「ハーレィの3拍子」のよう。

あの三拍子アイドリングにカッコよさを見出せてない俺は、当然、不安な気持ちでいっぱい。



がぼっ! ばすん、ばすん! んごっ!



柏まであと20キロくらいのところで、ついに、エンジンが止まりかける。

アクセルを開けると、ガゴっと息継ぎしてから、直管みたいな爆音を撒き散らし。

それでもなんとか進むので、信号待ちはひたすらアクセルをあおり、まるで暴走族。



この頃になると、不安を通り越して、なんだか笑けてきたり。






どうにかこうにか、治療院の裏までたどりついたマイトガイ&ユリシーズ。

大きくため息を吐き出してから、改めてエキパイ周りのチェック。

まあ、だいたいどんな様子なのかは、走ってる最中に見当ついてるんだけど。

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エキパイを留めてたバンドがずれて、短いスプリングは全部吹っ飛んでる。

このままやり直すか、別の方法をとるかは未定。

も少し元気になってから、考える(´・ω・`)



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つわけで、ユリシーズを仕舞って、KLXと入れ替えたら。

本日のソロツーリングは、相変わらずのトラブルで終了。

まあ、俺っぽいつーか、マーマレードスプーンらしい話では、あったかな。



さて、書類は全部終わって後顧の憂いもないし。

明日からまた、相棒の修理に精を出そうか。

これから暖かくなるのに、走れないんじゃ可哀想だからね(・∀・)

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そんな感じで。



 
 
 
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by noreturnrydeen | 2015-03-04 16:20 | ソロツーリング | Trackback

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