大郷戸ソロキャンプ
2013年 11月 02日
新しく買ったテントやグリルのテストがてら、キャンプツーリングに行く。
しかも今回は二連休、時間はたっぷりとある。
どこ行こうかなと、前日から地図を眺めて悦に入るマイトガイ。
寝床でなんだかんだ、二時間以上は地図を眺めていただろうか。
房総あたりに行こうかと思い、「房総は遠い」などとmixiでつぶやくと。
狂気の天才、ろろちゃんのレスがついた。
「ボクは日曜日に、大郷戸へ行くよ」
それなら土曜日に房総、日曜に大郷戸でいいかと思った矢先。
ふと、ステキプランを思いついた、かみさん今月いっぱいは43歳。
大郷戸に荷物を置きっぱなしすれば、近所の山を空荷で走れるじゃん。
この瞬間、行き先は大郷戸に決定した。
仕事がハネた土曜の午後、大郷戸へ向けて出発。
最近、KLXでは事故率が高いから、今日も気をつけて安全に走ろう。
と思いつつ、思ったより空いてる道に、ついついアクセル開けがちになるのはいつものこと。
一時間ほど走ったら、筑波山が見えてきた。
アベレージ約50スピード、原二にしては頑張った(´▽`)
いつもどおり、途中のスーパー「カスミ」で食糧を買ったら。
益子までのこり10~15キロくらいを、一気に走る。
大郷戸についたら、いつもの場所よりさらに奥へ登ってゆき。
ヘリポートの上にある、東屋の前で単車を停める。
さて、それじゃあ今日は、ひとりゆっくりとソロキャンプを楽しもう。
つわけで何はともあれ、グリルを引っ張り出して焚き火の準備だ。
タダでさえ荷物の載らないKLXに、キャンプ道具を積んできた。
さらにスーパーで、酒や食料をしこたま買い込んでいる。
当然、マキや炭を買ってくる余裕はなかったので、まずは焚き木拾いをする。
林の中に入り込んで、目に付いた枯れ枝を拾い集めるのだが。
あいにく、前日に雨が降ったため、乾いた枯れ枝がなかなか見つからない。
それでも、なんとかめぼしい枝を拾い集めて、グリルのそばに積み上げる。
圧倒的に足りないが、燃やしてみたくて仕方ないので、まずはコレでスタート。
枯れ草や細かい枝を重ね、その上に折った枯れ枝を積み上げたら。
せっかくなので着火剤は使わずに、火をつけてみる。
あっさり燃え上がった火に満足したら、晩酌の準備に取り掛かる。
酒はバーボン、器は今日のために100均で買った木のコップ。
アルミより、チタンより、木の口当たりがいいなと思ったのだ。
早速、カップにバーボンを注いでヒトクチ。
そりゃあ、美味いさ(´▽`)
それから、焚き火とは別に、ガソリンストーブへ火を入れる。
枯れ枝の焚き火では、飯を作るのに火力も持続性も足りないからだ。
枝をてんこ盛りにしてあるから、料理しようにも網が置けないしね。
んで、今日のメニューは鶏団子スープ。
比内地鶏のスープに、鶏肉の団子を放り込んで煮込むだけ。
安く簡単で、腹もちが良くて、身体も温まるので、寒い季節にはオススメだ。
ちなみに、このほかに鶏のもも肉も用意してある。
バーボンをスコンスコン呑みながら料理を作り。
出来上がった団子スープを食べて、ひと息ついたら。
タバコの煙をくゆらしながら、のんびりと夜を楽しむ。
こんなとき、キャンドルランタンの炎は最高の演出だ。
ランタンとしての実用性はカケラもないけど。
みんなでワイワイも大好きだが、ひとりの夜も同じくらい心地いい。
コレは虫除けに草を焼いて煙を出してるところ。
やがて、焚き木が足りなくなった。
炭と違って火持ちが悪いから、あっという間に燃え尽きる。
つわけで、すっかり陽の落ちた林の中へ、焚き木拾いに出かけるかみさん。
途中でちょっと思いつき、カメラのシャッターを切る。
なんで、こんなマヌケな顔で自分撮りしてるかといえば。
写真の下のほう、赤い矢印のところを見て欲しい。
右手にしっかりと、ライトが握られてるのが解るだろう?
そう、あなたのご想像のとおり。
「下から照らして、怖い画を撮ろう」としたところで、得意のうっかりシステムが発動。
フラッシュのキャンセルを忘れて、ただただ、作り笑顔の自分撮りをしてしまったのだ。
真っ暗な林の中で、自分のマヌケさに照れ笑いを浮かべる43歳。
もちろん、フラッシュをキャンセルして、撮り直した。
ホントはこんな画を撮りたかったの(´・ω・`)
とまあ、ひとりバカやって、ゲラゲラ笑いながら楽しみつつ。
メンドくせぇからぬれた枝まで構わず拾い集め。
もうもうと煙を上げながら、焚き火と夜を満喫する。
ツマミがわりにチマチマ喰ってた団子がなくなったので。
残ったスープに、鶏モモを放り込んで煮込む。
モモ肉をそのまま煮たから、脂がハンパない。
もっとも、このときには小雨が降りだしていたから、脂っこいのは身体が温まってありがたい。
美味しく食べて、しこたま呑んで、さて、そろそろ出来上がってきたようだ。
出来上がってきた、つーか、カンペキに出来上がってる。
焚き木の燃えるペースが早く、薪を拾ったり折ったりと、思ったよりバタバタしたひとりの夜は。
ときどき思い出したように降る小雨といっしょに。
ゆっくりと過ぎていった。
二日目に続く