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ろろちゃんと小宴会

 
 

「水曜の夕方、かみさん家に遊び行っていい?」



ろろちゃんからの「そんなメール」に、俺が断るわけもなく

水曜の半日仕事がはねたあと、仕事のPCソフト乗せ替えで業者とやりとりし。

終わって家に帰ったのが、午後三時ころだったか。



主夫仕事をやっつけてから、ワインを呑みつつバイク動画を見てると。

午後四時、ろろちゃんから、「五時ころ行くよ、迷わなければ」と連絡が入る。

もう何回もウチへ来てるのに、ろろちゃんは毎回、新たなルートへチャレンジする。



そして毎回、迷うのだ。






呑みながら待っていると、やはり、六時になっても姿を見せない

「なはは、またなんかやってるな、あの男」

笑いながらmixiに、「ろろちゃん来ない」とチクリの書き込みをしてると。



それから程なく、ろろちゃん登場。

あまりにいつものことなので、写真さえ撮ってない(´▽`)



「ナビを使って、とにかく混んでない道をルーティングして来たんだ」

「混んでないのに、三時間もかかったの?」

「ずーっと住宅街の細い道を走らされたからね」

「ぎゃははは! ダメじゃん、ナビ!」






早速の「ろろちゃん節」に大笑いしていると。

「かみさん、ちょっと早いけどコレ。誕生日おめでとう!」

「おぉ! ありがとー! なんだなんだ、何をくれたんだい?」

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ろろちゃんのプレゼントは、G'zのコンパクトガスストーブ、G‐STOVEだった。

見るなり、絶好調に大爆笑してしまうマイトガイ。

なぜなら俺は普段、「ガスは使わない」と宣言しているからだ。



「キミにガスのよさを知ってもらおうと思ってね」

「ぎゃははははっ! いやーありがとう。これで俺は、今までのガソリンとアルコールのほかに、
カセットガスまで持ち歩く羽目になるじゃないか。荷物減らすって言ってるのにっ!」

「よかったねぇ。ガスは便利だよー!」



いや、ホント実際に嬉しいんだが、流れ的に、こうツッコまざるを得ない。

俺が絶対買わないはずの、しかも、俺が絶対好きなギミックの効いたストーブ。

実にろろちゃんらしい「ヒネリ」の効いたプレゼントに、爆笑しながら感謝したら。



早速、パッケージを開けてみる。

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奥の黒いのが収納バッグで、その右、銀色のが本体。

手前左がカセットコンロ用ガスで、右のハリガネがG‐STOVE専用ゴトク。

コンパクトで手軽な、人気のあるガスストーブだ。



説明書を見ながら組み立て、ガスをセットして火をつけてみる。

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着火装置に少し不具合があったものの、問題なくしっかり着火。

とたんに、キャンプへ行きたくなるんだから、我ながら現金なものだ。

今週末、書類仕事なのになぁ(´・ω・`)






大笑いしながら、ろろちゃんと話し込んでいると、ナオミが帰ってくる。

ナオミが休憩して着替え終わったところで。

それじゃあ、ろろちゃんの大好きな「麺王」へ行こう。



三人で夜の柏を歩き出す。



外の寒さに、短パンで出てきたことを後悔していると。

「おバカだねぇ」「なんで短パンなんだい?」

ふたりに苛められながら、麺王を目指して5分ほど歩く。






麺王の一番奥、いつもの定位置につき、生ビールでカンパイ。

ひとり一枚づつ頼んだギョーザや、ザーサイをツマミにビールを呑んでると。

やがて、料理が運ばれてくる。

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ろろちゃんは、モツ煮みそラーメンと半チャーハン。



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ナオミは、塩ワンタンメンと半チャーハン。



少食のナオミが、半チャーハンを頼んだので、俺は食事を頼まなかった。

「どうせ食いきれなくて残すから、それを食えばよかろう」

と、一品料理だけオーダーする、「先見の明」のカタマリのようなマイトガイ。



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激辛マーボ豆腐は、ろろちゃんのリクエストでもある。

ろろちゃんは猫舌で辛いのがダメなくせに、熱くて辛いモノが好き。

矛盾を抱えた乙女なのだ(´▽`)



ちなみに激辛マーボは、山椒のガッチリ利いた、遊びのない激辛だった(´・ω・`)



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ナオミが加熱したレバーを嫌うので(レバ刺は好き)、普段は喰えない久しぶりのレバニラ。

マーボとレバニラをツマミにビールを飲みながら、バカ話して笑う。

そして、やっぱり残った塩ワンタンメンとチャーハンは、俺が食う。



いろんな話をして、ゲラゲラ笑って。

ギョーザほぼ二枚に、激辛マーボ、レバニラ、塩ワンタンメン二口と、半チャーハン。

いいだけ食ったお腹をさすりながら、途中でコンビニへ寄って帰宅。






風呂に入ったり、ネットをやってるナオミを尻目に。

俺とろろちゃんは、キャンプの話で盛り上がり、キャンプ動画を見始める。

その中に、とても俺ら好みのキャンパーが居たので、その人の動画を中心に見た。



やってる事そのものは普通なんだけど、段取りと手際のよさが素晴らしい。

見てるうちに、スモークセットとかホットサンドメーカが欲しくなってしまった。

キャンプ道具ってのは、底なし沼みたいなものなのだ(´・ω・`)



俺は赤、ろろちゃんは白ワインを呑みながら。

キャンプ動画を見て話してるうち、そろそろ酔っ払ったかみさんは、ベッドタイム。

ろろちゃんとナオミ、翌日お休みのふたりにご挨拶して、崩れるように寝床へ倒れこんだ。








ウコンやビタミン剤をとったおかげで、翌朝は二日酔いもなく。

資源ゴミをもったナオミや、バイクを移動するろろちゃんとともに階下へ。

なんでバイクを移動するかつーと、かつてのイロハのように

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こんなんなったら、出られなくなっちゃうからだ(´▽`)



俺のKLXを出し、代わりにろろちゃんのKDXを移動して。

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いつでも出られるよう、養生し終わったところで。



楽しかった平日宴会は、残念ながら終わりの時間。

俺は仕事に、ろろちゃんとナオミは戻って休日を満喫しに。

それぞれの用事へ向かって、動き出したのだった。



ろろちゃん、楽しい時間&プレゼントありがとう!

また近いうち呑もうね。

まあ、こんだ「星空の下、焚き火を囲んで」ってコトになると思うけど(´▽`)

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なお、帰りも「ちゃんと」三時間かかったらしいwwwwww




ろろちゃんと小宴会/了
 
 
 
 
by noreturnrydeen | 2013-11-27 10:06 | エンカイ

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