24th Crazy marmalade でっかいもん倶楽部 in 筑波(前編)
2007年 06月 20日
さて、ようやく走りにいける。しかも、久々にマルゾーと峠だ。
ワクワクの俺は、仕事が終わるや否や、自宅に戻りフルフェイスとサマージャケットを身に着ける。半ヘル、サングラスにタンクトップじゃ、マルとやり合うのはしんどいからだ。キチガイじみてクソ暑いなかを、ウインドシールドのテストも兼ねて常磐道で筑波へ。
柏から乗り、前が開けた瞬間、アクセルをワイドオープン。
気持ちよく車速が乗ってゆくが、マンタのおかげで胸元から下には、ほとんど風が来ない。え? なに? マンタってなんだって? あんた何言ってんだ? マンタは、マンタだよ。マンタ・レイ。オニイトマキエイのことに決まってるじゃないか。まったく。
ほらね?(ほらねじゃありません)
で、そのマンタ・スクリーンなんだが。
いやぁ、ヤツの力をカンペキにナメてた。もね、結構前から目をつけてたのに「何でもっと早く買って、さっさと取り付けなかったんだ」って、自分を責めたいね。マジでいいよ、コレ。さすがオニイトマキエイ。サメの仲間だってだけのことはあるよ、ホント。
タコメータを眺めながら、7000rpmくらいで調子よくシフトアップしつづけ、「お、いいな。すげぇ楽勝で走れるぞ。ところで、いまナンボだ?」ってメータ見たら200オーバー。今までしがみついてたのがバカバカしくなるくらい、あっけなく200オーバー。
ウルトラ拍子抜け。
思うに、世のSSだのハイスピードツアラーだの乗ってる人間ってのは、甘やかされてるねつー話だよ、俺に言わせれば。マンタでコレなら、ブラックバードだのハヤブサだのフルカヴァードのバイクなんて、500くらい楽勝だよ、いやマジで(確実に無理です)。
んで、マンタのインプレ。
変にアタマが持ち上げられたりとか、巻き込みとかも皆無。常磐道がかなり風が強かったので、200ちょぼちょぼくらいしか出してないが、風が弱ければ230まで一気に行けるだろう。横風や200オーバーでハンドルが取られるとかもなかった。マンタ最高!
あんまり最高すぎるので、カットするのはやめた。万が一カットしたことで変な風の巻き込みだの妙な挙動が出てもヤだし。その前にカットしたらマンタじゃなくなるから、ちょっと悲しい気持ちになりそうだし。うん、かみくんわりとマンタに夢中。
でまあ、結局いつもより20分ほど短縮できて、40分で筑波に到着。
風返しの上では、ZとN、それにhostが待っていた。来るって話を聞いてなかったのでびっくりしたが、ZにKSR借りたりhostにR1-Z借りたりして、風返しで遊んだ。いや、M109Rでももちろん走ったけど、あまりにしんどくて、二往復でギブアップした。こ~の鈍牛めが。
てな調子で、しばらく遊んでたのだが、マルがこない。
そのうちhostが、用事があるのと言うことで帰る。やつを見送ってしばらく駄弁っていたが、あまりに暑いので上の休憩所に移ることにした。休憩所の駐車場で会ったスポーツスター乗りのお兄ちゃんと喋っていると、俺の携帯がテンテロリンと鳴る。クソマルだ。
「んだよ、おめーら。どこにいるんだ?」
「上にいる。早く来い」
ほどなく、マルゾー登場。
「あんだおめ、遅かったな? 嫁に捕まってたのか?」
「いや、白いオートバイのヒトに捕まってた」
嫁よりタチが悪い。
話を聞いてみると、国道を200くらいでぶっ飛ばしてて、後ろに赤いのが光ったので減速。白いオートバイが追ってきたらしい。もちろん計測できてないだろうことを充分わかってたマルゾーは、しばらく停まらずに走った。やがて停まると、白いヒトは開口一番。
「いくらなんでも飛ばしすぎだよー」
と半泣きのような顔で答えそうだ。そりゃ、見つけたと思って赤灯回したら、すでに500メータか一キロくらい先にいるんだから、半泣きにもなるって話だ。んで、切符切れない代わりに、お話の時間があったと言うことらしい。白いヒトの、せめてもの抗議だろう。
バカだね、ホント。
や、どっちも。
んで、休憩所の日陰で、しばらくお休み。
奥からNのマグナ250、マルのクジラ、俺のマンタ。
一年で一番、陽が長い時期だ。暑いから、もう少し陽が傾いてから走ろう。
なんて駄弁ってたんだが。
じっとしてられないバカ一匹。
バカらしく、バカをはじめる。
そのうち、『暑くて休んでる』ってことを失念しはじめた俺ら。
フリークライミングに挑戦。
俺とZは、見事、登攀に成功するも、マルゾーあえなく失敗。残念ながらマルは、雪山に大きく口を開けたクレバスの中に消えていった。200万年くらいしたら、マンモスの氷漬けといっしょに発見されるかもしれない。そのころはきっと、バイクなくなってるだろう。
ざまみれ。
後半に続く