XB12X ラジアルポンプマスターシリンダー

 
 
こないだ秩父へ行ったときから、ブレーキのタッチが気になってた。

チェックしてみると、レバー自体にガタが出てる。ま、5年近く使ってるしね。

で、いくらメンテナンスをしても、「削れてなくなったモノ」は元に戻せない。



ブレーキだから、ワッシャーを入れるなどの、ハンパな対応も危険だ。



減ってるのがレバーだけなら交換で済むのだが、バラしてみると「マスター側も削れてる」っぽい。

「それじゃあ奮発して新品のマスターを買おう」と決めたら。

ノーマルを探すか、社外品にするかを決めてから、次の手順に移ろう。






サーキットユースは知らないが、ストリートにおいて、ノーマルのブレーキはいい仕事をする。

出来ればこのタッチを変えたくないので、ノーマルを買うのがベストなんだが、新品は見つからない。

オークションで中古を買うのも、いったんオーバホールすることを考えると手間の割りに安くない。



今後の部品調達も考えて、社外品を買うことに決める。



「どうせ社外にするなら、ラジアルポンプを入れよう」ってのはすぐ決まり、お次はサイズ。

社外でメジャーなのは、ブレンボの16φと、ニッシンの17φなのだが、ここで疑問がわく。

ノーマルと比較したときの、吐出量やタッチの変わり方についてだ。



レバー比や形状にもよるから、一概には言えないだろうけど。

ノーマルの「横置き1/2インチ(12.7mm)」に対して、17だと大き過ぎるんじゃないだろうか?

よく、「カチっとした手ごたえ」なんて言うけど、要するにそれは大きすぎて硬いんじゃ?






それなら高くてもブレンボの16の方がいいだろうな、と考えつつ検索してたら。

個人的にベストだろうと考える、15φのラジアルポンプが見つかった。

それもなんと鍛造で、なのに激安。



ブレンボなら5万からする鍛造ラジアルが、1.8万(ショップによってはそれ以下)で売ってる。



一瞬、大喜びしつつも、モノがブレーキだけに、いったん冷静になって考える。

安物買いは銭失いどころか、命を失いかねない。

見つけた商品名をグーグルさんに放り込んで、いろんな人のインプレを読んでみる。



と、評判は上々のようで、だいぶん、購入意欲が固まってくる。



さらに、友人連中からも「悪くない」って話が、アチコチから入ってきたので。

意を決して購入してみたのが、かれこれ2~3週間前。

それが本日、ようやく着荷した。

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「FRANDO ラジアルポンプマスターシリンダー 7NB φ15」



台湾製、アルミ鍛造の15φ。

あっちではレースで使ってる人も多いみたいだから、とりあえずクオリティは及第だろう。

この値段で、リザーバタンクとステーに、油圧スイッチまで付いているのもお買い得。



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現物を見ても、仕上げがとても綺麗で、安っぽい感じはしない。

動かしてみても変なガタはなく、スムーズで気持ちがいい。

「コレはいい買い物をしたなぁ」と喜びながら、早速、取り付け作業へ移る。




作業は慎重にさえやれば、さほど難しいこともなく。

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フィッティングしてリザーバタンクやミラーをつけ、オイルを入れてエア抜きするだけ。

ただし、クラッシュワッシャーは同梱されてないので、別途に用意する必要がある。

俺は今回、新品のアルミクラッシュワッシャーを使った。



エアが抜けて手ごたえが出たら、各部を本締めして取り付け終了。

続いて、ブレーキスイッチの配線に移る。

もちろん、付属のカプラーは形が違うので、ぶった切って、手持ちのカプラーでつなぐ。

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今回は小型のカプラーで、すっきりとつないでみた。

そしたら、念のために防水と擦れの養生をする。

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シールテープで下巻き。

それから得意のブチルテープで上巻きして完成。

って、写真を分けて撮るほど、大げさな作業でもないんだがw



取り付け終わったら、可動部分へ注油。

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チカラのかかる場所なので、ナスカルブを浸透させてやり。

動きをもう一度確認してから、キーオンでブレーキランプの点灯確認。

全部OKだったので、最後にハンドガードの調整をする。



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マスターの外側には入れられなかったので、内側へ入れてから、ガードの微調整をする。



レーステックのガードは、異常なほど調整範囲が広いので、それほど苦もなくフィッティング完了。

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左右長を目いっぱい伸ばして、今までより数センチほど横長になったガード。

ま、俺以外の人間には、間違いなく、違いなんてわからないだろうけど。

いいんだよ、自己満足の世界なんだから、単車なんて。






さて、それじゃあ早速、テストライドしてみよう。

まずはエンジンをかけないまま、何度も前後させつつブレーキをかけてみる。

この段階で、「ほとんど差異が感じられない」コトに満足したら、いよいよ走ってみる。



直線で後ろを確認しつつ、何度もブレーキング。

「カチッとした手ごたえ」なんぞ微塵もなく、本当に換えたのか? ってくれえフツー。

街中を本当に「いつも通り」走って、今度は、走りなれてる「通勤ツイスト」だ。



少し速度の乗るS字へ、ブレーキをナメながら進入。

この辺のコントロールは、いくらか「握りしろ」が増えた感じでコントロールしやすい。

そしてなにより、換えたばっかりなのに、異常なほどいつも通りの感覚で乗れる。






それじゃあと、お次は少し長めのストレートを全開で加速し、ガッチリとブレーキング。



気になってた「グググッ」という手ごたえは姿を消し。

すーっと減速してゆく。

やはり気のせいじゃなく、奥の方まで握りこみやすく、コントロールしやすい。



「これはいい! 今までとほとんど変わらなくて、扱いやすさが増えた」



ニッコニコで走れば、ガタのない、気持ちのいいブレーキが、さらにニコニコを加速させる。

まったく違和感を感じず、「今までどおりの走り」で、一気に自宅へ戻ってこれた。

完全に、狙ったとおりの結果になって、大満足の44歳。






台湾製ということで、必要以上に過敏になっていたが、どうやらフランドーはうわさどおり。

実によく出来た、コストパフォーマンスの高いマスターシリンダーだった。

耐久性はこれから検証してゆくが、総じて、値段以上の満足感があったよ。



これからブレーキシステムを変えようと考えてる人は、候補のひとつに入れてもいいと思う。

つーかこんないいんだったら……

3.4万で買える、「鍛造・総削り出し」の方、買ってもよかったなぁ(・∀・)

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そんなかんじで。




 
 
 
 
 
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by noreturnrydeen | 2014-10-29 17:22 | メンテナンス・カスタム | Trackback

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