ボブさんろろちゃん銀星
2007年 10月 18日
お疲れ気味ローテンションもなんのその、ボブさんからの電話が鳴った瞬間、俺の心のエンジンに火が入る。宴の時がくれば、身体がだるいも何かがかみ合わないもクソもないわけで、アイドリング飛び越して一気に全開モード。焼き付いちゃうぜってくらい、出端(でばな)から全開。
ハヤブサでやってきたボブさん、俺の顔を見るなり、ニヤニヤしながら
「いいから、とりあえずクラッチ握ってみ」
まだ納車してないから、クラッチの重さなんて比べようがな……な……
「なにこれっ! ボブさん、エア喰ってるよ、エアっ!」
もちろん、プロフェッショナルのボブさんの単車が、エアなんぞ喰ってるわきゃないわけで、純粋にブレンボのラジアルマウントクラッチキャリパーの成せる業なんだが。いや、ホント真剣にビビった。マジで軽いなんてもんじゃない。ウルトラフェザータッチ。大げさじゃなく、指一本で切れる。
「俺が、ニッシン買うなって言ったわけがわかっただろ?」
すげぇすげぇと騒ぎながら、俺はぶんぶんと首を縦に振った。ブレンボ、買っちゃいそうな模様。
ブレンボの衝撃も覚めやらぬまま、ボブさんとAちゃんを家に連れ込む。
N込み四人で、とりあえずビールで乾杯すれば、そこはもう楽園。
NがAちゃんの単車を見に(跨ぎに)行ってるあいだに、俺は早くも一本目のビールを干し、二本目に突入。ボブさんは前回同様、一本だけ飲んで充分に覚ましてから帰る段取り。この人、すげぇところがたくさんあるんだが、なによりすげェと思うのが、この自制心だ。だって一本だよ、一本?
俺とかNEKOさんには、死んでも出来ない芸当。
さすがに房総一周してきたボブさんはお疲れのようだった。もちろん、そんなことにはお構いなく、俺はハイテンションで飲んだくれてたけど。んで色んな面白い話、特にNEKOさんの武勇伝聞かせてもらって、ゲラゲラと笑いっぱなしだ。生(いき)ビールバンザイ。
楽しく酔っ払っている(主に俺)と、やがてキチguyどもが、続けてやってくる。
ろろちゃん&銀星。
Nもワインでご機嫌。
ろろ&銀は『お泊り組』なので、盛大に呑んだくれる。ろろちゃんは大好きなキューバ・リバー(ラムコーク)。銀星はなんだっけ? 俺はもう、これよりかなり前の段階ですでに、ビールからワインへ移行し、絶好調の全開に酔っ払ってたから、覚えてないや。
やがて夜も更け、ボブさんとAちゃんは帰っていった。
気をつけてといいながら、『何で帰るんだろう?』と言う思いが浮かんでくる。ボブさんやAちゃんが行ってしまうのが、ひどく理不尽に思えて仕方ないのだ。どう考えても、理不尽なのは俺の言い分なんだけど。さみしくなっちゃうんだよね。
とりあえず、ふたりとはまた近いうちに再会したいものだ。つーかする。
んで、そっからまたガン呑み。
はい、泥酔者一名確保。応援よろしくお願いしますオーバー。
アホなポーズ決めてる(踊ってる?)段階で、相当に楽しいらしいのは間違いない模様。つーか、いつの間に人のカメラでこんなもん撮ってるんだおまえら。さっき確認して、びっくりしたつーの。ま、撮られたことを覚えてない俺にびっくりだって話も、あるにはある。
毎度の話だ。
ろろちゃんマターリモード。銀星は栄養補給モード。独り暮らしだし、しっかり喰っとかねーとな。
んで日付が変わった頃、俺が真っ先にダウン。
朝起きてろろちゃんに聞いた話では、銀星のバカ、結局、一睡もしないで帰ったらしい。ひとえに我が家のマンガ棚の威力。ず~っとマンガ読んで起きてたらしい。何回かウチに来たやつは、大抵、この棚の力にひれ伏す。まさに魔の棚。
平たく言うと、だいたいハマって夜明かしするのだ。
明けて今日、10月18日(木)
朝起きると、居間にろろちゃんがちょこんと座ってPCやってた。なんか動物みたいでヤケに可愛らしいのが笑えた。う~ん失敗した、写真撮ればよかったな。いやいや、まてまて、これ以上ろろちゃん人気を上げるような行為に、俺が加担する必要ないか。
女性陣にはやたら人気あるしね、この男(ひがみはやめましょう)。
朝イチ、せっかくなので、16号までの短い間だが、ろろちゃんと並んで走ることにする。
ナビを取り付けて、風返しへ行こうとするろろちゃん。結局、日立まで行ったらしい。
海賊みたいなくせに、なんであんなにモテるんだろう(だから、ひがむのはやめましょう)。
三倍仕様のM109Rを並べてみた。やっぱ赤、最強。
赤マルキュー二台と、怪しげな海賊。ま、俺も人のコトいえた義理じゃねぇんだけど。つーか、ろろはんは、なんで京都弁。ろろちゃんはホント俺と似たようなセンスだ。ショウエイのヴァイルスとか、カドヤのバンテージグローブとか、俺もずっと使ってたよ。イカついの好きだねぇ、お互い。
16号の入り口で、俺たちは二手に分かれて走り出す。
俺は職場へ、ろろちゃんはソロツーへ。
みんな、また飲もうぜ!