スラップスティック・バンディッツ 榛名山賊宴会(1)

 
 
今回の山賊宴会は、榛名湖

125ccで行くにはちと遠いんだが、やっぱりKLXに乗りたい。

なので腹をくくったかみさん、下道でトコトコ、群馬県を目指すことにする。



いつもなら休日ってだけで早起きできるのに、やはり疲れていたんだろうか。

ちんたら八時すぎに目を覚まし、「寝坊だ」としょんぼり肩を落とした俺は。

さっそく着替えて荷物を持ち、駐輪場へ向かう。

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今回はオフロードフル装備



ただ、フル装備は暑いので、それなりの対策を施す。

膝プロテクタつけてるから解りづらいけど、下半身は短パンなのだ。

涼しさMAXなのに、とっても安全(´▽`)




駐輪場で、KLXに荷物を積み込む。

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125へ積むということで、今回はだいぶん荷物を減らしたんだが、それでもこの始末。

リアタイアがやけに頼りなく見える(太線重要)。

さて、それじゃあイッパツ、出かけようか。



16号から、県道17号で折れ、関宿(せきやど)方面へ。

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関宿城を眺めながら、利根川を越える。



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利根川にかかる橋。名前は知らない



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いつも混んでるのに、今日は空いてたので、ミラー越しの撮影とかして遊ぶ。

橋を渡って、道の駅「さかい」のところから、国道354で利根川沿いへ。

2~30キロ走って、板倉バイパスの途中にあるコンビニで休憩。

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一時間ちょっと走っただけなのに、もう、ケツが痛くて仕方ない

さすが、「三角木馬」の異名を持つ、前期型シートである。

XR100Mも大概ヒドかったが、こいつも中々のツワモノだ(´・ω・`)



と、携帯にマルから着信が入っていた。



かみ 「もしもし、どした?」

マル 「おめ、荷物を湖に置いたら走り行くんだべ? 俺も行く」

かみ 「いーけど、俺KLXだぞ?」

マル 「あー? 125で群馬までか? そらご苦労様」



ケラケラといいだけ笑って、ブツっと切りやがった。

すっ飛ばさない俺に用はないらしい。非道い男である。

きっとヤツには、天罰が下るだろう(太線重要)




マルゾーを罵りながら、ようやく腰を上げて走り出すマイトガイ。

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道端(写真左)に見える、「男のDVD 333円」のカンバンに笑いつつ。

354から122号経由で50号へ出たら、広い三車線国道をすっ飛ばす。

とは言え、非力な125のKLXなりにだが。



長い直線で100スピードを見るくらいで、フツーに走れば出ても90スピード

下り坂参考記録で103スピードまでは見たけど、使い物にはならない。

逆に言えば、それ以下の国道なら、充分、クルマの流れをリードできる。






やがて、大好きな曲がり道、国道353号に入る。

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そして、曲がり始めたとたん、後悔に苛(さいな)まれる43歳。


「くっそ、やっぱビューエルさんで来ればよかった!」


後悔先に立たず。

とは言え、いつまで後悔しててもアレなので、気持ちを切り替え、KLXにムチを入れる。



トップ全開から、ブレーキングと共に一速落とし、同時にバンク。

サスをフルボトムさせながら、カーブをトレース。

とたんに足回りが負けて、ひよひよと車体が踊る。

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脱出速度を稼ぐために、はるか手前からアクセル全開。

非力なエンジンの一番パワーがあるところだけを使って、速度をなるべく殺さないように。

このへんでようやく、KLXの走らせ方がわかってきた(太線重要)



途中で出てきた、BMWのF800GSあたりと、楽しく追いかけっこしながら。

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途中の道の駅へ滑り込む。

すっかり太陽も上がり、気温がぐんぐん上昇してきた。

とっとと榛名へ行って、林道散策でもしよう。



353を走り抜け、17号をまたいで、県道33号線に入る。

榛名まで30キロくれぇのところで、コンビニに入って酒を買い込む。

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ビールとツマミをリュックに入れたら、さて、もう少しだ。





そして、その時がやってきた。



空いてる道をすっ飛ばしてゆくと、榛名まであと5~10キロくれぇのトコにある峠。

狭いバカ峠なので、クルマが詰まっている。

鬱陶しいなと思いながら、はじめこそクルマの後ろを走っていたのだが。



あまりの遅さに、辛抱しきれなくなったマイトガイ。



125ccのキャパを目一杯使って、クルマを抜き始める。

「バカ峠」「125cc」「満載の荷物」「オフタイア」

コレだけそろえば、もうカンペキ。



舞台が出来上がった。



構わず突っ込んでくうちに、走り方がユリシーズっぽくなってくる。

グリップのギリまでトラクションかけ過ぎ、KLXのキャパを超えてるんだが、もちろん気づいてない

荷物の存在を忘れ、細いリアタイアを忘れ、ブロックタイアのグリップの悪さを忘れ。



よし、この一台を抜いたら、先はしばらくクリアーだ。



短い直線でワンボックスをオーバーテイクし、そのままキツい右。

速度を殺したくないから、ほとんどブレーキをかけずにカットイン。

KLXはひよひよと頼りなく踊るが、構わずべったりとフルバンク




ガガガっ!



ステップを擦った瞬間、トラクションが抜けてケツが滑り始める。

あっという間に俺を追い越してゆく、リアタイアと荷物。

そのまま車体は完全に寝っ転がり、火花を上げながら目のまえを滑ってゆく。



スリップダウンだ。



滑ってったバイクが動きを止めると同時に、こちらも跳ね起きる。

フル装備が幸いして、動けないほどの怪我はない。

とっととKLXを起こしたところに、後続車が追いついてきた。




驚きに目を見張ってるドライバーに、「片手拝み」で詫びると。

起こした車体を、道の端へ寄せる。

クルマの列が過ぎるのを待って、少し上の広い場所へ移動したら。




改めて被害の検分だ。

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ブレーキペダルと、ステップ、タンデムステップが接地してるようだが、被害は軽微

振り分けバッグが緩衝材になったのだろう。

安心したところで、右手の薬指がズキズキと痛んでるのに気づく。

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最初に接地したのだろう、グローブを外してみると、ちょっと血が出てる。

このときは、大したことないと思ったが、帰宅して確認したらちっとアレな感じ。

血腫の色とか圧痛点から、ヒビくれぇは入ってるか知れん。

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装備的には、プロテクターがハツれたのと、服の肩の部分がちょっと破れたくらい。

ま、スリップダウンだから、被害もそれほどじゃなかった。

強いて言うなら、精神的被害が大きい。



いや、コケて凹んだとかじゃなく、後続車が来たせいで、

転倒した状態で、写真を取れなかった

のが、なにより悔やまれる(´・ω・`)




イロイロとと反省しつつ、気を取り直して榛名湖へ。

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「ま、とりあえず、ひとネタできたな」

アレな独り言をつぶやいて、俺はアクセルを開けた。



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by noreturnrydeen | 2013-08-14 12:22 | エンカイ | Trackback

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