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キャンプポイント視察

 
 
「かみさん、野田に無料のキャンプ場がありますよ」

よしなし先生から、そんな情報を得たのはいつだったろうか。

調べてみると、確かに無料キャンプ場があり、結構いろんな人がやってる。



場所は俺んちから、だいたい30分くれぇだ。

「そろそろ月末で忙しくなるし、その前に、ちょろっと視察してみよう」

つわけで、仕事がハネた午後一時、KLXをまたいで走り出す。






通勤路を走りつつ、途中で水とノンアルコールビールを一本だけ、買い込み。



16号へ出たら、一気に柏インターの近くまですっ飛ばす。

柏インターそばの、「十余二(とよふた)工業団地」の交差点を右折。

ちなみに、柏インター側から来ると。

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この交差点を左へ曲がることになる。



曲がったら、5~600メータほどで、県道7号線とぶつかる交差点。

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右手にあるデイリーが目印だ。他に何にもないから。

この交差点を、左へ曲がって県道7号線に乗る。

柏インターから来た場合、戻る方向へ曲がることになるわけだ。



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県道7号を、そのまま4~5キロほど走ってゆく。



すると、左手に「福田郵便局」ってのがあるので。

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そこを右折して、またひたすら道なり。

途中、まぎれそうな道もあるけど、路面の白線に従って、ひたすら道なり。

住宅地をたんたんと進んでゆくと、道はゴルフ場の中へと入ってゆく。

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ゴルフのカートが横断してたりするので、注意しながらのんびりと進めば。

やがて、T字路にぶつかる。

このT字路を右へゆくのだが、慌てずに「回りの景色を覚えて」おこう。

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帰り道は、この写真の右から来ることになるので、入り口を見逃しやすいのだ。

んで、ここを右折すれば、あとは道なりに進むだけ。

坂を下ったところで、スポーツ公園の駐車場が見えてくる。






ところが、今日はその駐車場に、トッポい連中がガキを連れて騒いでた。

「俺と混ぜたら確実に、激しい化学反応を起こしそうな連中」なので、第一駐車場をスルー。

争いのタネは、避けておくに越したことはない。



つわけで、数百メータ先の、第二駐車場へ向かうマイトガイ。

ちなみに、第一とか第二ってのは、俺が今、便宜上付けただけなのであしからず。

もしかしたら、俺が停めた方がメイン駐車場かもしれないよ。



第二駐車場と、その入り口にあるバス停。

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こっちもけっこうヒトが居たけど、普通の家族連れだったので問題なし。

ただ、第二駐車場は、キャンプポイントまでちょっと歩かなきゃならない。

もし、この公園で山賊宴会をやるなら、断然、第一駐車場がいいだろうね。



第一なら、駐車場からすぐ、キャンプサイトだから。






どちらの駐車場にも、トイレが完備されている。

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ただし、中に照明がないらしいので、夜間にはヘッドランプが必須だろう。

幸い、今日はリュックのみの手ぶらなので、キャンプサイトへスタスタと歩いてゆく。

駐車場とサイトの間に、小さな川が流れてるので、橋を渡るのがちょっとめんどい。



「こんくれぇの川幅なら、飛び越えられるかなぁ」



てめぇの年齢も忘れて、そんな風につぶやきながら、キャンプサイトへ。

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木々の間を遊歩道が縫う、とても綺麗で気持ちのいいサイトだ。

ちなみに赤丸の部分が、第一駐車場。

さすがにトッポい連中の嬌声も、ここまでは届かない。



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今日のキャンプ地。日差しが強いので、木陰を選んだ。

赤丸が、さっきの駐車場のトイレ。

こうしてみると結構な距離があるけど、気持ちがいいから気にならなかった。






さて、それじゃあ荷物を広げますか。

リュックの中身をぶちまけて、数時間だけの我が家を構築してゆく。

つっても今日はデイキャンプだから、荷物はほとんどない。

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左から、アルスト用のトレイ、修理したイス、ろろちゃんにもらった袋の上には防風シールド。

奥に行ってレジャーシート、その上の青いのが100均のマクラ、その手前がコッヘル&アルスト。

本来ならイスは要らないんだが、先日、修理したのでテストを兼ねて持ってきた。



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準備完了。いつものキャンプに比べたら、笑っちゃうくらい楽々(´▽`)






今日は天気がよく、日差しは暑いほど。

しかも、朝は寒かったので、ネオプレンゴムの上着を着てきた。

当然の帰結として、すでにいいだけ暑くてしんどい状態である。



となれば、何はともあれ、やるコトはひとつ。

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最近のノンアルコールビールはよく出来てる。

暑さも手伝って、ぐびぐびのどを鳴らせば、最高に美味い。

「ぷはぁ」とひと息ついた時、「この幸せを、仕事してる連中に分けてやろう」と思いつく。

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奥に広がるキャンプサイトをバックに、写真を撮ってmixiとFacebookへ。






タバコを一服つけながら、周を見回せば。

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子供用の遊具があり、小さな子供をつれた家族が、楽しそうに遊んでいる。

その中に、ロープを滑車ですべる、「ターザンみたいな例のアレ」があった。

テンションの上がってるかみさん、すげぇやってみたいんだが、如何せん子供らが楽しそう。



残念ながら、彼らを押しのけてターザンするガッツの持ち合わせはない。






諦めて大人しくタバコをふかしてると、その奥にある土手が目に入った。



「おそらく向こうは川なんだろうな」と見当をつけるが、ソコソコ距離がある。

普段なら、「かみは歩かない」と、足を向けることさえしないはずなんだが。

どうやら、身体の中に「ターザンで燃え上がった炎」の残滓が、くすぶっていたようだ。



「おし、歩いてみんべ」



珍しく立ち上がって、土手の方まで歩いて行ってみる。

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もっとも、いざ土手まで来て、坂道を登る頃には、若干の後悔をしていたんだけんども。



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土手の上まであがってみると、向こうもゴルフ場だった。

川は、さらにこの先のようだ。

さすがに、そこまで歩いてゆくほど、川に対する格別の愛情は持っていない。



戻ろうと振り返ると、キャンプ場の全景が見えた。

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いや、この右手の方にもっとでっかく広がってるから、全景つーより「半景」かな?

俺のキャンプ地は、ここからだと、ちょうど奥の木の陰に隠れて見えない。

「バイクで下りたいなぁ」とつぶやきながら、土手を降りてゆくと。



妙なモノに出くわした。

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まるで小さな古墳か何かのごとく、台形に盛り上がった場所だ。

「城址にしても小さいし、一体これはナンだろう?」

そう思って、立てカンバンを読んでみる。



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3.11の爪あとだった。

もちろん、俺は全く気にしないから、バリバリ近寄ってやりたかったが。

残念ながら、一つ前の写真のように、足元が水浸しで近づけなかった。






戻ってくるとき、駐車場とサイトを隔てる、小さな小川へ通りがかる。

「飛べそうなんだけどなぁ。44歳のオッサンにはムリかなぁ」

思ったときには、そのへたれっぷりが悔しくて、数秒で決心が固まる。

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「おりゃっ!」

気合一閃、川を飛び越えると、なんとか向こう岸へ着地するマイトガイ。

飛ぶ寸前まで、「落ちたって家は近いし、濡れて帰ろう」と逃げを打ってたことなど忘れ。

頭の中に響くファンファーレは、「キリンがポルシェを抜いた時と同じ音色(ねいろ)」だった。



いい歳したおっさんがアホだとは思うが、やけに気分がいい(´▽`)






すっかり肉体的な自信を取り戻した俺は、広いキャンプサイトを縦横に暴れまわる。

逆立ち、側転、ダッシュと、もはや周りの目など、全く気にならない。

が、残念ながらさっきのファンファーレは、遠い日の花火だったようだ。



ちょっと動いただけで息を切らしながら、イスへどっかりと腰掛ける。



ブツッ!



「ファッ?」



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今度は、反対側が壊れた(´・ω・`)



とは言え、縫いつけてた糸が切れただけなので、コレは充分に修理可能。

「まーた縫い物か、めんどくさいなぁ」

ブツブツ言いながらも、カンペキな自業自得なので、怒るわけにもゆかず。



「コーヒーでも飲むか」



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準備してあったアルストに火を入れて、お湯を沸かしてやる。



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今日は、いつも家で呑んでる、「ブルックス」のブラジル。



コーヒーを飲んだら、気分が「まったりモード」になったので。

とりあえず荷物をかたして、レジャーシートのスペースを作り、マクラを膨らませる。

この晴天のもとで、まったり気分となれば、昼寝をするのが人としてのスジだ。

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新しく買った100均のマクラは、スタビライザみたいなでっぱりが付いてる。

そう、お察しのとおり、このでっぱりが気に入って、前のが壊れてないのに買ったのだ。

ま、100円だしね(´▽`)









「ぬをっ! 何時だ今?」



すっかり寝くさって、ふと気づけば、太陽がけっこうな角度で傾いてる。

携帯を見てみると、4:30だ。

今日は半日休みなので、洗濯物や風呂掃除など、主夫仕事が家で待ってる。



「帰ろう」



荷物はかたしてあったので、そのまま背中に背負って駐車場へ。

途中で未練がましく遊具を見るも、残念ながら、まだ子供達が遊んでいる。

俺は大きくため息をつくと、口の中でそっとつぶやいた。



「ターザンは、次回の楽しみに取っておこう」



つわけで、あとはのんびり帰るだけ。

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なんか可愛いバスのケツにくっついて、7号線をちんたら進み。

ガマンできなくなって、途中の交差点を右折し、16号へ出る。

そこで、最初の方に載せた「十余二工業団地」の写真を撮ったりしつつ。



いつもの道を、いつものようにすり抜けまくって、無事帰宅。

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こんどこそ、「ノン」の付いてないビールにありつくことが出来た(・∀・)






野田市スポーツ公園は、ちょっとビックリするくらい、綺麗で気持ちのいい場所だった。

今度はぜひ、泊まって酒を呑みたいと思ったよ。

近いうち、山賊かソロかわからないけど、とにかく今度こそは……



しっかりアルコールを入れて楽しみたいね。





キャンプポイント視察/了



 
 
by noreturnrydeen | 2014-05-28 17:42 | ソロツーリング

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