冬の散歩道

 
当初は、ただ買い物に行こうと走り出したのだが。

走り出してしまえば、やっぱり楽しくなってしまうのは、もはや毎度のこと。

「買い物がすんだら、ちょっとお散歩しようかな」

そんな風に思いながら、国道464へ出て、しばらくクルマを縫いながら走る。



成田へ向かうこの道は、最近、バイパスが出来た。
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おかげでジョイフルホンダやワイルドワンが異常に近くなってしまって、嬉しいやら困ったやら。

『この道は高速道路ではありません』

てなこと書かれたカンバンを横目に、風が吹く中を気持ちよくすっ飛ばし。



ワイルドワンに到着。
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新しいコッヘルとチタンカップを買ったのだが、これは『笑ってる?』の方で。

買ったものをリュックに仕舞ったら、寒風吹きすさぶ中を走り出す。



せっかくなので、あまり知らない道を選んで走った。

もっとも、長いこと走ってるせいだろうか、テキトーに走っても東西を見失うほどではなく。

短いけど面白い曲がり道をいくつか抜けて。

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いつもの土手沿い、利根水郷ラインへ出る。



ここで一服がてら休憩しつつ、写真を撮った。

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信号待ちのドライバーが、「なんでこんなトコで写真を?」と、不審げに眺めているが気にしない。



タバコを携帯灰皿に押し込んで、晴天の下を走り出す。

土手沿いのまっすぐな道だから、曲がりを楽しむと言うより、景色や冬の冷たい空気を楽しむ。

すると、土手沿いにエスケープゾーンがあったので、停まって写真を撮る。

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別に何てことない風景なんだが、川を渡る冷たい風が、冬に走ってる感を高める。

ちょっと川を眺めたら出発。



「なはは、走り出しちゃえば、寒いけどやっぱ楽しいなぁ」

ナナメに差し込む陽光に目を細めながら、ドコドコ言う排気音をBGMにのんびりと。

今日はビューエルじゃなくて、ハーレィの気分だ。



と、公園の案内看板が出て居たので、ちょっと寄り道してみる。

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土手の向こう、川っぺりにある公園では、中学生くらいの子供たちがサッカーをやっている。

なのでなるべく離れた駐車場にユリシーズを停めた。

中学生の女の子のそばでカメラを構えるってのは、40オトコには危険すぎるのだ。



写真を撮ったり、ぼんやりとサッカーを眺めたりしてると、やはり寒さが沁みてくる。

「寒いし、帰るかなぁ……あ、そうだ! あっこだよ! あっこ行かなきゃ、かみ君!」

思いついちゃったので、とっとと走り出す。

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土手下をすっ飛ばし、途中で土手を越えて水郷道路へもどったら。

あとは一気に走って、目的の場所へ。



久しぶりに、フラットダートへやってきたマイトガイ。

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「ステップ換えてから、走ってないもんなぁ」

ま、冷静に考えたら別に走らんでもいいのだが、せっかくだからどんなもんか試したい。



「ひゃっはー! ひっさしぶりのダートランだぜ!」


大騒ぎしながら、フラットダートへアプローチ。

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で、問題の<ステップが高くなった影響>は……

そんなに違わないかな。

いや、確かに走りづらいといえば低いよりは走りづらいが、ハンドルも高いし重心も低いし、なにより元々のユリシーズが『フラットダート最速』とは言いつつ、見た目ほどオフの得意な子でもないから、ステップの影響なんて高が知れてるようだ。

「あんだ、案外いけるじゃん」

構えてた分、拍子抜けしながら、ダートランを楽しむ。



やがてダートが尽きたので、そのまま帰路につく。

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とは言え、国道6号線はそこそこ混んでるから、テキトーに裏道へ入り込み。

いつものように迷子になるのを楽しみつつ、ちんたら走る。

やがて自宅近くで6号に出たら、あとは一気にすり抜けてすっ飛ばした。




帰ってきて、駐輪場に止めた愛機を、改めて眺める。

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お世辞にもスタイリッシュな単車ではないし、前下がりでディメンションも狂ってる。

おまけにアチコチ傷だらけだし、足回りはドロだらけだし、経年以上のヤレ方だ。

だけど可動部分はマメにメンテナンスして、消耗品も早め早めに取り替えてる。



そうやって可愛がってるうちに、最近ようやく。

本当にようやく、「思ったように走れる」と思えるようになってきた。



動いて曲がってくれるウチは、やれる限りの面倒を見ながら。

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こいつと一緒に、どこまでも走っていこう。



そんな風に思った、冬の寒い午後だった。









冬の散歩道/了
文責/かみ

 
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by noreturnrydeen | 2012-12-26 17:35 | ソロツーリング | Trackback

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