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大郷戸ソロキャンプ


 
 
新しく買ったテントやグリルのテストがてら、キャンプツーリングに行く。

しかも今回は二連休、時間はたっぷりとある。

どこ行こうかなと、前日から地図を眺めて悦に入るマイトガイ。



寝床でなんだかんだ、二時間以上は地図を眺めていただろうか。

房総あたりに行こうかと思い、「房総は遠い」などとmixiでつぶやくと。

狂気の天才、ろろちゃんのレスがついた。



「ボクは日曜日に、大郷戸へ行くよ」



それなら土曜日に房総、日曜に大郷戸でいいかと思った矢先。

ふと、ステキプランを思いついた、かみさん今月いっぱいは43歳。

大郷戸に荷物を置きっぱなしすれば、近所の山を空荷で走れるじゃん。



この瞬間、行き先は大郷戸に決定した。






仕事がハネた土曜の午後、大郷戸へ向けて出発。

最近、KLXでは事故率が高いから、今日も気をつけて安全に走ろう。

と思いつつ、思ったより空いてる道に、ついついアクセル開けがちになるのはいつものこと。



一時間ほど走ったら、筑波山が見えてきた。


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アベレージ約50スピード、原二にしては頑張った(´▽`)



いつもどおり、途中のスーパー「カスミ」で食糧を買ったら。

益子までのこり10~15キロくらいを、一気に走る。

大郷戸についたら、いつもの場所よりさらに奥へ登ってゆき。

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ヘリポートの上にある、東屋の前で単車を停める。

さて、それじゃあ今日は、ひとりゆっくりとソロキャンプを楽しもう。

つわけで何はともあれ、グリルを引っ張り出して焚き火の準備だ。







タダでさえ荷物の載らないKLXに、キャンプ道具を積んできた。

さらにスーパーで、酒や食料をしこたま買い込んでいる。

当然、マキや炭を買ってくる余裕はなかったので、まずは焚き木拾いをする。



林の中に入り込んで、目に付いた枯れ枝を拾い集めるのだが。

あいにく、前日に雨が降ったため、乾いた枯れ枝がなかなか見つからない。

それでも、なんとかめぼしい枝を拾い集めて、グリルのそばに積み上げる。

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圧倒的に足りないが、燃やしてみたくて仕方ないので、まずはコレでスタート。

枯れ草や細かい枝を重ね、その上に折った枯れ枝を積み上げたら。

せっかくなので着火剤は使わずに、火をつけてみる。



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あっさり燃え上がった火に満足したら、晩酌の準備に取り掛かる。



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酒はバーボン、器は今日のために100均で買った木のコップ。

アルミより、チタンより、木の口当たりがいいなと思ったのだ。

早速、カップにバーボンを注いでヒトクチ。



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そりゃあ、美味いさ(´▽`)






それから、焚き火とは別に、ガソリンストーブへ火を入れる。

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枯れ枝の焚き火では、飯を作るのに火力も持続性も足りないからだ。

枝をてんこ盛りにしてあるから、料理しようにも網が置けないしね。



んで、今日のメニューは鶏団子スープ。

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比内地鶏のスープに、鶏肉の団子を放り込んで煮込むだけ。

安く簡単で、腹もちが良くて、身体も温まるので、寒い季節にはオススメだ。

ちなみに、このほかに鶏のもも肉も用意してある。






バーボンをスコンスコン呑みながら料理を作り。

出来上がった団子スープを食べて、ひと息ついたら。

タバコの煙をくゆらしながら、のんびりと夜を楽しむ。

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こんなとき、キャンドルランタンの炎最高の演出だ。

ランタンとしての実用性はカケラもないけど。



みんなでワイワイも大好きだが、ひとりの夜も同じくらい心地いい。






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コレは虫除けに草を焼いて煙を出してるところ。






やがて、焚き木が足りなくなった。

炭と違って火持ちが悪いから、あっという間に燃え尽きる。

つわけで、すっかり陽の落ちた林の中へ、焚き木拾いに出かけるかみさん。

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途中でちょっと思いつき、カメラのシャッターを切る。

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なんで、こんなマヌケな顔で自分撮りしてるかといえば。

写真の下のほう、赤い矢印のところを見て欲しい。

右手にしっかりと、ライトが握られてるのが解るだろう?



そう、あなたのご想像のとおり。



「下から照らして、怖い画を撮ろう」としたところで、得意のうっかりシステムが発動

フラッシュのキャンセルを忘れて、ただただ、作り笑顔の自分撮りをしてしまったのだ。

真っ暗な林の中で、自分のマヌケさに照れ笑いを浮かべる43歳。






もちろん、フラッシュをキャンセルして、撮り直した。

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ホントはこんな画を撮りたかったの(´・ω・`)






とまあ、ひとりバカやって、ゲラゲラ笑いながら楽しみつつ。

メンドくせぇからぬれた枝まで構わず拾い集め。

もうもうと煙を上げながら、焚き火と夜を満喫する。



ツマミがわりにチマチマ喰ってた団子がなくなったので。

残ったスープに、鶏モモを放り込んで煮込む。

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モモ肉をそのまま煮たから、脂がハンパない。

もっとも、このときには小雨が降りだしていたから、脂っこいのは身体が温まってありがたい。

美味しく食べて、しこたま呑んで、さて、そろそろ出来上がってきたようだ。






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出来上がってきた、つーか、カンペキに出来上がってる



焚き木の燃えるペースが早く、薪を拾ったり折ったりと、思ったよりバタバタしたひとりの夜は。

ときどき思い出したように降る小雨といっしょに。

ゆっくりと過ぎていった。




二日目に続く


 
by noreturnrydeen | 2013-11-02 18:51 | ソロツーリング

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