大郷戸山賊宴会~雪のふる前に~ショートラン編

 
 
長い冬休みの終わりは、<新年最初の山賊宴会>でシメようと決めた。

いや、確かに、翌日は雨どころか雪予報だったりする。

そのうえ、こないだからの腰痛はまだじんわり尾を引いている。



だが、構うもんか。最悪、俺ひとりでもやってやるっ!



などと悲壮な覚悟を決めなくても、どうせ茨城の連中は顔を出すに決まっている。

ドイツもこいつもオランダも、普段から、

「月に一度は、山で焚き火をしながら呑まないと、どうも寿命が縮む

とか、アタマの悪いことを言ってるキチガイどもだから。




朝、恐る恐る起きてみると、腰痛はだいぶ軽減していた。

これなら行ける! 俺、やれるよ母さん!

てなわけでユリシーズに、荷物をしこたま積みこむ。

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ちなみにリアの赤いのは、荷物運び用のキャリア

翌々日から仕事なのに腰やっちゃうとヤだから。



準備が出来たら、クソ寒い中を走り出す。

今日はいつもより出発時間が早いから、筑波山を回って軽くワインディングを楽しもうか。

気のせいか、腰も治ったっぽいし(気のせいです)。



水戸街道を北上し、取手あたりで県道19号へ。

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いい具合にガラガラの道を、気持ちよくすっ飛ばし。


信号にはちょいちょい捕まりつつも、学園都市の中を走ってゆく。

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このあたりは最近の数年で開発が進んだから、きれいで気持ちのいい道が多い。

空いてる上に見通しがいいから、やっかいなデキゴトも起こりづらいのだ。


「ま、だからこそ、事故には気をつけないとなぁ」


なんて思ってたそのタイミングで。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
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事故を目撃する

国道408号にぶつかるT字路だ。


「うっわ、ぐっしゃりヤッちゃってんなぁ」

と、ヒトゴトながら軽く寒気を感じてると、「おまわりさん」がひとり近づいてくる。

なんだこのやろう、なに文句つける気だ? と構えてたら。


「オイルが流れ出してるんで、気をつけてください」


北関東のイントネーションで、むちゃくちゃニコニコしながら教えてくれた。

だから、先の表記がオマワリじゃなくて、おまわりさんになってるのだ。

ちなみに北関東弁というのは、漫才師のU字工事の話し方ね。




気を引き締めて走ってると、やがて筑波山がはっきり見えてくる。

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ま、見えるだけなら、利根川こえればケッコー見えるんだけど。



筑波山の入り口になる交差点で、すでにちょっとクルマが詰まってるのが見えた。

なので、いつもやる、<コケないオマジナイ>のコンビニ一服を入れずに登りはじめる。

すると間もなく、クルマの渋滞につかまった。



前にハーレィのサイドカーが走ってたんで、とりあえず追いついて写真。

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動力車の車種はイマイチわからなかった。

ま、カタチ的にFLHとかその辺だと思うけど。





サイドカーを眺め飽きたので、渋滞の先頭へ出て登ってゆく。

荷物を積んでいても、ユリシーズの旋回は相変わらず楽しい。

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もちろんケツが重たく重心が高くなってるから、普段のようなひらひらは望めない。

だが、単発の曲がりなら話は別。

重心の高さからくる一気の倒しこみや、「登り道+リアに荷物」ゆえの強力なトラクションが気分いい。


そして、なにより。

ステップを上げたおかげでコーナリング中に擦らない

これがデカかった。

いつものひらひら乗りより、むしろSSに近い「バンクで曲がる」感じを、久々に楽しめた。




風返し峠の頂上に到着し、

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一瞬、パープルに行きかけて思いとどまる。

せっかく積んだ荷物を解(ほど)きたくなっちゃうに決まってるからだ。

だが、山は登ったら降りなければならない。



仕方なくそのまま、例の林道みたいな道を降る。

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相変わらずジェットコースターみてぇな、急坂でせまっ苦しいレイアウト。

こんな道なので、満載の荷物や、前下がりディメンションが効いて(?)走りづらい。

ステップが高いのも、ちょっと不安に感じた。

まさに、さっきのポジがネガに裏返るカンジ。




降りきったら途中で北に折れ、笠間(岩瀬)を目指す。

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ここらは二輪禁止の道が多いので、注意して走らなければならない。

もっとも、禁止が多いってことは当然、楽しい道が多いということでもある。

等価交換ってヤツだ(違います)。




50号に出る手前あたりで、そろそろ忘れてた負債の請求が来た。

腰がジンジンし始めたのだ。

なので目に付いたコンビニへ飛び込んで休憩。

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今回は固まっちゃうこともなく、無事に降車して身体を休める。

コンビニで買ったコーヒーで、痛み止めのクスリを流し込んだら。

さて、もう少しで買い出しのスーパーだ。



50号を西に向かっていると、途中の信号でホンダのNC700Xに追いついた。

「けっこう売れてるらしいなぁ」と眺めてると、信号が青に変わる。

するとそのNCが、けっこう開け目にダッシュした。


「お、意外と速い。つーかそうか! クラッチ(操作が)ねぇんだっけ! 確かにスムーズな加速だなぁ」


もちろん付いていけないほどじゃないが、シームレスな加速は俺の想像より速かった。

なので後ろにくっついて、しばらくNCの走りを眺める。

やりあうとかじゃなく、ただ見てるのが楽しいのだ。

俺、バイクが好きだから(*´▽`*)



結局、スーパーまでの道すがら、ずっとケツにくっついてた。

まるっきしストーカー。




スーパーで、ワイン1.8リッターと梅酒1.8リッター、チーズやそのほかの食材を買い込み。

積み込んですっ飛ばせば、あっという間に大郷戸ダムだ。

そしてやっぱり思ったとおり、茨城組のふたりはすでに到着していた。

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POPOさんもよしなしも、今日はクルマで参加。

ま、明日、雨か雪だって予報だからね。

普通はそうするよね。




今回の俺の寝床は、今までと違う新アイテム。

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地面に銀マットを敷いて、その上にドッペルギャンガーのダブルレイヤーキャンピングマット

この二つで地面からの冷気をさえぎりつつ、やわらかい寝心地を作り出す。

さすがにコットは寒いんだよ、気温が零下になると。



シュラフは前回デビューのイスカのダウンプラス・ポカラ

んでカバーとシーツは、ソロでも使ってるここ数年来の相棒。

大郷戸は標高が高いわけでもないし、周りを低い山に囲まれて風も弱い。


真冬でも秩父よりは暖かい(俺認識)ので、この装備なら充分だ。




寝床を作り終えて戻ると。

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よしなしとPOPOさんが、そろって七輪に炭を熾(おこ)してる。

なので俺もガソリンバーナを組み立てて、早速、初挑戦する料理の準備に取り掛かる。

とは言え、それほど大げさなことでもない。



アルミホイルを取り出し、新しいコッヘルセットのフライパンに敷き詰め。

アホほど買ってきたワインを、ちょろっと注ぎ込んで、火にかける。

そこへたっぷりとチーズをぶち込めば、そう。

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今日の晩飯つーかツマミは、珍しくチーズフォンデュにしてみた。

バケットは買い忘れて、具はボイルえびとソーセージ。

料理と言うほどのモノでもないが、野外で食うフォンデュは予想以上に美味かった


次回はオイルフォンデュをやってみようかな。

 
 
後編へ続く






 
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by noreturnrydeen | 2013-01-12 16:18 | エンカイ | Trackback

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