春ツーリング 下道国道一直線(4)

 
 
一号線は、相変わらず混んでいた。

いや、混んでようが空いてようが、もう、どちらでも同じだ。

広くて曲がりのない国道に、飽き飽きしているんだから。



ガッツのないことで有名な俺は、かなり早い段階で、国道1号の全線制覇をあきらめる

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亀山あたりで25号「名阪国道」に乗って、琵琶湖や大阪市街の混雑をかわす。

全線制覇をあきらめた段階で、まっすぐな道をいつまでも走る気はない

曲がった道を探して、とっとと入り込もう。



途中でタバコを吸いながら地図を見ていると、「針テラス」の文字が目に付いた。

わこ~ちゃんがmixiでよくつぶやいてる、バイクやクルマが集合するスポットだ。

とりあえず、ココに向かってみるかと、さらに地図を見てみると。



「お、針テラスから出てる、369とか370は走った事あるぞ?」

そして、その辺のワインディングを繋いでいけば、ムラタの家に行けることも知ってる。

ならば、話はカンタンだ。





方針が決まったので、後は迷わず突っ走る。

25号をすっ飛ばして、あっという間に針テラス。

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あまりに単車が多かったので、建物からかなり離れた場所へ、ユリシーズを滑り込ませた。


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「おぉ、GT750だ! 何台もいるってことは、今日はオーナーミーティングかな?」




一服がてら、しばらく単車を眺めて楽しんだら。

さて、ようやく俺のツーリングらしく、曲がった道を走ろう!

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369号から370を南へ走ってると、やはり見覚えがある。



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青空と、山と、曲がった道。

国道イッキ走りも、ある意味では面白かったけど、やっぱり俺はコレが好きだ。


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直線や住宅区域では速度を緩め、景色を楽しんで走る。


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宇多を抜けて370から、169との併走区間を西へ。



ここでの休憩時に、チェーンの確認をした。

コンバートしてからこっち、マルやタカシと走ったときなんかも、ちょいちょい確認してた。

だが、国道一号ツーリングを始めてからは、あんましちゃんとチェックしてなかったのだ。




「大丈夫そうだな。ま、200スピードとか出しといて、いまさら大丈夫もクソも……え?

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よくみると、やたら粉が吹いてる

そして粉の成分は、どうやら鉄。つまり、チェーンかスプロケの削れが原因だ。

詳しくチェックしてみると、確かにどちらも「削れた痕」がある。



「マジか……やっぱ、アレがダメだったか」



実は出発する前に、なんとなくカラーとスプロケを入れ替え、5mmほどオフセットした。

俺は基本的に、心の声に逆らわないコトを身上としてるので、思いついたらやってみる。

それが今回、裏目に出たってだけの話だ。



「ま、ムラタんとこに着いたら、元に戻してやりゃいいか」



なんたってもう、さんざっぱらバカ飛ばししてるのだ。

今さら青い顔して嘆(なげ)いても意味はない。

たった5mmでも、これだけ弊害があることを知れたんだし、よしとしよう。



そんなことより、大好きなワインディングを楽しもうじゃないか。





つわけで、バビっと走り出すかみさん43歳。

吉野川あたりの街中や、まっすぐ道は、景色を楽しんで。

やがて24号経由で、国道310号というワインディングに入った。

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空と山とアスファルト、俺の愛するトリコロールに癒されつつ。


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わが魂のボールルーム、ツイストロードを相棒と踊る。



国道170号に出るちょっと手前。お寺の駐車場に入って休憩。

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ここでムラタに電話して、現在位置を伝えたら。

混んでるとは言え、1号には及ぶべくもない170号だけに、すり抜けは楽勝。

150スピード前後でガンガンすり抜けて、ムラタの家に到着。


ムラタは、ガレージの前で待っていてくれた。




電話やネット上では、かなりちょくちょく話してても、会うのは数年ぶり。

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久しぶりに見た大阪の弟は、相変わらずニコニコといい笑顔で、俺を迎えてくれる。



「ういーっす!」

「おう、久しぶりだな! だが、まずは単車イジリをさせろ」

「は? 壊れたの?」

「どあほう、ちょっとスプロケの位置を変えるだけだ」

……ちょっと?



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つわけで早速、作業を始めるのだが。


「スプロケ外す、デカイレンチがない……ムラタ、なんかない? ああ、ハンマーでいいや」

「むう、回り止めのネジがつかない……ムラタ、金属ヤスリない? じゃあコンクリで削れねぇかな」


ムラタに、近所まで金属ヤスリを買いに行ってもらったりしつつ、何とか作業終了。



「よし、終わった! これでカンペキだな」

「まあ、全然カンペキじゃないけどね」

「なにをう! もうカンペキに直ったんだよ!」

カンペキじゃないから、修理してんじゃん!



正論だが、おまえに言われると悔しい(´・ω・`)



とまあ、早速、大笑いしてバカやりあう。

ああ、そうだった。

ここにもひとり、朋友と呼びたい男がいたんだっけ。





終わったところで、ムラタの家に入る。

ムラタの愛妻ミサトちゃん(仮名)と、愛息のKZMに、お久しぶりのご挨拶。


「ほら、KZM。かみさんにご挨拶は?」

「かみさん、こんにちは」

「おう、こんちわ! つーかKZM、『さん』要らねぇよ。かみでいいぞ」

かみ、これ見て! 料理作ってあげるよ」

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オモチャの料理セットを持ち出して、早速、KZMはハイテンションだ。

ちなみにこの4歳児が数年前、初めて呼んだ他人の名前は、「かみ」だったりする。

実に将来有望な、期待の神童と呼べるだろう。



ムラタ家に、我が家のような図々しさでドカっと陣取り、ビールでカンパイしたら。

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ミサトちゃんが用意してくれた、晩飯をツマミに、ムラタとバカ話で笑いあう。

さんざっぱら呑んだくれ、ゴキゲンに大騒ぎし。

ミサトちゃんやKZMとも、冗談を言い合いながらゲラッゲラ笑い。



実に幸せな時間をすごしたところで。

結局、亀山までしか行けなかった、下道国道一号線ツーリングは終了。

今春のソロツーリングは、シンドかったけど、いい経験だった。



もちろん、旅はこの先も続くのだが、ココから先は、でっかいもん倶楽部の方で。




次回はリュックサック・ファイターに戻って、ムラタやフラナガンと戦う。


乞う、ご期待(´▽`)/
 
 
 
 

春ツーリング 下道国道一直線/了
文責/かみ

 
 
 
 
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by noreturnrydeen | 2013-05-03 20:28 | ソロツーリング | Trackback

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