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星空の山賊たち(その一)

 
さて、毎度おなじみ山賊宴会だが。

ここんとこ俺の課題は、野宿ツーリングの荷物を減らすこと。
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なので、振り分けバッグをバラして、ひとつに詰め込んでみた。

「リュック持ってくくらいなら、振り分けバッグ二つでいいじゃん」

と思うかもしれないが、リュックはまた別の使いでがあるので、同じバッグふたつよりは何かと都合がいいのだ。んでまあ、努力の甲斐あって、荷物はずいぶん少なくなったのだが、リアシートに積むせいで重心が高くなってしまった。

「ま、そこは仕方ないか」

あきらめて土曜の仕事へ。



しかし、やっぱり途中で車体の動きが気になったので、

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仕事が終わって出発する前に、荷物を積み替えてみる。

コット(キャンプベッド)の位置を下げたら、だいぶん自然な動きになった。

さて、それじゃあ出発しようか。

 

国道6号線を、するすると北上。
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「青空は気持ちいいが、雲の低いのがちょっと気になるなぁ」

と、思うや否や。

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暗雲が立ち込め、あたりが暗くなる。



やがて。

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降ってきた。

通りがかりのコンビニで雨宿りしながら、『どしゃ降り具合』をミクシィでつぶやくと。

「やっぱりてめぇが雨男なんじゃねぇか」と、いいだけ叩かれる。

さすがに最近、自分でも晴れ男だとは思えなくなってきた。

いつの間に、こんなコトになってしまったんだろう(´・ω・`)

 


タバコ吸ってるうちに雨が上がった。

なのでさっそく、青空の下を走り出す。

と、冗談みたいに雨雲がわいて、またどしゃ降ってくる。

「上下オフロードジャージだし、もういいや。このまま濡れて走ろう」

あきらめて国道を走ってると、急な雨のせいだろう、えらいイキオイで渋滞が始まる。ただでさえ見えづらい雨の中、すり抜けで事故ってもバカバカしいので、途中のインターからとっとと高速へ。

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ざんざん降りの中を100から120スピードで流す。

それ以上だと、雨が身体にぶつかって痛いのだ。

「高速用のスクリーンを着けてくれば良かったなぁ」

とブーたれつつ、天気に文句を言っても仕方ないので、ちょっと視点を変えてやることにする。「まあ、コレはコレで、ライトケースの撥水テストになるからいいか」つー具合に、気持ちを切り替えて走るマイトガイ。

ちなみにケースはまったく問題なし。やるじゃん俺。


 
高速を降りたあたりで、青空が見え始めた。
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あとは国道を、那珂川に沿って北上してゆくだけだ。


やがて雨はすっかり上がり、強い日差しが道路を乾かす。
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道の駅『かつら』までは、あとすこし。

 


ようやく到着し、道の駅へ入ると、驚くほど混んでる。

いつもの場所には、ファミリーが列を成して難民キャンプ状態だ。もっとも、そのコトはろろちゃんのつぶやきですでに知っていたので、そのまま駐車場の奥へ進んでゆく。すると、駐車場の端っこに、ろろちゃんのBMWが停まっていた。

単車を横に入れて、荷物を降ろそうとすると、よしなしとろろちゃんが顔を見せる。

「かみさん、買い出しは行ってきたのかい?」

「あ、まだだ。んじゃ、ちょっくら買い出しに行ってくるわ」

つわけで、すぐそばのコンビニへ。




酒や食い物を買い込んで店を出ると、ユリシーズにベタづけで停めてる単車。

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朋友マルのセカンドバイク、FTRだ。

ニヤっと笑って店内へ戻ると、買い物をしてるマルゾーを発見。

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胸に、『スカっとさわやかコカコーラ』の文字。

サワヤカさなど微塵も感じられない、中年男のツッコミ待ち。



突っ込むとクセになるから、甘やかさず、スカっとサワヤカにスルーして。

「とっとと単車うごかせ。出られん」

つってると、ろろちゃんも買い出しに来ていた。

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レジのおねぇさんの表情が硬いのも、まあ無理はない。

俺だったら、『警報』を鳴らして『カラーボール』ぶつけてるからね、確実に。

 


買い出しを終えて川原に戻る。

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俺が、「ここらは奥にいる人たちの通り道になりそうだなぁ」つーと。

「そんじゃ俺が、いい場所を見つけてくる」

FTRに乗ったマル、しばらく川原を徘徊してもどってきた。

「おう、山賊向きのいい場所があるぞ」

「マルの言うことなんぞアテにならん」と思いながら、降ろしてしまった荷物を積み直して、『山賊向きの場所』とやらへ移動する。すると、そこへ到着するまでがひと苦労。ただでさえ石だらけの川原なのに、途中がわだちで思いっきり荒れてるじゃないか。

ユリシーズにとっては、ちょっとしたセクションだ。



中途半端なカッコで走ってきた俺は、マルに向かって悪口雑言を浴びせる。

「おめ、こんなトコ走らすんじゃねぇよ! 怖ぇだろ!」

「あん? ユリシーズはオフロードバイクなんだろ?」

「バカヤロウ! 違げぇよ! エセオフローダーだっ!」

哀しい事実を叫びながら到着。

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すでにジャージのスソを外して短パン仕様にしてたから、ちょっと怖かった。



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『山賊向き』ポイントに集結。

マルの見つけた場所は川原の奥の方で、三方を茂みに囲まれている。

そのため、外から直接見られることがないのだ。いや、山賊連中は見られたって気にしないだろうが、他のファミリーキャンパーたちが、『ガラの悪いのを見て、嫌な気持ちにならない』って意味では、確かに俺ら向きの場所だ。

「お、いい場所じゃねぇか。マルのくせにやるな」

つわけでガシガシ荷物を降ろし、コットを組み立てる



空はすっかり晴れて、この段階でもう汗だくだ。


 
ファイル2へ続く


 
 
 

 
 
 
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by noreturnrydeen | 2012-09-15 21:06 | エンカイ | Trackback

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