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角渕山賊宴会 リーダー大爆発 前編

 
 
ゴトクとわらじを買ったんで、山賊宴会で試してみる。

そんな崇高な使命を胸に、半日仕事がハネた土曜の午後、ユリシーズへまたがった。

寒くて飛ばさないから、ユリの顔は「まろやかフェイス」のままだ。

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松戸市街を抜け、三郷南から外環道へ。

上限120スピードくらいでおとなしく、外環、関越とつなぎ、本庄児玉で降りたら国道17号。

県道40号を入って、角渕キャンプ場の横を抜け、いつも買い出しに行くスーパーへ。

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スーパーで肉だの酒だのを物色してると、後ろから声を掛けられた。

振り返れば、我らがリーダーPOPOさんが笑ってる。

笑って挨拶したら、お互いの買い物を続けてレジへ。



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PO 「かみさん、荷物、クルマで運んであげようか」

かみ 「あざっす! お願いします!」

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リーダーの「キャンプ道具」、FJクルーザー。

たぶん、あっという間に、BMWやWRの走行距離を越えちゃうだろうね。






キャンプ場では、すでにろろちゃんが荷物を広げてくつろいでいた。

アイサツしいしい荷物を運び、「eisukeさんは?」「今、忘れ物とりに」なんて話しつつ。

俺の視線は、横に並んでるビッグスクーター二台にそそがれる。



「誰のだろう?」と思ってたら、その視線を見たろろちゃんが。



ろろ 「eisukeさんの弟さんらしいよ」

かみ 「そーなの?」



そこへ当のご本人が、友人とともに登場する。

と言っても、あちらはこっちを、「偶然、近くでキャンプしてるヒト」と認識してるようだ。

普通にご挨拶されてるところへ、ろろちゃんが確認する。



ろろ 「○○さん(eisukeさんの本名)ですよね?」


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とたんにビックリして固まる弟さん。



ろろ 「お兄さんには、いつもお世話になってます。今日はお兄さんと、ここでキャンプなんですよ」

E弟 「え……あぁ、そうなんですか! いつもバカな兄がお世話になってます」

ろろ 「いやいや、こちらこそ、お世話になりっぱなし(主にメシ的に)なんですけどね」

E弟 「ということは……えぇと……山賊のみなさん?」



今度はこちらが絶句だ。



E弟 「いつも、どなたかのブログで読ませてもらってるんですよ」



それ、俺です。

心の中で、「マーマレ読んでるのか。じゃあダメ人間ってバレてるな」と思いつつ。

ちょっと焦りながら、「そ、そうですか」と苦笑いする俺に、ろろちゃんがトドメを刺した。



ろろ 「弟さん、現役の警察官らしいよ?」



苦笑いのまま、フリーズするマイトガイ。

いや、別に悪いことしてるわけじゃないんだけどさ(´・ω・`)

そんなこととは知らない弟さん、笑顔を浮かべ、ちょっと恐縮した感じで。



E弟 「音楽をかけるんで、うるさかったら言ってくださいね」

全員 「いや、間違いなく我々の方がやかましいんで大丈夫です」



口をそろえて、そんな「ダメ人間宣言」をする山賊連中。

弟さんは友人と一緒に、キャンプ場の奥へと進んでいった。

とたん、「絶対マーマレ読んでるね」「いや、よしなしんトコかも知れないじゃん!」と大笑い。






ろろちゃん、今回は色々と秘密兵器を導入してきた。

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まずは、結露防止用の携帯用ハーフカバー。

寒い季節は、コレのあるなしで、バイクのぬれ方が全然違う。

俺みたいに、いつも野ざらしのやつはカンケーないけどね(・∀・)



さて、冬の陽は短い。

俺もとっととキャンプの準備をしよう。

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つわけでテントを張り、イスやテーブルを組み立てて準備していると。



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BMWのドライブシャフト修理が間に合った、よしなし先生が到着。

フルパニアのGSは、やっぱカッコいいね。

今の俺には重過ぎるから、買おうとは思わないけど。






さて、準備が整ったら、暖かいとは言え真冬だし、とりあえず火を焚こう。

つわけで、焚き火台に着火剤を入れようとした瞬間、思いついちゃったマイトガイ。

視線の先には、アホほど落ちてる松の枯葉と松ぼっくり



「松葉と松ぼっくりなら、焚きつけになるじゃん」



着火剤を仕舞って、代わりに松葉と松ぼっくりをしこたま積み上げる。

それからライターで火をつけると、枯れた松葉はすぐに燃え上がった。

これならすぐに炭を起こせるなと満足していると、ろろちゃんやよしなしが叫ぶ。



「かみさん! 大変なことになってるよ!」



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火のついた松脂がこぼれおち、焚き火台の周りで、ちょっとした小火(ぼや)騒ぎ

延焼を防ぐべく、まわりの土を掘ってると、それじゃあ遅いと判断したeisukeさん。

おもむろにバケツの水で、台の周りを消火してくれた。



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とりあえず事なきを得て、ほっと苦笑いする、かみさん44歳。

みんなに、「かみさん、しょっぱなからカマしてくるなぁ」と笑われてると。

突然、ろろちゃんの悲鳴が響き渡った。



ろろ 「あぁ! ボヤ騒ぎで笑ってたら、パン焼いてるの忘れてた!」



見ると、ろろちゃんの山崎ダブルソフトが、思いっきり丸焦げになってる。



かみ 「ぎゃははは! カンペキ炭じゃんそれ」

ろろ 「こんなのナイフで削れば大丈夫だよ! かみさんナイフ貸して!」

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黒焦げのパンをナイフで削るろろちゃん。

でも、確かに削った下の方は無事で、普通に美味しいって食べてた。

もっとも、この丸焦げに比べれば、ちょっとくらい焦げてても気にならないだろうけど。






山賊らしく初っ端から大騒ぎしてると、どうにか休みを捻出した、うわばんがやってきた。

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すっかり山賊になったうわばん、時々火を見て呑まないとストレスが溜まる体質になったようだ。

全然、休みが取れないってのに、たまに取れた休みに、下道で茨城から群馬に来るんだからね。

客観的に見れば、ただのアホの子だ(・∀・)



するとエンジン音が響き、もうひとりの「アホの子」がやってくる。

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風邪でダウン&前日徹夜で仕事だったはずの、しき&ハヤブサだ。

アホの子の場合、安静にしてるより、山賊やった方が体調が整うのだろう。

実に残念な男である。



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しきの車高短ハヤブサを検分するリーダー&生暖かく見守る俺としき。



これで今回のメンツは全員、顔をそろえた。

となれば、先ほども書いたが、冬の午後。

今は暖かいけど、すぐに日が落ちて寒くなってくることは必定である。

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早速、メイン台に焚き火を起こし始めるeisukeさん。

それを合図に、集まってバカ話してた連中が、キャンプの準備を始め。

準備が出来たやつは、それぞれ勝手に酒盃を傾け始めた……のだが。



ぷう、ぷう、ぷう……



間の抜けた音に驚いて振り返ると。

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エアマットを持ってきたしきが、おもちゃみたいなポンプで空気を入れる音だった。

思わずみんな爆笑する。

なお、このポンプの音は、後々まで物議をかもし出すこととなる(大仰です)。



一方、とっとと準備を済ませ、「送風機が壊れた」と、近所のホームセンターへ向かったeisukeさん。

どうやら目当ての送風機は売ってなかったようで。

だったらおとなしく帰ってくればいいのに、「代わりに今川焼きを買って来た」とか妄言を吐いてる。

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なにをどう解釈すると、送風機の代わりが今川焼きになるのかは、永遠の謎だ。



とは言え、そこは山賊最強の料理人。

買い出し前に、料理の仕込みは済ませてあったので。

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明るいうちから、eisuke謹製「とん汁」は、早くも準備オーケー。



ただし。



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とん汁に入ってる肉としては、「明らかにおかしい物体」が入っている。



えい 「いや、やっぱりさ、肉はガッツリ喰いたいじゃん?」



だからって、バラブロックをとん汁に放り込むヒトは、そうそう居ません(・∀・)

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もちろんバカ美味いので、次々と山賊が群がってくるのは、いつもの光景。






二月にしては、わりと暖かかったこの日。

俺は当初の予定通り、さっそく、わらじを履いて様子を見る。

鼻緒のあたりはちょっと痛いけど、それに慣れれば藁の感触が心地よい。

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「う~む、馬鹿にされるから言いたくなかったが、正直、わらじは足が痛い」



と、半分ウケ狙いでそんな感想を述べてると、向かいに座ったリーダーが。



「寒い~! ひざ掛けが必要だよ、コレは」



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わらじの俺がバカみたいじゃないか、と思うがその前に。

ビニールシートのひざ掛けとか、「燃える予感」しかしないよリーダー(´・ω・`)

まあ、火だるまになったら、それはそれで面白いけど。






やがて、あっという間に日が暮れる。

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時刻は確か、5時半とかそのくらい。

そんな始まったばかりの時間なのに、リーダーはすでに、ワインをまるまる一本、空けている。

シートといい、ワインといい、だめな予感しかしないよ、リーダー。



そして案の定、この日は久しぶりに、リーダーの独壇場だった。

明るいうちから早々に泥酔したPOPOさん、相変わらず訳の判らないコトを言い始める。

それを聞いて、よしなしやしき、eisukeさんが大爆笑し、俺やろろちゃん、うわばんが苦笑い。



もちろん、ヒトの話なんぞひとっつも聞かないリーダー。

まるっきしアレなひとのように、独りで延々としゃべってる。

ちょっと聞くと、俺らと会話してるっぽいんだが、よく聞くと話がまったくかみ合ってない。






そんなリーダーの姿をツマミに、みんなで楽しく呑んだくれてると。

またも、ひよひよと間抜けな音がする。

音源は、アホの子「しき」と、おもちゃっぽいポンプだ。



よし 「ちょ、しき、なにやってんだよ!」

しき 「え? いや炭の燃えが悪いから、空気を送ってるの」

かみ 「ぎゃははは! ぴよぴよやかましいっつんだ!」

しき 「でもこれ、使えるよー!」

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ろろ 「なんで股間に置いてるんだい? 新しいオナニーかい?」

全員 「ぎゃははははは!」



こっから話は、オリエント工業やPOPOさんの性癖など、濃厚かつバカな方向へ進む。

もちろん、ここへ書くわけにはゆかない話ばかりなので割愛。

気になったら、キミも次回の山賊へ(・∀・)






周りの話を一切聞かず、独走態勢に入ったリーダー、ふと、「A.I(映画)また見たいなぁ」とつぶやいた。



ろろ 「ああ、POPOさんは、小さい男の子が好きなんだよね」

ぽぽ 「えー! でもさー! やっぱ若い方がいいじゃん」

かみ 「否定になってねぇよ! ナニ言ってんだリーダー」

ぽぽ 「かみさんはイヤ。若い子がいい」

ろろ 「かみさん、振られちゃったねぇ」

よし 「ぎゃははは! じゃあPOPOさん、しきは? 若いよ?」

ぽぽ 「えー……」

ろろ 「POPOさんは、十歳以下はダメなんだよね」

よし 「だから、かみさんはダメなんだ」

かみ 「ぎゃははは! くっそ、なんで俺が振られたみたいなカンジになってんだよ!」



早くも手がつけられない、我らがリーダー大暴走。

そんな中、とん汁をよそりにeisukeさんがしゃがみこむ。

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かみ 「ぎゃははは! eisukeさん、なんで半ケツ! 腰痛てぇつってるくせに!」

えい 「腰じゃなくて、背中が神経痛なんだよー!」

よし 「eisukeさん、POPOさんに狙われますよ」

ぽぽ 「えーすけさんもイヤ

全員 「ははははっ! また振られた!」



しきは「笑いすぎて顔が痛い」と悲鳴を上げ、よしなしは「こめかみが痛い」と笑っていた。

それでも容赦しないリーダーは、次々と意味不明の行動に移る。

コッヘルとアルミマグを出して熱燗をつけ始めたと思ったら、「これじゃダメだ」と叫び。

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ビンごと熱燗をつけ始めたのだ。



かみ 「リ-ダー、ふた開けてるとアルコール飛んじゃうよ」

えい 「そうそう、ちゃんとキャップした方がいいよ」

ぽぽ 「えー! 爆発しちゃわない?」

全員 「しねーよ! そこまで加熱すんな」

かみ 「その位置で爆発したら、しきの顔半分、ふっ飛ぶだろうな」



しばらくすると、POPOさんが熱燗に手を伸ばし、「熱い!」とわめく。



かみ 「燗つけすぎだよ、リーダー! 人肌でいいんだぞ!」

ぽぽ 「熱かったー! お湯」

かみ 「お湯かよ! 触るのそこじゃねーよ! 温度チェックするならビンに触れよ!」

ぽぽ 「人肌ってさー、40度くらい?」

うわ 「ははは、聞いてないですね。フタもしてないし」

ろろ 「君たちは偉いねぇ、ちゃんとツッコんであげて。ボクは疲れたよ」

全員 「ははははは!」






突っ込みつかれたろろちゃん、新兵器第二弾の、電子タバコの説明書きを読む。

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なんかちょっとカッコいいな、このろろちゃん(・∀・)



そんなろろちゃんの疲労など、アウトオブ眼中のリーダー。

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泥酔したまま、キムチ鍋を作り始めたのだが。

野菜を切る手は危なっかしいわ、鍋はひっくり返しそうだわ、見てる方のキモが冷える。

周りのツッコミをよそに、野菜から豆腐から、買った食材をすべて突っ込んだリーダー。



しき 「はははは! ふたが閉まらなくなってる!」

ぽぽ 「大丈夫だよー! ほら、こうやって押し込めば」

よし 「豆腐、潰れてるじゃん!」

ぽぽ 「えー! どれどれ……」

かみ 「ぎゃははは! 鍋をナイフで引っ掻き回すな! 混ざってぐちゃぐちゃじゃねぇか!」



延々と突っ込む俺たちに、果てしない疲労を残しつつ、本人はゴキゲン。

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ろろちゃんは、もはやツッコむ気も失せたようで、そのまま寝オチ。






そして、事件は起こった。






はじめに反省しておくと、この事態を招いたのは俺だ。

あんまり訳の判らないコトばかり言ってるリーダーに、泥酔を自覚させようと。

「片足で立ってみろ」と、挑発したのである。



するとリーダー、このときは珍しく話が通じて、よろよろと立ち上がり、片足立ちをした。



そして。



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自分の鍋をひっくり返しながら、盛大にすっ転んだリーダー。

あわてて駆け寄る俺たちに向かって、何が起こったの? と言わんばかりにポカンとしてる。

とりあえずケガはなさそうだと安心したら、その顔を見てみんな大爆笑。






ようやく座りなおして、ひと息ついたリーダー。

ふいに、「あ」と声を上げる。

何ごとかとそちらを見ると。

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うん、そうだよ。犯人はアンタだよ、リーダー(・∀・)



そのあとも、ズボンの位置を直すだかなんかで立ち上がり。

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そのたんび、みんなに「立つな!」「座ってろ!」「つーか寝ろ!」と突っ込まれつつ。

大混乱を巻き起こしながら、リーダーは独り、楽しそうにケタケタと笑っていた。

むちゃくちゃ笑うけど、むちゃくちゃ疲れる宴会だ。



だが、宴はまだ、終わらない。





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by noreturnrydeen | 2014-02-01 16:21 | エンカイ | Trackback

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