イロハとタカシ

 
 
月曜日、仕事してたらメールが二件
 
房総のイロハと、最近常連のタカシからだ。


「あ、そうか。あいつら今日、走りに行ってるんだっけ」


見てみると、予想通り「今日行きます」メール。

「んじゃ、こないだ日記に書いたラーメン屋いくべ」と快諾して、ナオミにその旨メール。

すると、「わたしソーメン食べたいから、三人で行っておいで」おっしゃる。



仕事がハネた午後七時半過ぎ、ユリシーズをすっ飛ばして帰ると。

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ちょうど、二人も到着したところだった。


かみ 「おぉ、なんだおめーら。今、来たんけ?」

イロ 「はい、ちょうど今です。いやー楽しかった」

タカ 「かみさん、俺雨男でした」


も、ってなんだ。俺は雨男じゃねぇ。



バカ言いながら家に戻り、荷物を置いて近所のラーメン屋へ。

こないだ開店したばかりの、麺屋KAZZまで歩き、テーブルに陣取る。

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俺は前回の反省を元に、ラーメンの麺やわらかめ。

タカシも俺の日記を読んだのか、同じくラーメン麺やわらかめ。

そして、何も知らないイロハは、中おちチャーシュー麺


イロ 「大盛りで!」

店員 「大盛りはないんです。替え玉でよろしくお願いします」


大盛りないのかぁ、などとブツブツ言ってたが、イロハはこのシステムに助けられたことを、この段階では気づいていない。それから、生ビールを三杯頼んで、ヤツラはツーリングの打ち上げ。俺は仕事を終えたあとの、「お疲れ様ビール」って感じで、カンパイする。


イロ 「いやー、美味い! この店のビールは最高ですね」

かみ 「ぎゃはは、店カンケーねぇ。しこたま走ってきた後なら美味めぇだろうよ」

タカ 「いや、ほんっと楽しかったっす」

かみ 「んで、どうだった? タカシ、イロハぶっちぎってきたか?」

イロ 「いや~タカシ君には参りました。超ぉつっつかれましたよ」

タカ 「あははは! カンベンしてくださいよ~」


バカ三人、ラーメン屋で絶好調の宴会。




やがて、その時が来る。


かみ 「ようイロハ、正直に言ってみろ。おめ、もてあましてるだろ?」

イロ 「食えなくはないですけど……さっきより美味しくない

タカ 「あははは!」

かみ 「だから俺ぁ、ただのラーメンにしたんだよ。替え玉、食うか?」

イロ 「要りませんよ! なんで教えてくれないんですかっ!」

タカ 「ぎゃはははっ!」


そら、そのほうが面白いからに決まってる。


一日走り倒して、疲れているのだろう。

イロハは生ビール一杯で顔を赤く染めている。

食い終わったら、コンビニへ寄り道して、酒の買出しだ。




イロハとタカシはちょこっと、俺はしこたま酒を買って戻ったら。

さあ、宴会を始めよう!

月曜だけど。

俺だけ、明日も仕事だけど(`Д´)



呑んだくれながら、イロハの近況やバカ話を聞いて笑い。

今日の走りや、単車の話になったところで、ナオミは脱落。

あとはバカ三人、単車、乗り方、構造、キャンプ、山賊話で盛り上がる。



話の合間にイロハがボケ、俺が突っ込み、タカシが爆笑。

週初めから、実に楽しい宴会だ。

ふたりを置いて俺ひとり、カンカン杯を干してゆく。



イロハがあくびをしようが、タカシが寝っ転がろうがお構いナシに。

延々としゃべり続ける、手のつけられない43歳の酔っ払い。

なんだかんだ、夜中の三時過ぎまでバカ話して過ごした。






翌朝、起きると、タカシはすでに帰っていた。

そしてイロハは熟睡している。

カギの置き場所だのを書いた置手紙を残して、俺は仕事へ。



昼過ぎ、イロハからメールが来た。

「雨が降りそうですが、洗濯物、取り込んでおきましょうか?」

「相変わらず気の回る男だなぁ」と感心しながら、お言葉に甘える。



しばらくして、仕事の手が空いた時。

イロハはもう、帰ったのかな? なんて思いながらmixiを見てみると。


「これが絶望ってやつか…駐輪場から出れねぇ」


の書き込みと共に、一葉の写真が上がっていた。











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イロハには悪いが、思いっきり爆笑してしまった。

イロハに電話してちょっと話し、再会を約して切る。

電話を切ってからも、俺は思わずニヤニヤ。



仕事が終わり家に帰ると、イロハからナオミに置手紙がしてあった。

「いつも喰い散らかしてすいません」「片付けありがとうございます」

そんな内容の手紙に、ナオミも思わずほほえんでいる。



やけに気の回る、嫌味のない、気持ちのいい男の顔を思い浮かべながら。

俺は、「イロハらしいなぁ」と、また笑ってしまった。

二日酔いが、ちょっと楽になった気がした。





イロハとタカシ/了


 
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by noreturnrydeen | 2013-08-05 12:30 | エンカイ | Trackback

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