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秩父山賊宴会 クレイジーバンディッツ (前編)

 
 
あと30分で受付時間は終わり、そしたら秩父で山賊宴会だ。

そんな風にワクワクしてると、オモテに凶悪な排気音が聞こえてくる。

あれ? 俺がKLXで行くってんで、タカシがイジメにきたのかな? と思って裏口へ出ると。

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カズくんとゴーが、ツーリング帰りに寄ってくれたのだった。


カズ 「かみさーん! なんですか、この荷物は」

かみ 「いや、見たまんま、キャンプ行くんだってばよ」

ゴー 「どこ行くんですか?」

かみ 「秩父だよ。いつもの山賊宴会」



カズ 「ビューエルどうしたんですか?」

かみ 「ツーリングの途中で、フォロントフォークからオイル吹いた」

ゴー 「また壊れたんですか?」

かみ 「うるさい! 壊れたつーかオーバーホールだ!」



カズ 「かみさん、すげぇメンテしてんのに、それでも壊れるんすね」

かみ 「それがさぁ、ホントきちっと『メンテをサボった場所』から壊れるんだよね」

カズ 「バイク買い足しましょうよ。MT‐09をセカンド、いや、サードバイクで」

かみ 「いやいや、たとえ今すぐ買ったって、今日は走りに行けないからwww」



突然の訪問に喜びながら、近況やバイクの話をして笑う。

久しぶりに、ふたりの顔を見られたおかげで、俺は一気にゴキゲンモードへ突入。

しばらくバカ話して、ふたりは千葉へ、俺は秩父へ。







ニコニコしながら走り出し、16号に乗ったところで、カメラを忘れたコトに気づく。

「ま、でも今日は、よしなしが居るからいいか」

他力本願を決め込んだところで、秩父へ向かってアクセルを開ける。



久しぶりにカメラを構えなくていいので、思いのほか景色を楽しむことが出来た。

純粋に景気や走りを楽しめて、これはこれで悪くない、つーか、すごくいい。

たまには、「写真も撮らずレポも書かないツーリング」、してみようかな。



国道16号→県道15号→国道299号と、いつもの道を、ほぼ全線全開ですっ飛ばし。



3時間後、140号に入ってやっとアクセルを抜く。

いつものスーパーをスルーして、その先のカインズホームへ。

名古屋から参戦する「おっくん」と、ここで待ち合わせてるのだ。

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カインズで携帯を見、おっくんに電話して、無事に合流。

「かみさん、なにこの荷物! 少なすぎるでしょ!」

おーがと同じイントネーションでしゃべるおっくんの突っ込みに、思わずにやりとしてしまう。



日本中にダチが出来て、そいつらが、こうして訪ねて来てくれるってのは、本当にうれしい(´▽`)



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つーかね、俺が少ないんじゃなくて、君らメタボ会の荷物が多すぎるんだよ、おっくん。

それでも、昔に比べたら、箱類が充実してるぶん、スッキリしてるかな。

初めて会ったときは、悪魔的な山盛り荷物の上に、ネットでフライパンを載せてたもんね。






すでに「買い物を済ませてる」つってるおっくんを、いつものスーパーへ付き合わせ。

そこで酒を食材を買い込んだら、ふたりですり抜けもせずのんびり走って。

秩父宴会のメイン会場、ヘリポート横の川原に到着。

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俺の手にひっかけた荷物の中に、ジャックダニエルが見えるのがステキだろう?



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こないだ買ったハイドレーションシステムを、まったく必要ないのにつけてきたマイトガイ。

うれしくて、水を呑みながら走ってきたんだが、特に便利ってワケではなかった。

ツーリング中に水が呑めても、「劇的に何かが変わるわけじゃない」ことだけは、理解できたよ。

いや、夏には重宝するだろうし、ケモには必要だから、無駄な買い物ってわけじゃごにょごにょ






さて、とっとと荷物を降ろして、エンカイの準備を始めよう(キャンプの準備です)。

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今回の荷物はこれだけ。ダンボール箱は、さっきカインズで買った炭ね。

防水じゃないけど、コンパクトで使い勝手のいい振り分けバッグに、テントとコット。

今日は、ソロだと使わない「焚き火台」も持ってきてるから、俺としては多めの装備だ。



ガケ落ちのころと比べると、奇跡的とさえ言っていいほど、荷物が激減した。

つーかあのころって、なんで20キロ以上も荷物があったんだ?

もはや、何を持って行ってたのかさえ、思い出せないよ(単に記憶力の問題です)。




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今回、デビュー戦の新型テント。

ショッキングピンクが絶望的だが、考えたら「原付二種のナンバープレート」もピンク色だった。

どっちにしても、ピンクからは逃れられないんだね。



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俺の日記を読んでくれてる、タツヤやKYくんが、テントを吟味し始めた。

KYくんは順調にキャンプ宴会へハマりはじめてるから、次回はまた装備が増えてるだろうww

タツヤは今回、すぐに帰っちゃうからどーでもいい。



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ほら、この「作ってる顔」がイラっとする(タツヤが「すぐ帰る」言ってるから気に入らないだけです)。

撮ってるよしなしも、よく蹴っ飛ばさなかったもんだ。

俺なら問答無用で、側頭部に芸術的なサッカーボールキックを、お見舞いしてるね。



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おっくんのバイクは、車載動画のために、カメラが二つも搭載されてる。

写真のアンテナみたいに立ってるのが、後上方から撮影するカメラステーだ。

もうひとつはハンドルについてるんだが、相変わらずジャマなタツヤのせいで写ってない。



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テントを張るおっくんと、それを見つめるホモタツヤ。

どうみても、何かしら「よからぬコト」をたくらんでるようにしか見えない。

こんなのを野放しにしてる段階で、秩父の治安の悪さがわかる。



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俺が準備をしてる横で、タカシはソーセージを焼いて食ってる。

ヤツは今回、泊りじゃないので、酒は呑まずにコーラを飲んでいた。

つーかこの写真、ふたりの「足の長さの違い」が浮き彫りになってるから、見たくない(´・ω・`)






ひととおり準備が出来たところで、タバコを買い忘れたことに気づく。

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しかたねぇなと、こんな恰好のまま買い出しへ。

キャンプでは大活躍の「柔らかシューズ」だが、バイクに乗るには柔らかすぎて、足が痛かった。

あと、プロテクターに慣れ過ぎて、Tシャツだけで乗ってると、ちょっと怖い。



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俺がいないスキに、イスのすわり心地を試してるKYくん。

「恍惚の表情」からも、お気に召した様子が見て取れる。

だがコレは、このあと起こる悲劇の前フリでしかなかった(たいした悲劇じゃありません)。



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狂獣ろろちゃんは、今日も「ろろイタリアーナ」を作るようだ。

ナスとミートソースってのは、相性がいいからね。どんな料理になるか、楽しみだ。

見た目はアレでも、ろろイタリアーナはマジで美味いんだよ?(´▽`)






買い出しから帰ってくる途中、タツヤのハマーとすれ違う。

ヤツは山賊を裏切って、近所の主婦とスワッピング大会をしに行くのだ。

正面からハマーにぶつけてやろうと思ったら、間一髪よけられた。

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と、ほらを吹きながら帰ってきたら。

さあ、こんどこそ準備は整った。

ガンガン呑んだくれるぜ!


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ゴキゲンで呑(や)りはじめてると、KYくんがタカシのところへやってきた。

何だろう? と思ってると、彼の奥さんが俺達みんなへ、フランクフルトを持たせてくれたと言う。

ありがたいなぁと喜んでたら、KYくんが笑いながら。



賞味期限が切れそうだから、持って行けって言うんですよ」



そういうことは、黙っててあげなよ、奥さんのためにもwwww



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つわけで、KYくんのフランクフルトを焼く係になったタカシ。

今回はさすがに備長炭は持ってこず、ふつうの炭だった。

ま、アレだと火をおこしてるうちに日が暮れるからね(・∀・)



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一方、おっくんもハイカロ隅に火をつけてるが、なかなか付かない。

それを見たよしなし先生、「コレを使いなよ」と、着火剤を大量にわたす。

やさしいなぁと思ってたら、おっくんが「こんなにはいいですよ」と返そうとしても、受け取らない



「ぎゃははは! よしなしおめ、新しい着火剤を買いたいから、古いのを処分してぇだけだろ?」



ニヤリと笑ったまま、答えない先生(`・ω・´)






とまあ、いつも通りワイワイやってると、ストトトトッとエンジン音が聞こえてくる。

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秩父の林道マイスター、TKさんの登場だ。

なんと今回はTKさん、ココで一緒にキャンプしてゆくという。

いつもの「顔出しだけ」かと思ってた俺は、うれしくて思わず「おぉ!」と歓声を上げた。



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緑の中に映える、赤いCT110「ハンターカブ」。

最後までKLX125と迷ったバイクだけに、ついつい、じっくりと検分してしまった。

いやぁ、やっぱハンターカブいいわ。次はコレを買おうかな。



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KYくんはいつも通り、ハチマキをして料理中。「ハチマキ先輩」と呼ばれるゆえんだ。

大荷物のおっくんも、ようやく、すべての準備を整え、料理の仕度に取り掛かってる。

ふたりとも、山賊では意外と多い、「酒呑まない組」だ。



いちおう言っておくと、俺は「酒呑む組」ね?






さて、山賊宴会といえば、炎が絶対条件。

買いこんで来た炭を、焚き火台に放り込み、着火剤を入れて火をつける。

かみさんの大好きな、火遊びの時間だ。

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と、このとき、「予想もしない悲劇」が起きる。

ゴキゲンで火遊びしていたら、突然、俺の身体がガクンと沈みこんだ

そのまま後ろへひっくり返りそうになり、慌てて体勢を立て直す。



こないだテキトーに修理したイスの、同じ場所が壊れたのである。



かみ 「うーむ、やっぱカシメただけじゃダメか。縫うのめんどくさいなぁ」

ろろ 「かみさん、今日はとりあえず、ボクのスペアイスを使いなよ」

かみ 「おぉ、ありがとう、ろろちゃん! 遠慮なく使わせてもらうよ。



と、イスを借りた……のだが……ろろちゃんが貸してくれたのは。

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ドッペルギャンガー最小最軽量の、ウルトラライトマイクロチェアだった。

名前でわかるように、ハイカーがリュックに忍ばせられるほど小さい。

当然、座面も小さく、めちゃめち不安定なイスなのだ。



せっかく貸してくれたのだが、「ろろちゃん本人も全く使わない」ほど、コンパクトすぎるイスは。

残念ながら、俺のケツにも小さすぎた。

1分ほど座って、「コレはダメだ」と確信した俺は。

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申し訳ないとワビながら、ろろちゃんへイスを返し、結局、コットを持ってきて座る。

すると、ろろちゃん。今度はバッグから、緑の酒瓶を引っ張り出した。

「こないだ行った、佐渡島のオミヤゲだよー!」



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佐渡の鬼ころし、「北雪」は、すっきりとした呑みやすい酒だった。

そしてこの酒がのちに、次々と悲劇を生み出してゆくのである。

もっとも、この段階では被害者の誰も、そのことを予想さえしていない。






メタボ会といえば、美味い料理が根幹。

そのメンバーにして、ほとんど酒を呑まないおっくんも、もちろん料理が得意だ。

真新しい鉄板を引っ張り出し、肉や野菜を乗せて焼いてゆく。

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そして、コレを焼く合間に、例の「みょうがじゃこ」まで作って、みなに振舞ってくれた。

ともっちさんが作ったのとは、また少し違う味付けで、コレもまた当然、美味いったらない。

みょうがじゃこを食った、俺、ろろちゃん、よしなしの三人は、



「これは絶対、日本酒だろう!」



と叫びながら、ゲラッゲラ笑いつつ「北雪」をガンガン飲んでゆく。

しかし、今はすっかり「焼酎党」に鞍替えした俺を含め、三人とも日本酒を呑みつけない。

そう、この段階で、カンペキに準備は出来上がっていたのだった。

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北雪がすでに半分以上なくなり、ろろちゃんと俺の顔が、明らかに赤い。

そしてもちろん、この写真を撮ってる先生の顔も、バリバリにレッドゾーンだ。

酒が回り、バカ話で盛り上がり、河原に吹く風に乗って、みんなの笑い声が流れてゆく。



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KYくんと、おっくんも、いい笑顔。めちゃめちゃ楽しそうだ。



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そして、おっくんがついに、ビールのプルトップを開けた。

「呑んじゃうとすぐに眠くなって、せっかくみんなと会えたのに、もったいないから」

つって、一本目にノンアルコールビールを呑んでいた、おっくんがだ。



宴のボルテージは右肩上がり。

波乱の予感をたっぷりと含みつつ。

秩父山賊宴会は、夕方から夜の部へと移ってゆく。





後編に続く




 
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by noreturnrydeen | 2014-05-24 17:02 | エンカイ | Trackback

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