バカの飼い方
2014年 03月 05日
この時期のバカは、年度末で忙しく、だいたい元気がない。
さらに雨など降ろうものなら、唯一のストレス解消、「通勤バイク」さえ面白くない。
するとテンパって、ろくでもないことを始める。
バカを飼っているひとなら、誰しもそんな経験があるだろう。
こういう場合、酒や買い物など、他のモノで気をそらすのはよくない。
バカはバカなので、酒を呑みすぎたり、無駄な買い物をするからだ。
こんなときの対処法のひとつを、今日はご紹介しよう。
<用意するもの>
・動画
・カッパか完全防水のウエア
・ウエットに強いタイア(パイロットロード3など)
まずは、バカに動画を見せる。
これはバカの種類にもよるが、だいたい2~3本でいい。
最初に、ウエットライディングのすごい動画を見せるのが通例。
1)ウエットをものともしないカッコよさを見せたら。
2)雨の中で、ガンガン走ってる画を見せ、自分のヘタレっぷりを自覚させる。
3)最後に、「いけるかも?」と思わせる動画を見せて、準備完了。
用意できるなら、バカの耳にイヤホンをねじ込み、音楽をかけてやれば、より完全だ。
ロックンロールやハードロックなど、ノリのいい曲をかけつつ。
あとは、「走り慣れたいつもの通勤路」へでも放ってやれば、勝手に遊びだす。
ぬれた路面に嬉々として走り出したバカは、アクセルをガンガン開けるだろう。
最初からリアが滑る前提、むしろ、出来るならば滑って欲しい。
そんな意気込みで走り出せば、恐る恐る開けるより、トラクションもかかりやすい。
そして昨今、ツーリングタイアのウエット性能は、凄まじいものがある。
結果的に、ほとんどリアを流すことさえなく、ドライ並みの速度を得られる。
そんな走りを、バカが楽しまないわけがない。
ぬれた路面をすっ飛ばしながら、音楽に合わせ、路上で踊るはずである。
帰ってきたバカは、満面の笑みを浮かべて、きっとこう言うだろう。
「いやー! ウエットでもしっかり攻めると、思ったよりずっと楽しいな」
この手の「世迷いごと」を言い出せば、もう安心。
明日からバカは、また元気に働くはずである。
バカを飼育中の保護者、配偶者の皆さまは、いちどお試しあれ(´▽`)
/了