房総ツーリング 紅葉キャンプ(前編)

 
 

炭の偉大さに、今更ながら気づいたマイトガイ。

うっかり通販で、加工炭を10kgほど、買い込んでしまった。

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ハイカロ炭は、「コーヒー豆のカス」を固めて作った加工炭。

練炭と違って接着剤などの「つなぎ」を使ってないので、普通の木炭と中身は変わらない

それにカタチが揃ってるってのは、パッキングしたり運びやすくて使い勝手がいい。



人工的な見た目はロマンティックじゃないけどね。






つわけで、「買ったなら、使ってみなくちゃ始まらない」のが世の常。

土日の連休を利用して、ハイカロ炭の検証がてら、ソロキャンプに行こう。

朝、気持ちのいい快晴に、気分を良くしながら荷物を積み。

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房総半島へ向けて、のんびりと走り出した。






房総半島と言えば、変態が多いことで有名だが。

そんな変態たちを含めた、バイク乗りが集まる、「千葉県ライダー御用達」の場所がある。

半島のちょうどへそ辺り、高滝湖にある高滝ダムだ。

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いちおう千葉県に籍を置く単車乗りでありながら、高滝は未踏だったマイトガイ。

せっかくなので、この機会に寄ってみようと、まずは高滝湖を目的地に定める。

混雑する千葉市街を抜け、国道297を快適に走ってゆけば、空は快晴。



気分爽快で、思わず笑顔がこぼれる。



409とぶつかったあたりで、養老ラインへ乗って、ちょっと南へ走ったら。

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高滝の交差点を右折して、千葉県ライダーの聖地(?)、高滝湖へ。



博物館だかの横を入って、ダム上の橋を渡ると、公園らしきモノが見えた。

ここだろうか、と迷いつつ入っていったら、駐車場に綺麗な3XVが停まってる。

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「こんちはー!」

「こんちは!」

「あの、よく房総のライダーが集まるって聞くのは、この公園です?」

「そうですよ」



どうやら、目的の場所へ着いたらしい。

11時出発で、13時に到着だから、ジャスト二時間。

「千葉市街の渋滞」がかったるいから、勘違いしてたけど、思ったより近い。



3XVの乗り手とちょっと話をして、それからmixiでつぶやいたり。

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高滝湖の写真を撮ったり、案内看板に読み入ったり。



TZRが行ってしまったのと入れ違いに、CBR250RRとか珍走っぽいのとか、色々集まってきた。

が、こちらは荷物満載の125オフだから、遊んでもらうわけにも行かず。

適当なところで高滝を切り上げ、次の目的地つーか野営予定地へ向かう。






まずは少し戻って、来しなに見つけてたコンビニで買い物。

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酒と食糧を買い込んで、コンビニの駐車場で袋を開けたら。



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ナルゲンボトルに、ビンの酒を移して、荷物の軽量化。

今回は500円、ワンコインで売ってたチリワイン。

スペインのガブ呑みワインが好きな俺は、当然、チリワインも好き



つーかコンビニの安ワイン、最近クオリティ上がってきたよね(´▽`)






高滝でのんびり地図を眺めてるとき、野宿ポイントは決めていた。

俺が初めてケモライドをした、思い出のD山だ。

駐車場で一泊し、翌日、そこをベースにひとりケモしようと考えたのである。



あそこなら最悪、何かあっても徒歩で山を降りて、助けを呼べるからね。

poitaさんとか、トモゾーとか、ばんちょさんとか。

羅列してみると、助けられたらあとが怖そうな面子ばっかりだけど(´▽`)






つわけでD山を目指すのだが、ただ行っても面白くない。

まだ時間は早いし、あちこち林道を寄り道してからでも遅くないだろう。

そう考えた俺は、とりあえず高滝まで戻って、途中から県道168号へ入る。

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山間のワインディングを気持ちよく抜けて、そこから音信山林道へ出ようと考えたのだ。



が。

計画はあえなく頓挫。

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いちおう、少し先まで登ってみたけど、完全に閉鎖されてた。

なので、168号へ戻って迂回しているうちに、気づいたら馬来田へ出てた。

仕方なく、国道410号、409号とつないで戻る。



途中、スケベ心で丹原林道の入り口をのぞいてみたが。

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案の定、バビっと通行止めだった。

いや、行けるのかも知れないけど、荷物満載で冒険はしたくない。

もういいや、このまま街道に戻って、D山へ直行しよう。






ぼんやりトコトコ、房総の県道を走っていると。

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実に「らしい」、牧歌的な風景が見えて、なんだか癒される。



ひたすら南下してゆくと、天気がいいからか、単車によく出会った。

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前はハーレィかなんかのふたり組、対向はBMかな? 忘れちった。

とにかく、天気はいいし、寒くないし、絶好のツーリング日和だ。

早いトコD山に行って、一杯ひっかけながら紅葉を眺めよう。






ところがどっこい、何ごともそう上手くはゆかないもので。



途中から急にクルマが増えて、渋滞し始める。

幸い横に隙間があるので、トコトコすり抜けながら進むのだが。

も、笑っちゃうくらいバカみてぇにクルマが多くて、進んでも進んでも途切れない



「なんでこんなに混んでるん……あぁ! そうか! 紅葉の名所じゃねぇか!」



紅葉の名所へ、シーズン中に行くんだから、そら渋滞が切れるわけがない。

この段階で、かなり嫌な予感にさいなまれながら、粛々と歩を進めるマイトガイ。

ようやく渋滞が途切れたところは、D山のふもとだった。






驚くほどたくさんの観光客が、わらわらと歩いている中を。

KLXは静かに進んでゆく。

こういう時、排気音の静かな125は、周りを脅かさなくていいな。

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さすがに紅葉渋滞するだけあって、美事に色づいている中を。

あちこちにヒトがいるから、普段の半分くらいの速度で登ってゆく。

つーか俺、この山でこんなに人間を見たの、初めてだ(´・ω・`)







すれ違うヒト、抜かすヒト、そのすべてに会釈しながら登り。

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ようやく、いつもの駐車場へ入った。

素晴らしく見ごたえのある紅葉に囲まれて、のんびり過ごすにはちょうどよさ気だが。

しかし、さすがにココで寝ることは出来ない



普段なら考えられないほど混雑した駐車場には、キャンピングカーまで停まってる。

その近くでは、ドリンク的な何かを売ってる、地元らしき人もいる。

思ってたD山駐車場とは、かけ離れた光景を目の当たりにしながら、ため息のマイトガイ。



「暗くなればヒトも減るだろうけど、あのクルマとか、車中泊っぽい感じだしなぁ」






単車乗りならまだしも、観光客と親交を深める気は、さらさらない。

とりあえず一服して、地図を確認してみるのだが、野宿ポイントの見当はつかない。

やっぱ実際に見て探さなきゃダメだなっつーわけで、とっとと走り出す。

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「D山の道沿いにテキ屋」とか、何かの冗談にしか思えない光景だ。

いやまあ、俺たちよりは確実に、金を落としてゆくわけで。

地元にとっては、こっちの方がありがたいんだろうけど。






走り出してすぐ、テキ屋を越えたちょっと先で、神社に手を合わせたり。

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はたまた、途中で見かけた「入り口」に、久しぶりだなぁと感慨を覚えたり。



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ドキドキ楽しくなってくるが、如何(いかん)せん荷物満載なので、入ってゆくガッツはない。

「つーかこの分じゃ、明日も観光客いっぱいだろうなぁ。ケモは諦める感じかなぁ」

嫌な予感ばかり的中する人生に、深いため息をつきながら。



つらつらと山を下ってゆく。

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それでも、せっかく来たんだからと、ちょいちょい寄り道してみる。

そういえばD山つったらケモばっかで、こうして周りを走ってないなぁ。

そう思ったので、何となく山のふもとをちょろちょろ走ってみたり。







道路工事だか道の崩壊だかで迂回させられ、道なりに進んでいくと。

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山の南側、国道465へ出た。

「さて、ここからどこか野宿のできる場所を探して……おや? アレは何だ?」

上の写真の右上あたりに、「キャンプ場」の文字を発見



「そーいや、ろろちゃんがキャンプ場で楽しそうだったなぁ」



いつも、ソロの時はそこらへんで寝るマイトガイ。

そのため、俺はほとんどキャンプ場の経験がない

特に有料のだと、能登でデコたちと泊まったほか、山賊で二回くらいか?



「これから探すのもメンドいし、ためしにキャンプ場へ泊まってみよう」



つわけで、案内看板に従って進んでゆく。






途中、亀山湖にかかる橋を渡ってると、両脇がいい景色だったので。

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単車を停めて、写真を撮った。これは東側。

この写真撮影が、後で軽い騒動を起こすのだが、

この段階ではもちろん、知ったこっちゃない。

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こっちは西側の岸壁。ぽかんと浮かんだボートが気持ちよさそう。



で、そのまま、川みたいな湖を眺めつつ、狭隘な谷道をすすんでゆくと。

キャンプ場の看板が出てたので、軽い坂を上ってキャンプ場へ。

入ると管理人さんがいたので、「予約してないんですが」と聞くと、快くOKしてくれる。






さあ、それじゃあ荷物を降ろそうかと、何気なく足元を見た瞬間



全身から、血の気が引いた。



ウォレットロープにぶら下がった財布が、ゆらゆらと風に吹かれていたのだ。



「うをっ! あっぶねー! サイフなくすところだった……って、ウォレットケースは?」



ベルトにぶら下がってるはずのケースを手さぐりするも、そこには何もない。

ケースだけならどうでもいいが、アレには携帯も入ってるのだ。

あわてたかみさん、管理人へ「すいません、すぐ戻ります!」と叫び、ダッシュでUターン。






視神経と脳だけの存在となって、来た道を探しながら戻る。



きょろきょろ探しながら走るも、ケースは見つからない。

「国道へ出たとき、携帯を見たんだから、ココまでの間に落ちてるはずだ」

自分で自分に言い聞かせる声にも、心なしかチカラがない。



やがて、橋の上に差し掛かると、かみサーチアイが目的物を発見。

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「おぉー! よかったー! つーか、なるほどな。あの時に落としたのか」



見つけたとたん冷静になり、コトの経緯を理解する。



橋の上で写真を撮るとき、単車を降りたのだが。

「通行の邪魔になっちゃいけない」と思って、目いっぱい左へ寄せた。

バイクってのは停めると左ヘ傾くから、左側のスペースがほとんどなくなる



そしてご存知だろう、俺は背が低いわりに、そこそこ体格がいい(もっとハッキリ言いましょう)。



「あの時、狭いスキマから無理やり出たから、ケースが引っかかったんだな」



帰ったらケースの固定を強化しようと、強く心に誓ったマイトガイ。

無事、ケースと携帯を取り戻して、キャンプ場へ戻ってゆく。

肩を落とし、「なんで俺はこう、ウカツなんだろう」と、小さくつぶやきながら。






キャンプ場の料金は2000円と、俺の予想を超えて高額だった。

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しかし、その値段だけのことはあるようだ。



当然、マキはたくさん売ってるし、そのほかの施設も充実している。

俺は使わないけど無料のシャワーがあり、トイレも炊事場も綺麗だった。

そして何より、ロケーションが素晴らしい

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これは俺が陣取った、正面の景色。方角で言うと西側になる。



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南側は、ゴツゴツした岩肌と、紅葉のコントラストが美しい。



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北側の景色。隣にはBMWに乗ったライダーがテントを張っている。



このBMさんが気さくなヒトで、俺が来るなり、ニコニコと話しかけてきた。

とは言え、うるさいほど話しかけてくるわけではない。

作業の合間、お互い手が開いた時に、ぽつぽつと会話する感じで、ちょうどいい。



時々、取り出したキャンプ道具を見ては、お互いに情報交換しつつ盛り上がる。






ひと通り準備したら、焚き火をつけて、イスにどっかりと腰掛け。

さて、カンパイしようかと、BMさんの方を見た瞬間

思わず、「えぇ?」と声を上げてしまった。

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「ちょ、わんこ!?」

「ソロだと寂しいから、いつも一緒にキャンプするんだ」

「って、バイクに乗せてくるんですか?」

「そう、タンクバッグを改造して」



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わんこは、この穴から首を出して乗ってるらしい。

「走ってる姿を見てみたい」と思うのは、きっと俺だけじゃないだろう。

ぜってーカワイイよね(*´▽`*)






隣人の思わぬ面白さに、俄然、やる気が出てきたマイトガイ。

この夜はBMさんのおかげで実に楽しかったのだが。

それはまた、次回の講釈で。

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三脚を出して、カメラをセットしてるBMさん。

ナニを撮るのかと思ったら、わんこと一緒に記念撮影してた(´▽`)

キャンプ動画を撮るのかと思ったよ。



後編に続く


 
 
 
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by noreturnrydeen | 2013-11-23 09:51 | ソロツーリング | Trackback

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